JP2018089270A - 消火栓設備 - Google Patents
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Description
本発明は、
先端にノズルを装着したホースが引き出し自在に収納されたホース収納部を備えた消火栓設備に於いて、
ホース収納部に収納されたホースにノズルを着脱自在に係止させるノズルホルダーが設けられたことを特徴とする。
ホース収納部は、トンネル側壁に沿って設けられた監視員通路の内部に昇降自在に配置され且つ前後にホース取出口が開口された筐体に、ホースが縦回りの内巻きにより引き出し自在に収納されており、
消火栓を使用する場合に、ホース収納部を上昇させて監視員通路上の所定の露出位置に保持させる昇降機構が設けられ、
ホース収納部に内巻きされたホースの内側空洞部に、ノズルホルダーによりノズルが着脱自在に係止される。
ホース収納部は、前面開口に開閉自在な消火栓扉が設けられた筐体内にホースが内巻きにより引き出し自在に収納されており、
ホース収納部に内巻きされたホースに、ノズルホルダーの一端が着脱自在に係止されると共にノズルホルダーの他端にノズルが着脱自在に係止される。
また、ノズルホルダーは、ノズルの胴部を挟んで両側に一対のホルダーアームの一端が固定され、一対のホルダーアームは先端側に、先端で開き且つホースの外径に対応した内径を持つリング状のホース係止部が形成されており、
ホース収納部に内巻きされたホースの内側空洞部の下側のホース部位にノズルの胴部両側に固定された一対のホルダーアームに形成されたホース係止部が着脱自在に嵌め入れられる。
ノズルホルダーは、連結部の一端に先端側に開き且つホースの外径に対応した内径を持つリング状のホース係止部が形成されると共に、連結部の他端に先端側に開き且つノズルの胴部外径に対応した内径を持つノズル係止部が形成される。
ノズルを引き外す場合に、ノズルホルダーのホース係止部がホース側から先に外れるように、ホース係止部の係止強度をノズル係止部の係止強度より低くされる。
ノズルホルダーのホース係止部のホース側に対する係止の遊び間隔が、ノズル係止部のノズルに対する係止の遊び間隔より大きくされる。
ノズルホルダーのホース係止部が剛性の低い所定の素材で形成され、ノズル係止部がホース保持部に対し剛性の高い他の素材で形成される。
ホース収納部の筐体の前後に開口された開口部の各々にホース取出口を画成させるパイプフレームが配置され、パイプフレームにノズルホルダーに係止されたノズルを吸着固定させる磁石部材が設けられ、磁石部材としては、ノズルホルダーに係止されたノズルの近傍に位置するパイプフレームに、棒磁石が配置されるか、又はリング磁石が移動自在に嵌め入れられる。
本発明の別の形態にあっては、ノズルホルダーに於いて、ホース収納部に収納された先端にノズルを装着したホースに、ノズルを係止させることを特徴とする。
ホース側に一端が着脱自在に係止されると共に他端にノズルが着脱自在に支持される構造を備える。
連結部の一端に先端側に開き且つホースの外径に対応した内径を持つホース係止部が形成されると共に、連結部の他端に先端側に開き且つノズルの胴部外径に対応した内径を持つノズル係止部が形成される。
ノズルを引き外す場合に、ホース係止部がホース側から先に外れるように、ホース係止部の係止強度をノズル係止部の係止強度より低くされる。
ホース係止部のホース側に対する係止の遊び間隔が、ノズル係止部のノズルに対する係止の遊び間隔より大きくされる。
ホース係止部が剛性の低い所定の素材で形成され、ノズル係止部がホース保持部に対し剛性の高い他の素材で形成される。
ホース収納部は、筐体の前後に、上下に仕切られ中央で横長に開口されたホース取出口が形成され、ホース取出口の上部仕切りの内側及び下部仕切りの内側の各々に、縦回りに内巻きされたホースの空洞部に向けて開くように仕切板が傾斜して配置される。
ホース収納部は、筐体の前後に、上下に仕切られ中央で横長に開口されたホース取出口が形成され、前方のホース取出口の上側に道路側から行う操作説明が表記された第1表示板が配置され、後方のホース取出口の上側に監視員通路側から行う操作説明が表記された第2表示板が配置され、第2表示板は表示面を斜め上向きとなるように傾斜して配置される。
昇降機構により昇降されるホース収納部に、放水試験に使用する試験ホース装置が装着されるメンテナンス弁が設けられる。
本発明は、先端にノズルを装着したホースが引き出し自在に収納されたホース収納部を備えた消火栓設備に於いて、ホース収納部に収納されたホースにノズルを着脱自在に係止させるノズルホルダーが設けられたため、ホース収納部が設けられた筐体側にノズルホルダーを固定設置する必要がなく、ホース側の必要な位置にノズルホルダーを介してノズルを着脱自在に係止でき、また、筐体側にノズルホルダーが固定設置されているため、ホース収納部から引出したホースがノズルホルダーに当って損耗することもない。
また、ホース収納部は、トンネル側壁に沿って設けられた監視員通路の内部に昇降自在に配置され且つ前後にホース取出口が開口された筐体に、ホースが縦回りの内巻きにより引き出し自在に収納されており、消火栓を使用する場合に、ホース収納部を上昇させて監視員通路上の所定の露出位置に保持させる昇降機構が設けられ、ホース収納部に内巻きされたホースの内側空洞部に、ノズルホルダーによりノズルが着脱自在に係止されたため、ホースが内巻きされた空洞部の中にノズルホルダーによりノズルが着脱自在に係止されることとなり、これにより監視員通路上の露出位置に係止されたホース収納部に対し、道路側となる前方からのノズルの取出し、及び、監視員通路側となる後方からのノズルの取出しの両方を簡単且つ容易に行うことを可能とする。
また、ホース収納部は、前面開口に開閉自在な消火栓扉が設けられた筐体内にホースが内巻きにより引き出し自在に収納されており、ホース収納部に内巻きされたホースに、ノズルホルダーの一端が着脱自在に係止されると共にノズルホルダーの他端にノズルが着脱自在に係止されたため、ノズルホルダーのホース係止部を内巻きされたホース側に嵌め入れて係止させ、ホースに係止されたノズルホルダーのノズル係止部にノズルが着脱自在に係止されることとなり、従来のように、ホース収納部のフレームパイプ等にノズルホルダーを固定設置する必要がなく、ノズルホルダーからノズルを取り出してホースを引き出すと、ホースに係止しているノズルホルダーもホースと共に引き出され、従来のフレームパイプ等に固定設置されたノズルホルダーにホースが接触して損耗する問題も起きない。また、ホース収納部のフレームパイプ等に、ノズルホルダーを固定配置する必要がないため、構造が簡単となり、設置スペースも低減可能とする。
また、ノズルホルダーは、ノズルの胴部を挟んで両側に一対のホルダーアームの一端が固定され、一対のホルダーアームは先端側に、先端で開き且つホースの外径に対応した内径を持つリング状のホース係止部が形成されており、 ホース収納部に内巻きされたホースの内側空洞部の下側のホース部位にノズルの胴部両側に固定された一対のホルダーアームに形成されたホース係止部が着脱自在に嵌め入れられたため、ホース収納部の筐体内に縦回りに内巻きされたホース空洞部の下側に、ノズル側に固定されているノズルホルダーのホルダーアームを差し込んで係止させることになり、ホース取出口の内部下側にノズルが係止されていることで、道路側となる前方からのノズルの取出し、及び、監視員通路側となる後方からのノズルの取出しの両方を簡単且つ容易に行うことを可能とする。
また、ノズルホルダーは、連結部の一端に先端側に開き且つホースの外径に対応した内径を持つリング状のホース係止部が形成されると共に、連結部の他端に先端側に開き且つノズルの胴部外径に対応した内径を持つノズル係止部が形成されたため、ノズルホルダーは一端に形成されたホース係止部を、ホースの内巻きにより形成された内側空洞部の上側に並んでいるホース部分に嵌め入れて吊り下げ、下側に位置するノズルホルダーのノズル係止部にノズルを嵌め入れて係止させることで、ホース内側の空洞部内に宙づりされた状態でノズルが係止され、これにより監視員通路上の露出位置に係止されたホース収納部に対し、道路側となる前方からのノズルの取出し、及び、監視員通路側となる後方からのノズルの取出しの両方を簡単且つ容易に行うことを可能とする。
また、ノズルを引き外す場合に、ホース係止部がホース側から先に外れるように、ホース係止部の係止強度をノズル係止部の係止強度より低くされており、具体的には、ホース係止部のホース側に対する係止の遊び間隔が、ノズル係止部のノズルに対する係止の遊び間隔より大きくされ、或いは、ホース係止部が剛性の低い所定の素材で形成され、ノズル係止部がホース保持部に対し剛性の高い他の素材で形成されているため、ホース収納部からノズルを取り出すと、ホースホルダーがノズル共にホースから外れ、ノズルを取り出した場合にノズルホルダーがホース側に残ってホース引出しを妨げることを確実に防止可能とする。
また、ホース収納部の筐体の前後に開口された開口部の各々にホース取出口を画成させるパイプフレームが配置され、パイプフレームにノズルホルダーに係止されたノズルを吸着固定させる磁石部材が設けられ、磁石部材としては、ノズルホルダーに係止されたノズルの近傍に位置するパイプフレームに、棒磁石が配置されるか、又はリング磁石が移動自在に嵌め入れられたため、ホースに支持されたノズルホルダーには係止されたノズルは、パイプフレーム側に磁気吸着されることで固定され、ノズルホルダーに係止されたノズルが不必要に動いてしまうことを確実に防止可能とする。
本発明によるノズルホルダーの効果は、前述した消火栓設備におけるノズルホルダーの効果と基本的に同じになり、特に、ホース収納部を昇降自在に設けた新型の消火栓設備においても、従来と同等以上の簡単且つ容易なノズル取出しを可能とする。
また、ホース収納部は、筐体の前後に、上下に仕切られ中央で横長に開口されたホース取出口が形成され、ホース取出口の上部仕切りの内側及び下部仕切りの内側の各々に、内巻きされたホースの空洞部に向けて開くように仕切板が傾斜して配置されたため、筐体内の上下に位置する下向き傾斜して開いた仕切板と上向きに傾斜して開いた仕切板の間にホースが縦回りに内巻きされていることで、ホースを引き出す場合の摩擦抵抗が低減され、軽い力によるホースの引き出しを可能とする。
また、ホース収納部は、筐体の前後に、上下に仕切られ中央で横長に開口されたホース取出口が形成され、前方のホース取出口の上側に道路側から行う操作説明が表記された第1表示板が配置され、後方のホース取出口の上側に監視員通路側から行う操作説明が表記された第2表示板が配置され、第2表示板は表示面を斜め上向きとなるように傾斜して配置されるようにしたため、操作者が監視員通路に立って監視員通路上に上昇されたホース収納部の筐体背後のホース取出口からノズル付きのホースを引き出して消火作業を行う場合、ホース取出口の上側に第2表示板が斜め上向きに傾斜して設けられていることで視認性が向上し、監視員通路側からの迅速且つ確実な操作を可能とする。
また、昇降機構により昇降されるホース収納部に、放水試験に使用する試験ホース装置が装着されるメンテナンス弁が設けられたため、ホース収納部を監視員通路上に上昇させるとメンテナンス弁が外部に露出され、メンテナンス弁に試験ホース装置を装着して容易に放水試験を行うことができる。
図1は自動車専用道路のトンネル内に設置された消火栓設備を含むトンネル非常用設備を示した説明図である。図1に示すように、シールド工法により構築されたトンネル10内は円筒形のトンネル壁面12により覆われ、床版18により仕切られることで道路15が設けられており、この例にあっては、道路15は1方向2車線としている。
図2はホースを収納する消火栓収納箱を正面、平面及び側面から示した説明図、図3はホース収納部を上昇して監視員通路上に露出させた状態の消火栓収納箱を正面及び側面から示した説明図、図4はホース収納部を上昇して監視員通路上に露出させた状態の消火栓収納箱を背面から示した説明図である。
図2に示すように、消火栓設備16の消火栓収納箱30は、監視員通路14の床面下の内部空間に埋込み設置されている。消火栓収納箱30の中には、パンタグラフ機構を用いた昇降機構54の水圧シリンダ56の駆動により昇降されるホース収納部40が配置されている。
なお、消火栓収納箱30に対応して通報装置パネルが設けられ、通報装置パネルには、赤色表示灯、発信機及び応答ランプが設けられているが、図示を省略している。また、通報装置パネルには、消火栓収納箱30内に設けられているホース収納部を昇降操作するための上昇スイッチと下降スイッチが設けられているが、図示を省略している。
図3はホース収納部を上昇して監視員通路上に露出させた状態の消火栓収納箱を正面及び側面から示した説明図、図4はホース収納部を上昇して監視員通路上に露出させた状態の消火栓収納箱を背面から示した説明図である。
図5は昇降機構によりホース収納部を上昇して監視員通路上に露出させた状態での内部構造を道路側から見た断面で示した説明図である。
図6は消火栓設備の放水制御系統を示した説明図である。図6に示すように、放水制御系統は、一斉開放弁として機能する消火栓弁76の1次側に消火ポンプ設備75から配管が接続される。消火栓弁76は、弁体を開閉する開閉駆動部としてシリンダピストン機構を備えており、シリンダ室に対するパイロット圧の供給によりピストンを作動して弁体を開放位置に移動させ、パイロット圧の抜きによりリターンスプリングによりピストンを初期位置に戻して弁体を閉鎖位置に移動させる構造を備える。
ホース収納部40に設けられたパイロット手動弁の消火栓弁開閉レバー45による消火栓弁76の開閉駆動は次のようになる。通常時、消火栓弁開閉レバー45は放水停止位置にあり、パイロット手動弁90は閉鎖し、消火栓弁76のシリンダ室は自動排水弁86により排水側(大気開放側)に連通しており、シリンダ室は無圧状態となり、スプリングによりピストンは弁体を閉じた閉鎖位置としている。
図7はノズル係止構造の第1実施形態を示した説明図、図8は図7のノズルホルダーによりホース収納部にノズルを保持させた状態を示した説明図である。
図7に示すように、ホース収納部40の筐体41は前方及び後方に開口している。前方の開口には横方向に配置された2本のフレームパイプ42aの間に前方ホース取出口44aが形成され、後方の開口には横方向に配置されたフレームパイプ42bの間に後方ホース取出口44bが形成されている。
本実施形態にあっては、筐体41内にホース46を縦回りに内巻きする場合、例えば、筐体41の下側4段目の前方ホース取出口44aに隣接した部分をホース巻き残し部分とし、このホース巻き残し部分にノズル48をホースホルダー50により3段目のホース46の部分に着脱自在に係止させている。
図7に示すように、ホース収納部40における筐体41の上側前方に配置された仕切板47aの表側には、操作方法が表示された第1表示板98aが配置され、また、筐体41の上側後方に配置された仕切板47bの表側(筐体41の背面側)には、操作方法が表示された第2表示板98aが配置されている。なお、第1表示板98a及び第2表示板98bは、図3及び図4に示したように、3枚に分けて操作方法が表示されている。
図9はノズル係止構造の第2実施形態を示した説明図、図10はノズルホルダーを取り出して正面及び横断面で示した説明図、図11はホースに支持したノズルホルダーに対するノズルの係止状態を取り出して正面及び側面を示した説明図である。
図12はホース収納部のパイプフレームに磁石吸着機能を持たせたノズル係止構造の実施形態を示した説明図であり、図12(A)はノズルの磁気吸着を解除した状態を示し、図12(B)はノズルを磁気吸着した状態を示す。
図13は消火栓扉を備えた消火栓装置におけるノズルホルダーによりノズル係止を消火栓扉及び保守扉を外して正面から見て示した説明図である。
(ノズルホルダーの係止強度)
(消火栓設備)
上記の実施形態で示した消火栓設備のホース類や消火栓弁等のバルブ類、通報装置の構成及び配置、その他の構成については任意であり、適宜の構成を採用して良い。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:トンネル壁面
14:監視員通路
15:道路
16:消火栓設備
18:床版
20:管理用通路
22:ダクト
24:給水本管
24a:分岐配管
30:消火栓収納箱
32,41:筐体
34:開口部
36:点検扉
38:取手
37:消火栓昇降口
40:ホース収納部
42:フレームパイプ
43:路面板
44a:前方ホース取出口
44b:後方ホース取出口
45,45a:消火栓弁開閉レバー
46:ホース
48:ノズル
48a:胴部
48b:グリップ
50,150:ノズルホルダー
52:ホルダーアーム
52a:ノズル固定部
52b,150b:ホース係止部
54:昇降機構
56:水圧シリンダ
62:連結ホース
64:フレキシブルジョイント
66:制御機構収納部
72:磁性フレームパイプ
74:棒磁石
76:消火栓弁
78:自動調圧弁
80:混合器
82:泡タンク
84,85:メンテナンス弁
86,88:自動排水弁
90,92:パイロット手動弁
94a,94b:パイロット配管
96:ポンプ起動連動スイッチ
98a:第1表示板
98b:第2表示板
100:消火栓装置
103:消火栓扉
110:ホース取出口
150:ノズルホルダー
150a:連結部
150b:ホース係止部
150c:ノズル係止部
Claims (14)
- 先端にノズルを装着したホースが引き出し自在に収納されたホース収納部を備えた消火栓設備に於いて、
前記ホース収納部に収納された前記ホースに前記ノズルを着脱自在に係止させるノズルホルダーが設けられたことを特徴とする消火栓設備。
- 請求項1記載の消火栓設備に於いて、
前記ホース収納部は、トンネル側壁に沿って設けられた監視員通路の内部に昇降自在に配置され且つ前後にホース取出口が開口された筐体に、前記ホースが縦回りの内巻きにより引き出し自在に収納されており、
消火栓を使用する場合に、前記ホース収納部を上昇させて前記監視員通路上の所定の露出位置に保持させる昇降機構が設けられ、
前記ホース収納部に内巻きされた前記ホースの内側空洞部に、前記ノズルホルダーにより前記ノズルが着脱自在に係止されたことを特徴とする消火栓設備。
- 請求項1記載の消火栓設備に於いて、
前記ホース収納部は、前面開口に開閉自在な消火栓扉が設けられた筐体内に前記ホースが内巻きにより引き出し自在に収納されており、
前記ホース収納部に内巻きされた前記ホースに、前記ノズルホルダーにより前記ノズルが着脱自在に係止されたことを特徴とする消火栓設備。
- 請求項2又は3記載の消火栓設備に於いて、
前記ノズルホルダーは、前記ノズルの胴部を挟んで両側に一対のホルダーアームの一端が固定され、前記一対のホルダーアームは先端側に、先端で開き且つ前記ホースの外径に対応した内径を持つリング状のホース係止部が形成されており、
前記ホース収納部に内巻きされたホースの内側空洞部の下側のホース部位に前記ノズルの胴部両側に固定された前記一対のホルダーアームに形成された前記ホース係止部が着脱自在に嵌め入れられたことを特徴とする消火栓設備。
- 請求項2又は3記載の消火栓設備に於いて、
前記ノズルホルダーは、連結部の一端に先端側に開き且つ前記ホースの外径に対応した内径を持つリング状のホース係止部が形成されると共に、前記連結部の他端に先端側に開き且つ前記ノズルの胴部外径に対応した内径を持つノズル係止部が形成されたことを特徴とする消火栓設備。
- 請求項5記載の消火栓設備に於いて、
前記ノズルを引き外す場合に、前記ノズルホルダーの前記ホース係止部が前記ホース側から先に外れるように、前記ホース係止部の係止強度が前記ノズル係止部の係止強度より低くされたことを特徴とする消火栓設備。
- 請求項5記載の消火栓設備に於いて、
前記ノズルホルダーの前記ホース係止部の前記ホース側に対する係止の遊び間隔が、前記ノズル係止部の前記ノズルに対する係止の遊び間隔より大きくされたことを特徴とする消火栓設備。
- 請求項5記載の消火栓設備に於いて、
前記ノズルホルダーの前記ホース係止部が剛性の低い所定の素材で形成され、前記ノズル係止部が前記ホース保持部に対し剛性の高い他の素材で形成されたことを特徴とする消火栓設備。
- 請求項5記載の消火栓設備に於いて、
前記ホース収納部の筐体の前後に開口された開口部の各々にホース取出口を画成させるパイプ部材が配置され、前記パイプ部材に前記ノズルホルダーに係止された前記ノズルを吸着固定させる磁石部材が設けられたことを特徴とする消火栓設備。
- 請求項9記載の消火栓設備に於いて、前記磁石部材として、前記ノズルホルダーに係止された前記ノズルの近傍に位置する前記パイプ部材に、棒磁石が配置されたことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
- 請求項9記載の消火栓設備に於いて、前記磁石部材として、前記ノズルホルダーに係止された前記ノズルの近傍の前記パイプ部材に、リング磁石が軸方向で移動自在に嵌め入れられたことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
- 請求項2記載の消火栓設備に於いて、
前記ホース収納部は、前記筐体の前後に、上下に仕切られ中央で横長に開口されたホース取出口が形成され、前記ホース取出口の上部仕切りの内側及び下部仕切りの内側の各々に、縦回りに内巻きされ前記ホースの空洞部に向けて開くように仕切板が傾斜して配置されたことを特徴とする消火栓設備。
- 請求項2記載の消火栓設備に於いて、
前記ホース収納部は、前記筐体の前後に、上下に仕切られ中央で横長に開口されたホース取出口が形成され、前方のホース取出口の上側に道路側から行う操作説明が表記された第1表示板が配置され、後方のホース取出口の上側に監視員通路側から行う操作説明が表記された第2表示板が配置され、前記第2表示板は表示面を斜め上向きとなるように傾斜して配置されたことを特徴とする消火栓設備。
- 請求項2記載の消火栓設備に於いて、
前記昇降機構により昇降される前記ホース収納部に、放水試験に使用する試験ホース装置が装着されるメンテナンス弁が設けられたことを特徴とする消火栓設備。
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