JP6914750B2 - 消火栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トンネル等に設置される消火栓装置に関する。
なお、本明細書において、消火栓装置に関する位置関係を説明する用語としての「奥側」とは消火栓装置を監視員通路に設置した状態において、トンネルの壁面側であり、「手前側」とは車道側をいう。
トンネル等に設置される消火栓装置は、例えば特許文献1に開示されたように、消火栓装置の筐体を「トンネル壁面に形成された箱抜き部分」に設置していた。
しかしながら、最近の大口径のトンネルはシールド工法によって構築されることが多く、この場合、トンネルの壁面がトンネルの掘削と同時に鋼製のセグメントで構築されるため、特許文献1に開示されているような箱抜きをすることができない。
そのため、消火栓装置の本体の設置場所として、トンネル壁面ではなく、監視員通路内に埋め込むことが考えられ、このような態様のものとして特許文献2に開示されたトンネル用消火栓装置がある。
特許文献2に開示のものは、「トンネル側壁の路肩に沿って所定の高さに構築された監視員通路を備えたトンネルに設置されるトンネル用消火栓装置に於いて、前記監視員通路の路面側の側壁を装置前面として監視員通路の下部の空間に本体を収納したことを特徴とするトンネル用消火栓装置。」(特許文献2の請求項1参照)である。
特開2015−44039号公報 特開2001−9053号公報
特許文献2に開示のものは、本体内に引き出し可能に設けたトレイにホースリールや消火器を収納し、前記トレイを前面側に引き出すようにしている。そのため、消火栓装置の前面側にはトレイを引き出すための空間が必要となる。
しかしながら、消火栓装置の前面側は、車道に近く、事故車等が消火栓装置の前面側にあることもあり、消火栓装置の前面にはほとんど空間がないことも考えられる。そのため、消火活動に支障がでることが想定される。
また、特許文献2に開示されたもののように、車道側に引きだすトレイにホースリールや消火器を収納した場合、トレイの引き出しは車道側からしかできず、またホースや消火器の取り出しも車道側からしかできない。そのため、消火活動は車道からしかできず、円滑かつ効果的な消火活動を迅速に行うことができないという問題がある。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、消火栓装置を監視員通路内に埋め込むようにして設置した場合においても、ホースや消火器の取り出しに支障が生ずることなく、また迅速な消火活動ができる消火栓装置を得ることを目的としている。
(1)本発明に係る消火栓装置は、巻いた状態のホースを横にして収納するホース収納部を有し上面が開口した箱形状の本体部と、該本体部の上面開口を覆う天板部を備えた消火栓装置であって、
前記天板部は、奥側の辺部が回動可能に取り付けられて開閉可能になっており、前記天板部における起立状態で前面側となる部位に前記ホースの引き出し時に前記ホースをガイドするホースガイドを備えていることを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記ホースガイドは、ホースが挿通可能な上下方向に開口する開口部と該開口部を囲む辺部とを有してなり、前記天板部を起立させた状態で前記開口部の開口面の向きが水平又は先端側が下方に向かって傾斜するように設けられていることを特徴とするものである。
(3)また、上記(2)に記載のものにおいて、前記ホースガイドは、前記天板部を起立させた状態で少なくともその先端部が前記本体部の上端より下方に位置することを特徴とするものである。
本発明に係る消火栓装置は、巻いた状態のホースを横にして収納するホース収納部を有し上面が開口した箱形状の本体部と、該本体部の上面開口を覆う天板部を備えたものであって、前記天板部は、奥側の辺部が回動可能に取り付けられて開閉可能になっており、前記天板部における起立状態で前面側となる部位に前記ホースの引き出し時に前記ホースをガイドするホースガイドを備えていることにより、例えば消火栓装置を監視員通路内に埋め込むように設置した場合、前記手前側天板部の開扉を車道側からでも監視員通路上からでも行うことができ、かつホースの引き出しや消火器の取り出しについても、車道側からでも監視員通路上からでも行うことができる。このため、火災時の消火活動を迅速かつ円滑に行うことができる。
また、ホースガイドを備えたことで、円滑なホースの引き出しを可能にしている。
本発明の実施の形態1に係る消火栓装置の開扉状態の斜視図である。 図1に示した消火栓装置の正面図である。 図1に示した消火栓装置の断面図である。 図1に示した消火栓装置の手前側天板部を閉扉した状態の斜視図である。 トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内を説明する説明図である。
本実施の形態に係る消火栓装置は、設置場所が限定されるわけでないが、例えばトンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される場合に好適なものである。
そこで、まず消火栓装置の設置に好適な監視員通路の設置用空間について図5に基づいて説明する。
図5は、トンネルの路肩の監視員通路83の一部を示したものであり、図中、81はトンネル壁面、83は監視員通路、85は車道である。
設置用空間87は、図5に示すように、監視員通路83の前壁89から監視員通路83の車道幅方向に切り欠くように設けられ、監視員通路83の軸線に直交する断面では設置用空間87を形成する壁がL字形状になっている。監視員通路83の路面には設置用空間87の上面に該当する開口部があり、該開口部の開口縁部91は、後述する消火栓装置1の天板部13の周縁部(張出し部15)が載置される3辺の部分が一段低くなった段部になっている。
なお、一般的に監視員通路83における車道85寄りには、落下防止用の柵(図示なし)が監視員通路83に沿って設けられているが、上述の設置用空間87に消火栓装置1を設置する場合には、設置用空間87の部分には柵は設けられない。
上記のような設置用空間87への設置に好適な本実施の形態の消火栓装置1を、図1〜図4に基づいて説明する。
消火栓装置1は、図1〜図4に示すように、巻いた状態のホース3を横にして収納するホース収納部5と消火器7を横に寝かせた状態で収納する消火器収納部9を有し上面が開口した箱形状の本体部11と、本体部11の上面開口を覆う天板部13を備えている。
以下、消火栓装置1を構成する各部について詳細に説明する。
<本体部>
本体部11は、ホース収納部5と消火器収納部9を有し、図1に示すように、上面が開口した略直方体形状をしている。
本体部11の形状は、高さよりも奥行きの大きい扁平な直方体形状をしている。
本体部11の両側部及び後辺部(奥側の辺部)には、外方に張出す張出し部15が設けられている。
張出し部15は、本体部11を設置用空間87内に収容する際に、設置用空間87の開口縁部91に形成された段部に載置する。これによって、張出し部15及び天板部13と、監視員通路83の路面とが面一になる。なお、張出し部15は少なくとも両側の2辺に設けられれば良く、その場合は開口縁部91の段部も両側の2辺にだけあれば良い。
本体部11の前面部には、赤色表示灯17、非常時であることを監視員に知らせるための非常ボタン19、非常ボタン19を押したときに点灯する非常ランプ21が設けられている。
以下、ホース収納部5と消火器収納部9について詳細に説明する。
《ホース収納部》
ホース収納部5は、ホース3を内巻きにした状態で横向き(巻いた状態でホース3により形成される筒体を縦にした向き)にして収納されている。このため、ホース収納部5は、高さよりも奥行きの大きい扁平な矩形状になっている。
なお、ホース収納部5へのホース3の収納は内巻き以外の収納形態でも良く、例えば、ホースリールにホース3を巻き付けるリール式の収納形態でも良い。リール式の場合でも、リールに巻き付けられたホース3は横向きに載置される。
ホース3の収納状態で、ホース3の先端に取り付けられた消火ノズル23が手前寄りに載置又は保持されている。
また、ホース収納部5の図中左側の手前側には、消火栓弁を操作するための操作レバー25が設けられている。
《消火器収納部》
消火器収納部9は、複数(本例では2本)の消火器7を横に寝かせた状態で収納できるようになっている。本実施の形態では、図1に示すように、第2手前側天板部39の下方に2本の消火器7を本体部11の幅方向に向けて寝かせて収納している。
なお、本例の消火器収納部9は、消火器7の上部側が若干だけ高くなるように消火器7を傾斜させて収納している。
消火器7を取り出す際には、消火器7の上部に設けられたレバー27を持つことになるので、消火器7の上部側を高くすることで、消火器7を横に寝かせた状態であってもレバー27を持ちやすくなり、消火器7の取り出しが容易になる。
なお、消火器収納部9における消火器7が載置される載置面を手前側に向かってさらに下り傾斜となる傾斜面にしてもよい。このような傾斜面を設けることで、手前側の消火器7を取り出すと奥側の消火器7が手前側に滑って移動するので、取り出しがより容易になる。
<天板部>
天板部13は、図1、図4に示すように、奥行き方向で2分割され、手前側の手前側天板部29と奥側の奥側天板部31によって構成され、手前側天板部29は、奥側の辺部が奥側天板部31にヒンジによって回動可能に取り付けられて開閉可能になっている。
天板部13は、閉止状態では、監視員通路83の路面として作業者が通行できる。
奥側天板部31は、幅方向で2分割され、第1奥側天板部33と第2奥側天板部35で構成されているが、いずれも常時は開放することなく、点検時に開放できるようにねじ等で固定されている。
また、手前側天板部29はホース収納部5側の第1手前側天板部37と、消火器収納部9側の第2手前側天板部39と、点検用天板部41に分割されている。
第1奥側天板部33と第1手前側天板部37の境界は、ホース収納部5の上方に位置している。このため、図1に示すように、第1手前側天板部37を開放した状態でも、平面視で第1奥側天板部33がホース3を覆うようになっている。このような配置にしたことで、第1奥側天板部33がホース3の引き出し時にホース3に当接してホース引出し規制手段として機能する。すなわち、仮にホース3の上方を覆うものが何もない場合、操作レバー25を操作して消火栓弁を開放してからホース3を引きだす際に、ホース3の動きを規制するものがないため、ホース3が水圧で暴れたり、あるいは無秩序にほどけてしまう場合があるが、奥側天板部31がホース3を覆うように配置されていることで、ホース3に当接してホース3の暴れを防止したり、無秩序にほどけようとするのを規制したりすることができる。
なお、本実施の形態では、第1奥側天板部33と第1手前側天板部37の分割位置は、奥行き方向における中央部に位置しており、ホース収納部5の奥行き方向における中央部に位置している。
第1手前側天板部37及び第2手前側天板部39には、常時開放方向に付勢するガススプリング43と、第1手前側天板部37、第2手前側天板部39を起立状態で保持する起立保持手段45とが設けられている。
さらに、第1手前側天板部37の内面(起立状態での前面)には、ホース3の先端に設けられた消火ノズル23を保持するノズルホルダ47(図1参照)、ホース3の引き出しをガイドするホースガイド49が設けられている。
ガススプリング43は、シリンダロッド51の下端側が本体部11の底部に回動可能に固定され、シリンダ53の上端側が第1手前側天板部37及び第2手前側天板部39にそれぞれ回動可能に連結されている。ガススプリング43は第1手前側天板部37、第2手前側天板部39を閉扉状態から回動させて開扉状態にする付勢力を有している。そして、第1手前側天板部37及び第2手前側天板部39には、第1手前側天板部37及び第2手前側天板部39を閉扉状態で保持したり、開扉させたりするための操作部55が設けられている。操作部55は、ラッチ57(図1参照)を有しており、閉扉状態ではこのラッチ57が本体部11に係止して閉扉状態を保持するようになっている。
なお、ラッチ57のみでは第1手前側天板部37や第2手前側天板部39の閉扉状態を確実に保持できないので、本実施の形態ではラッチ57の動作と連動するラッチ機構59を設けている。ラッチ機構59は、ワイヤ61を介して操作部55と繋がっており、操作部55を開操作することで操作部55のラッチ57とラッチ機構59を同時に開状態にでき、操作部55の操作のみで第1手前側天板部37及び第2手前側天板部39の開扉操作ができる。
また、上記では操作部55の操作によってラッチ57とラッチ機構59を連動させる手段をワイヤ61として説明したが、ラッチ57とラッチ機構59が連動すれば何でも良く、例えば、ステンレス等の棒形状のものを用いても同様の連動をさせることができる。
起立保持手段45は、一端側が第1手前側天板部37又は第2手前側天板部39に回動可能に取り付けられ、他端側が本体部11に係止可能に設けられた幅狭の板状部材によって構成されている(図1参照)。
起立保持手段45の他端は、本体部11に設けられた細溝63に挿入されており、第1手前側天板部37又は第2手前側天板部39が起立状態になったときに細溝63の周縁に係止可能になっている。
なお、第1手前側天板部37及び第2手前側天板部39は起立状態で直立するのが望ましいが、若干であれば前傾したり後傾したりしてもよく、閉扉状態から80度〜100度程度回動して保持されておればよい。
ホースガイド49は、第1手前側天板部37の内面側に設けられており、U字形状をしており、開扉状態においてU字の開口部49a(U字の辺部で囲まれた空間部)が、ホース3が挿通可能な上下に開口するように取り付けられている。そして、ホース3は、ホースガイド49のU字の開口部49a内を上下方向に挿通された状態になっている。
なお、ホースガイド49の形状はU字形状に限らず、第1手前側天板部37の起立状態で前面側となる部位に張り出すように設けられ、例えば、コ字形状のようにホース3を挿入できる開口部49aと開口部49aを囲むように設けられてホース3をガイドできる湾曲又は屈曲する辺部49bと有するものであればその形状は特に問わない。
本実施の形態のホースガイド49は、図1〜図3に示すように、天板部13を起立させた状態で開口部49aの開口面の向きが、先端側が下方に向かって傾斜するように設けられるのが好ましい(図3参照)。
開口面の先端側を下方に向かって傾斜させることで、ホース引出し時にホース3が辺部49bと接触する接触面積を小さくすることができ、ホース引出し時の抵抗を少なくして円滑なホース引出しができる。
なお、ホース引出し時にはホース3が辺部49bに接触するため、ホース引出しの力がホースガイド49に伝わり、この力が第1手前側天板部37を閉扉するように作用する。この点、本実施の形態では、起立保持手段45を設けているので、第1手前側天板部37が閉扉することはない。なお、第1手前側天板部37を閉扉する際には、起立保持手段45における細溝63の周縁への係止を外して第1手前側天板部37を押し下げるようにすればよい。
もっとも、開口部49aの開口面の水平面からの下方への傾斜角度θ(図3参照)を所定の角度範囲にすることで、ホース引出し時にホースガイド49に作用する力を小さくすることができる。この理由を以下に説明する。
ホース引出し時には、ホース3はホースガイド49の辺部49bと本体11の前側の上端部に接触する。ホースガイド49は、ホース3をガイドするものであるが、ホース引出し時に常に接触している必要はなく、引き出すホース3が意図しない方向に引き出されそうになったときにホース3に接触して引き出し方向を制御できればよい。そのため、ホースガイド49は、ホース3がその辺部49bと接触しにくく、接触してもその接触面積が小さくなるようにすることで、ホース引出し時の力が小さくてすむ。このためには、ホースガイド49は、少なくとも辺部49bの先端部が本体11の上端より下方に位置するようにするのが好ましく、本実施の形態において、その傾斜角度θは10°以上である。また、本体11の上端より辺部49b全体が下方に位置するまで傾斜させても良く、本実施の形態において、その傾斜角度θは30°である。即ち、ホースガイド49の少なくとも先端部が本体11の上端より下方にあれば良く、θの好ましい範囲は、10°〜30°である。
θを好ましい範囲に設定することで、起立保持手段45を不要にすることもでき、そうすることで、第1手前側天板部37の閉扉の際に起立保持手段45の係止を外す操作が不要となり、閉扉動作を簡単にすることができる。
なお、開口部49aの開口面の向きは水平又は水平よりも下方を向くのが好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
点検用天板部41は、常時はねじ固定されて閉扉されており、点検時のみにねじを外すことで開放可能になっている。なお、点検用天板部41の下方には、図示しない配管系統等が配設されている。
上記のように構成された本実施の形態の消火栓装置1においては、通常時は天板部13が閉扉状態になっており、天板部13を監視員通路83として使用できる。
火災時においては、第1手前側天板部37及び/又は第2手前側天板部39を開放することになるが、この開放は、車道85側からでも、監視員通路83の上からでも行うことができる。したがって、特許文献2に開示されたもののように、車道85側からのみトレイの引き出しをするものに比較して、円滑な消火活動ができる。
第1手前側天板部37を開扉するには、閉扉状態から操作部55を操作してラッチ57の係止解除を行う。これにより、第1手前側天板部37は2本あるガススプリング43の付勢力によって自動的に開扉し、図1〜図3に示すように起立状態で保持される。
第2手前側天板部39も第1手前側天板部37と同様の動作によって開扉する。したがって、第1手前側天板部37及び第2手前側天板部39の開扉作業が極めて円滑かつ容易に行うことができる。
本実施の形態では、手前側天板部29を第1手前側天板部37と第2手前側天板部39に分割したので、例えば消火器7のみを取り出す場合において、第2手前側天板部39が開扉しても第1手前側天板部37は閉扉状態で通路として使用でき、消火活動の際の作業者の移動が円滑に行える。
また、第1手前側天板部37と第2手前側天板部39は開扉状態で、図1〜図3に示すように起立状態を保持するので、奥側天板部31を通路として使用することができ、この点でも、作業者の移動が円滑にできるため、消火活動を効率的に行うことができる。
第1手前側天板部37を開扉してホース3による消火を行う場合には、操作レバー25を操作すると共に、ノズルホルダ47から消火ノズル23を取り外してホース3を引き出す。このとき、奥側天板部31があることで、ホース3が水圧で暴れたり、あるいは無秩序にほどけてしまうのを防止できる点は上記の通りである。もっとも、ホース3の引き出されかたによっては、ホース3が奥側天板部31に意図した以上に干渉して円滑な引出しができにくくなる場合も想定されるが、ホースガイド49があることで、ホース3がホース3の巻きの中央近傍に常に引き出されるため、奥側天板部31に過剰に規制されることなく、より円滑なホース3の引出しが可能となる。
さらに、上述したように、ホースガイド49の開口面が下方に傾斜していることによって、ホース引出し時の抵抗が少なく、円滑なホース引出しが可能である。
以上のように、本実施の消火栓装置1は、第1手前側天板部37及び第2手前側天板部39の開扉動作が容易かつ円滑に行うことができ、ホース3の引き出しも容易であるという効果が得られている。
なお、上記の実施の形態においては手前側天板部29、第1手前側天板部37及び第2手前側天板部39が平板の例を示したが、本発明における手前側天板部は、その前辺側が下方に屈曲して奥行き方向断面形状がL字状になるようにしてもよい。この場合、本体部の前面部の上部は前記手前側天板部の前辺側に対応して切り欠いて、高さを低くすればよい。このようにすれば、手前側天板部を開扉したときに、開放スペースが広く機器の取り出しをスムーズに行うことができ、円滑な消火活動に資することができる。
また、第1手前側天板部37、第2手前側天板部39を回動可能に取り付ける位置は、奥側天板部31に限らず、本体部11の側面に取り付けるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、天板部13を奥側と手前側で2分割した例を示したが、本発明の消火栓装置1の天板部13は、奥行き方向で分割の有無や分割数は限定されるものではなく、分割していないものや分割数が3以上のものを含む。これらの場合であっても、ホースガイド49は、天板部13の背面側であって、開扉時には前面側を向く位置に設けられる。
1 消火栓装置
3 ホース
5 ホース収納部
7 消火器
9 消火器収納部
11 本体部
13 天板部
15 張出し部
17 赤色表示灯
19 非常ボタン
21 非常ランプ
23 消火ノズル
25 操作レバー
27 レバー
29 手前側天板部
31 奥側天板部
33 第1奥側天板部
35 第2奥側天板部
37 第1手前側天板部
39 第2手前側天板部
41 点検用天板部
43 ガススプリング
45 起立保持手段
47 ノズルホルダ
49 ホースガイド
49a 開口部
49b 辺部
51 シリンダロッド
53 シリンダ
55 操作部
57 ラッチ
59 ラッチ機構
61 ワイヤ
63 細溝
<監視員通路>
81 トンネル壁面
83 監視員通路
85 車道
87 設置用空間
89 前壁
91 開口縁部

Claims (2)

  1. 巻いた状態のホースを横にして収納するホース収納部を有し上面が開口した箱形状の本体部と、該本体部の上面開口を覆う天板部を備えた消火栓装置であって、
    前記天板部は、奥側の辺部が回動可能に取り付けられて開閉可能になっており、前記天板部における起立状態で前面側となる部位に前記ホースの引き出し時に前記ホースをガイドするホースガイドを備え
    該ホースガイドは、前記ホースが挿通可能な上下方向に開口する開口部と該開口部を囲む辺部とを有してなり、前記天板部を起立させた状態で前記開口部の開口面の向きが水平又は先端側が下方に向かって傾斜するように設けられていることを特徴とする消火栓装置。
  2. 前記ホースガイドは、前記天板部を起立させた状態で少なくともその先端部が前記本体部の上端より下方に位置することを特徴とする請求項1記載の消火栓装置。
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