JP2002082372A - 外付閃光装置 - Google Patents

外付閃光装置

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JP2002082372A JP2000274397A JP2000274397A JP2002082372A JP 2002082372 A JP2002082372 A JP 2002082372A JP 2000274397 A JP2000274397 A JP 2000274397A JP 2000274397 A JP2000274397 A JP 2000274397A JP 2002082372 A JP2002082372 A JP 2002082372A
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秀樹 松井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、内蔵閃光器を備えたカメラの取付
座に装着されて使用される外付閃光装置に関し、外付閃
光装置の発光を主光源とし、カメラの内蔵閃光器の発光
を補助光源とする2灯ライティング撮影を容易,確実に
行うことを目的とする。 【解決手段】 内蔵閃光器を備えたカメラの取付座に装
着されて使用される外付閃光装置において、前記内蔵閃
光器の光を減光する減光板を内蔵してなることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内蔵閃光器を備え
たカメラの取付座に装着されて使用される外付閃光装置
に係わり、特に、発光量を減光する減光板を備えた外付
閃光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子閃光装置を使った撮影で
は、カメラに取り付けた電子閃光装置が被写体に対して
正面から照明するために、影のない不自然な画像となる
欠点がある。従来、このような欠点を解決するため、特
開昭58−113919号公報,特公昭59−4744
0号公報等に開示されるように、2灯式の閃光装置を使
って、大きな光量を有する主発光部で天井などを照明
し、その反射光で上方から被写体を主に照明し、かつ別
の光量の少ない副発光部で、被写体を直接照明するいわ
ゆる2灯の閃光装置を使ったバウンスライティングが知
られている。
【0003】この方法では、バウンス光によって自然な
影が下方にでき、かつ副発光部からの直接照明光で影の
つぶれた部分が適度に照明される。従って、特に人物を
撮影するときには、自然な影ができると同時に、直接照
明によって、人物の目にキャッチライトを入れることが
できるので効果的である。また、従来、閃光装置をカメ
ラに取り付けたまま近接撮影を行おうとすると、撮影レ
ンズと閃光装置の発光窓との間にパララックスがあるた
め、被写体に充分に光が当たらず、照明ムラのあるライ
ティングとなってしまうという問題があった。
【0004】従来、このような問題を解決する方法は、
特開昭57−122423号公報、あるいは本出願人が
先に出願した特開平9−15689号公報等において周
知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
58−113919号公報,特公昭59−47440号
公報等に開示されるように、閃光装置に2つの発光部を
配置することは、閃光装置が大型化し、また高価なもの
になるという問題があった。
【0006】また、単純にバウンス光と正面からの直接
光で被写体を照明すれば自然なライティングができるわ
けではなく、例えば、特公昭59−47440号公報で
は、バウンス照明光に対して正面からの直接照明光を弱
めるために、正面光の発光開始のタイミングを遅らせ
て、実質的に正面光を暗くするような特別の工夫をして
いる。
【0007】特開昭57−122423号公報に開示さ
れる閃光装置は、撮影距離に従って閃光装置の発光部を
光軸に自動的に設定するものであるが、そのためには、
カメラおよび撮影レンズに測距機能のある装置を必要と
するため、そのような機能を持たないカメラでは利用で
きないという問題がある。また、撮影距離が極端に短い
近接撮影では、閃光装置からの光を減光することなしに
被写体をそのまま照明すると、適正露出を得るための撮
影レンズの絞り値が大きく(絞り径は小さい)なりす
ぎ、このような絞り値が撮影レンズに用意されていない
といった問題がしばしば起こる。
【0008】これに対して、特開平9−15689号公
報に開示される閃光装置では、近接撮影時に閃光装置の
光を減光する手段が取られているので、撮影レンズの絞
り値が大きくなりすぎ、絞り値が撮影レンズに用意され
ていないといった問題は生じない。しかしながら、この
公報に開示される閃光装置では、カメラに装着固定され
る脚部を軸に、発光部が左右に回転する回転式のもので
ないと実現することができず、また、減光板(拡散板)
を折り畳んで内部に収納しているため、機構が複雑で多
くの部品が必要になり、さらに、操作が煩雑であるとい
った問題点があった。
【0009】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、外付閃光装置の発光を主光源と
し、カメラの内蔵閃光器の発光を補助光源とする2灯ラ
イティング撮影を容易,確実に行うことができる安価な
外付閃光装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の外付閃光装置
は、内蔵閃光器(19)を備えたカメラ(13)の取付
座(15)に装着されて使用される外付閃光装置におい
て、前記内蔵閃光器(19)の光を減光する減光板(2
9)を内蔵してなることを特徴とする。請求項2の外付
閃光装置は、内蔵閃光器(19)を備えたカメラ(1
3)の取付座(15)に取付部(23)を介して取り付
けられる本体部(21)と、前記本体部(21)に配置
される発光部(25)と、前記本体部(21)に配置さ
れ前記内蔵閃光器(19)の光を減光可能な減光板(2
9)とを有することを特徴とする。
【0011】請求項3の外付閃光装置は、請求項2記載
の外付閃光装置において、前記取付部(23)の前記取
付座(15)への装着状態において、前記本体部(2
1)が、前記内蔵閃光器(19)の発光可能な状態の時
に、前記内蔵閃光器(19)に干渉しないように設けら
れていることを特徴とする。請求項4の外付閃光装置
は、請求項2または請求項3記載の外付閃光装置におい
て、前記減光板(29)は、前記本体部(21)に対し
ての位置が変更可能に配置されていることを特徴とす
る。
【0012】請求項5の外付閃光装置は、請求項4記載
の外付閃光装置において、前記本体部(21)に収納自
在に配置される支持部材(31)を有し、前記減光板
(29)は、前記支持部材(31)の一側に配置されて
いることを特徴とする。請求項6の外付閃光装置は、請
求項4または請求項5記載の外付閃光装置において、前
記減光板(29)は、前記発光部(25)と前記内蔵閃
光器(19)のいずれかを選択して、前記発光部(2
5)または前記内蔵閃光器(19)の前方に移動可能と
されていることを特徴とする。
【0013】なお、この課題を解決する手段において、
各部材に実施形態の部材に対応する符号を括弧書きで付
したが、本発明は、実施形態に限定されるものではな
い。
【0014】(作用)請求項1の外付閃光装置では、外
付閃光装置が、内蔵閃光器を備えたカメラの取付座に装
着されて使用される。
【0015】そして、外付閃光装置の減光板によりカメ
ラの内蔵閃光器の発光部を覆い、カメラの内蔵閃光器の
光を減光した状態で2灯ライティング撮影が行われる。
請求項2の外付閃光装置では、外付閃光装置の本体部
が、内蔵閃光器を備えたカメラの取付座に取付部を介し
て装着されて使用される。そして、外付閃光装置の本体
部に配置される減光板によりカメラの内蔵閃光器の発光
部を覆い、カメラの内蔵閃光器の光を減光した状態で2
灯ライティング撮影が行われる。
【0016】請求項3の外付閃光装置では、外付閃光装
置の本体部が、内蔵閃光器を備えたカメラの取付座に取
付部を介して装着されて使用される。また、カメラの内
蔵閃光器が発光可能な時には、例えば、内蔵閃光器がカ
メラの上部から上方にポップアップされて使用される。
そして、外付閃光装置の本体部が、内蔵閃光器の発光可
能な状態の時に、内蔵閃光器に干渉しないように設けら
れているため、例えば、ポップアップした内蔵閃光器が
外付閃光装置に衝突することが確実に防止される。
【0017】請求項4の外付閃光装置では、減光板が、
例えば、本体部に対して回動自在に配置され、本体部に
対しての位置が容易,確実に変更可能とされる。請求項
5の外付閃光装置では、支持部材が、本体部に収納自在
に配置され、支持部材の一側に減光板が配置される。従
って、例えば、支持部材を本体部から引き出すことによ
り、外付閃光装置自体の発光部の前方を減光板により覆
うことが可能になる。
【0018】請求項6の外付閃光装置では、減光板が、
発光部と内蔵閃光器のいずれかを選択して、発光部また
は内蔵閃光器の前方に移動可能とされている。そして、
減光板を内蔵閃光器の前方に位置させた状態で、外付閃
光装置の発光を主光源とし、カメラの内蔵閃光器の発光
を補助光源とする2灯ライティング撮影が行われる。
【0019】また、減光板を外付閃光装置の発光部の前
方に位置させた状態で、外付閃光装置のみを使用して光
量を下げた近接撮影が行われる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を用いて詳
細に説明する。
【0021】図1および図2は、本発明の外付閃光装置
の一実施形態を示している。この実施形態では、外付閃
光装置11は、図1に示すように、カメラ13の上面に
配置される取付座(ホットシュー)15に装着されて使
用される。カメラ13には、撮影レンズ17が配置され
ている。カメラ13の上部には、カメラ13に内蔵され
る内蔵閃光器19が配置されている。
【0022】この内蔵閃光器19は、図3に示すよう
に、カメラ13の上方に向けてポップアップ可能とされ
ている。内蔵閃光器19は、このポップアップ状態にお
いて、発光可能とされている。外付閃光装置11は、本
体部21の下部に取付部23を有しており、この取付部
23が、カメラ13の取付座15に装着される。
【0023】取付部23の上部には、発光部25が配置
されている。この発光部25は、軸部27を中心にして
本体部21に回動可能に配置されている。そして、本体
部21の前面には、減光板29が配置されている。この
減光板29は、支持部材31の一側に、軸部33を介し
て回動自在に支持されている。
【0024】支持部材31は、本体部21に形成される
収納部35に引き出し可能に収容されている。そして、
この実施形態では、本体部21は、図3に示したよう
に、内蔵閃光器19のポップアップ時に、内蔵閃光器1
9に干渉しないように設けられている。また、減光板2
9は、図4に示すように、本体部21内に支持部材31
を収納した状態で、ポップアップした内蔵閃光器19の
前方を遮蔽可能とされている。
【0025】また、減光板29は、図5に示すように、
本体部21から支持部材31を引き出した状態で、発光
部25の前方を遮蔽可能とされている。そして、この実
施形態では、本体部21の背面(撮影者側)には、液晶
表示パネル37が配置されている。図6は、この外付閃
光装置11の電気回路図であり、特公昭58−2179
8号公報等で周知のスレーブ回路である。
【0026】周知の技術と異なるところは、周知のスレ
ーブ回路は、できるだけ遠距離に位置する他の閃光装置
の発光に応動するように光センサー39の感度を高めて
いるが、本発明では、カメラ13の内蔵閃光器19だけ
に応動するように、感度を低くしていることである。こ
のようにすることにより、他の閃光装置の発光に応動し
て、誤って発光することがなく、カメラ13の内蔵閃光
器19だけに応動する。
【0027】図7の(a)は、カメラ13の内蔵閃光器
19の閃光波形を、(b)はIGBT41のゲート電圧
を、(c)は外付閃光装置11の発光の様子を示してい
る。図6の外付閃光装置11の電気回路では、電源43
により予め主コンデンサー45が充電されている。トリ
ガーコンデンサー47は、抵抗49を介してトリガーコ
イル51の1次巻線を通って予め充電されている。
【0028】内蔵閃光器19が使用状態にポップアップ
されると、検出レバー61が作動し、ポップアップ検出
スイッチSW3が閉成し、回路53に電源が給電され、
回路53は動作を開始する。内蔵閃光器19の閃光aが
減光板29で反射し、光センサー39が受光すると、回
路53は、閃光aの立ち上がりで出力をHレベルに、閃
光が停止するとLレベルの出力を続くIGBT(絶縁ゲ
ート型トランジスタ)のゲートbに送出する。
【0029】IGBT41は、ゲートbがHレベルにな
るとコレクタとエミッタが導通し、トリガーコンデンサ
47は、IGBT41のコレクタ→エミッタ→トリガー
コイル51の一次巻線→コンデンサ47のルートで放電
される。トリガーコイル51の一次巻線に、トリガーコ
ンデンサ47の放電電流が流れることで2次側コイルに
は高電圧が発生し、キセノン放電管55のトリガー電極
に高電圧が印加されキセノン放電管55は発光を開始す
る。
【0030】そして、カメラ13の内蔵閃光器19と外
付閃光装置11の光で被写体は照明される。被写体から
の反射光は、撮影レンズ17を通してカメラ13で測光
され、所定の光量になると、カメラ13は内蔵閃光器1
9の発光を停止させる。この時、光センサー39は、内
蔵閃光器19の発光停止を検知し、IGBT41のゲー
トbがLレベルとなりIGBT41は非導通となり、キ
セノン放電管55の発光が停止する。
【0031】この結果、外付閃光装置11は発光を停止
し、撮影された画像は適正に露光される。以下、上述し
た外付閃光装置11の使用例について詳細に説明する。 (使用例1)図1に示した状態で、従来通りの撮影が行
われる。
【0032】この状態では、内蔵閃光器19はカメラ1
3に収納され、外付閃光装置11の発光部25は撮影レ
ンズ17の光軸と平行に閃光照明するように設定されて
いる。また、減光板29は、本体部21の前面に沿って
収納位置に納められている。そして、外付閃光装置11
の取付部23は、カメラ13の取付座15に固定され、
外付閃光装置11を使用した通常の閃光撮影が行われ
る。
【0033】(使用例2)図8は、バウンス光と直接光
を使った2灯撮影状態を示している。この状態では、外
付閃光装置11はカメラ13の取付座15に装着固定さ
れている。外付閃光装置11の発光部25は、天井57
等のバウンス面に向けられている。
【0034】従って、その反射光は被写体59を間接照
明する設定状態になっている。内蔵閃光器19は、発光
使用状態の位置にポップアップされている。外付閃光装
置11の減光板29は内蔵閃光器19の発光窓前面を覆
うようにセットされている。減光板29は、内蔵閃光器
19の発光量を1/4〜1/8程度(内蔵閃光器19の
ガイドナンバーによっては1/2〜1/16が適当であ
る)に減光し、同時に拡散する効果を持つ。
【0035】この状態でカメラ13が撮影時にレリーズ
されると、内蔵閃光器19と外付閃光装置11は同時に
発光を開始する。検出レバー61は、内蔵閃光器19の
ポップアップ状態を検出するものである。内蔵閃光器1
9は、使用時にポップアップし、検出レバー61を上方
に回動させる。
【0036】検出レバー61は、ポップアップ検知スイ
ッチSW3に連動しており、上方に回動されるとポップ
アップ検知スイッチSW3は閉成する。このポップアッ
プ検知スイッチSW3の信号により、液晶表示パネル3
7の表示が切り替えられる。
【0037】また、外付閃光装置11の発光部25は、
上方に回動されバウンス撮影状態になっている。この
時、図示しないバウンス検知スイッチSW4は閉成して
いる。発光部25が水平状態から上方に所定の角度以上
回動すると、バウンス検知スイッチSW4は閉成するよ
うになっている。
【0038】このバウンス検知スイッチSW4の信号に
より、液晶表示パネル37の表示が切り替えられる。バ
ウンス光と内蔵閃光器19からの直接光の両者の光で適
切に照明された被写体59からの反射光は、撮影レンズ
17を通してカメラ13で測光され、所定の光量になる
と、カメラ13は内蔵閃光器19の発光を停止させる。
【0039】同時に、カメラ13は、外付閃光装置11
に発光停止信号を送り、外付閃光装置11は発光を停止
し、この結果、撮影された画像は適正に露光される。以
下、この時の減光板29の役割を説明する。図8に示し
たように、外付閃光装置11に内蔵された減光板29
は、左右の支持部材31に回動可能に支持されている。
【0040】減光板29は、不使用時には、収納位置a
に収納されている。使用時には、まず減光板29を前方
に回動させcの位置においた後、カメラ13に内蔵され
た内蔵閃光器19を発光使用位置にポップアップした
後、図8の実線で示すように、内蔵閃光器19の前面の
位置bにセットする。組み合わせて使用するカメラ13
の機種によって、内蔵閃光器19の発光窓の位置が前後
あるいは上下にずれても、減光板29は適切な位置に固
定できるように、支持部材31に対して軸部33を中心
に回転方向に適度の摩擦をもって固定されている。
【0041】図9は、外付閃光装置11と内蔵閃光器1
9の発光の明るさ変化を、時間の経過に対応して示した
ものである。Aは外付閃光装置11の発光部25から直
接放射される光の強度、Bは内蔵閃光器19から直接放
射される光の強度である。図10は、外付閃光装置11
と内蔵閃光器19の光が被写体59を照明する明るさ変
化を、時間の経過に対応して示したものである。
【0042】aは外付閃光装置11の発光部25から放
射された光が、天井57でバウンスされ被写体59を照
明する光強度、bは内蔵閃光器19が減光板29で減光
されて被写体59を照明する光強度である。ところで、
外付閃光装置11はバウンスされることにより、弱い光
で被写体59を照明するため(図10のa)、減光板2
9を使用しないで内蔵閃光器19で直接被写体59を照
明すると、被写体59は内蔵閃光器19の光で主に照明
されるために(図10のB)、バウンス撮影の効果はほ
とんど得ることができない。
【0043】この場合、撮影され画像は、内蔵閃光器1
9だけで照明した場合と同様の影のない不自然な画像と
なる。被写体59が近くで、自動調光機能を使って適正
露出を得る自動調光撮影の場合には、外付閃光装置11
とカメラ13は短い時間で同時に発光を停止するため、
その欠点が特に顕著となるのは明らかである。
【0044】その問題を解決するために、内蔵閃光器1
9を減光板29で覆い、内蔵閃光器19が被写体59を
照明する光を拡散すると同時に弱める(図10のb)。
その結果、自動調光撮影時にもバウンス光が上方から被
写体59を主に照明し、内蔵閃光器19の弱い光が、被
写体59を補助的に正面から照明するいわゆる2灯バウ
ンスライティングが実現できることになる。
【0045】この方法は、バウンス光によって自然な影
が下方にでき、正面から弱い照明光で影のつぶれた部分
が適度に照明される理想的なライティングである。特
に、人物を撮影するときには、自然な影ができると同時
に、目にキャッチライトを入れることができるので効果
的である。
【0046】カメラ13が内蔵閃光器19を使用してい
る際にも、取付座15に発光開始信号およびTTL自動
調光動作で発光停止信号を外付閃光装置11に伝達する
ものであれば、本発明の外付閃光装置11は、それらの
信号を受けて動作するようになっていることは言うまで
もない。しかしながら、カメラ13の機種によっては、
内蔵閃光器19を使用状態にポップアップした状態で
は、取付座15のX接点に発光開始信号を出力しないも
のがある。
【0047】このようなカメラ13に取り付けた場合、
外付閃光装置11は発光することができない。そこで、
この実施形態では、外付閃光装置11の前面の減光板2
9に対向する面に光センサー39を設置し、そのセンサ
ー39が内蔵閃光器19の減光板29からの反射光を受
光するようになっている。
【0048】(使用例3)図11は、近接撮影をしてい
る状態を示している。この状態では、外付閃光装置11
の発光部25は、下方の被写体59の方向に向かって設
定されている。減光板29は、支持部材31と共に前方
に引き出され、外付閃光装置11の発光部25の前面に
回動され固定されている。
【0049】この状態でカメラ13がレリーズされる
と、外付閃光装置11は発光するが、減光板29によっ
て光が拡散されて、被写体59の広い領域が照明され
る。撮影レンズ17の光軸と外付閃光装置11の光軸に
ずれがあっても拡散光が広く照明しているので撮影画像
に照明ムラがなくなる。同時に、光量が弱められいるの
で、自動調光撮影できる距離がより近くになる。
【0050】また、外付閃光装置11のガイドナンバー
が小さくなるので、マニュアル光量計算で適正露出を得
るための絞り値が大きくなりすぎて、撮影レンズ17に
用意された絞り値がないといった問題は生じない。図1
2は、図11の発光部25およびその近傍の拡大図であ
る。外付閃光装置11の発光部25は、近接した被写体
59に向かって発光部25を下方に回転させ、撮影レン
ズ17の光軸とのパララックスを補正している。
【0051】また、減光板29は、発光部25に突き出
た突起25aに引っかけられた状態になっている。支持
部材31は、図示しない付勢部材により、矢印Pの方向
にモーメントを受けている。従って、減光板29は、下
方に付勢力を受け、突起25aに引っかけられて、固定
される。
【0052】外付閃光装置11の発光部25が下方にセ
ットされると、下方検知スイッチSW1は閉成される。
下方検知スイッチSW1は、発光部25が水平あるいは
上方(バウンス姿勢)に設定されている場合は開成して
いる。また、発光部25に内蔵された減光板検知スイッ
チSW2は、減光板29が前面にセットされると、減光
板検知スイッチSW2が押されて、閉成する。
【0053】また、減光板29が発光部25にないとき
は、減光板検知スイッチSW2は開成している。減光板
29が引き出されるのは、近接撮影で外付閃光装置11
の発光部25の前面を覆う時だけであるから、減光板検
知スイッチSW2は、支持部材31が引き出された場合
に閉成するような構造になっていてもよい。
【0054】図13から図18は、上述した外付閃光装
置11の背面に配置される液晶表示パネル37に表示さ
れる表示内容を示している。この液晶表示パネル37へ
の表示は、2灯撮影や近接撮影を間違いなく行えるよう
にするためのもので、外付閃光装置11の設定状態に対
応した表示が行われる。
【0055】図13の液晶表示パネル37は、外付閃光
装置11の発光部25の光軸が撮影レンズ17の光軸と
平行になっている通常距離の撮影状態であることを表示
している。発光部25が正面に向けてセットされている
ので、 下方検知スイッチ SW1 = 開(OFF) バウンス検知スイッチ SW4 = 開(OFF) また、内蔵閃光器19はポップアップしていないので、 ポップアップ検知スイッチ SW3 = 開(OFF) また、外付閃光装置11の発光部25の前面に減光板2
9は使用されていないので、 減光板検知スイッチ SW2 = 開(OFF) となっている。
【0056】この場合、外付閃光装置11の発光部25
の姿勢を表示する後述するシンボルは表示しない。ま
た、内蔵閃光器19はポップアップしていないので(S
W3はOFF)、内蔵閃光器19が使用状態になってい
ることを示す後述するシンボルは表示しない。この結
果、液晶表示パネル37の液晶表示は、図13のように
なる。
【0057】表示63は、外付閃光装置11の接続され
たカメラ13が、TTL自動調光撮影状態であることを
示している。表示65は、カメラ13に接続された撮影
レンズ17の焦点距離が、50mmであり、外付閃光装
置11が自動的にその撮影画角に対応した配光画角に設
定されていることを示している。
【0058】図14の液晶表示パネル37は、外付閃光
装置11の発光部25の光軸が撮影レンズ17の光軸と
平行になっている通常距離の撮影状態であることを表示
している。ただし、使用者が、内蔵閃光器19を使用状
態にセットし、より大きな光量で撮影しようとしている
場合である。
【0059】外付閃光装置11の発光部25が、正面に
向けてセットされているので、 下方検知スイッチ SW1 = 開(OFF) バウンス検知スイッチ SW4 = 開(OFF) また、内蔵閃光器19は、ポップアップしているので、 ポップアップ検知スイッチ SW3 = 閉(ON) また、外付閃光装置11の発光部25の前面に減光板2
9は使用されていないので、 減光板検知スイッチ SW2 = 開(OFF) となっている。
【0060】この場合、外付閃光装置11の発光部25
の姿勢を表示するシンボル67aと、内蔵閃光器19が
使用状態になっていることを示すシンボル69を表示す
る。両方のシンボル67a,69は、撮影レンズ17の
光軸に平行して発光照明することを表示している。この
結果、液晶表示パネル37の表示は、図14に示すよう
になる。
【0061】図15の液晶表示パネル37は、外付閃光
装置11の発光部25が、バウンス撮影状態であること
を表示している。また、使用者が、内蔵閃光器19を使
用状態にセットし、内蔵閃光器19を補助光源にして撮
影しようとしている場合である。外付閃光装置11の発
光部25が、バウンス状態にセットされているので、 下方検知スイッチ SW1 = 開(OFF) バウンス検知スイッチ SW4 = 閉(ON) また、内蔵閃光器19は、ポップアップしているので、 ポップアップ検知スイッチ SW3 = 閉(ON) また、外付閃光装置11の発光部25の前面に減光板2
9は使用されていないので、 減光板検知スイッチ SW2 = 開(OFF) となっている。
【0062】この場合、外付閃光装置11の発光部25
のバウンス姿勢を表示するシンボル67bと、内蔵閃光
器19が使用状態になっていることを示すシンボル69
を表示する。この結果、液晶表示パネル37の表示は、
図15に示すようになる。図16の液晶表示パネル37
は、外付閃光装置11の発光部25が撮影レンズ17の
光軸側にパララックス補正の目的で下方にセットされて
いることを表示している。
【0063】また、使用者は、内蔵閃光器19を使用し
ない。外付閃光装置11の発光部25が下方に向けてセ
ットされているので、 下方検知スイッチ SW1 = 閉(ON) バウンス検知スイッチ SW4 = 開(OFF) また、内蔵閃光器19はポップアップしていないので、 ポップアップ検知スイッチ SW3 = 開(OFF) また、外付閃光装置11の発光部25の前面に減光板2
9は使用されていないので、 減光板29検知スイッチ SW2 = 開(OFF) となっている。
【0064】この場合、外付閃光装置11の発光部25
が下方に向けられていることを示すシンボル67cが表
示される。また、内蔵閃光器19が使用状態になってい
ないので、シンボル69は表示されない。
【0065】また、外付閃光装置11の発光部25の前
面に減光板29がセットされておらず、好ましい設定状
態でないので、減光板29のシンボル71を点滅し、警
告を表示している。この結果、液晶表示パネル37は、
シンボル71が点滅し、図16に示すように、液晶表示
パネル37が交互に警告表示する。
【0066】図17は、図16の状態から外付閃光装置
11の発光部25の前面に減光板29を設定した状態で
ある。すなわち、外付閃光装置11の発光部25が、撮
影レンズ17の光軸側にパララックス補正の目的で下方
に向けてセットされていることを表示している。また、
使用者は内蔵閃光器19を使用しない。
【0067】外付閃光装置11の発光部25が下方に向
けてセットされているので、 下方検知スイッチ SW1 = 閉(ON) バウンス検知スイッチ SW4 = 開(OFF) また、内蔵閃光器19はポップアップしていないので、 ポップアップ検知スイッチ SW3 = 開(OFF) また、外付閃光装置11の発光部25の前面に減光板2
9が設定されたので、 減光板29検知スイッチ SW2 = 閉(ON) となっている。
【0068】この場合、図16の状態から警告状態が解
除される。そして、外付閃光装置11の発光部25が下
方に向けられていることを示すシンボル67cが表示さ
れる。また、内蔵閃光器19が使用状態になっていない
ので、シンボル69は表示されない。
【0069】また、外付閃光装置11の発光部25の前
面に減光板29がセットされていることを示す減光板2
9のシンボル71が点灯する。この結果、液晶表示パネ
ル37の表示は、図17に示すようになる。図18は、
外付閃光装置11の発光部25を下方に向けた近接撮影
状態の場合に起こる好ましくない設定状態である。
【0070】発光部25を下方に設定しながら、発光部
25の前面に減光板29の設定を忘れた状態である。か
つ、近接撮影状態でありながら、内蔵閃光器19が使用
状態(ポップアップ状態)となっている。近接撮影状態
で内蔵閃光器19を使用すると、画面の下側に光が充分
回らなかったり、撮影レンズ17の先端の影が画角内に
入った写真が撮れたりすることがしばしば起こる。
【0071】ここでは、外付閃光装置11の発光部25
が撮影レンズ17側の下方に向けてセットされていて、
減光板29が発光部25の前面に設定されていない。ま
た、使用者は、内蔵閃光器19をポップアップして、使
用状態に設定している。従って、 下方検知スイッチ SW1 = 閉(ON) バウンス検知スイッチ SW4 = 開(OFF) また、内蔵閃光器19はポップアップしているので、 ポップアップ検知スイッチ SW3 = 閉(ON) また、外付閃光装置11の発光部25の前面に減光板2
9が設定されていないので、 減光板検知スイッチ SW2 = 開(OFF) となっている。
【0072】この場合、外付閃光装置11の発光部25
が下方に向けられていることを示すシンボル67cが表
示される。また、内蔵閃光器19が使用状態になってい
ることを示すシンボル69と、減光板29がセットされ
ていないことを警告するために、両シンボル69と71
を点滅させて警告する。
【0073】この結果、液晶表示パネル37は、図18
に示すように、交互に警告表示となる。上述した外付閃
光装置11では、カメラ13の取付座15に装着されて
使用される外付閃光装置11の本体部21に、カメラ1
3の内蔵閃光器19の光を減光する減光板29を配置し
たので、外付閃光装置11の発光を主光源とし、カメラ
13の内蔵閃光器19の発光を補助光源とする2灯ライ
ティング撮影を容易,確実に行うことができる。
【0074】また、外付閃光装置11に減光板29を内
蔵するだけで2灯ライティング撮影が可能になるため、
外付閃光装置11を安価なものにすることができる。さ
らに、上述した外付閃光装置11では、取付部23の取
付座15への装着状態において、本体部21を、内蔵閃
光器19の発光可能な状態の時に、内蔵閃光器19に干
渉しないように設けたので、例えば、カメラ13の上部
から上方にポップアップした内蔵閃光器19が外付閃光
装置11に衝突することを確実に防止することができ
る。
【0075】また、上述した外付閃光装置11では、減
光板29を、本体部21に対しての位置が変更可能にな
るように配置したので、必要な所定位置に減光板29を
容易,確実に配置することができる。また、上述した外
付閃光装置11では、本体部21に収納自在に配置され
る支持部材31の一側に減光板29を配置したので、例
えば、支持部材31を本体部21から引き出すことによ
り、外付閃光装置11自体の発光部25の前方を減光板
29により覆うことができる。
【0076】さらに、上述した外付閃光装置11では、
減光板29を、発光部25と内蔵閃光器19のいずれか
を選択して、発光部25または内蔵閃光器19の前方に
移動可能としたので、2灯ライティング撮影以外に、外
付閃光装置11のみを使用した近接撮影を容易,確実に
行うことができる。また、カメラ13によっては、内蔵
閃光器19を使用しているときには、外付閃光装置11
に対して発光起動信号を伝達しないものもあるが、減光
板29の反射光を光センサー39でとらえることで、そ
のようなカメラ13に対しても2灯撮影を可能にするこ
とができる。
【0077】さらに、上述した外付閃光装置11は、発
光部25の姿勢、内蔵閃光器19の使用状態、減光板2
9の設定状態を自動的に検知し、それを表示するととも
に、間違った設定に対しては適切な警告を表示できるの
で、取り扱いが簡単である。図19は、図6のスレーブ
回路を周知の遠距離まで応答可能なスレーブ回路と自動
切り換え可能とした実施形態である。
【0078】図6では他の閃光装置に応答することなし
に、取り付けられた内蔵閃光器のみの発光に応答するよ
うに(受光)回路53の感度を低くしている。図19で
は、相手カメラの取付座に取り付けられる取付脚81の
複数の電気的接点からの信号あるいはカメラへの接続状
態を判別するカメラインターフェイス回路80が装備さ
れている。
【0079】カメラインターフェイス回路80は、カメ
ラと外付閃光装置の電源がONの場合、相互のデジタル
通信によって、閃光撮影に必要な情報の送受信を行って
いる。また、カメラの電源がOFFの場合でも、カメラ
取付座から外されているかを判別可能となっている。カ
メラインターフェイス回路80は、カメラ取付座に装置
されている場合には、出力82を介してHレベルを、カ
メラ取付座から外されている場合には、出力82を介し
てLレベルを回路53に出力する。
【0080】回路53は、出力82がHレベルの時、外
付閃光装置がカメラに取付状態と判断し、ポップアップ
スイッチSW3が内蔵閃光器のポップアップによって閉
成(ON)されると、受信感度の低いスレーブ回路とし
て動作する。しかし、出力82がLレベルの時には、外
付閃光装置がカメラから外されている状態と判断し、不
図示の設定スイッチによってスレーブ動作が設定されて
いる場合には、受信感度を高めた従来のスレーブ回路と
して動作する。
【0081】この時(Lレベルの時)、ポップアップ検
出スイッチSW3は、以下のような別の働きをするよう
にしている。Lレベルの時は、カメラの取付座に外付閃
光装置はないので、ポップアップ検出スイッチSW3
は、内蔵閃光器のポップアップを検出するものではな
い。カメラを片方の手(通常は右手)で保持し、他方の
手(通常は左手)で外付閃光装置を保持し、カメラと外
付閃光装置をコードレスでスレーブ撮影する場合を考え
る。
【0082】カメラがレリーズされ、カメラに内蔵され
る閃光器が発光する場合、外付閃光装置は(スレーブ機
構により)同時に発光を行う。この時、外付閃光装置の
スレーブ回路は、単に他の閃光発光回路の発光の開始と
停止をコピーするだけのものであるので、自分のカメラ
の内蔵閃光器以外の光に応答する場合がある。
【0083】特に、周りに他の撮影者がいる場合には、
誤作動することがある。したがって、回路53では、カ
メラインターフェイス回路80の出力82がLレベルの
場合、ポップアップ検出スイッチSW3(実際には検出
レバー61)を撮影者が指で動かして、閉成(ON)し
ている場合は、スレーブ発光動作を行わないようにして
いる。
【0084】撮影者が自分の撮影のタイミングで指を外
し、カメラをレリーズする瞬間だけスレーブ発光を可能
にするようになっている。このようにして、他人の閃光
装置に同期してスレーブ発光しないようにし、自分の撮
影タイミングに合わせて受信感度を高くした従来のスレ
ーブ撮影を可能としている。
【0085】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の外付閃光
装置では、カメラの取付座に装着されて使用される外付
閃光装置に、カメラの内蔵閃光器の光を減光する減光板
を内蔵したので、外付閃光装置の発光を主光源とし、カ
メラの内蔵閃光器の発光を補助光源とする2灯ライティ
ング撮影を容易,確実に行うことができる。
【0086】また、外付閃光装置に、特別な副発光部を
配置することなく、減光板を内蔵するだけで2灯ライテ
ィング撮影が可能になるため、外付閃光装置を安価なも
のにすることができる。請求項2の外付閃光装置では、
カメラの取付座に装着されて使用される外付閃光装置の
本体部に、カメラの内蔵閃光器の光を減光する減光板を
配置したので、外付閃光装置の発光を主光源とし、カメ
ラの内蔵閃光器の発光を補助光源とする2灯ライティン
グ撮影を容易,確実に行うことができる。
【0087】また、外付閃光装置に減光板を内蔵するだ
けで2灯ライティング撮影が可能になるため、外付閃光
装置を安価なものにすることができる。請求項3の外付
閃光装置では、取付部の取付座への装着状態において、
本体部を、内蔵閃光器の発光可能な状態の時に、内蔵閃
光器に干渉しないように設けたので、例えば、カメラの
上部から上方にポップアップした内蔵閃光器が外付閃光
装置に衝突することを確実に防止することができる。
【0088】請求項4の外付閃光装置では、減光板を、
本体部に対しての位置が変更可能になるように配置した
ので、必要な所定位置に減光板を容易,確実に配置する
ことができる。
【0089】請求項5の外付閃光装置では、本体部に収
納自在に配置される支持部材の一側に減光板を配置した
ので、例えば、支持部材を本体部から引き出すことによ
り、外付閃光装置自体の発光部の前方を減光板により覆
うことができる。請求項6の外付閃光装置では、減光板
を、発光部と内蔵閃光器のいずれかを選択して、発光部
または内蔵閃光器の前方に移動可能としたので、2灯ラ
イティング撮影以外に、外付閃光装置のみを使用した近
接撮影を容易,確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外付閃光装置の一実施形態を示す側面
図である。
【図2】図1の外付閃光装置を示す正面図である。
【図3】図1の外付閃光装置においてカメラの内蔵閃光
器をポップアップした状態を示す側面図である。
【図4】図1の外付閃光装置の減光板により内蔵閃光器
を遮蔽している状態を示す側面図である。
【図5】図1の外付閃光装置の減光板により発光部を遮
蔽している状態を示す側面図である。
【図6】図1の外付閃光装置の電気回路を示す回路図で
ある。
【図7】図1の内蔵閃光器の閃光波形と、IGBT11
のゲート電圧と、外付閃光装置の発光波形を示す説明図
である。
【図8】図1の外付閃光装置を使用してバウンス光と直
接光を使った2灯撮影をしている状態を示す説明図であ
る。
【図9】図1の外付閃光装置と内蔵閃光器の発光の明る
さ変化を時間経過で示す説明図である。
【図10】図1の外付閃光装置と内蔵閃光器の光が被写
体を照明する明るさ変化を時間経過で示した説明図であ
る。
【図11】図1の外付閃光装置で近接撮影を行っている
状態を示す説明図である。
【図12】図11の外付閃光装置を拡大して示す説明図
である。
【図13】図1の外付閃光装置の液晶表示パネルに表示
される画面の例を示す説明図である。
【図14】図1の外付閃光装置の液晶表示パネルに表示
される画面の例を示す説明図である。
【図15】図1の外付閃光装置の液晶表示パネルに表示
される画面の例を示す説明図である。
【図16】図1の外付閃光装置の液晶表示パネルに表示
される画面の例を示す説明図である。
【図17】図1の外付閃光装置の液晶表示パネルに表示
される画面の例を示す説明図である。
【図18】図1の外付閃光装置の液晶表示パネルに表示
される画面の例を示す説明図である。
【図19】外付閃光装置の電気回路の他の実施形態を示
す回路図である。
【符号の説明】
11 外付閃光装置 13 カメラ 15 取付座 19 内蔵閃光器 21 本体部 23 取付部 25 発光部 29 減光板 31 支持部材 35 収納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 陳 照祥 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 Fターム(参考) 2H053 CA26 DA04 DA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵閃光器を備えたカメラの取付座に装
    着されて使用される外付閃光装置において、 前記内蔵閃光器の光を減光する減光板を内蔵してなるこ
    とを特徴とする外付閃光装置。
  2. 【請求項2】 内蔵閃光器を備えたカメラの取付座に取
    付部を介して取り付けられる本体部と、 前記本体部に配置される発光部と、 前記本体部に配置され前記内蔵閃光器の光を減光可能な
    減光板と、を有することを特徴とする外付閃光装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の外付閃光装置において、 前記取付部の前記取付座への装着状態において、前記本
    体部が、前記内蔵閃光器の発光可能な状態の時に、前記
    内蔵閃光器に干渉しないように設けられていることを特
    徴とする外付閃光装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載の外付閃光
    装置において、 前記減光板は、前記本体部に対しての位置が変更可能に
    配置されていることを特徴とする外付閃光装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の外付閃光装置において、 前記本体部に収納自在に配置される支持部材を有し、前
    記減光板は、前記支持部材の一側に配置されていること
    を特徴とする外付閃光装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載の外付閃光
    装置において、 前記減光板は、前記発光部と前記内蔵閃光器のいずれか
    を選択して、前記発光部または前記内蔵閃光器の前方に
    移動可能とされていることを特徴とする外付閃光装置。
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