JP2017209145A - 消火栓装置、消火器箱 - Google Patents

消火栓装置、消火器箱 Download PDF

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Abstract

【課題】消火栓装置を監視員通路内に埋め込むようにして設置した場合において、消火ホースや消火器の取り出しに支障が生ずることなく迅速な消火活動ができる消火栓装置及び消火器箱を得る。【解決手段】本発明に係る消火栓装置1は、トンネル内の車道35の路肩に構築された監視員通路33に設けられた設置用空間内に設置されるものであって、ホース3を収納するホース収納部5を内蔵する箱形の筐体7を備え、筐体7は、監視員通路33の路面として供用できる天板部9と天板部9の下方の本体部11とを有し、天板部9は、後辺側を回動軸として回動可能な天板部扉体13を備えて構成され、本体部11は前面側に下降式のスライド扉体23を備えて構成され、天板部扉体13は、天板部扉体13を閉止状態にしたときに閉扉状態のスライド扉体23に係止してスライド扉体23の閉扉状態を保持できる係止片21を有するものである。【選択図】 図1

Description

本発明は、トンネル等に設置される消火栓装置及び消火器箱に関する。
トンネル等に設置される消火栓装置は、例えば特許文献1に開示されたように、消火栓本体を「トンネル壁面に形成された箱抜き部分」に設置していた。
しかしながら、最近の大口径のトンネルはシールド工法によって構築されることが多く、この場合、トンネルの壁面がトンネルの掘削と同時に鋼製のセグメントで構築されるため、特許文献1に開示されているような箱抜きをすることができない。
そのため、消火栓装置の本体の設置場所として、トンネル壁面ではなく、監視員通路内に埋め込むことが考えられ、このような態様のものとして特許文献2に開示されたトンネル用消火栓装置がある。
特許文献2に開示のものは、「トンネル側壁の路肩に沿って所定の高さに構築された監視員通路を備えたトンネルに設置されるトンネル用消火栓装置に於いて、前記監視員通路の路面側の側壁を装置前面として監視員通路の下部の空間に本体を収納したことを特徴とするトンネル用消火栓装置。」(特許文献2の請求項1参照)である。
特開2015−44039号公報 特開2001−9053号公報
特許文献2に開示のものは、本体内に引き出し可能に設けたトレイにホースリールや消火器を収納し、前記トレイを前面側に引き出すようにしている。そのため、消火栓装置の前面側にはトレイを引き出すための空間が必要となる。
しかしながら、消火栓装置の前面側は、車道に近く、事故車等が消火栓装置の前面側にあることも考えられ、消火栓装置の前面にはほとんど空間がないことも考えられる。そのため、消火活動を迅速に行えないことが想定される。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、消火栓装置を監視員通路内に埋め込むようにして設置した場合において、消火ホースや消火器の取り出しに支障が生ずることなく迅速な消火活動ができる消火栓装置及び消火器箱を得ることを目的としている。
(1)本発明に係る消火栓装置は、トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置されるものであって、
ホースを収納するホース収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、前記天板部は、後辺側を回動軸として回動可能な天板部扉体を備えて構成され、前記本体部は、前面側に下降式のスライド扉体を備えて構成され、前記天板部扉体は、該天板部扉体を閉扉状態にしたときに閉扉状態の前記スライド扉体に係止してスライド扉体の閉扉状態を保持できる係止片を有することを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記本体部は前記ホース収納部の上方に延出する延出部を有し、該延出部は前記ホース収納部よりも奥行き方向の距離が短く設定され、該延出部の上部に前記天板部が設けられると共に該天板部の下面側に消火ノズルを保持するノズルホルダ及び又は消火栓弁を開弁操作する操作レバーが設けられていることを特徴とするものである。
(3)また、トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される消火栓装置であって、
ホースを収納するホース収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、前記本体部は前記ホース収納部の上方に延出する延出部を有し、該延出部は前記ホース収納部よりも奥行き方向の距離が短く設定され、該延出部の上部に前記天板部が設けられていることを特徴とするものである。
(4)また、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のものにおいて、前記本体部は、消火器を収納する消火器収納部を有することを特徴とするものである。
(5)本発明に係る消火器箱は、トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される消火器箱であって、
消火器を収納する消火器収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、前記天板部は、後辺側を回動軸として回動可能な天板部扉体を備えて構成され、前記本体部は、前面側に下降式のスライド扉体を備えて構成され、前記天板部扉体は、該天板部扉体を閉扉状態にしたときに閉扉状態の前記スライド扉体に係止してスライド扉体の閉扉状態を保持できる係止片を有することを特徴とするものである。
本発明に係る消火栓装置は、ホースを収納するホース収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、前記天板部は、後辺側を回動軸として回動可能な天板部扉体を備えて構成され、前記本体部は、前面側に下降式のスライド扉体を備えて構成され、前記天板部扉体は、該天板部扉体を閉扉状態にしたときに閉扉状態の前記スライド扉体に係止してスライド扉体の閉扉状態を保持できる係止片を有することにより、係止片のスライド扉体に対する係止を外して天板部扉体を開扉すると、本体部の上面側と前面側が開放状態になる。これにより、消火栓装置をトンネル内の監視員通路に埋め込むようにして設置した場合において、消火栓装置の前面側に事故車等があり消火栓装置の前面側からの操作ができないような場合であっても、天板部扉体の開扉操作をするだけで、消火栓装置の上面側からホースの取り出しが可能になるので迅速な消火活動ができる。
本発明の実施の形態1に係る消火栓装置の斜視図である。 図1に示した消火栓装置の天板部扉体及びスライド扉体を開扉した状態の斜視図である。 図1に示した消火栓装置の内部構造を説明する閉扉状態の断面図である。 図1に示した消火栓装置の内部構造を説明する開扉状態の断面図である。 図1に示した消火栓装置を監視員通路に設けられる設置用空間に設置し、かつ閉扉状態の斜視図である。 図1に示した消火栓装置を監視員通路に設けられる設置用空間に設置した状態の断面図である。 図1に示した消火栓装置を監視員通路に設けられる設置用空間に設置し、かつ開扉状態の斜視図である。
本実施の形態では、前面側、背面側、上面側、下面側等の方向は、消火栓装置1の設置状態においてスライド扉23を正面視したときの方向のことである。
本実施の形態の消火栓装置1は、図1、図2に示すように、トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置されるものであって、ホース3を収納するホース収納部5を内蔵する箱形の筐体7を備えており、筐体7は、監視員通路の路面として供用できる天板部9と天板部9の下方の本体部11とを有している。
<天板部>
天板部9は、後辺(背面側の辺)側を回動軸として回動可能な天板部扉体13で構成されている。天板部扉体13の閉止状態における下面側には、消火ノズル15を保持するノズルホルダ17及び消火栓弁(図示なし)を開弁操作する操作レバー19が設けられている。天板部扉体13は、図2に示すように、略90°回動して開扉した状態で保持されるように構成されている。
本実施の形態のノズルホルダ17は、図2に示すように、天板部扉体13に吊下げ支持された線材からなり、下部に消火ノズル15を保持するフック形状の保持部17aを有している(図2参照)。ノズルホルダ17により、後述する延出部11aに消火ノズル15が位置する。
なお、本実施の形態では、天板部扉体13にノズルホルダ17や操作レバー19を取り付けたので、天板部扉体13を略90°開扉した状態で保持できるようにしたが、ノズルホルダ17や操作レバー19を本体部11側、例えば後述の延出部11aの背面に取り付けるようにすれば、天板部扉体13は開扉時に180°回動できるようにしてもよい。
天板部扉体13の前辺(前面側の辺)には、後述のスライド扉体23の上部扉体29に係止する係止片21が設けられている(図3参照)。係止片21は、天板部扉体13に固定されており、天板部扉体13を回動した際に、図3の最上部の拡大図に示す黒塗り矢印の方向に天板部扉体13と共に移動する。
なお、係止片部21を天板部扉体13に例えば蝶番のようなもので回動可能に取り付けて、天板部扉体13とは独立して、上記の黒塗り矢印の方向に回動できるようにしてもよい。この場合において、係止片部21が天板部扉体13に対して180°まで回動できるようにすれば、天板部扉体13を180°回転できる構成にした場合において、天板部扉体13を180°回動して開扉した状態で、係止片部21が起立することなく、安全である。
なお、本実施の形態の天板部扉体13は、天板部9の全体を構成するものであるが、天板部9の両側辺部及び後辺部に枠部を設け、天板部扉体13は、この枠部に囲まれた開口部を開閉可能に覆うようにしてもよい。
<本体部>
本体部11には、図1、図2に示すように、ホース収納部5から上方に延出すると共に奥行きがホース収納部5よりも狭くなった延出部11aが設けられており、この奥行きが狭くなった延出部11aの上部に天板部9が設けられている。したがって、天板部9の奥行き方向の距離は短く設定され、天板部扉体13が小さくなっているので、天板部扉体13の開閉操作を簡単に行うことができる。
また、上述したように天板部扉体13の下面側から吊り下げられ、延出部11aの背面側に位置するようにノズルホルダ17が設けられ、また、天板部扉体13の下面(内壁)に操作レバー19が設けられているが、図2に示すように、天板部扉体13の奥行き方向の距離を短くすることで、天板部扉体13を開扉したときに、ノズルホルダ17及び操作レバー19が本体部11の近くに配置されるようになり、操作等がやり易くなっている。
本体部11の前面側は下降式のスライド扉体23によって構成されている。このスライド扉体23について図3に基づいて詳細に説明する。
スライド扉体23は、図3に示すように、最下部の固定された下部扉体25と、下部扉体25の上方であって、下部扉体25の前側に配置されて下降可能な中間扉体27と、中間扉体27の上方であって中間扉体27の前側に配置されて下降可能な上部扉体29の3枚の扉体で構成されている。
下部扉体25は、矩形の板状体からなり、本体部11の前面側の下部を塞ぐものである。下部扉体25の上辺には、図3に示すように、断面T字状の係止部25aが設けられている。
中間扉体27は、下部扉体25と同様に矩形状の板状体からなり、上辺部には略矩形状の矩形片部27aが設けられ、下辺部には内方側に水平に屈曲された屈曲片部27bが設けられる。屈曲片部27bの長さの分だけ、中間扉体27は下部扉体25より前面側に位置している。なお、図3に示すように、中間扉体27の屈曲片部27bと下扉体25の係止部25aとの間には、隙間Sが形成されており、この隙間Sの距離だけ中間扉体27は上方に移動可能になっている。
上部扉体29は、中間扉体27と同じ形状であり、上辺部には略矩形状の矩形片部29aが設けられ、下辺部には内方側に水平に屈曲された屈曲片部29bが設けられている。屈曲片部29bの長さの分だけ、上部扉体29は中間扉体27より前面側に位置している。なお、上部扉体29は閉扉する際に上方に引き上げるため、正面側に把手を設けるのが好ましい。
また、筐体7の両側面の前面部側が内側方向に折り曲げられており、その折り曲げられた部位の背面側に上部扉体29、中間扉体27及び下部扉体25が配置されている。従って、該折り曲げられた部位がガイドとなり、上部扉体29は中間扉体27から外れることなく、また中間扉体27は下部扉体25から外れることなく、上部扉体29及び中間扉体27が摺動する。
なお、前記折り曲げられた部位の幅を広く設定し、そこに赤色表示灯、非常時を監視員に知らせるための非常ボタン、該非常ボタンを押したときに点灯する非常ランプ等を設けても良い。
上記のように構成されたスライド扉体23の開閉動作について説明する。スライド扉体23が閉じた状態では、図1、図3に示すように、上部扉体29は、上辺部の矩形片部29aが天板部扉体13の係止片21に係止することで、天板部扉体13に吊下げ状態で支持されている。このとき、係止片21には、上部扉体29及び中間扉体27の自重が作用し、これによって天板部扉体13は閉扉状態が保持される。
中間扉体27は、上辺部の矩形片部27aが上部扉体29の下辺部の屈曲片部29bに係止することで、上部扉体29に吊下げ状態で支持されている。このように、上部扉体29が天板部扉体13に吊下げ支持され、中間扉体27が上部扉体29に吊下げ支持されることで、スライド扉体23は閉止状態となって本体部11の前面側を塞いでいる。
天板部扉体13を回動すると(図3の黒塗り矢印参照)、上部扉体29は係止片21によって引き上げられるような力を受ける。仮に、上部扉体29が上方に移動できなければ、係止片21が上部扉体29に係止したままで、天板部扉体13を回動することができない。
しかし、上述したように、上部扉体29には中間扉体27が吊下げられており、中間扉体27は上述した隙間Sの分だけ上方に移動可能であるため、上部扉体29も上方に移動可能であり、上部扉体29は引上げ力を受けると上方に移動できる。そのため、天板部扉体13は、上部扉体29を引上げながら回動することができ、ある程度回動すると、係止片21の上部扉体29への係止が外れ、上部扉体29は自然落下して下降する。上部扉体29が下降すると、中間扉体27を支持するものがなくなるので、中間扉体27も自然落下して下降する。上部扉体29及び中間扉体27が下降すると、図2、4に示すように、3枚の扉体は前後に重なるようにして本体部11の前面側の下部に保持される。
次に、上記のように構成された本実施の形態の消火栓装置1を、トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置した状態について図5〜図7に基づいて説明する。
図5〜図7において、31はトンネル壁面、33は監視員通路、35は車道である。
監視員通路33の路面は、車道幅方向に車道35側が低くなるような傾斜面となっている。この傾斜面の勾配は、排水勾配と呼ばれ、傾斜角度は2.0%程度である。なお、2.0%の傾斜とは、100cmで2.0cmの高低差が生ずるような傾斜をいう。
監視員通路33の設置用空間内に設置した状態で、図5、図6に示すように、天板部9を構成する天板部扉体13の奥行きが小さいので、監視員通路33の路面の奥行き方向における前端側のごく一部を占めるだけである。このため、天板部扉体13を監視員通路33の路面の一部として供用したとしても、天板部扉体13の部分を人が通行することがないので、天板部扉体13の強度は人が通行できる強度を有することが必須とはならない。もっとも、天板部扉体13の強度を高強度にして人の通行に耐え得るものにするほうが好ましいが、強度を持たせる場合でも天板部扉体13は奥行きが短いので、奥行きが長い場合に比較して例えば板厚を薄く出来る等のメリットがあり、コストが大幅に上昇することもなく有利である。
上述のように、監視員通路33には排水勾配が設けられているため、消火栓装置1を設置用空間内に設置した状態で天板部扉体13が監視員通路33と面一になるように、天板部扉体13を本体部11に対して傾斜させて設置するのが好ましい。もっとも、天板部扉体13の奥行き方向の距離が短いことから、天板部扉体13は排水勾配と同様の傾斜を設けなくてもよい。
天板部扉体13を開扉するために係止片21を回動すると、上述した作用により、本体部11の前面側のスライド扉体23も同時に開扉して、図7に示すように、本体部11の前面側と上部側の両方が開放状態となる。したがって、消火活動を行う者は、本体部11の内部機器、例えば消火ノズル15や操作レバー19等に対して本体部11の前面側と上部側の両方からアプローチすることができるので、例えば本体部11の前面側に事故車等があって前面側からのアプローチができない場合であっても、上部側からアプローチして迅速な消火活動ができる。
また、前述したように、消火ノズル15を保持するノズルホルダ17と、操作レバー19が天板部扉体13に設けられているので、天板部扉体13を開扉したときに、図7に示すように、本体部11の前面側及び上面側のいずれの側からも簡単に操作が可能であり、この点でも迅速な消火活動が可能になっている。
なお、天板部扉体13は、開扉する回動方向に付勢するスプリング付き蝶番のような弾性部材を備えても良く、その場合、天板部扉13を軽い力で開扉できるので、より迅速な消火活動ができる。
また、スライド扉23は、上部扉体29、中間扉体27及び下部扉体25が設けられるものとして説明したが、スライド扉23は少なくとも2枚以上、つまり複数枚あれば良い。即ち、スライド扉23は、上部扉体29及び下部扉体25のみの2枚でも良く、中間扉体27を複数枚設けても良い。
また、延出部11aはホース収納部5と幅が同じもの(両側面が同一である)として説明したが、延出部11aはホース収納部5の幅より狭くしても良い。その場合、天板部扉13も小さくなるので、天板部扉13が軽量になり、操作が容易になる。また、天板部扉13の強度の面からも好ましい。
また、消火栓装置1の前面部を全てスライド扉23にせず、一部のみをスライド扉23にしても良く、消火栓装置1の上面部を全て天板部扉13にせず、一部のみを天板部扉13にしても良い。そうすることで、消火栓装置1の前面部におけるスライド扉23以外の部分や、上面部における天板部扉13以外の部分に、赤色表示灯、非常ボタン、該非常ランプ等を設けることができる。
なお、上記の実施の形態では、本体部11がホース3のみを収容するものであったが、本発明はこれに限られず、ホース3に加えて消火器を収納する消火器収納部を有するものも含む。
また、上記の実施の形態の消火栓装置1はスライド扉体23を備えるものであったが、スライド扉体23を備えていなくても、消火栓装置の筐体が、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、前記本体部は前記ホース収納部の上方に延出する延出部を有し、該延出部は前記ホース収納部よりも奥行き方向の距離が短く設定され、該延出部の上部に前記天板部が設けられているという構成を備えておれば、上記の実施の形態で説明した種々の効果を奏することができるので、本発明はこのような態様を含む。
また、上記の実施の形態では、ホース3を収納するホース収納部5を有する消火栓装置1について説明したが、監視員通路には消火栓装置ではなく、消火器のみを収容する消火器箱を設置することも考えられ、このような場合には、消火器箱にも上述した消火栓装置1の特徴を適用することができる。
すなわち、消火器箱を、上述の消火栓装置1と同様に、消火器を収納する消火器収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、前記天板部は、後辺側を回動軸として回動可能な天板部扉体を備えて構成され、前記本体部は、前面側に下降式のスライド扉体を備えて構成され、前記天板部扉体は、該天板部扉体を閉扉状態にしたときに閉扉状態の前記スライド扉体に係止してスライド扉体の閉扉状態を保持できる係止片を有するようにすればよい。
1 消火栓装置
3 ホース
5 ホース収納部
7 筐体
9 天板部
11 本体部
11a 延出部
13 天板部扉体
15 消火ノズル
17 ノズルホルダ
17a 保持部
19 操作レバー
21 係止片
23 スライド扉体
25 下部扉体
25a 係止部
27 中間扉体
27a 矩形片部
27b 屈曲片部
29 上部扉体
29a 矩形片部
29b 屈曲片部
31 トンネル壁面
33 監視員通路
35 車道
S 隙間

Claims (5)

  1. トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される消火栓装置であって、
    ホースを収納するホース収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、
    該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、
    前記天板部は、後辺側を回動軸として回動可能な天板部扉体を備えて構成され、
    前記本体部は、前面側に下降式のスライド扉体を備えて構成され、
    前記天板部扉体は、該天板部扉体を閉扉状態にしたときに閉扉状態の前記スライド扉体に係止してスライド扉体の閉扉状態を保持できる係止片を有することを特徴とする消火栓装置。
  2. 前記本体部は前記ホース収納部の上方に延出する延出部を有し、該延出部は前記ホース収納部よりも奥行き方向の距離が短く設定され、該延出部の上部に前記天板部が設けられると共に該天板部の下面側に消火ノズルを保持するノズルホルダ及び又は消火栓弁を開弁操作する操作レバーが設けられていることを特徴とする請求項1記載の消火栓装置。
  3. トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される消火栓装置であって、
    ホースを収納するホース収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、
    該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、
    前記本体部は前記ホース収納部の上方に延出する延出部を有し、該延出部は前記ホース収納部よりも奥行き方向の距離が短く設定され、該延出部の上部に前記天板部が設けられていることを特徴とする消火栓装置。
  4. 前記本体部は、消火器を収納する消火器収納部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の消火栓装置。
  5. トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される消火器箱であって、
    消火器を収納する消火器収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、
    該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、
    前記天板部は、後辺側を回動軸として回動可能な天板部扉体を備えて構成され、
    前記本体部は、前面側に下降式のスライド扉体を備えて構成され、
    前記天板部扉体は、該天板部扉体を閉扉状態にしたときに閉扉状態の前記スライド扉体に係止してスライド扉体の閉扉状態を保持できる係止片を有することを特徴とする消火器箱。
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