JP2507313B2 - 補助照明装置を有する電子閃光装置もしくは電子閃光装置を内蔵する撮影機器 - Google Patents

補助照明装置を有する電子閃光装置もしくは電子閃光装置を内蔵する撮影機器

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JP2507313B2
JP2507313B2 JP61063137A JP6313786A JP2507313B2 JP 2507313 B2 JP2507313 B2 JP 2507313B2 JP 61063137 A JP61063137 A JP 61063137A JP 6313786 A JP6313786 A JP 6313786A JP 2507313 B2 JP2507313 B2 JP 2507313B2
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electronic flash
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main capacitor
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則一 横沼
進義 萩生田
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、自動焦点検出装置用の補助照明装置の駆動
回路に関するものである。
(発明の背景) すでに公知の瞳分割式の自動焦点検出装置(以下AF装
置と略す)などでは、暗所においては検出装置の受光光
量が不足して焦点検出動作が困難であり、そのため、暗
所においては、AF装置用の補助照明が必要となる。補助
照明を行う補助照明装置としては、電子閃光装置に組み
込まれ、被写体上に明暗コントラスのある光源像を投射
する装置がすでに提案されている。暗所においては、こ
の補助照明装置による光源像をAF装置に検出させて自動
焦点動作を行うようにしている。
しかしながら、電子閃光装置は、閃光発光を行うため
に、電源電圧を昇圧し、その出力をコンデンサ(通常メ
インコンデンサと呼ばれる)に充電しているが、この充
電負荷が重いため、メインコンデンサの充電中に補助照
明装置の照明動作を行ったとしても、充分に電力が供給
できず補助照明装置の照明力が弱くなる。また、メイン
コンデンサの充電中に補助照明装置を使用した場合に
は、その補助照明負荷のため、メインコンデンサへの充
電に要する時間(リサイクルタイム)が長くなってしま
うという欠点が考えられる。
(発明の目的) 本発明はこれらの欠点を解決し、電子閃光装置のメイ
ンコンデンサの充電のためのリサイクルタイムが長くな
らず、かつ、自動焦点検出装置用の補助照明装置に充分
な電力を供給できる補助照明装置を有する電子閃光装置
を得ることを目的とする。
(実施例) 第1図は、本発明の実施例である補助照明装置を有す
る電子閃光装置がカメラに接続された時の回路図を示
す。第1図において、閃光発光回路Aと補助照明駆動回
路Bとを具備した電子閃光装置がカメラCに装着され、
カメラCと電子閃光装置は、信号ラインl1〜l4にて電気
的に接続されている。このカメラCは、不図示の自動焦
点検出装置(例えば瞳分割式の自動焦点検出装置)を有
しており、被写体が暗く自動焦点検出装置にて焦点検出
動作が不可能な場合に、装着された電子閃光装置の補助
照明駆動回路Bから被写体上に投影パターン(明暗のパ
ターン)が投影され、その投影された投影パターンを自
動焦点検出装置にて検出して自動合焦動作を行うもので
ある。
まず、実施例の回路構成を簡単に説明する。
閃光発光回路Aは、低電圧の電源E1と、電源E1を昇圧
する昇圧回路1と、昇圧回路1により充電されるメイン
コンデンサ9と、メインコンデンサ9の充電電圧をモニ
ターする充電検知回路2と、キセノン管10と、キセノン
管10の発光の制御を行う発光制御回路3とを有する。
また、補助照明駆動回路Bは、カメラCに電気的に接
続する信号ラインl1〜l4と、接続ラインl3に接続された
トランジスタ15と、接続ラインl2に接続されたインバー
タ7と、接続ラインl1に接続されたトランジスタ19と、
閃光発光回路Aの充電検知回路2の出力線2aに接続され
たインバータ6と、インバータ7及びインバータ6及び
トランジスタ15のエミッタが接続された入力端子を有す
るOR回路8と、OR回路8の出力及びトランジスタ19のエ
ミッタが接続されたタイマー4と、タイマー4の出力線
4cに接続されたトランジスタ22と、トランジスタ22のエ
ミッタに接続されたLED24と、抵抗11〜14及び抵抗16〜1
8及び抵抗20,21,23,28と、を有する。
また、カメラCは、電子閃光装置と電気的に接続する
信号ラインl1〜l4と、電源E2と、TTL自動調光回路等を
有することを示す信号を出力する信号発生回路5と、不
図示の自動焦点検出回路を作動させる測距開始スイッチ
26と、閃光発光回路Aを作動させるX接点スイッチ25
と、閃光発光回路Aのメインコンデンサ9の充電が完了
したことを示すLED27と、を有する。
次に、カメラの回路Cと電子閃光装置の閃光発光回路
Aとの関係について説明する。
昇圧回路1は、低電圧の電源E1が投入されると、電源
入力線1aに接続された低電圧の電源E1を昇圧して出力線
1cに出力を開始する。また、昇圧回路1は、制御信号入
力線1bにHレベル信号が入力されると昇圧動作を停止す
る。この昇圧回路1の出力は、メインコンデンサ9を充
電する。このメインコンデンサ9の充電電圧は、充電検
知回路2によってモニターされている。メインコンデン
サ9の充電電圧が充電完了電圧以上に達すると、充電検
知回路2は、その出力線2aに充電完了信号のHレベル信
号(“HI"と略す)を出力し、カメラとの信号ラインl1
を介してカメラのレディーランプであるLED27を点灯さ
せる。このレディーランプのLED27は、例えばカメラの
ファインダー内にあり、電子閃光装置の充電完了を知ら
せるように成っている。また、充電検知回路2は、充電
完了以外の時には出力線2aにLレベル信号(“LO"と略
す)を出力している。発光制御回路3は、その入力線3a
にメインコンデンサ9が接続されており、閃光発光時に
メインコンデンサ9に蓄積された電荷を出力線3cを介し
てキセノン管10に出力する。メインコンデンサ9の充電
が完了した状態でカメラのレリーズ釦に連動してX接点
25が閉成されると、X接点ラインl2が“LO"になり、イ
ンバータ7の出力が“HI"になる。この信号は、発光制
御回路3の発光開始信号用入力線3bに、発光開始信号と
して入力される。この信号が入力されると、発光制御回
路3は、出力線3c,3dに接続されたキセノン管10にメイ
ンコンデンサ9の電荷を放電し、発光を開始させる。
次に、カメラCと閃光発光回路Aと補助照明駆動回路
Bとの関係について説明する。電子閃光装置に電源E1が
投入されると、昇圧回路1によりメインコンデンサ9の
充電が開始される。メインコンデンサ9の充電が完了す
るまでは、充電検知回路2の出力線2aは、“LO"を出力
している。この充電検出回路2の“LO"出力により、信
号ラインl1を介してLED27が消灯維持されると共にイン
バータ6の出力が“HI"になる。インバータ6の出力
は、OR回路8の入力線8bに接続されており、OR回路8に
は“HI"が入力される。このため、OR回路8は、タイマ
ー4のリセット入力線4bに“HI"を出力する。タイマー
4は、リセット入力が“HI"であるためにリセットさ
れ、リセット入力が“HI"である間は計時動作を停止し
ており、出力線4cに“LO"を出力する。この出力線4cが
“LO"であるために、トランジスタ22がオフされ、補助
照明用のLED24が消灯されている。
メインコンデンサ9の充電が完了すると、充電検知回
路2の出力線2aは“HI"を出力し、インバータ6の出力
は“LO"となる。この状態で、カメラの電源E2が投入さ
れていない場合や、信号発生回路5(TTL自動調光回路
を持つカメラであることを示す識別信号を発生する回
路)を持たないカメラの場合には、信号ラインl3から補
助照明駆動回路Bに“LO"を出力するので、トランジス
タ15がオフとなり、OR回路8の入力線8cには“HI"が入
力され、タイマー4をリセットする。その時、タイマー
4の出力線4cは“LO"を出力しつづけ、トランジスタ22
をオフして補助照明用のLED24の点灯を禁止しつづけ
る。また、不図示の自動焦点検出装置及び信号発生回路
5を持っているカメラCの電源E2が投入されている場合
は、信号発生回路5の出力線5aが信号ラインl3に“HI"
を出力する。これによりトランジスタ15がオンし、OR回
路8の入力線8cが“LO"となる。この時、カメラのX接
点25が開いていれば(カメラがレリーズ中ではない)、
インバータ7の入力は“HI"となり、OR回路8の入力線8
aに“LO"を出力する。そして、前述したようにメインコ
ンデンサ9が充電完了しているために充電検知回路2の
出力線2aから“HI"が出力されて、OR回路8の入力線8b
に“LO"を出力する。これらの条件がそろった時、OR回
路8の3つの入力線8a〜8cが全て“LO"となり、タイマ
ー4のリセットが解除される。本発明の禁止手段は、実
施例ではタイマー4に対応している。
この状態において、測距開始スイッチ26が閉成され、
カメラの不図示の自動焦点検出装置が動作を開始する。
これにより、信号ラインl1が“LO"になり、トランジス1
9がオフする。これにより、タイマー4の入力線4aに“H
I"が入力される。タイマー4のリセット入力線4bは、前
述のとおりすでに“LO"でリセットが解除されているか
ら、タイマー4は入力線4aに“HI"が入力された立ち上
がり時点から計時を開始し、一定時間、出力線4に“H
I"を出力する。この出力は、トランジスタ22のベースに
出力され、トランジスタ22がオンし、AF装置用補助照明
具であるLED24をタイマー4で定められた時間点灯す
る。
一方、タイマー4の出力線4cは、昇圧回路1の制御信
号入力線1bにも接続されており、タイマー4の計時動作
中、つまりAF装置用の補助照明であるLED24が点灯中は
昇圧回路1の昇圧動作を一時停止させ、昇圧による電源
E1の負荷を軽くしてやり、充分な電力を補助照明駆動回
路Bに供給できるようにしている。
タイマー4の計時中、つまりAF装置用の補助照明であ
るLED24が点灯中に、カメラがレリーズされ、X接点25
が閉成されると、信号ラインl2を介してインバータ7の
入力が“LO"となる。そうすると、OR回路8の入力線8a
に“HI"が入力される。OR回路8は、タイマー4のリセ
ット入力線4bに“HI"を出力する。その結果、タイマー
4は、リセットされ、LED24の照明が消灯する。また、
インバータ7が“HI"になることで発光制御回路3の発
光開始入力線3bに“HI"が入力され、閃光発光が開始さ
れる。
タイマー4は、その計時開始用の入力線4aに入力され
る信号の立ち上がりに同期して計時を開始するようにて
いるが、計時時間をカメラのAF装置が測距に要する時間
より長くすれば、カメラのAF装置が合焦を得るまで数回
の測距を要しても、補助照明のLED24を連続点灯させる
ことができる。
前述のようにタイマー4が作動して、補助照明である
LED24が点灯している間に、カメラのAF装置による測距
動作が終了する。また、補助照明が必要なくなった場
合、カメラの信号発生回路5から信号ラインl3に出力さ
れている信号を“LO"にすれば、トランジスタ15がオフ
し、OR回路8の入力線8cが“HI″となり、OR回路8がタ
イマー4のリセット入力線4bに“HI"を出力するため、
タイマー4がリセットされ、補助照明を消灯させること
ができる。この信号ラインl3の出力を“LO"にする為に
は、例えば、信号ラインl3とl4との間にトランジスタス
イッチを挿入して、このトランジスタスイッチを不図示
の制御回路によりオンすれば良い。
尚、本実施例では、補助照明点灯中にレリーズ動作が
行われた場合、カメラのX接点25が閉成されたことを検
知して補助照明のLED24を消灯させているが、レリーズ
動作に同期したX接点の閉成より先行する他の信号、例
えばミラーアップ信号やシャッタ先幕の走行開始信号等
を利用して消灯させてもかまわない。また、実施例で
は、測距開始スイッチ26はトランジスタ等の電子スイッ
チを用いたものである。図面ではスイッチ記号で示して
ある。尚、本実施例ではカメラに接続される補助照明装
置を有する電子閃光装置を対象としたが、本発明はこれ
に限定されることはなく、例えばこの電子閃光装置がカ
メラ等の撮像機器に内蔵されるものであってもよい。
以上のように本発明によれば、メインコンデンサの充
電動作を補助照明動作よりも優先的に行なわせ、この充
電動作による充電電圧が所定の電圧に達するまでは補助
照明装置の照明動作を禁止するから、メインコンデンサ
の充電動作を照明動作のために停止させることがなく、
メインコンデンサへの充電に要する時間(リサイクルタ
イム)が長くならない。また、充電電圧が所定の電圧に
達するに伴って補助照明動作を許容し、補助照明動作の
終了に伴いメインコンデンサの充電電荷によって電子閃
光装置に発光動作を行わせるので、補助照明動作を終了
してから発光動作を開始させるまでの動作を円滑に行わ
せることができる。さらに、メインコンデンサへの充電
完了後つまり、充電に対する負荷が軽くなってから補助
照明を点灯させるため、補助照明に対して充分な電力が
供給できる。
尚、実施例によれば、カメラの信号発生回路5からの
信号が出力中のみ、前記補助照明が可能としているた
め、カメラが前記信号の出力を制御することで自由に、
前記照明の点灯、消灯を制御することができる利点もあ
る。また、タイマー4により、充分な焦点検出動作が行
えるように補助照明のLED24の点灯時間を定めているの
で、この所定時間内に自動焦点検出装置にて焦点検出動
作が完了しない場合すなわち焦点検出不能の場合には無
駄に補助照明を行うことのないようになっていて消費電
力を浪費することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による装置の実施例である。 (主要部分の符号の説明) 1……昇圧回路、2……充電検知回路、3……発光制御
回路、4……タイマー、5……信号発生回路、6,7……
インバータ、8……OR回路、9……メインコンデンサ、
10……キセノン管、11,12,13,14,16,17,18,20,21,23,28
……抵抗、15,19,22……トランジスタ 24……AF装置用補助照明光源 25……X接点スイッチ、 26……測距開始スイッチ 27……カメラファインダー内に表示する充電完了表示用
LED、E1……閃光装置電源、E2……カメラ電源
フロントページの続き (72)発明者 石月 謙司 東京都品川区西大井1丁目6番3号 日 本光学工業株式会社大井製作所内 (56)参考文献 特開 昭52−127232(JP,A) 特開 昭55−64224(JP,A) 特開 昭55−59448(JP,A) 特開 昭54−51823(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインコンデンサを有する電子閃光装置も
    しくは該電子閃光装置を内蔵する撮像機器において、 電源装置と、 前記電源装置によって供給される電力によって、自動焦
    点検出装置の検出動作を補助する為の補助照明動作を行
    う補助照明装置と、 前記電力を前記メインコンデンサの充電動作に共用し、
    該充電動作を前記補助照明動作よりも優先的に行なわ
    せ、該充電動作による充電電圧が所定の電圧に達するま
    では該補助照明動作を禁止するも、該充電電圧が該所定
    の電圧に達するに伴って該補助照明動作を許容し、該補
    助照明動作の終了に伴い前記メインコンデンサの充電電
    荷によって前記電子閃光装置に発光動作を行わせる制御
    手段とを備えたことを特徴とする補助照明装置を有する
    電子閃光装置もしくは電子閃光装置を内蔵する撮像機
    器。
  2. 【請求項2】前記補助照明装置は、撮像機器のレリーズ
    動作に同期して、前記照明動作を終了することを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項記載の補助照明装置を有
    する電子閃光装置もしくは電子閃光装置を内蔵する撮像
    機器。
JP61063137A 1986-01-24 1986-03-20 補助照明装置を有する電子閃光装置もしくは電子閃光装置を内蔵する撮影機器 Expired - Lifetime JP2507313B2 (ja)

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