JP6900255B2 - 消火栓装置、消火器箱 - Google Patents
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Description
しかし、回転開閉式の場合には、監視員通路から開閉操作をする際に回転軌道が大きくなると操作しづらいという問題がある。
そこで、消火器扉の開閉機構を回転開閉式ではなく、引き戸式にすることが考えられる。
その一方で、トンネル内に消火栓装置を取り付けた場合、通行する車によって生ずる風圧等で扉が外れると危険であるため、自然には外れない構造にする必要がある。そこで、引き戸式であり、かつ自然には外れることのない消火器扉を備えた消火栓装置の開発が望まれていた。ここで、「自然には」とは、人間が意図的に外す操作をした場合以外の、例えばトンネル内に生ずる振動、風圧等の外力の作用によってはという意味である。
前記消火器扉は、前記開口部の周縁に設けられた枠体と、該枠体内にスライド可能に設けられた開閉扉と、前記枠体内に固定設置された固定扉とを有し、
前記開閉扉と前記固定扉はそれぞれ前記枠体の所定の位置で取り外し可能に設置され、前記開閉扉の取り外し位置では、前記開閉扉が前記固定扉と干渉して、固定扉を取り外さないと取り外しができないように構成されていることを特徴とするものである。
前記消火器扉は、前記開口部の周縁に設けられた枠体と、該枠体内にスライド可能に設けられた開閉扉と、枠体内にスライドしないように固定された固定扉とを有し、
前記開閉扉と前記固定扉はそれぞれ前記枠体の所定の位置で取り外し可能に設置され、前記開閉扉の取り外し位置では、前記開閉扉が前記固定扉と干渉して、固定扉を取り外さないと取り外しができないように構成されていることを特徴とするものである。
また、メンテナンス等において消火器扉を外す必要がある際には、固定扉と開閉扉の両方を取り外すことができ、メンテナンス等にも好適である。
図7は、トンネルの路肩の監視員通路の一部を示したものであり、図中、81はトンネル壁面、83は監視員通路、85は車道である。
なお、本明細書において方向を示す用語としての「前方」とは消火栓装置1を例えば設置用空間87に設置した場合における車道側であり、「後方」とは「前方」の反対側すなわちトンネル壁面81側をいう。
筺体5は箱型の本体部13と本体部13の上面の天板部15を備えており、天板部15は、本体部13と一体的に連結されており、本体部13の側面外周部から外方に張出す張出し部17を有している。
また、前面パネル7におけるホース収納部19に対応する部位には前面開口部21が設けられ、前面開口部21には上下方向にスライドして開閉可能に設けられた前面扉23が設けられている。
前面扉23の開扉状態では、前面開口部21の上側が開放された状態になり、ホースを引き出すことができる。
また、前面パネル7には赤色表示灯25、非常時を監視員に知らせるための非常ボタン27、非常ボタン27を押したときに点灯する非常ランプ29が設けられている。
以下、消火器扉11の構造を詳細に説明する。
枠体31は、矩形状からなり、底辺部37には、開閉扉33の下辺がスライドするためのスライド溝39がほぼ全幅に設けられ、固定扉35が設置される側には固定扉載置面部41が設けられている。そして、固定扉載置面部41には、固定扉35に設けられた後述の係止突起69が係止する係止穴43が形成されている。
開閉扉33は、図2、図3に示すように、矩形状でその上辺には前方に張出す張出し片部57が設けられ、この張出し片部57に一対の戸車59が設けられている。
また、開閉扉33の下辺の底面には枠体31のスライド溝39に挿入可能な突起61が設けられている。
さらに、開閉扉33の両側辺部にはマグネット63が設けられており、開閉扉33を閉止した状態及び開放した状態で枠体31に吸着して開閉扉33を固定できるようになっている。
また、開閉扉33の前面には開閉操作のための取っ手65が設けられている(図1参照)。
上記のように構成された開閉扉33は、戸車59を枠体31の走行路47上に載置することで枠体31に吊下げ支持され、突起61がスライド溝39にガイドされることで、枠体31内をスライド可能になっている。
固定扉35は開閉扉33と同様に矩形状をしており、底辺67には枠体31の係止穴43に係止する係止突起69(係止部に相当)が設けられている。
また、固定扉35の背面側には図2、図3に示すように、持ち手71が設けられている。
固定扉35は、係止突起69を係止穴43に挿入すると共に上辺を枠体31の後方移動防止片53の前方側に配置して設置される。
この状態で、開閉扉33を左右方向で固定扉35側に引くと戸車59が走行路47を転動すると共に開閉扉33の底部に設けられた突起61がスライド溝39にガイドされて円滑にスライド移動する。
このように、開閉扉33は偶然に作用する外力によって自然に外れることがなく、安全である。
まず、開閉扉33を開けて正面側から手を入れて固定扉35の持ち手71を持って少し持ち上げる。持ち上げることで、係止突起69が係止穴43から抜け出すので、この状態で固定扉35を横方向に移動させる。図4に示す状態は、固定扉35を開閉扉33の真後ろまで移動させた状態を示している。図4の状態になると、固定扉35の上辺が後方移動防止片53から外れた位置になるので、固定扉35を背面側に倒すことで取り外すことができる。
開閉扉33をスライドする引き戸式にしたことにより、開閉に際して消火器扉11の前方に張出すことがなく、消火器扉11の前面側にスペースが不要であり、例えば消火栓装置1を監視員通路83の壁面に設置した場合には避難や通行の邪魔になることがなく、また消火栓装置1を監視員通路83に埋め込むように設置した場合には、事故車等が消火栓装置1の前面側で生じた場合でも開閉操作をすることができる。
また、固定扉35を取り外さないと開閉扉33が外れない構造にしたことで、消火栓装置1をトンネル内に設置して車の走行等に伴う振動や風圧を受けても開閉扉33が不用意に外れることがなく安全である。
また、メンテナンス等において消火器扉11を外す必要がある際には、固定扉35と開閉扉33の両方を取り外すことができ、メンテナンス等にも好適である。
すなわち、消火器箱を、実施の形態1の消火器扉11と同様のものを備えた筺体で構成することで、上述と同様の効果を奏することができる。
3 消火器収納部
5 筺体
7 前面パネル
9 開口部
11 消火器扉
13 本体部
15 天板部
17 張出し部
19 ホース収納部
21 前面開口部
23 前面扉
25 赤色表示灯
27 非常ボタン
29 非常ランプ
31 枠体
33 開閉扉
35 固定扉
37 底辺部
39 スライド溝
41 固定扉載置面部
43 係止穴
45 上辺部
47 走行路
49 浮上防止片
51 切欠き
53 後方移動防止片
55 隙間
57 張出し片部
59 戸車
61 突起
63 マグネット
65 取っ手
67 底辺
69 係止突起
71 持ち手
<監視員通路>
81 トンネル壁面
83 監視員通路
85 車道
87 設置用空間
89 前壁
91 開口縁部
Claims (6)
- 消火器を収納する消火器収納部を有し前面が開口した開口部を有する筺体と、該筺体の前面を覆う前面パネルと、該前面パネルにおける前記消火器収納部に対応する部位に開閉可能に設けられた消火器扉とを備えた消火栓装置であって、
前記消火器扉は、前記開口部の周縁に設けられた枠体と、該枠体内にスライド可能に設けられた開閉扉と、前記枠体内に固定設置された固定扉とを有し、
前記開閉扉と前記固定扉はそれぞれ前記枠体の所定の位置で取り外し可能に設置され、前記開閉扉の取り外し位置では、前記開閉扉が前記固定扉と干渉して、固定扉を取り外さないと取り外しができないように構成されていることを特徴とする消火栓装置。 - 前記固定扉は、前記枠体に係止する係止部を有し、該係止部の前記枠体への係止を外した状態で枠体内を取り外し位置に移動できるようになっていることを特徴とする請求項1記載の消火栓装置。
- 前記開閉扉が取り外し可能な所定位置は、前記開閉扉を全閉状態から開いた位置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の消火栓装置。
- 消火器を収納する消火器収納部を有し前面が開口した開口部を有する筺体と、該筺体の前面を覆う前面パネルと、該前面パネルにおける前記消火器収納部に対応する部位に開閉可能に設けられた消火器扉とを備えた消火器箱であって、
前記消火器扉は、前記開口部の周縁に設けられた枠体と、該枠体内にスライド可能に設けられた開閉扉と、枠体内にスライドしないように固定された固定扉とを有し、
前記開閉扉と前記固定扉はそれぞれ前記枠体の所定の位置で取り外し可能に設置され、前記開閉扉の取り外し位置では、前記開閉扉が前記固定扉と干渉して、固定扉を取り外さないと取り外しができないように構成されていることを特徴とする消火器箱。 - 前記固定扉は、前記枠体に係止する係止部を有し、該係止部の前記枠体への係止を外した状態で枠体内を取り外し位置に移動できるようになっていることを特徴とする請求項4記載の消火器箱。
- 前記開閉扉が取り外し可能な所定位置は、前記開閉扉を全閉状態から開いた位置であることを特徴とする請求項4又は5に記載の消火器箱。
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- 2017-06-27 JP JP2017125290A patent/JP6900255B2/ja active Active
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