JP3131703B2 - 床埋め込み型屋内消火栓 - Google Patents

床埋め込み型屋内消火栓

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は床埋め込み型屋内消火
栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋内には、消火栓、例えば、簡単
に操作できる2号消火栓が廊下等に設けられており、火
災発見時には消火栓弁のレバーを倒し、ホースを火災場
所まで引っ張り、消火ノズルを開けることで水を放出し
火災を消火していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、室内等で火災
を発見した場合、一度屋内消火栓の設置場所まで行って
消火栓弁を開け、その後、消火ノズルをもって再び火災
現場まで戻って来なければならなかった。また、屋内消
火栓は通常廊下に設置されているが、その建物に住んで
いる人でさえも普段は屋内消火栓がどこに設置されてい
るかわからない場合が多く、火災時のパニック状態時に
火災の発見者がその建物について熟知していない人であ
る場合にはなおさら屋内消火栓を見付けるのに時間がか
かる。つまり、上記の例で説明したように火災を発見し
た際に屋内消火栓を見つけ、そして消火ノズルを持って
火災現場まで来るのには非常に時間がかかり、その間に
大火になる恐れがあった。また、展示会場やアトリウム
等の様に広い面積の床上で火災が発生した場合、消火栓
の位置と火災場所が離れすぎているため消火ノズルを消
火射程距離内に位置せしめることができないことがあ
る。そのため、効果的な消火ができず大火になるおそれ
がある。
【0004】この発明は上記事情に鑑み、部屋、特に広
い床面積の部屋において早期に、かつ効果的に消火でき
る様にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、給水管と、
該給水管に接続され、先端に消火ノズルを有するホース
と、該ホースを内部に収容するホースボックスとを有す
る消火栓を床の凹状の収容部に収容し、該収容部に該消
火栓の位置確認手段を備えた蓋を設け、また、該ホース
ボックスを上下動せしめ、床上に突出させる上下動機構
を設け、さらに、該ホースボックスに、それが床上に突
出したときに側方に向けて開口する開口部を設けること
により前記目的を達成しようとするものである。
【0006】
【作用】火災発生の際、消火作業者は蓋のある位置に行
き該蓋を開けて、消火栓を取り出し、消火栓弁を開く。
そして、消火ノズルを把り保形ホースを引っ張りながら
該ノズルを消火射程距離内に位置させ消火を行う。消火
作業終了後、消火作業者は消火栓を収容部に収容し蓋を
閉める。
【0007】
【実施例】この発明の実施例を添付図面により説明す
る。展示会場の床Fの中央部FCに縦方向に深く堀削し
て凹状の収容部1を形成し、その上面に蓋2を設ける。
この蓋2は位置確認用の表示灯を備えており、また、そ
の表面は床面の表面と同一平面上に位置する。凹状の収
容部1には、消火栓5が収容されているが、該消火栓5
は縦長状のホースボックス6内の内巻式保型ホース7
と、該ホースボックス6に設けられた消火栓弁8と、前
記保形ホース7に接続された給水管9と、ホースボック
ス6を上下動せしめるガススプリング10と、から構成
されている。
【0008】次に、本実施例の作動につき説明する。火
災発生の際、消火作業者は消火栓の位置を捜すが蓋2
に表示灯がついているので、その位置は容易に確認でき
る。そして、蓋2の位置に到達しそれを開けるとともに
ガススプリング10のスイッチ10aを押す。そうする
と、消火栓がせり上がって矢印A6方向に移動し、鎖
線で示す様に床F上に突出する。そのため、消火栓
は、消火作業者にとって操作し易い状態となる(またこ
のとき、ホースボックス6の開口部6aは側方に向けて
開口している。)。そこで、消火作業者は消火栓弁8を
開け、消火ノズル12を把り、保形ホース7を引っ張り
ながら火災場所に向かい、消火ノズル12を消火射程距
離内に位置せしめ消火を行う。この時、消火栓5は部屋
の中央部に位置しているので、保形ホース7先端の消火
ノズル12は、前記消火栓弁8を中心とし、かつ、保形
ホース7の全長を最大半径とする円周上を移動できる。
【0009】消火作業終了後、消火栓弁8を閉め消火栓
5の上部を押圧して該消火栓5を凹状の収容部1に収容
し、元の状態にする。そして、蓋2を閉じると該蓋2の
表面と床の表面ととが同一平面上に位置するので、凹凸
のない平滑な床面となる。そのため、部屋が使用しやす
い上、美感上も好ましい状態となる。
【0010】この発明の実施例は上記に限定されるもの
ではなく、例えば、床に縦方向に深く穴を堀り凹状の収
容部を形成する代わりに、図4に示す様に縦方向に浅
く、しかも、横方向に広く穴を掘って蓋2付凹状の収容
部21を形成してもよい。この場合消火栓25は、裸の
状態で収容された消火ノズル22付ホース27と、給水
管29と前記ホース27とを接続する消火栓弁28と、
から構成されている。この様に構成すると、消火栓25
を上下動させるための手段が必要がなくなるのでコスト
がダウンするとともにより一層迅速に消火作業を行える
ようになる。なお、この発明は屋内だけではなく、屋
外、例えば、トンネル内においても実施することができ
ることは勿論である。
【0011】ところで、上記実施例では消火栓5を通常
は床下内に収容しておき、火災時に蓋2を開けて消火栓
5を突出させて用いる場合について説明したが、展示会
場などの不特定多数の人が出入りし、室内の状態が短い
期間で様々に変化するような場所の場合には、室内の状
況に合わせて消火に最適な位置の消火栓を収容部から床
上に突出させておき、例えば、展示物の下になるような
不適切な位置の消火栓5は収容部内に収納しておくよう
にしても良い。この場合には収容部に突出させた消火栓
5を突出状態で安定して固定させておくロック機構を設
けるようにすると良い。
【0012】
【発明の効果】この発明は以上の様に構成したので、床
に消火栓を埋設できる。そのため、部屋の隅や廊下等に
消火栓を設ける場合に比べ、消火水の放出開始時期を早
めることができると共に、消火ノズルの消火射程距離
(範囲)を拡大できるので、展示会場等の広い床面積の
部屋でも効果的にかつ迅速に消火を行うことができる。
また、凹状の収容部に消火栓を収容するとともに該収容
部に蓋をするので、通常時において消火栓が床面上に突
出することはない。そのため、床面上に障害物がないの
で、該床を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】使用状態を示す斜視図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 凹状の収容部 2 蓋 5 消火栓 7 保形ホース 8 消火栓弁 12 消火ノズル 21 凹状の収容部 22 消火ノズル 25 消火栓 27 保形ホース 28 消火栓弁 F 床
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−191068(JP,U) 実開 昭60−70669(JP,U) 実開 昭64−41544(JP,U) 実開 平2−5556(JP,U) 実開 平4−55361(JP,U) 実開 昭54−55199(JP,U) 実開 昭58−191068(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A62C 35/20 E04F 19/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管と、該給水管に接続され、先端に
    消火ノズルを有するホースと、該ホースを内部に収容す
    るホースボックスとを有する消火栓を床の凹状の収容部
    に収容し、該収容部に該消火栓の位置確認手段を備えた
    蓋を設け、また、該ホースボックスを上下動せしめ、床
    上に突出させる上下動機構を設け、さらに、該ホースボ
    ックスに、それが床上に突出したときに側方に向けて開
    口する開口部を設けたことを特徴とする床埋め込み型屋
    内消火栓。
  2. 【請求項2】 前記消火栓は部屋の中央部に位置するこ
    とを特徴とする請求項1記載の床埋め込み型屋内消火
    栓。
  3. 【請求項3】 前記ホースボックスに消火栓弁を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の床埋め込み型屋
    内消火栓。
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