JP6854149B2 - トンネル内消火器箱 - Google Patents
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Description
本発明は、トンネル内消火器箱に於いて、
トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置され、消火器が収納された筐体と、
道路側となる筐体の前面扉開口に、下側に固定された固定扉と上側に上下方向にスライド開閉自在に配置された複数枚のスライド扉とを備えた前扉と、
監視員通路面側となる筐体の扉開口に、前開き及び後開き自在に配置された上扉と、
が設けられたことを特徴とする。
上扉は、消火器箱の扉開口に、後開き自在に配置され
後開き自在な配置として、上扉の前縁部を軸として開閉自在に配置される。
上扉は、消火器箱の扉開口に、前開き及び後開き自在に配置され
前開き自在な配置として、上扉の後縁部を軸として開閉自在に配置され、
後開き自在な配置として、上扉の前縁部を軸として開閉自在に配置される。
上扉は、
前開きハンドルにより操作される前開き機構と、
後開きハンドルにより操作される後開き機構と、
を備え、
前開き機構は、上扉が閉鎖位置にある場合に、前扉の中の最上部のスライド扉を係止して複数枚のスライド扉を閉鎖位置に保持しており、前開きハンドルを操作した場合に、最上部のスライド扉の係止解除により複数枚のスライド扉をスライド落下させて前面を開口させると共に上扉の前開き操作による上面の開口を可能とし、
後開き機構は、上扉が閉鎖位置にある場合に、筐体側に係止して閉鎖位置に保持されており、上扉の閉鎖位置で後開きハンドルを操作した場合に、筐体側との係止を解除されて上扉の後ろ開き操作による上面の開口を可能とする。
前開き機構は、
上扉の前部に配置され、前開きハンドルの非操作でハンドル本体の両側に取り出された第1軸部材を前扉の裏面軸穴に挿入して最上部のスライド扉を係止させ、前開きハンドルの操作で第1軸部材を裏面軸穴から引き外して最上位のスライド扉の係止を解除させる第1扉開閉機構と、
上扉の前部両端の裏面に支持された第2軸部材を、筐体側に配置されたボールキャッチ機構又は半円筒状の軸受部により上方に着脱自在に軸支させる第2扉開閉機構と、
を備え、
後開き機構は、前開きハンドルの非操作でハンドル本体の両側に取り出された第3軸部材を筐体の軸穴に挿入して上扉を閉鎖位置に係止させ、後開きハンドルの操作で第3軸部材を筐体側軸穴から引き外して上扉の係止を解除させ、第2扉開閉機構の第2軸部材を中心に後開き可能とする第3扉開閉機構を備える。
前扉は、固定扉の後側に複数枚のスライド扉が上下方向にスライド開閉自在に配置される。
前扉は、固定扉の前側に複数枚のスライド扉が上下方向にスライド開閉自在に配置される。
前扉として、前面扉開口の下側に固定された固定扉の前側に複数枚のスライド扉が上下方向にスライド開閉自在に配置される場合、スライド扉の落下による衝撃を吸収する緩衝装置(ダンパ)が設けられる。
複数枚のスライド扉を備えた前扉は、前面扉開口の下側に固定された固定扉の内部にその上に位置するスライド扉が収納され、スライド扉の内部にその上に位置する他のスライド扉が収納されるように、上下方向にスライド開閉自在に配置される。
上下方向にスライド開閉される固定扉及びスライド扉の内部の左右両側にガイド支柱が起立され、ガイド支柱の先端は、閉鎖状態にある上扉の裏面に当接して支承する位置に配置される。
複数枚のスライド扉は、上側に位置するスライド扉を上方に引き上げた場合に、下側に位置するスライド扉を連結して引き上げる扉連結構造が設けられる。
前扉を構成する上下方向に分割された複数枚のスライド扉の表面に、消火器を示す文字及び又は図形が縦書きに分割して配置される。
本発明の別の形態にあっては、トンネル内消火器箱に於いて、
トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置され、消火器が収納された筐体と、
道路側となる筐体の前面扉開口に、下側に固定された固定扉と上側に上下方向にスライド開閉自在に配置された複数枚のスライド扉とを備えた前扉と、
監視員通路面側となる筐体の扉開口に、前開き及び後開き自在に配置された上扉と、
前扉及び上扉が開放された状態で、筐体内に収納されている消火器を斜め上の前方に傾斜させて取出し可能とする消火器取出し構造と、
が設けられたことを特徴とする。
消火器取出し構造は、前扉を構成する複数枚のスライド扉が開放された状態で、内側に位置するスライド扉の内側上縁にガイドローラが配置される。
消火器取出し構造は、前扉を構成する複数枚のスライド扉が開放された状態で、内側に位置する扉の下部内側に大径の中空パイプが配置されると共に扉の上部内側に小径の中空パイプが配置される。
消火器取出し構造は、
消火器を収納させる上部に開口された円筒台座と、
円筒台座の底部に設けられ、円筒台座を前後方向に回動させる回動軸と、
円筒台座の内部円周方向に配列されたガイドローラと、
が設けられる。
本発明は、トンネル内消火器箱に於いて、トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置され、消火器が収納された筐体と、道路側となる筐体の前面扉開口に、下側に固定された固定扉と上側に上下方向にスライド開閉自在に配置された複数枚のスライド扉とを備えた前扉と、監視員通路面側となる筐体の扉開口に、前開き及び後開き自在に配置された上扉とが設けられ、前開き自在な配置として、上扉の後縁部を軸として開閉自在に配置され、後開き自在な配置として、上扉の前縁部を軸として開閉自在に配置されるため、車両事故による火災の発生時に、利用者は、道路に面した前扉をスライド開放させると共に上扉を奥行方向に開く前開きとすることで、消火器箱の前面上部及び上面が大きく開口され、筐体内に収納されている消火器を簡単且つ容易に取出して消火を行うことができる。
また、上扉は、前開きハンドルにより操作される前開き機構と、後開きハンドルにより操作される後開き機構とを備え、前開き機構は、上扉が閉鎖位置にある場合に、前扉の上部を係止して閉鎖位置に保持しており、前開きハンドルを操作した場合に、前扉の係止解除によりスライド落下させて前面を開口させると共に上扉の前開き操作による上面の開口を可能とし、後開き機構は、上扉が閉鎖位置にある場合に、筐体側に係止して閉鎖位置に保持しており、上扉の閉鎖位置で後開きハンドルを操作した場合に、筐体側との係止を解除して上扉の後ろ開き操作による上面の開口を可能とするようにしたため、道路側から操作する場合は、道路から操作可能な位置にある前開きハンドルをリフトアップすることで、前扉がスライド開放すると共に上扉を前開きすることができ、また、監視員通路側から操作する場合は、監視員通路から操作可能な位置にある後開きハンドルをリフトアップすることで、上扉を後開きすることができ、車両事故による火災の発生時に、利用者は、消火器箱の設置場所の状況に応じたハンドル操作により簡単且つ確実に前扉及び又は上扉を開き、消火器を取り出して消火を行うことができる。
また、前開き機構は、上扉の前部に配置され、前開きハンドルの非操作でハンドル本体の両側に取り出された第1軸部材を前扉の裏面軸穴に挿入して前扉を係止させ、前開きハンドルの操作で第1軸部材を裏面軸穴から引き外して上扉の係止を解除させる第1扉開閉機構と、上扉の前部両端の下面に支持された第2軸部材を、筐体側に配置されたボールキャッチ機構又は半円筒状の軸受部により上方に着脱自在に軸支させる第2扉開閉機構とを備え、後開き機構は、前開きハンドルの非操作でハンドル本体の両側に取り出された第3軸部材を筐体側軸穴に挿入して上扉を閉鎖位置に係止させ、後開きハンドルの操作で第3軸部材を筐体の軸穴から引き外して上扉の係止を解除し、第2扉開閉機構の第2軸部材を中心に後開き可能とする第3扉開閉機構を備えたため、第1及び第3扉開閉機構は、ハンドル操作により軸部材を固定側の軸穴に着脱させることで、扉を閉鎖位置に係止する閉鎖保持機能と、上扉の回転させる回転軸としての機能を一つの構造で実現しており、機構構造が簡単となる。
また、前扉は、固定扉の後側に複数枚のスライド扉が上下方向にスライド開閉自在に配置されたため、前扉のスライド扉は固定扉の内側にスライド落下して開放され、落下するスライド扉により道路利用者が足先を挟まれることがなく、安全に前扉を開放可能とする。
また、前扉は、固定扉の前側に複数枚のスライド扉が上下方向にスライド開閉自在に配置され、この場合、スライド扉の落下による衝撃を吸収する緩衝装置が設けられたため、落下したスライド扉に道路利用者の足先が挟まれることを防止する。
また、複数枚のスライド扉を備えた前扉は、固定扉の内部にその上に位置するスライド扉が収納され、スライド扉の内部にその上に位置する他のスライド扉が収納されるように、上下方向にスライド開閉自在に配置されるようにしたため、落下するスライド扉により道路利用者が足先をスライド落下するスライド扉に挟まれることがなく、安全に前扉を開放可能とする。
また、複数枚のスライド扉は、上側に位置するスライド扉を上方に引き上げた場合に、下側に位置するスライド扉を連結して引き上げる扉連結構造が設けられたため、開放した上扉を閉鎖する場合、上側に位置するスライド扉を引き上げることで、下側に位置するスライド扉を扉連結構造により芋づる式に引き上げて閉鎖位置に保持させることを可能とする。
また、前扉を構成する上下方向に分割された複数枚のスライド扉の表面に、消火器を示す文字及び又は図形が縦書きに分割して配置されたため、消火器を示す銘板文字を明確に視認可能な十分に大きな文字サイズにより配置できる。これは前扉を構成する複数枚のスライド扉を落下させて開放した場合の開口面積を大きくして消火器を容易に取り出すためには、スライド扉の分割枚数を例えば5枚というように増やす必要がある。しかし、分割数が増加するとスライド扉の縦方向の幅が狭くなり、「消火器」を示す銘板文字を横書きで1枚のスライド板に配置すると文字サイズが小さくなる問題がある。そこで、複数枚のスライド扉の表面に、消火器を示す銘板文字を縦書きに分割して配置させることで、分割数の増加によりスライド扉の縦方向の幅が狭くなっても、これに影響されることなく、必要とする十分に大きな文字サイズをも銘板文字を配置することができ、更に、「消火器」の銘板文字に加えて消火器を示すピクトグラムを含めた十分なサイズの銘板文字の配置が可能となる。
本発明の別の形態にあっては、トンネル内消火器箱に於いて、トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置され、消火器が収納された筐体と、道路側となる筐体の前面扉開口に、下側に固定された固定扉と上側に上下方向にスライド開閉自在に配置された複数枚のスライド扉とを備えた前扉と、監視員通路面側となる筐体の扉開口に、前開き及び後開き自在に配置された上扉と、前扉及び上扉が開放された状態で、筐体内に収納されている消火器を斜め上の前方に傾斜させて取出し可能とする消火器取出し構造とが設けられたため、消火器は10キログラム程度と重いが、開放した前扉から消火器を取り出す場合、前方に消火器を傾け、この状態で引き出すことができ、道路利用者は重い消火器を直接持ち上げて取り出す必要がないことから、筐体内から消火器を簡単且つ容易に取り出すことを可能とする。
また、消火器取出し構造は、前扉を構成する最上部のスライド扉が開放された状態で、内側に位置するスライド扉の内側上縁にガイドローラが配置されるようにしたため、消火器を前方に傾けて引き出す場合、消火器をガイドローラに当てながら引き出すことで、筐体内から消火器を簡単且つ容易に取り出すことを可能とする。
また、消火器取出し構造は、前扉を構成する複数枚のスライド扉が開放された状態で、内側に位置するスライド扉の下部内側に大径の中空パイプが配置されると共に上部内側に小径の中空パイプが配置されるようにしたため、前扉を構成する複数枚のスライド扉が開放した状態で消火器を前方に引き出す場合、扉下側の大径中空パイプと扉上側の小径中空パイプに消火器が当たることで斜めに傾き、傾いたまま大径中空パイプと上側の小径ガイドパイプに沿って消火器を引き出すことで、筐体内から消火器を簡単且つ容易に取り出すことを可能とする。
また、消火器取出し構造は、消火器を収納させる円筒台座と、円筒台座の底部に設けられ、円筒台座を前後方向に回動させる回動軸と、円筒台座の内部円周方向に配列されたガイドローラとが設けられたため、筐体内から消火器を取り出す場合に、回動軸で支持された円筒台座に消火器が収納されていることから、簡単に消火器を前方に傾けることができ、また、円筒台座の内部円周方向にガイドローラが配列されていることから、円筒台座から簡単に消火器を抜き出すことを可能とする。
図1は自動車専用道路のトンネル内に設置された消火器箱を含むトンネル非常用設備を示した説明図である。図1に示すように、シールド工法により構築されたトンネル10内は円筒形のトンネル壁面12により覆われ、床版17により仕切られることで道路15が設けられており、この例にあっては、道路15は1方向2車線としている。
(消火栓収納箱の外観構造)
図2は消火器箱を消火栓収納箱と共に示した説明図、図3は上扉を前開きして前扉をスライド落下して開放させた消火器箱を示した説明図、図4は上扉を後開きした消火器箱を示した説明図である。
図5は前扉及び上扉を閉鎖した消火器箱を正面及び平面から示した説明図、図6は消火器箱の前扉側を内部から見て示した説明図、図7は上扉との係止を解除して前扉をスライド開放させる第1扉開閉機構の機能構成を示した説明図、図8は上扉を閉鎖位置に係止すると共に上扉を後開きさせる第2扉開閉機構を横断面で示した説明図である。
図5乃至図6に示すように、消火器箱20の上面扉開口に配置された上扉32は、前開きハンドル34により操作される前開き機構と、後開きハンドル38により操作される後開き機構を備える。
図4乃至図7に示すように、前扉30における最上部のスライド扉36aの上部中央と上扉32の前縁中央に配置された第1扉開閉機構60は、前開きハンドル34の裏側のハンドル本体34aから両側に軸部材(第1軸部材)66を突出させており、軸部材66の先端は、スライド扉36aの裏面に固定された軸受部68の軸穴に挿入されており、これによる上扉32にスライド扉36aを係止させて閉鎖位置に保持させている。
図5及び図6に示すように、上扉32の前縁両端に配置された第2扉開閉機構62は、上扉32の内側に軸部材(第2軸部材)72を扉裏面から浮かせた状態で片持ち支持させており、筐体31側に固定された軸受部70に対し、上方から着脱自在に配置されている。
図5(B)に示すように、上扉32の後縁中央に配置された第3扉開閉機構64は、後開きハンドル38の裏側のハンドル本体38aから両側に軸部材(第3軸部材)74を突出させており、軸部材74の先端は、筐体31の背面内面に固定された軸受部76の軸穴に挿入されており、上扉32の後縁側を筐体31側に係止させて閉鎖位置に保持させている。
図3に示すように、道路利用者が前開きハンドル34をリフトアップすると、前扉30における最上部のスライド扉36aの係止が解除され、スライド扉36aはスライド扉36bと共に自重によりスライド落下して固定扉35の裏側に収納され、前扉30が開放される。
図4に示すように、道路利用者が監視員通路14側から消火器箱20を操作する場合には、監視員通路14から体をかがめて後開きハンドル38をリフトアップすると、上扉32の後縁側の筐体31側に対する係止が解除され、図5及び図6に示した、前縁側に配置された第1扉開閉機構60及び第2扉開閉機構62による共通の軸中心線75を中心に、上扉32は後開きされ、上部開口が形成され、道路関係者は上部開口から手を入れて筐体31内に収納避けている消火器50を取り出すことができる。
(固定扉の後側にスライド扉が配置された前扉の開閉構造)
図9は固定扉の裏側でスライド扉をスライド開閉させる開閉前扉の構造を示した説明図である。
図10は固定扉の前側で移動扉をスライド開閉させる前扉の開閉構造を示した説明図であり、図10(A)に扉構造を示し、図10(B)にガイド機構を取り出して示す。
図11は固定扉の中に移動扉を収納するようにスライド開閉させる前扉の開閉構造を示した説明図である。
(扉ローラによる消火器取出し構造)
図12はスライド扉のガイドローラにより消火器を道路側に傾斜させて取り出すための消火器取出し構造を示した説明図であり、図12(A)に消火器収納状態を示し、図12(B)に消火器の取出し状態を示し、図12(C)に消火器傾斜角度と扉の位置関係を示す。
tanα=(L/H)<(R/H1)
となるように、ガイドローラ118の半径Rを設定すれば良い。
図13は大径ガイドローラと小径ガイドローラにより消火器を道路側に傾斜させて取り出すための消火器取出し構造を示した説明図である。
図14は消火器を収納した回動自在な円筒台座により消火器を道路側に傾斜させて取り出す消火器取出し構造を示した説明図であり、図14(A)に消火器収納状態を示し、図14(B)に消火器の取出し状態を示し、図14(C)に円筒台座を取り出して示す。
図15は消火器箱の他の実施形態における外観を通報装置扉側と共に示した説明図、図16は前扉をスライド落下して開放させた図15の消火器箱を示した説明図、図17は上扉を後開きした図15の消火器箱を示した説明図である。
図15に示すように、消火器箱20は、筐体31の前面扉開口130に前扉30が設けられ、前扉30は、本実施形態にあっては、固定扉35の上に5枚のスライド扉36a〜36eが上下方向にスライド開閉自在に配置されている。
(第1乃至第3扉開閉機構)
上記の実施形態に示した前扉及び上扉を開閉させる第1乃至第3扉開閉機構は一例であり、上扉の前開きに伴い前扉の係止を解除してスライド開放させ、また、前扉を閉鎖位置に保持したまま上扉を後ろ開きさせる機能であれば、適宜の機構が含まれる。
上記の実施形態は、消火栓収納箱の片側に、2本の消火器を収納する消火器箱を配置した場合を例にとっているが、消火栓収納箱の両側に、消火器1本を収納する消火器箱を設けるようにしても良い。
また、図15乃至図17の実施形態に示した複数枚のスライド扉により構成される扉構造は、消火器扉以外の扉にも適用可能である。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:トンネル壁面
14:監視員通路
15:道路
16:消火栓設備
17:床版
18:消火栓収納箱
20:消火器箱
22:ダクト
23:管理用通路
24:給水本管
25:放水制御機構収納部
30:前扉
31:筐体
32:上扉
34,132:前開きハンドル
34a,38a:ハンドル本体
35:固定扉
36a〜36e:スライド扉
38,138:後開きハンドル
42:通報装置パネル扉
44:赤色表示灯
45:発信機
48:応答ランプ
50:消火器
50a:回動支点
60:第1扉開閉機構
62:第2扉開閉機構
64:第3扉開閉機構
66,72,74:軸部材
68,70,76:軸受部
71:開口軸受部材
73:支持部材
75,85:軸中心線
77:ボールキャッチ
78:リンク
80:移動支点
82:固定支点
84:スライド支点
88:スプリング
90:ガイドレール
92:スライダ
94:連結片
96:連結受け片
98:シリンダ
100:ピストン
101:抜止めカバー
102:ロッド
104:支持片
106:ダンパ
106a:受け板
106b:スプリング
108:ガイド支柱
110:固定部
112:補強部材
114:円筒台座
116:回動軸
118,126:ガイドローラ
122:大径中空パイプ
124:小径中空パイプ
128:当接部材
130:前面扉開口
134:銘板文字
136:消火器ピクトグラム
Claims (14)
- トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置され、消火器が収納された筐体と、
道路側となる前記筐体の前面扉開口に、下側に固定された固定扉と上側に上下方向にスライド開閉自在に配置された複数枚のスライド扉とを備えた前扉と、
前記監視員通路面側となる前記筐体の扉開口に、前開き及び後開き自在に配置された上扉と、
が設けられ、
前記上扉は、
前記前開きの場合は、前記上扉の後縁部を軸として上面を開口し、
前記後開きの場合は、前記上扉の前縁部を軸として上面を開口し、
利用者により操作される前開き機構及び後開き機構を備え、
前記前開き機構は、前記上扉が閉鎖位置にある場合に、前記前扉の上部を係止して閉鎖位置に保持しており、前記利用者により操作された場合に、前記前扉の係止解除によりスライド落下させて前面を開口させると共に前記上扉の前開き操作による上面の開口を可能とし、
前記後開き機構は、前記上扉が閉鎖位置にある場合に、筐体側に係止して閉鎖位置に保持しており、前記上扉の閉鎖位置で前記利用者により操作された場合に、前記筐体側との係止を解除して前記上扉の後ろ開き操作による上面の開口を可能とする、
ことを特徴とするトンネル内消火器箱。
- 請求項1記載のトンネル内消火器箱に於いて、
前記前開き機構及び前記後開き機構は、前開きハンドル及び後開きハンドルにより操作されるものであり、
前記前開き機構は、
前記上扉の前部に配置され、前記前開きハンドルの非操作でハンドル本体の両側に取り出された第1軸部材を前記前扉の裏面軸穴に挿入して前記前扉を係止させ、前記前開きハンドルの操作で前記第1軸部材を前記裏面軸穴から引き外して前記上扉の係止を解除させる第1扉開閉機構と、
前記上扉の前部両端の下面に支持された第2軸部材を、前記筐体側に配置されたボールキャッチ機構又は半円筒状の軸受部により上方に着脱自在に軸支させる第2扉開閉機構と、
を備え、
前記後開き機構は、前記前開きハンドルの非操作でハンドル本体の両側に取り出された第3軸部材を前記筐体の軸穴に挿入して前記上扉を閉鎖位置に係止させ、前記後開きハンドルの操作で前記第3軸部材を前記筐体側軸穴から引き外して前記上扉の係止を解除し、前記第2扉開閉機構の前記第2軸部材を中心に後開き可能とする第3扉開閉機構を備えたことを特徴とするトンネル内消火器箱。
- 請求項1又は2記載のトンネル内消火器箱に於いて、
前記前扉は、前記固定扉の後側に前記複数枚のスライド扉が上下方向にスライド開閉自在に配置されたことを特徴とするトンネル内消火器箱。
- 請求項1乃至3の何れかに記載のトンネル内消火器箱に於いて、
前記前扉は、前記固定扉の前側に前記複数枚のスライド扉が上下方向にスライド開閉自在に配置されたことを特徴とするトンネル内消火器箱。
- 請求項4記載のトンネル内消火器箱に於いて、
前記固定扉側に、前記スライド扉の落下による衝撃を吸収する緩衝装置が設けられたことを特徴とするトンネル内消火器箱。
- 請求項1乃至5の何れかに記載のトンネル内消火器箱に於いて、
前記前扉は、前記固定扉の内部にその上に位置する前記スライド扉が収納され、前記スライド扉の内部にその上に位置する他の前記スライド扉が収納されるように、上下方向にスライド開閉自在に配置されたことを特徴とするトンネル内消火器箱。
- 請求項6記載のトンネル内消火器箱に於いて、前記固定扉及び前記スライド扉の内部の左右両側にガイド支柱が起立され、前記ガイド支柱の先端は、閉鎖状態にある前記上扉の裏面に当接して支承する位置に配置されたことを特徴とするトンネル内消火器箱。
- トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置され、消火器が収納された筐体と、
道路側となる前記筐体の前面扉開口に、下側に固定された固定扉と上側に上下方向にスライド開閉自在に配置された複数枚のスライド扉とを備えた前扉と、
前記監視員通路面側となる前記筐体の扉開口に、少なくとも後開き自在に配置された上扉と、
が設けられ、
前記前扉は、前記固定扉の内部にその上に位置する前記スライド扉が収納され、前記スライド扉の内部にその上に位置する他の前記スライド扉が収納されるように、上下方向にスライド開閉自在に配置され、
前記固定扉及び前記スライド扉の内部の左右両側にガイド支柱が起立され、前記ガイド支柱の先端は、閉鎖状態にある前記上扉の裏面に当接して支承する位置に配置されたことを特徴とするトンネル内消火器箱。
- 請求項3乃至8の何れかに記載のトンネル内消火器箱に於いて、
前記複数枚のスライド扉は、上側に位置するスライド扉を上方に引き上げた場合に、下側に位置するスライド扉を連結して引き上げる扉連結構造が設けられたことを特徴とするトンネル内消火器箱。
- 請求項1乃至9の何れかに記載のトンネル内消火器箱に於いて、
前記前扉を構成する上下方向に分割された前記複数枚のスライド扉の表面に、消火器を示す文字及び又は図形が縦書きに分割して配置されたことを特徴とするトンネル内消火器箱。
- トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置され、消火器が収納された筐体と、
道路側となる前記筐体の前面扉開口に、下側に固定された固定扉と上側に上下方向にスライド開閉自在に配置された前記複数枚のスライド扉とを備えた前扉と、
前記監視員通路面側となる前記筐体の扉開口に、前開き及び後開き自在に配置された上扉と、
前記前扉及び前記上扉が開放された状態で、前記筐体内に収納されている前記消火器を斜め上の前方に傾斜させて取出し可能とする消火器取出し構造と、
が設けられたことを特徴とするトンネル内消火器箱。
- 請求項11記載のトンネル内消火器箱に於いて、
前記消火器取出し構造は、前記前扉を構成する前記複数枚のスライド扉が開放された状態で、内側に位置する前記スライド扉の内側上縁にガイドローラが配置されたことを特徴とするトンネル内消火器箱。
- 請求項11又は12記載のトンネル内消火器箱に於いて、
前記消火器取出し構造は、前記前扉を構成する前記複数枚のスライド扉が開放された状態で、内側に位置する前記スライド扉の下部内側に大径の中空パイプが配置されると共に上部内側に小径の中空パイプが配置されたことを特徴とするトンネル内消火器箱。
- 請求項11乃至13の何れかに記載のトンネル内消火器箱に於いて、
前記消火器取出し構造は、
前記消火器を収納させる上方に開口した円筒台座と、
前記円筒台座の底部に設けられ、前記円筒台座を前後方向に回動させる回動軸と、
前記円筒台座の内部円周方向に配列されたガイドローラと、
が設けられたことを特徴とするトンネル内消火器箱。
Applications Claiming Priority (2)
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JP2016168670 | 2016-08-31 | ||
JP2016168670 | 2016-08-31 |
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