JP6262484B2 - 差圧用ドア装置 - Google Patents

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本発明は、建物等の構造物内で高圧と低圧の差圧が生じてもドアを開くことができる差圧用ドア装置に係り、例えば、防火区画を形成するための防火扉装置として利用できるものである。
建物や地下街等の構造物内に防火区画を形成する場合には、2つの空間(第1及び第2空間)を出入り可能に仕切るために防火扉装置が設置される。これらの空間のうち、一方の空間、例えば、第1空間で火災が生じたときにはこの第1空間の煙が排煙装置で排出されるため、第1空間は低圧領域となり、第2空間は高圧領域となる。また、第1空間の煙が第2空間へ流出することを防止するために第2空間に空気供給装置で空気を送り込んだときにも、第1空間は低圧領域となり、第2空間は高圧領域となる。
このように低圧領域と高圧領域との境界箇所に設置されるドア装置であって、ドア枠の内側に形成された開口部にドアが開閉自在に配置される差圧用ドア装置となっている防火扉装置について、低圧領域に居た人が扉を高圧領域へ開いてこの高圧領域に脱出しようとしたときに、差圧によってドアを開くことが困難になるため、下記の特許文献1には、このような問題を解決できる技術が示されている。
特許文献1に示されている差圧用ドア装置は、ドア枠の内側の開口部に親ドアが配置され、この親ドアは、幅方向の一方の側端部に取り付けられたヒンジを中心にドア枠に対して開閉自在となっているとともに、親ドアには、幅方向の他方の側端部まで達する欠部が高さ方向の途中部に形成されており、この欠部に、子ドアが上下方向を軸方向とする中心軸を中心に回動自在に配置され、中心軸は子ドアの幅方向中央部からずれた位置に設けられている。また、子ドアには、ドア枠に対し係脱する第1ラッチ部材と、親ドアに対し係脱する第2ラッチ部材とが設けられ、子ドアに設けられている操作部材を操作すると、ドア枠と親ドアに係止していたそれぞれのラッチ部材が離脱し、このため、差圧により子ドアが中心軸を中心に回動して高圧領域の空気が低圧領域へ流出し、これにより、低圧領域と高圧領域の圧力差が小さくなり、親ドアを高圧領域側へ開くことができる。
特開平7−259407号公報(0020段落〜0026段落、図1)
しかし、特許文献1の差圧用ドア装置によると、幅方向の一方の側端部に取り付けられたヒンジを中心にドア枠に対して開閉自在となっている親ドアに、幅方向の他方の側端部まで達する欠部を高さ方向の途中部に形成し、この欠部に、上下方向を軸方向とする中心軸を中心に子ドアを回動自在に配置しなければならず、また、子ドアに、操作部材の操作によりドア枠に対し係脱する第1ラッチ部材と、親ドアに対し係脱する第2ラッチ部材とを設けなければならず、これによると、装置全体の構造が複雑となり、組立作業に多くの手間がかかることになる。
本発明の目的は、装置全体の構造を簡単化することができ、容易に組み立てることができるようになる差圧用ドア装置を提供するところにある。
本発明に係る差圧用ドア装置は、低圧領域と高圧領域との境界箇所に設置されたドア装置であって、ドア枠の内側に形成された開口部にドアが開閉自在に配置されている差圧用ドア装置において、前記ドアは、幅方向の一方の側端部に取り付けられた第1ヒンジを中心に前記ドア枠に対して開閉自在となっている第1ドアと、この第1ドアの幅方向の他方の端部に第2ヒンジを中心に開閉自在に取り付けられた第2ドアとからなり、この第2ドアには、この第2ドアに設けられた操作部材により前記ドア枠に係脱するラッチ部材が設けられ、このラッチ部材を前記操作部材の操作で前記ドア枠から離脱させることにより前記第2ドアが前記第2ヒンジを中心に前記高圧領域側へ開き回動可能となっていることを特徴とするものである。
この差圧用ドア装置では、操作部材の操作でラッチ部材をドア枠から離脱させることにより、第2ドアを第2ヒンジを中心に高圧領域側へ開き回動させることが可能であり、ここの開き回動は第2ドアだけについてであって、第1ドアを第1ヒンジを中心に高圧領域側へ回動させなくてもよいため、第2ドアを第2ヒンジを中心に高圧領域側へ開き回動させることは、第2ドアだけに作用している高圧領域の圧力に抗して行えばよく、したがって、第2ドアを第2ヒンジを中心に高圧領域側へ容易に開き回動させることができ、これにより、高圧領域と低圧領域が連通して高圧領域の圧力が低下するため、第1ドアを第1ヒンジを中心に高圧領域側へ開き回動させることにより、低圧領域側に居た人は高圧領域側へ移動できることになる。
そして、この差圧用ドア装置は、幅方向の一方の側端部に取り付けられた第1ヒンジを中心にドア枠に対して開閉自在となっている第1ドアと、この第1ドアの幅方向の他方の端部に第2ヒンジを中心に開閉自在に取り付けられた第2ドアと、この第2ドアに設けられ、第2ドアの操作部材によりドア枠に係脱するラッチ部材とが構成要素となって構成されており、このため、装置全体の構造が簡単化され、また、装置全体を容易に組み立てることができる。
以上の本発明に係る差圧用ドア装置において、第2ドアは、第1ドアに対し高圧領域側と低圧領域側の両方へ開き回動可能となっていてもよく、あるいは、第1ドアに対し高圧領域側へのみ開き回動可能となっていてもよい。
第2ドアを、第1ドアに対し高圧領域側へのみ開き回動可能とするためには、ドア枠に、第1ドアに対して閉じ位置まで第2ヒンジを中心に回動した第2ドアが当接する戸当り部を設けてもよく、あるいは、第2ドアに、この第2ドアが第1ドアに対して閉じ位置まで第2ヒンジを中心に回動したときにドア枠に当接する戸当り部を設けてもよい。
また、第1ドアは、ドア枠に対し高圧領域側と低圧領域側の両方へ開き回動可能となっていてもよく、あるいは、ドア枠に対し高圧領域側へのみ開き回動可能となっていてもよい。
第1ドアを、ドア枠に対し高圧領域側へのみ開き回動可能とするためには、ドア枠に、このドア枠に対して閉じ位置まで第1ヒンジを中心に回動した第1ドアが当接する戸当り部を設けてもよく、あるいは、第1ドアに、この第1ドアがドア枠に対して閉じ位置まで第1ヒンジを中心に回動したときにドア枠に当接する戸当り部を設けてもよい。
また、本発明に係る差圧用ドア装置に、第2ドアを第1ドアに対し閉じ方向へ常時回動付勢するための回動付勢手段を設けてもよい。
これによると、回動付勢手段により第2ドアは第1ドアと一体化されているのと同様になるため、本発明に係る差圧用ドア装置で区画される2つの領域に圧力差がない又は殆どないときに、第2ドアに設けられている操作部材の操作でラッチ部材をドア枠から離脱させることにより、第2ドアを開き回動させたときには、第1ドアを第2ドアと共に開き回動させることができる。このため、ドア枠の内側に形成された開口部に開閉自在に配置されるドアが、前述のように、幅方向の一方の側端部に取り付けられた第1ヒンジを中心にドア枠に対して開閉自在となっている第1ドアと、この第1ドアの幅方向の他方の端部に第2ヒンジを中心に開閉自在に取り付けられた第2ドアとからなるものとなっていても、火災等が発生していない平常時においては、前記開口部を、この開口部にあたかも1個配置されたようになっているドアによって開閉できるようになる。
なお、上記回動付勢手段は、前記第2ヒンジをオートヒンジとすることにより、この第2ヒンジ自体を回動付勢手段とすることでもよく、あるいは、上記回動付勢手段を第1ドアと第2ドアとの間に架設されたドアクローザとしてもよい。
また、本発明において、第1ドアと第2ドアの高さ寸法は任意であり、その一例は、第1ドアと第2ドアを、前記開口部の上下寸法と対応する高さ寸法を有するものとすることである。これによると、第1ドアの高さ寸法と第2ドアの高さ寸法は、同じになるため、これらのドアについての製造作業及び設置現場での配置作業を容易に行えるようになる。
また、第2ドアの高さ寸法を第1ドアの高さ寸法よりも小さくするとともに、この第1ドアの全高のうちの一部の箇所に、前記幅方向の前記一方の側端部とは反対側に向かって開口し、第2ドアが配置されている切欠部を設け、第1ドアの全高のうち、この切欠部が設けられていない箇所を、前記開口部の幅方向の寸法と対応する幅寸法を有するものとしてもよい。
これによると、第2ドアの高さ寸法を第1ドアの高さ寸法と同じにした場合よりも、第2ドアの面積が小さくなるため、この第2ドアを第2ヒンジを中心に第1ドアに対し高圧領域側の圧力に抗して開き回動させるために必要な開き回動操作力が小さくなり、これより、第2ドアを一層容易に開き回動させることができるようになる。
なお、第2ドアの高さ寸法を第1ドアの高さ寸法よりも小さくことは、第2ドアの上下両端部の高さ位置を第1ドアの全高の途中位置と対応する位置とすることでもよく、あるいは、第2ドアの上端部の高さ位置を第1ドアの上端部の高さ位置と一致させて、第2ドアの下端部の高さ位置を第1ドアの下端部の高さ位置よりも高い位置することでもよく、あるいは、第2ドアの下端部の高さ位置を第1ドアの下端部の高さ位置と一致させて、第2ドアの上端部の高さ位置を第1ドアの上端部の高さ位置よりも低い位置することでもよい。
また、第1ドアと第2ドアのうち、少なくとも一方には、第1ドアと第2ドアとの間の隙間を、これらの第1ドア及び第2ドアの厚さ方向と、例えば、90度や90度以外の角度をなす部分を有するものとする遮蔽部を設けてもよい。
これによると、火災の発生時において、煙が第1ドアと第2ドアとの間の隙間を通って低圧領域側から高圧領域側へ流出することを遮蔽部により抑制することができる。
以上説明した本発明に係る差圧用ドア装置において、高圧領域と低圧領域の圧力差は、火災で生じた煙が排煙装置で排出されたり、前述の空気供給装置で空気が供給されたりすることによって生ずる気圧差でもよく、あるいは、大雨により侵入した水又は火災を鎮火するために放水された水による水圧差でもよく、あるいは、これらの気圧差と水圧差の合計によるものでもよい。
本発明によると、差圧用ドア装置の装置全体の構造を簡単化することができ、また、差圧用ドア装置を容易に組み立てることができるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る差圧用ドア装置の全体を示す正面図である。 図2は、図1の差圧用ドア装置を、壁とドア枠の左右の側枠とを断面図として示した一部省略の平面図である。 図3は、差圧用ドア装置の第2ドアが第1ドアに対し高圧領域側へ開き回動したときを示す図2と同様の図である。 図4は、差圧用ドア装置の第2ドアが第1ドアと共に高圧領域側へ開き回動したときを示す図2と同様の図である。 図5は、火災等が発生していない平常時において、回動付勢手段により第1ドアと第2ドアが一体となって高圧領域側へ開き回動したときを示す図2と同様の図である。 図6は、戸当り部についての別実施形態を示す図1と同様の図である。 図7は、第2ドアの高さ寸法が第1ドアの高さ寸法よりも小さくなっている別実施形態を示す図1と同様の図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係るドア装置1の全体正面図が示されている。本実施形態のドア枠2は、上枠3と、下枠4と、左右の側枠5,6からなる四方枠となっているが、本発明は、ドア枠が、下枠4が省略された三方枠となっている場合にも適用できる。
ドア枠2の内側は人等が出入りする開口部7であり、この開口部7には、それぞれ防火性、耐火性を有している第1ドア11と第2ドア12が、左右方向である幅方向に並設されて配置されており、これらの第1ドア11と第2ドア12は、開口部7の上下寸法と対応する高さ寸法を有する。第1ドア11は、図1において、この第1ドア11の左右の側端部のうち、右の側端部に取り付けられた第1ヒンジ13によってドア枠2の側枠5に連結され、このため、第1ドア11は、第1ヒンジ13を中心にドア枠2に対して開閉自在となっている。また、第2ドア12は、第1ドア11の左右の側端部のうち、左の側端部に取り付けられた第2ヒンジ14によって第1ドア11に連結され、このため、第2ドア12は、第2ヒンジ14を中心に第1ドア11に対して開閉自在となっている。
第1ドア11と第2ドア12の合計幅寸法は、開口部7の幅寸法と対応するものになっているが、第1ドア11の幅寸法と第2ドア12の幅寸法は、同じになっておらず、第2ドア12の幅寸法は、第1ドア11の幅寸法よりも小さい。
第2ドア12には、この第2ドア12を開閉操作する際に用いられる操作部材となっているドアノブ15と、このドアノブ15の回動操作が運動変換機構16により直線移動に変換されるラッチ部材17とが設けられており、ドア枠2の側枠6には、ラッチ部材17が挿入、係合されて、このラッチ部材17を受けるためのラッチ受け部材18が設けられている。通常時は側枠6側へ前進しているラッチ部材17がラッチ受け部材18で受けられることにより、ラッチ部材17はドア枠2に係止され、ドアノブ15の回動操作でラッチ部材17が第2ドア12側へ後退してラッチ受け部材18から抜け出ることにより、ラッチ部材17はドア枠2から離脱する。
なお、第2ドア12には、この第2ドア12が第2ヒンジ14を中心に第1ドア11や側枠6に対して回動することを阻止するための施錠装置を設けてもよく、ラッチ部材17は、この施錠装置を構成する部材としてもよい。
図2は、図1のドア装置1を、このドア装置1が配置されている壁19と、ドア枠2の左右の側枠5,6とを断面図として示した一部省略の平面図である。ドア装置1は、コンクリート等で形成されている壁19と共に建物内の防火区画を形成しており、ドア装置1と壁19とで区画されている2つの空間A,Bのうち、空間Aは、例えば、建物内の通路(後述の高圧領域)であり、空間Bは、この建物内の部屋(後述の低圧領域)である。第2ドア12のドアノブ15は、2つの空間A,Bに向いている第2ドア12の両方の面に設けられている。
図2に示されているように、ドア枠2の側枠6には、第2ドア12が第2ヒンジ14を中心に第1ドア11に対して空間A側から閉じ回動したときに第2ドア12に当接することにより、第2ドア12が空間B側へ回動することを阻止するための戸当り部20が設けられ、このため、第2ドア12は、第2ヒンジ14を中心に第1ドア11に対して空間A側へのみ開き回動を行うようになっている。また、第2ヒンジ14は、ヒンジ本体の内部にばね等の弾性部材が内蔵されたオートヒンジであり、このため、第2ヒンジ14は、第2ドア12に第1ドア11に対して常時閉じ方向への回動力を付与するための回動付勢手段となっている。
さらに、図1に示されているように、ドア枠2の上枠3には、第1ドア11が第1ヒンジ13を中心に空間A側から閉じ回動したときに第1ドア11に当接することにより、第1ドア11が第1ヒンジ13を中心に空間B側へ回動することを阻止するための戸当り部21が設けられ、このため、第1ドア11も、第1ヒンジ13を中心にドア枠2に対して空間A側へのみ開き回動を行うようになっている。
また、第1ヒンジ13も、ヒンジ本体の内部にばね等の弾性部材が内蔵されたオートヒンジであり、このため、第1ヒンジ13は、第1ドア11にドア枠2に対し常時閉じ方向への回動付勢力を付与するための回動付勢手段となっている。なお、この回動付勢手段については、第1ヒンジをフロアヒンジとすることにより、第1ヒンジを、このフロアヒンジによる回動付勢手段としてもよく、さらに、第1ヒンジを通常のヒンジとし、第1ドア11にドア枠2に対し常時閉じ方向への回動付勢力を付与するための上記回動付勢手段を、第1ドア11とドア枠2との間に架設されたドアクローザとしてもよい。
また、戸当り部20,21は、ドア枠2を構成する側枠6や上枠3に取り付けた戸当り部材によるものでもよく、あるいは、図2で示されている戸当り部20のように、側枠6や上枠3と一体に形成された上枠3や側枠6の一部によるものでもよい。また、戸当り部20は上枠3に設けてもよい。
また、本実施形態では、図2に示されているように、第2ヒンジ14を介して互いに幅方向に対面している第1ドア11と第2ドア12の幅方向の端部には、これらの第1ドア11と第2ドア12との間の隙間Sを、第1ドア11及び第2ドア12の厚さ方向と角度をなす部分S1を有するものとする遮蔽部11A,12Aが、第1ドア11と第2ドア12の一部として設けられている。本実施形態における隙間Sの部分S1は、第1ドア11及び第2ドア12の厚さ方向と90度の角度をなすものであり、第1ドア11の遮蔽部11Aは、2つの空間A,Bのうち、空間B側において、第2ドア12側へ突出する突出部となっており、第2ドア12の遮蔽部12Aは、2つの空間A,Bのうち、空間A側において、第1ドア11側へ突出する突出部となっており、これらの遮蔽部11A,12Aは、第1ドア11及び第2ドア12の厚さ方向に隙間Sの部分S1を介して対面している。
なお、このような遮蔽部11A,12Aは、第1ドア11及び第2ドア12に取り付けた部材により第1ドア11及び第2ドア12に設けてもよい。
図2において、空間Bにおいて火災が発生すると、この空間Bから図示外の排煙装置によって煙が排出されるため、空間Bの気圧は空間Aの気圧よりも低下し、このため、空間Bは低圧領域となって、空間Aは高圧領域となる。このため、本実施形態に係るドア装置1は、これらの低圧領域と高圧領域との境界箇所に設置された防火性、耐火性を有する差圧用ドア装置である。
空間Bが低圧領域となって、空間Aが高圧領域となった後に、空間Bに居る人がこの空間Bから脱出するために、第2ドア12に操作部材として設けられているドアノブ15を回動操作すると、第2ドア12に設けられているラッチ部材17が後退し、このラッチ部材17はドア枠2から離脱する。このようにラッチ部材17がドア枠2から離脱した後に、前記人がドアノブ15を押すと、第1ドア11及び第2ドア12には、空間Aの高圧の圧力が作用しているため、第1ドア11は第1ヒンジ13を中心にドア枠2に対して開き回動することはないが、この第1ドア11に第2ヒンジ14を介して連結されている第2ドア12は、ドアノブ15に作用させた開き回動操作力により、図3に示されているように、第2ヒンジ14を中心に第1ドア11に対して空間A側へ開き回動する。
すなわち、本実施形態によると、第2ドア12を開き回動させるためには、この第2ドア12に作用している空間Aの圧力と、前述の回動付勢手段となっている第2ヒンジ14による閉じ回動力との合計を超える操作力をドアノブ15に押し力として作用させればよく、この押し力は、第1ドア11に作用している空間Aの圧力を加えたものではないため、前記人は、第2ドア12を第2ヒンジ14を中心に第1ドア11に対して容易に開き回動させることができる。
また、本実施形態では、第2ドア12の幅寸法は第1ドア11の幅寸法よりも小さくなっており、したがって、この分だけ空間Aの圧力が作用している第2ドア12の面積は小さくなっているため、前記人は、第2ドア12を第2ヒンジ14を中心に第1ドア11に対して一層容易に開き回動させることができる。
そして、第2ドア12が開き回動すると、空間Aと空間Bが連通し、空間Aの空気が空間Bへ流出することによりこれらの空間A,Bの気圧差は小さくなるため、前記人がドアノブ15を押すことにより、図4に示されているように、第1ドア11をドア枠2に対して第1ヒンジ13を中心に空間A側へ開き回動させることができる。これにより、前記人は、開いた前記開口部7を通過して空間Aへ脱出することができる。
このように前記人が空間Bから空間Aへ脱出することにより、第2ドア12に空間A側へ作用していた人為的操作力がなくなると、空間A側へ開き回動していた第1ドア11は、回動付勢手段のオートヒンジとなっている第1ヒンジ13の回動力によってドア枠2に対し閉じ回動し、この閉じ回動は、第1ドア11がドア枠2の上枠3に設けられている戸当り部21に当接することにより停止する。また、空間A側へ開き回動していた第2ドア12も、回動付勢手段のオートヒンジとなっている第2ヒンジ14の回動力によって第1ドア11に対し閉じ回動し、この閉じ回動は、第2ドア12がドア枠2の側枠6に設けられている戸当り部20に当接することにより停止する。そして、第2ドア12が戸当り部20で規定される閉じ回動限に達したときには、第2ドア12の前進していたラッチ部材17は、側枠6のラッチ受け部材18に挿入、係合し、このため、ラッチ部材17によって第2ドア12とドア枠2は連結され、これにより、ドア枠2の内側の開口部7が第1ドア11と第2ドア12とで閉じられていたもとの状態に復帰する。
このため、空間Bに居た上述の人が空間Aに脱出した後は、2つの空間A,Bは第1ドア11と第2ドア12により遮断されることになり、これにより、空間Bの煙が空間Aへ流出することを有効に防止できる。
以上説明した本実施形態によると、差圧用ドア装置1のドア枠2の内側に形成されている開口部7に開閉自在に配置されるドアは、第1ドア11と第2ドア12であり、第1ドア11は、この第1ドア11の幅方向の一方の側端部に取り付けられる第1ヒンジ13を中心にドア枠2に対して開閉自在に取り付ければよく、第2ドア12は、第1ドア11の幅方向の他方の側端部に取り付けられる第2ヒンジ14を中心に第1ドア11に対して開閉自在に取り付ければよいため、装置全体の構造を簡単化することができ、また、容易に組み立てることもできる。
また、第2ドア12に設けられたドアノブ15と、このドアノブ15でドア枠2に対して係脱するラッチ部材17は、一般のドア装置に設けられているものと同じでよいため、この点でも、装置全体の構造を簡単化と、組み立ての容易化を図ることができる。
さらに、第1ドア11と第2ドア12は、開口部7の上下寸法と対応する高さ寸法を有するものとなっていて、これらのドア11,12の高さ寸法は同じであるため、この点でも、装置全体の構造が簡単化され、組み立ての容易化を実現できる。
また、第1ドア11と第2ドア12には、これらのドア11,12の間の隙間Sを、これらのドア11,12の厚さ方向と角度をなす部分S1を有するものとする遮蔽部11A,12Aが設けられているため、空間Bでの火災による煙が隙間Sを通って空間Aへ流出することを抑制できる。
なお、本実施形態における第1ドア11と第2ドア12の遮蔽部11A,12Aは、これらのドア11,12が図3及び図4に示されているように開き回動する際に互いに干渉することはなく、ドア11,12を所定どおり開き回動させることができる。
第1ドア11と第2ドア12に設ける遮蔽部は、図示の遮蔽部11A,12Aに限定されず、遮蔽部を、例えば、ゴム等の弾性部材で形成されたものとし、これにより、ドア枠2の内側の開口部7が第1ドア11と第2ドア12で閉じられたときに、遮蔽部同士が互いに弾性的に密着するものでもよい。
図5は、空間Bで火災が発生していない平常時を示している。このときの空間Aと空間Bの気圧は同じ又は略同じであり、また、第2ドア12には、回動付勢手段のオートヒンジになっている第2ヒンジ14により、第1ドア11に対する閉じ回動力が常時作用しているため、空間Bに居る人が、ドアノブ15により第2ドア12を開き操作すると、第1ドア11も第2ドア12と一体となって開き回動する。
すなわち、ドア枠2の内側に形成された開口部7に開閉自在に配置されるドアが、前述のように第1ドア11と第2ドア12とからなるものとなっていても、火災が発生していない平常時においては、開口部7を、この開口部7にあたかも1個配置されたようになっているドアによって開閉できることになる。
図6は、前述した戸当り部についての別実施形態を示している。
すなわち、図6の実施形態では、第1ドア11には、この第1ドア11が第1ヒンジ13を中心に空間A側から閉じ回動したときにドア枠2の上枠3に当接することにより、第1ドア11が空間B側へ回動することを阻止するための戸当り部41が設けられ、このため、第1ヒンジ13を中心とする第1ドア11のドア枠2に対する開閉は、空間Aの領域のみで行われる。
なお、戸当り部41は、第1ドア11に取り付けた戸当り部材によるものでもよく、あるいは、第1ドア11に一体に形成された第1ドア11の一部によるものでもよい。
また、図6には、第2ドア12のための戸当り部20が、図2と同様にドア枠2の側枠6に設けられていることが示されているが、この第2ドア12のための戸当り部は、第2ドア12の上端に、ドア枠2の上枠3に当接するものとして設けてもよく、また、この戸当り部は、第2ドア12の上端に取り付けた戸当り部材によるものでもよく、あるいは、第2ドア12の上端に、一体に形成された第2ドア12の一部によるものでもよい。
また、第2ドア12のための戸当り部は、ドア枠2の上枠3に取り付けた戸当り部材によるものや、上枠3に一体に形成されたものでもよい。
図7で示す実施形態の開口部7に開閉自在に配置されたドアは、第1ドア11’と第2ドア12’からなり、第1ドア11’の高さ寸法が開口部7の上下寸法と対応する寸法になっているが、第2ドア12’の高さ寸法は、第1ドア11’の高さ寸法よりも小さくなっている。このように第2ドア12’の高さ寸法を第1ドア11’の高さ寸法よりも小さくするために、第1ドア11’の全高のうちの一部の箇所には切欠部50が形成されており、この切欠部50は、第1ドア11’における第1ヒンジ13が取り付けられている前記幅方向の右の側端部とは反対側に向かって開口したものとなっており、この切欠部50に第2ドア12’が配置されている。そして、第1ドア11’の全高のうち、切欠部50が設けられていない箇所は、開口部7の幅方向の寸法と対応する幅寸法を有している。
本実施形態の切欠部50は、第2ドア12’の上下両端部の高さ位置が第1ドア11’の全高の途中位置と対応する位置になっているものであり、このように第1ドア11’の全高の途中箇所に設けられている切欠部50の第1ヒンジ13側となっている端部(切欠部50の切り込み方向奥側の端部)が、第2ヒンジ14により第2ドア12’が開閉自在に取り付けられている第1ドア11’の幅方向の側端部となっている。
また、ドア枠2の側枠6には、図2の実施形態と同様に、戸当り部20が設けられ、この戸当り部20により、第2ドア12’は、第2ヒンジ14を中心に第1ドア11’に対して空間A側へのみ開き回動を行うになっているとともに、第1ドア11’も、第1ヒンジ13を中心にドア枠2に対して空間A側へのみ開き回動を行うようになっている。
すなわち、側枠6に設けられている戸当り部20は、第1ドア11’と第2ドア12’の両方のためのものとなっている。このような戸当り部は、側枠6に取り付けた戸当り部材によるものでもよく、あるいは、図2で示されている戸当り部20のように、側枠6と一体に形成された側枠6の一部によるものでもよい。
図7の実施形態によると、第2ドア12’の高さ寸法が第1ドア11’の高さ寸法よりも小さくなっているため、それだけ前記実施形態よりも第2ドア12’の面積が小さくなっている。このため、空間Bにおいて火災が発生した際に、第2ドア12’を第2ヒンジ14を中心に第1ドア11’に対し空間Aの高圧の圧力に抗して開き回動させるためにドアノブ15に作用させなければならない押し力を小さくすることができ、これより、第2ドア12’を一層容易に開き回動させることができる。
また、図7の実施形態では、切欠部50を形成している3つの辺部、すなわち、上下両辺部と、第2ヒンジ14が配置されている側辺部とが、第1ドア11’と第2ドア12’との間に隙間を形成する三方の箇所となっており、これらの箇所において、図2で示した遮蔽部11A,12Aと同様の遮蔽部11’A,12’Aが第1ドア11’と第2ドア12’に設けられている。これにより、第1ドア11’と第2ドア12’との間の三方の隙間は、これらのドア11’,12’の厚さ方向と90度の角度をなす部分を有するものとなっているため、空間Bでの火災による煙が三方の隙間を通って空間Aへ流出することを抑制できる。
本発明は、圧力差が生ずる箇所に設置されるドア装置として利用でき、例えば、防火区画を形成するための防火扉装置として利用することができる。
1 差圧用ドア装置
2 ドア枠
7 ドア枠の内側の開口部
11,11’ 第1ドア
11A,11’A 遮蔽部
12,12’ 第2ドア
12A,12’A 遮蔽部
13 第1ヒンジ
14 回動付勢手段のオートヒンジとなっている第2ヒンジ
15 操作部材であるドアノブ
17 ラッチ部材
18 ラッチ受け部材
20,21,41 戸当り部
50 切欠部
A 高圧領域の空間
B 低圧領域の空間
S 隙間

Claims (7)

  1. 低圧領域と高圧領域との境界箇所に設置されたドア装置であって、ドア枠の内側に形成された開口部にドアが開閉自在に配置されている差圧用ドア装置において、
    前記ドアは、幅方向の一方の側端部に、この一方の側端部に沿って上下に複数個取り付けられた第1ヒンジを中心に前記ドア枠に対して開閉自在となっている第1ドアと、この第1ドアの幅方向の他方の端部に、この他方の側端部に沿って上下に複数個取り付けられた第2ヒンジを中心に開閉自在に取り付けられた第2ドアとからなり、前記第1ドアと前記第2ドアは前記第2ヒンジを介して互いに幅方向に対面しており、前記第2ドアには、この第2ドアに設けられた操作部材により前記ドア枠に係脱するラッチ部材が設けられ、このラッチ部材を前記操作部材の操作で前記ドア枠から離脱させることにより前記第2ドアが前記第2ヒンジを中心に前記高圧領域側へ開き回動可能となっており、
    前記第1ドアと前記第2ドアは、前記開口部の上下寸法と対応する高さ寸法を有しており、
    前記第2ドアの幅寸法は前記第1ドアの幅寸法よりも小さくなっていることを特徴とする差圧用ドア装置。
  2. 請求項1に記載の差圧用ドア装置において、前記ドア枠の上枠には、前記高圧領域側へ開き回動した前記第1ドアが前記第1ヒンジにより閉じ側へ回動したときに、この第1ドアが当接する戸当り部が設けられ、前記第1ドアを前記ドア枠に対し前記高圧領域側へのみ開き回動可能とする前記戸当り部は、前記幅方向に延びる長さを有していることを特徴とする差圧用ドア装置。
  3. 請求項1に記載の差圧用ドア装置において、前記第1ドアには、前記高圧領域側へ開き回動したこの第1ドアが前記第1ヒンジにより閉じ側へ回動したときに、前記ドア枠の上枠に当接する戸当り部が設けられ、前記第1ドアを前記ドア枠に対し前記高圧領域側へのみ開き回動可能とするための前記戸当り部は、前記幅方向に延びる長さを有していることを特徴とする差圧用ドア装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の差圧用ドア装置において、前記第2ドアは、前記第1ドアに対し前記高圧領域側へのみ開き回動可能となっていることを特徴とする差圧用ドア装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の差圧用ドア装置において、前記第2ドアを前記第1ドアに対し閉じ方向へ常時回動付勢するための回動付勢手段を備えていることを特徴とする差圧用ドア装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の差圧用ドア装置において、前記第1ドアを前記ドア枠に対し閉じ方向へ常時回動付勢するための回動付勢手段を備えていることを特徴とする差圧用ドア装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の差圧用ドア装置において、前記第1ドアと前記第2ドアのうち、少なくとも一方には、前記第1ドアと前記第2ドアとの間の隙間を、これらの第1ドア及び第2ドアの厚さ方向と角度をなす部分を有するものとする遮蔽部が設けられていることを特徴とする差圧用ドア装置。
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