JP5746491B2 - 昇降式スライド扉の開閉装置 - Google Patents
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Description
物品を出し入れする開口部に設けられ、上昇時に開口部を開放し、下降時に開口部を閉じるようにした昇降式スライド扉の開閉装置であって、前記スライド扉の上方に、シリンダ本体とこのシリンダ本体より突出するピストンロッドとからなる扉支持シリンダを、斜め上下方向を向くように傾斜させて配設し、前記シリンダ本体の基端部とピストンロッドの先端部とのいずれか一方を、前記スライド扉の上方の不動部材における左右いずれか一方の側端部に、前記シリンダ本体の基端部とピストンロッドの先端部とのいずれか他方を、前記スライド扉の上端部の左右いずれか他方の側端部に、それぞれ上下方向に揺動可能に枢着し、前記シリンダ本体に、前記スライド扉の上昇時には、前記シリンダ本体と前記ピストンロッドとの自由な相対移動を可能とし、前記スライド扉が上限位置から下限位置まで下降するとき、該スライド扉が緩速で下降するように、前記シリンダ本体内の流体の流量を制御する流量制御手段を設け、前記スライド扉を上昇させて前記開口部を開放するときには、前記シリンダ本体に対し前記ピストンロッドが縮退し、前記スライド扉を下降させて前記開口部を閉鎖するときには前記シリンダ本体に対し前記ピストンロッドが伸長するように形成されたことを特徴としている。
この特徴によれば、扉支持シリンダを、スライド扉の上端部とその上方の不動部材との間に、斜め上下方向を向くように傾斜させて、かつ上下方向に揺動可能に設けてあるので、シリンダ本体とピストンロッドとの相対移動ストロークに比して、スライド扉の昇降ストロ−クを大とすることができる。従って、ストロ−クの小さな小型の扉支持シリンダでも、物品出し入れ用の開口部を大きく開放することができる。また、シリンダ本体内の流体の流量を制御する流量制御手段を設けるのみで、スライド扉を、上限位置から下限位置まで緩速で自動的に下降させることができるので、電気や圧縮空気等の特別な駆動源を使用する必要がなく、従って、構造が簡単で安価な開閉装置を提供することができるとともに、故障も少なく、停電時でもスライド扉を開閉することができる。
扉支持シリンダを、シリンダ本体の両端部に大気開放された吸排気口を有するエアシリンダとし、ピストンロッドがシリンダ本体に対して相対的に突出する方向の前記一方の吸排気口に、この吸排気口より排気される空気の流量を制御する流量制御手段を設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、一般的な汎用のエアシリンダを使用しうるので、より安価な開閉装置を提供することができる。また、ピストンロッドがシリンダ本体に対して相対的に突出する方向の吸排気口に、流量制御手段を設けてあるので、ピストンにより圧縮されるシリンダ室の空気の圧力が大きく変化せず、吸排気口より排気される空気の流量を一定に制御しうるので、スライド扉を一定の速度でスムーズに下降させうるとともに、安全で衝撃のない扉の下降を実現することができる。
扉支持シリンダを流体封入型シリンダとし、この流体封入型シリンダのシリンダ本体内のピストンに、該ピストンを挟むシリンダ室への流体の流量を制御する流量制御手段を設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、流量制御手段をシリンダ本体内のピストンに設けてあるので、流量制御手段が外部に露出せず、かつシリンダ本体は密閉されていて、外気に含まれる塵埃等が内部に流入しないので、扉支持シリンダの耐久性が向上する。
スライド扉の下限位置における扉支持シリンダの水平に対する傾斜角度を45度以上とし、同じく上限位置における扉支持シリンダの水平に対する傾斜角度を15度以下としたことを特徴としている。
この特徴によれば、扉支持シリンダの傾斜角度を45度以上とすると、スライド扉を昇降させる際のピストンロッドの有効ストロークが大となるので、スライド扉の開閉ストロ−クを大きくすることができるとともに、ピストンロッドを無理なく縮退させて、スライド扉を円滑に引き上げることができる。また、上限位置における扉支持シリンダの傾斜角度を15度以下とすると、スライド扉の下降初期において、スライド扉の下降量に比して、ピストンロッドの伸長量が小さくなり、かつ扉支持シリンダが下方に比較的大きく揺動するので、スライド扉を中間位置まで早く下降させることができる。従って、スライド扉が下限位置に達するまでの下降時間を短縮することができる。
扉支持シリンダにおけるシリンダ本体に、内部のピストンの摺動位置を検知することにより、スライド扉の下限位置を検出する下限位置検出センサと、上限位置を検出する上限位置検出センサとを設け、これらの両検出センサの作動と連動することにより、スライド扉を下限位置と上限位置とに保持しうるロック手段を設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、スライド扉が下限位置と上限位置に達したとき、自動的にロック手段が作動して、スライド扉を下限位置と上限位置とに簡単に保持することができる。特に、スライド扉を上限位置に停止保持しておくための手段を別途設けたり、他のロック手段を手動で操作したりする必要がないので、物品の出し入れ作業が能率的となる。
扉の上方の不動部材に、ワイヤ引き込み式のぜんまいユニットを設け、このぜんまいユニットより引き出したワイヤの下端をスライド扉の上端部に連結したことを特徴としている。
この特徴によれば、ぜんまいユニットによる補助力をもって、スライド扉を軽い力で軽快に引き上げることができる。
4 上部連結部材(不動部材)
5 下部連結部材
6 中間連結部材
13 エアシリンダ(扉支持シリンダ)
13a シリンダ本体
13b ピストンロッド
17 吸排気口
18 流量制御手段
22 ピストン
23 下方のシリンダ室
24 上方のシリンダ室
25 下限位置検出センサ
26 上限位置検出センサ
27 電磁ソレノイド(ロック手段)
29 ぜんまいユニット
30 ワイヤ
32 流体
33 流体封入型シリンダ(扉支持シリンダ)
33a シリンダ本体
33b ピストンロッド
34 ピストン
Claims (6)
- 物品を出し入れする開口部に設けられ、上昇時に開口部を開放し、下降時に開口部を閉じるようにした昇降式スライド扉の開閉装置であって、前記スライド扉の上方に、シリンダ本体とこのシリンダ本体より突出するピストンロッドとからなる扉支持シリンダを、斜め上下方向を向くように傾斜させて配設し、前記シリンダ本体の基端部とピストンロッドの先端部とのいずれか一方を、前記スライド扉の上方の不動部材における左右いずれか一方の側端部に、前記シリンダ本体の基端部とピストンロッドの先端部とのいずれか他方を、前記スライド扉の上端部の左右いずれか他方の側端部に、それぞれ上下方向に揺動可能に枢着し、前記シリンダ本体に、前記スライド扉の上昇時には、前記シリンダ本体と前記ピストンロッドとの自由な相対移動を可能とし、前記スライド扉が上限位置から下限位置まで下降するとき、該スライド扉が緩速で下降するように、前記シリンダ本体内の流体の流量を制御する流量制御手段を設け、前記スライド扉を上昇させて前記開口部を開放するときには、前記シリンダ本体に対し前記ピストンロッドが縮退し、前記スライド扉を下降させて前記開口部を閉鎖するときには前記シリンダ本体に対し前記ピストンロッドが伸長するように形成されたことを特徴とする昇降式スライド扉の開閉装置。
- 扉支持シリンダを、シリンダ本体の両端部に大気開放された吸排気口を有するエアシリンダとし、ピストンロッドがシリンダ本体に対して相対的に突出する方向の前記一方の吸排気口に、この吸排気口より排気される空気の流量を制御する流量制御手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の昇降式スライド扉の開閉装置。
- 扉支持シリンダを流体封入型シリンダとし、この流体封入型シリンダのシリンダ本体内のピストンに、該ピストンを挟むシリンダ室への流体の流量を制御する流量制御手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の昇降式スライド扉の開閉装置。
- スライド扉の下限位置における扉支持シリンダの水平に対する傾斜角度を45度以上とし、同じく上限位置における扉支持シリンダの水平に対する傾斜角度を15度以下としたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の昇降式スライド扉の開閉装置。
- 扉支持シリンダにおけるシリンダ本体に、内部のピストンの摺動位置を検知することにより、スライド扉の下限位置を検出する下限位置検出センサと、上限位置を検出する上限位置検出センサとを設け、これらの両検出センサの作動と連動することにより、スライド扉を下限位置と上限位置とに保持しうるロック手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の昇降式スライド扉の開閉装置。
- 扉の上方の不動部材に、ワイヤ引き込み式のぜんまいユニットを設け、このぜんまいユニットより繰り出したワイヤの下端をスライド扉の上端部に連結したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の昇降式スライド扉の開閉装置。
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JP2010239378A JP5746491B2 (ja) | 2010-10-26 | 2010-10-26 | 昇降式スライド扉の開閉装置 |
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JP2010239378A JP5746491B2 (ja) | 2010-10-26 | 2010-10-26 | 昇降式スライド扉の開閉装置 |
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Family Applications (1)
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JP2010239378A Active JP5746491B2 (ja) | 2010-10-26 | 2010-10-26 | 昇降式スライド扉の開閉装置 |
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2010
- 2010-10-26 JP JP2010239378A patent/JP5746491B2/ja active Active
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