JP6731285B2 - 消火栓装置、消火器箱 - Google Patents

消火栓装置、消火器箱 Download PDF

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Description

本発明は、トンネル等に設置される消火栓装置及び消火器箱に関する。
トンネル等に設置される消火栓装置は、例えば特許文献1に開示されたように、消火栓本体を「トンネル壁面に形成された箱抜き部分」に設置していた。
しかしながら、最近の大口径のトンネルはシールド工法によって構築されることが多く、この場合、トンネルの壁面がトンネルの掘削と同時に鋼製のセグメントで構築されるため、特許文献1に開示されているような箱抜きをすることができない。
そのため、消火栓装置の本体の設置場所として、トンネル壁面ではなく、監視員通路内に埋め込むことが考えられ、このような態様のものとして特許文献2に開示されたトンネル用消火栓装置がある。
特許文献2に開示のものは、「トンネル側壁の路肩に沿って所定の高さに構築された監視員通路を備えたトンネルに設置されるトンネル用消火栓装置に於いて、前記監視員通路の路面側の側壁を装置前面として監視員通路の下部の空間に本体を収納したことを特徴とするトンネル用消火栓装置。」(特許文献2の請求項1参照)である。
特開2015−44039号公報 特開2001−9053号公報
特許文献2に開示のものは、本体内に引き出し可能に設けたトレイにホースリールや消火器を収納し、前記トレイを前面側に引き出すようにしている。そのため、消火栓装置の前面側にはトレイを引き出すための空間が必要となる。
しかしながら、消火栓装置の前面側は、車道に近く、事故車等が消火栓装置の前面側にあることも考えられ、消火栓装置の前面にはほとんど空間がないことも考えられる。そのため、消火活動を迅速に行えないことが想定される。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、消火栓装置を監視員通路内に埋め込むようにして設置した場合においても、消火ホースの取り出しに支障が生ずることなく迅速な消火活動ができる消火栓装置を得ることを目的としている。
また、消火器箱を監視員通路内に埋め込むようにして設置した場合において、消火器箱の天板部を監視員通路の路面の一部として供用できると共に、消火器の取り出しに支障が生ずることなく迅速な消火活動ができる消火器箱を得ることを目的としている。
(1)本発明に係る消火栓装置は、巻き回されたホースを収納する箱形状の本体部と、該本体部の上面を覆う天板部とを有する消火栓装置であって、
前記本体部内に配置されて、該本体部の上方まで引き上げ可能に設置されたホースバケットと、前記天板部に設けられて、前記ホースバケットが通過可能な開口面積を有する上面開口部と、該上面開口部を開閉可能に覆う上面蓋部材と、前記ホースバケットを上方に移動させる補助的な力を付与する上動力付与手段とを備えたことを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記上面蓋部材は、前記天板部の位置から前記本体部の下部まで下降可能に設けられており、
前記上動力付与手段は、下降可能な状態の前記上面蓋部材に作用する重力を、前記ホースバケットを上方向に移動させる力に変換して該ホースバケットに付与するように構成されていることを特徴とするものである。
(3)また、上記(2)に記載のものにおいて、前記上動力付与手段は、一端側が前記上面蓋部材に連結され他端側が前記ホースバケットの下部に連結されたロープ状部材と、
該ロープ状部材に当接して前記上面蓋部材から前記ロープ状部材に作用する力の向きを前記ホースバケットを上方に移動させせる方向に変換する滑車とを備えてなることを特徴とするものである。
(4)また、本発明に係る消火器箱は、消火器を収納する箱形状の消火器箱本体部と、該消火器箱本体部の上面を覆う消火器箱天板部とを有する消火器箱であって、
前記消火器箱本体部内に配置されて、該消火器箱本体部の上方まで引き上げ可能に設置された消火器収納箱と、前記消火器箱天板部に設けられて、前記消火器収納箱が通過可能な開口面積を有する消火器収納箱上面開口部と、該消火収納器箱上面開口部を開閉可能に覆う消火器収納箱上面蓋部材とを備えたことを特徴とするものである。
(5)また、上記(4)に記載のものにおいて、前記消火器収納箱を上方に移動させる補助的な力を付与する上動力付与手段を備えたことを特徴とするものである。
(6)また、上記(5)に記載のものにおいて、前記消火器収納箱上面蓋部材は、前記消火器箱天板部の位置から前記消火器箱本体部の下部まで下降可能に設けられており、
前記上動力付与手段は、下降可能な状態の前記消火器収納箱上面蓋部材に作用する重力を、前記消火器収納箱を上方向に移動させる力に変換して該消火器収納箱に付与するように構成されていることを特徴とするものである。
(7)また、上記(6)に記載のものにおいて、前記上動力付与手段は、一端側が前記消火器収納箱上面蓋部材に連結され他端側が前記消火器収納箱の下部に連結されたロープ状部材と、該ロープ状部材に当接して前記消火器収納箱上面蓋部材から前記ロープ状部材に作用する力の向きを前記消火器収納箱を上方に移動させる方向に変換する滑車とを備えてなることを特徴とするものである。
(8)また、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の消火栓装置において、上記(4)乃至(7)のいずれかに記載の消火器箱を備えたことを特徴とするものである。
本発明に係る消火栓装置は、本体部内に配置されて、該本体部の上方まで引き上げ可能に設置されたホースバケットと、天板部に設けられて、ホースバケットが通過可能な開口面積を有する上面開口部と、該上面開口部を開閉可能に覆う上面蓋部材と、前記ホースバケットを上方に移動させる補助的な力を付与する上動力付与手段を設けたことにより、例えば、消火栓装置を監視員通路内に埋め込むようにして設置した場合において、前記消火栓装置の前面側に事故車等があり消火栓装置の前面側からの操作ができないような場合であっても、前記ホースバケットを前記天板部の上方に引上げてホースを引き出すことができ、また前記上動力付与手段を有することで、前記ホースバケットの引上げに過大な力を要することがなく、円滑に前記ホースバケットを引き上げて迅速な消火活動ができる。
本発明の実施の形態1に係る消火栓装置の斜視図である。 図1に示した消火栓装置の正面図である。 図2の矢視A―A断面図である。 図2の矢視A―A断面の斜視図である。 図1に示した消火栓装置の動作を説明する動作説明斜視図である(その1)。 図1に示した消火栓装置の動作を説明する動作説明斜視図である(その2)。 図1に示した消火栓装置の動作を説明する動作説明斜視図である(その3)。 図1に示した消火栓装置の動作を説明する動作説明断面図である。
本実施の形態に係る消火栓装置の構成を、図1〜図4に基づいて説明する。なお、図1〜図4においては、本発明の特徴部分を図示しており、前面パネルについては通常のトンネル内に設けられる消火栓装置と同様の構成のため図示を省略している。
本実施の形態に係る消火栓装置1は、巻き回されたホース3を収納するホースバケット5を有する箱形状の本体部7と、本体部7の上面を覆う天板部9と、ホースバケット5を上方に移動させる補助的な力を付与する上動力付与手段11とを備えている。
以下、各部材を詳細に説明する。
<本体部>
本体部7の内部には、図1〜図4に示すように、内巻きに巻き回されたホース3を収納する矩形のホースバケット5、および2本の消火器13を横方向に並べて収納する消火器収納箱15が設けられている。
本体部7におけるホースバケット5の四隅には、アングル材からなりホースバケット5をガイドするホースバケットガイド柱17が立設されている。
ホースバケット5は、本体部7内に別体として設けられ、ホースバケットガイド柱17にガイドされて上下方向に移動可能になっている。
ホースバケット5の上面部には、持ち手19が設けられている。
また、本体部7(消火器箱本体部に相当)は消火器を収納する消火器収納箱15と、該消火器収納箱15の上面を覆う消火器箱天板部(本実施の形態では天板部9が兼用)とが備えられている。消火器収納箱15の四隅にも、ホースバケットガイド柱17と同様のアングル材からなり消火器収納箱15をガイドする消火器収納箱ガイド柱21が設けられている。
消火器収納箱15は、本体部7内に別体として設けられ、消火器収納箱ガイド柱21にガイドされて上下方向に移動可能になっている。
消火器収納箱15の上面部には、持ち手23が設けられている。
本体部7における前面側であって、正面視でホースバケット5を両側から挟む位置に一対の第1ガイド部材25が立設されている。第1ガイド部材25は、後述する上面蓋部材37が本体部7の前面側下部まで移動するときに当該移動をガイドするものであり、図3、図4に示すように、本体部7の前面側の底面から鉛直上方に立ち上がる垂直部25aと、本体部7の上面位置で背面側に約90°屈曲する水平部25bとを有し、全体形状が倒立L字状をしている。なお、水平部25bは水平ではなく、前面側へ向かって下方へ傾斜する傾斜部にしても良く、例えば、45°以下の傾斜にすると良い。そうすることで、上面蓋部材37が本体部7の前面側下部まで移動するときに当該移動をより滑らかにすることができる。
第1ガイド部材25は、中央に軸線方向に沿うガイド溝27が形成された細い板状の部材によって形成されている。
第1ガイド部材25に相当する部材である第2ガイド部材29が、本体部7における消火器収納箱15側にも設けられている。すなわち、本体部7における前面側であって、正面視で消火器収納箱15を両側から挟む位置に一対の第2ガイド部材29が立設されている。第2ガイド部材29の形状は第1ガイド部材25と同様であり、後述する消火器収納箱上面蓋部材41の移動をガイドするものである。
<天板部>
天板部9には、ホースバケット5の上方に相当する部位に上面開口部33が設けられ、また消火器収納箱15の上方に相当する部位に消火器収納箱上面開口部35が設けられている。
上面開口部33は、ホースバケット5を上動させたときに通過できる開口面積を有し、消火器収納箱上面開口部35は消火器収納箱15を上動させたときに通過できる開口面積を有している。
上面開口部33には、上面開口部33を開閉可能に覆う上面蓋部材37が設けられている。上面蓋部材37の両側辺部には、片側に2個ずつ突起部39が設けられており(図3、図4参照)、突起部39が第1ガイド部材25のガイド溝27に挿入されている。上面蓋部材37は、第1ガイド部材25にガイドされて、天板部9の位置(図1参照)から本体部7の前面側の下部(図7参照)にまで移動可能になっている。
なお、上面蓋部材37の両側辺部に設ける突起部39は片側に1個ずつ設けてもよい。
消火器収納箱上面開口部35には、消火器収納箱上面開口部35を開閉可能に覆う消火器収納箱上面蓋部材41が設けられている。消火器収納箱上面蓋部材41の両側辺部にも、上面蓋部材37と同様の突起部43(図示なし)が設けられており、突起部43が第2ガイド部材29のガイド溝31に挿入されている(図4参照)。消火器収納箱上面蓋部材41は、第2ガイド部材29にガイドされて、天板部9の位置(図1参照)から本体部7の前面側の下部(図7参照)にまで移動可能になっている。
<上動力付与手段>
上動力付与手段11は、上面蓋部材37に作用する重力をホースバケット5の引上げ方向(即ち、上方向)の力に変換するものであり、本体部7におけるホースバケット5を挟む両側壁部45に設けられた滑車47と、一端側が上面蓋部材37に連結され他端側がホースバケット5の下部に連結されたロープ状部材49とを備えている(図3、図4参照)。なお、滑車47は、上面蓋部材37の両側辺部の突起部39が第1ガイド部材25の垂直部25aに移動したときに、ホースバケット5に上方向の力が作用するような高さに設けられることが好ましい。
上動力付与手段11の機能は以下の通りである。
上面蓋部材37が本体部7の前面側を下降可能な状態で、ホースバケット5を上面開口部33から上方に引き上げると、上面蓋部材37が本体部7の前面側を下降し、このとき上面蓋部材37に作用する重力が、ロープ状部材49及び滑車47を介してホースバケット5の引上げ方向の力に変換される。ロープ状部材49は滑車47に当接して移動するが、滑車47が回転することで摩擦力が小さくなり、ロープ状部材49は円滑に移動する。
なお、上記の上動力付与手段11は、ホースバケット5側のものについて説明したが、消火器収納箱15側にも同様の上動力付与手段11が設けられている。消火器収納箱15側の上動力付与手段11も、ホースバケット5側のものと同様の構成であり、滑車47とロープ状部材49(図示なし)とを備えている。
<図示しないその他の構成>
ホースバケット5の前面側には、ホース3の先端に設けられた消火ノズルを所定の位置に保持するためのノズルホルダ、消火栓弁を操作するための操作レバーが設けられている。
なお、操作レバー及びノズルホルダを設ける位置は、ホースバケット5を上昇させた状態でも操作できる位置になっている。
本体部7の前面側には、前面パネルが設けられ、前記前面パネルにおけるホースバケット5の前面に相当する部位には前面開口部が設けられ、前記前面開口部には開閉可能な前面扉(例えば、横開き式の扉)が設けられている。
また、前面パネルにおける消火器収納箱15の前面に相当する部位には消火器収納箱前面開口部が設けられ、前記消火器収納箱前面開口部には例えば横開き式の消火器収納箱前面扉が設けられている。
前記前面扉を開扉することで、操作レバーの操作が可能で、かつノズルホルダに保持されている消火ノズルを取り外してホース3を引き出すことが可能になっている。
また、前記消火器収納箱前面扉を開扉することで、内部に載置されている消火器13を取り出すことが可能になっている。
前面扉、消火器箱前面扉については、その開放方式は特に限定されるものではなく、前面扉を、下降式、引戸式、回動式、あるいは消火器箱前面扉を下降式、回動式にしてもよい。
また、前面扉および消火器箱前面扉はなくてもよく、その場合、道路側から操作する場合にもホースバケット5、消火器収納箱15を引き上げて使用すればよい。なお、道路側から操作する場合は、持ち手19を引き上げる操作の代わりに上面蓋部材37、消火器収納箱上面蓋部材41を下まで手で下げるようにすればホースバケット5、消火器収納箱15を引き出して使用できる。
次に、上記のように構成された本実施の形態の消火栓装置1の動作について、図5〜図8に基づいて説明する。
なお、ホースバケット5側の動作と消火器収納箱15側の動作は同じなので、以下の説明はホースバケット5側の動作について説明する。
図1、図8(a)に示す上面蓋部材37を閉止した状態から、図5、図8(b)に示すように、上面蓋部材37の後辺を上方に持ち上げて、上面蓋部材37の前辺側を本体部7の前面側の下方に移動させ、上面蓋部材37の前辺側を下に後辺側を上にした垂直状態にする。この状態では、上面蓋部材37は、第1ガイド部材25にガイドされて自重によって下降できる状態になっている。もっとも、上面蓋部材37はロープ状部材49を介してホースバケット5に連結されているで、上面蓋部材37はロープ状部材49に引っ張られることで、図5、図8(b)に示す状態を維持している。
この状態で、図6、図8(c)に示すように、持ち手19を持ってホースバケット5を引き上げると、ホースバケット5を引き上げた距離と同じ距離だけ上面蓋部材37が第1ガイド部材25にガイドされて下降する。上述したように、上面蓋部材37に作用する重力がロープ状部材49を介してホースバケット5を引上げる方向の力に変換されているので、ホースバケット5の引上げに必要な力は小さくてよい。
ホースバケット5をさらに引き上げると、図7、図8(d)に示すように、ホース3を引き出し可能な状態にすることができる。なお、ホースバケット5を最も高い位置まで引き上げた状態で、ホースバケット5がその位置を保持するための保持部材を設けるようにするのが好ましい。
以上のように、本実施の形態においては、ホースバケット5及び消火器収納箱15を天板部9の上方に引き上げて、ホース3を引き出したり、消火器13を取り出したり出来るようにしたので、例えば、消火栓装置1を監視員通路内に埋め込むようにして設置した場合において、消火栓装置1の前面側に障害があるような場合であっても、ホース3や消火器13の取り出しに支障が生ずることなく迅速な消火活動ができる。
また、ホースバケット5や消火器収納箱15は相当な重量があるため、その引上げには相当な力を必要とするところ、本実施の形態では、上動力付与手段11を設けることで、上面蓋部材37や消火器収納箱上面蓋部材41の下降時に作用する重力をホースバケット5や消火器収納箱15の引上げ力に寄与させるようにしたので、小さな引上げ力でも引上げが可能になっている。
なお、上記の実施の形態では、上動力付与手段11がロープ状部材49と滑車47によって構成されるものを示したが、本発明の上動力付与手段11はこれに限られるものではなく、ホースバケット5や消火器収納箱15を上方に引き上げる際の補助力を与えることができるものであれば、他の手段、例えばシリンダロッドを上方に向けた状態でホースバケット5に連結すると共にシリンダ部を本体部7の底板内壁側に固定したエアシリンダーや、ホースバケット5に上向きの付勢力を与える弾性部材等であってもよい。
また、ロープ状部材49と滑車47によって構成された上動力付与手段11に加えて、上記のエアシリンダーや弾性部材等の他の上動力付与手段を設けるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態の消火栓装置1は、ホースバケット5の収納部に隣接して消火器13を収納する消火器収納箱15を有するものを例示したが、本発明の消火栓装置は、消火器収納箱15が必須ではなく、消火器収納箱15のないものを排除するものではない。
また、上面蓋部材37及び消火器収納箱上面蓋部材41は、本体部7を構成する箱体より厚い金属板で構成しても良い。これにより、上面蓋部材37及び消火器収納箱上面蓋部材41の強度が高まるため、消火栓装置1を監視員通路内に埋め込むようにして設置した場合であっても、天板部9を歩行できると共に、上面蓋部材37及び消火器収納箱上面蓋部材41の重量が増すため、ホースバケット5や消火器収納箱15を上方に引き上げる際の補助力が大きくなる。なお、補助力を付与するために、上面蓋部材37や消火器収納箱上面蓋部材41に錘を付けてもよい。
また、上記の説明では上面蓋部材37及び消火器収納箱上面蓋部材41は1枚の板状の部材で形成したものであったが、上面蓋部材及び消火器収納箱上面蓋部材は1枚の板状の部材ではなく、複数枚の板状部材を連結していわゆるシャッターのように形成してもよい。シャッターのように形成することで、上面蓋部材及び消火器収納箱上面蓋部材を移動させる際に、起立させることなく、本体部9の上面及び前面に沿わせて移動させることができる。なお、上面蓋部材及び消火器収納箱上面蓋部材を複数の板状部材で形成した場合には、突起39の数は片側2個よりも多くてもよい。
また、上記の実施の形態は、ホース3を収納する消火栓装置1について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、ホースを収納しない、単に消火器収納箱を備えた消火器箱を含むものである。
なお、消火器収納箱の重量が過大ではない場合には、上動力付与手段は必須ではなく、本発明の消火器箱は、上動力付与手段を有していないものを含む。
1 消火栓装置
3 ホース
5 ホースバケット
7 本体部
9 天板部
11 上動力付与手段
13 消火器
15 消火器収納箱
17 ホースバケットガイド柱
19 持ち手
21 消火器収納箱ガイド柱
23 持ち手
25 第1ガイド部材
25a 垂直部
25b 水平部
27 ガイド溝
29 第2ガイド部材
31 ガイド溝
33 上面開口部
35 消火器収納箱上面開口部
37 上面蓋部材
39 突起部
41 消火器収納箱上面蓋部材
43 突起部
45 側壁部
47 滑車
49 ロープ状部材

Claims (5)

  1. 巻き回されたホースを収納する箱形状の本体部と、該本体部の上面を覆う天板部とを有する消火栓装置であって、
    前記本体部内に配置されて、該本体部の上方まで引き上げ可能に設置されたホースバケットと、
    前記天板部に設けられて、前記ホースバケットが通過可能な開口面積を有する上面開口部と、
    該上面開口部を開閉可能に覆うと共に前記天板部の位置から前記本体部の下部まで下降可能に設けられた上面蓋部材と、
    前記ホースバケットを上方に移動させる補助的な力を付与する上動力付与手段とを備え
    該上動力付与手段は、下降可能な状態の前記上面蓋部材に作用する重力を、前記ホースバケットを上方向に移動させる力に変換して該ホースバケットに付与するように構成されていることを特徴とする消火栓装置。
  2. 前記上動力付与手段は、一端側が前記上面蓋部材に連結され他端側が前記ホースバケットの下部に連結されたロープ状部材と、
    該ロープ状部材に当接して前記上面蓋部材から前記ロープ状部材に作用する力の向きを前記ホースバケットを上方に移動させせる方向に変換する滑車とを備えてなることを特徴とする請求項記載の消火栓装置。
  3. 消火器を収納する箱形状の消火器箱本体部と、該消火器箱本体部の上面を覆う消火器箱天板部とを有する消火器箱であって、
    前記消火器箱本体部内に配置されて、該消火器箱本体部の上方まで引き上げ可能に設置された消火器収納箱と、
    前記消火器箱天板部に設けられて、前記消火器収納箱が通過可能な開口面積を有する消火器収納箱上面開口部と、
    該消火収納器箱上面開口部を開閉可能に覆うと共に前記消火器箱天板部の位置から前記消火器箱本体部の下部まで下降可能に設けられた消火器収納箱上面蓋部材と、
    前記消火器収納箱を上方に移動させる補助的な力を付与する上動力付与手段とを備え、該上動力付与手段は、下降可能な状態の前記消火器収納箱上面蓋部材に作用する重力を、前記消火器収納箱を上方向に移動させる力に変換して該消火器収納箱に付与するように構成されていることを特徴とする消火器箱。
  4. 前記上動力付与手段は、一端側が前記消火器収納箱上面蓋部材に連結され他端側が前記消火器収納箱の下部に連結されたロープ状部材と、
    該ロープ状部材に当接して前記消火器収納箱上面蓋部材から前記ロープ状部材に作用する力の向きを前記消火器収納箱を上方に移動させる方向に変換する滑車とを備えてなることを特徴とする請求項記載の消火器箱。
  5. 請求項3又は4に記載の消火器箱を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の消火栓装置。
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