JP2022062723A - 消火栓装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、
トンネル壁面に沿って設けられた監視員通路の路面下に埋込設置され、利用者が引き出して使用するホースが収納されたホース収納部と、
ホース収納部を監視員通路の路面上の所定の露出位置に上昇させる昇降機構と、
を備えた消火栓装置に於いて、
ホース収納部のトンネル壁面側となる後面の下部に後方ホース取出口が形成されたことを特徴とする。
ホース収納部の後面の対向側となる前面に前方ホース取出口が形成される。
本発明の別形態にあっては、
トンネル壁面に沿って設けられた監視員通路の路面下に埋込設置され、利用者が引き出して使用するホースが収納されたホース収納部と、
ホース収納部を監視員通路の路面上の所定の露出位置に上昇させる昇降機構と、
を備えた消火栓装置に於いて、
ホース収納部のトンネル壁面側となる後面に後方ホース取出口が形成されると共に後面の対向側となる前面に前方ホース取出口が形成され、
後方ホース取出口は、前方ホース取出口が形成された位置よりも下方に形成されたことを特徴とする。
ホースの先端にはノズルが装置され、
ノズルは、後方ホース取出口及び前方ホース取出口の各々から視認できる位置に配置される。
本発明は、トンネル壁面に沿って設けられた監視員通路の路面下に埋込設置され、利用者が引き出して使用するホースが収納されたホース収納部と、ホース収納部を監視員通路の路面上の所定の露出位置に上昇させる昇降機構と、を備えた消火栓装置に於いて、ホース収納部のトンネル壁面側となる後面の下部に後方ホース取出口が形成されたため、利用者が監視員通路の路面側から消火栓装置を操作する場合にはホース収納部内に収納されたホースを取り出し易くすることを可能とする。
また、ホース収納部の後面の対向側となる前面に前方ホース取出口が形成されたため、利用者が道路側から消火栓装置を操作する場合には前方ホース取出口からのホースを取り出して、監視員通路の路面側から消火栓装置を操作する場合には後方ホース取出口からホースを取り出すことを可能とする。
また、本発明の別形態にあっては、トンネル壁面に沿って設けられた監視員通路の路面下に埋込設置され、利用者が引き出して使用するホースが収納されたホース収納部と、ホース収納部を監視員通路の路面上の所定の露出位置に上昇させる昇降機構と、を備えた消火栓装置に於いて、ホース収納部のトンネル壁面側となる後面に後方ホース取出口が形成されると共に後面の対向側となる前面に前方ホース取出口が形成され、後方ホース取出口は、前方ホース取出口が形成された位置よりも下方に形成されたため、利用者が監視員通路の路面側から消火栓装置を操作する場合にはホース収納部内に収納されたホースを後方ホース取出口から取り出し易くし、また利用者が道路側から消火栓装置を操作する場合には前方ホース取出口からのホースを取り出して、監視員通路の路面側から消火栓装置を操作する場合には後方ホースの取出口からホースを取り出すことを可能とする。
また、ホースの先端にはノズルが装置され、ノズルは、後方ホース取出口及び前方ホース取出口の各々から視認できる位置に配置されたため、前方ホース取出口からのホースの取り出し及び後方ホース取出口からのホースの取出しの両方を容易に行うことを可能とする。
図1は自動車専用道路のトンネル内に設置された消火栓設備を含むトンネル非常用設備を示した説明図である。図1に示すように、シールド工法により構築されたトンネル10内は円筒形のトンネル壁面12により覆われ、床版18により仕切られることで道路15が設けられており、この例にあっては、道路15は1方向2車線としている。
図2はホースを収納する消火栓収納箱を正面、平面及び側面から示した説明図、図3はホース収納部を上昇して監視員通路上に露出させた状態の消火栓収納箱を正面及び側面から示した説明図、図4はホース収納部を上昇して監視員通路上に露出させた状態の消火栓収納箱を背面から示した説明図である。
図2に示すように、消火栓設備16の消火栓収納箱30は、監視員通路14の床面下の内部空間に埋込み設置されている。消火栓収納箱30の中には、パンタグラフ機構を用いた昇降機構54の水圧シリンダ56の駆動により昇降されるホース収納部40が配置されている。
図3はホース収納部を上昇して監視員通路上に露出させた状態の消火栓収納箱を正面及び側面から示した説明図、図4はホース収納部を上昇して監視員通路上に露出させた状態の消火栓収納箱を背面から示した説明図である。
図5は昇降機構によりホース収納部を上昇して監視員通路上に露出させた状態での内部構造を道路側から見た断面で示した説明図である。
図6は消火栓設備の放水制御系統を示した説明図である。図6に示すように、放水制御系統は、一斉開放弁として機能する消火栓弁76の1次側に消火ポンプ設備75から配管が接続される。消火栓弁76は、弁体を開閉する開閉駆動部としてシリンダピストン機構を備えており、シリンダ室に対するパイロット圧の供給によりピストンを作動して弁体を開放位置に移動させ、パイロット圧の抜きによりリターンスプリングによりピストンを初期位置に戻して弁体を閉鎖位置に移動させる構造を備える。
ホース収納部40に設けられたパイロット手動弁の消火栓弁開閉レバー45による消火栓弁76の開閉駆動は次のようになる。通常時、消火栓弁開閉レバー45は放水停止位置にあり、パイロット手動弁90は閉鎖し、消火栓弁76のシリンダ室は自動排水弁86により排水側(大気開放側)に連通しており、シリンダ室は無圧状態となり、スプリングによりピストンは弁体を閉じた閉鎖位置としている。
図7はノズル係止構造の第1実施形態を示した説明図、図8は図7のノズルホルダーによりホース収納部にノズルを保持させた状態を示した説明図である。
図7に示すように、ホース収納部40の筐体41は前方及び後方に開口している。前方の開口には横方向に配置された2本のフレームパイプ42aの間に前方ホース取出口44aが形成され、後方の開口には横方向に配置されたフレームパイプ42bの間に後方ホース取出口44bが形成されている。
本実施形態にあっては、筐体41内にホース46を縦回りに内巻きする場合、例えば、筐体41の下側4段目の前方ホース取出口44aに隣接した部分をホース巻き残し部分とし、このホース巻き残し部分にノズル48をホースホルダー50により3段目のホース46の部分に着脱自在に係止させている。
図7に示すように、ホース収納部40における筐体41の上側前方に配置された仕切板47aの表側には、操作方法が表示された第1表示板98aが配置され、また、筐体41の上側後方に配置された仕切板47bの表側(筐体41の背面側)には、操作方法が表示された第2表示板98aが配置されている。なお、第1表示板98a及び第2表示板98bは、図3及び図4に示したように、3枚に分けて操作方法が表示されている。
図9はノズル係止構造の第2実施形態を示した説明図、図10はノズルホルダーを取り出して正面及び横断面で示した説明図、図11はホースに支持したノズルホルダーに対するノズルの係止状態を取り出して正面及び側面を示した説明図である。
図12はホース収納部のパイプフレームに磁石吸着機能を持たせたノズル係止構造の実施形態を示した説明図であり、図12(A)はノズルの磁気吸着を解除した状態を示し、図12(B)はノズルを磁気吸着した状態を示す。
図13は消火栓扉を備えた消火栓装置におけるノズルホルダーによりノズル係止を消火栓扉及び保守扉を外して正面から見て示した説明図である。
(消火栓設備)
上記の実施形態で示した消火栓設備のホース類や消火栓弁等のバルブ類、通報装置の構成及び配置、その他の構成については任意であり、適宜の構成を採用して良い。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:トンネル壁面
14:監視員通路
15:道路
16:消火栓設備
18:床版
20:管理用通路
22:ダクト
24:給水本管
24a:分岐配管
30:消火栓収納箱
32,41:筐体
34:開口部
36:点検扉
38:取手
37:消火栓昇降口
40:ホース収納部
42a,42b:フレームパイプ
43:路面板
44a:前方ホース取出口
44b:後方ホース取出口
45,45a:消火栓弁開閉レバー
46:ホース
48:ノズル
48a:ノズル胴部
48b:グリップ
50,150:ノズルホルダー
52:ホルダーアーム
52a:ノズル固定部
52b,150b:ホース係止部
54:昇降機構
56:水圧シリンダ
62:連結ホース
64:フレキシブルジョイント
66:制御機構収納部
72:磁性フレームパイプ
74:棒磁石
76:消火栓弁
78:自動調圧弁
80:混合器
82:泡タンク
84,85:メンテナンス弁
86,88:自動排水弁
90,92:パイロット手動弁
94a,94b:パイロット配管
96:ポンプ起動連動スイッチ
98a:第1表示板
98b:第2表示板
100:消火栓装置
103:消火栓扉
110:ホース取出口
150a:連結部
150c:ノズル係止部
Claims (4)
- トンネル壁面に沿って設けられた監視員通路の路面下に埋込設置され、利用者が引き出して使用するホースが収納されたホース収納部と、
前記ホース収納部を前記監視員通路の路面上の所定の露出位置に上昇させる昇降機構と、
を備えた消火栓装置に於いて、
前記ホース収納部の前記トンネル壁面側となる後面の下部に後方ホース取出口が形成されたことを特徴とする消火栓装置。
- 請求項1記載の消火栓装置に於いて、更に、
前記ホース収納部の前記後面の対向側となる前面に前方ホース取出口が形成されたことを特徴とする消火栓装置。
- トンネル壁面に沿って設けられた監視員通路の路面下に埋込設置され、利用者が引き出して使用するホースが収納されたホース収納部と、
前記ホース収納部を前記監視員通路の路面上の所定の露出位置に上昇させる昇降機構と、
を備えた消火栓装置に於いて、
前記ホース収納部の前記トンネル壁面側となる後面に後方ホース取出口が形成されると共に前記後面の対向側となる前面に前方ホース取出口が形成され、
前記後方ホース取出口は、前記前方ホース取出口が形成された位置よりも下方に形成されたことを特徴とする消火栓装置。
- 請求項2又は3記載の消火栓装置に於いて、
前記ホースの先端にはノズルが装置され、
前記ノズルは、前記後方ホース取出口及び前記前方ホース取出口の各々から視認できる位置に配置されたことを特徴とする消火栓装置。
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