JP3641777B2 - 消火栓装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばトンネル等に設置される、消火用ホースを装置内に内巻き式に収納した消火栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばトンネル等に設備される消火栓装置は、一般に基端部が消火剤供給源に連結され、先端部にノズルを有する消火用ホースを備えており、この消火用ホースを介してノズルより放出される消火剤により発生した火災を消火する如く用いられるものである。このような消火用ホースを備えた消火栓装置において、消火用ホースは、常時においては筐体内に巻き付けられて収容されており、火災発生時においては筐体内より引き出されて用いられる。
【0003】
上記のような消火栓装置において消火用ホースを筐体内に内巻き式に巻き付けて収納しておく所謂内巻き式の消火栓装置がある。この内巻き式の消火栓装置は、筐体内に消火用ホースを内巻き式に巻き付けて収納するためのホース収納部を備え、そのホース収納部内部に外側から中心に向けて順次消火用ホースを巻き付けて収容するものであり、消火用ホースをホース収納部から引き出すため、又は消火用ホースをホース収納部に収納するための開口部をホース収納部の前面側に備えている。
【0004】
内巻き式の消火栓装置は、常時においては筐体内のホース収容部やその開口部、消火栓弁等の内容物を覆い隠すことができ、火災発生時又は点検時において前記内容物を露出させる大きな一枚扉を消火栓装置の筐体の前面に有している。この前面扉は、その開閉を容易にすることができるように筐体にヒンジを介して設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年消火栓装置の前面扉の縮小化の要望がある(トンネルに設置される消火栓装置の場合、車道に隣接する側路に設置されるので消火栓装置の扉は小さい方が望ましく、小型化の要望が特にある。)が、従来の内巻き式の消火栓装置は、上記のようにその前面扉が大きな一枚扉であり且つ装置箱にヒンジを介して設けられているので、前面扉を開けるときにはその回転半径の寸法分装置箱より外方に突出してしまうこととなる。このため、扉を開けるときに、その前方に空間を用意しておく必要があり、物があると衝撃によりその物が破損するおそれがあった。また、壁面設置の場合には、空間に飛び出す形状となり、通行の際に危険であった。
【0006】
この発明は、上記事情に鑑み、内巻き式の消火栓装置において、消火栓装置の筐体にヒンジを介して設けられた前面扉を備えていても、消火栓装置の扉を開けたときに突出する寸法を縮小することができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するこの発明について述べれば、それは、筐体と、該筐体にヒンジを介して設けられ、該筐体の前面開口部を開閉自在にする前面扉と、該筐体内に設けられ、消火用ホースが内巻きに収容されるホース収容部とを備えた消火栓装置において、該前面扉が、該ホース収容部の開口部に臨む位置を境として、該筐体の前面開口部の上縁にヒンジを介して設けられた上側扉と、該筐体の前面開口部の下縁にヒンジを介して設けられた下側扉とに分割されてなるものである消火栓装置である。これによれば、消火栓装置の筐体の前面扉が上側扉と下側扉とに分割されているので、前面扉が一枚扉からなる従来の消火栓装置に比して前面扉を開けるときに外方に突出する寸法が短くすることができる。したがって、消火栓装置の扉の開放状態を縮小化することができるようになる。
【0008】
また、筐体と、該筐体にヒンジを介して設けられ、該筐体の前面開口部を開閉自在にする前面扉と、該筐体内に設けられ、消火用ホースが内巻きに収容されるホース収容部とを備えた消火栓装置において、該前面扉が、該ホース収容部の開口部に臨む位置を境として、該筐体の前面開口部の右側縁にヒンジを介して設けられた右側扉と、該筐体の前面開口部の左側縁にヒンジを介して設けられた左側扉とに分割されてなるものである消火栓装置である。これによっても、消火栓装置の筐体の前面扉が右側扉と左側扉とに分割されているので、前面扉が一枚扉からなる従来の消火栓装置に比して前面扉を開けるときに外方に突出する寸法を短くすることができる。したがって、消火栓装置の扉の開放状態を縮小化することができるようになる。
【0009】
また、前記上側扉と下側扉のいずれか一方の扉が、又は前記右側扉と左側扉のいずれか一方の扉が、その扉を開けると、前記ホース収容部の開口部が該開口部より消火用ホースを引き出すことができる程度に外部に露出する如く設けられるものである前記の消火栓装置である。これによれば、操作者が消火活動を行うべく消火用ホースを引き出すときに、2枚の扉のうちいずれか一方の扉を開けるだけで消火用ホースを引き出すことができるので、前面扉が分割されていても迅速に消火用ホースを引き出すことができ、火災の初期消火に貢献できる。
【0010】
また、前記上側扉と下側扉のいずれか一方の扉が、又は前記右側扉と左側扉のいずれか一方の扉が、その扉を開けると、前記ホース収容部の開口部が該開口部より消火用ホースを引き出すことができる程度に外部に露出する如く設けられるものであり、他方の扉が、その扉を閉めると、前記筐体内に設けられた消火栓装置のメンテナンス用操作部を覆う如く設けられるものである消火栓装置である。これによれば、操作者が消火活動を行うべく消火用ホースを引き出すときに、2枚の扉のうちいずれか一方の扉を開けるだけで消火用ホースを引き出すことができるので、前面扉が分割されていても迅速に消火用ホースを引き出すことができ、火災の初期消火に貢献できるともに、他方の扉を閉めておけば、操作者が誤って消火装置のメンテナンス用操作部を操作してしまうことを防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態を図1及び図2に基づき説明する。図1において、消火栓装置1は、消火用ホースを内巻きに収容してなる所謂内巻き式の消火栓装置である。この消火栓装置1は、筐体30内に、先端にノズルを有する消火用ホース5、消火用ホース5を内巻きに収容するホース収容部22、消火栓弁35等を備えている。筐体30は、その前面側に前面開口部30aを有し、その前面開口部30aを開閉自在にする上側扉31と下側扉32とを備えている。上側扉31と下側扉32は、前面開口部30aの上縁と下縁にそれぞれ図示しないヒンジを介して上下に開閉自在に設けられている。この上側扉31と下側扉32を開閉することにより筐体30内の消火用ホース5、ホース収容部22、消防隊用給水栓35、図示しない消火栓弁等が露出したり覆い隠されたりすることとなる。
【0012】
上記のように、筐体30の前面開口部30aを開閉自在にする扉が上側扉31と下側扉32とに分割されている。これにより、筐体の前面の扉が一枚扉からなる従来の消火栓装置に比して扉を開けるときに外方に突出する寸法が短くすることができる。
【0013】
下側扉32は、その扉を開けると、ホース収容部22の開口部22aが該開口部22aより消火用ホース5を引き出すことができる程度に外部に露出する如く設けられている。これにより消火用ホース5をホース収容部22から引き出すには下側扉32だけを開ければよいこととなる。さらに下側扉32は、その扉を開けると、消火栓弁の開閉操作部がそれを操作できる程度に外部に露出する如く設けられている。したがって、火災発生時には下側扉だけを開ければ、消火用ホース5の引き出しもできるし、消火栓弁の開閉操作もできることとなる。同時に、消防隊用給水栓35の利用も下側扉32のみを開ければよい。
【0014】
上側扉31は、その扉を閉めると、前記筐体30内に収容された図示しない消火栓装置のメンテナンス用操作部を覆う如く設けられている。これにより、火災発生時に上側扉31を閉めておくことで、操作者が誤って消火栓装置のメンテナンス用操作部を操作してしまうことを防ぐことができる(消火用ホース5の引き出し及び消火栓弁35の開閉操作は上記のように下側扉32を開けるだけでできる)。
【0015】
さらに、上側扉31は、図2に示すように、その下端部31aがホース収容部22の開口部22aに臨む如く設けられている。これにより、消火用ホース5がホース収容部22から引き出されるときに消火用ホース5は上側扉31の下端部31aに接触しながら引き出されることとなる。したがって、消火用ホース5の動きを上側扉31の下端部31aにより消火用ホース5がばらけないように制限することができ、消火用ホース5を円滑に引き出すことができる。
【0016】
次にこの発明の第2の実施の形態を図3に基づき説明する(第1の実施の形態と同一の名称及び機能を有するものは同一図面符号を付してその説明を省略する)第2の実施の形態は、第1の実施の形態の上側扉31及び下側扉32に代えて、右側扉41及び左側扉42を設けたものである。即ち、図3に示すように消火栓装置50の筐体51の前面開口部51aを開閉自在にする右側扉41と左側扉42とを備えている。この右側扉41及び左側扉42は前面開口部51aの右側縁と左側縁にそれぞれ図示しないヒンジを介して左右に開閉自在に設けられている。
【0017】
上記のように、筐体51の前面開口部51aを開閉自在にする扉が右側扉41と左側扉42とに分割されている。したがってこれによっても、上記第1の実施の形態と同様に、筐体の前面の扉が一枚扉からなる従来の消火栓装置に比して扉を開けるときに外方に突出する寸法が短くすることができる。
【0018】
左側扉42は、その扉を開けると、ホース収容部22の開口部22aが該開口部22aより消火用ホース5を引き出すことができる程度に外部に露出する如く設けられれている。これにより消火用ホース5をホース収容部22から引き出すには左側扉42だけを開けるだけでよいこととなる。さらに左側扉32は、その扉を開けると、図示しない消火栓弁の開閉操作部がそれを操作できる程度に外部に露出する如く設けられている。したがって、火災発生時には左側扉だけを開ければ、消火用ホース5の引き出しもできるし、消火栓弁の開閉操作もできることとなる。同時に、消防隊用給水栓35の利用も、一方の扉42のみを開ければよい。
【0019】
右側扉41は、その扉を閉めると、前記筐体50内に収容された図示しない消火栓装置のメンテナンス用操作部を覆う如く設けられている。これにより、火災発生時に右側扉41を閉めておくことで、操作者が誤って消火栓装置のメンテナンス用操作部を操作してしまうことを防ぐことができる(消火用ホース5の引き出し及び消火栓弁の開閉操作は上記のように左側扉42を開けるだけでできる)。
【0020】
なお、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態に共通することであるが、消火栓装置の点検作業を行うとき、或いは、消火用ホース5をホース収容部に収容するときには、上側扉31及び下側扉32の両扉を、右側扉41及び左側扉42の両扉を開けるようにすれば、消火栓装置の点検作業或いは消火用ホースの収容作業を行い易くすることができる。
【0021】
【実施例】
上記の如き消火栓装置1をさらに具体化した消火栓装置100についてそれを図4に基づいて説明する。なお、消火栓装置1と同一図面符号を付したものはその名称も機能も同一である。
【0022】
図4において、消火栓装置100は、例えばトンネル等に設置される、消火用ホース5を内巻きに収容してなる所謂内巻き式の消火栓装置である。この消火栓装置100は、筐体10内に、消火用ホース5を内巻きに収容するホース収容部11を形成するホースバケット12、三方切替弁4、圧力調整弁2、消火栓弁3、消防隊用給水栓35等を備えている。
【0023】
ホースバケット12は、筐体10の内壁上面から内壁下面に至る2本の棒状体15,15とその棒状体15,15から筐体10の内壁背面に至る略L字状に屈曲した2枚の帯板16,16とからなり、2本の棒状体15の間に形成される中央開口部12aから消火用ホース5を引き出したり収容したりする。またこのホースバケット12の帯板16,16と筐体10の内壁上面と内壁下面との間には隅部開口部が設けられている。これにより、ホースバケット12の中央開口部12aから消火用ホース5をホースバケット12内即ちホース収容部11内に収容するときに、隅部開口部から消火用ホース5がホース収容部11内にどのように巻き付けられているかを目視により確認することができ、また、その隅部開口部からホース収容部11内に手を入れて消火用ホース5を押し込んだり整えたりすることができる。したがって、ホース収容部11内に消火用ホース5を整然と巻き付けて収容するのを容易に行うことができる。
【0024】
筐体10は、その前面に前面開口部10aを有し、その前面開口部10aを開閉自在にする、開口部10aの上縁と下縁にそれぞれヒンジを介して設けられた上側扉13と下側扉としての前傾扉14とを備えている。即ち筐体10は上側扉13と下側扉としての前傾扉14とに分割された扉をその前面に備えている。これにより筐体の前面の扉が一枚扉からなる消火栓装置に比して扉を開けるときに外方に突出する寸法を短くすることができる。
【0025】
前傾扉14は、その扉を開けると、ホース収容部11の中央開口部12aが該開口部12aより消火用ホース5を引き出すことができる程度に外部に露出する如く設けられている。これにより消火用ホース5をホース収容部11から引き出すには前傾扉14だけを開ければよいこととなる。
【0026】
上側扉13は、その扉を閉めると、前記筐体10内に収容されたメンテナンス用の三方切替弁4の開閉操作部を覆う如く設けられている。これにより、火災発生時に上側扉13を閉めておくことで、操作者が誤って三方切替弁4の開閉操作部を操作してしまうことを防ぐことができる。
【0027】
前傾扉14の内面側には、消火用ホース5が挿通されるホースガイド17、消火栓弁3の開閉レバー19、自在アングルノズル60のノズルホルダ60h等が設けられている。この前傾扉14内部には例えば前記開閉レバー19の機構部等が内蔵されており、それらを覆う裏板14aが前傾扉14の内面側には設けられており、前記ホースガイド17及び開閉レバー19はこの裏板14a上に設けられている。さらに前傾扉14には前記ホース収容部11の位置に対応した位置に凹部14bを有している。
【0028】
ホースガイド17は、前傾扉14の内面に垂直方向に立設された二本の縦方向棒状体と、該2本の棒状体のそれぞれの上端を架け渡す如く、且つ前傾扉に対して水平方向に向かう如く設けられた横方向棒状体とからなる。即ちホースガイド17は、その全体としては略U字状を形成している。このホースガイド17の内部には消火用ホース5が挿通される挿通部が形成され、ホースガイド17の内面に消火用ホース5が引き出されるときに消火用ホース5に接触するガイド面が形成されている。これにより消火用ホース5を操作者が引き出すときに、消火用ホース5はホースガイド17のガイド面に接触しながら引き出されることとなる。このため、消火用ホース5は、ガイド面との摩擦抵抗によりその移動が適度に制限されることとなる。したがって、操作者が意図しない程度まで消火用ホース5が出てくるのをこのホースガイド17によって防ぐことができる。
【0029】
自在アングルノズル60は、放出口部60aとく字状の接続部60bとからなり、放出口部60aと消火用ホース5との接続をく字状の接続部60bを介して接続し、放出口部60aとく字状の接続部60bとの接続部分を回転自在としたものである。これにより、自在アングルノズル60をノズルホルダ60hに前傾扉14の上辺と平行な方向に向けて収容するときにく字状の接続部60bの消火用ホース5との接続側をホース収容部11の中央開口部12a側に向けることにより、消火用ホース5もホース収容部11の中央開口部12a側に向かうこととなる。このためホース収容部11とノズルホルダ60hとの間の消火用ホース5のたるみを少なくすることができるとともに、たるみがあったとしてもそのたるんだ部分を中央開口部12aからホース収容部11内の余裕空間に収容することができる。したがって、ホース収容部11とノズルホルダ60hとの間に消火用ホース5のたるみがあることにより生じる不具合(例えば消火用ホース5がホース収容部11と前傾扉14との間に挟まれて前傾扉14を閉めることができないことや、それを防ぐ目的でホース収容部11と前傾扉14との間に隙間を設けることによって装置が大型化してしまうこと等)を解消することができる。
【0030】
本実施例では、ホース収容部11とノズルホルダ60hとの間に消火用ホース5のたるみがあることにより生じる不具合を、凹部14bがあることによりさらに解消することができる。即ち、凹部14bにホース収容部11とノズルホルダ60hとの間に消火用ホース5のたるみ部分を収容することで前記不具合をさらに解消することができる。
【0031】
18は消火栓装置の操作上の注意事項等を表示する操作銘板であり、図示しない起伏手段により前傾扉14の開閉に連動して起伏する如く設けられている。即ち、操作銘板18は前傾扉14を開けたときに前傾扉14の内面側より起立し、前傾扉14を閉めたときに前傾扉14の内面側に伏す如く設けられている。これにより前傾扉14を開けたときには操作銘板18は前傾扉14の内面から起立して操作者がそれを確認し易い状態にすることができ、前傾扉14を閉じたときには操作銘板18は前傾扉14の内面に対し伏した状態となり筐体10内に操作銘板18が起立するスペースを確保する必要をなくすることができる。
【0032】
【発明の効果】
この発明は上記の如く構成したので、消火栓装置の筐体の前面扉が上側扉と下側扉とに分割されているので、前面扉が一枚扉からなる従来の消火栓装置に比して前面扉を開けるときに外方に突出する寸法が短くすることができる。したがって、消火栓装置の扉の開放状態を縮小化することができるようになる。
【0033】
また、消火栓装置の筐体の前面扉が右側扉と左側扉とに分割されているので、これによっても前面扉が一枚扉からなる従来の消火栓装置に比して前面扉を開けるときに外方に突出する寸法を短くすることができる。したがって、消火栓装置の扉の開放状態を縮小化することができるようになる。
【0034】
また、上側扉と下側扉のいずれか一方の扉が、又は右側扉と左側扉のいずれか一方の扉が、その扉を開けると、ホース収容部の開口部が該開口部より消火用ホースを引き出すことができる程度に外部に露出する如く設けられるものであるので、操作者が消火活動を行うべく消火用ホースを引き出すときに、2枚の扉のうちいずれか一方の扉を開けるだけで消火用ホースを引き出すことができる。したがって、前面扉が分割されていても迅速に消火用ホースを引き出すことができ、火災の初期消火に貢献できる。
【0035】
上側扉と下側扉のいずれか一方の扉が、又は右側扉と左側扉のいずれか一方の扉が、その扉を開けると、ホース収容部の開口部が該開口部より消火用ホースを引き出すことができる程度に外部に露出する如く設けられるものであり、他方の扉が、その扉を閉めると、筐体内に設けられた消火栓装置の点検操作部を覆う如く設けられるものであるので、操作者が消火活動を行うべく消火用ホースを引き出すときに、2枚の扉のうちいずれか一方の扉を開けるだけで消火用ホースを引き出すことができ、前面扉が分割されていても迅速に消火用ホースを引き出すことができ、火災の初期消火に貢献できるともに、他方の扉を閉めておけば、操作者が誤って消火装置の点検操作部を操作してしまうことを防ぐことができる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の消火栓装置の第1の実施の形態を示す図で、上側扉及び下側扉を開けた状態における消火栓装置の斜視図である。
【図2】同上の実施の形態を示す図で、下側扉のみを開けた状態における消火装置の断面図である。
【図3】この発明の消火栓装置の第2の実施の形態を示す図で、右側扉及び左側扉を開けた状態における消火栓装置の斜視図である。
【図4】この発明の消火栓装置の実施例を示す図で、前傾扉(下側扉)を開けた状態における斜視図である。
【符号の説明】
1 消火栓装置
5 消火用ホース
22 ホース収容部
22a 開口部
30 筐体
30a 開口部
31 上側扉
32 下側扉
41 右側扉
42 左側扉
50 消火栓装置
51 筐体
51a 開口部

Claims (4)

  1. 筐体と、該筐体にヒンジを介して設けられ、該筐体の前面開口部を開閉自在にする前面扉と、該筐体内に設けられ、消火用ホースが内巻きに収容されるホース収容部とを備えた消火栓装置において、
    該前面扉が、該ホース収容部の開口部に臨む位置を境として、該筐体の前面開口部の上縁にヒンジを介して設けられた上側扉と、該筐体の前面開口部の下縁にヒンジを介して設けられた下側扉とに分割されてなるものであり、
    該上側扉と下側扉のいずれか一方の扉が、その扉を開けると、該ホース収容部の開口部が該開口部より消火用ホースを引き出すことができる程度に外部に露出する如く設けられるものであることを特徴とする消火栓装置。
  2. 筐体と、該筐体にヒンジを介して設けられ、該筐体の前面開口部を開閉自在にする前面扉と、該筐体内に設けられ、消火用ホースが内巻きに収容されるホース収容部とを備えた消火栓装置において、
    該前面扉が、該ホース収容部の開口部に臨む位置を境として、該筐体の前面開口部の右側縁にヒンジを介して設けられた右側扉と、該筐体の前面開口部の左側縁にヒンジを介して設けられた左側扉とに分割されてなるものであり、
    該右側扉と左側扉のいずれか一方の扉が、その扉を開けると、該ホース収容部の開口部が該開口部より消火用ホースを引き出すことができる程度に外部に露出する如く設けられるものであることを特徴とする消火栓装置。
  3. 筐体と、該筐体にヒンジを介して設けられ、該筐体の前面開口部を開閉自在にする前面扉と、該筐体内に設けられ、消火用ホースが内巻きに収容されるホース収容部とを備えた消火栓装置において、
    該前面扉が、該ホース収容部の開口部に臨む位置を境として、該筐体の前面開口部の上縁にヒンジを介して設けられた上側扉と、該筐体の前面開口部の下縁にヒンジを介して設けられた下側扉とに分割されてなるものであり、
    該上側扉と下側扉のいずれか一方の扉が、その扉を開けると、該ホース収容部の開口部が該開口部より消火用ホースを引き出すことができる程度に外部に露出する如く設けられるものであり、他方の扉が、その扉を閉めると、該筐体内に設けられた消火栓装置のメンテナンス用操作部を覆う如く設けられるものであることを特徴とする消火栓装置。
  4. 筐体と、該筐体にヒンジを介して設けられ、該筐体の前面開口部を開閉自在にする前面扉と、該筐体内に設けられ、消火用ホースが内巻きに収容されるホース収容部とを備えた消火栓装置において、
    該前面扉が、該ホース収容部の開口部に臨む位置を境として、該筐体の前面開口部の右側縁にヒンジを介して設けられた右側扉と、該筐体の前面開口部の左側縁にヒンジを介して設けられた左側扉とに分割されてなるものであり、
    該右側扉と左側扉のいずれか一方の扉が、その扉を開けると、該ホース収容部の開口部が該開口部より消火用ホースを引き出すことができる程度に外部に露出する如く設けられるものであり、他方の扉が、その扉を閉めると、該筐体内に設けられた消火栓装置のメンテナンス用操作部を覆う如く設けられるものであることを特徴とする消火栓装置。
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