JP2000176040A - スプリンクラ消火設備 - Google Patents

スプリンクラ消火設備

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JP2000176040A
JP2000176040A JP10355224A JP35522498A JP2000176040A JP 2000176040 A JP2000176040 A JP 2000176040A JP 10355224 A JP10355224 A JP 10355224A JP 35522498 A JP35522498 A JP 35522498A JP 2000176040 A JP2000176040 A JP 2000176040A
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fire extinguishing
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Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施工が容易で信頼性の高いこと、水漏れ事故を
防止すること、スプリンクラヘッドの破壊を防止すると
ともに破壊の危険性があるときは警報を発するようにす
ること、等を目的とするものである。 【解決手段】スプリンクラ消火設備において、逆止弁
と、火災時に開弁制御される開閉弁と、流水検知器と、
複数のスプリンクラ配管を接続可能なヘッダとを結合し
たヘッダユニットを有することを特徴とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スプリンクラ消
火設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のビルやマンションあるいは戸建て
住戸などで使用されているスプリンクラ消火設備は、各
種配管や弁、流水検知器等を接続してスプリンクラ用配
管網を構成したり、配管の途中にヘッダを用いたりして
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のスプ
リンクラ消火設備では、各種配管等の接続作業をビルや
住戸の設置現場で行っていたため、施工が大変であると
ともに、時によっては接続不良個所があって水漏れを生
じる場合がある。また、火災時に開弁して二次側に消火
用水を供給して充水する開閉弁を使用したものも知られ
ているが、このような設備では、一旦開閉弁が開弁する
と、その後開閉弁を閉弁しても二次側に充水された水が
そのまま残ってしまうため、スプリンクラヘッドに物が
当たるなどして破壊されると、多量の消火用水が流出し
て大きな水損を招くことになる。特にマンションや戸建
て住宅のような場合には階下にまで被害を及ぼす可能性
がある。
【0004】
【問題を解決するための手段】この発明は、上記の点に
鑑み、施工が容易で信頼性の高いこと、水漏れ事故を防
止すること、スプリンクラヘッドの破壊を防止するとと
もに破壊の危険性があるときは警報を発するようにする
こと、等を目的とするものである。
【0005】このため、この発明は、スプリンクラ消火
設備において、逆止弁と、火災時に開弁制御される開閉
弁と、流水検知器と、複数のスプリンクラ配管を接続可
能なヘッダとを結合したヘッダユニットを有することを
特徴とするものである。
【0006】また、前記ヘッダには排水器が設けられて
いることを特徴とするものであり、前記ヘッダには先端
にスプリンクラヘッドが接続されたスプリンクラ配管が
接続され、前記スプリンクラヘッドには該スプリンクラ
ヘッドを外力から保護するとともに熱によって分解する
保護具が取り付けられたことを特徴とするものである。
また、前記保護具の分解を検出する分解検出器と、前
記分解検出器が前記保護具の分解を検出したことを報知
する報知器具を有することを特徴とするものであり、前
記分解検出器が保護具の分解を検出したときに前記開閉
弁が開閉制御されることを特徴とするものである。
【0007】また、前記開閉弁は、開弁してから所定時
間経過後に前記流水検知器が流水を検知していないとき
に閉弁制御されることを特徴とするものである。
【0008】さらに、スプリンクラ消火設備において、
火災時に開弁制御される開閉弁と、前記開閉弁の二次側
に設けられた複数のスプリンクラ配管を接続可能なヘッ
ダと、前記ヘッダに接続された排水器と、とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0009】また、流水検知器が前記開閉弁の一次側も
しくは二次側に設けられ、前記開閉弁が開弁してから所
定時間経過後に前記流水検知器が流水を検知していない
ときは前記開閉弁が閉弁制御されることを特徴とするも
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の1実施形態の概
略構成図で、10は各住戸の水道メータ、20は給水用
ヘッダ、30はスプリンクラ用ヘッダユニットである。
水道メータ10は、その一次側に図示しない水道本管に
制水弁を介して接続された水道管(引込管)P1が接続
され、二次側は水道管P2を介して給水用ヘッダ20の
入水口21に接続されている。給水用ヘッダ20の二次
側には出水口22、23a〜23dが設けられ、出水口
22にはジョイント、例えばユニバーサルジョイントを
介してスプリンクラ用ヘッダユニット30の入水口31
が接続され、出水口23a〜23dには例えば台所、洗
面所、浴室、トイレ等に設けられた図示しない水栓と接
続された給水管P31〜P34が接続されている。
【0011】スプリンクラ用ヘッダユニット30は、一
次側から順に逆止弁32、常時は閉弁状態にある開閉弁
としての電動弁33または電磁弁、例えばフラッパ式の
流水検知器34、ヘッダ35で構成され、ヘッダ35に
は出水口36a〜36cと排水口37が設けられてい
る。なお、逆止弁32、電動弁33と流水検知器34
は、図3(a)、(b)に示すように、ケース38内に
収容固定されてヘッダ35と一体にされ、作業性、信頼
性を高めるようにしている。また、一次側から逆止弁3
2、電動弁33、流水検知器34、ヘッダ35の順で接
続するようにしたが、ヘッダ35が最下流側にあれば、
逆止弁32、電動弁33、流水検知器34の接続順は任
意でよく、例えば電動弁33を最上流側にしてもよい。
【0012】P41〜P43はその基端側がヘッダ部3
5の出水口36a〜36cにユニバーサルジョイント等
の継ぎ手を介して接続された例えば樹脂製のフレキシブ
ル管で構成されたスプリンクラ用配管である。41a〜
41cはスプリンクラ用配管P41〜P43の先端が接
続されたスプリンクラヘッドの取付具で、この取付具4
1a〜41cは固定具42a〜42cによって天井裏の
造営材、例えば梁51もしくは天井板56を支える天井
下地材などともいわれる支持部材(図示せず)に固定さ
れている。
【0013】60a〜60cはヒュージブルリンクやグ
ラスバルブ等の感熱部が作動すると弁栓が開放して散水
を行う閉鎖型のスプリンクラヘッドで、このヘッド60
は、図2にも示すように、取付具41a〜41cの先端
に螺着されているとともに、天井板56に設けた開口部
57を通じて室内に臨んでいる。
【0014】70a〜70cはコーンシールドともいわ
れるスプリンクラヘッド60の保護具で、図2にも示す
ように、ヘッド60の首部61に係合固定された本体7
1と、この本体71にヘッド60の感熱部より溶融温度
の低い半田72によって例えば3カ所で固着されたカバ
ー73とで構成されている。また、80a〜80cは分
解検出器の一例としてのカバー開放検出用のスイッチ
で、この各スイッチ80は、一対の接点板81、82
と、本体71を摺動自在に貫通して設けられたロッド8
3と、上端が本体71の下面に当接し下端がロッド83
の突出部84に係止されロッド83を下方に付勢するス
プリング85とで構成されている。そして、ロッド83
の下端はカバー73に設けられた突出片74に当接し、
上端は接点板81に当接し、常時は一対の接点板81、
82をオープン状態にしている。なお、実際には一対の
接点81、82はマイクロスイッチ等が使用され、本体
71にネジ止めなどにより固定されている。
【0015】CPは制御盤で、スイッチ80a〜80c
と信号線L11〜L13によって、電動弁33と制御線
L21によって、流水検知器34と信号線L31によっ
てそれぞれ接続されている。この制御盤CPには、表示
灯PL1〜PL3と警報ブザーBZ1とが設けられ、例
えばスイッチ80aの接点板81、82が閉じる(オン
する)と表示灯PL1が点滅点灯するとともにブザーB
Z1が間欠鳴動し、流水検知器34から流水信号(接点
のオン信号)が入力すると点滅点灯が連続点灯に、間欠
鳴動が連続鳴動に切り替わるように構成されている。ま
た、制御盤CPは住戸内の別の部屋や住戸外、例えば玄
関脇に設けた外付けブザーBZ2が制御線L41によっ
て接続できるように構成されており、外付けブザーBZ
2は警報ブザーBZ1と例えば同期して鳴動するように
なっている。なお、表示灯PL1〜PL3もしくは警報
ブザーBZ1あるいは双方が報知器具の一例である。
【0016】次に、本実施形態の動作を説明する。
【0017】まず、工場でスプリンクラ用ヘッダユニッ
ト30の組立を行う。すなわち、ヘッダ35の図示を省
略した入水口に流水検知器34の二次側を接続し、流水
検知器34の一次側に電動弁33の二次側を接続し、電
動弁33の一次側に逆止弁32の二次側を接続する。そ
して、ヘッダ35の出水口36a〜36cに栓を取り付
けて塞ぎ、ヘッダユニット30の入水口31である逆止
弁32の一次側に図示しない試験用の給水管を接続し、
試験用所定圧の水を供給する。この時、電動弁33は閉
弁状態であり、排水口37からの排水の有無をチェック
することで電動弁33の締め切り状態をチェックする。
次に排水口37に栓を取り付けて塞ぎ、電動弁33を開
弁させ、ヘッダ35並びに各接続部から水漏れがないか
チェックする。そして給水を停止して試験用給水管を取
り外し、逆止弁32から水の逆流がないかチェックす
る。最後に排水口37の栓を取り外して排水し、電動弁
33を閉弁する。この各チェックで問題がなければ、各
部の接続組立状態並びに作動に問題がないので、図3に
図示されているように、逆止弁32、電動弁33、流水
検知器34をケース38で囲うとともに電動弁33と流
水検知器34のリード線をケース外に引き出し、ケース
38をボルト等で固定し、スプリンクラ用ヘッダユニッ
ト30を完成させる。
【0018】この完成したスプリンクラ用ヘッダユニッ
ト30をマンションや戸建て住宅などの設置現場に搬入
し、ユニット30の入水口31を給水用ヘッダ20の出
水口22に接続する。なお、給水用ヘッダ20を使用し
ていない場所の場合には、水道管P2の適宜箇所に例え
ばT字継ぎ手を設けて、この継ぎ手にユニット30の入
水口31を接続する。
【0019】次に、ヘッダ35の出水口36a〜36c
の栓を取り外し、各出水口36a〜36cに、先端に取
付具41a〜41cを接続したスプリンクラ配管P41
〜P43を例えばユニバーサルジョイント等の継ぎ手で
接続する。そして、配管P41〜P43を屈曲させて天
井裏にはわせ、取付具41a〜41cを固定具42a〜
42cで所望位置に固定する。また、排水口37の栓を
取り外し、排水口37に排水器V1を介して配水管P5
を接続する。なお、排水器V1としては、ヘッダ35内
にヘッダ20から給水される水の圧が消火放水に必要な
圧を確保できる径のオリフィス、常時は閉弁状態の手動
弁、もしくは常時は閉弁状態の電動弁や電磁弁が用いら
れるが、本実施形態では排水器1としてオリフィスを用
いているものとする。
【0020】次に、天井板56の開口部57a〜57c
を通してスプリンクラヘッド60a〜60cを取付具4
1a〜41cに接続し、スプリンクラヘッド60a〜6
0cに図2に示すようにスイッチ80を有する保護具7
0a〜70cを取り付ける。
【0021】そして、保護具70a〜70cに設けたス
イッチ80を信号線L11〜L13によって、電動弁3
3を制御線L21によって、流水検知器34を信号線L
31によって、外付けブザーBZ2を制御線L41によ
ってそれぞれ制御盤CPに接続する。
【0022】このように設置したスプリンクラ消火設備
は、図示しない水道メータ10の一次側の制水弁が開弁
されると、水道水が水道管P1、P2を介して給水用ヘ
ッダ20に供給され、更に出水口22から入水口31、
逆止弁32を通って閉弁状態の電動弁33の一次側まで
供給される。
【0023】このような状態で、例えばスプリンクラヘ
ッド60aの設置個所の部屋で火災が発生すると、その
熱によって保護具70aのカバー73並びにハンダ72
が熱せられ、ハンダ72が例えば60度で溶融する。こ
れによりカバー73はスプリング85によって下方に付
勢されているロッド83によって押し下げられ下方へ落
下する。
【0024】このロッド83の降下によりスイッチ80
の接点板81、82が閉じ、信号線L11に作動信号が
流れる。この作動信号により、制御盤CPは表示灯PL
1を点滅点灯させるとともに警報ブザーBZ1を間欠鳴
動させて保護具70aが開放したことを報知する。この
報知は火災警報に該当する。
【0025】同時に制御盤CPは制御線L21に電源を
供給して電動弁33を開弁させる。これにより電動弁3
3の一次側に供給されていた水はヘッダユニット30の
ヘッダ35に流入し、更に出水口36a〜36cからス
プリンクラ配管P41〜P43に流入し充水する。
【0026】そして、カバー73の落下により露出した
スプリンクラヘッド60aは、火災の熱にさらされ、図
示しない感熱部のハンダが72度に達して溶融し、感熱
部が分解作動して散水を開始する。この散水開始により
給水用ヘッダ20からヘッダユニット30への継続給水
が開始し、流水検知器34の図示しないフラッパが継続
作動して図示しない遅動スイッチがオンし、信号線L3
1を介して制御盤CPに流水信号を出力する。
【0027】この流水信号により制御盤CPは表示灯P
L1を連続点灯に切り替えるとともに警報ブザーBZ1
を連続鳴動させて放水開始を報知する。同時に制御線L
41を介して外付けブザーBZ2を鳴動させ、火災発生
を報知する。
【0028】そして、消火したときに制御盤CPの復旧
スイッチRSを操作すると、表示灯PL1の点灯並びに
警報ブザーBZ1、BZ2の鳴動が停止され、監視状態
に復旧する。同時に、開弁状態の電動弁33の閉弁制御
が自動的に行われ、水の供給が停止されてスプリンクラ
ヘッド60aからの散水が停止するとともに、ヘッダ3
5やスプリンクラ配管P41〜P43内の残水はオリフ
ィスV1から排水管P5を通じて排水が行われる。
【0029】ところで、監視状態、すなわちヘッダ35
やスプリンクラ配管P41〜P43に水が充水されず空
の状態で、例えば保護具70bのカバー73に物が衝突
し、カバー73が本体71から脱離した場合には、火災
の際と同様にロッド83が降下して一対の接点板81、
82が閉成し、信号線L12に作動信号が流れる。
【0030】これにより、制御盤CPは表示灯PL2を
点滅点灯させるとともに警報ブザーBZ1を間欠点灯さ
せて、保護具70bが作動したことを警報する。制御盤
CPは同時に制御線L21を通じて電動弁33を開弁さ
せ、また図示しないタイマを起動する。この電動弁33
の開弁により、ヘッダ20からヘッダ35とスプリンク
ラ配管P41〜P43に水が供給され充水される。
【0031】しかし、火災でないため、スプリンクラヘ
ッド60bは作動せず、電動弁33の開弁時の通水を除
くとオリフィスV1からの僅かな排水に伴う僅かな水の
供給であるため、通水開始時を除いて流水検知器34は
流水信号を出力しない。そして、制御盤CPは、タイマ
が所定時間例えば10分間経過してタイムアップしたと
きに流水検知器34からの流水信号の有無を判別し、こ
の場合は流水信号を検出しないので、制御線L21を介
して電動弁33を閉弁させる。
【0032】この電動弁33の閉弁により、ヘッダ20
からヘッダ35への水の供給が遮断されるので、ヘッダ
35並びにスプリンクラ配管P41〜P43内に充水さ
れていた水はオリフィスV1から排水管P5に自動的に
排水される。この結果、電動弁33より二次側の残水は
僅かなものとなる。なお、スプリンクラ配管P41〜P
43の取付具41a〜41c寄りを一番高くなるように
屈曲させ、排水口37をヘッダ35の最下部付近に設け
れば、オリフィスV1すなわち排水器によって電動弁3
3の二次側以降を実質的に空の状態にできる。
【0033】そして、制御盤CPの復旧スイッチRSを
操作すると、表示灯の点灯並びに警報ブザーBZ1(外
付けブザーBZ2が鳴動している場合はBZ2も)の鳴
動が停止され、監視状態に復旧する。なお、復旧スイッ
チRSを操作したときに電動弁33が開弁状態の時には
閉弁制御が自動的に行われる。
【0034】なお、上記形態では、排水器V1としてオ
リフィスを使用した場合について説明したが、排水器V
1として手動弁を用いても良い。この場合には、表示灯
の点滅点灯がしばらく続くときは、復旧スイッチRSを
操作して表示灯PLを消灯、警報ブザーBZの鳴動停
止、並びに電動弁33の閉弁制御を行わせた後、手動弁
を一時的に開弁操作してヘッダ35やスプリンクラ配管
P41〜P43の水抜きを行うようにする。
【0035】また、排水器V1として、電動弁や電磁弁
などを用いても良い。この場合には、制御盤CPの上記
タイマがタイムアップして電動弁33を閉弁制御したと
きに、あるいは、制御盤CPの復旧スイッチRSが操作
されて電動弁33を閉弁制御したときに、排水器の電動
弁(電磁弁)を所定時間、例えば10分間開弁制御して
残水を排水するようにしても良い。
【0036】なお、上記実施形態では住宅の場合を例に
説明したがビル等にも実施できる。
【0037】ビルの場合は、上記実施形態と同様に、ス
プリンクラヘッド数個ごとにヘッダユニットを設けるよ
うにしてもよく、流水検知器をヘッダユニットごとに設
けず、フロア単位、あるいは建物単位に設けるようにし
ても良い。
【0038】また、スプリンクラヘッドに保護具を設け
ない場合には、火災検知器を設置し、火災感知器が火災
を検知したときに開閉弁(電動弁、電磁弁等)を開弁制
御するようにしても良い。
【0039】このように流水検知器をヘッダユニットと
は別に設け、保護具からの信号によらず火災感知器の信
号を利用するようにした場合も、開閉弁が火災感知器か
らの信号により開弁制御してから所定時間後、例えば1
0分後にフロア単位あるいは建物単位で設けた流水検知
器が流水を検知していないときは、上記実施形態と同様
に開閉弁を閉弁制御するようにするとよい。そしてヘッ
ダユニットのヘッダに接続された排水器から上記実施形
態と同様に自動あるいは手動によって開閉弁の二次側に
供給された消火用水が排水される。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば、スプリンクラ消火設
備において、逆止弁と、火災時に開弁制御される開閉弁
と、流水検知器と、複数のスプリンクラ配管を接続可能
なヘッダとを結合したヘッダユニットを有することによ
り、ヘッダユニットを工場で組み立てられるので、現場
で組み立てる場合に比べ接続部等の信頼性が大幅に向上
できるとともに、施工も簡便になる。
【0041】また、前記ヘッダには排水器が設けられて
いることにより、誤ってヘッダユニットに消火用水が流
入しても自動又は手動で排水することができ、事故によ
る水損を大幅に軽減できる。前記ヘッダには先端にスプ
リンクラヘッドが接続されたスプリンクラ配管が接続さ
れ、前記スプリンクラヘッドには該スプリンクラヘッド
を外力から保護するとともに熱によって分解する保護具
が取り付けられたことにより、スプリンクラヘッドに直
接物が当たることを防止できる。
【0042】また、前記保護具の分解を検出する分解検
出器と、前記分解検出器が前記保護具の分解を検出した
ことを報知する報知器具を有することにより、保護具が
分解したことを容易に知ることができ、火災あるいは破
壊事故にすみやかに対応できる。前記分解検出器が保護
具の分解を検出したときに前記開閉弁が開閉制御される
ことにより、開閉弁の二次側を監視時は空配管状態にで
き、水漏れ事故を防止できる。
【0043】また、前記開閉弁は、開弁してから所定時
間経過後に前記流水検知器が流水を検知していないとき
に閉弁制御されることにより、例えば住宅の場合に子供
が誤って保護具を破壊した場合でも、自動的にヘッダが
給水源と遮断される。
【0044】さらに、スプリンクラ消火設備において、
火災時に開弁制御される開閉弁と、前記開閉弁の二次側
に設けられた複数のスプリンクラ配管を接続可能なヘッ
ダと、前記ヘッダに接続された排水器と、とを有するこ
とにより、開弁した開閉弁を閉弁して排水器から開閉弁
二次側の消火用水を排水し、二次側を空状態にでき、水
漏れ事故を防止できる。
【0045】また、流水検知器が前記開閉弁の一次側も
しくは二次側に設けられ、前記開閉弁が開弁してから所
定時間経過後に前記流水検知器が流水を検知していない
ときは前記開閉弁が閉弁制御されることにより、開閉弁
が誤動作によって開弁したときに自動的に開閉弁を閉弁
してヘッダへの給水を遮断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスプリンクラ消火設備の一実施形
態の構成図である。
【図2】本発明によるスプリンクラ消火設備の一実施形
態のスプリンクラヘッドと保護具部分の拡大構成図であ
る。
【図3】本発明によるスプリンクラ消火設備の一実施形
態のスプリンクラ用ヘッダユニットの外観図である。
【符号の説明】
10 水道メータ 20 給水用ヘッダ 21 入水口 22 出水口 23a〜23d 出水口 30 スプリンクラ用ヘッダユニット 31 入水口 32 逆止弁 33 電動弁(開閉弁) 34 流水検知器 35 ヘッダ 36a〜36c 出水口 37 排水口 38 ケース 41a〜41c 取付具 42a〜42c 固定具 51 梁 56 天井板 57 開口部 60(60a〜60c) スプリンクラヘッド 61 首部 70(70a〜70c) 保護具 71 本体 72 半田 73 カバー 74 突出片 80(80a〜80c) カバー開放検出用スイッチ 81、82 接点板 83 ロッド 84 突出部 85 スプリング V1 排水器 P1 水道管(引込管) P2 水道管 P31〜P34 給水管 P41〜P43 スプリンクラ用配管 P5 排水管 CP 制御盤 PL1〜PL2 表示灯 BZ1 警報ブザー L11〜L13 信号線 L21 制御線 L31 信号線 BZ2 外付けブザー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリンクラ消火設備において、逆止弁
    と、火災時に開弁制御される開閉弁と、流水検知器と、
    複数のスプリンクラ配管を接続可能なヘッダとを結合し
    たヘッダユニットを有することを特徴とするスプリンク
    ラ消火設備。
  2. 【請求項2】 前記ヘッダには排水器が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のスプリンクラ消火設
    備。
  3. 【請求項3】 前記ヘッダには先端にスプリンクラヘッ
    ドが接続されたスプリンクラ配管が接続され、前記スプ
    リンクラヘッドには該スプリンクラヘッドを外力から保
    護するとともに熱によって分解する保護具が取り付けら
    れたことを特徴とする請求項1または2に記載のスプリ
    ンクラ消火設備。
  4. 【請求項4】 前記保護具の分解を検出する分解検出器
    と、前記分解検出器が前記保護具の分解を検出したこと
    を報知する報知器具を有することを特徴とする請求項3
    記載のスプリンクラ消火設備。
  5. 【請求項5】 前記分解検出器が保護具の分解を検出し
    たときに前記開閉弁が開閉制御されることを特徴とする
    請求項3または4記載のスプリンクラ消火設備。
  6. 【請求項6】 前記開閉弁は、開弁してから所定時間経
    過後に前記流水検知器が流水を検知していないときに閉
    弁制御されることを特徴とする請求項3ないし5いずれ
    かに記載のスプリンクラ消火設備。
  7. 【請求項7】 スプリンクラ消火設備において、火災時
    に開弁制御される開閉弁と、前記開閉弁の二次側に設け
    られた複数のスプリンクラ配管を接続可能なヘッダと、
    前記ヘッダに接続された排水器と、とを有することを特
    徴とするスプリンクラ消火設備。
  8. 【請求項8】 流水検知器が前記開閉弁の一次側もしく
    は二次側に設けられ、前記開閉弁が開弁してから所定時
    間経過後に前記流水検知器が流水を検知していないとき
    は前記開閉弁が閉弁制御されることを特徴とする請求項
    7記載のスプリンクラ消火設備。
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