JP2016198169A - 点検扉つきトンネル内消火栓設備及び消火栓装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トンネル壁面12に沿った監視員通路14の下部に消火栓収納部20を形成し、消火栓装置18を設置する。消火栓装置18は道路に面した前面開口に開閉自在なスクリーン扉を設けると共に筐体の裏面開口に開閉自在な点検扉(スクリーン扉)を設ける。消火栓収納部20に設置した消火栓装置18の背後に点検作業スペース22を形成し、監視員通路14の出入口24から点検作業スペース22に入り、消火栓装置18の裏面の点検扉を開いて点検作業を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、トンネル内消火栓設備に於いて、
トンネル側壁に沿って設けた監視員通路に形成され、道路側に取付口を開口した消火栓収納部と、
消火栓収納部に設置され、ノズル付きホースを収納した筐体の道路に面した前面開口に開閉自在な消火栓扉を設けると共に筐体の裏面開口に開閉自在な点検扉を設けた消火栓装置と、
を設けたことを特徴とする。
消火栓収納部は、消火栓装置を設置した状態でその背後に点検作業スペースを形成し、監視員通路に点検作業スペースに対する出入口を設ける。点検作業スペースの出入口には、開閉自在な格子蓋を設ける。
点検扉を開いて裏面開口からの操作により消火栓扉の保持を解除して開放する操作機構を設ける。
消火栓装置の消火栓扉及び点検扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより開口を覆って閉鎖し、スクリーンの保持を解除することによりスクリーンを折り畳んで開口を開放するスクリーン扉とする。
消火栓装置は、筐体の前面開口の上側となる上部開口に、上側を軸として上向きに開閉自在な保守扉を設け、筐体の前面開口の下側となる下部開口に消火栓扉を設け、
消火栓扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより下部開口を覆って閉鎖し、スクリーンの保持を解除することによりスクリーンを折り畳んで下部開口を開放するスクリーン扉とする。
消火栓扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより前面開口を覆って閉鎖し、スクリーンの保持を解除することによりスクリーンを折り畳んで前面開口を開放するスクリーン扉とし、
点検扉は、横に開閉自在な横開き扉、横に開閉自在なカーテン扉、又は取外し自在な蓋部材とする。
筐体は、下部横方向に仕切板を配置して下側にスクリーンを折り畳み状態に収納するスクリーン収納部を形成し、仕切板の上側にホース収納部及び消火栓弁を含むバルブ類収納部を形成する。
消火器を収納する消火器筐体を筐体に連設し、消火器筐体の道路に面した前面開口に開閉自在な消火器扉を設けると共に筐体の裏面開口に開閉自在な点検扉を設ける。
消火器扉及び点検扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより開口を覆って閉鎖し、スクリーンの保持を解除することによりスクリーンを折り畳んで開口を開放するスクリーン扉とする。
消火器扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより前面開口を覆って閉鎖し、スクリーンの保持を解除することによりスクリーンを折り畳んで前面開口を開放するスクリーン扉とし、
点検扉はスクリーン扉以外の開閉扉構造とする。点検扉は、例えば横に開閉自在な横開き扉、横に開け閉め自在なカーテン扉、又は取外し自在なパネル部材とする。
消火器筐体は、下部横方向に仕切板を配置して下側にスクリーンを折り畳み状態に収納するスクリーン収納部を形成し、仕切板の上側に消火器収納部を形成する。
スクリーン扉は、展開状態で開口を覆って閉鎖したスクリーンを上方向、右方向又は左方向に折り畳んで開放する構造とする。
筐体に対しスクリーン扉を分割し、筐体の開口にスクリーン扉を取外し自在に設ける。
スクリーン扉は、
筐体の開口に取付け固定する扉枠と、
スクリーンの裏面の上下両端及びその間に所定間隔で配置した複数本のガイドバー部材と、
スクリーンの裏面に配置したガイドバー部材の間に配置した複数本のウェイトバー部材と、
扉枠の左右両側の開口枠の内側に配置され、スクリーンの左右両側を開口枠の内側に位置させた状態で、ガイドバー部材の左右両端をガイド溝に摺接して上下方向に案内移動させる第1ガイドレールと、
第1ガイドレールの内側に配置され、ウェイトバーの両端を摺接して奥行方向への動きを規制すると共に上下方向に案内移動させる第2ガイドレールと、
スクリーンの上端のガイドバー部材を保持することでスクリーンを展開した閉鎖状態に保持し、所定の操作により上端のガイドバー部材の保持を解除してスクリーンを折り畳んで開放状態とするスクリーン開閉機構と、
を備える。
スクリーンの裏面に配置したウェイトバー部材の上側に隣接して配置したガイドバーとの間隔に対し、ウェイトバー部材の下側に隣接して配置したガイドバーとの間隔を短くする。
スクリーンの裏面に配置した複数のガイドバー部材は矩形断面をもつ板状のバー部材であり、
複数のガイドバー部材の内の上下端に配置したガイドバー部材は両端に設けたローラを第1ガイドレールのガイド溝に収納して回転自在に支持し、
上下端の間に配置したガイドバー部材は両端を前記第1ガイドレールのガイド溝に回転しないように収納する。
第2ガイドレールは、スクリーンを展開して扉開口を閉鎖した状態で、下から1本目のウェイトバー部材と下から2本目のガイドバー部材との間となる所定位置をガイドレール終端とすると共に、ガイドレール終端から内側に湾曲して延在する湾曲ガイドレールを一体に形成し、
スクリーンを展開した状態でガイドレール終端を外れた下側に位置するウェイトバー部材の両端の奥行方向への動きを規制する張出片を扉枠の内側両端に設ける。
スクリーン開閉機構は、スクリーンの上端のガイドバー部材に上向きにバックル金具(尾錠金具)を設けると共に扉枠の上部の開口枠にバックル装置(尾錠装置)を設け、バックル金具をバックル装置に挿入して保持することでスクリーンを展開した閉鎖状態に保持し、バックル装置の所定の操作によりバックル金具の保持を解除してスクリーンを折り畳んで開放状態とする。
スクリーン開閉機構は、スクリーンの保持を解除してスクリーンを開放する点検操作機構を備える。
スクリーンを不燃性、難燃性又は耐火性とする。
消火栓装置は、前面開口及び裏面開口からノズル付きホースを取出し自在に収納する。
本発明は、消火栓装置に於いて、ノズル付きホースを収納した筐体の前面開口に開閉自在な消火栓扉を設けると共に筐体の裏面開口に開閉自在な点検扉を設けたことを特徴とする。
本発明は、トンネル内消火栓設備に於いて、トンネル側壁に沿って設けた監視員通路に形成され、道路側に取付口を開口した消火栓収納部と、消火栓収部に設置され、ノズル付きホースを収納した筐体の道路に面した前面開口に開閉自在な消火栓扉を設けると共に筐体の裏面開口に開閉自在な点検扉を設けた消火栓装置とを設けるようにしたため、消火栓装置は路面に直接面していることから、火災を伴う車両事故の発生時に、事故車両の運転者等の利用者は、路面から手近かにある消火栓扉を開き、ノズル付きホースを引き出して消火を行うことができ、従来の監視員通路の上となるトンネル側壁に設置した消火栓装置に比べ、監視員通路に妨げられることなく消火栓装置を簡単且つ容易に操作することができ、迅速且つ確実に消火作業を行うことを可能とする。
また、消火栓収納部は、消火栓装置を設置した状態でその背後に点検作業スペースを形成し、監視員通路に点検作業スペースに対する出入口を設けるようにしたため、消火栓装置の点検を行う場合には、点検員は監視員通路側に設けた出入口から消火栓装置の背後の点検作業スペースに入り、消火栓装置の裏面に設けた点検扉を開いて必要な点検作業を行うことができ、消火栓装置が面している道路側から消火栓扉を開いて点検作業をする必要がなく、従来の監視員通路の上となるトンネル側壁に設置していた場合と同様に、トンネル内の車両通行の規制を必要とすることなく、消火栓装置の点検作業を可能とする。
また、点検扉を開いて裏面開口からの操作により消火栓扉の保持を解除して開放する操作機構を設けるようにしたため、点検の際に、裏面開口から前面開口の消火栓扉を開操作して、消火栓扉の動きを点検可能とする。
また、消火栓装置の消火栓扉及び点検扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより開口を覆って閉鎖し、スクリーンの保持を解除することによりスクリーンを折り畳んで開口を開放するスクリーン扉としたため、スクリーンを開放した場合、スクリーンは開口内側の筐体内に折り畳んだ状態となり、スクリーン折畳み部分が外側に飛び出さないことから、消火栓装置を路面に直接面して設置していても、スクリーン扉の開放によりトンネル内の車両通行を妨げることがなく、また、スクリーンを開放した状態で行うホース引出し等の消火操作を、スクリーンの折畳み部分により妨げられることがなく容易に行うことを可能とする。
また、消火栓装置は、筐体の前面開口の上側となる上部開口に、上側を軸として上向きに開閉自在な保守扉を設け、前面開口の下側となる下部開口に消火栓扉を設け、消火栓扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより下部開口を覆って閉鎖し、スクリーンの保持を解除することによりスクリーンを折り畳んで下部開口を開放するスクリーン扉とするようにしたため、消火栓装置を路面に直接面して設置していても、スクリーン扉を開くと利用者の消火作業に必要なノズル付きホースや消火栓弁操作レバーが露出し、一方、消防隊が給水栓を使用するために開く保守扉は閉じているため、利用者は混乱することなく、確実に消火栓装置を使用した消火作業が可能となる。
また、消火栓扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより前面開口を覆って閉鎖し、スクリーンの保持を解除することによりスクリーンを折り畳んで前面開口を開放するスクリーン扉とし、点検扉は、横開きの扉、カーテン扉又は取外し自在なパネル部材とすることで、スクリーン扉に比べ点検扉の構造を簡単にしてコストを低減可能とする。
また、筐体は、下部横方向に仕切板を配置して下側にスクリーンを折り畳み状態に収納するスクリーン収納部を形成し、仕切板の上側にホース収納部及び消火栓弁を含むバルブ類収納部を形成するようにしたため、消火栓装置内に設置しているノズル付きホースや消火栓弁を含むバルブ類の設置に影響されることなく、開放したスクリーンを筐体内に折り畳み状態に収納して外側への飛び出しを無くすことを可能とする。
また、消火器を収納する消火器筐体を筐体に連設し、消火器筐体の道路に面した前面開口に開閉自在な消火器扉を設けると共に筐体の裏面開口に開閉自在な点検扉を設けるようにしたため、消火器扉も路面に直接面していることから、火災を伴う車両事故の発生時に、事故車両の運転者等の利用者は、路面側から消火器扉を開き、内部に収納している消火器を取り出して消火作業を行うことが可能となり、従来の監視員通路の上となるトンネル側壁に設置した場合に比べ、監視員通路に妨げられることなく消火器扉に手近かにあるので、簡単且つ容易に消火器を取り出して迅速且つ確実な消火作業を行うことを可能とする。
また、消火器扉及び点検扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより開口を覆って閉鎖し、スクリーンの保持を解除することによりスクリーンを折り畳んで開口を開放するスクリーン扉としたため、スクリーンを開放した場合、スクリーンは開口内側の筐体内に折り畳んだ状態となり、スクリーン折畳み部分が全く外側に飛び出さないことから、トンネル内の車両通行を妨げることがなく、また、スクリーンを開放した状態で行う消火器の取出しを、スクリーンの折畳み部分により妨げられることがなく容易に行うことを可能とする。
また、消火器扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより前面開口を覆って閉鎖し、スクリーンの保持を解除することによりスクリーンを折り畳んで前面開口を開放するスクリーン扉とし、点検扉は、横開きの扉、カーテン扉又は取外し自在な蓋部材とすることで、スクリーン扉に比べ点検扉の構造を簡単にしてコストを低減可能とする。
また、消火器筐体は、下部横方向に仕切板を配置して下側にスクリーンを折り畳み状態に収納するスクリーン収納部を形成し、仕切板の上側に消火器収納部を形成するようにしたため、消火器の設置に影響されることなく、開放したスクリーンを筐体内に折り畳み状態に収納して外側への飛び出しを無くすことを可能とする。
また、スクリーン扉は、展開状態で開口を覆って閉鎖したスクリーンを上方向、右方向又は左方向に折り畳んで開放する構造とすることで、必要に応じてスクリーンを適宜の方向に開放可能とする。
また、筐体に対しスクリーン扉を分割し、筐体の開口にスクリーン扉を取外し自在に設けるようにしたため、組立製造段階で筐体とスクリーン扉を個別に製造し、最終的に、筐体の開口にスクリーン扉を組付け固定することで、消火栓装置を完成することができ、製造組立が容易で生産性が高く、製造コストも低減可能とする。
また、スクリーン扉は、装置本体の開口に取付け固定する扉枠と、スクリーンの裏面の上下両端及びその間に所定間隔で配置した複数本のガイドバー部材と、スクリーンの裏面に配置したガイドバー部材の間に配置した複数本のウェイトバー部材と、扉枠の左右両側の開口枠の内側に配置され、スクリーンの左右両側を開口枠の内側に位置させた状態で、ガイドバー部材の左右両端をガイド溝に摺接して上下方向に案内移動させる第1ガイドレールと、第1ガイドレールの内側に配置され、ウェイトバーの両端を摺接して奥行方向への動きを規制すると共に上下方向に案内移動させる第2ガイドレールと、スクリーンの上端のガイドバー部材を保持することでスクリーンを展開した閉鎖状態に保持し、所定の操作により上端のガイドバー部材の保持を解除してスクリーンを折り畳んで開放状態とするスクリーン開閉機構とを備えるようにしたため、スクリーンの展開状態でスクリーン上端のガイドバー部材の保持を解除して第1ガイドレールに沿ってガイドバー部材を落下させると、スクリーンの両端側は開口枠の内側に位置していることから、ガイドバー部材はその間のスクリーン部分を内側に湾曲しながら落下するようになり、これによりスクリーンを開口下部の内側に折り畳んで開放した状態とし、スクリーン折畳み部分が全く外側に飛び出さないことから、ホース引出し等の消火操作や点検作業がスクリーンの折畳み部分により妨げられることがなく、容易に行うことを可能とする。
また、スクリーン扉において、スクリーンの裏面に配置したウェイトバー部材とその上側に隣接して配置したガイドバーとの間隔(L1)に対し、ウェイトバー部材とその下側に隣接して配置したガイドバーとの間隔(L2)を短くするようにしたため(L1>L2)、ウェイトバー部材がガイドバー部材の中央ではなく、若干下側にオフセットした位置に配置され、ガイドバー部材の落下に伴いその間のスクリーン部分が内側への湾曲を始めると、ウェイトバー部材は中央より若干下側に配置していることで、その重みによりスクリーンの湾曲を更に強く付勢し、スクリーンの畳み込みを更に円滑に行うことを可能とする。
また、スクリーン扉において、スクリーンの裏面に配置した複数のガイドバー部材は矩形断面をもつ板状のバー部材であり、複数のガイドバー部材の内の上下端に配置したガイドバー部材は両端に設けたローラを第1ガイドレールのガイド溝に収納して回転自在に支持し、上下端の間に配置したガイドバー部材は両端を第1ガイドレールのガイド溝に回転しないように収納するようにしたため、下端のガイドバーはスクリーンの落下に伴い内側に回転し、スクリーンを扉内側に確実に折り畳み可能とする。
また、第2ガイドレールは、スクリーンを展開して扉開口を閉鎖した状態で、下から1本目のウェイトバー部材と下から2本目のガイドバー部材との間となる所定位置をガイドレール終端とすると共に、ガイドレール終端から内側に湾曲して延在する湾曲ガイドレールを一体に形成し、スクリーンを展開した状態でガイドレール終端を外れた下側に位置するウェイトバー部材の両端の奥行方向への動きを規制する張出片を扉枠の内側両端に設けるようにしたため、ウェイトバーの上下方向の動きを案内する第2ガイドバーの下側が途中で終端していることで、落下したスクリーンの内側への畳み込みを滑らかに行うことを可能とする。
また、スクリーン扉に設けたスクリーン開閉機構は、スクリーンの上端のガイドバー部材に上向きにバックル金具(尾錠金具)を設けると共に扉枠の上部の開口枠にバックル装置(尾錠装置)を設け、バックル金具をバックル装置に挿入して保持することでスクリーンを展開した閉鎖状態に保持し、バックル装置の所定の操作によりバックル金具の保持を解除してスクリーンを折り畳んで開放状態とするようにしたため、バックル装置の例えば操作レバーを手前に引く操作により、バックル金具の保持を解除して展開したスクリーンを落下させて簡単且つ確実にスクリーンを開放して消火活動や点検作業を行うことを可能とする。
また、スクリーン開閉機構は、スクリーンの保持を解除してスクリーンを開放する点検操作機構を備えるようにしたため、消火栓装置を点検する場合に裏面開口の点検扉を開き、裏面開口側からの操作で、スクリーンの保持を解錠して折畳み状態に開放する点検操作を可能とする。
また、消火栓装置は、前面開口及び裏面開口からノズル付きホースを取出し自在に収納するようにしたため、火災時には前面開口からノズル付きをホースを引き出して消火活動を行い、点検時には裏面開口からノズル付きホースを引き出してホース点検を行うことを可能とする。
図1はトンネル内に設置した消火栓装置を含む非常設備を示した説明図である。図1に示すように、トンネル10内には蒲鉾状のトンネル壁面12により覆われた道路16を設けられており、この例にあっては、道路16は1方向2車線としている。
図2は監視員通路の側壁に設置した消火栓装置を示した説明図であり、図2(A)に正面を示し、図2(B)に平面を示す。図3は監視員通路の下に形成した消火栓収納部を示した説明図であり、図3(A)に一部断面とした正面を示し、図3(B)に平面から見た断面を示す。図4は監視員通路の下に形成した消火栓収納部に対する消火栓装置の設置状態を示した断面図である。
(消火栓装置の前面構造)
図5は消火栓装置を正面から示した説明図、図6は消火栓扉及び消火器扉として機能するスクリーン扉を開放した状態を正面から示した説明図である。
図7は消火栓装置を裏側から示した説明図、図8は点検用スクリーン扉を開放した状態を裏面から示した説明図である。
図10は消火栓装置の平面から示した説明図、図11は消火栓装置の前面開口及び裏面開口に対するスクリーン扉の分割構造による組立分解を示した説明図である。
(筐体収納機器)
図12は消火栓装置の筐体構造と収納機器を平面断面により示した説明図、図13は消火栓装置の筐体構造とバルブ類収納部を横断面により示した断面図である。
図14は消火栓装置の筐体分割構造とホース収納構造を示した斜視図である。図14に示すように、消火栓装置の筐体は消火栓筐体42と消火器筐体44に分割しており、消火栓筐体42は下部に仕切板75を配置し、仕切板75の下側に折畳み収納部105を形成し、仕切板75の上部にホース収納部70とバルブ類収納部72を形成している。また、消火栓筐体42の折畳み収納部105の両側側壁には通線口142を形成している。
図15は消火栓筐体の前面開口に設けたスクリーン扉を取り出して示した説明図であり、図15(A)に裏側を示し、図15(B)にX−X断面を示す。図16はスクリーン扉をスクリーン開放状態として裏側から示した斜視図である。
図15(A)に示すスクリーン扉54は、スクリーン104を上に引き上げてバックル装置58に保持して展開することにより扉開口48を覆って閉鎖している。スクリーン104の裏面には、上端及び下端の各々にガイドバー116を設けると共に、その間に等間隔で2本のガイドバー116を配置している。ガイドバー116は扉枠46の裏面に配置したガイド部115により上下方向に移動可能としている。
図17はスクリーンを取り出して裏側から示した説明図である。図17に示すように、スクリーン104は不燃性、難燃性又は耐火性のシートを使用しており、シートの表面の色は、扉枠46と同じ所定の指定色としている。
L1>L2
となるように配置している。
図18はスクリーン扉上部のガイド構造を部分的に取り出して示した説明図である。図18に示すように、スクリーン扉に設けた扉枠46の裏面には、ガイド溝134を上下方向に開口した鞘状の第1ガイドレール122を配置しており、ガイド溝134の中にスクリーン104の上端裏面に配置したガイドバー116の両端に軸支したローラ132を嵌め入れている。
図20は開放操作によりスクリーンが下降して開放するまでの動きを取り出して模式的に示した説明図である。なお、図20(A)はガイド部を想像線で示しているが、図20(B)〜(E)はガイド部を省略している。
図7及び図8に示した消火栓筐体42の裏面開口に設けた点検用スクリーン扉98は、扉枠の外形が筐体裏面の形状に合せた以外は、図15乃至図20に示した消火栓筐体42の前面開口に設けるスクリーン扉54と同じになる。
図5及び図6に示した消火器筐体44の前面開口に設けたスクリーン扉56、及び、図7及び図8に示した消火器筐体44の裏面開口に設けた点検用スクリーン扉100は、扉サイズや扉枠の構成が相違する以外は、図15乃至図20に示した消火栓筐体42の前面開口に設けるスクリーン扉54と同じ構造になる。
図21は消火栓扉として機能するスクリーン扉の点検操作機構を示した説明図、図22は点検操作機構により裏側から操作するバックル装置の扉枠に対する取付構造を示した組立分解図である。
図23は消火栓扉として機能するスクリーン扉の上に保守扉を設けた消火栓装置を、スクリーン扉を開放状態として正面から示した説明図である。
(横開き扉)
図24は筐体裏面に点検扉として横開き扉を設けた消火栓装置を示した説明図であり、図24(A)に扉閉鎖状態を示し、図24(B)に扉開放状態を示す。
図25は筐体裏面に点検扉として横開きのカーテン扉を設けた消火栓装置を示した説明図であり、図25(A)に扉閉鎖状態を示し、図25(B)に扉開放状態を示す。
図26は裏面に点検扉としてパネル部材を設けた消火栓装置を示した説明図である。
図24、図25及び図26に示した横開き扉、カーテン扉、パネル部材以外に、裏面開口には、シートをホック等により固定して閉鎖し、点検する場合には、ホックを外してシートを開くといった簡単な構造としても良い。
本発明による消火栓装置の他の実施形態として、消火栓装置19の裏面開口に、前述したスクリーン扉、横開き扉、カーテン扉等の保守扉を設けず、裏面開口を開放したままとしても良い。
(消火栓装置)
上記の実施形態で示した消火栓装置の、例えば筐体に内蔵されるホース類や消火栓弁等のバルブ類、通報装置扉の構成及び配置その他、スクリーン扉以外の構成については任意であり、適宜の構成を採用して良い。要するに、消火栓装置の両側の開口に対し扉を設け、本願の課題の一部又は全部を解決し、或いは若干でも改善するものであれば良い。
また、上記の実施形態は、スクリーン扉の展開保持にバックル装置を使用しているが、これ以外に適宜のスクリーン上部を保持すると共に所定の操作で保持を解除する適宜のスクリーン開閉機構を使用しても良い。
また、消火栓装置は、消火栓筐体のホース収納部の構造として、前面開口及び裏面開口からノズル付きホースを取出し自在に収納する構造としても良い。このため、火災時には前面開口からノズル付きホースを引き出して消火活動を行い、一方、点検時には裏面開口からノズル付きホースを引き出してホース点検を行うことを可能とする。
上記の実施形態は、スクリーンを下方に折り畳んで開放する場合を例にとっているが、展開状態で開口を覆って閉鎖した前記スクリーンを上方向、右方向又は左方向に折り畳んで開放する構造としてもよい。この場合には、スクリーンの保持を解除した場合に、スクリーンを開放方向に移動させる駆動機構を設けることになる。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
ここで、本発明によるトンネル内消火栓装置の特徴をまとめると、次の特徴1〜22のようになる。
本発明のトンネル内消火栓装置は、ノズル付きホースを収納した筐体の前記道路に面した前面開口に開閉自在な消火栓扉を設けると共に前記筐体の裏面開口に開閉自在な点検扉を設けたことを特徴とする。
トンネル内消火栓装置に於いて、前記消火栓扉及び点検扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより前記開口を覆って閉鎖し、前記スクリーンの保持を解除することにより前記スクリーンを折り畳んで前記開口を開放するスクリーン扉としたことを特徴とする。
特徴1のトンネル内消火栓装置に於いて、前記筐体の前面開口の上側となる上部開口に、上側を軸として上向きに開閉自在な保守扉を設け、前記前面開口の下側となる下部開口に前記消火栓扉を設け、
前記消火栓扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより前記下部開口を覆って閉鎖し、前記スクリーンの保持を解除することにより前記スクリーンを折り畳んで前記下部開口を開放するスクリーン扉としたことを特徴とする。
特徴1のトンネル内消火栓装置に於いて、
前記消火栓扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより前記前面開口を覆って閉鎖し、前記スクリーンの保持を解除することにより前記スクリーンを折り畳んで前記前面開口を開放するスクリーン扉とし、
前記点検扉は、横に開閉自在な横開き扉、又は横に開閉自在なカーテン扉としたことを特徴とする。
特徴2乃至4の何れかにのトンネル内消火栓装置に於いて、前記筐体は、下部横方向に仕切板を配置して下側に前記スクリーンを折り畳み状態に収納するスクリーン収納部を形成し、前記仕板の上側にホース収納部及び消火栓弁を含むバルブ類収納部を形成したことを特徴とする。
特徴1のトンネル内消火栓装置に於いて、
前記消火器を収納する消火器筐体を前記筐体に連設し、前記消火器筐体の前記道路に面した前面開口に開閉自在な消火器扉を設けると共に前記筐体の裏面開口に開閉自在な点検扉を設けたことを特徴とする。
特徴6のトンネル内消火栓装置に於いて、前記消火器扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより前記開口を覆って閉鎖し、前記スクリーンの保持を解除することにより前記スクリーンを折り畳んで前記開口を開放するスクリーン扉としたことを特徴とする。
特徴7のトンネル内消火栓装置に於いて、
前記消火器扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより前記前面開口を覆って閉鎖し、前記スクリーンの保持を解除することにより前記スクリーンを折り畳んで前記前面開口を開放するスクリーン扉とし、
前記点検扉は、横に開閉自在な横開き扉、横に開閉自在なカーテン扉、又は取外し自在な蓋部材としたことを特徴とする。
特徴7又は8のトンネル内消火栓装置に於いて、前記消火器筐体は、下部横方向に仕切板を配置して下側に前記スクリーンを折り畳み状態に収納するスクリーン収納部を形成し、前記仕切板の上側に消火器収納部を形成したことを特徴とする。
特徴7又は8のトンネル内消火栓装置に於いて、前記スクリーン扉は、展開状態で開口を覆って閉鎖した前記スクリーンを上方向、下方向、右方向又は左方向に折り畳んで開放する構造としたことを特徴とする。
特徴2、3、4、7又は8の何れかにのトンネル内消火栓装置に於いて、
前記筐体に対し前記スクリーン扉を分割し、前記筐体の開口に前記スクリーン扉を取外し自在に設けたことを特徴とする。
特徴2、3、4、7又は8の何れかにのトンネル内消火栓装置に於いて、
前記スクリーン扉は、
前記装置本体の開口に取付け固定する扉枠と、
前記スクリーンの裏面の上下両端及びその間に所定間隔で配置した複数本のガイドバー部材と、
前記スクリーンの裏面に配置した前記ガイドバー部材の間に配置した複数本のウェイトバー部材と、
前記扉枠の左右両側の開口枠の内側に配置され、前記スクリーンの左右両側を前記開口枠の内側に位置させた状態で、前記ガイドバー部材の左右両端をガイド溝に摺接して上下方向に案内移動させる第1ガイドレールと、
前記第1ガイドレールの内側に配置され、前記ウェイトバーの両端を摺接して奥行方向への動きを規制すると共に上下方向に案内移動させる第2ガイドレールと、
前記スクリーンの上端のガイドバー部材を保持することで前記スクリーンを展開した閉鎖状態に保持し、所定の操作により前記上端のガイドバー部材の保持を解除して前記スクリーンを折り畳んで開放状態とするスクリーン開閉機構と、
を備えたことを特徴とする。
特徴12のトンネル内消火栓装置に於いて、前記スクリーンの裏面に配置した前記ウェイトバー部材の上側に隣接して配置した前記ガイドバーとの間隔に対し、前記ウェイトバー部材の下側に隣接して配置した前記ガイドバーとの間隔を短くしたことを特徴とする。
特徴12のトンネル内消火栓装置に於いて、
前記スクリーンの裏面に配置した複数のガイドバー部材は矩形断面をもつ板状のバー部材であり、
前記複数のガイドバー部材の内の上下端に配置したガイドバー部材は両端に設けた前記ローラを前記第1ガイドレールのガイド溝に収納して回転自在に支持し、
前記上下端の間に配置したガイドバー部材は両端を前記第1ガイドレールのガイド溝に回転しないように収納したことを特徴とする。
特徴12のトンネル内消火栓装置に於いて、
前記第2ガイドレールは、前記スクリーンを展開して扉開口を閉鎖した状態で、下から1本目のウェイトバー部材と下から2本目のガイドバー部材との間となる所定位置をガイドレール終端とすると共に、前記ガイドレール終端から内側に湾曲して延在する湾曲ガイドレールを一体に形成し、
前記スクリーンを展開した状態で前記ガイドレール終端を外れた下側に位置するウェイトバー部材の両端の奥行方向への動きを規制する張出片を前記扉枠の内側両端に設けたことを特徴とする。
特徴12のトンネル内消火栓装置に於いて、前記スクリーン開閉機構は、前記スクリーンの上端のガイドバー部材に上向きにバックル金具(尾錠金具)を設ける共に前記扉枠の上部の開口枠にバックル装置(尾錠装置)を設け、前記バックル金具を前記バックル装置に挿入して保持することで前記スクリーンを展開した閉鎖状態に保持し、前記バックル装置の所定の操作により前記バックル金具の保持を解除して前記スクリーンを折り畳んで開放状態とすることを特徴とする。
特徴12のトンネル内消火栓装置に於いて、前記スクリーン開閉機構は、前記スクリーンの上端のガイドバー部材に上向きにバックル金具(尾錠金具)を設ける共に前記扉枠の上部の開口枠にバックル装置(尾錠装置)を設け、前記バックル金具を前記バックル装置に挿入して保持することで前記スクリーンを展開した閉鎖状態に保持し、前記バックル装置の所定の操作により前記バックル金具の保持を解除して前記スクリーンを折り畳んで開放状態とすることを特徴とする。
特徴12のトンネル内消火栓装置に於いて、前記スクリーン開閉機構は、前記スクリーンを展開した閉鎖状態に保持するマグネットの吸着を解除して前記スクリーンを折り畳んで開放状態とすることを特徴とする。
特徴12のトンネル内消火栓装置に於いて、前記スクリーン開閉機構は、前記スクリーンを展開した閉鎖状態の保持を押し釦の操作により解除して前記スクリーンを折り畳んで開放状態とすることを特徴とする。
(特徴20)
特徴12のトンネル内消火栓装置に於いて、前記スクリーン開閉機構は、前記裏面開口からの操作により前記スクリーンの保持を解除して前記スクリーンを開放する点検操作機構を備えたことを特徴とする。
特徴2、3、4、7又は8の何れかにのトンネル内消火栓装置に於いて、前記スクリーンを不燃性、難燃性又は耐火性としたことを特徴とする。
特徴1のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火栓装置は、前記前面開口及び裏面開口から前記ノズル付きホースを取出し自在に収納したことを特徴とする。
12:トンネル壁面
14:監視員通路
14a:側壁
16:道路
15:手摺り
18:消火栓装置
20:消火栓収納部
22:点検作業スペース
24:出入口
26:給水本管
34:格子蓋
36:取付口
38:ダクト
40:電線管
42:消火栓筐体
44:消火器筐体
46,50:扉枠
48,52,95,96:扉開口
54,56:スクリーン扉
58,60,101,102:バックル装置
62:通報装置扉
70:ホース収納部
72:バルブ類収納部
74:消火器収納部
75,77:仕切板
76:ホースバケット構造
78:ホース取出口
80:ホース
82:ノズル
85:配管接続口
86:給水弁
87:消火栓弁
88:自動調圧弁
89:自動排水弁
90:メンテナンス装置
92:消火栓弁開閉レバー
94:消火器
98,100:点検用スクリーン扉
105,140:折畳み収納部
104,106:スクリーン
115:ガイド部
116:ガイドバー
118:ウェイトバー
118a:ストッパ部
120:張出片
122:第1ガイドレール
124:第2ガイドレール
126:湾曲ガイドレール
130:バックル金具
132:ローラ
134,136:ガイド溝
138:ガイドレール終端
142,144:通線口
150:レバー
152,162:取付板
160,164:通し穴
180:操作ロッド
188,190:横開き扉
192,198:カーテン扉
Claims (25)
- トンネル側壁に沿って設けた監視員通路に形成され、道路側に取付口を開口した消火栓収納部と、
前記消火栓収部に設置され、ノズル付きホースを収納した筐体の前記道路に面した前面開口に開閉自在な消火栓扉を設けると共に前記筐体の裏面開口に開閉自在な点検扉を設けた消火栓装置と、
を設けたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火栓収納部は前記消火栓装置を設置した状態でその背後に点検作業スペースを形成し、前記監視員通路に前記点検作業スペースに対する出入口を設けたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記点検作業スペースの出入口に、開閉自在な格子蓋を設けたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記点検扉を開いて前記裏面開口からの操作により前記消火栓扉の保持を解除して開放する操作機構を設けたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火栓装置の前記消火栓扉及び点検扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより前記開口を覆って閉鎖し、前記スクリーンの保持を解除することにより前記スクリーンを折り畳んで前記開口を開放するスクリーン扉としたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火栓装置は、前記筐体の前面開口の上側となる上部開口に、上側を軸として上向きに開閉自在な保守扉を設け、前記前面開口の下側となる下部開口に前記消火栓扉を設け、
前記消火栓扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより前記下部開口を覆って閉鎖し、前記スクリーンの保持を解除することにより前記スクリーンを折り畳んで前記下部開口を開放するスクリーン扉としたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、
前記消火栓扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより前記前面開口を覆って閉鎖し、前記スクリーンの保持を解除することにより前記スクリーンを折り畳んで前記前面開口を開放するスクリーン扉とし、
前記点検扉は、横に開閉自在な横開き扉、横に開閉自在なカーテン扉、又は取外し自在な蓋部材としたことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
- 請求項5乃至7の何れかに記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記筐体は、下部横方向に仕切板を配置して下側に前記スクリーンを折り畳み状態に収納するスクリーン収納部を形成し、前記仕切板の上側にホース収納部及び消火栓弁を含むバルブ類収納部を形成したことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、
前記消火器を収納する消火器筐体を前記筐体に連設し、前記消火器筐体の前記道路に面した前面開口に開閉自在な消火器扉を設けると共に前記筐体の裏面開口に開閉自在な点検扉を設けたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項9記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火器扉及び前記点検扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより前記開口を覆って閉鎖し、前記スクリーンの保持を解除することにより前記スクリーンを折り畳んで前記開口を開放するスクリーン扉としたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項9記載のトンネル内消火栓設備に於いて、
前記消火器扉は、両側を開口枠の内側に位置させた状態でスクリーンを展開して保持することにより前記前面開口を覆って閉鎖し、前記スクリーンの保持を解除することにより前記スクリーンを折り畳んで前記前面開口を開放するスクリーン扉とし、
前記点検扉は、横に開閉自在な横開き扉、横に開閉自在なカーテン扉、又は取外し自在なパネル部材としたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項9又は10記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火器筐体は、下部横方向に仕切板を配置して下側に前記スクリーンを折り畳み状態に収納するスクリーン収納部を形成し、前記仕切板の上側に消火器収納部を形成したことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項5、6、7、10又は11の何れかに記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記スクリーン扉は、展開状態で開口を覆って閉鎖した前記スクリーンを上方向、右方向又は左方向に折り畳んで開放する構造としたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項5、6、7、10又は11の何れかに記載のトンネル内消火栓設備に於いて、
前記筐体に対し前記スクリーン扉を分割し、前記筐体の開口に前記スクリーン扉を取外し自在に設けたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項5、6、7、10又は11の何れかに記載のトンネル内消火栓設備に於いて、
前記スクリーン扉は、
前記装置本体の開口に取付け固定する扉枠と、
前記スクリーンの裏面の上下両端及びその間に所定間隔で配置した複数本のガイドバー部材と、
前記スクリーンの裏面に配置した前記ガイドバー部材の間に配置した複数本のウェイトバー部材と、
前記扉枠の左右両側の開口枠の内側に配置され、前記スクリーンの左右両側を前記開口枠の内側に位置させた状態で、前記ガイドバー部材の左右両端をガイド溝に摺接して上下方向に案内移動させる第1ガイドレールと、
前記第1ガイドレールの内側に配置され、前記ウェイトバーの両端を摺接して奥行方向への動きを規制すると共に上下方向に案内移動させる第2ガイドレールと、
前記スクリーンの上端のガイドバー部材を保持することで前記スクリーンを展開した閉鎖状態に保持し、所定の操作により前記上端のガイドバー部材の保持を解除して前記スクリーンを折り畳んで開放状態とするスクリーン開閉機構と、
を備えたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項15記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記スクリーンの裏面に配置した前記ウェイトバー部材の上側に隣接して配置した前記ガイドバーとの間隔に対し、前記ウェイトバー部材の下側に隣接して配置した前記ガイドバーとの間隔を短くしたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項15記載のトンネル内消火栓設備に於いて、
前記スクリーンの裏面に配置した複数のガイドバー部材は矩形断面をもつ板状のバー部材であり、
前記複数のガイドバー部材の内の上下端に配置したガイドバー部材は両端に設けた前記ローラを前記第1ガイドレールのガイド溝に収納して回転自在に支持し、
前記上下端の間に配置したガイドバー部材は両端を前記第1ガイドレールのガイド溝に回転しないように収納したことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項15記載のトンネル内消火栓設備に於いて、
前記第2ガイドレールは、前記スクリーンを展開して扉開口を閉鎖した状態で、下から1本目のウェイトバー部材と下から2本目のガイドバー部材との間となる所定位置をガイドレール終端とすると共に、前記ガイドレール終端から内側に湾曲して延在する湾曲ガイドレールを一体に形成し、
前記スクリーンを展開した状態で前記ガイドレール終端を外れた下側に位置するウェイトバー部材の両端の奥行方向への動きを規制する張出片を前記扉枠の内側両端に設けたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項15記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記スクリーン開閉機構は、前記スクリーンの上端のガイドバー部材に上向きにバックル金具を設けると共に前記扉枠の上部の開口枠にバックル装置を設け、前記バックル金具を前記バックル装置に挿入して保持することで前記スクリーンを展開した閉鎖状態に保持し、前記バックル装置の所定の操作により前記バックル金具の保持を解除して前記スクリーンを折り畳んで開放状態とすることを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項15記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記スクリーン開閉機構は、前記スクリーンを展開した閉鎖状態に保持するマグネットの吸着を解除して前記スクリーンを折り畳んで開放状態とすることを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項15記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記スクリーン開閉機構は、前記スクリーンを展開した閉鎖状態の保持を押し釦の操作により解除して前記スクリーンを折り畳んで開放状態とすることを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項15記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記スクリーン開閉機構は、前記裏面開口からの操作により前記スクリーンの保持を解除して前記スクリーンを開放する点検操作機構を備えたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項5、6、7、10又は11の何れかに記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記スクリーンを不燃性、難燃性又は耐火性としたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火栓装置は、前記前面開口及び裏面開口から前記ノズル付きホースを取出し自在に収納したことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- ノズル付きホースを収納した筐体の前面開口に開閉自在な消火栓扉を設けると共に前記筐体の裏面開口に開閉自在な点検扉を設けたことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
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