JP2017029518A - 消火栓装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献1の消火栓装置においては、前面パネルに前方に向かって略180°回動して開放する消火栓扉を設け、この消火栓扉の背面側に消火用ノズルを着脱可能に固定している。
消火作業の際には、消火栓扉を開放して、消火用ノズルを取り外し、ホースを引き出して消火活動をする。
監査路上の車道寄りに消火栓装置を設置する場合、消火栓装置の背面側の監査路を人が通行できるので、上記のような事態を回避するには、消火栓装置の背面側から消火ノズルを取り出したいという要請がある。
しかしながら、このような要請に応える消火栓装置は、発明者が知る限り存在しておらず、かかる消火栓装置の開発が望まれていた。
前記本体における背面側に設けられて、少なくとも前記消火栓扉の背面側又は前記本体内に固定された前記消火ノズルが取り出せる大きさの背面側開口部と、該背面側開口部を開閉可能に覆う背面扉とを設けたことを特徴とするものである。
以下、各構成を詳細に説明する。
本体3は、図1〜図3に示すように、矩形の箱状からなる筺体を有し、筺体内には内巻きに巻き回されたホース13を収納するホース収納部15及びホース収納部15に収納されたホース13を引き出すための中央開口部17が設けられている。また、筐体内には、ホース収納部15の右側に、消火栓弁や自動調圧弁を有する配管系統19が設けられている。配管系統19は、先端側がホース13の基端側と接続されるとともに、基端側が図示しない給水源に接続されている。
ホース収納部15は、本体3の内壁上面から内壁下面に至る2本の棒状体21と、棒状体21から本体3の内壁背面に至る略L字状に屈曲した2枚の帯板23とを備えて構成されている。
そして、2本の棒状体21の間に中央開口部17が形成され、ここからホース13が引き出される。
前面パネル5は、本体3の前面に設けられ、中央開口部17の前方に位置する部位が開口しており、この開口部5aを開閉可能に前傾式扉7が取り付けられ、また前面パネル5の左側には消火器扉8が開閉可能に設けられている。
前傾式扉7は板状の金属板から構成された横長の矩形状をしており、上述のように前面パネル5の開口部5aを開閉可能に取り付けられている。
前傾式扉7は、下辺両端に回動軸(蝶番30)が設けられ、開口部5aを閉鎖状態から、図2に示すように、略180°開くことができる。
前傾式扉7の背面側には、消火ノズル25を着脱可能に固定するノズル固定部27及び、ホース13に消火水を供給する消火水供給管路に設けられた消火栓弁(図示なし)を開閉操作する操作レバー29(消火栓弁操作部)が設けられている。
なお、前傾式扉7におけるノズル固定部27に対応する箇所は透明なアクリル板が設置されており、前傾式扉7の背面側に着脱可能に固定されている消火ノズル25が見える。
ノズル固定部27は、ホース13の収納時において、ホース13の先端に設けられた消火ノズル25を固定するものであり、例えば、ノズルキャッチャーと言われるC型の係止片27aによって構成されている。そして、図2に示すように、消火ノズル25を、その軸芯方向が前傾式扉7の幅方向と略平行となるように固定している。
背面側開口部9は、本体3における背面側に設けられて、少なくとも前傾式扉7に固定された消火ノズル25が背面側から取り出せる大きさに設定されている(図4、図5参照)。また、本実施の形態では、前面側開口部と同じ大きさに設定されており、背面側から操作者が手を本体3内に挿入して操作レバー29を操作できるようにしている。もっとも、後述するように、操作レバー29の操作を遠隔操作できるようにして、例えば消火ノズル25に設けた操作ボタンで操作できるようにすれば、背面側開口部9は消火ノズル25が取り出せる大きさであればよい。
背面扉11は、背面側開口部9を覆うものであり、矩形状の下辺側に回転軸(蝶番31)によって本体3に開閉可能に取り付けられている。
背面消火器扉12は、本体3における背面側に設けられて消火器10を背面側から取り出し可能にするための扉である。この背面消火器扉12は、開扉することで消火器10が取り出せる大きさの開口が設けられるようにすればよく、必ずしも前面側の消火器扉8と同じ大きさである必要はない。
また、消火器10が必要な場合には、消火栓装置1の背面側から背面消火器扉12を開放して消火器10を取り出して消火活動をすることもできる。
例えば、前面側の開口部5aおよび背面側開口部9から操作可能なように、本体3の内部における背面扉11の前面側に配置してもよいし、ホース収納部15の中央開口部17内に配置してもよい。また、上述したとおり、消火ノズル25に操作ボタンを設け、無線操作にて消火栓弁を開閉できるようにしてもよい。
3 本体
5 前面パネル
5a 開口部
7 前傾式扉
8 消火器扉
9 背面側開口部
10 消火器
11 背面扉
12 背面消火器扉
13 ホース
15 ホース収納部
16 消火器収納部
17 中央開口部
19 配管系統
21 棒状体
23 帯板
25 消火ノズル
27 ノズル固定部
27a 係止片
29 操作レバー
30 蝶番
31 蝶番
33 車道
35 トンネル
37 監査路
Claims (3)
- 内巻きされたホースを収納するホース収納部及び該ホース収納部に収納されたホースを引き出すための中央開口部を備えた箱状の本体と、該本体の前面に設けられると共に前記中央開口部の前方に開口部を有する前面パネルと、該前面パネルの開口部に開閉可能に設けられた消火栓扉と、該消火栓扉の背面側又は前記本体内に設けられて消火ノズルを着脱可能に固定するノズル固定部を備えた消火栓装置において、
前記本体における背面側に設けられて、少なくとも前記消火栓扉の背面側又は前記本体内に固定された前記消火ノズルが取り出せる大きさの背面側開口部と、該背面側開口部を開閉可能に覆う背面扉とを設けたことを特徴とする消火栓装置。 - 前記ホースに消火水を供給する消火水供給管路に設けられた消火栓弁と、前記消火栓弁を開閉操作する消火栓弁操作部とを備え、前記消火栓弁操作部は前記背面扉を開放することで、背面側からも操作可能であることを特徴とする請求項1に記載の消火栓装置。
- 前記本体における背面側に設けられて、少なくとも前記消火器が取り出せる大きさの背面消火器扉を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の消火栓装置。
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- 2015-08-04 JP JP2015154168A patent/JP6531006B2/ja active Active
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