JP2022092053A - トンネル内消火栓設備、消火栓装置及び消火器箱 - Google Patents
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Abstract
Description
な消火栓扉を備えた筐体の消火栓収納部に、先端にノズルを装着したホースとバルブ類を収納し、また、開閉自在な消火器扉を備えた消火器収納部に例えば2本の消火器を収納している。
本発明は、トンネル内の道路に前壁を面して設けられた監視員通路の前壁及び通路面の一部を開口した消火栓埋込部と、
上部を通路面側とし前部を前壁側として消火栓埋込部に埋込設置され、内部に消火用ホースを収納すると共に、当該ホースを外部へ引き出す際に開放される消火栓扉が設けられた消火栓装置と、
を備えたトンネル内消火栓設備であって、
消火栓扉は、
消火栓装置の上部の一部から前部の一部にかけて、各々に対応する上板と前板とを一連に形成した扉板であって、閉鎖時には上板及び前板の外面が消火栓装置の外部の空間側に面し内面が消火栓装置の内部側に面し、開放時には上板の外面が通路面の他の一部に対向し、前板の外面が道路側と反対側であるトンネルの壁面の一部に面し、上板の内面が消火栓装置の外部であって上方の空間側に面する扉板を備え、
消火栓扉を開放した状態で、通路面上を通行する通行者が上板の内面に乗って通行可能であることを特徴とする。
本発明は、トンネル内の道路に前壁を面して設けられた監視員通路の前壁及び通路面の一部を開口した埋込部に上部を通路面側とし前部を前壁側として埋込設置され、内部に消火器を収納すると共に、当該消火器を外部へ取り出す際に開放される消火器扉が設けられた消火器箱であって、
消火器扉は、
消火器箱の上部の一部から前部の一部にかけて、各々に対応する上板と前板とを一連に形成した扉板であって、閉鎖時には上板及び前板の外面が消火器箱の外部の空間側に面し内面が消火器箱の内部側に面し、開放時には上板の外面が通路面の他の一部に対向し、前板の外面が道路側と反対側であるトンネルの壁面の一部に面し、上板の内面が消火器箱の外部であって上方の空間側に面する扉板を備え、
消火器扉を開放した状態で、通路面上を通行する通行者が上板の内面に乗って通行可能であることを特徴とする。
本発明は、トンネル内の道路に前壁を面して設けられた監視員通路の前壁及び通路面の一部を開口した消火栓埋込部に上部を通路面側とし前部を前壁側として埋込設置され、内部に消火用ホースを収納すると共に、当該ホースを外部へ引き出す際に開放される消火栓扉が設けられた消火栓装置であって、
消火栓扉は、
消火栓装置の上部の一部から前部の一部にかけて、各々に対応する上板と前板とを一連に形成した扉板であって、閉鎖時には上板及び前板の外面が消火栓装置の外部の空間側に面し内面が消火栓装置の内部側に面し、開放時には上板の外面が通路面の他の一部に対向し、前板の外面が道路側と反対側であるトンネルの壁面の一部に面し、上板の内面が消火栓装置の外部であって上方の空間側に面する扉板を備え、
消火栓扉を開放した状態で、通路面上を通行する通行者が上板の内面に乗って通行可能であることを特徴とする。
本発明の消火栓装置、消火栓装置及び消火器箱は、上部の一部から前部の一部にかけて、各々に対応する上板と前板とを一連に形成した扉板であって、閉鎖時には上板及び前板の外面が消火栓装置の外部の空間側に面し内面が消火栓装置の内部側に面し、開放時には上板の外面が通路面の他の一部に対向し、前板の外面が道路側と反対側であるトンネルの壁面の一部に面し、上板の内面が消火栓装置の外部であって上方の空間側に面する扉板を備え、消火栓扉を開放した状態で、通路面上を通行する通行者が上板の内面に乗って通行可能としたため、道路側又は通路面側から消火栓又は消火器を取り扱うために扉を開放させた場合でも、監視員通路の通行を妨げることなく、監視員通路の通行を可能とする。
図1は自動車専用道路のトンネル内に設置した消火栓設備を示した説明図である。図1に示すように、シールド工法により構築されたトンネル10内には円筒形のトンネル壁面12により覆われ、床版18により仕切られることで道路15が設けられており、この例にあっては、道路15は1方向2車線としている。
図2はトンネル内消火栓設備を道路側から示した説明図、図2は消火栓装置の消火栓扉を開放した状態を道路側から示した説明図、図3はトンネル内消火栓設備の内部構造を路面側から見た断面で示した説明図、図4は消火栓装置のホース収納部を取り出して示した説明図、図5はホース収納部の構造を側面から見た断面で示した説明図、図6は消火器収納部の構造を側面から見た断面で示した説明図である。
図2に示すように、消火栓装置16は、手摺り40を設けた監視員通路14の路肩から道路15に面した前壁14aに取付口を開口した消火栓埋込部13を形成して設置されている。
図3に示すように、道路15側からのハンドル34の操作によるロック解除、または監視員通路14側からのハンドル34aの操作によりワイヤー35を引くことで連動されるハンドル34の操作によるロック解除で消火栓扉28を上向き回りに開放すると、扉開口を介して内部に設置しているホース収納部42が操作可能となる。ホース収納部42は箱形に形成したホース筐体44の前面開口に4本のフレームパイプ46を配置して間にホース取出口48を形成している。
図7に示すように、消火栓装置16の左側に設けた消火器扉32の内部には消火器収納部62が形成され、消火器収納部62には架台66に載置した円筒状の消火器ホルダー64が前方斜め上向きに配置されており、消火器ホルダー64は横並びに2本配置され、2本の消火器68を取出し自在に収納している。
(通常監視時)
図1に示すトンネル10の道路を車両が通行している通常監視時にあっては、図2に示すように、消火栓装置16の消火栓扉28及び消火器扉32は閉鎖しており、監視員通路14の路肩側に消火栓装置16を設置していても、監視員通路14を通る人の通行を妨げたり、危険を及ぼすことはない。
一方、トンネル10内で火災を伴う車両事故が発生した場合には、利用者は火災発生場所に近い消火栓装置16に出向き、図2に示す通報装置扉30の発信機38を押して監視室に火災を通報し、応答ランプ39の点灯により監視室側への通報完了を確認する。
消火栓装置16を点検する場合には、監視員通路14側から係員が点検に必要な操作を行えば良い。また、消火栓装置16のホース収納部42やバルブ類の点検作業は、監視員通路14の路面に設けている点検用扉を係員が開いて内部空間に入って行う。
図8は消火栓装置とバルブ類収納部を分離配置したトンネル内消火栓設備の内部構造を路面側から見た断面で示した説明図である。
図9はL形扉をスライドして開閉する消火栓装置の実施形態を示した説明図である。図9に示すように、消火栓装置16の消火栓扉28は、図2乃至図7の実施形態と同様に、道路15側に位置する垂直方向の扉前部と監視員通路14側に位置する水平方向の扉上部とを連設した横断面がL形に形成された扉板を備え、消火栓扉28が横方向のスライドにより開閉自在に設けられ、右方向のスライドにより開放された消火栓扉28は、監視員通路14の外側に位置するようにしている。
図11は前扉をスライドして開閉し、上扉を上向き回りに開閉する消火栓装置の実施形態を示した説明図である。
図12は前扉を下向き回りに開閉し、上扉を上向き回りに開閉する消火栓装置の実施形態を示した説明図である。
図13は前扉及び上扉を左右両開きに開閉する消火栓装置の実施形態を示した説明図である。
図14はシャッター扉を設けた消火栓装置の実施形態を示した説明図である。図14に示すように、本実施形態の消火栓扉は、道路15側に位置する垂直方向の扉開口と監視員通路14側に位置する水平方向の扉開口との間に消火栓シャッター扉28Cが開閉自在に設けられている。
図15は監視員通路の箱抜き部を道路側から示した説明図である。本実施形態にあっては、監視員通路14の下部にはダクトがなく、コンクリートで埋められており、電線管等は全て管理用通路に配置されている。
上記の実施形態は、消火器収納部を一体に設けた消火栓設備を例にとっているが、例えば、消火器収納部を持たない消火栓装置としても良い。この場合には、別途設置されている消火器箱が上記の実施形態に示した扉構造を持つことになる。
12:トンネル壁面
13:消火栓埋込部
14:監視員通路
14a:前壁
15:道路
16:消火栓装置
18:床版
20:管理用通路
22:ダクト
23:電線管
24:給水本管
24a:分岐配管
25:箱抜き部
27:ヒンジ
28:消火栓扉
28A,28A-1,28A-2:消火栓前扉
28B,28B-1,28B-2:消火栓上扉
30:通報装置扉
32:消火器扉
32A:消火器前扉
32B:消火器上扉
32C:消火器シャッター扉
34:ハンドル
36:赤色表示灯
38:発信機
39:応答ランプ
40:手摺り
42:ホース収納部
43:バルブ類収納部
44:ホース筐体
45:連結ホース
46:フレームパイプ
48:ホース取出口
50:ホース
52:ノズル
53:給水栓
54:消火栓弁
56:消火栓弁開閉レバー
58:圧力調整弁
60:ホース連結口
62:消火器収納部
64:消火器ホルダー
66:架台
68:消火器
70:ポンプ起動スイッチ
72:バルブ類収納装置
74:配管
76:放水スイッチ
78:放水停止スイッチ
Claims (3)
- トンネル内の道路に前壁を面して設けられた監視員通路の前記前壁及び通路面の一部を開口した消火栓埋込部と、
上部を前記通路面側とし前部を前記前壁側として前記消火栓埋込部に埋込設置され、内部に消火用ホースを収納すると共に、当該ホースを外部へ引き出す際に開放される消火栓扉が設けられた消火栓装置と、
を備えたトンネル内消火栓設備であって、
前記消火栓扉は、
前記消火栓装置の前記上部の一部から前記前部の一部にかけて、各々に対応する上板と前板とを一連に形成した扉板であって、閉鎖時には前記上板及び前板の外面が前記消火栓装置の外部の空間側に面し内面が前記消火栓装置の内部側に面し、開放時には前記上板の外面が前記通路面の他の一部に対向し、前記前板の外面が前記道路側と反対側である前記トンネルの壁面の一部に面し、前記上板の内面が前記消火栓装置の外部であって上方の空間側に面する扉板を備え、
前記消火栓扉を開放した状態で、前記通路面上を通行する通行者が前記上板の内面に乗って通行可能であることを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- トンネル内の道路に前壁を面して設けられた監視員通路の前記前壁及び通路面の一部を開口した埋込部に上部を前記通路面側とし前部を前記前壁側として埋込設置され、内部に消火器を収納すると共に、当該消火器を外部へ取り出す際に開放される消火器扉が設けられた消火器箱であって、
前記消火器扉は、
前記消火器箱の前記上部の一部から前記前部の一部にかけて、各々に対応する上板と前板とを一連に形成した扉板であって、閉鎖時には前記上板及び前板の外面が前記消火器箱の外部の空間側に面し内面が前記消火器箱の内部側に面し、開放時には前記上板の外面が前記通路面の他の一部に対向し、前記前板の外面が前記道路側と反対側である前記トンネルの壁面の一部に面し、前記上板の内面が前記消火器箱の外部であって上方の空間側に面する扉板を備え、
前記消火器扉を開放した状態で、前記通路面上を通行する通行者が前記上板の内面に乗って通行可能であることを特徴とする消火器箱。
- トンネル内の道路に前壁を面して設けられた監視員通路の前記前壁及び通路面の一部を開口した消火栓埋込部に上部を前記通路面側とし前部を前記前壁側として埋込設置され、内部に消火用ホースを収納すると共に、当該ホースを外部へ引き出す際に開放される消火栓扉が設けられた消火栓装置であって、
前記消火栓扉は、
前記消火栓装置の前記上部の一部から前記前部の一部にかけて、各々に対応する上板と前板とを一連に形成した扉板であって、閉鎖時には前記上板及び前板の外面が前記消火栓装置の外部の空間側に面し内面が前記消火栓装置の内部側に面し、開放時には前記上板の外面が前記通路面の他の一部に対向し、前記前板の外面が前記道路側と反対側である前記トンネルの壁面の一部に面し、前記上板の内面が前記消火栓装置の外部であって上方の空間側に面する扉板を備え、
前記消火栓扉を開放した状態で、前記通路面上を通行する通行者が前記上板の内面に乗って通行可能であることを特徴とするトンネル内消火栓装置。
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