JP5139183B2 - 消火栓装置 - Google Patents

消火栓装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5139183B2
JP5139183B2 JP2008182348A JP2008182348A JP5139183B2 JP 5139183 B2 JP5139183 B2 JP 5139183B2 JP 2008182348 A JP2008182348 A JP 2008182348A JP 2008182348 A JP2008182348 A JP 2008182348A JP 5139183 B2 JP5139183 B2 JP 5139183B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
fire hydrant
housing
valve
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008182348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010017450A (ja
Inventor
賢昭 外村
正浩 根之木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP2008182348A priority Critical patent/JP5139183B2/ja
Publication of JP2010017450A publication Critical patent/JP2010017450A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5139183B2 publication Critical patent/JP5139183B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

本発明は、消火栓扉をハンドル装置の操作で開いて放水ノズル付きホースを引き出して放水する消火栓装置に関する。
従来、自動車専用道路などのトンネル内には、火災発生時に備えて消火栓装置が設置されている。
図7は従来の消火栓装置100の正面図であり、図8は消火栓装置100の消火栓扉104を開いた状態の内部構造の平面図であり、図9はその側面図である。消火栓装置100の筐体102の前面には消火栓扉104と消火器扉106が設けられている。
消火栓扉104にはハンドルが設けられ、ハンドルを手前に引くことでロックを解除し、消火栓扉104の下側を回転軸に前方に開放することができる。また消火栓扉104と筐体102との間には緩衝用ダンパ108が設けられ、消火栓扉104を滑らかに開放できるようにしている。
消火栓扉104の内部には、先端にノズル110を装着したホース112を筐体内のホースバケット116に内巻きして収納している。ホース112の一端は筐体右側下方に配置された配管に接続され上方に立ち上げられてホースバケット116の側面板に開口した孔を通してホースバケット116内に左回りに収納される。その孔からホース112を引き出したときに、ホース112が擦れてホース表面が傷付くことを防ぐために、ホース112は保護管112aの中を通ってホースバケット116内に入る。ホース112の他端はホースバケット116の中央開口部から消火栓扉104の裏面に引き出され、ノズル110が消火栓扉104に着脱自在に取り付けられる。

消火栓扉104の裏側には消火栓弁開閉レバー114が設けられ、筐体に設けた消火栓弁120とワイヤー118を介して接続されている。放水操作を行うには、消火栓扉104を開いてノズル110付きのホース112を引き出し、扉内に設けている消火栓弁開閉レバー114を操作することでワイヤー118を介して消火栓弁120を開放させ消火ポンプ設備を起動して放水を行うことができる。
更に、ホース112の接続部に至る配管の水平部分にはメンテナンス装置122が配置されている。メンテナンス装置122は外部に向けて点検装置挿入口12を設けている。メンテナンス装置122は三方に連通する継ぎ手であり、点検装置挿入口12を通常時は栓をしておくことで給水源側とホース112とが連通している。放水圧や放水量を点検する場合、点検装置挿入口12の栓を開放し、点検装置に接続しているホース先端のアダプタを点検装置挿入口12に挿入して接続すると、アダプタの挿入に伴って継ぎ手の連通路がホース112側への連通を閉じるとともに点検装置挿入口12のみの流路となり、ノズル110から放水することなく、実際の放水時と同じ条件で放水圧や放水量を測定することができる。

しかしながら、このようなトンネル消火栓装置にあっては、メンテナンス装置を筐体開口部からみて水平となる配管位置に設けていたため、メンテナンス装置を配置するために比較的大きな空きスペースを必要とし、その分、ホース収納スペースや他のバルブ類の収納スペースが制約され、充分なスペースを確保するために筐体の奥行き寸法が大きくなって大型化するという問題があった。
また、消火栓扉を開けたときに、火災時の放水操作では使用しないメンテナンス装置やその周囲の配管が消火栓扉の開口部から目立つ位置にあるため、火災時に消火栓扉を開けたときに操作に関係ないものが視線に入ることにより消火起動の操作時に悪影響を及ぼすことが考えられる。
本発明は、メンテナンス装置弁を含むバルブ類の配置を最適化して筐体収納スペースを有効に活用可能とするようにしたトンネル消火栓装置を提供することを目的とする。
本発明の消火栓装置は、
ホース収納部の隣にバルブ類収納部を形成した筐体と、
ホース収納部及びバルブ類収納部に対応した筐体の扉開口部に開閉自在に装着された消火栓扉と、
バルブ類収納部に配置され、筐体の最下部に位置するホース接続口に消火用水を供給する配管の途中に設けられた消火栓弁及びメンテナンス装置を含むバルブ類と、
ホース収納部に内巻きして収納され、先端にノズルを装着したホースと
備えた消火栓装置に於いて、
バルブ類をメンテナンス装置を最下部に配置して縦方向に連接し、メンテナンス装置に設けている点検装置挿入口を前方斜め上方に向け、扉開口部の下縁に対し、点検装置挿入口を上方に、ホース接続口を下方に配置したことを特徴とする。

例えば、縦方向に連接したバルブ類をバルブ類収納部側の筐体側壁に沿って配置し、メンテナンス装置の点検装置挿入口をホース収納部側に向けて配置する。また、縦方向に連接したバルブ類をホース収納部側方に配置し、メンテナンス装置の点検装置挿入口をバルブ類収納部側の筐体側壁側に向けて配置してもよい。

また、ホース接続口からホース収納部に至るホースを扉開口部の下縁よりも下方に配置する

ホース接続口を設けたメンテナンス装置を、前記筐体の最下部に配置してもよい

本発明によれば、バルブ類を縦方向に連接したことで、横方向に対するバルブ類の収納スペースを必要最小限に抑えることができ、更に、最下部にメンテナンス装置を配置し、その点検装置挿入口を空きスペースの多い側に向けて斜めに配置することで、バルブ類の縦方向の連接配置で確保された空きスペースを有効に活用してメンテナンス装置の点検装置挿入口に対する点検装置ホースアダプタの着脱作業が容易にできる。
また、バルブ類の縦方向の連接配置によりホース収納部の横に充分な空きスペースが確保されることで、ホース収納部に対するホースの内巻き作業を行い易くできる。
また、メンテナンス装置やその周囲の配管を筐体枠周囲に配置したため、化粧板を筐体に取り付けたときにメンテナンス装置や配管が部分的に隠れることで扉開口部がスッキリとして、消火栓扉を開放したときに作業員が消火作業に必要な部分により注視することができる。
図1は本発明によるトンネルに設置される消火栓装置の実施形態を示した正面図である。図1において、消火栓装置10は、消火栓側の第1筐体12−1と消火器側の第2筐体12−2に分割した構造であり、面に化粧板14−1,14−2を装着しており、筐体12−1,12−2に対し必要な機器及び部材を組付けた後に連結固定部15で固定した状態とし、この状態でトンネル現場に搬入して架台11上に設置している。

化粧板14−1,14−2には扉開口部16,17が設けられている。第1筐体12−1の扉開口部16には、消火栓扉18と保守扉22が設けられており、その内部がホース収納部及びバルブ類収納部となっている。消火栓扉18は下側のヒンジ21を中心に前方に開閉することができ、通常時は一対のハンドル20によるロックで図示の閉鎖位置に閉じており、ハンドル20に手を入れて手前に引くとロックが外れ、開くことができる。
消火栓扉18の上には、ヒンジ23により上向に開閉する保守扉22が設けられており、点検時に消火栓扉18を開いて内側のロックを外すことで開くことができる。また、第1筐体12−1の上部両側には装置を吊り下げるための吊り輪25が取り付けられている。
第2筐体12−2の扉開口部17の右側には通報装置扉24が設けられ、ここに赤色表示灯26、発信機28、及び応答ランプ30を設けている。なお、通報装置扉24の内側には図2に示すように電話ジャック31を設けている。
赤色表示灯26は常時点灯し、消火栓装置10の設置場所が遠方から分かるようにしている。火災時には、発信機28を押してスイッチボタンをオンすると、発信信号が監視室の火災受信機に送信されて火災警報が出され、これに伴い応答信号が火災受信機から送られて、応答ランプ30を点灯するようにしている。
扉開口部17の左側には消火器扉32が設けられ、消火器扉32に対応した第2筐体12−2の内部を消火器収納部とし、例えば2本の消火器を収納している。消火器扉32にはハンドル34が設けられ、ハンドル34を手前に引くとラッチが外れ、消火器扉32は左側をヒンジとして前方に開くことができる。また、消火器扉34の下側には覗き窓35が設けられ、外部から消火器の収納状態の有無を確認できるようにしている。

図2は図1の実施形態について第1筐体12−1側の消火栓扉を外して、保守扉22は上向きに開いてステー27で支持した状態で内部構造を示した正面図である。図2において、第1筐体12−1の左側にはホース収納部36が形成され、右側にバルブ類収納部38を形成している。
扉開口部16の下側両角部には、消火栓扉18が開放されるときに扉内面に当接して消火栓扉18をゆっくりと開放させる緩衝部材65が設けられている。
ホース収納部36にはフレームパイプを水平方向で上下に配置したバケットフレーム40配置され、内部にホース収納空間を形成している。バケットフレーム40は一方のパイプを正面から見てU字形で且つ平面から見て横L字形となるように屈曲しており、左側の上下のパイプ端は第1筐体12−1の左側面の内壁面に固定され、右側の屈曲端部はフレームホルダ45により筐体背面の内壁面に固定されている。

バケットフレーム40の中央には縦方向に2本のホースガイド42が固定され、その中にホース引出し口を形成している。ホースガイド42はホース44を引き出す際に、内巻きしているホース44が崩れたり、扉開口部16に擦れてホース44が損傷したり折れたりすることを防ぐ。
バケットフレーム40及び筐体内壁で囲まれたホース収納空間にはホース44が内巻きして収納されている。ここで、右側のバルブ類収納部38の下部にはホース接続口46が配置されており、ホース接続口46にホース44の1次側を接続した後、ホース44をホース収納空間に巻き込むことになるが、この場合のホース44の巻き込みは、扉開口部16から見て右巻きとなるようにホース44を巻き込んでいる。

即ち、ホース接続口46に接続したホース44は、まず第1筐体12−1の下側内壁に沿うようにホース収納部36方向に向かい、ホース収納部36の下側から巻き込まれ、その後に、右回りに収納部内に巻き込まれ、最後にノズル48を装着したホース先端をバケットフレーム40中央付近に取り付けられたホースガイド42の間から取り出し、下側のバケットフレーム40に装着しているノズルホルダー50にノズル48を着脱自在に装着している。
このようなホース収納部36に対しホース接続口46を最下部に位置させて右巻きした内巻きにより収納することで、図7の従来例に示したように、ホース112を左巻きとしてホース巻き込み開始部分112aをホース収納部の上部に送り込む場合のホース収納部から外れるホース部分(巻き込み半周程度)がなくなり、その分、ホース44を短くでき、ホース収納部36の容積が減ることで、結果的に筐体12を薄型化できる。
また、ホース巻き込み開始部分は右巻きによりホース収納部36の下側に送りこまれるため、ホース44がホースバケット42に当って摺動するようなことはなく、図7の従来のホース左巻きによりホースバケットに当って摺動することに対する保護の必要がなく、構造を簡単にできる。
また、ホース接続口46に接続されたホース44は、筐体下側内面に沿うように配置されることから、化粧枠が取り付けられた消火栓装置の正面から見たときに化粧板14−1の下枠により図2の点線で示したようにホース44が隠れて、バルブ類収納部38の下側空間を空きスペースとしスッキリとさせている。隠れる部分のホース44は、少なくとも消火栓扉18の回動軸であるヒンジ21よりも下方に配置させれば、消火栓扉18の開放時にホースを隠すことができる。
またホース収納部36に右巻きとして収納した後に取り出したホース先端のノズル48は放水部を下向きにしてノズルホルダー50に着脱自在に装着されており、放水部が下向きであることから、消火栓扉を開いてノズル48を放水部を下に向けたまま外すことができ、消火栓弁に設けている消火栓弁開閉レバー64を操作しない限り、放水されないが、火災時に操作する者にとっては不慣れであることから、放水口が自分に向かないことで、安心感をもってノズル48を外すことができ、安全面でのメリットが大きい。
また放水部を下向きにして配置されたノズル48の取り出しは、右手であっても、左手であっても、殆ど違和感なく、容易にグリップを掴んで外すことができる。
第1筐体12−1に設けたホース収納部36の右側に配置したバルブ類収納部38には、ポンプ設備からの配管が接続される消火栓接続口51からホース接続口46に至る配管系統に、給水弁52、消火栓弁、自動調圧弁、自動排水弁、及びメンテナンス装置60を設けている。このうち消火栓弁に設けた消火栓弁開閉レバー64に対応して銘板66が設けられており、銘板66の裏側に消火栓弁、自動調圧弁、自動排水弁が配置されて放水作業時に操作しない構成部品を隠している。
縦方向に配列された配管系統は第1筐体12−1の右側縁よりに配置してあり、扉開口部16の端に寄せることで消火栓扉18を開いたときに配管系統を目立たなくして、扉開口部16内の構成部品をスッキリとさせている。
図3は、図1について内部構造を示した平面図である。図3において、第1筐体12−1と第2筐体12−2は連結固定部15においてボルトにより固定されている。第1筐体12−1のホース収納部36には平面から見て横L字形にバケットフレーム40が配置され、筐体内壁との間に形成したホース収納空間にホース44を右巻きにより内巻き状態で収納している。また、消火器収納部39には2本の消火器37が収納されている。
図4は図1について内部構造を示した側面図であり、バルブ類収納部の構造を示している。図4において、第1筐体12−1の前面の閉鎖状態にある消火栓扉18は、ハンドル操作によりラッチを解除することで、ヒンジ21を中心に図示の前方位置に開くことができる。
この場合、消火栓扉18には従来のように、ノズルや消火栓弁開閉レバーが設けられていないことから軽量化されており、開放の際の衝撃を吸収するダンパーを必ずしも設ける必要はなく、簡単なダンパ機構やバネ機構などの緩衝機構65を設けるだけで良い。
バルブ類収納部38には、給水弁52、消火栓弁54、自動調圧弁56及びメンテナンス装置60が縦方向に連設配置されている。自動排水弁58は消火栓弁54の2次側に装着されている。
即ち、消火栓接続口51からの配管は横方向に配置された給水弁52に接続されると共に下側に分岐して消火栓弁54に接続され、消火栓弁54の2次側に自動排水弁58を接続すると共に自動調圧弁56に接続し、最後にメンテナンス装置60に接続している。
このように消火栓弁54、自動調圧弁56、自動排水弁58及びメンテナンス装置60を筐体12−1の側壁に沿って縦方向に連設配置することで、バルブ類収納部に占める設置スペースを必要最小限とすることができ、図2に示すように、左側に位置するホース収納部36との間に充分な大きさの空きスペースAを確保することができる。
メンテナンス装置60は他の弁との縦方向の連設配置に伴い最下部に位置し、筐体側壁に沿って縦方向に連設したことで筐体12−1の下部コーナ部に位置している。メンテナンス装置60には点検装置挿入口62が設けられているが、本実施形態にあっては、バルブ類の縦方向の連設配置で確保された左側のホース収納部36との間の空きスペースAに点検装置挿入口62を向けるように配置している。即ち、点検装置挿入口62は空きスペースA側の前方斜め上方向に向くように配置されている。

このためメンテナンス装置60を筐体12−1の下部コーナという外部から見えにくい隠れた位置に配置していても、その点検装置挿入口62は空きスペースとなる開放空間側に向けて配置されていることで、点検時に点検装置のホース先端に装着しているアダプタを容易に点検装置挿入口62に装着し、3方に連通したメンテナンス装置60の流路を、ホース接続口側を遮断し点検装置側に限定することができる。
消火栓弁54には直接に消火栓弁開閉レバー64が装着されている。即ち消火栓弁開閉レバー64が図示の上向き位置の閉位置のとき、消火栓弁54は閉状態であり、このとき配管内に消火用水が存在せず、圧がないことから自動排水弁58は開状態にある。
消火栓弁開閉レバー64を下向きとなる開位置に操作すると、消火栓弁54が開放位置に作動され、配管内に圧が上昇して自動排水弁58は閉鎖位置に作動される。これによって、給水接続口51から加圧された消火用水を自動調圧弁56を通して所定圧に調圧した後、ホース44側に供給するようにしている。
同時に消火栓弁開閉レバー64の背後に設置しているスイッチがオンし、これによってポンプ設備に信号が送られ、ポンプ設備が起動される。放水を停止する際には、消火栓弁開閉レバー64を元の上向き位置に戻すと消火栓弁54が閉じ、同時にスイッチがオフとなってポンプ設備の運転停止が行われる。
このように本実施形態にあっては、従来、消火栓扉に設けてワイヤー連結により消火栓弁を開閉していた消火栓弁開閉レバー64を筐体12側に配置して消火栓弁54に直接設けたことで、消火栓扉18の構造が簡略化され、薄型化と軽量化を達成することができる。
なお、図2においてはホース接続口46をメンテナンス装置60の直近に設けずに、メンテナンス装置60からホース収納部36下部位置まで配管を伸ばし、ホース接続口46をホース収納部36側に設けている。この場合、メンテナンス装置60からホース接続口46の間の配管を筐体下部に沿って配置することで、消火栓扉18を開いたときに扉開口部16から配管が目立つことがなくスッキリとした配置構成にすることができる。よって、空きスペースを広くでき、消火作業に不要な構成部品を極力隠すことで消火作業を行いやすくできる。

また、メンテナンス装置60の下方にL型配管を接続しているが、これに限らずメンテンス装置60を筐体下部内面まで極力下げて配置し、メンテナンス装置60の側方から横方向にホース接続口46を設けて筐体下部に沿ってホース44が配置されるようにしても良く、消火作業で使用しないメンテナンス装置を化粧板で隠すことができる。

図5は本発明による消火栓装置の他の実施形態を消火栓扉を外した状態で内部構造を示した説明図であり、図6にその側面図を示す。
図5の実施形態にあっては、バルブ収納部38におけるバルブ類の縦方向連設構造をホース収納部36側に近接して配置し、右側となる筐体側壁側に空きスペースを形成するようにしている。

バルブ類の縦方向連設構造は図6に示すように、消火栓接続口51からの配管は横方向に配置された給水弁52に接続されると共に下側に分岐して消火栓弁54に接続され、消火栓弁54の2次側に自動排水弁58を接続すると共に自動調圧弁56に接続し、最後にメンテナンス装置60に接続している。
このように消火栓弁54、自動調圧弁56、自動排水弁58及びメンテナンス装置60を筐体12−1の縦方向に連設配置することで、バルブ類収納部38に占める設置スペースを必要最小限とすることができ、図5に示すように、右側の筐体側壁との間に充分な大きさの空きスペースBを確保することができる。
メンテナンス装置60は他の弁との縦方向の連設配置に伴い最下部に位置し、メンテナンス装置60には点検装置挿入口62が設けられているが、本実施形態にあっては、バルブ類の縦方向の連設配置で確保された右側の筐体側壁との間の空きスペースBに点検装置挿入口62を向けるように配置している。即ち、点検装置挿入口62は空きスペースB側の前方斜め上方向に向くように配置されている。メンテナンス装置60はホース収納部36の側面により近づけて配置することで、空きスペースBを広げるとともにメンテナンス装置60をより目立たなく配置するようにしても良い。
このためメンテナンス装置60を筐体12−1の最下部という外部から見えにくい隠れた位置に配置していても、その点検装置挿入口62は空きスペースBとなる開放空間側に向けて配置されていることで、点検時に点検装置のホース先端に装着しているアダプタを容易に点検装置挿入口62に装着し、3方に連通したメンテナンス装置60の流路を、ホース接続口側を遮断し点検装置側に限定することができる。これ以外の構造は図1〜図4の実施形態と同じである。
なお上記の実施形態にあっては、工場段階で第1筐体12−1及び第2筐体12−2に必要な機器を組み込んだ後に連結固定して、最終的に化粧板14−1,14−2を取り付けて完成させるようにしているが、設置現場に搬送する際に、化粧板14−1,14−2を外すと共に第1筐体12−1と第2筐体12−2の連結を外し、第1筐体12−1、第2筐体12−2及び化粧板14を分離した状態で設置現場に運搬し、現場で組み立ててトンネル壁面の必要場所に設置することも可能である。
この場合、最も重量が大きいのは第1筐体12−1であることから、第1筐体12−1の上部には2つの吊り輪25が設けられ、工場組立段階における移動や組立後の分離状態での現場搬送の際には、吊り輪25にフックなどを掛けてクレーンなどにより吊り下げ搬送できるようにしている。
また、上記の実施形態にあっては、筐体を消火栓側と消火器側とに分割した場合を例にとっているが、一体型の筐体構造についても、同様に適用することができる。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本発明による消火栓装置の実施形態を正面から示した説明図 図1について扉側を外して本体内部構造を示した正面図 図1について内部構造を示した平面図 図1について内部構造を示した側面図 本発明による消火栓装置の他の実施形態として扉側を外して本体内部構造を示した正面図 図1について内部構造を示した側面図 従来の消火栓装置の扉を外して内部構造を示した正面図 従来の消火栓装置の扉を開放して内部構造を示した平面図 従来の消火栓装置の扉を開放して内部構造を示した側面図
符号の説明
10:消火栓装置
11:架台
12−1:第1筐体
12−2:第2筐体
14−1,14−2:化粧板
15:連結固定部
16,17:扉開口部
20,34:ハンドル
21,23:ヒンジ
22:保守扉
24:通報装置扉
25:吊り輪
26:赤色表示灯
27:ステー
28:発信機
30:応答ランプ
31:電話ジャック
32:消火器扉
36:ホース収納部
37:消火器
38:バルブ類収納部
39:消火器収納部
40:バケットフレーム
42:ホースガイド
44:ホース
45:フレームホルダ
46:ホース接続口
48:ノズル
50:ノズルホルダー
51:配管接続口
52:給水弁
54:消火栓弁
56:自動調圧弁
58:自動排水弁
60:メンテナンス装置
62:点検装置挿入口
64:消火栓弁開閉レバー
66:銘板

Claims (5)

  1. ホース収納部の隣にバルブ類収納部を形成した筐体と、
    前記ホース収納部及びバルブ類収納部に対応した前記筐体の扉開口部に開閉自在に装着された消火栓扉と、
    前記バルブ類収納部に配置され、前記筐体の最下部に位置するホース接続口に消火用水を供給する配管の途中に設けられた消火栓弁及びメンテナンス装置を含むバルブ類と、
    前記ホース収納部に内巻きして収納され、先端にノズルを装着したホースと
    備えた消火栓装置に於いて、
    前記バルブ類を前記メンテナンス装置を最下部に配置して縦方向に連接し、前記メンテナンス装置に設けている点検装置挿入口を前方斜め上方に向け、前記扉開口部の下縁に対し、前記点検装置挿入口を上方に、前記ホース接続口を下方に配置したことを特徴とする消火栓装置。
  2. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記縦方向に連接したバルブ類を前記バルブ類収納部側の筐体側壁に沿って配置し、前記メンテナンス装置の点検装置挿入口を前記ホース収納部側に向けて配置したことを特徴とする消火栓装置。
  3. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記縦方向に連接したバルブ類を前記ホース収納部側方に配置し、前記メンテナンス装置の点検装置挿入口を前記バルブ類収納部側の筐体側壁側に向けて配置したことを特徴とする消火栓装置。
  4. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記ホース接続口から前記ホース収納部る前記ホースを前記扉開口部の下縁よりも下方に配置したことを特徴とする消火栓装置。
  5. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、ホース接続口を設けたメンテナンス装置を、前記筐体の最下部に配置したことを特徴とする消火栓装置。
JP2008182348A 2008-07-14 2008-07-14 消火栓装置 Expired - Fee Related JP5139183B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008182348A JP5139183B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 消火栓装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008182348A JP5139183B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 消火栓装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010017450A JP2010017450A (ja) 2010-01-28
JP5139183B2 true JP5139183B2 (ja) 2013-02-06

Family

ID=41702914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008182348A Expired - Fee Related JP5139183B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 消火栓装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5139183B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6606238B2 (ja) * 2018-08-22 2019-11-13 能美防災株式会社 消火栓装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3641777B2 (ja) * 1999-09-30 2005-04-27 能美防災株式会社 消火栓装置
JP2002102380A (ja) * 2000-10-02 2002-04-09 Nohmi Bosai Ltd 操作方法案内手段を有する消火栓装置
JP3893542B2 (ja) * 2003-04-09 2007-03-14 能美防災株式会社 消火栓装置
JP2007275479A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Nohmi Bosai Ltd 消火栓装置の放出点検方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010017450A (ja) 2010-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5030171B2 (ja) 消火栓装置
JP2016214558A (ja) トンネル内消火栓設備
JP6718645B2 (ja) トンネル内消火栓設備及び消火器箱
JP5330111B2 (ja) 消火栓装置
JP5015864B2 (ja) 消火栓装置
JP5342859B2 (ja) 消火栓装置
JP5229885B2 (ja) 消火栓装置
JP5139183B2 (ja) 消火栓装置
JP7062802B2 (ja) トンネル内消火栓設備及び消火栓装置
JP5161679B2 (ja) 消火栓装置
JP2009285127A (ja) 消火栓装置
JP2010057711A (ja) 消火栓装置
JP5324393B2 (ja) トンネル消火器装置
JP6872057B2 (ja) 消火栓設備、消火栓装置及び消火器箱
JP6878648B2 (ja) 消火栓装置、消火栓設備、消火器設備及び消火器箱
JP5185033B2 (ja) 消火栓装置
JP7061177B2 (ja) トンネル内消火栓設備、消火栓装置及び消火器箱
JP6803432B2 (ja) トンネル内消火栓設備及び消火器箱
JP5080367B2 (ja) 消火栓装置
JP2012236039A (ja) 消火栓装置
JP5055204B2 (ja) 消火栓装置
JP2011156136A (ja) 消火栓装置
JP7253651B2 (ja) トンネル内消火栓設備、消火栓装置及び消火器箱
JP2011156137A (ja) 消火栓装置
JP2010063658A (ja) 消火栓装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121023

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5139183

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees