JP3791843B2 - 逆開き可能な防火扉装置 - Google Patents

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本発明は、扉体の周囲に防火構造としての要件を充足するための気密性の高い縦戸当り桟および横戸当り桟を備えているにもかかわらず、地震や火災等に際しての避難や人命救助の必要に応じて、戸当り桟を回動動作させることによって、扉体を戸当り桟側にも開くことを可能とした前後逆開き(以下、単に「逆開き」という)可能な防火扉装置に関する。
扉体を防火構造のものとして建物に建て付けるには、扉体と扉体を取り付ける扉開口との間に、火炎や熱気が疎通する隙間があってはならないとされる。したがって、防火構造を実現するには扉開口に扉体と一定範囲で重なり合う戸当り桟を取り付ける必要がある。この場合、扉体は、必然的に戸当り桟のない前後方向のいずれかにのみ開閉可能な一方開きのものとなる。
防火扉に用いられる扉体は、簡単に打ち破ることができない金属製の堅固な構造体であり、このような堅固な扉体が、一方開きのものとして建て付けられた場合、情況によっては、極めて不都合な事態が惹起されることがある。例えば、地震等によって大型家具が移動または倒壊して扉体の開閉側を閉鎖したような場合、扉体を反対側に開くことができないために救助作業が困難なものとなる。また、防火構造の扉が、通常使用の扉ではなく緊急避難扉として建て付けられている場合において、扉体の開閉側にショーケース等が設置され、一方開きであることが被害を拡大した災害例がある。
必要に応じて扉体を通常使用時とは反対の方向にも開くようにするという課題、およびこれに類似する課題を有する従来技術としては、次のような例がある。
特開昭62−141279号公報 特開平4−136388号公報 特開2002−349130号公報
特許文献1には「両開き扉」が示されている。この開示技術における課題は、従来の両開き扉がその作動を確保する上で、扉開口との間に隙間を必要とすることにより密閉性を欠くという問題を解決しようとするものである。そして、この問題を解決する手段として、片開き構造の大扉にさらに扉開口を形成し、一回り外形の小さな小扉を取り付ける構成が採用されている。小扉の周縁部は、大扉と部分的に重なり、大扉とは反対側に開くようにされている。
この開示技術における大扉は、片開きで足りるので防火上有効な戸当り桟または戸当りレール等を設けることができるとともに、大扉と小扉とは、必要寸法重なり合う構造とすることができるので、この部分に関しても防火上有効な処理をすることができる。しかし、大小2枚の扉が重なって設けられる構造は、視覚的にも構造的にも煩雑であり、周囲の造作デザインとの関係で使用が躊躇される場合も考えられる。特に、大扉内にさらに小扉用の扉開口を形成する必要があるところから、大扉が枠状のものとならざるを得ず、扉として必要な強度を確保することが困難である。
特許文献2には、「両開き扉」が示されている。この開示技術における課題は、上記開示技術の課題と略同一であり、扉の用途が防火用に限定されている点において相違する。また、課題を解決する手段に関しても、部材名称の違いはあっても、片開きの大扉に反対方向に開く小扉を取り付ける内容であり、実質的には、上記開示技術と略共通する構成を採用している。したがって、必然的に上記開示技術と同様の欠点を内包している。なお、この両開き扉においては、一方の扉が開いているときには、他方の扉が開かないようにするロック機構が採用され、使用上の錯綜が生じない工夫がなされている。
特許文献3には、「可動戸当り」が示されている。この開示技術は、トイレット等の扉の上縁部に突設され、扉と共に移動して扉開口の上枠部に衝突することによって、扉の開閉方向を一方向に制限する戸当たり金具に関するものであり、気密性の要求のない箇所に使用するものである。したがって、本発明に対しての技術的関連性は少ないが、トイレ内における急病等に際して、反対側からも扉を開くことを可能にするという趣旨において類似するので参考として掲げた。
本発明は、防火構造としての気密性、密閉性の要求を充足しつつも、緊急事態に備えて扉を両開きとするという課題に対しての従来の技術における上記問題点、すなわち、視覚的に煩雑なデザインとならざるを得ず、また、構造的にも複雑で強度が確保できない、とういう問題を解決することを課題とする。
このため本発明に係る逆開き可能な防火扉装置は、建物の扉開口の左右の側縁部に嵌め込むように固定する一対の縦枠と、扉開口の上縁部に嵌め込むように固定する横枠と、一対の縦枠のそれぞれにヒンジ金具を介して回動自在に取り付ける一対の縦戸当り桟と、一対の縦戸当り桟の上端部内側面間に嵌め込むようにヒンジ金具を介して横枠に回動自在に取り付ける横戸当り桟と、左右の縦枠に縦戸当り桟を密着させてロックする一組のラッチロック機構と、縦枠に密着した縦戸当り桟と横枠に密着した横戸当り桟とに所定の重なりを有するように扉開口内に回動自在に取り付ける扉体とからなり、各縦戸当り桟のラッチロック機構は、縦戸当り桟の上端部内側面から突出する方向にばね付勢され、突出することによって縦枠に対する縦戸当り桟のロックを解除するアンラッチ部材を備え、一対の縦戸当り桟の上端部内側面間にヒンジ金具を介し、かつ、回動動作によって嵌め込まれる横戸当り桟は、一対の縦戸当り桟における一対のアンラッチ部材を、その縦戸当り桟のロックを解除不能に縦戸当り桟内に後退させることを特徴とする。
建物には、扉体を建て付けるための扉開口が設けられる。一対の縦枠は、扉開口の左右の側縁部に嵌め込むように固定され、縦戸当り桟の取付け部材として機能する。また、扉開口の上縁部には、横枠が嵌め込むように取り付けられ、横戸当り桟の取付け部材として機能する。この際、縦戸当り桟と横戸当り桟とは、それぞれ、左右の縦枠と上側の横枠とにヒンジ金具を介して回動自在に取り付けられるが、その状態でロックされることによって固定の戸当り桟と同等に扉体と重なり合って防火構造としての要件を充足することができる。また、一対の縦戸当り桟と横戸当り桟との組合わせは、一対の縦戸当り桟の上端部内側面間に横戸当り桟が嵌め込まれる組合わせとなっており、この状態で、一対の縦戸当り桟は、ラッチロック機構によって縦枠にロックされるとともに、縦戸当り桟の上端部内側面から突出するアンラッチ部材は、横戸当り桟によって縦戸当り桟内に押し込まれ、ラッチロック機構は、解除不能となっている。緊急事態に際して、横枠をヒンジ金具を介して回動させることによって一対の縦枠間から脱出させると、突出方向にばね付勢されていたアンラッチ部材が拘束を失い、横戸当り桟があった方向に突出し、縦枠に対する縦戸当り桟のロック状態を解除する。そこで、一対の縦戸当り桟は、共にヒンジ金具を介して縦枠から退避する方向に回動する。この結果、扉体は、縦枠と横枠とによって阻止されることなく逆方向に開くことができる。
逆開き可能な防火扉装置における各ラッチロック機構は、縦戸当り桟に突設するラッチ鈎と、ラッチ鈎に掛合するラッチ爪を有し縦枠内に取り付けられる回動自在のラッチこまと、後退可能に縦戸当り桟から突出し、後退したときに縦枠内のラッチこまの回動動作を阻止するアンラッチ部材とからなり、ラッチ鈎とラッチこまとは、縦戸当り桟を回動動作させて縦枠に密着させたときに互いに係合し、一対の縦戸当り桟の上端部内側面間に回動動作によって嵌め込まれる横戸当り桟は、アンラッチ部材を後退させることを特徴とする。
アンラッチ部材は、突出方向にばね付勢され、この付勢力に抗して後退させられることによってラッチロック機構をロックしている。そして、アンラッチ部材を後退させているのは、横戸当り桟である。そこで、緊急事態に際し、横戸当り桟を回動させて左右の縦戸当り桟間から脱出させると、ばねによってアンラッチ部材が突出方向に駆動され、ラッチ鈎とラッチこまとの係合が外れ、縦戸当り桟のロックが解除される。
逆開き可能な防火扉装置における各ラッチロック機構は、縦戸当り桟に複数のラッチ鈎を分散配置するとともに、縦枠内には、複数のラッチ鈎に対応する複数のラッチこまを分散配置し、分散配置された複数のラッチこまは、回動軸を共有することによって連動し、一個のアンラッチ部材によって同時作動する構成とすることもできる。
この構成にかかるラッチロック機構は、分散して配置された複数のラッチ鈎と対応するラッチこまとによって、長尺部材である縦戸当り桟全体を安定に縦枠に密着させることができるとともに、扉体の衝突に耐えるための必要なラッチ力を複数対のラッチ鈎とラッチこまとに分散して負荷させることができるので、簡易な構造であっても全体作用として大きな係合力を発揮する。
前後逆開き可能な防火扉装置において、縦枠に縦戸当り桟を回動自在に取り付けるヒンジ金具は、扉体から縦戸当り桟を退避させる向きに付勢するばね入りのヒンジ金具であることを特徴とすることができる。
この構成においては、縦戸当り桟のロックが解除されると同時に、すなわち、横枠から横戸当り桟を手動で退避させると同時に、ヒンジ金具のばねの作用によって一対の縦戸当り桟が自動的に縦枠から退避し、扉体を逆方向に開くことが可能な状態が一挙に実現されるので、緊急事態に対する対応時間を格段に短縮することができる。
本発明の逆開き可能な防火扉装置は、防火構造としての気密性、密閉性の要求上欠くことができない縦戸当り桟および横戸当り桟を、扉体を逆方向へ開く際の障害物とならないように退避させるという手段によって、シンプルな外観と構造と強度を有する通常形態の扉体の体裁を維持しつつ、緊急事態においては、扉体を簡単に逆開き可能とすることができる。
以下、図面を引用しながら本発明の実施の形態を説明する。
本発明に係る逆開き可能な防火扉装置10は、設置上の特別の制限はないので、通常の扉と同様に建物の任意の箇所、例えば、鉄筋コンクリート造りの建物の通路の中間部を延焼不能に遮断するための防火隔壁WEに建て付けることができる(図1)。
図1に例示の通路は、床面WRと左右の側壁WS,WSと天井面WFとに囲まれて建物内部を水平方向にのびる空間であり、防火隔壁WEは、この空間を遮断する状態で設置されている。防火隔壁WEには扉開口Hが形成されており、この扉開口Hの周囲は、床面WRに対応する下縁部H1と、左右の側壁WS,WSに対応する側縁部H2,H2と、天井面WFに対応する上縁部H3とからなる。本発明の防火扉装置10は、扉開口Hを通行可能に遮断する扉として利用される。
防火扉装置10は、取っ手11Aを備える防火構造の扉体11と、扉体11の左右の側縁部に当接する縦戸当り桟12,12と、扉体11の上縁部に当接する横戸当り桟13と、縦戸当り桟12,12および横戸当り桟13の取付け部材となる一対の縦枠14,14と横枠15およびラッチロック機構20とからなる(図1,図3)。
扉開口Hに防火扉装置10を建て付けるにあたっては、先ず、扉開口Hの左右の側縁部H2,H2と上縁部H3とに、それぞれ縦枠14,14と横枠15とが取り付けられる。各縦枠14および横枠15は、断面の縦横比率において偏平なCチャンネル状部材からなり、一対の縦枠14,14は、扉開口Hの左右の側縁部H2,H2に沿わせて、また、横枠15は、扉開口Hの上縁部H3に沿わせて、扉開口Hの内側に嵌め込むようにして固定される(図1,図2,図3)。なお、横戸当り桟13の端面部分は、開放状態ではなく端面板13Sによって塞がれている。
固定された各縦枠14には、ヒンジ金具12H…を介して縦戸当り桟12が回動自在に取付けられるとともに、横枠15には、ヒンジ金具13H…を介して横戸当り桟13が回動自在に取り付けられる。この際、横戸当り桟13は、左右の縦戸当り桟12,12の上端部内側面間に嵌まり込んだ状態となるように組み合わされている。したがって、組み合わされた横戸当り桟13は、端面板13Sによって各縦戸当り桟12の上端部を内側から押すことができる構造である。扉体11は、横枠に固定された軸受け15Aに支軸11Bを受け止めた状態で回動自在に取り付けられる。なお、扉体11の下側の支軸は、床面WRに図示しない軸受けを設置することによって支持される。
天井面WF側に取り付けられた横枠15に密着した横戸当り桟13は、フック13Fによって横枠15にロックされる(図2)。横枠15には、透孔D1が設けてあり、横戸当り桟13に突設されたフック13Fは、透孔D1を介して横枠15内に突出する。一方、横枠15の前面には、横長の長孔に沿ってスライド操作する操作チップ15Nが取り付けられ、操作チップ15Nの背後には、スライド板15Eが連結されている。スライド板15Eは、スライド操作することによってフック13Fに対応する位置の幅が変化する形状に設定され、幅広の部分でフック13Fと係合するようになっている。したがって、操作チップ15Nを横方向にスライド操作することにより、フック13Fとスライド板15Eとの係合が解消され、横戸当り桟13は、ヒンジ金具13Hによって扉体11から退避する向きに回動することができる(図2の2点鎖線)。
扉開口Hの左右の縦枠14,14および対応する縦戸当り桟12,12の内部には、ラッチロック機構20およびアンラッチ部材25が組み込まれており、縦戸当り桟12を縦枠14に密着させてロックすることができるようになっている(図3)。
ラッチロック機構20は、縦戸当り桟12と横戸当り桟13とが対応する縦枠14と横枠15とに密着することを条件に、扉体11の衝突に耐えるように縦戸当り桟12をロックする。各縦戸当り桟12の内部には、その長手方向に沿って回動軸21が配設され、回動軸21の上端位置には、回動軸21を中心として反対方向に及ぶアーム22が取り付けられている。このアーム21の取付け位置は、横戸当り桟13の端面板13Sに対応する位置である。また、アーム22の下方には、回動軸21を共有して複数のラッチこま23が取り付けられている。各ラッチこま23には、ラッチ爪23Fが形成されている。
縦枠14における各ラッチこま23の配設位置には、透孔D4が設けられ、縦戸当り桟12には、ラッチこま23の位置に対応してラッチ鈎12Fが突設され、ラッチ鈎12Fは、透孔D4を通過して縦枠14内に進入し、ラッチこま23と係合している。アーム22の一端には、引っ張りばねS1が取り付けられ、常時、ラッチこま23とラッチ鈎12Fとの掛合を解消する方向に回動軸21を付勢している。一方、アーム22の他端には、ロッド24が取り付けられ、ロッド24の先端は、縦枠14と縦戸当り桟12間に連通するように形成したガイド孔D5内において、縦戸当り桟12側に配設されるアンラッチ部材25に突き当たっている。したがって、アーム22は、引っ張りばねS1に付勢されていても、回動軸21の回動動作は禁止されている状態である。
アンラッチ部材25は、先端に摺接片25Tを備え、縦戸当り桟12の摺接片25Tに対応する位置には、摺接片25Tを通過させるための透孔D3が形成されている。そして、この透孔D3は、横戸当り桟13の端面板13Sに対面している。また、アンラッチ部材25は、圧縮ばねS2によって常時突出方向、つまり、ガイド孔D5に沿って横戸当り桟13側に摺接片25Tを突き出す向きに付勢されている。しかし、摺接片25Tは、対面する横戸当り桟13の端面板13Sに突き当たり、もっとも後退した位置で停止している。すなわち、この状態がラッチロック機構20のロック完了動作状態である。
このような状態において、扉体11を逆方向に開くことが発生した場合には、横枠15前面の操作チップ15Nをスライドさせて横戸当り桟13を上に跳ね上げるように回動させ、横戸当り桟13を左右の縦戸当り桟12,12から脱出させることにより、縦戸当り桟12,12は、略自動的に扉体11から退避する向きに回動動作する(図4,図5)。
すなわち、横戸当り桟13が存在しなくなれば、アンラッチ部材25が圧縮ばねS2に駆動されて突出方向に進行する。すると、アンラッチ部材25に突き当たっていたラッチロック機構20のロッド24が自由に動ける状態となり、アーム22は、引っ張りばねS1に駆動されて回動軸21を回動動作させる。回動軸21の回動によってラッチこま23が回動し、ラッチ鈎12Fとラッチこま23との係合が解除される。この結果、縦戸当り桟12は、扉体11から退避する向きに回動し、扉体11は、逆方向に回動動作することができる。
なお、縦枠14と縦戸当り桟12とを連結するヒンジ金具12Hとして、扉体11から縦戸当り桟12を退避させる向きに付勢するばね入りのヒンジ金具12を用いれば、横戸当り桟13を左右の縦戸当り桟12,12から脱出させるのみで、一挙に縦戸当り桟12,12を作動させることができる。
本発明の実施の形態における取付け状態の正面図。 本発明の実施の形態を示す図1のX−X線矢視断面図。 本発明の実施の形態を示す図1のY矢視断面図。 本発明の実施の形態におけるラッチロック機構の動作説明図。
符号の説明
H 扉開口
H2 側縁部
H3 上縁部
11 扉体
12 縦戸当り桟
12H ヒンジ金具
13 横戸当り桟
13H ヒンジ金具
14 縦枠
15 横枠
20 ラッチロック機構
21 回動軸
23 ラッチこま
23F ラッチ爪
25 アンラッチ部材


Claims (4)

  1. 建物の扉開口の左右の側縁部に嵌め込むように固定する一対の縦枠と、扉開口の上縁部に嵌め込むように固定する横枠と、一対の縦枠のそれぞれにヒンジ金具を介して回動自在に取り付ける一対の縦戸当り桟と、一対の縦戸当り桟の上端部内側面間に嵌め込むようにヒンジ金具を介して横枠に回動自在に取り付ける横戸当り桟と、左右の縦枠に縦戸当り桟を密着させてロックする一組のラッチロック機構と、縦枠に密着した縦戸当り桟と横枠に密着した横戸当り桟とに所定の重なりを有するように扉開口内に回動自在に取り付ける扉体とからなり、
    前記各々のラッチロック機構は、縦戸当り桟の上端部内側面から突出する方向にばね付勢され、突出することによって縦枠に対する縦戸当り桟のロックを解除するアンラッチ部材を備え、一対の縦戸当り桟の上端部内側面間にヒンジ金具を介し、かつ、回動動作によって嵌め込まれる横戸当り桟は、一対の縦戸当り桟における一対のアンラッチ部材を、該縦戸当り桟のロックを解除不能に縦戸当り桟内に後退させることを特徴とする、
    逆開き可能な防火扉装置。
  2. 前記各々のラッチロック機構は、縦戸当り桟に突設するラッチ鈎と、ラッチ鈎に係合するラッチ爪を有し縦枠内に取り付けられる回動自在のラッチこまと、後退可能に縦戸当り桟から突出し、後退したときに縦枠内のラッチこまの回動動作を阻止するアンラッチ部材とからなり、ラッチ鈎とラッチこまとは、縦戸当り桟を回動動作させて縦枠に密着させたときに互いに係合し、一対の縦戸当り桟の上端部内側面間に回動動作によって嵌め込まれる横戸当り桟は、アンラッチ部材を後退させることを特徴とする、
    請求項1に記載の逆開き可能な防火扉装置。
  3. 縦戸当り桟に複数のラッチ鈎を分散配置するとともに、縦枠内には、複数のラッチ鈎に対応する複数のラッチこまを分散配置し、分散配置された複数のラッチこまは、回動軸を共有することによって連動し、一個のアンラッチ部材によって同時作動することを特徴とする、
    請求項2に記載の逆開き可能な防火扉装置。
  4. 縦枠に縦戸当り桟を回動自在に取り付けるヒンジ金具は、扉体から縦戸当り桟を退避させる向きに付勢するばね入りのヒンジ金具であることを特徴とする、
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の逆開き可能な防火扉装置。
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