JP2729772B2 - スプリンクラー消火設備 - Google Patents

スプリンクラー消火設備

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JP2729772B2 JP7109049A JP10904995A JP2729772B2 JP 2729772 B2 JP2729772 B2 JP 2729772B2 JP 7109049 A JP7109049 A JP 7109049A JP 10904995 A JP10904995 A JP 10904995A JP 2729772 B2 JP2729772 B2 JP 2729772B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets

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  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅用として好適な
スプリンクラー消火設備に関する。
【0002】
【従来の技術】スプリンクラーを用いた消火設備は初期
消火に非常に効果があり、そのため、高層ビル、劇場、
デパート等のように消防法で設置が義務づけられている
建物のほか、火災の発生し易い場所や一般住宅でも設置
が望ましい。そして、スプリンクラー設備のための大容
量の水タンクや給水ポンプ等の多額な設備費用を省くた
めに水道管に閉鎖型のスプリンクラーヘツドを直結して
使用する方法が、従来、知られている。例えば図5に従
来の施工例の斜視図で示すように水道配管101から分
岐された分岐管102によって例えば台所103に引き
込まれ、給水栓104が設けられている。複数の住戸か
らなる集合住宅の各住戸に上水配管を介して水道水を供
給する高架水槽2が設けられた集合住宅において、従来
は、図6に配管系統図で例示するように、図示しない上
水用の高架水槽に消火用給水本管120が連通され、こ
の消火用給水本管120に分岐管121が接続され、分
岐管121にT字継手122や十字継手123を介して
枝管124〜128が接続され、枝管124〜128の
先端にスプリンクラーヘツド129が接続されている。
そして枝管124〜128は、それぞれ末端側に必要な
消火用水の供給量に見合った口径で多種類の管路が選択
されて接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように住宅用スプ
リンクラー消火設備では、スプリンクラーヘツド129
を、建物の天井などの所定位置に取付けるのであるが、
スプリンクラーヘツド129からの消火用水の放出開始
や放出終了などの際の大きい水圧変動に耐え得るよう
に、分岐管121やT字継手122、十字継手123な
どの継手を天井などへの取付けにあたって、所定の高さ
に取付けるための高さ位置調整は特に手数がかかる。こ
の発明は従来のスプリンクラー消火設備の前記問題点を
解決すべく提案されたものであり、天井などへの取付け
高さ位置調整の容易なスプリンクラー消火設備を提供す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
にこの発明は、スプリンクラーヘツド14が枝管24に
継手25を介して接続され、前記枝管24に給水配管1
6から消火用水が供給され、建物部材43へのスプリン
クラーヘッド14の取付位置を調整可能とした取付具4
2を継手25に設けているスプリンクラー消火設備にお
いて、前記取付具42は、建物部材43に固定具47で
固定される固定用片46と、前記固定用片46に連続し
て形成されると共に、1つ以上の上下方向の長孔45を
有する取付片44とからなり、前記継手25は、前記取
付片44の長孔45を挿通する取付体49によって前記
取付具42に固定されていることを特徴とするスプリン
クラー消火設備である。
【0005】そして請求項1のスプリンクラー消火設備
において、枝管24の端末にスプリンクラーヘツド14
を接続する場合は、前記継手25は、エルボ39とユニ
オン40とにて構成し、エルボ39が前記取付具42に
固定されていることを特徴としている。
【0006】また請求項1又は2のスプリンクラー消火
設備において、枝管24の中間にスプリンクラーヘツド
14を接続する場合は、前記継手25は、T字継手41
とユニオン40とにて構成し、T字継手41が前記取付
具42に固定されていることを特徴としている。
【0007】さらに請求項1,2又は3のスプリンクラ
ー消火設備において、枝管24は可撓管であり、前記ス
プリンクラーヘッド14は前記枝管24に継手25を介
して接続され、前記枝管24は同一口径の複数の枝管2
4を接続できるように構成されているヘッダー21に接
続され、前記ヘッダー21は前記分岐管18に接続され
ていることを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1の発明は、スプリンクラーヘッド14
を建物部材43へ取付けるために継手25に設けている
取付具42は、建物部材43に固定具47で固定される
固定用片46と、前記固定用片46に連続して形成され
ると共に、1つ以上の上下方向の長孔45を有する取付
片44とからなり、前記継手25は、前記取付片44の
長孔45を挿通する取付体49によって前記取付具42
に固定されているようにしたので、取付具42の取付片
44の上下方向の長孔45とこれに挿通される取付体4
9とを利用して、スプリンクラーヘツド14の建物部材
43に対する上下方向の取付高さを簡単に調整できる。
【0009】請求項2の発明では、枝管24の端末にス
プリンクラーヘツド14を接続する場合は、前記継手2
5は、エルボ39とユニオン40とにて構成し、エルボ
39が取付具42に固定されているようにしたので、所
定の取付位置にスプリンクラーヘツド14を位置決めし
て建物部材43へエルボ39を取付具42で固定してお
いて、次ぎにユニオン40を用いることでエルボ39に
枝管24を簡単に接続でき、配管工事は容易となる。
【0010】請求項3の発明では、枝管24の中間にス
プリンクラーヘツド14を接続する場合は、前記継手2
5は、T字継手41とユニオン40とにて構成し、T字
継手41が前記取付具42に固定されているようにした
ので、所定の取付位置にスプリンクラーヘツド14を位
置決めして建物部材43へT字継手41を取付具42で
固定しておいて、次ぎにユニオン40を用いることでT
字継手41に枝管24を簡単に接続できる。
【0011】請求項4の発明では、枝管24は可撓管で
あり、前記スプリンクラーヘッド14は前記枝管24に
継手25を介して接続され、前記枝管24は同一口径の
複数の枝管24を接続できるように構成されているヘッ
ダー21に接続され、前記ヘッダー21は前記分岐管1
8に接続しているので、これにより枝管24は一種類と
なって配管での接続ミスはなくなり、工事が簡単化され
る効果も期待できる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を、集合住宅に用
いた場合について、図に基づいて説明する。図1は例え
ば1つの住戸に配置されるスプリンクラー消火設備の全
体斜視図、図2は図1のスプリンクラー消火設備を集合
住宅に適用した状態を示す正面略図である。集合住宅1
の屋上の高架水槽2に、水道本管3から受水槽4へ流入
する水がポンプ5によって揚水され、高架水槽2の水は
逆止弁6を介して上水配管7を通り、それぞれの住戸8
へ、配管9にて分岐され、蛇口10によって給水され
る。一方、高架水槽2の水は、ボールタップを備えた補
助水槽11とブーストポンプ12とからなる加圧送水ユ
ニット13によって加圧され(高架水槽2と最上階の住
戸8のスプリンクラーヘツド14との落差が例えば10
m以上取れる場合はかかるブーストポンプ12は不
要)、逆止弁15を介して消火用の給水配管16へ送ら
れ、1階の端部には加圧送水ユニット13が正常に自動
起動するかどうかを試験する末端試験弁17が接続され
ている。
【0013】このような配管系統を用いれば、上水配管
7系と消火用の給水配管16系とは、補助水槽11のボ
ールタップで分離されており、消火用の水が飲料水に回
り込んで飲料水が汚染されることがない。スプリンクラ
ーヘツド14の開放等によってブーストポンプ12が起
動して補助水槽11の水が減少すると、ボールタップが
動作して高架水槽2の水を補助水槽11に自動的に供給
し、消火用水を確保することになる。それぞれの住戸8
には給水配管16に分岐管18が接続され、この分岐管
18には制水弁19、常態では閉じ状態の電磁弁タイプ
の開閉制御弁20および、ヘッダー21が、順次、接続
されている。
【0014】この住戸8内のそれぞれの散水領域である
台所、居間、寝室、浴室等には、閉鎖型のスプリンクラ
ーヘツド14と、各スプリンクラーヘツド14の近くに
火災感知器23とが、それぞれ配置される。それぞれの
スプリンクラーヘツド14は単独で枝管24の末端側に
それぞれ継手25を介して接続される。また、互いに接
近している2〜3個程度のスプリンクラーヘツド14は
互いに直列状に継手25により枝管24に接続される。
そしてこれらの枝管24の基端側は、ユニオンの如き継
手26を介してヘッダー21に接続されている。なお、
同じ部屋にスプリンクラーヘツド14が複数個設けられ
ている場合は、火災感知器23は複数のスプリンクラー
ヘツド14に対して1個を設けることでもよい。前記制
水弁19、開閉制御弁20及びヘッダー21は、住戸8
に設けられている配電盤やガスメータなどを収納してい
る機器ボックス内、或はパイプシャフト等に設置すると
便利であり、制水弁19等の近くに制御盤27を設置し
ている。
【0015】この制御盤27には、制御回路28と、開
閉制御弁20の開弁動作を報知する警報ベル29、警報
ランプ30と、開弁した開閉制御弁20を閉弁するため
の解除スイッチ31を、設けている。各火災感知器23
は配線32によって制御回路28に接続し、開閉制御弁
20は配線33によって制御回路28に接続される。全
ての火災感知器23は、各散水領域毎又は複数の散水領
域毎に、全てのスプリンクラーヘツド14よりも早期に
作動をするものを使用し、常態で閉じ状態の開閉制御弁
20を、火災感知器23の感知動作によって開くよう
に、制御回路28が構成されている。
【0016】住戸8の居間などには、玄関外との通話な
どに用いるインタホーン34を備えた住宅情報盤35が
設けられているので、この住宅情報盤35にも警報ベル
36を設けて配線37により制御回路28と警報ベル3
6を接続し、さらに住戸8の集中監視を行う図示外の中
央監視盤に警報ベル36の動作を配線38によって通報
する構成としている。枝管24は、可撓管を使用するも
のであって配管工事が良好なもの、例えば軽量高強度で
温度特性に優れたポリエチレン管、ポリブテン管などが
好適である。
【0017】スプリンクラーヘツド14を枝管24に接
続している前記継手25は、末端側ではエルボ39とユ
ニオン40とで構成され、枝管24の中間位置ではT字
継手41とユニオン40とで構成されている。図3は、
継手25としてエルボ39を用い、このエルボ39を介
してスプリンクラーヘツド14を取付具42によって建
物部材としての天井梁43に固定している場合を示した
要部縦断正面で、図4は図3の側面図である。例示した
取付具42は、エルボ39を取付けるための取付片であ
る立設片44 されている。
【0018】立設片44には上下に長孔45が設けてあ
り、エルボ39の取付面48に立設片44を合致し、エ
ルボ39を立設片44に取付けるための取付体である取
付ねじ49によってエルボ39を、取付具42に固定す
る。そして長孔45への取付ねじ49の挿通位置をずら
すことにより、天井梁43に対するエルボ39の上下方
向の取付位置すなわち、スプリンクラーヘツド14の上
下方向取付位置を調整できる。エルボ39を介して取付
具42に固定されたスプリンクラーヘツド14は、取付
具42の横片46を天井梁43に合致し、固定具として
のインサート47を用いて天井梁43に固定する。この
ようにして天井梁43に対するスプリンクラーヘツド1
4の上下方向の取付位置が調整されると、天井板50の
切抜穴51からスプリンクラーヘツド14の先端部分が
所定の高さで散水領域(範囲)52にのぞむことにな
る。
【0019】符号53は、エルボ39の先端部に嵌着又
はねじ手段によって取付けられた保護キャップであっ
て、スプリンクラーヘツド14を天井板50などの施工
工事から保護する。内装工事が完了後、保護キャップ5
3をエルボ39から取外し、代わりに化粧用プレートを
取付けることになる。スプリンクラーヘツド14は、住
宅の場合は高感度小水量型が適しており、火災感知器2
3は、定温式スポット型を使用しているが、イオン化
式、光電式、差動式など、種々のものを使用できる。
【0020】次ぎに上記設備の動作を説明する。火災感
知器23が作動しない常態では開閉制御弁20は閉じら
れていてヘッダー21と枝管24およびスプリンクラー
ヘツド14には圧力水は無く、いわゆる乾式スプリンク
ラーと同一の状態にあるか、又は枝管24内に水があっ
ても無加圧の状態にある。この状態において或る散水領
域(範囲)で火災が発生し火災感知器23が感知動作を
すると制御回路28を介して開閉制御弁20が開き動作
をし、ブーストポンプ12が起動して補助水槽11の水
は給水配管16を介して分岐管18に適正圧力で送水さ
れ、分岐管18の水はヘッダー21を通ってそれぞれの
枝管24およびスプリンクラーヘツド14に充水され
る。
【0021】開閉制御弁20の開き動作と同時に制御盤
27の警報ランプ30が点灯し、警報ベル29は鳴り、
住戸8内の住宅情報盤35の警報ベル36も鳴り、図示
外の中央監視盤にも、警戒状態として通報される。これ
により、居住者は、住戸8内で火災感知器23の動作を
直ちに、かつ、集中的に知ることができて、火災発生に
速やかに対応できる。火災感知器23の火災感知動作に
伴う開閉制御弁20の開弁動作は中央監視盤にも通報さ
れて、住戸8の保安管理に便利となっている。さらに火
災が拡大して高温になると当該散水領域のスプリンクラ
ーヘツド14の可溶合金が溶けて開放動作し、枝管24
の水はこのスプリンクラーヘツド14から放出され、消
火が行われる。この時、スプリンクラーヘツド14や継
手25等は水圧の大きな変動を受けて踊ろうとするが、
継手25や枝管24の継手25側等は、建物部材43に
取付具42で固定されているので、例えば放水開始や放
水終了等の際に現われる水圧変動を受けても継手25や
枝管24の継手25側等は振動するようなことは無く、
振動による継手25部の洩れなどの損傷が防止される。
【0022】スプリンクラーヘツド14の開放動作によ
り消火用の給水配管16から補助水槽11の水が放水さ
れると、補助水槽11のボールタップは動作して高架水
槽2から補助水槽11へ消火用水が補水される。このよ
うに必要のつど消火用水が高架水槽2から補助水槽11
へ補水されて補助水槽11に貯水されるため、補助水槽
11としては消火に必要な水量を殆ど考慮しなくてもよ
いことになり、この結果、補助水槽11は小容量で足
り、この補助水槽11が載置される集合住宅1の建物強
度を増す必要はない。
【0023】そして、上記警戒状態の手動解除および、
スプリンクラーヘツド14の放水停止は、制御盤27に
設けてある解除スイッチ31を投入することによって容
易に行うことができる。解除スイッチ31の投入操作に
よって開閉制御弁20は閉じ動作をし、警報ランプ30
の消灯と警報ベル29、36は停止して、待機状態に復
帰する。また、制水弁19を閉じることで、スプリンク
ラーヘツド14や枝管24の接続個所の点検保守を簡易
に行い得る。
【0024】警戒状態でないときにスプリンクラーヘツ
ド14に物がぶつかる等して開放動作しても、開閉制御
弁20は閉じたままであるので放水は行われず、したが
って、スプリンクラーヘツド14の先端部分に誤って衝
撃を与えて開放動作しても放水しないので水損事故は発
生せず、一般人の出入り、起居する住宅用消火設備に好
適である。住戸8のスプリンクラーヘツド14は、給水
配管16に設けられた分岐管18に接続され、この分岐
管18に制水弁19と開閉制御弁20とを設けているの
で、制水弁19の操作あるいは開閉制御弁20の閉弁動
作が水道の使用を停止させることはなく、居住者に迷惑
を掛けずに消火設備の点検保守ができる。
【0025】エルボ39(或いはT字継手41)に取付
けられたスプリンクラーヘツド14の天井梁43への上
下方向の取付高さ位置は、エルボ39(或いはT字継手
41)に捩じ込まれる取付ねじ49の取付具42の立設
片44の長孔45への挿通位置をずらすことにより、極
めて簡単に調整できる。スプリンクラーヘツド14は、
それぞれ個別の枝管24によってヘッダー21に接続さ
れていて、各枝管24は他のスプリンクラーヘツド14
の配設位置による制約を受けることなく、屈曲数の少な
い単純な配管形状となる。これにより継手数は少なくな
り、水洩れの危険減少と、設備費の低減が得られる。全
ての枝管24は、その基部側がヘッダー21によってま
とまった位置で接続されるため、配管工事は簡易とな
り、工事費が低減される。ヘッダーを用いない従来設備
に比べて、スプリンクラーヘツド14毎の枝管24の長
さは短くなっていて圧力損失は小さくなった。さらに全
ての枝管24を同一径とすることができて、配管での接
続ミスがなくなる効果も期待できる。
【0026】実施例の場合枝管24として可撓管を使用
しているので、硬管を用いている従来の配管に比べて枝
管24の途中部分での継手類を用いた接続工事は全く不
要となり、枝管24の基部側はヘッダー21に、末端側
はスプリンクラーヘツド14に、それぞれ接続するだけ
で配管作業は大略終わることになり極めて簡易であると
共に、水洩れ危険個所は一そう減少することになって住
宅用のスプリンクラー消火設備として好適なものとなっ
た。
【0027】なお、上記実施例では、集合住宅の場合に
ついて説明したが、一戸建住宅やビル等にも使用でき
る。一戸建住宅の場合には、分岐管18を水道本管から
元弁を介して引き込まれた水道管、例えば衛生用配管に
接続するようにすればよい。ビルの場合には、その面積
に応じ、各階毎、あるいは各階のブロック毎にヘッダー
21を設け、各ヘッダー21と各散水領域に設けられる
スプリンクラーヘツド14との間を枝管24で接続すれ
ばよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば次
の効果を奏する。すなわち請求項1の発明によれば、ス
プリンクラーヘッド14を建物部材43へ取付けるため
に継手25に設けている取付具42は、建物部材43に
固定具47で固定される固定用片46と、前記固定用片
46に連続して形成されると共に、1つ以上の上下方向
の長孔45を有する取付片44とからなり、前記継手2
5は、前記取付片44の長孔45を挿通する取付体49
によって前記取付具42に固定されているようにしたの
で、取付具42の取付片44の上下方向の長孔45とこ
れに挿通される取付体49とを利用して、スプリンクラ
ーヘツド14の建物部材43に対する上下方向の取付高
さを簡単に調整できて配管工事の容易なスプリンクラー
消火設備を提供することができる。
【0029】請求項2の発明によれば、枝管24の端末
にスプリンクラーヘツド14を接続する場合は、前記継
手25は、エルボ39とユニオン40とにて構成し、エ
ルボ39が取付具42に固定されているようにしたの
で、所定の取付位置にスプリンクラーヘツド14を位置
決めして建物部材43へエルボ39を取付具42で固定
しておいて、次ぎにユニオン40を用いることでエルボ
39に枝管24を簡単に接続でき、配管工事の容易なス
プリンクラー消火設備を提供することができる。
【0030】請求項3の発明によれば、枝管24の中間
にスプリンクラーヘツド14を接続する場合は、前記継
手25は、T字継手41とユニオン40とにて構成し、
T字継手41が前記取付具42に固定されているように
したので、所定の取付位置にスプリンクラーヘツド14
を位置決めして建物部材43へT字継手41を取付具4
2で固定しておいて、次ぎにユニオン40を用いること
でT字継手41に枝管24を簡単に接続でき、配管工事
の容易なスプリンクラー消火設備を提供することができ
る。
【0031】請求項4の発明によれば、枝管24は可撓
管であり、前記スプリンクラーヘッド14は前記枝管2
4に継手25を介して接続され、前記枝管24は同一口
径の複数の枝管24を接続できるように構成されている
ヘッダー21に接続され、前記ヘッダー21は前記分岐
管18に接続しているので、これにより枝管24は一種
類となって配管での接続ミスはなくなり、工事が簡単化
される効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としてのスプリンクラー消
火設備の全体斜視図である。
【図2】図1のスプリンクラー消火設備を集合住宅に適
用した状態の正面略図である。
【図3】図1の実施例におけるスプリンクラーヘツドの
取付状態を示す要部縦断正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】従来のスプリンクラー消火設備の1例を示す配
管系統図である。
【図6】従来のスプリンクラー消火設備の他例を示す配
管系統図である。
【符号の説明】
14 スプリンクラーヘツド 16 給水配管 18 分岐管 21 ヘッダー 24 枝管 25 継手 39 エルボ 40 ユニオン 41 T字継手 42 取付具 43 天井梁(建物部材) 44 立設片(取付片) 45 長孔 46 横片(固定用片) 47 インサート(固定具)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリンクラーヘツド14が枝管24に
    継手25を介して接続され、前記枝管24に給水配管1
    6から消火用水が供給され、建物部材43へのスプリン
    クラーヘッド14の取付位置を調整可能とした取付具4
    2を継手25に設けているスプリンクラー消火設備にお
    いて、 前記取付具42は、建物部材43に固定具47で固定さ
    れる固定用片46と、前記固定用片46に連続して形成
    されると共に、1つ以上の上下方向の長孔45を有する
    取付片44とからなり、前記継手25は、前記取付片4
    4の長孔45を挿通する取付体49によって前記取付具
    42に固定されていることを特徴とするスプリンクラー
    消火設備。
  2. 【請求項2】 枝管24の端末にスプリンクラーヘツド
    14を接続する場合は、前記継手25は、エルボ39と
    ユニオン40とにて構成し、エルボ39が前記取付具4
    2に固定されていることを特徴とする請求項1のスプリ
    ンクラー消火設備。
  3. 【請求項3】 枝管24の中間にスプリンクラーヘツド
    14を接続する場合は、前記継手25は、T字継手41
    とユニオン40とにて構成し、T字継手41が前記取付
    具42に固定されていることを特徴とする請求項1又は
    2のスプリンクラー消火設備。
  4. 【請求項4】 枝管24は可撓管であり、前記スプリン
    クラーヘッド14は前記枝管24に継手25を介して接
    続され、前記枝管24は同一口径の複数の枝管24を接
    続できるように構成されているヘッダー21に接続さ
    れ、前記ヘッダー21は前記分岐管18に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1,2又は3のスプリンクラ
    ー消火設備。
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