JP6734118B2 - 消火栓装置、消火器箱 - Google Patents
消火栓装置、消火器箱 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6734118B2 JP6734118B2 JP2016102209A JP2016102209A JP6734118B2 JP 6734118 B2 JP6734118 B2 JP 6734118B2 JP 2016102209 A JP2016102209 A JP 2016102209A JP 2016102209 A JP2016102209 A JP 2016102209A JP 6734118 B2 JP6734118 B2 JP 6734118B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- top plate
- door body
- plate portion
- main body
- fire hydrant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Description
そのため、消火栓装置の本体の設置場所として、トンネル壁面ではなく、監視員通路内に埋め込むことが考えられ、このような態様のものとして特許文献2に開示されたトンネル用消火栓装置がある。
しかしながら、消火栓装置の前面側は、車道に近く、事故車等が消火栓装置の前面側にあることも考えられ、消火栓装置の前面にはほとんど空間がないことも考えられる。そのため、消火活動を迅速に行えないことが想定される。
ホースを収納するホース収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、前記天板部は、後辺側を回動軸として回動可能な天板部扉体を備えて構成され、前記本体部は、前面側に下降式のスライド扉体を備えて構成され、前記天板部扉体は、該天板部扉体を閉扉状態にしたときに閉扉状態の前記スライド扉体に係止してスライド扉体の閉扉状態を保持できる係止片を有することを特徴とするものである。
ホースを収納するホース収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、前記本体部は前記ホース収納部の上方に延出する延出部を有し、該延出部は前記ホース収納部よりも奥行き方向の距離が短く設定され、該延出部の上部に前記天板部が設けられていることを特徴とするものである。
消火器を収納する消火器収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、前記天板部は、後辺側を回動軸として回動可能な天板部扉体を備えて構成され、前記本体部は、前面側に下降式のスライド扉体を備えて構成され、前記天板部扉体は、該天板部扉体を閉扉状態にしたときに閉扉状態の前記スライド扉体に係止してスライド扉体の閉扉状態を保持できる係止片を有することを特徴とするものである。
本実施の形態の消火栓装置1は、図1、図2に示すように、トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置されるものであって、ホース3を収納するホース収納部5を内蔵する箱形の筐体7を備えており、筐体7は、監視員通路の路面として供用できる天板部9と天板部9の下方の本体部11とを有している。
天板部9は、後辺(背面側の辺)側を回動軸として回動可能な天板部扉体13で構成されている。天板部扉体13の閉止状態における下面側には、消火ノズル15を保持するノズルホルダ17及び消火栓弁(図示なし)を開弁操作する操作レバー19が設けられている。天板部扉体13は、図2に示すように、略90°回動して開扉した状態で保持されるように構成されている。
本実施の形態のノズルホルダ17は、図2に示すように、天板部扉体13に吊下げ支持された線材からなり、下部に消火ノズル15を保持するフック形状の保持部17aを有している(図2参照)。ノズルホルダ17により、後述する延出部11aに消火ノズル15が位置する。
なお、係止片部21を天板部扉体13に例えば蝶番のようなもので回動可能に取り付けて、天板部扉体13とは独立して、上記の黒塗り矢印の方向に回動できるようにしてもよい。この場合において、係止片部21が天板部扉体13に対して180°まで回動できるようにすれば、天板部扉体13を180°回転できる構成にした場合において、天板部扉体13を180°回動して開扉した状態で、係止片部21が起立することなく、安全である。
本体部11には、図1、図2に示すように、ホース収納部5から上方に延出すると共に奥行きがホース収納部5よりも狭くなった延出部11aが設けられており、この奥行きが狭くなった延出部11aの上部に天板部9が設けられている。したがって、天板部9の奥行き方向の距離は短く設定され、天板部扉体13が小さくなっているので、天板部扉体13の開閉操作を簡単に行うことができる。
スライド扉体23は、図3に示すように、最下部の固定された下部扉体25と、下部扉体25の上方であって、下部扉体25の前側に配置されて下降可能な中間扉体27と、中間扉体27の上方であって中間扉体27の前側に配置されて下降可能な上部扉体29の3枚の扉体で構成されている。
中間扉体27は、下部扉体25と同様に矩形状の板状体からなり、上辺部には略矩形状の矩形片部27aが設けられ、下辺部には内方側に水平に屈曲された屈曲片部27bが設けられる。屈曲片部27bの長さの分だけ、中間扉体27は下部扉体25より前面側に位置している。なお、図3に示すように、中間扉体27の屈曲片部27bと下扉体25の係止部25aとの間には、隙間Sが形成されており、この隙間Sの距離だけ中間扉体27は上方に移動可能になっている。
上部扉体29は、中間扉体27と同じ形状であり、上辺部には略矩形状の矩形片部29aが設けられ、下辺部には内方側に水平に屈曲された屈曲片部29bが設けられている。屈曲片部29bの長さの分だけ、上部扉体29は中間扉体27より前面側に位置している。なお、上部扉体29は閉扉する際に上方に引き上げるため、正面側に把手を設けるのが好ましい。
なお、前記折り曲げられた部位の幅を広く設定し、そこに赤色表示灯、非常時を監視員に知らせるための非常ボタン、該非常ボタンを押したときに点灯する非常ランプ等を設けても良い。
しかし、上述したように、上部扉体29には中間扉体27が吊下げられており、中間扉体27は上述した隙間Sの分だけ上方に移動可能であるため、上部扉体29も上方に移動可能であり、上部扉体29は引上げ力を受けると上方に移動できる。そのため、天板部扉体13は、上部扉体29を引上げながら回動することができ、ある程度回動すると、係止片21の上部扉体29への係止が外れ、上部扉体29は自然落下して下降する。上部扉体29が下降すると、中間扉体27を支持するものがなくなるので、中間扉体27も自然落下して下降する。上部扉体29及び中間扉体27が下降すると、図2、4に示すように、3枚の扉体は前後に重なるようにして本体部11の前面側の下部に保持される。
図5〜図7において、31はトンネル壁面、33は監視員通路、35は車道である。
監視員通路33の路面は、車道幅方向に車道35側が低くなるような傾斜面となっている。この傾斜面の勾配は、排水勾配と呼ばれ、傾斜角度は2.0%程度である。なお、2.0%の傾斜とは、100cmで2.0cmの高低差が生ずるような傾斜をいう。
なお、天板部扉体13は、開扉する回動方向に付勢するスプリング付き蝶番のような弾性部材を備えても良く、その場合、天板部扉13を軽い力で開扉できるので、より迅速な消火活動ができる。
また、延出部11aはホース収納部5と幅が同じもの(両側面が同一である)として説明したが、延出部11aはホース収納部5の幅より狭くしても良い。その場合、天板部扉13も小さくなるので、天板部扉13が軽量になり、操作が容易になる。また、天板部扉13の強度の面からも好ましい。
すなわち、消火器箱を、上述の消火栓装置1と同様に、消火器を収納する消火器収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、前記天板部は、後辺側を回動軸として回動可能な天板部扉体を備えて構成され、前記本体部は、前面側に下降式のスライド扉体を備えて構成され、前記天板部扉体は、該天板部扉体を閉扉状態にしたときに閉扉状態の前記スライド扉体に係止してスライド扉体の閉扉状態を保持できる係止片を有するようにすればよい。
3 ホース
5 ホース収納部
7 筐体
9 天板部
11 本体部
11a 延出部
13 天板部扉体
15 消火ノズル
17 ノズルホルダ
17a 保持部
19 操作レバー
21 係止片
23 スライド扉体
25 下部扉体
25a 係止部
27 中間扉体
27a 矩形片部
27b 屈曲片部
29 上部扉体
29a 矩形片部
29b 屈曲片部
31 トンネル壁面
33 監視員通路
35 車道
S 隙間
Claims (5)
- トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される消火栓装置であって、
ホースを収納するホース収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、
該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、
前記天板部は、後辺側を回動軸として回動可能な天板部扉体を備えて構成され、
前記本体部は、前面側に下降式のスライド扉体を備えて構成され、
前記天板部扉体は、該天板部扉体を閉扉状態にしたときに閉扉状態の前記スライド扉体に係止してスライド扉体の閉扉状態を保持し、前記天板部扉体を回動したときに前記係止が外れる係止片を有することを特徴とする消火栓装置。 - トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される消火栓装置であって、
ホースを収納するホース収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、
該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、
前記天板部は、後辺側を回動軸として回動可能な天板部扉体を備えて構成され、
前記本体部は、前面側に下降式のスライド扉体を備えて構成され、
前記天板部扉体は、該天板部扉体を閉扉状態にしたときに閉扉状態の前記スライド扉体に係止してスライド扉体の閉扉状態を保持できる係止片を有し、
前記本体部は前記ホース収納部の上方に延出する延出部を有し、該延出部は前記ホース収納部よりも奥行き方向の距離が短く設定され、該延出部の上部に前記天板部が設けられると共に該天板部の下面側に消火ノズルを保持するノズルホルダ及び又は消火栓弁を開弁操作する操作レバーが設けられていることを特徴とする消火栓装置。 - トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される消火栓装置であって、
ホースを収納するホース収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、
該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、
前記本体部は前記ホース収納部の上方に延出する延出部を有し、該延出部は前記ホース収納部よりも奥行き方向の距離が短く設定され、該延出部の上部に前記天板部が設けられていることを特徴とする消火栓装置。 - 前記本体部は、消火器を収納する消火器収納部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の消火栓装置。
- トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される消火器箱であって、
消火器を収納する消火器収納部を内蔵する箱形の筐体を備え、
該筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部と該天板部の下方の本体部とを有し、
前記天板部は、後辺側を回動軸として回動可能な天板部扉体を備えて構成され、
前記本体部は、前面側に下降式のスライド扉体を備えて構成され、
前記天板部扉体は、該天板部扉体を閉扉状態にしたときに閉扉状態の前記スライド扉体に係止してスライド扉体の閉扉状態を保持し、前記天板部扉体を回動したときに前記係止が外れる係止片を有することを特徴とする消火器箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016102209A JP6734118B2 (ja) | 2016-05-23 | 2016-05-23 | 消火栓装置、消火器箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016102209A JP6734118B2 (ja) | 2016-05-23 | 2016-05-23 | 消火栓装置、消火器箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017209145A JP2017209145A (ja) | 2017-11-30 |
JP6734118B2 true JP6734118B2 (ja) | 2020-08-05 |
Family
ID=60474397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016102209A Active JP6734118B2 (ja) | 2016-05-23 | 2016-05-23 | 消火栓装置、消火器箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6734118B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6955600B2 (ja) * | 2016-08-24 | 2021-10-27 | ホーチキ株式会社 | 消火栓装置 |
JP6854149B2 (ja) * | 2016-08-31 | 2021-04-07 | ホーチキ株式会社 | トンネル内消火器箱 |
JP6956220B2 (ja) * | 2016-08-31 | 2021-11-02 | ホーチキ株式会社 | 消火器箱 |
JP6852954B2 (ja) * | 2016-09-02 | 2021-03-31 | ホーチキ株式会社 | 消火栓装置及び消火栓設備 |
JP6894695B2 (ja) * | 2016-12-06 | 2021-06-30 | ホーチキ株式会社 | 消火栓装置及び消火栓設備 |
JP6864421B2 (ja) * | 2016-12-06 | 2021-04-28 | ホーチキ株式会社 | 消火栓収納箱 |
JP6894224B2 (ja) * | 2016-12-07 | 2021-06-30 | ホーチキ株式会社 | 消火器箱 |
JP7241838B2 (ja) * | 2020-03-20 | 2023-03-17 | ホーチキ株式会社 | 消火栓装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001009053A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-16 | Hochiki Corp | トンネル用消火栓装置 |
JP3844205B2 (ja) * | 2001-12-27 | 2006-11-08 | ホーチキ株式会社 | 消火栓装置 |
JP2006103838A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Earth Kogyo:Kk | ゴミ収集用集積庫 |
JP6718645B2 (ja) * | 2016-01-19 | 2020-07-08 | ホーチキ株式会社 | トンネル内消火栓設備及び消火器箱 |
-
2016
- 2016-05-23 JP JP2016102209A patent/JP6734118B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017209145A (ja) | 2017-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6734118B2 (ja) | 消火栓装置、消火器箱 | |
JP6718654B2 (ja) | 消火栓装置、消火器箱 | |
JP2017056020A (ja) | 消火栓装置 | |
JP6718653B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP2016059790A (ja) | トンネル内消火栓装置及びトンネル内消火器箱 | |
JP2024095822A (ja) | 非常用設備及び消火器収納装置 | |
JP6731285B2 (ja) | 消火栓装置、消火器箱 | |
JP6714958B2 (ja) | 消火栓装置及び消火器箱 | |
JP6849485B2 (ja) | 消火栓装置、消火器箱 | |
JP6842911B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP2018033642A (ja) | トンネル内消火器箱 | |
JP6691820B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP7170796B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP7336012B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP6682610B2 (ja) | トンネル内消火栓設備 | |
JP6890437B2 (ja) | 消火栓装置及び消火器箱 | |
JP6914750B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP6867199B2 (ja) | 消火栓装置、消火器箱 | |
JP6690987B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP6867170B2 (ja) | 消火栓装置、消火器箱 | |
JP6872656B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP6845076B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP6957144B2 (ja) | 消火栓装置、消火器箱 | |
JP2017209134A (ja) | 消火栓装置 | |
JP2019076293A (ja) | 消火栓装置、消火器箱およびトンネル消火栓システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190521 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200303 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200310 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200707 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200709 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6734118 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |