JP7200545B2 - 道路用消火栓 - Google Patents

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Description

本発明は、道路用消火栓に関する。
近年、火災から人身や車両を守るための消火栓装置が普及している。また、上記のような消火栓装置の安全性、利便性を向上させるための手法が多く提案されている。
例えば、特許文献1には、消火栓部の扉をスライド扉とした構成が開示されている。また、特許文献2には、消火栓部および消火器収納部の扉をいずれもスライド扉とし、両扉の間に赤色表示などを配置した構成が開示されている。また、特許文献3には、消火栓部の扉の高さよりも消火器箱の高さを上下方向に大きくした構成が開示されている。
また、スライド扉の利便性を向上させる技術も提案されている。例えば、特許文献4には、スライド扉の扉部が重ならないようにし、かつレールの上下の高さをずらした構成が開示されている。また、特許文献5には、2枚のスライド扉を、本体から突出するように配置した構成が開示されている。
特開2009-268719号公報 特開2017-205251号公報 特開2017-29518号公報 特開2001-163058号公報 特開2014-121248号公報
特許文献1および特許文献2に記載の構成によれば、扉の開扉時に、当該扉が通路側に突出しないため、通路側における消火活動や避難活動を妨害することを防ぐことができる。しかし、特許文献1および特許文献2に記載の構成では、開扉により外部に開放される面積が小さく、内部に収納されるノズルやホース、また配管部などの内部構造に同時にアクセスすることが困難である。また、特許文献3および特許文献4に記載の技術は開放面積の拡大に貢献するものではなく、上記の問題を解決するものではない。また、特許文献5に記載の構成でも、扉裏の収納空間を全開口することはできず、当該構成で全開口した場合には筐体外に浮いた扉の重力が支えられず不安定となり、開閉不能となる可能性がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、安全性および保守性の確保と小型化を両立することが可能な、新規かつ改良された道路用消火栓を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、消火栓部を開閉する第1のスライド扉と、消火器収納部を開閉する第2のスライド扉と、非常通報ボタンを含む報知部を設けた道路用消火栓であって、上記消火栓部と上記消火器収納部とは、上記報知部を挟んで配置され、上記第1のスライド扉および上記第2のスライド扉の各々は、上端と下端とに上記報知部の方向に突出する延長部を有し、上記延長部を含む上端と下端には上記道路用消火栓の筐体に設けられたレールと接触する複数のローラーが設けられ、上記第1のスライド扉の上記延長部と上記第2のスライド扉の上記延長部は、上記消火栓部および上記消火器収納部をそれぞれ全開口する際に、上記筐体の横幅内に残るように配置され、上記第1のスライド扉の上記延長部と上記第2のスライド扉の上記延長部とは、上記第1のスライド扉および上記第2のスライド扉の全閉時に、上記報知部内において上下方向にずれるように配置される、道路用消火栓が提供される。
また、上記第1のスライド扉および上記第2のスライド扉の上記ローラーは、上端および下端において上記消火栓部または上記消火器収納部が配置される側にそれぞれ設けられ、上記筐体の上部および下部にそれぞれ設けられた上記レールを挟み込むことで、上記第1のスライド扉および上記第2のスライド扉が上記筐体に装着されてもよい。
また、上記第1のスライド扉の上端および下端における上記延長部は、上記消火栓部の上端および下端よりも内側に配置され、上記第2のスライド扉の上端および下端における上記延長部は、上記第1のスライド扉の前記延長部よりも外側に配置されてもよい。
以上説明したように本発明によれば、安全性および保守性の確保と小型化を両立することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る消火栓の配置例について説明するための図である。 同実施形態に係る消火栓の外部構造とスライド機構について説明するための図である。 同実施形態に係る消火栓の内部構造を示す図である。 同実施形態に係る消火栓の側面図および縦断面図である。 図4Aにおける領域a~dを拡大した図である。 本発明の一実施形態に係る第1のスライド扉および第2のスライド扉を半分程度開扉させた状態の消火栓を示す図である。 同実施形態に係る第1のスライド扉および第2のスライド扉が全開となった状態の消火栓を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.実施形態>
<<1.1.消火栓10の概要>>
まず、本発明の一実施形態に係る消火栓10の概要について説明する。本実施形態に係る消火栓10は、例えば、トンネル内に設置される道路用消火栓であってもよい。図1は、本実施形態に係る消火栓10の配置例について説明するための図である。
図1には、トンネル内に設置される消火栓10および防護柵70が示されている。図1に示すように、消火栓10は、道路rwの路肩に設けられる監視員通路pwの脇に、トンネル内壁iwに埋め込まれるように配置されてもよい。ここで、監視員通路pwは、一般的に道路rwから900~1000mmほどの高さを以って設けられる通路であり、監視員による保守作業や災害時の避難経路として用いられる。
また、図1に示す配置に限定されず、本実施形態に係る消火栓10は、防護柵70のように道路rwと監視員通路pwの境に配置されてもよい。
ここで、消火栓10に開き戸を備える場合、消火活動時に開放された開き戸が保守員通路pw側や道路rw側に突出することとなり、監視員通路pwや道路rwにおける消火活動や避難活動に支障が生じる可能性がある。また、保守作業時においても、開き戸が監視員通路pw側や道路rw側に突出することで、保守員や道路rwを走行する車両の動線を妨害し、作業効率や安全性の低下を招くことも懸念される。
上記のような懸念を排除するため、本実施形態に係る消火栓10は、開き戸に代え、スライド扉を有してよい。上記構成によれば、消火活動時や保守作業時に扉が監視員通路pw側や道路rw側に突出することを回避することができ、安全性や利便性をより向上させることが可能となる。
一方、特許文献1や特許文献2に記載されるように、扉のスライド範囲が消火栓箱の幅方向の長さを超えない場合、開扉により開放される面積が小さくなり、操作者が内部空間にアクセスできる範囲が限定されることとなる。また、例えば、スライド扉を2枚設け交互に開くことで、内部空間に配置されるホース収納部や配管部を順に開放することも想定されるが、この場合も、ホース収納部や配管部に同時にアクセスすることができないため、保守作業や消火活動の作業効率が低下する要因となり得る。
また、例えば、特許文献5に記載されるように、スライド扉を筐体外へ突出させ開扉する場合でも、扉裏の収納空間を1/2~1/3程度残して全開口することはできず、無理に全開口した場合、筐体外に浮いた扉の重量が支えきれず不安定となり、開閉不能となる可能性がある。
また、筐体外に突出させる扉の重量を支える手法としては、筐体外に扉幅程度のレールを延長し、当該レールを用いて扉をスライドさせることも考えられる。しかし、この場合、レールを突出させるために筐体外スペースが常時必要となる。また、搬送中などにおけるレールの破損を防ぐために現地工事が必要となり工数が増大するとともに、景観を損ねる要因となり得る。
本発明の一実施形態に係る消火栓10は、上記の点に着目して発想されたものであり、比較的小型な筐体を以って、筐体内部に配置される消火栓部と消火器収納部を同時に全開口することを可能とする。
<<1.2.消火栓10の構造>>
以下、図2、図3、図4A、および図4Bを参照して、上記を特徴を実現する本実施形態に係る消火栓10の構成について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る消火栓10の外部構造とスライド機構について説明するための図である。また、図3は、本実施形態に係る消火栓10の内部構造を示す図である。
図2には、消火栓10を正面から見た場合の外部構造が示されている。図2に示すように、本実施形態に係る消火栓10は、第1のスライド扉100および第2のスライド扉200の2つのスライド扉を有する。本実施形態に係る第1のスライド扉100および第2のスライド扉200は、鋼鉄(SUS304、t;1.5mmなど)1枚に極力補助材を用いず形成され、また歪み防止のために板を折り返し軽量化が図られたものであってよい。
本実施形態に係る第1のスライド扉100は、筐体15の内部に配置される消火栓部740の開放と閉鎖とを実現する構成である。図3に示すように、本実施形態に係る消火栓部740は、第1のスライド扉100の開扉により開放される位置に配置される。
本実施形態に係る消火栓部740には、例えば、図3に示すように、給水栓を含む配管部710や消火栓弁770、巻回収納されたホース720、ノズル730、消火栓レバーガード750、消火栓レバー760、ノズル固定バー780、ホースケージ800などが配置される。
また、本実施形態に係る第2のスライド扉200は、筐体15の内部に配置される消火器収納部910の開放と閉鎖とを実現する構成である。図3に示すように、本実施形態に係る消火器収納部910は、第2のスライド扉200の開扉により開放される位置に配置される。
本実施形態に係る消火器収納部910には、図3に示すように、2本の消火器90が筐体15の幅方向に並んで収納される。
また、本実施形態に係る消火栓10は、上述した消火栓部740と消火器収納部910との間に報知部500を有する。本実施形態に係る報知部500には、例えば、図2に示すように、赤色表示灯550、非常通報ボタン560、応答ランプ570などの電気系の構成が配置される。
なお、本実施形態に係る消火器収納部910、報知部500、消火栓部740は、この順で筐体15の幅方向に並んで配置されることを特徴の一つとする。すなわち、本実施形態に係る消火栓部740と消火器収納部910とは、報知部500を挟んで配置されてよい。
次に、図4Aを参照しながら、本実施形態に係る消火栓10の内部構造の配置について説明を続ける。図4Aには、図3におけるA-A~I-Iを基準とした際の消火栓10の側面図および縦断面図が示されている。
A-A側面図には、消火用水を供給する外部機構と接続する配管部710の接続口が示されている。また、B-B縦断面図には、閉扉状態の第1のスライド扉100の背部に配置される配管部710が示されている。上記の配置によれば、第1のスライド扉100の開扉時に、消火栓部740に配置される配管部710を開放することができ、効率的な保守作業が可能となる。
また、C-C縦断面図には、巻回収納されるホース720と、ホース720を収納するホースケージ800とが示されている。
また、D-D縦断面図には、ホース720と消火栓レバー760との接触を防止するための消火栓レバーガード750が示されている。本実施形態に係る消火栓レバーガード750によれば、ホース720の接触による消火栓レバー760の意図しない操作を防止することが可能となる。
また、E-E縦断面図には、消火栓レバーガード750の内側に配置される消火栓レバー760とノズル730とが示されている。上記の配置によれば、第1のスライド扉100の開扉により、消火活動に必要な構成に効率的かつ直観的にアクセスすることが可能となる。
また、F-F縦断面図には、消火栓部740と消火器収納部910との間に配置される報知部500が示されている。本実施形態に係る報知部500には、後述するように、第1のスライド扉100の延長部105と第2のスライド扉200の延長部205とが、上下方向にずれた状態で収納される。
また、G-G縦断面図およびH-H縦断面図には、第2のスライド扉200の内側に位置する消火器収納部910に収納される消火器90が示されている。上記の構成によれば、監視員通路pw側や道路rw側に扉が突出することなく消火器90を取り出すことができ、より安全な消火活動を実現することができる。
以上、本実施形態に係る消火栓10の構成要素について述べた。次に、本実施形態に係るスライド機構について詳細に説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る第1のスライド扉100は、報知部500の方向に突出する延長部105を上端および下端にそれぞれ有する。延長部105を含む第1のスライド扉100の上端および下端には、複数の第1のローラー120が配置される。
また、本実施形態に係る第2のスライド扉200も、第1のスライド扉100と同様に、報知部500の方向に突出する延長部205を上端および下端にそれぞれ有する。延長部205を含む第2のスライド扉200の上端および下端には、複数の第2のローラー220が配置される。
図4Bは、図4Aにおける領域a~dを拡大した図である。図4Bの拡大図aおよびbに示すように、本実施形態に係る第1のスライド扉100は、上端および下端において消火栓部740が配置される側に設けられた複数の第1のローラー120で、筐体15の上部および下部にそれぞれ設けられた第1のレール130を上下から挟み込むことで、筐体15に装着される。上記の構成によれば、第1のスライド扉100を筐体15に強固に装着することができ、例えば、ホース720などが第1のスライド扉100にぶつかる等しても、がたつくことなく堅牢な状態を保つことができる。
また、複数の第1のローラー120は、第1のスライド扉100の前面に設けられる第1のハンドル110の操作に応じて、第1のレール130上を回動することで、第1のスライド扉100の開扉および閉扉を実現する。なお、本実施形態に係る第1のハンドル110は、図2に示すように、報知部500側において、第1のスライド扉100の開扉時に、消火栓部740に配置される配管部710にぶつからない程度の高さに配置されてよい。
また、第2のスライド扉200も、図4Bの拡大図cおよびdに示すように、上端および下端において消火器収納部910が配置される側に設けられた複数の第2のローラー220で、筐体15の上部および下部にそれぞれ設けられた第2のレール230を上下から挟み込むことで、筐体15に装着される。
複数の第2のローラー220は、第2のスライド扉200の前面に設けられる第2のハンドル210の操作に応じて、第2のレール230上を回動することで、第2のスライド扉200の開扉および閉扉を実現する。なお、本実施形態に係る第2のハンドル210は、図2に示すように、報知部500側において、第2のスライド扉200の開扉時に、消火器収納部910に収納される消火器90にぶつからない程度の高さに配置されてよい。
また、図2に示すように、本実施形態に係る第1のスライド扉100の延長部105と第2のスライド扉200の延長部205とは、各スライド扉が閉扉しているときに、報知部500内において上下方向にずれるように配置されること、を特徴の一つとする。
より具体的には、第1のスライド扉100の上端および下端における延長部105は、消火栓部740の上端および下端よりも内側に配置され、また、第2のスライド扉200の上端および下端における延長部205は、消火器収納部910の上端および下端よりも内側に配置されてよい。
上記の構成によれば、各スライド扉の全閉時においても、延長部105および205が互いに接触することなく、上下方向に所定間隔を以って報知部500内に収納されるため、各スライド扉のスライド範囲を報知部500の幅方向の長さ分(260mm程度)延長することができ、筐体15の幅方向の長さを、例えば、1780mm程度に抑えることができる。
また、延長部105および205を上下方向にずらして配置することにより、筐体15の奥行方向の長さを延長部2つ分追加する必要がないため、筐体15の奥行方向の長さを250mm程度に抑えることができる。
さらには、第1のスライド扉100の延長部105を消火栓部740の上下端よりも内側に配置することで、ホース720の引き出し時に、ホース720が延長部105に接触しながら引き出されることとなるため、ホース720のバラけを防止することができる。
また、第2のスライド扉200の延長部205を消火器収納部910の上下端よりも外側に配置することで、消火器90を取り出す際の開口を従来どおりに広く確保するとともに、消火器90の衝突により延長部205や第2のレール230が破損する恐れを排除することが可能である。
<<1.3.動作>>
次に、本実施形態に係る第1のスライド扉100および第2のスライド扉200のスライド動作の流れについて詳細に説明する。
図5には、図2に示す状態から、第1のスライド扉100および第2のスライド扉200を半分程度開扉させた状態の消火栓10が示されている。操作者は、第1のハンドル110や第2のハンドル210を把持し第1のスライド扉100や第2のスライド扉200を筐体15の外側方向に向けて動かすことで、各スライド扉を開扉することができる。第1のスライド扉100および第2のスライド扉200、第1のローラー120および第2のローラー220は、操作者による開扉操作に伴い、外側から徐々に筐体15の外側へ突出していく。
この際、第1のスライド扉100の延長部105が、消火栓部740の上下端よりも内側において少なくとも一部が露出しながらスライドすることで、ホース720の取り出し時におけるバラけを防止する効果が得られる。
なお、第1のスライド扉100は、図5に示すような、ノズル730およびホース720の取り出しが可能な段階で一度スライドが停止するように設けられてもよい。このような構成によれば、消火活動を行う一般の操作者などが、配管部710を不要に露出することを防止し、操作に戸惑うことなく直観的に消火活動を行うことができる。
なお、スライドの一時停止は、例えば、一時固定用のマグネットなどを用いることで実現可能である。保守員などの操作者は、図5に示す状態で一時固定された第1のスライド扉100を、第1のハンドル110を操作してさらに開扉することで配管部710を開放し、保守作業を行うことができる。
一方、第2のスライド扉200の延長部205は、消火器収納部910の上下端よりも外側において筐体15の枠に隠れた状態でスライドする。上記の構成によれば、消火器90を取り出す際に、消火器90の衝突により延長部205や第2のレール230が破損する事態を回避することが可能である。
また、図6には、第1のスライド扉100および第2のスライド扉200が全開となった状態の消火栓10が示されている。図6に示すように、本実施形態に係る第1のスライド扉100および第2のスライド扉200は、全開時において、それぞれ延長部105および205を筐体15の横幅内に残した状態で、消火栓部740および消火器収納部910を全開口することができる。
この際、第1のスライド扉100は、上下の延長部105に配置される少なくともそれぞれ2個の第1のローラー120が筐体15に配置される第1のレール130を挟み込むことで、筐体15に支持される。
また、同様に、第2のスライド扉200は、上下の延長部205に配置される少なくともそれぞれ2個の第2のローラー220が筐体15に配置される第2のレール230を挟み込むことで、筐体15に支持される。
上記の構成によれば、筐体15の外側に別途のレールなどを設置せずとも、各スライド扉の重量を十分に支えることができ、安定した開閉を実現することが可能となる。
なお、各延長部に配置されるローラーには、筐体15の外側に突出するローラーよりも大型のローラーが採用されてもよい。図5および図6には、各ローラーおよびレールを上方から見た模式図が示されている。
当該模式図を参照すると、延長部105には、比較的大型の第1のローラー120aが配置され、第1のスライド扉100の開扉に伴い突出する領域には、比較的小型の第1のローラー120bが配置されている。
また、同様に、延長部205には、比較的大型の第2のローラー220aが配置され、第2のスライド扉200の開扉に伴い突出する領域には、比較的小型の第2のローラー220bが配置されている。
このように、各延長部に強大なローラーを採用し、また各スライド扉を極力軽量化することで、全開時において各スライド扉が筐体15の外側へ突出した状態であっても、一直線状の軌道動作を保持することが可能となる。また、上記の構成によれば、筐体15の外側に、別途のレールを設置しなくてもよいことから、景観を維持できる効果が得られる。
<2.まとめ>
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る消火栓10は、消火栓部740を開閉する第1のスライド扉100と、消火器収納部910を開閉する第2のスライド扉200と、非常通報ボタン560を含む報知部500と、を有し、消火栓部740と消火器収納部910は、報知部500を挟んで配置される。
また、本発明の一実施形態に係る第1のスライド扉100および第2のスライド扉200は、報知部500の方向に突出する延長部と消火栓10の筐体15に設けられたレールと接触する複数のローラーとを上端および下端にそれぞれ有する。
また、第1のスライド扉100の延長部105と第2のスライド扉200の延長部205とは、第1のスライド扉100および第2のスライド扉200の全閉時に、報知部500内において上下方向にずれるように配置されること、を特徴の一つとする。
上記の構成によれば、消火栓の安全性および保守性の確保と小型化を両立することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 消火栓
100 第1のスライド扉
105 延長部
120 第1のローラー
130 第1のレール
200 第2のスライド扉
205 延長部
220 第2のローラー
230 第2のレール
500 報知部

Claims (3)

  1. 消火栓部を開閉する第1のスライド扉と、
    消火器収納部を開閉する第2のスライド扉と、
    非常通報ボタンを含む報知部を設けた道路用消火栓であって、
    前記消火栓部と前記消火器収納部とは、前記報知部を挟んで配置され、
    前記第1のスライド扉および前記第2のスライド扉の各々は、上端と下端とに前記報知部の方向に突出する延長部を有し、前記延長部を含む上端と下端には前記道路用消火栓の筐体に設けられたレールと接触する複数のローラーが設けられ、
    前記第1のスライド扉の前記延長部と前記第2のスライド扉の前記延長部は、前記消火栓部および前記消火器収納部をそれぞれ全開口する際に、前記筐体の横幅内に残るように配置され、
    前記第1のスライド扉の前記延長部と前記第2のスライド扉の前記延長部とは、前記第1のスライド扉および前記第2のスライド扉の全閉時に、前記報知部内において上下方向にずれるように配置される、
    道路用消火栓。
  2. 前記第1のスライド扉および前記第2のスライド扉の前記ローラーは、上端および下端において前記消火栓部または前記消火器収納部が配置される側にそれぞれ設けられ、前記筐体の上部および下部にそれぞれ設けられた前記レールを挟み込むことで、前記第1のスライド扉および前記第2のスライド扉が前記筐体に装着される、
    請求項1に記載の道路用消火栓。
  3. 前記第1のスライド扉の上端および下端における前記延長部は、前記消火栓部の上端および下端よりも内側に配置され、
    前記第2のスライド扉の上端および下端における前記延長部は、前記第1のスライド扉の前記延長部よりも外側に配置される、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の道路用消火栓。
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