JP6819310B2 - 消火器箱 - Google Patents
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Description
<<1.1.実施形態の概要>>
はじめに、本発明の一実施形態に係る消火器箱の概要について説明する。上述したとおり、本実施形態に係る消火器箱は、監視員通路を設けた道路に設置される従来の消火器箱と比較して優れた安全性、利便性、および保守性を有する。本実施形態に係る消火器箱が有する上記の有意性を説明するために、まず、本実施形態に係る消火器箱と従来の消火器箱との比較について述べる。
次に、本実施形態の消火器箱10に係る設置上の特徴について説明する。図1は、道路トンネルに設置される消火器箱10を側面から示した図である。図1に示すように、本実施形態に係る消火器箱10は、監視員通路pwと道路rwとの境において、監視員通路pwの下部に埋設されてよい。本実施形態に係る消火器箱10が上記のように設置されることにより、トンネル内壁iwに箱抜きを形成するコストを削減することができ、また、監視員通路pw上の空間を十分に確保し、消火活動や避難活動を妨害する恐れを解消することができる。
次に、本実施形態に係る消火器箱10の外部構造について詳細に説明する。図3は、本実施形態に係る消火器箱10の外部構造について説明するための図である。図3の左側には、本実施形態に係る消火器箱10の側面を、収納される消火器30の底部側からみた外部構造が示されている。また、図3の右側上段には、本実施形態に係る消火器箱10を上面から見た外部構造が示されている。また、図3の右側中段には、本実施形態に係る消火器箱10の側面を道路rw側からみた外部構造が示されている。また、図3の右側下段には、本実施形態に係る消火器箱10を底面から見た外部構造が示されている。
次に、本実施形態に係る消火器箱10の内部構造について詳細に説明する。図5は、本実施形態に係る消火器箱10の内部構造を道路rw側の側面から示した図である。また、図6は、本実施形態に係る消火器箱10の内部構造を、収納される消火器30の底部側の側面から示した図である。また、図7は、本実施形態に係る消火器箱10の内部構造を底面から示した図である。
次に、本実施形態に係る消火器箱10の使用手順について説明する。
まず、道路rw側から消火器30を取り出す場合における消火器箱10の使用手順について述べる。道路rw側から消火器30を取り出す場合、まず、ユーザは、取っ手112を掴み、扉110が90°程度開扉するまで、扉110を引き上げる動作を行う。この際、扉110が、内側に固定される消火器30と一体に回動することで、消火器30が立位状態で固定される。
次に、監視員通路pw側から消火器30を取り出す場合における消火器箱10の使用手順について述べる。監視員通路pw側から消火器30を取り出す場合、ユーザは、上述の場合と同様に、取っ手112を掴み、扉110が90°程度開扉するまで、扉110を引き上げる動作を行う。この際、本実施形態に係る扉110は、監視員通路pwの上方に向けて開扉するように設けられるため、ユーザは、道路pw側を覗き込んで操作を行う必要がなく、落下などの二次災害を防ぐことができる。
次に、道路rw側または監視員通路pw側から扉110の閉扉を行う場合の手順について述べる。扉110の閉扉を行う場合、ユーザは、まず、取っ手112を若干開方向に持ち上げながら、扉開固定具140を切欠き形状板130側に折り畳む動作を行う。なお、上記の折畳み動作は、別途に用意される治具などを用いて行われてもよい。
以上説明したように、本発明に係る消火器箱10は、道路rw側および監視員通路pw側の両方から消火器30を取り出すこと、また、扉の開放時においても道路rwおよび監視員通路pwの両面の安全性を確保することを可能とする。このために、本実施形態に係る消火器箱10は、監視員通路pwと道路rwとの境に、車両の移動方向と略平行方向に設置される。また、本実施形態に係る消火器箱10は、監視員通路pw面上に、消火器30と一体に回動する扉110を有する。係る構成によれば、安全性、利便性、および保守性をより向上させた消火器箱を提供することが可能となる。
110 扉
112 取っ手
114 扉軸
130 切欠き形状板
134 固定金具
140 扉開固定具
142 折畳み用凸部
144 キャッチ部
150 扉開固定レール
152 凹部
154 折畳み解除部
30 消火器
rw 道路
pw 監視員通路
Claims (6)
- 監視員通路を設けた道路に設置される消火器箱であって、
前記消火器箱は、前記監視員通路と前記道路との境に、車両の移動方向と略平行方向に設置され、
前記監視員通路面上に、扉を有し、
前記扉の内側には、消火器を固定する固定金具が設けられ、
前記扉と固定された前記消火器とを一体に回動させて、当該消火器を立位状態で固定すると共に、取り出し可能とすること、
を特徴とする消火器箱。 - 前記扉は、前記消火器の取り出しを補助する切欠き形状板を有し、
前記切欠き形状板は、前記扉の内側において前記消火器の底面側に配置される、
請求項1に記載の消火器箱。 - 前記扉は、扉軸を支点に回動し、
前記扉軸は、前記扉の長手方向において、前記扉が有する取っ手と前記消火器の底面との間に位置するように設けられる、
請求項1または2に記載の消火器箱。 - 前記扉は、扉開固定具を有し、
前記扉開固定具は、前記消火器箱の内部に設けられた凹部を有する扉開固定レール上を前記扉の回動に伴い移動し、前記扉開固定レールの前記凹部により係止されることで、前記扉が閉扉しないように前記扉を支持する、
請求項1〜3のいずれかに記載の消火器箱。 - 前記扉開固定具は、折畳み用凸部を有し、
前記折畳み用凸部は、前記扉の内側に設けられるキャッチ部と嵌合することで、前記扉開固定レールと接触しないように前記扉開固定具を固定する、
請求項4に記載の消火器箱。 - 前記消火器箱は、前記扉の閉扉に伴い前記扉開固定具と接触することで、前記折畳み用凸部と前記キャッチ部との嵌合を解除する折畳み解除部、を有する、
請求項5に記載の消火器箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017007335A JP6819310B2 (ja) | 2017-01-19 | 2017-01-19 | 消火器箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017007335A JP6819310B2 (ja) | 2017-01-19 | 2017-01-19 | 消火器箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018114137A JP2018114137A (ja) | 2018-07-26 |
JP6819310B2 true JP6819310B2 (ja) | 2021-01-27 |
Family
ID=62983390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017007335A Active JP6819310B2 (ja) | 2017-01-19 | 2017-01-19 | 消火器箱 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6819310B2 (ja) |
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-
2017
- 2017-01-19 JP JP2017007335A patent/JP6819310B2/ja active Active
Also Published As
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