JP2019076293A - 消火栓装置、消火器箱およびトンネル消火栓システム - Google Patents
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Abstract
Description
なお、トンネル内に設置される消火用の機器を収納するものとして消火器を収納する消火器箱があるが、消火器箱についても上述の消火栓装置と同様の課題が存在する。
本実施の形態に係る消火栓装置1は、トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置されるものであり、トンネルに消火栓装置1が設置されてトンネル消火栓システム100が構成される。
図6は、トンネルの路肩の監視員通路83の一部を示したものであり、図中、81はトンネル壁面、83は監視員通路、85は車道である。
消火栓装置1は、ホース3を収納するホース収納部5を内蔵する箱形の筐体7を備え、筐体7は、天板部9と天板部9の下方の本体部11とを有し、天板部9は本体部11よりも外方に張出す張出し部13を有している。
<筐体>
本実施の形態における筐体7は、上述のように本体部11と天板部9を有し、全体形状は、図3に示すように、略直方体形状をしている。
本体部11の内部構造は、図2に示すように、内巻きに巻き回されたホース3を収納するホース収納部5および消火器15を収納する消火器収納部17が設けられている。
ホース収納部5には、ホース3が縦方向に内巻きされて収納されている。また、ホース収納部5は、筐体7内における後方側に配置されている。なお、ホース収納部5に収納されるホース3は内巻きだけに限らず、例えば、リールにホースを巻き付けて収納するリール式でも良い。
さらに、ホース収納部5の前面側の近傍で、かつ高さ方向で中程よりも上方側には、消火栓弁を操作するための操作レバー23が設けられている。
また、ノズルホルダ21による消火ノズル19の保持方法についても、筐体7の前面側及び上面側のいずれからでも容易に取り外し可能な保持方法にしている。
また、本体部11における消火器収納部17の前面には図示しない消火器箱前面開口部が設けられ、該消火器箱前面開口部には横開き式の消火器箱前面扉31が設けられている。
また、消火器箱前面扉31を開扉することで、内部に載置されている消火器15を取り出すことが可能になっている。
天板部9は、本体部11と一体的に連結されており、本体部11から外方に張出す張出し部13を有している。張出し部13は、両側辺と後辺の3辺に設けられている。
張出し部13は、監視員通路83の開口縁部91の段部に載置され、この状態で監視員通路83の路面と天板部9が面一になる。なお、張出し部13は3辺でなくても良く、少なくとも両側辺の2辺にあれば良い。その場合、監視員通路83の開口縁部91の段部も両側辺の2辺にあれば足りる。
天板部9に上面開口部33及び上面扉35を設けたのは、消火栓装置1の天板部9側からホース3の引き出しや、操作レバー23の操作を可能にするためである。つまり、消火活動は、監視員通路83の路上からでも、車道からでも行うことができる。
消火器箱上面開口部39は消火器15の上方に位置し、消火器1本分又は複数本分が通過可能な大きさを有している。消火器箱上面開口部39は、上面開口部33と比較して、奥行き(車道幅方向)は長く、車道走行方向の幅は短い矩形状となっている。
消火器箱上面扉39も上面扉35と同様の構成になっている。
また、消火器箱上面扉39における閉止状態で下面、すなわち開放状態では背面側の面には、図3に示すように、内部機器に関する表示として、「消火器」の文字が記載されている。
なお、トンネル壁面81に「消火栓装置」という文字や操作方法等の表示をしても良い。そうすることで、車道85上からも監視員通路83上からも該表示を確認することができる。
消火栓装置1は、監視員通路83の開口縁部91に天板部9の張出し部13を載置して設置される。設置状態では、図8に示すように、天板部9が監視員通路83の路面と面一になって、監視員通路83の路面の一部として供用される。
また、トンネルの手摺り93と消火栓装置1の手摺り45とが奥行き方向で同じ位置に設けられ、手摺り93と手摺り45が一体的に設けられる。
図4および5を参照して、実施の形態2の消火栓装置2について説明する。なお、実施の形態2では、上述の実施の形態1の消火栓装置1との相違点について主に説明するものとし、実施の形態1に対応している構成については同じ符号をつけて説明を省略する。
筐体7の形状は、高さよりも奥行きの大きい扁平な直方体形状をしている。筐体7は、天板部60と天板部60の下方の本体部11とを有し、天板部60は本体部11よりも外方に張出す張出し部13を有している。張出し部13は、本体部11の両側部及び後辺部(奥側の辺部)から張り出している。
本体部はホース収納部5および消火器収納部17を備えている。
ホース収納部5は、ホース3を内巻きにした状態で横向き(巻いた状態でホース3により形成される筒体を縦にした向き)にして収納されている。このため、ホース収納部5は、高さよりも奥行きの大きい扁平な矩形状になっている。
天板部60は、奥行き方向に2分割され、手前側天板部60aがさらにホース収納部5側の上面扉63と、消火器収納部17側の消火器箱上面扉67に分割されている。上面扉63はホース収納部5が設けられる上面開口部61に軸支され、消火器箱上面扉67は消火器収納部17が設けられる消火器箱上面開口部65に軸支される。
さらに、上面扉63の内面(起立状態での前面)には、ホース3の先端に設けられた消火ノズル19を保持するノズルホルダ21が設けられている。
(1)本発明は、トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される箱形の筐体からなる消火栓装置であって、筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部を有し、天板部は、当該消火栓装置を操作するための開口部と、該開口部を開閉可能に覆う扉体とを備え、天板部の外周部であって、開口部の奥行きに対向する位置に落下防止手段を取り付ける落下防止手段取付部を有することを特徴とするものである。
(2)また、本発明は(1)において、落下防止手段取付部には落下防止手段が設けられ、落下防止手段は、開口部の奥行き方向奥側に対向する位置に設けられることを特徴とするものである。
(3)また、本発明は(1)において、落下防止手段取付部には落下防止手段が設けられ、扉体は、開口部に軸支されて回動して開放され、天板部に対して所定の角度をもって起立するものであって、落下防止手段は、扉体の起立位置に対向する位置に設けられることを特徴とするものである。
(4)また、本発明は(1)乃至(3)において、落下防止手段は、天板部から垂直方向に延びる第1の棒状体であり、該第1の棒状体の先端には水平方向に延びる第2の棒状体が設けられることを特徴とするものである。
(5)本発明は、トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路を備え、該監視員通路は、路面から前壁に至る部分に設置用空間が設けられ、設置用空間を除く監視員通路の路面上には手摺りが設けられるトンネル消火栓システムであって、設置用空間は、(1)〜(4)のいずれかに記載の消火栓装置が設けられることを特徴とするものである。
(6)本発明は、トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路を備え、該監視員通路は、路面から前壁に至る部分に設置用空間が設けられ、監視員通路の路面上には手摺りが設けられるトンネル消火栓システムであって、監視員通路には、設置用空間上に位置する落下防止手段が設けられることを特徴とするものである。
(7)本発明は、トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される箱形の筐体からなる消火器箱であって、筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部を有し、天板部は、当該消火器箱を操作するための開口部と、該開口部を開閉可能に覆う扉体とを備え、天板部の外周部であって、開口部の奥行きに対向する位置に落下防止手段を取り付ける落下防止手段取付部を有することを特徴とするものである。
1 消火栓装置
3 ホース
5 ホース収納部
7 筐体
9 天板部
11 本体部
13 張出し部
15 消火器
17 消火器収納部
19 消火ノズル
21 ノズルホルダ
23 操作レバー
27 前面扉
31 消火器箱前面扉
33 上面開口部
33a 縦辺
35 上面扉
37 消火器箱上面開口部
37a 縦辺
39 消火器箱上面扉
41 第1の棒状体(実施の形態1)
43 第2の棒状体(実施の形態1)
45 手摺り(実施の形態1)
<実施の形態2>
60 天板部
60a 手前側天板部
61 上面開口部
61a 縦辺
63 上面扉
65 消火器箱上面開口部
65a 縦辺
67 消火器箱上面扉
71 第1の棒状体(実施の形態2)
73 第2の棒状体(実施の形態2)
75 手摺り(実施の形態2)
<トンネル>
81 トンネル壁面
83 監視員通路
85 車道
87 設置用空間
89 前壁
91 開口縁部
93 手摺り
100 トンネル消火栓システム
Claims (7)
- トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される箱形の筐体からなる消火栓装置であって、
前記筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部を有し、
前記天板部は、当該消火栓装置を操作するための開口部と、該開口部を開閉可能に覆う扉体とを備え、
前記天板部の外周部であって、前記開口部の奥行きに対向する位置に落下防止手段を取り付ける落下防止手段取付部を有することを特徴とする消火栓装置。 - 前記落下防止手段取付部には落下防止手段が設けられ、
前記落下防止手段は、前記開口部の奥行き方向奥側に対向する位置に設けられることを特徴とする請求項1記載の消火栓装置。 - 前記落下防止手段取付部には落下防止手段が設けられ、
前記扉体は、前記開口部に軸支されて回動して開放され、前記天板部に対して所定の角度をもって起立するものであって、
前記落下防止手段は、前記扉体の起立位置に対向する位置に設けられることを特徴とする請求項1記載の消火栓装置。 - 前記落下防止手段は、前記天板部から垂直方向に延びる第1の棒状体であり、
該第1の棒状体の先端には水平方向に延びる第2の棒状体が設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の消火栓装置。 - トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路を備え、該監視員通路は、路面から前壁に至る部分に設置用空間が設けられ、前記設置用空間を除く前記監視員通路の路面上には手摺りが設けられるトンネル消火栓システムであって、
前記設置用空間は、請求項1乃至4のいずれかに記載の消火栓装置が設けられることを特徴とするトンネル消火栓システム。 - トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路を備え、該監視員通路は、路面から前壁に至る部分に設置用空間が設けられ、前記監視員通路の路面上には手摺りが設けられるトンネル消火栓システムであって、
前記監視員通路には、前記設置用空間上に位置する落下防止手段が設けられることを特徴とするトンネル消火栓システム。 - トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される箱形の筐体からなる消火器箱であって、
前記筐体は、監視員通路の路面として供用できる天板部を有し、
前記天板部は、当該消火器箱を操作するための開口部と、該開口部を開閉可能に覆う扉体とを備え、
前記天板部の外周部であって、前記開口部の奥行きに対向する位置に落下防止手段を取り付ける落下防止手段取付部を有することを特徴とする消火器箱。
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JP2017204329A JP6982462B2 (ja) | 2017-10-23 | 2017-10-23 | 消火栓装置、消火器箱およびトンネル消火栓システム |
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JP7551430B2 (ja) | 2020-03-31 | 2024-09-17 | 能美防災株式会社 | 消火栓装置 |
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JPH06158618A (ja) * | 1992-11-18 | 1994-06-07 | Teikin Kk | 転落防止柵用支柱 |
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-
2017
- 2017-10-23 JP JP2017204329A patent/JP6982462B2/ja active Active
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