JP6888480B2 - 消火器箱 - Google Patents
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Description
<<1.1.実施形態の概要>>
はじめに、本発明の一実施形態に係る消火器箱の概要について説明する。上述したとおり、本実施形態に係る消火器箱は、監視員通路を設けた道路に設置される従来の消火器箱と比較して優れた安全性、利便性、および保守性を有する。本実施形態に係る消火器箱が有する上記の有意性を説明するために、まず、本実施形態に係る消火器箱と従来の消火器箱との比較について述べる。
次に、本実施形態の消火器箱10に係る設置上の特徴について説明する。図1は、道路トンネルに設置される消火器箱10を側面から示した図である。図1に示すように、本実施形態に係る消火器箱10は、監視員通路pwと道路rwとの境において、監視員通路pwの下部に埋設されてよい。本実施形態に係る消火器箱10が上記のように設置されることにより、トンネル内壁iwに箱抜きを形成するコストを削減することができ、また、監視員通路pw上の空間を十分に確保し、消火活動や避難活動を妨害する恐れを解消することができる。
次に、本実施形態に係る消火器箱10の外部構造について詳細に説明する。図3は、本実施形態に係る消火器箱10の外部構造について説明するための図である。図3の右側には、本実施形態に係る消火器箱10の側面を、収納される消火器30のハンドル側から見た外部構造が示されている。また、図3の左側上段には、本実施形態に係る消火器箱10を上面から見た外部構造が示されている。また、図3の左側中段には、本実施形態に係る消火器箱10の側面を道路rw側からみた外部構造が示されている。また、図3の左側下段には、本実施形態に係る消火器箱10を底面から見た外部構造が示されている。
次に、本実施形態に係る消火器箱10の内部構造について詳細に説明する。図5は、本実施形態に係る消火器箱10の内部構造を道路rw側の側面から示した図である。また、図6は、本実施形態に係る消火器箱10の内部構造を底面から示した図である。また、図7は、本実施形態に係る消火器箱10の内部構造を、収納される消火器30のハンドル側の側面から示した図である。
次に、本実施形態に係る消火器箱10の使用手順について説明する。
まず、道路rw側から消火器30を取り出す場合における消火器箱10の使用手順について述べる。道路rw側から消火器30を取り出す場合、まず、ユーザは、取っ手112を掴み、扉110が90°程度開扉するまで、扉110を引き上げる動作を行う。この際、扉110が、内側に固定される消火器30と一体に回動することで、消火器30が立位状態で固定される。
次に、監視員通路pw側から消火器30を取り出す場合における消火器箱10の使用手順について述べる。監視員通路pw側から消火器30を取り出す場合、ユーザは、上述の場合と同様に、取っ手112を掴み、扉110が90°程度開扉するまで、扉110を引き上げる動作を行う。この際、本実施形態に係る扉110は、監視員通路pwの上方に向けて開扉するように設けられるため、ユーザは、道路pw側を覗き込んで操作を行う必要がなく、落下などの二次災害を防ぐことができる。
次に、道路rw側または監視員通路pw側から扉110の閉扉を行う場合の手順について述べる。扉110の閉扉を行う場合、ユーザは、まず、取っ手112を若干開方向に持ち上げながら、リセット棒170を下方に押し込む動作を行う。
以上説明したように、本発明に係る消火器箱10は、道路rw側および監視員通路pw側の両方から消火器30を取り出すこと、また、扉の開放時においても道路rwおよび監視員通路pwの両面の安全性を確保することを可能とする。このために、本実施形態に係る消火器箱10は、監視員通路pwと道路rwとの境に、車両の移動方向と略平行方向に設置される。また、本実施形態に係る消火器箱10は、監視員通路pw面上に、消火器30と一体に回動する扉110を有する。
110 扉
130 切り欠き形状板
142 折畳み用凸部
144 キャッチ部
150 扉開固定レール
152 凹部
154 折畳み解除部
162 ズレ止め金具
170 リセット棒
190 誘導カバー
30 消火器
rw 道路
pw 監視員通路
Claims (3)
- 道路トンネルの車道に平行し、該車道よりも高い位置に設けられた監視員通路に設置される消火器箱であって、
前記消火器箱は、前記監視員通路の路面の高さ以下において、前記監視員通路と前記車道との境界に車両の走行方向と略平行に設置され、
前記監視員通路面上に扉を有し、
前記扉の内側に、消火器を固定する固定金具が設けられ、
前記扉と固定された前記消火器とを一体に回動させて該消火器を取り出し可能とすると共に、
回動された前記扉を立位状態で固定するための扉開固定具と、
前記扉開固定具の固定を解除するためのリセット棒とを設け、
前記扉開固定具は、前記消火器箱の内部に設けられた凹部を有する扉開固定レール上を前記扉の回動に伴い移動し、前記扉開固定レールの前記凹部により固定されることで、前記扉が閉扉しないように前記扉を支持し、
前記リセット棒は、前記扉開固定具における前記消火器側の先端を下方に押し込むことで前記扉開固定具を回転させ、前記凹部による前記扉開固定具の固定状態を解除する、
消火器箱。 - 道路トンネルの車道に平行し、該車道よりも高い位置に設けられた監視員通路に設置される消火器箱であって、
前記消火器箱は、前記監視員通路の路面の高さ以下において、前記監視員通路と前記車道との境界に車両の走行方向と略平行に設置され、
前記監視員通路面上に扉を有し、
前記扉の内側に、消火器を固定する固定金具が設けられ、
前記扉と固定された前記消火器とを一体に回動させて該消火器を取り出し可能とすると共に、
回動された前記扉を立位状態で固定するための扉開固定具と、
前記扉開固定具の固定を解除するためのリセット棒とを設け、
ユーザの手を前記消火器の底部に誘導し、前記消火器の取り出しを補助する誘導カバーを有し、
前記誘導カバーは、前記車道側および前記消火器側に開口を有する立体構造で形成され、
前記扉の内側において前記消火器の底部側に配置される、
消火器箱。 - 道路トンネルの車道に平行し、該車道よりも高い位置に設けられた監視員通路に設置される消火器箱であって、
前記消火器箱は、前記監視員通路の路面の高さ以下において、前記監視員通路と前記車道との境界に車両の走行方向と略平行に設置され、
前記監視員通路面上に扉を有し、
前記扉の内側に、消火器を固定する固定金具が設けられ、
前記扉と固定された前記消火器とを一体に回動させて該消火器を取り出し可能とすると共に、
回動された前記扉を立位状態で固定するための扉開固定具と、
前記扉開固定具の固定を解除するためのリセット棒とを設け、
前記扉の閉鎖時に前記消火器における本体容器の首部を下方から固定するズレ止め金具を有し、
前記ズレ止め金具は、前記首部と接触する曲線状の接触部を有し、前記消火器の形状に合わせて前記消火器の長手方向に位置調整が可能なように設けられる、
消火器箱。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017164024A JP6888480B2 (ja) | 2017-08-29 | 2017-08-29 | 消火器箱 |
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JP2019037690A JP2019037690A (ja) | 2019-03-14 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2017164024A Active JP6888480B2 (ja) | 2017-08-29 | 2017-08-29 | 消火器箱 |
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2017
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