JP6466673B2 - 消火栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体の前面開口に設けた扉を開いて筐体に収納したノズル付きのホースを引き出して放水する消火栓装置に関する。
従来、高速道路や自動車専用道路などのトンネルに設置されるトンネル消火栓装置は、開放自在な扉を備えた筐体内に、先端にノズルを装着したホースとバルブ類を収納し、開閉自在な消火器扉を備えた消火器収納部に例えば2本の消火器を収納している。
また、ホース先端に接続したノズルは、筐体前面に着脱自在に配置するか、扉裏面に着脱自在に配置している。また、消火栓弁を開閉する消火栓弁開閉レバーについては、筐体内に収納した消火栓弁に消火栓弁開閉レバーを設けて直接操作するか、あるいは扉裏面に配置した操作箱に消火栓弁開閉レバーを設けて遠隔操作するようにしている。
更に、筐体に対するホースの収納は、ホースリールにホースを巻いたホースリール方式、または筐体のホース収納部にホースを内巻きした内巻き方式がある。
このような消火栓装置は火災を伴う車両事故の発生時に、扉を開いてノズル付きのホースを引き出し、消火栓弁開閉レバーを操作することで消火ポンプ設備を起動して放水を行うことができる。
また従来のトンネル消火栓装置においては、前傾式扉の裏面の収納空間を背面板(平板)で覆い、ホースを引き出す際に、障害物のない背面板上を円滑に移動させるよう工夫しているものもある(特許文献1)。
実開平4−117661号公報
しかしながら、このような前傾式扉の裏面の収納空間を背面板(平板)で覆った構造のトンネル消火栓装置では、ホースと背面板の接触面積が大きくなるため、筐体からホースを引き出す場合の摩擦抵抗が大きくなり、さらにホース内に加圧水が充水されて自重が大きくなった場合、より引き出しにくくなるという問題があった。
また前傾扉の裏面を収納空間として使用する場合は、背面板との空間は扉厚さ分に制限されるため、例えば消火栓弁の開閉操作に使用する消火栓弁開閉装置などの機器を自由に収納できないという問題がある。
この場合、前傾式扉の裏面に設けた消火栓弁開閉装置などの機器を覆うように背面板を配置して収納空間を高くすることも考えられるが、扉裏面の収納空間を高くした場合は、前傾式扉を閉じた場合に、高くした収納空間を筐体内に収納する必要があるため、その分、筐体のホースや配管等の収納スペースを制約するという問題がある。
この問題を解決するため本願出願人にあっては、前傾式扉の裏面に、筐体から引き出したホースを案内する複数本のガイドバーを配置するようにした消火栓装置を提案している(特願2014−085332)。このような消火栓装置によれば、筐体から引き出したホースと複数のガイドバーとは点接触となり、ホースとの接触抵抗が従来の背面板とは全く別の構造としたことで大幅に低減し、ホース内に加圧水が充水されて自重が大きくなった場合でも、より引き出し易くすることを可能とするようにしている。
しかしながら、扉裏面に複数本のガイドバーを配置した消火栓装置にあっては、筐体からホースを引き出した場合、扉裏面及び又は化粧板のエッジ部分にホースが接触して引き出される場合があり、扉エッジ部分がホースで擦られて塗装が剥げたり、ホースが損耗する問題が残されている。
本発明は、扉裏面や化粧板のエッジに対するホースの接触を規制して扉裏面又は化粧板の塗装やホースの摩耗を抑制可能とする消火栓装置を提供することを目的とする。
(筐体にノズルを配置した消火栓装置)
本発明は、前面に開口した筐体に開閉自在な扉を設け、筐体内に収納したホースを接続したノズルを筐体の前部に着脱自在に保持し、扉を開いてノズル付きのホースを引き出して放水する消火栓装置に於いて、
扉の裏面に、筐体から引き出すホースを扉裏面のエッジに接触しないように規制するフェンスを配置し、フェンスは、少なくとも一部を扉裏面から隙間を有するように離したものであることを特徴とする。
(扉裏面にノズルを配置した消火栓装置)
本発明は、前面に開口した筐体に開閉自在な扉を設け、筐体内に収納したホースを接続したノズルを扉の裏面に着脱自在に保持し、扉を開いてノズル付きのホースを引き出して放水する消火栓装置に於いて、
扉の裏面に、ノズルを扉裏面に保持した状態でノズルに連結するホース引出し部分が扉裏面の外側に出ないように規制すると共に筐体から引き出すホースを扉裏面のエッジに接触しないように規制するフェンスを配置し、フェンスは、少なくとも一部を扉裏面から隙間を有するように離したものであることを特徴とする。
(ホース直径より小さいフェンスの隙間)
フェンスと扉裏面との隙間を、ホースの直径より小さくする。
(ホース直径と同じか、それより大きいフェンスの隙間)
フェンスと扉裏面との隙間を、ホースの直径と同じか、それより大きくし、フェンスと扉裏面との間に所定間隔で縦バーを設ける。
バー部材
フェンスは、扉裏面との間に隙間を有した上辺がバー部材で構成されている
(前方及び側方に分離配置したフェンス構造)
フェンスを扉裏面の前方及び側方に分けて裏面周囲の全体又は一部を囲むように配置する。
(前方及び側方に連続配置したフェンス構造)
フェンスを扉裏面の前方及び側方の裏面の全部又は一部を連続して囲むように配置する。
(連続フェンス構造のコーナー部に縦バーを配置)
フェンスを扉裏面の前方及び側方の裏面の全部又は一部を連続して囲むように配置し、フェンスのコーナー部に縦バーを配置する。
(連続フェンスの窪み)
フェンスを扉裏面の前方及び側方の裏面の全部又は一部を連続して囲むように配置し、フェンスの途中に窪みを形成してホースの引き出し位置を仮決めするホース仮係止部を設ける。
(側方を傾斜又は湾曲したフェンス構造)
扉裏面の側方に配置するフェンスは、フェンス前方を扉裏面に直接接触し、フェンス後方をホースの直径以下の高さとなるように傾斜配置又は湾曲配置する。
(消火栓弁操作箱のフェンス)
扉の裏面に、筐体内に設けた消火栓弁を開閉操作する操作箱を設けた場合、筐体から引き出すホースを操作箱及び扉裏面のエッジに接触しないように規制する位置にフェンスを配置する。
(ガイドバー)
扉の裏面に、筐体から引き出したホースを案内する複数本のガイドバーを配置する。
(筐体にノズルを配置した消火栓装置の効果)
本発明は、前面に開口した筐体に開閉自在な扉を設け、筐体内に収納したホースを接続したノズルを筐体の前部に着脱自在に保持し、扉を開いてノズル付きのホースを引き出して放水する消火栓装置に於いて、扉の裏面に、筐体から引き出すホースを扉裏面及び又は化粧板のエッジに接触しないように規制するフェンスを配置するようにしたため、筐体からホースを引き出しても扉裏面及び又は化粧板のエッジと擦れることがなく、エッジの塗装の剥がれやホースの損耗を防止可能とする。
(扉裏面にノズルを配置した消火栓装置の効果)
本発明は、前面に開口した筐体に開閉自在な扉を設け、筐体内に収納したホースを接続したノズルを扉の裏面に着脱自在に保持し、扉を開いてノズル付きのホースを引き出して放水する消火栓装置に於いて、扉の裏面に、ノズルを扉裏面に保持した状態でノズルに連結するホース引出し部分が扉裏面の外側に出ないように規制すると共に筐体から引き出すホースを扉裏面のエッジに接触しないように規制するフェンスを配置するようにしたため、扉裏面に保持したノズルに連結するホース引出し部分が扉裏面の外側にはみ出すことがなく、ホースが扉裏面からはみ出して扉の開閉が円滑にできなくなることを確実に防止可能とする。
また、筐体からホースを引き出しても扉裏面及び又は化粧板のエッジと擦れることがなく、エッジの塗装の剥がれやホースの損耗を防止可能とする。
(フェンスの隙間による効果)
また、フェンスと扉裏面との隙間を、ホースの直径より小さくするようにしたため、ホースの一部分を扉裏面に位置している場合に、フェンスの隙間を通ってホースが外側へはみ出すことを確実に防止可能とする。
また、フェンスと扉裏面との隙間を、ホースの直径と同じか、それより大きくし、フェンスと扉裏面との間に所定間隔で縦バーを設けるようにしたため、縦バーによってフェンスの隙間を通ってホースが外側へはみ出すことを確実に防止可能とする。
(前方及び側方に分離配置したフェンス構造の効果)
また、フェンスを扉裏面の前方及び側方に分けて裏面周囲の全体又は一部を囲むように配置するようにしたため、扉裏面に対するフェンスの取付けが簡単になる。
(前方及び側方に連続配置したフェンス構造の構造)
また、フェンスを扉裏面の前方及び側方の裏面の全部又は一部を連続して囲むように配置するようにしたため、フェンスに切れ目がないことで、ホースの引き出し方向に依存することなく、ホースとの接触が安定化できる。
(連続フェンス構造のコーナー部に縦バーを配置した効果)
また、フェンスを扉裏面の前方及び側方の裏面の全部又は一部を連続して囲むように配置し、フェンスのコーナー部に縦バーを配置するようにしたため、フェンスのコーナー部の隙間にホースが挟み込まれることを確実に防止可能とする。
(連続フェンスの窪みによる効果)
また、フェンスを扉裏面の前方及び側方の裏面の全部又は一部を連続して囲むように配置し、フェンスの途中に窪みを形成してホースの引き出し位置を仮決めするホース仮係止部を設けるようにしたため、筐体に収納したホースは引出しに伴いフェンス窪みのホース仮係止部に誘導されて入り、ホース仮係止部を介して引き出されることで、ホースの消火栓扉における引き出し位置が決まり、ホース引出しを安定させることを可能とする。
(側方を傾斜又は湾曲したフェンス構造による効果)
また、扉裏面の側方に配置するフェンスは、フェンス前方を扉裏面に直接接触し、フェンス後方をホースの直径以下の高さとなるように傾斜配置又は湾曲配置するようにしため、フェンスの前方部分はフェンスとして機能せずに開放し、フェンスの後方部分がフェンスとして機能し、筐体からホースを引き出しても扉裏面のエッジと擦れることがなく、エッジの塗装の剥がれやホースの損耗を防止可能とする。
(消火栓弁操作箱に配置したフェンスの効果)
また、扉の裏面に、筐体内に設けた消火栓弁を開閉操作する操作箱を設けた場合、筐体から引き出すホースを操作箱及び扉裏面のエッジに接触しないように規制する位置にフェンスを配置するようにしたため、扉裏面のエッジに加え、扉裏面に配置した操作箱のエッジに対するホースの接触を確実に抑止可能とする。
(ガイドバーによる効果)
また、扉の裏面に、筐体から引き出したホースを案内する複数本のガイドバーを配置するようにしたため、前述したフェンスの配置による効果に加え、ガイドバーの配置による効果、即ち、筐体から引き出したホースと複数のガイドバーとは点接触となり、ホース内に加圧水が充水されて自重が大きくなった場合でも、より引き出し易くする効果が得られる。
本発明による消火栓装置の実施形態を正面から示した説明図 図1の消火栓扉を外して本体内部構造を示した正面図 消火栓扉を開いた状態で内部構造を示した正面図 図3の消火栓扉を取り出して裏面の平面、正面、両側面を示した説明図 図3の消火栓扉を取り出してフェンス構造を示した説明図 消火栓扉を開放した場合の左側面を示した説明図 消火栓扉を開放した場合の右側面を示した説明図 前方及び側方に連続するフェンス構造を備えた消火栓扉を示した説明図 ホース仮係止部をもつ連続フェンス構造備えた消火栓扉を示した説明図 側方に傾斜配置するフェンス構造を備えた消火栓扉を示した説明図 側方に湾曲配置するフェンス構造を備えた消火栓扉を示した説明図 筐体開口とのコーナーを鈍角とする側方フェンス構造を備えた前傾式扉を示した説明図 図12の消火栓扉を取り出して示した説明図 筐体の前部にノズルを保持した消火栓装置の扉を外して本体内部構造を示した正面図 図14の消火栓装置の扉開放状態を示した正面図 図14の消火栓装置の扉開放状態を示した側面図 図15の消火栓扉を取り出して示した説明図 図14に用いる前方及び両側に連続するフェンス構造を備えた消火栓扉を示した説明図 図14に用いるホース仮係止部をもつ連続フェンス構造備えた消火栓扉を示した説明図 図14に用いる側方に傾斜配置するフェンス構造を備えた消火栓扉を示した説明図 図14に用いる側方に湾曲配置するフェンス構造を備えた消火栓扉を示した説明図
[消火栓装置の概要]
図1は本発明の消火栓装置を示した正面図、図2は図1の消火栓扉を外して本体内部構造を示した正面図、図3は消火栓扉を開いた状態で内部構造を示した平面図である。
図1に示すように、消火栓装置10は、消火栓側と消火器側に筐体12を分割した構造であり、前面に分割した化粧板14を各々装着し、筐体12に対し必要な機器及び部材を組付けた後に連結固定し、この状態でトンネル現場に搬入して架台11上に設置している。
右側の化粧板14の扉開口部16は上下に2分割し、下側扉開口部にヒンジ21により下向きに開く前傾式の消火栓扉18を配置し、上側扉開口部にヒンジ23により上向きに開く保守扉22を配置し、その内部をホース収納部及びバルブ類収納部としている。
消火栓扉18は、下側のヒンジ21を中心に開閉自在に設け、マグネットと受け板を用いた扉ロック機構により閉止位置に閉じている。消火栓扉18は、ハンドル20を手前に引いて扉ロック機構の磁気吸着によるロックを外すことで前方に開閉することができる。
消火栓扉18の上にはヒンジ23により開閉する保守扉22を設け、マグネットと受け板を用いた扉ロック機構により閉止位置に閉じており、点検時に消火栓扉18を開き、保守扉22を上にあげて扉ロック機構の磁気吸着によるロックを外すことで開くことができる。給水栓を使用する場合も同様に操作することで簡単に開くことができる。
扉開口部16の左側には通報装置扉24を設け、ここに赤色表示灯26、発信機28及び応答ランプ30を設け、また通報装置扉24の内側には図2に示すように電話ジャック31を設けている。
赤色表示灯26は常時点灯し、消火栓装置10の設置場所が遠方から分かるようにしている。火災時には、発信機28を押して押し釦スイッチをオンすると、発信信号が監視室の火災受信機に送信されて火災警報が出され、これに伴い応答信号が火災受信機から送られて、応答ランプ30を点灯する。
通報装置扉24の左側には開放可能な消火器扉32を設け、例えば2本の消火器を収納している。消火器扉32にはハンドル34を設け、ハンドル34を手前に引くとラッチあるいはマグネットが外れて消火器扉32を左側に開くことができる。また、消火器扉32の下側には覗き窓35を設け、外部から消火器の収納状態の有無を確認可能としている。
図2に示すように、保守扉22は上向きに開いてステー27で支持するが、消火栓装置の保守以外には通常閉じられている。
筐体12の略中央にはホース収納部36を形成し、その右側にバルブ類収納部38を形成している。ホース収納部36には、ホースバケット構造40を設ける。ホースバケット構造40は、バケットフレームの中央から右側にオフセットした位置、即ち扉開口部16の左右方向における略中央となる位置に、ホース取出口42を仕切り形成するように、水平方向の2本のバケットフレームと縦方向の2本のホースガイドを配置し、ホース取出口42の下側には、前方に張出し形成された張出ホースガイド46を設け、更に、ホース取出口42の右側に取付板43を配置し、取付板43から奥行き方向に2本のパケットフレームを配置している。
ホース取出口42及び張出ホースガイド46は、ホース44を引き出す際に内巻きしているホース44が崩れたり、扉開口部16に擦れてホース44が損傷したり折れたりすることを防ぎ、更に開放している消火栓扉18の右端又は左端にホース44が引っかかって引き出せなくなることを防ぐ。特に、張出ホースガイド46はホース44を左方向に引き出す際のホースの急激な折れ曲がりを緩和して滑らかな引き出しを可能とする。
ホースバケット構造40及び筐体内壁で囲まれたホース収納部36にはホース44を内巻きして収納している。ここで、ホース収納部36へのホース44の巻き込みは、扉開口部16から見て右巻きとなるようにホース44を巻き込んでいる。
図3に示すように、ホース44の先端にはノズル48を装着し、ノズル48は放水部とハンドルで構成しており、消火栓扉18の裏面に配置したノズルホルダ50に対しハンドルを手前に向けた状態で着脱自在に保持している。
ホース収納部36の右側に形成したバルブ類収納部38には、ポンプ設備からの配管を接続する消火栓接続口51からホース44に至る配管系統に、給水弁52、消火栓弁54、自動調整弁、自動排水弁、安全弁及びメンテナンス装置を設けている。
このうち消火栓弁54の横には機器ボックス55が配置され、消火栓扉18の裏面に配置された操作箱56に設けた消火栓弁開閉レバー58により遠隔的に消火栓弁54を開閉操作できるようにしている。
消火器扉18の扉裏面の前側及び左側に前方フェンス60aと側方フェンス60bを起立して配置し、また、操作箱56の周囲を囲んでガードフェンス62を設けている。
[消火栓扉の裏面構造]
図4は図3の消火栓扉を取り出して扉裏面を示した説明図であり、図4(A)に平面を示し、図4(B)に正面を示し、図4(C)に左側面を示し、図4(D)に右側面を示す。図5は図3の消火栓扉を取り出してフェンス構造を示した説明図であり、操作箱及びガイドバーは省略している。図6は消火栓扉を開放した場合の左側面を示した説明図、図7は消火栓扉を開放した場合の右側面を示した説明図である。
図4及び図5に示すように、消火栓扉18の扉裏面18aの外周に近い周囲を囲む部分に、操作箱56の配置部分を除いて、前方フェンス60aと側方フェンス60bを起立して配置している。
前方フェンス60a及び側方フェンス60bと扉裏面18aとの隙間は、ホース44の直径より小さくしており、この隙間を通ってホース44が外側に出ないようにしている。また、前方フェンス60a及び側方フェンス60bと扉裏面18aとの隙間は、ホース44の直径と同じか、それより大きくしても良く、この場合には縦バーを適切な間隔で設けてホースが外にはみ出さないようにする。
また、操作箱56の両側及び上部を囲むようにガードフェンス62を配置しており、ガードフェンス62は操作箱56を超える高さとしている。

このように前方フェンス60a、側方フェンス60b及びガードフェンス62の配置により、消火栓扉18の扉裏面18aに、筐体12から引き出すホース44を扉裏面18aの周囲のエッジに接触しないように規制するフェンス構造を実現している。
このようなフェンス構造により、図6及び図7に示すように、消火栓扉18を斜め下向きに開いてノズル付きのホース44を筐体12から引き出す場合、筐体12から引き出したホース44は扉裏面18aに配置した前方フェンス60a、側方フェンス60b又はガードフェンス62に接触して扉裏面18aのエッジに接触して擦れることがなく、エッジの塗装の剥がれやホース44の損耗を防止可能としている。
また、操作箱56を囲むようにガードフェンス62を配置したことで、筐体12から引き出したホース44が操作箱56のエッジに接触することもなく、エッジとの擦れによるホース44の損耗を防止可能とし、また、消火栓弁開閉レバー58にホース44が接触して58aに示す開位置に動いてしまうことを防止可能とする。
ここで、図6及び図7に示すように、消火栓扉18を斜め下向きに開いてホース44を引き出す場合には、操作箱56に設けている消火栓弁開閉レバー58を下向きに回動して消火栓弁開閉レバー58aに示す開位置に操作しており、引き出したホース44が消火栓弁開閉レバー58のレバーアームの部分に当るようなことは起きない。また、消火栓弁開閉レバー58aで示す開位置に操作した状態でホース44が接触することで、誤って元の閉位置に戻ってしまうようなこともない。
一方、図3に示したように、消火栓扉18の扉裏面に配置したノズルホルダ50にノズル48を保持した場合、ノズル48からホースバケット構造40のホース取出口42に至るホース44の引き出し部分が前方フェンス60a及び側方フェンス60bの内側に押し当てられ、前方フェンス60a及び側方フェンス60bの隙間はホース44の直径よりも小さくしているため、その周囲となる外側へのはみ出すことを規制して扉裏面18a内に納める構造としている。
また、前方フェンス60a及び側方フェンス60bの隙間はホース44の直径より大きくしても良く、この場合には縦バーを適切な間隔で設けてホース44が外にはみ出さないようにすることで、ホース取出口42からのホース44の引き出し部分が前方フェンス60a及び側方フェンス60bの内側に押し当てられ、その周囲となる外側へのはみ出すことを規制して扉裏面18a内に納める構造することができる。
このように前方フェンス60a及び側方フェンス60bによりホース44が扉裏面18aの周囲となる外側にはみ出さないように規制することで、ホース44が扉裏面18aから外側にはみ出し、消火栓扉18を閉鎖する場合に筐体12の扉開口部16との間に挟まって閉鎖できなくなる不具合を防止し、扉裏面18aにノズル48を保持していても、消火栓扉18の開閉を円滑に行うことを可能にしている。
更に、図4に示すように、消火栓扉18の扉裏面18aには、横方向に複数本のガイドバー70を配置し、筐体12から引き出したホース44の扉裏面18aとの接触を、ガイドバー70との点接触とし、ホースを44引き出す際の摩擦抵抗を低減し、ホース内に加圧水が充水されて自重が大きくなった場合でも、より引き出し易くすることを可能としている。
[フェンス構造の他の実施形態]
(連続フェンス構造)
図8は前方及び側方に連続するフェンス構造を備えた消火栓扉を示した説明図である。図8に示すように、本実施形態のフェンス構造は、消火栓扉18における扉裏面18aの前方及び左側方を囲むようにフェンス60を起立して配置しており、更に、フェンス60の前方右端を、操作箱に対応して設けたガードフェンス62の左側前部につながるように配置している。また、フェンス60の隙間はホースの直径と同じか、それより小さくても大きくても良く、特に隙間がホース直径より大きい場合はホースが隙間から外にはみ出さないように縦バー64を適切な間隔で設けてホースがはみ出さにないようにする。さらに、フェンス60のコーナー部分については必ず縦バー64を設け、コーナー部分にホースが挟まってしまうことを防止する。
この前方及び左側方を囲むように連続したフェンス60としたことで、フェンス60の扉裏面18aに対する取付固定が、前方及び側方に分割した図5の分割フェンス構造に比べて容易になる。また、前方と側方の繋ぎ部分に窪みができないため、その部分でのホースのエッジ接触を確実に防止可能とする。
(ホース仮係止部をもつ連続フェンス構造)
図9は窪みをもつ連続フェンス構造備えた消火栓扉を示した説明図である。図9に示すように、本実施形態のフェンス構造は、消火栓扉18における扉裏面18aの前方及び左側方を囲むようにフェンス60を起立して配置し、更に、フェンス60の前方右端を、操作箱に対応して設けたガードフェンス62の左側前部につながるように配置している。
これに加えフェンス60の前方及び側方の途中、例えば略中央に窪みを形成してホースの引き出し位置を仮決めするホース仮係止部66を設けている。このようにフェンス60の途中にホース仮係止部66を設けたことで、筐体に収納したホースは引出しに伴いホース仮係止部66に誘導されて入り、ホース仮係止部66を介して引き出されることで、ホースの消火栓扉18における引き出し位置が決まり、ホース引出しを安定させることを可能とする。
(傾斜フェンス構造)
図10は側方に傾斜配置のフェンス構造を備えた消火栓扉を示した説明図である。図10に示すように、本実施形態のフェンス構造は、消火栓扉18における扉裏面18aの前方フェンス60a及びガードフェンス62は図5と同様であるが、左側の側方フェンスとして、フェンス前方を扉裏面18aに直接接触し、フェンス後方(筐体側)をホースの直径以下の高さとなるように傾斜角θ1で傾斜した傾斜フェンス60cを配置している。
この傾斜フェンス構造は、傾斜フェンス60cの前方の扉裏面18aに接触した部分はフェンスとして機能せずに開放しており、傾斜フェンス60cの後方部分がエッジとの接触をなくすフェンスとして機能する。即ち、扉裏面18aのホースを収納する部分はフェンスで囲まれた構造とはなっていない。
また、消火栓扉18を開放した状態で横から見ると、扉開口部16の垂直部分に対し傾斜フェンス60cが(90°+θ1)の鈍角で交わるコーナーを形成しており、図6及び図7に比べてコーナーの角度を大きくすることで、ホースを左側方に引き出してコーナー部分に接触した場合の摩擦抵抗を低減可能とし、ホースの引き出しをより行い易くする。
(湾曲フェンス構造)
図11は側方に湾曲配置のフェンス構造を備えた前傾式扉を示した説明図である。図11に示すように、本実施形態のフェンス構造は、消火栓扉18における扉裏面18aの前方フェンス60a及びガードフェンス62は図5と同様であるが、左側方のフェンスとして、フェンス前方を扉裏面18aに直接接触し、フェンス後方をホースの直径以下の高さとなるように下向きに湾曲した湾曲フェンス60dを配置している。
この湾曲フェンス構造も、湾曲フェンス60dの前方の扉裏面18aに接触した部分はフェンスとして機能せずに開放しており、湾曲フェンス60dの後方部分が化粧板14のエッジとの接触をなくすフェンスとして機能する。即ち、扉裏面18aのホースを収納する部分はフェンスで囲まれた構造とはなっていない。
また、図10の傾斜フェンスの場合と同様に、消火栓扉18を開放した状態で横から見ると、扉開口部16の垂直部分に対し湾曲フェンス60dが90°を超える鈍角で交わるコーナーを形成しており、図6及び図7に比べてコーナーの角度を大きくすることで、ホースを左側方に引き出してコーナー部分に接触した場合の摩擦抵抗を低減可能とし、ホースの引き出しをより行い易くする。
(筐体開口とフェンスとを鈍角とするフェンス構造)
図12は筐体開口に連続する側方のフェンス構造を備えた消火栓扉の開放状態を側面で示した説明図、図13は図12の前傾式扉を取り出して示した説明図であり、図13(A)は斜視図を示し、図13(B)は側面を示す。
図12に示すように 消火栓装置10の筐体12に対し消火栓扉18を斜め下向きに開放した場合、消火栓扉18の扉裏面18aに起立配置している側方フェンス60bの筐体側の起立部位65を、筐体12の扉開口部16の中に位置するように起立している。
このため消火栓扉18を開放した状態で横から見ると、扉開口部16の垂直部分に対し側方フェンス60bが90度以下の鈍角θ2で交わるコーナーを形成しており、図6及び図7に比べてコーナーの角度を大きくすることで、ホースを左側方に引き出してコーナー部分に接触した場合の摩擦抵抗を低減可能とし、ホースの引き出しをより行い易くする。
また、操作箱を囲んで起立配置するガードフェンス62についても、開放した消火栓扉18の扉裏面18aに起立配置しているガードフェンス62の筐体側の起立部位63を、筐体12の扉開口部16の中に位置するように起立し、扉開口部16の垂直部分に対しガードフェンス62が90度以下の鈍角θ2で交わるコーナーを形成し、ホースを右側方に引き出してガードフェンス62のコーナー部分に接触した場合の摩擦抵抗を低減可能とし、ホースの引き出しをより行い易くする。
[ノズルを筐体前部に保持した消火栓装置]
図14は筐体の前部にノズルを保持した消火栓装置の扉を外して本体内部構造を示した正面図、図15は図14の消火栓装置の扉開放状態を示した平面図、図16は図14の消火栓装置の扉開放状態を示した側面図、図17は図15の扉を取り出して示した説明図である。
(消火栓装置の概要)
図14乃至図16に示すように、本実施形態の消火栓装置10は、筐体12内のホースバケット構造40に形成したホース取出口42の左側に固定した取付板43に配置したノズルホルダ50にノズル48を着脱自在に保持している。また、消火栓扉18は前方の水平位置に開放する。更に、消火栓弁に対し直接に消火栓弁開閉レバー58を設けている。それ以外の点は、図1乃至図3に示した、消火栓扉を斜め下向きに開放し、また、消火栓扉の扉裏面にノズルを保持すると共に操作箱を配置した実施形態と基本的に同じになる。
(消火栓扉の扉裏面構造)
図15乃至図17に示すように、消火栓扉18の扉裏面18aの外周に近い周囲を囲んで、前方フェンス60aと一対の側方フェンス60bを起立配置している。
前方フェンス60a及び一対の側方フェンス60bと扉裏面18aとの隙間は、ホース44の直径より小さくしており、この隙間を通ってホース44が外側に出ないようにしている。
また、前方フェンス60a及び側方フェンス60bと扉裏面18aとの隙間は、ホース44の直径と同じか、それより大きくしても良く、この場合には縦バーを適切な間隔で設けてホースが外にはみ出さないようにする。
このように前方フェンス60a及び一対の側方フェンス60bの配置により、消火栓扉18の扉裏面18aに、筐体12から引き出すホース44を扉裏面18aの周囲のエッジに接触しないように規制するフェンス構造を実現したことで、図14及び図15に示すように、消火栓扉18を水平に開いてノズル付きのホースを筐体12から引き出す場合、筐体12から引き出したホース44は扉裏面18aに配置した前方フェンス60a又は一対の側方フェンス60bに接触して扉裏面18aのエッジに接触することがなく、エッジの塗装の剥がれやホース44の損耗を防止可能としている。
更に、図15及び図16に示すように、消火栓扉18の扉裏面18aには、横方向に複数本のガイドバー70を配置し、筐体から引き出したホース44の扉裏面18aとの接触を、ガイドバー70との点接触とし、ホースを引き出す際の摩擦抵抗を低減し、ホース内に加圧水が充水されて自重が大きくなった場合でも、より引き出し易くすることを可能としている。
(連続フェンス構造)
図18は図14に用いる前方及び側方に連続するフェンス構造を備えた消火栓扉を示した説明図である。図17に示すように、本実施形態のフェンス構造は、消火栓扉18における扉裏面18aの前方及び左右側方を囲むようにフェンス60を起立して配置している。
この前方及び左右側方を囲むように連続したフェンス60とすることで、フェンス60の扉裏面18aに対する取付固定が、前方及び側方に分割した図16の分割フェンス構造に比べて容易になる。また、前方と側方の繋ぎ部分に窪みができないため、その部分でのホースのエッジ接触を確実に防止可能とする。
また、フェンス60の隙間はホースの直径より小さくても大きくても良く、特に隙間がホース直径と同じか、それより大きい場合はホースが隙間から外にはみ出さないように縦バー64を適切な間隔で設けてホースがはみ出さにないようにする。さらに、フェンス60のコーナー部分については必ず縦バー64を設け、コーナー部分にホースが挟まってしまうことを防止する。
(ホース仮係止部をもつ連続フェンス構造)
図19は図14に用いるホース仮係止部をもつ連続フェンス構造備えた消火栓扉を示した説明図である。図19に示すように、本実施形態のフェンス構造は、消火栓扉18における扉裏面18aの前方及び左右の側方を囲むようにフェンス60を起立して配置している。
これに加えフェンス60の前方及び左右の側方の途中、例えば略中央に窪みを形成してホースの引き出し位置を仮決めするホース仮係止部66を設けている。このようにフェンス60の途中にホース仮係止部66を設けたことで、筐体に収納したホースは引出しに伴って何れかのホース仮係止部66に誘導されて入り、ホース仮係止部66を介して引き出されることで、ホースの消火栓扉18における引き出し位置が決まり、ホース引出しを安定させることを可能とする。
(傾斜フェンス構造)
図20は図14に用いる側方に傾斜配置のフェンス構造を備えた前傾式扉を示した説明図である。図20に示すように、本実施形態のフェンス構造は、消火栓扉18における扉裏面18aの前方フェンス60aは図16と同様であるが、左右側方のフェンスとして、フェンス前方を扉裏面18aに直接接触し、フェンス後方をホースの直径以下の高さとなるように傾斜角θ1で傾斜した傾斜フェンス60cを配置している。
この傾斜フェンス構造は、傾斜フェンス60cの前方の扉裏面18aに接触した部分はフェンスとして機能せずに開放しており、傾斜フェンス60cの後方部分が化粧板14のエッジとの接触をなくすフェンスとして機能する。即ち、扉裏面18aのホースを収納する部分はフェンスで囲まれた構造とはなっていない。
また、消火栓扉18を開放した状態で横から見ると、扉開口部16の垂直部分に対し傾斜フェンス60cが(90°+θ1)の鈍角で交わるコーナーを形成しており、図16に比べてコーナーの角度を大きくすることで、ホースを左側方に引き出してコーナー部分に接触した場合の摩擦抵抗を低減可能とし、ホースの引き出しをより行い易くする。
(湾曲フェンス構造)
図21は図14に用いる側方に湾曲配置のフェンス構造を備えた消火栓扉を示した説明図である。図21に示すように、本実施形態のフェンス構造は、消火栓扉18における扉裏面18aの前方フェンス60aは図17と同様であるが、左右側方のフェンスとして、フェンス前方を扉裏面18aに直接接触し、フェンス後方をホースの直径以下の高さとなるように下向きに湾曲した湾曲フェンス60dを配置している。
この湾曲フェンス構造も、湾曲フェンス60dの前方の扉裏面18aに接触した部分はフェンスとして機能せずに開放しており、湾曲フェンス60dの後方部分がエッジとの接触をなくすフェンスとして機能する。即ち、扉裏面18aのホースを収納する部分はフェンスで囲まれた構造とはなっていない。
また、図20の傾斜フェンスの場合と同様に、消火栓扉18を開放した状態で横から見ると、扉開口部16の垂直部分に対し湾曲フェンス60dが90°を超える鈍角で交わるコーナーを形成しており、図16に比べてコーナーの角度を大きくすることで、ホースを左側方に引き出してコーナー部分に接触した場合の摩擦抵抗を低減可能とし、ホースの引き出しをより行い易くする。
[本発明の変形例]
上記の実施形態にあっては、ホースを筐体内に内巻きして収納した内巻き方式の消火栓装置を例にとるものであったが、ホースをリールに巻いて筐体に収納するリール方式の消火栓装置についても、同様にして適用できる。
また、上記の実施形態は、前傾式の消火栓扉を設けた消火栓装置について、消火栓扉の扉裏面にノズルを保持すると共に操作箱を設けた場合を例にとっているが、筐体前部にノズルを保持すると共に筐体内の消火栓弁に直接に消火栓弁開閉レバーを設けた消火栓装置に適用しても良い。
また、水平式の消火栓扉を設けた消火栓装置について、筐体前部にノズルを保持すると共に筐体内の消火栓弁に消火栓弁開閉レバーを設けた場合を例にとっているが、消火栓扉の扉裏面にノズルを保持すると共に操作箱を設けた消火栓装置に適用しても良い。
また、本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:消火栓装置
11:架台
12:筐体
14:化粧板
16,17:扉開口部
18:消火栓扉
36:ホース収納部
42:ホース取出口
44:ホース
46:張出ホースガイド
48:ノズル
54:消火栓弁
60:フェンス
60a:前方フェンス
60b:側方フェンス
60c:傾斜フェンス
60d:湾曲フェンス
62:ガードフェンス
64:縦バー
66:ホース仮係止部
70:ガイドバー

Claims (5)

  1. 前面に開口した筐体に開閉自在な扉を設け、前記筐体内に収納したホースを接続したノズルを前記筐体の前部に着脱自在に保持し、前記扉を開いてノズル付きのホースを引き出して放水する消火栓装置に於いて、
    前記扉の裏面に、前記筐体から引き出す前記ホースを扉裏面及び又は化粧板のエッジに接触しないように規制するフェンスを配置し、前記フェンスは、少なくとも一部を前記扉裏面から隙間を有するように離したものであり、
    前記フェンスと前記扉裏面との隙間を、前記ホースの直径と同じか、それより大きくし、前記フェンスと前記扉裏面との間に所定間隔で縦バーを設けたことを特徴とする消火栓装置。
  2. 前面に開口した筐体に開閉自在な扉を設け、前記筐体内に収納したホースを接続したノズルを前記筐体の前部に着脱自在に保持し、前記扉を開いてノズル付きのホースを引き出して放水する消火栓装置に於いて、
    前記扉の裏面に、前記筐体から引き出す前記ホースを扉裏面及び又は化粧板のエッジに接触しないように規制するフェンスを配置し、前記フェンスは、少なくとも一部を前記扉裏面から隙間を有するように離したものであり、
    前記フェンスを前記扉裏面の前方及び側方に分けて裏面周囲の全体又は一部を囲むように配置したことを特徴とする消火栓装置。
  3. 前面に開口した筐体に開閉自在な扉を設け、前記筐体内に収納したホースを接続したノズルを前記筐体の前部に着脱自在に保持し、前記扉を開いてノズル付きのホースを引き出して放水する消火栓装置に於いて、
    前記扉の裏面に、前記筐体から引き出す前記ホースを扉裏面及び又は化粧板のエッジに接触しないように規制するフェンスを配置し、前記フェンスは、少なくとも一部を前記扉裏面から隙間を有するように離したものであり、
    前記フェンスを前記扉裏面の前方及び側方の裏面の全部又は一部を連続して囲むように配置したことを特徴とする消火栓装置。
  4. 前面に開口した筐体に開閉自在な扉を設け、前記筐体内に収納したホースを接続したノズルを前記筐体の前部に着脱自在に保持し、前記扉を開いてノズル付きのホースを引き出して放水する消火栓装置に於いて、
    前記扉の裏面に、前記筐体から引き出す前記ホースを扉裏面及び又は化粧板のエッジに接触しないように規制するフェンスを配置し、前記フェンスは、少なくとも一部を前記扉裏面から隙間を有するように離したものであり、
    前記扉裏面の側方に配置するフェンスは、フェンス前方を前記扉裏面に直接接触し、フェンス後方を前記ホースの直径以下の高さとなるように傾斜配置又は湾曲配置したことを特徴とする消火栓装置。
  5. 前面に開口した筐体に開閉自在な扉を設け、前記筐体内に収納したホースを接続したノズルを前記筐体の前部に着脱自在に保持し、前記扉を開いてノズル付きのホースを引き出して放水する消火栓装置に於いて、
    前記扉の裏面に、前記筐体から引き出す前記ホースを扉裏面及び又は化粧板のエッジに接触しないように規制するフェンスを配置し、前記フェンスは、少なくとも一部を前記扉裏面から隙間を有するように離したものであり、
    前記扉の裏面に、前記筐体内に設けた消火栓弁を開閉操作する操作箱を設けた場合、前記筐体から引き出す前記ホースを前記操作箱及び前記扉裏面のエッジに接触しないように規制する位置に前記フェンスを配置したことを特徴とする消火栓装置。
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