JP6914750B2 - 消火栓装置 - Google Patents
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Description
なお、本明細書において、消火栓装置に関する位置関係を説明する用語としての「奥側」とは消火栓装置を監視員通路に設置した状態において、トンネルの壁面側であり、「手前側」とは車道側をいう。
そのため、消火栓装置の本体の設置場所として、トンネル壁面ではなく、監視員通路内に埋め込むことが考えられ、このような態様のものとして特許文献2に開示されたトンネル用消火栓装置がある。
しかしながら、消火栓装置の前面側は、車道に近く、事故車等が消火栓装置の前面側にあることもあり、消火栓装置の前面にはほとんど空間がないことも考えられる。そのため、消火活動に支障がでることが想定される。
前記天板部は、奥側の辺部が回動可能に取り付けられて開閉可能になっており、前記天板部における起立状態で前面側となる部位に前記ホースの引き出し時に前記ホースをガイドするホースガイドを備えていることを特徴とするものである。
また、ホースガイドを備えたことで、円滑なホースの引き出しを可能にしている。
そこで、まず消火栓装置の設置に好適な監視員通路の設置用空間について図5に基づいて説明する。
図5は、トンネルの路肩の監視員通路83の一部を示したものであり、図中、81はトンネル壁面、83は監視員通路、85は車道である。
なお、一般的に監視員通路83における車道85寄りには、落下防止用の柵(図示なし)が監視員通路83に沿って設けられているが、上述の設置用空間87に消火栓装置1を設置する場合には、設置用空間87の部分には柵は設けられない。
消火栓装置1は、図1〜図4に示すように、巻いた状態のホース3を横にして収納するホース収納部5と消火器7を横に寝かせた状態で収納する消火器収納部9を有し上面が開口した箱形状の本体部11と、本体部11の上面開口を覆う天板部13を備えている。
以下、消火栓装置1を構成する各部について詳細に説明する。
本体部11は、ホース収納部5と消火器収納部9を有し、図1に示すように、上面が開口した略直方体形状をしている。
本体部11の形状は、高さよりも奥行きの大きい扁平な直方体形状をしている。
本体部11の両側部及び後辺部(奥側の辺部)には、外方に張出す張出し部15が設けられている。
張出し部15は、本体部11を設置用空間87内に収容する際に、設置用空間87の開口縁部91に形成された段部に載置する。これによって、張出し部15及び天板部13と、監視員通路83の路面とが面一になる。なお、張出し部15は少なくとも両側の2辺に設けられれば良く、その場合は開口縁部91の段部も両側の2辺にだけあれば良い。
以下、ホース収納部5と消火器収納部9について詳細に説明する。
ホース収納部5は、ホース3を内巻きにした状態で横向き(巻いた状態でホース3により形成される筒体を縦にした向き)にして収納されている。このため、ホース収納部5は、高さよりも奥行きの大きい扁平な矩形状になっている。
なお、ホース収納部5へのホース3の収納は内巻き以外の収納形態でも良く、例えば、ホースリールにホース3を巻き付けるリール式の収納形態でも良い。リール式の場合でも、リールに巻き付けられたホース3は横向きに載置される。
また、ホース収納部5の図中左側の手前側には、消火栓弁を操作するための操作レバー25が設けられている。
消火器収納部9は、複数(本例では2本)の消火器7を横に寝かせた状態で収納できるようになっている。本実施の形態では、図1に示すように、第2手前側天板部39の下方に2本の消火器7を本体部11の幅方向に向けて寝かせて収納している。
なお、本例の消火器収納部9は、消火器7の上部側が若干だけ高くなるように消火器7を傾斜させて収納している。
消火器7を取り出す際には、消火器7の上部に設けられたレバー27を持つことになるので、消火器7の上部側を高くすることで、消火器7を横に寝かせた状態であってもレバー27を持ちやすくなり、消火器7の取り出しが容易になる。
天板部13は、図1、図4に示すように、奥行き方向で2分割され、手前側の手前側天板部29と奥側の奥側天板部31によって構成され、手前側天板部29は、奥側の辺部が奥側天板部31にヒンジによって回動可能に取り付けられて開閉可能になっている。
天板部13は、閉止状態では、監視員通路83の路面として作業者が通行できる。
奥側天板部31は、幅方向で2分割され、第1奥側天板部33と第2奥側天板部35で構成されているが、いずれも常時は開放することなく、点検時に開放できるようにねじ等で固定されている。
また、手前側天板部29はホース収納部5側の第1手前側天板部37と、消火器収納部9側の第2手前側天板部39と、点検用天板部41に分割されている。
なお、本実施の形態では、第1奥側天板部33と第1手前側天板部37の分割位置は、奥行き方向における中央部に位置しており、ホース収納部5の奥行き方向における中央部に位置している。
さらに、第1手前側天板部37の内面(起立状態での前面)には、ホース3の先端に設けられた消火ノズル23を保持するノズルホルダ47(図1参照)、ホース3の引き出しをガイドするホースガイド49が設けられている。
また、上記では操作部55の操作によってラッチ57とラッチ機構59を連動させる手段をワイヤ61として説明したが、ラッチ57とラッチ機構59が連動すれば何でも良く、例えば、ステンレス等の棒形状のものを用いても同様の連動をさせることができる。
起立保持手段45の他端は、本体部11に設けられた細溝63に挿入されており、第1手前側天板部37又は第2手前側天板部39が起立状態になったときに細溝63の周縁に係止可能になっている。
なお、第1手前側天板部37及び第2手前側天板部39は起立状態で直立するのが望ましいが、若干であれば前傾したり後傾したりしてもよく、閉扉状態から80度〜100度程度回動して保持されておればよい。
なお、ホースガイド49の形状はU字形状に限らず、第1手前側天板部37の起立状態で前面側となる部位に張り出すように設けられ、例えば、コ字形状のようにホース3を挿入できる開口部49aと開口部49aを囲むように設けられてホース3をガイドできる湾曲又は屈曲する辺部49bと有するものであればその形状は特に問わない。
開口面の先端側を下方に向かって傾斜させることで、ホース引出し時にホース3が辺部49bと接触する接触面積を小さくすることができ、ホース引出し時の抵抗を少なくして円滑なホース引出しができる。
なお、ホース引出し時にはホース3が辺部49bに接触するため、ホース引出しの力がホースガイド49に伝わり、この力が第1手前側天板部37を閉扉するように作用する。この点、本実施の形態では、起立保持手段45を設けているので、第1手前側天板部37が閉扉することはない。なお、第1手前側天板部37を閉扉する際には、起立保持手段45における細溝63の周縁への係止を外して第1手前側天板部37を押し下げるようにすればよい。
ホース引出し時には、ホース3はホースガイド49の辺部49bと本体11の前側の上端部に接触する。ホースガイド49は、ホース3をガイドするものであるが、ホース引出し時に常に接触している必要はなく、引き出すホース3が意図しない方向に引き出されそうになったときにホース3に接触して引き出し方向を制御できればよい。そのため、ホースガイド49は、ホース3がその辺部49bと接触しにくく、接触してもその接触面積が小さくなるようにすることで、ホース引出し時の力が小さくてすむ。このためには、ホースガイド49は、少なくとも辺部49bの先端部が本体11の上端より下方に位置するようにするのが好ましく、本実施の形態において、その傾斜角度θは10°以上である。また、本体11の上端より辺部49b全体が下方に位置するまで傾斜させても良く、本実施の形態において、その傾斜角度θは30°である。即ち、ホースガイド49の少なくとも先端部が本体11の上端より下方にあれば良く、θの好ましい範囲は、10°〜30°である。
θを好ましい範囲に設定することで、起立保持手段45を不要にすることもでき、そうすることで、第1手前側天板部37の閉扉の際に起立保持手段45の係止を外す操作が不要となり、閉扉動作を簡単にすることができる。
火災時においては、第1手前側天板部37及び/又は第2手前側天板部39を開放することになるが、この開放は、車道85側からでも、監視員通路83の上からでも行うことができる。したがって、特許文献2に開示されたもののように、車道85側からのみトレイの引き出しをするものに比較して、円滑な消火活動ができる。
第2手前側天板部39も第1手前側天板部37と同様の動作によって開扉する。したがって、第1手前側天板部37及び第2手前側天板部39の開扉作業が極めて円滑かつ容易に行うことができる。
また、上記の実施の形態では、天板部13を奥側と手前側で2分割した例を示したが、本発明の消火栓装置1の天板部13は、奥行き方向で分割の有無や分割数は限定されるものではなく、分割していないものや分割数が3以上のものを含む。これらの場合であっても、ホースガイド49は、天板部13の背面側であって、開扉時には前面側を向く位置に設けられる。
3 ホース
5 ホース収納部
7 消火器
9 消火器収納部
11 本体部
13 天板部
15 張出し部
17 赤色表示灯
19 非常ボタン
21 非常ランプ
23 消火ノズル
25 操作レバー
27 レバー
29 手前側天板部
31 奥側天板部
33 第1奥側天板部
35 第2奥側天板部
37 第1手前側天板部
39 第2手前側天板部
41 点検用天板部
43 ガススプリング
45 起立保持手段
47 ノズルホルダ
49 ホースガイド
49a 開口部
49b 辺部
51 シリンダロッド
53 シリンダ
55 操作部
57 ラッチ
59 ラッチ機構
61 ワイヤ
63 細溝
<監視員通路>
81 トンネル壁面
83 監視員通路
85 車道
87 設置用空間
89 前壁
91 開口縁部
Claims (2)
- 巻いた状態のホースを横にして収納するホース収納部を有し上面が開口した箱形状の本体部と、該本体部の上面開口を覆う天板部を備えた消火栓装置であって、
前記天板部は、奥側の辺部が回動可能に取り付けられて開閉可能になっており、前記天板部における起立状態で前面側となる部位に前記ホースの引き出し時に前記ホースをガイドするホースガイドを備え、
該ホースガイドは、前記ホースが挿通可能な上下方向に開口する開口部と該開口部を囲む辺部とを有してなり、前記天板部を起立させた状態で前記開口部の開口面の向きが水平又は先端側が下方に向かって傾斜するように設けられていることを特徴とする消火栓装置。 - 前記ホースガイドは、前記天板部を起立させた状態で少なくともその先端部が前記本体部の上端より下方に位置することを特徴とする請求項1記載の消火栓装置。
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