JP7139957B2 - 筐体 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体に関する。
近年、スライド扉を有する種々の筐体が普及している。また、上記のような筐体の安全性や利便性を向上させるための技術が多く提案されている。例えば、特許文献1には、傾斜を有するレール上と径の異なる2種のローラーとを備えることで、スライド扉に自閉機能を持たせる技術が開示されている。
また、特許文献2および特許文献3には、レール上を走行するスライド扉のローラーをストッパーにより固定することで、スライド扉を所定の位置に停止させる技術が開示されている。
また、特許文献4には、地震や移動時における揺れに伴い回動することで自動施錠および自動開錠を実現する技術が開示されている。
特開平10-141840号公報 特開2002-276240号公報 特開2010-209679号公報 特開平10-317772号公報
しかし、特許文献1に記載されるような自閉機能は、スライド扉の重量や筐体の仕様によっては安全性や利便性を低下させる要因ともなり得る。また、特許文献2や特許文献3に記載されるような構造は、ローラーの破損等により固定機能が働かなくなる可能性もある。また、特許文献4に記載される構造では、施錠および開錠の確実性に疑問が残る。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、より簡易な構造でスライド扉の開放状態を確実に維持することが可能な、新規かつ改良された筐体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、筐体と、上記筐体に設けられたスライド扉と、上記筐体に設けられたストッパーと、上記スライド扉に設けられ、上記ストッパーと接触する金具と、を有し、上記ストッパーは、上記スライド扉が開閉可能な第1の位置と、上記スライド扉を開放状態で固定する第2の位置との間で上記金具と接触して回動し、上記第1の位置または上記第2の位置でマグネットに吸着されて固定されること、を特徴とする筐体が提供される。
また、上記ストッパーは、上記第1の位置において上記マグネットに吸着され固定される第1の面と、上記第2の位置において上記マグネットに吸着され固定される第2の面と、上記第1の面と上記第2の面との間に設けられる支点と、を有し、上記金具との接触により上記支点を中心に回動し、上記第1の位置または上記第2の位置で固定されてもよい。
また、上記スライド扉は、上記筐体に設けられるレールと接触して回動するローラーを有し、上記筐体は、上記スライド扉の開放時に上記ローラーと接触する補助ストッパーを有してもよい。
また、上記スライド扉は、上記レールと接触して回動する大ローラーおよび小ローラーを有し、上記補助ストッパーは、上記スライド扉の開閉時に上記小ローラーとは接触せずに、上記スライド扉の開放時に上記大ローラーのうちの少なくとも1つと接触する位置に設けられてもよい。
以上説明したように本発明によれば、より簡易な構造でスライド扉の開放状態を確実に維持することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る消火栓の配置例について説明するための図である。 同実施形態に係る消火栓の外部構造とスライド機構について説明するための図である。 同実施形態に係る消火栓の内部構造を示す図である。 同実施形態に係るスライド扉およびスライド扉が全開となった状態の消火栓10を示す図である。 同実施形態に係る補助ストッパーの機能について説明するための図である。 同実施形態に係るストッパーの機能について説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.実施形態>
<<1.1.消火栓10の概要>>
上述したように、本発明の技術思想は、スライド扉を有する各種の筐体において、より簡易な構造で当該スライド扉の開放状態を確実に維持することを可能とするものである。本実施形態に係る筐体は、例えば、1つ以上のスライド扉を有する消火栓であってもよい。
以下においては、本実施形態に係る筐体がトンネル内に設置される道路用消火栓である場合を例に説明を行う。図1は、本実施形態に係る消火栓10の配置例について説明するための図である。
図1には、トンネル内に設置される消火栓10および防護柵70が示されている。図1に示すように、消火栓10は、道路rwの路肩に設けられる監視員通路pwの脇に、トンネル内壁iwに埋め込まれるように配置されてもよい。ここで、監視員通路pwは、一般的に道路rwから900~1000mmほどの高さを以って設けられる通路であり、監視員による保守作業や災害時の避難経路として用いられる。
また、図1に示す配置に限定されず、本実施形態に係る消火栓10は、防護柵70のように道路rwと監視員通路pwの境に配置されてもよい。
ここで、消火栓10に開き戸を備える場合、消火活動時に開放された開き戸が保守員通路pw側や道路rw側に突出することとなり、監視員通路pwや道路rwにおける消火活動や避難活動に支障が生じる可能性がある。また、保守作業時においても、開き戸が監視員通路pw側や道路rw側に突出することで、保守員や道路rwを走行する車両の動線を妨害し、作業効率や安全性の低下を招くことも懸念される。
上記のような懸念を排除するため、本実施形態に係る消火栓10は、開き戸に代え、スライド扉を有してよい。上記構成によれば、消火活動時や保守作業時に扉が監視員通路pw側や道路rw側に突出することを回避することができ、安全性や利便性をより向上させることが可能となる。
しかし、ここで、開放状態でスライド扉を固定する固定機構を設けない場合、勢いよく開扉されたスライド扉が筐体枠に衝突し、反動により閉方向に跳ね返ることで、スライド扉の開放状態が維持できない可能性が生じる。また、道路傾斜面に沿って筐体を設置する場合において、道路勾配が扉開方向に沿って上り傾斜となる場合、スライド扉が全開した後に閉方向に自然にスライドしてしまう状況が発生し得る。このような状況は、円滑な消化活動や保守作業を妨げる要因となり得る。
本発明の技術思想は、上記の点に着目して発想されたものであり、より簡易な構造でスライド扉の開放状態を確実に維持することを可能とする。これによれば、消火活動や保守作業を妨害することなく、安全性および利便性をより向上させることが可能となる。
<<1.2.消火栓10の構造>>
以下、図2および図3を参照して、上記の効果を実現する本実施形態に係る消火栓10の構成について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る消火栓10の外部構造とスライド機構について説明するための図である。また、図3は、本実施形態に係る消火栓10の内部構造を示す図である。
図2には、消火栓10を正面から見た場合の外部構造が示されている。図2に示すように、本実施形態に係る消火栓10は、第1のスライド扉100および第2のスライド扉200の2つのスライド扉を有する。第1のスライド扉100および第2のスライド扉200は、本実施形態に係るスライド扉の一例である。本実施形態に係る第1のスライド扉100および第2のスライド扉200は、鋼鉄(SUS304、t;1.5mmなど)1枚に極力補助材を用いず形成され、また歪み防止のために板を折り返し軽量化が図られたものであってよい。
本実施形態に係る第1のスライド扉100は、筐体15の内部に配置される消火栓部740の開放と閉鎖とを実現する構成である。図3に示すように、本実施形態に係る消火栓部740は、第1のスライド扉100の開扉により開放される位置に配置される。
本実施形態に係る消火栓部740には、例えば、図3に示すように、給水栓を含む配管部710や消火栓弁770、巻回収納されたホース720、ノズル730、消火栓レバーガード750、消火栓レバー760、ノズル固定バー780、ホースケージ800などが配置される。
また、本実施形態に係る第2のスライド扉200は、筐体15の内部に配置される消火器収納部910の開放と閉鎖とを実現する構成である。図3に示すように、本実施形態に係る消火器収納部910は、第2のスライド扉200の開扉により開放される位置に配置される。
本実施形態に係る消火器収納部910には、図3に示すように、2本の消火器90が筐体15の幅方向に並んで収納される。
また、本実施形態に係る消火栓10は、上述した消火栓部740と消火器収納部910との間に報知部500を有する。本実施形態に係る報知部500には、例えば、図2に示すように、赤色表示灯550、非常通報ボタン560、応答ランプ570などの電気系の構成が配置される。
以上、本実施形態に係る消火栓10が備える構成の概要について述べた。次に、本実施形態に係るスライド機構について詳細に説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る第1のスライド扉100は、報知部500の方向に突出する延長部105を上端および下端にそれぞれ有する。延長部105を含む第1のスライド扉100の上端および下端には、複数の第1のローラー120が配置される。
なお、本実施形態に係る複数の第1のローラー120は、ローラー径の異なる2種のローラーを含んでよい。例えば、図2の上方に示すように、第1のスライド扉100の上端および下端のそれぞれには、2つの第1の大ローラー120aが報知部500側に設けられ、3つの第1の小ローラー120bが筐体15の側面側に設けられる。
本実施形態に係る第1のスライド扉100は、上端および下端において消火栓部740が配置される側に設けられた複数の第1のローラー120で、筐体15の上部および下部にそれぞれ設けられた第1のレール130を上下から挟み込むことで、筐体15に装着される。上記の構成によれば、第1のスライド扉100を筐体15に強固に装着することができ、例えば、ホース720などが第1のスライド扉100にぶつかる等しても、がたつくことなく堅牢な状態を保つことができる。
また、複数の第1のローラー120は、第1のスライド扉100の前面に設けられる第1のハンドル110の操作に応じて、第1のレール130上を回動することで、第1のスライド扉100の開扉および閉扉を実現する。なお、本実施形態に係る第1のハンドル110は、図2に示すように、報知部500側において、第1のスライド扉100の開扉時に、消火栓部740に配置される配管部710にぶつからない程度の高さに配置されてよい。
また、本実施形態に係る第1のスライド扉100の報知部500側の内側には、第1のスライド扉100の開放時に、筐体15が側面側に備える第1のストッパー150と係合する第1のストッパー金具140が設けられる。さらには、筐体15の上端および下端の第1のレール130には、第1のスライド扉100の開放時において、第1の大ローラー120aのうちの1つと接触する第1の補助ストッパー160がそれぞれ設けられる。係る構成によれば、第1のスライド扉100の開放状態を安全かつ強固に維持することが可能となる。なお、本実施形態に係る第1のストッパー金具140、第1のストッパー150、および第1の補助ストッパー160が有する機能の詳細については別途後述する。
また、本実施形態に係る第2のスライド扉200も、第1のスライド扉100と同様に、報知部500の方向に突出する延長部205を上端および下端にそれぞれ有する。延長部205を含む第2のスライド扉200の上端および下端には、複数の第2のローラー220が配置される。
本実施形態に係る複数の第2のローラー220も同様に、ローラー径の異なる2種のローラーを含んでよい。例えば、図2の上方に示すように、第2のスライド扉200の上端および下端のそれぞれには、2つの第2の大ローラー220aが報知部500側に設けられ、1つの第2の小ローラー220bが筐体15の側面側に設けられる。
また、第2のスライド扉200も、上端および下端において消火器収納部910が配置される側に設けられた複数の第2のローラー220で、筐体15の上部および下部にそれぞれ設けられた第2のレール230を上下から挟み込むことで、筐体15に装着される。
複数の第2のローラー220は、第2のスライド扉200の前面に設けられる第2のハンドル210の操作に応じて、第2のレール230上を回動することで、第2のスライド扉200の開扉および閉扉を実現する。なお、本実施形態に係る第2のハンドル210は、図2に示すように、報知部500側において、第2のスライド扉200の開扉時に、消火器収納部910に収納される消火器90にぶつからない程度の高さに配置されてよい。
また、本実施形態に係る第2のスライド扉200の報知部500側の内側には、第2のスライド扉200の開放時に、筐体15が側面側に備える第2のストッパー250と係合する第2のストッパー金具240が設けられる。さらには、筐体15の上端および下端の第2のレール230には、第2のスライド扉200の開放時において、第2の大ローラー220aのうちの1つと接触する第2の補助ストッパー260がそれぞれ設けられる。係る構成によれば、第2のスライド扉200の開放状態を安全かつ強固に維持することが可能となる。なお、本実施形態に係る第2のストッパー金具240、第2のストッパー250、および第2の補助ストッパー260が有する機能の詳細については別途後述する。
<<1.3.動作>>
次に、本実施形態に係る第1のスライド扉100および第2のスライド扉200のスライド動作の流れについて詳細に説明する。
操作者は、図2に示した状態から、第1のハンドル110や第2のハンドルを把持し第1のスライド扉100や第2のスライド扉200を筐体15の外側方向に向けて動かすことで、各スライド扉を開扉することができる。第1のスライド扉100および第2のスライド扉200、第1のローラー120および第2のローラー220は、操作者による開扉操作に伴い、外側から徐々に筐体15の外側へ突出していく。
また、図4は、本実施形態に係る第1のスライド扉100および第2のスライド扉200が全開となった状態の消火栓10を示す図である。図4に示すように、本実施形態に係る第1のスライド扉100および第2のスライド扉200は、全開(開放)時において、それぞれ延長部105および205を筐体15の横幅内に残した状態で、消火栓部740および消火器収納部910を全開口することができる。
この際、第1のスライド扉100は、上下の延長部105に配置される少なくともそれぞれ2個の第1の大ローラー120aが筐体15に配置される第1のレール130を挟み込むことで、筐体15に支持される。
また、第1のスライド扉100は、開扉時において、第1のレール130に設けられる第1の補助ストッパー160が、第1の大ローラー120aのうちの1つと接触とすることで、減速しながら開放位置に停止する。また、本実施形態に係る第1のスライド扉100は、当該開放位置において、内側に備える第1のストッパー金具140が筐体15の側面側に備えられる第1のストッパー150と係合することで、開放状態で固定される。
また、同様に、第2のスライド扉200は、上下の延長部205に配置される少なくともそれぞれ2個の第2の大ローラー220aが筐体15に配置される第2のレール230を挟み込むことで、筐体15に支持される。
また、第2のスライド扉200は、開扉時において、第2のレール230に設けられる第2の補助ストッパー260が、第2の大ローラー220aのうちの1つと接触とすることで、減速しながら開放位置に停止する。また、本実施形態に係る第2のスライド扉200は、当該開放位置において、内側に備える第2のストッパー金具240が筐体15の側面側に備えられる第2のストッパー250と係合することで、開放状態で固定される。
図5は、本実施形態に係る補助ストッパーの機能について説明するための図である。図5の上段には図4における領域eを拡大した拡大図が、図5の下段には図4における領域fを拡大した拡大図がそれぞれ示されている。
図5に示すように、本実施形態に係る第1の補助ストッパー160は、第1のスライド扉100の開放時に、第1のスライド扉100が有する第1のローラー120と接触する位置に備えられる。
より具体的には、本実施形態に係る第1の補助ストッパー160は、第1のスライド扉100の開扉時に第1の小ローラー120bとは接触せずに、開放時において第1の大ローラー120aのうち少なくとも1つと接触する位置に設けられてよい。
上記の配置によれば、第1のスライド扉100の滑らかな開扉操作を実現するとともに、開放位置手前から第1の補助ストッパー160が第1の大ローラー120aと接触することで、第1のスライド扉100の開扉速度を減速させ、開放位置に停止させることができる。これによれば、第1のスライド扉100が筐体枠に衝突し、反動で閉方向に跳ね返る可能性を効果的に低減することが可能となる。
なお、本実施形態に係る第2の補助ストッパー260も第1の補助ストッパー160と同等の位置に配置され、第2の大ローラー220aと接触することで、第2のスライド扉200の開扉速度を減速させながら開放位置に停止させる機能を有する。
続いて、本実施形態に係るストッパー金具とストッパーの動作について詳細に述べる。本実施形態に係る第1のストッパー150は、第1のスライド扉100が開閉可能な第1の位置と、第1のスライド扉100を開放状態で固定する第2の位置との間で、第1のストッパー金具140と接触して回動し、第1の位置または第2の位置で第1のマグネット170に吸着されて固定されること、を特徴の一つとする。
図6は、本実施形態に係るストッパーの機能について説明するための図である。図6には、図4における領域gを拡大した拡大図が示されている。
図6の最上段には、第1のスライド扉100が非開放状態(すなわち、第1のスライド扉100が開閉可能な状態)にある場合の第1のストッパー150の状態が示されている。この際、図示するように、第1のストッパー金具140と第1のストッパー150とは、接触しない状態にある。当該状態において、本実施形態に係る第1のストッパー150は、筐体15の側面側付近に設けられる第1のマグネット170に、第1の位置で固定される。
ここで、本実施形態に係る第1のストッパー150は、第1の位置で第1のマグネット170に吸着され固定される第1の面152と、第2の位置において第1のマグネット170に吸着され固定される第2の面154と、第1の面152と第2の面154との間に設けられる支点Fとを有する。
また、本実施形態に係る第1のストッパー150は、支点Fを境として、第1の面152側の重量が軽く、第2の面154側の重量が重くなるように形成される。上記のような構造によれば、第1のストッパー金具140による外力が加わらない場合、重量の軽い第1の面152側に対する第1のマグネット170の吸着力が、重量の重い第2の面154側に対する吸着力を上回るため、第1のストッパー150は、常に第1の面152が第1のマグネット170と接触するように固定される。
一方、第1のスライド扉100の非開放状態から、第1のスライド扉100の開扉動作が進むと、第1のスライド扉100に設けられる第1のストッパー金具140が、図中左側の二段目に示すように、第1のストッパー150に設けられる凹部に接触する。
ここから図中左側の三段目に示すように、さらに開扉動作が進むと、第1のストッパー150に、第1の面152に対する吸着力よりも強い外力が加わることとなる。この際、本実施形態に係る第1のストッパー150は、第1のマグネット170から外れるとともに、第1のストッパー金具140による外力により支点Fを中心に回動し、図中左側の最下段に示すように、第2の面154が第1のマグネット170と接触する第2の位置で固定される。
このように、本実施形態に係る第1のストッパー150は、第1のスライド扉100の開扉動作に伴い第1のストッパー金具140と接触することで、第1のスライド扉100を開放状態で固定する第2の位置に遷移する。
また、この際、上述したように、本実施形態に係る第1の補助ストッパー160は、第1の大ローラー120aと接触することで、第1のスライド扉100の開放状態での固定を補助する。
一方、第1のスライド扉100の開放状態から、閉扉動作が行われた場合、図中右側に示すように、第1のストッパー金具140が第1のストッパー150に接触することで第1の面152が押し上げられる。
上記の動作の結果、第1のマグネット170による吸着力が第2の面154よりも第1の面152に対して大きく働くことで、第1のストッパー150は、支点Fを中心に回動し、第1の面152が第1のマグネット170と接触する第1の位置に復帰する。
以上、本実施形態に係るストッパーの機能について詳細に説明した。なお、図6では、第1のストッパー金具140および第1のストッパー150の動作を例に示したが、本実施形態に係る第2のストッパー金具240および第2のストッパー250は、それぞれ第1のストッパー金具140および第1のストッパー150と同等の動作を行ってよい。
<<1.4.効果>>
以上、本実施形態に係る消火栓10の構成について説明した。上記の構成を有する消火栓10によれば、スライド扉の開扉操作時にストッパー金具がストッパーと衝突した場合、当該ストッパーの第1の面側に対するマグネットの吸着力が衝撃を緩衝することができる。
また、上記の状態からさらに開扉操作が行われた際に、ストッパー金具が衝突の反動で閉方向に移動した場合であっても、ストッパーの第2の面側に対するマグネットの吸着力によりスライド扉を開放(全開)状態で維持することが可能となる。なお、第2の面側に対するマグネットの吸着は、例えば、49~98Nの範囲で外れるなど、任意に設定することができる。
また、本実施形態に係る補助ストッパーによれば、小ローラーと接触しないことで滑らかなスライド扉の開扉を実現しながら、大ローラーと接触することで、開放時における衝撃を緩衝することが可能である。なお、補助ストッパーは、大ローラーとの接触面角度や接触長を変更することで、衝撃緩衝力を調整することが可能である。
また、本実施形態に係るストッパーは、重量の調整により、外力が加わらない限り常に第1の面側がマグネットに吸着されることから、振動や磁力の低下等により意図しない位置で固定される事態を回避することができる。
上記のような構成を有する筐体によれば、スライド扉を開放した際、開扉動作の反動や道路勾配に依らず当該スライド扉を確実に固定することができ、安全性および利便性をより向上させることが可能となる。
<2.まとめ>
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る筐体は、筐体と、上記筐体に設けられたスライド扉およびストッパーと、上記スライド扉に設けられ、上記ストッパーと接触する金具と、を有する。また、上記ストッパーは、上記スライド扉が開閉可能な第1の位置と、上記スライド扉を開放状態で固定する第2の位置との間で上記金具と接触して回動し、上記第1の位置または上記第2の位置でマグネットに吸着されて固定されること、を特徴の一つとする。係る構成によれば、より簡易な構造でスライド扉の開放状態を確実に維持することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
15 筐体
100 第1のスライド扉
120a 第1の大ローラー
120b 第1の小ローラー
130 第1のレール
140 第1のストッパー金具
150 第1のストッパー
152 第1の面
154 第2の面
160 第1の補助ストッパー

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体に設けられたスライド扉と、
    前記筐体に設けられたストッパーと、
    前記スライド扉に設けられ、前記ストッパーと接触する金具と、を有し、
    前記ストッパーは、
    前記スライド扉が開閉可能な第1の位置と、前記スライド扉を開放状態で固定する第2の位置との間で前記金具と接触して回動し、
    前記第1の位置または前記第2の位置でマグネットに吸着されて固定されること、
    を特徴とする筐体。
  2. 前記ストッパーは、
    前記第1の位置において前記マグネットに吸着され固定される第1の面と、前記第2の位置において前記マグネットに吸着され固定される第2の面と、前記第1の面と前記第2の面との間に設けられる支点と、を有し、
    前記金具との接触により前記支点を中心に回動し、前記第1の位置または前記第2の位置で固定される、
    請求項1に記載の筐体。
  3. 前記スライド扉は、前記筐体に設けられるレールと接触して回動するローラーを有し、
    前記筐体は、前記スライド扉の開放時に前記ローラーと接触する補助ストッパーを有する、
    請求項1または2に記載の筐体。
  4. 前記スライド扉は、前記レールと接触して回動する大ローラーおよび小ローラーを有し、
    前記補助ストッパーは、前記スライド扉の開閉時に前記小ローラーとは接触せずに、前記スライド扉の開放時に前記大ローラーのうちの少なくとも1つと接触する位置に設けられる、
    請求項3に記載の筐体。
JP2019002151A 2019-01-09 2019-01-09 筐体 Active JP7139957B2 (ja)

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