JPH06267682A - ワイヤレス増灯ストロボシステムおよび該システムに使用可能なストロボ装置 - Google Patents

ワイヤレス増灯ストロボシステムおよび該システムに使用可能なストロボ装置

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JPH06267682A
JPH06267682A JP5076118A JP7611893A JPH06267682A JP H06267682 A JPH06267682 A JP H06267682A JP 5076118 A JP5076118 A JP 5076118A JP 7611893 A JP7611893 A JP 7611893A JP H06267682 A JPH06267682 A JP H06267682A
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JP
Japan
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light emission
strobe
main
stroboscope
light
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Application number
JP5076118A
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English (en)
Inventor
Shingi Hagyuda
進義 萩生田
Hideki Matsui
秀樹 松井
Ryotaro Takayanagi
亮太郎 高柳
Hiroshi Sakamoto
宏 坂本
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B15/00Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
    • G03B15/02Illuminating scene
    • G03B15/03Combinations of cameras with lighting apparatus; Flash units
    • G03B15/05Combinations of cameras with electronic flash apparatus; Electronic flash units
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2215/00Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
    • G03B2215/05Combinations of cameras with electronic flash units
    • G03B2215/0514Separate unit
    • G03B2215/0557Multiple units, e.g. slave-unit

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤレス増灯ストロボシステムで各ストロ
ボの発光の開始、停止が適確に制御され、かつ発光量を
正確に設定できるようにする。 【構成】 例えば、カメラに設置したストロボ(主スト
ロボ)と該ストロボから離して設置したストロボ(補助
ストロボ)を有するワイヤレス増灯システムに関する。
TTL調光カメラ(20)に設置した主ストロボ(10
0)が小光量の発光を繰り返し、主ストロボの発光を検
知して、補助ストロボ(101)は主ストロボの発光毎
に所定の小光量発光を繰り返す。カメラは主ストロボと
補助ストロボで照明された被写体(103)からの反射
光を撮影レンズを通して測光回路で測光し、適正露出に
なると、主ストロボの発光を停止させる。主ストロボが
発光を停止すると、補助ストロボは主ストロボの発光を
検知しなくなり、自動的に発光を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等に設置される
主ストロボ装置と、カメラから離して設置されワイヤレ
スで発光制御される補助ストロボ装置を有するワイヤレ
ス増灯ストロボシステムおよび該システムに使用可能な
ストロボ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のストロボを使って、増灯ストロボ
撮影を行う場合、カメラと各ストロボ間をコードで接続
し、各ストロボに発光開始信号と、発光停止信号を伝達
し、全てのストロボを同時に制御するものが知られてい
る。しかし、この方法では、コードによって、ストロボ
を設置する場所が制限されるだけでなく、ストロボの台
数が多くなるとコードの本数が増えるので、接続が煩雑
になり、コードに引っかかるなどの事故が発生する。
【0003】このような不都合を除去するため、カメラ
ボディーに設置されたストロボの発光を検知して、ワイ
ヤレスで、発光を制御するストロボは特公昭58−21
793号で提案されている。このストロボはカメラボデ
ィーに設置されたストロボの発光を検知して、発光を開
始し、発光の停止を検知して自らの発光を停止させるも
のである。
【0004】あるいは、特開平1−254926号およ
び特開昭53−130020号では前記特公昭58−2
1793号の欠点を補うワイヤレスストロボ装置が提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特公昭58−2179
3号で提案されているストロボはカメラボディーに設置
されたストロボ(以下主ストロボと称す)の発光開始を
検出して、発光を開始し、主ストロボの発光停止を検出
して、自らの発光を停止させるものである。発光を停止
させるときは、それ自身が発光しているために、受光部
に自らの発光に伴う反射光が入り、主ストロボからの光
の変化を検出することが困難となる。その結果、主スト
ロボの発光停止に伴う光の変化を検出することができ
ず、発光を停止せず、フル発光してしまい、適正露出が
得られない恐れがあった。
【0006】特開平1−254926号や特開昭53−
130020号では、その欠点を解決するために、主ス
トロボが発光している間に、主ストロボからワイヤレス
で離れて設置したストロボ(以下補助ストロボと称す)
を間欠的に発光させて、補助ストロボは発光を停止して
いる間に主ストロボが発光を継続しているか、停止した
かを検出する方法を提案している。しかし、この方法は
主ストロボが発光中かどうかを検出し、判定するための
複雑な手段を必要とするばかりでなく、主ストロボは連
続発光しているが、補助ストロボは間欠発光をしている
ので、それぞれのストロボの発光量を設定することがで
きない問題がある。
【0007】したがって、本発明は、上記問題点にかん
がみ、ワイヤレスで、発光の開始、停止が確実に行わ
れ、かつそれぞれのストロボの発光量を正確に設定でき
るワイヤレス増灯ストロボシステムを提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によれば、複数のストロボ装置をワイヤレスで互
いに関連させて発光制御するワイヤレス増灯ストロボシ
ステムが提供され、該ストロボシステムは、発光開始指
令に基づき所定の光量で間欠発光をくり返す主ストロボ
装置、および、前記主ストロボ装置の発光を検知する手
段を有し、前記主ストロボ装置の発光を検知するたびご
とに所定の光量で発光をくり返し、前記主ストロボ装置
の間欠発光が停止したことに応じてその間欠発光を停止
する補助ストロボ装置、を具備することを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、補助ストロボ装置は主スト
ロボ装置の発光の開始のみ検知すればよく、発光の停止
を検知する必要がない。従って、補助ストロボは自分自
身の発光によって主ストロボの発光の停止を検出できな
いために制御不能になるといった従来の問題から逃れる
ことが可能となり、各ストロボ装置の発光量を適格に設
定できる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明に係わるワイヤレス増灯スト
ロボシステムの構成および使用状況を示す。同図に示す
ように、本発明に係わるワイヤレス増灯ストロボシステ
ムは、例えばカメラ(20)に取り付けられた主ストロ
ボ(100)と、補助ストロボ(101)とを有する。
このようなシステムにおいては、主ストロボ(100)
が小光量の発光をくり返し、主ストロボの発光を検知し
て発光を開始する補助ストロボ(101)は主ストロボ
(100)の発光毎に所定の小光量発光をくり返す。カ
メラ(20)は主ストロボ(100)と補助ストロボ
(101)で照明された被写体(103)からの反射光
を撮影レンズを通した測光回路で測光し、適正露出にな
ると、主ストロボ(100)の発光を停止させる。主ス
トロボ(100)が発光を停止すると、補助ストロボ
(101)は主ストロボ(100)の発光を検知しなく
なり、自動的に発光を停止する。
【0011】図2は図1のストロボ装置に使用可能なス
トロボ装置(以下、単にストロボと称する)の回路図で
ある。図3は図2のストロボ回路の動作を示すタイミン
グチャートである。(1)はストロボの電源手段であ
り、通常電池電圧をDC−DCコンバータで高電圧に昇
圧し、メインコンデンサ(2)に発光エネルギを充電す
る。(12)の放電管はメインコンデンサ(2)の電荷
を通電することで発光する。(4)は発光停止手段であ
り、放電管(12)が発光する時は導通しており、メイ
ンコンデンサ(2)の電荷を放電管(12)を通して放
電し、発光を停止させる時には、非導通となるスイッチ
ング回路であり、周知の如くIGBT(絶縁ゲート型バ
イポーラトランジスタ)などがスイッチング部材として
使われる。(3)はトリガ手段であり、発光停止手段
(4)が導通している状態で、カメラ(20)がレリー
ズされ発光開始信号が伝達されると放電管(12)のト
リガ電極に高電圧を印加して、放電管(12)の発光を
開始させる手段である。
【0012】主−補助判別手段(10)は、本発明のス
トロボがカメラ(20)に取付けられると、カメラ−ス
トロボ接続用端子(23,24,25)の端子(25)
より伝達される識別信号でカメラ(20)に接続され
て、自分が主ストロボであることを検知し、連動して動
くスイッチ(14,15)をM(主ストロボ)側に自動
的に切り替える。
【0013】これに対し、本ストロボがカメラに取付け
られていない場合、スイッチ(14,15)は自動的に
S側に切り替えられ補助ストロボとして動作する。
【0014】次に、図1のストロボが主ストロボとして
使用される場合の動作を説明する。スイッチ(14)と
(15)はM側に自動的に切り替えられているものとす
る。
【0015】カメラ(20)はレリーズされるとX接点
(22)が閉成し、カメラとストロボの端子(24)を
介して発光開始信号(TG)がストロボ側に伝達され、
スイッチ(14)のM側を介して、トリガ手段(3)を
作動させ、放電管(12)をトリガする。この時、発光
停止手段(4)は導通しており、放電管(12)は発光
を開始する。
【0016】放電管(12)の発光は被写体を照明する
とともに、一部は調光手段(5)の受光素子(11)に
入射する。調光手段(5)は放電管(12)が所定の小
光量に達すると続く第1のタイマ手段(7)と第2のタ
イマ手段(8)に調光信号(K)を出力する。第2のタ
イマ(8)の出力はスイッチ(15)が(M)側に切り
替わっているので、ORゲート(16)に伝達されず
(ORゲートの入力はこの場合Lレベルに設定され
る)、作用しない。第1のタイマ手段(7)は調光信号
(K)によって計時動作を開始し、所定の時間(T1)
Hレベルの出力を続くORゲート(16)に入力する。
従って、ORゲート(16)は出力(STP)を(T
1)の間Hレベルにする。発光停止手段(4)はHレベ
ルの発光停止信号(STP)を入力されている間非導通
となり、放電管(12)は発光を停止させる。時間(T
1)は数10マイクロ秒に設定されている。IGBTは
導通、非導通を繰り返す場合、非導通の時間が短すぎる
とIGBTが破壊するのを防止するために必要な時間以
上に設定されている。
【0017】第1のタイマ(7)の計時動作が終了する
とORゲート(16)の出力(STP)はLレベルとな
り、発光停止手段(4)は再び導通する。放電管(1
2)は短い時間(T1)の間発光を停止した後、再び放
電路が形成されるのでトリガ手段(3)の作用なしに放
電管(12)は再発光する。以上の発光と停止の繰り返
しを続ける。この間に後述のごとく、補助ストロボも発
光の断続を繰り返す。カメラ(20)の内部の測光手段
(21)は主ストロボと補助ストロボの発光による被写
体からの反射光を光量積分し、適正露出となる所定の値
(Vth)に至ると発光停止信号(ST)を端子(2
3)に出力する(図2のタイミングチャートで6発光
目)。発光停止信号(ST)はORゲート(16)に入
力されその出力(STP)はHレベルとなる。カメラか
ら出力される発光停止信号(ST)は放電管(12)の
発光が完全に停止し、再発光しないに十分な長い時間出
力される。従って、この時点で、主ストロボの発光は停
止し、被写体は適正露光に露出され、一連の発光動作が
終了する。
【0018】続いて、図1のストロボが補助ストロボと
して使用される場合の発光動作を説明する。カメラに設
置されていない補助ストロボは主−補助判別手段(1
0)によってカメラ(20)に接続されていないこと識
別する。従って自分が補助ストロボであることを検知
し、連動して動くスイッチ(14、15)をS側に自動
的に切り替える。
【0019】補助ストロボの場合、トリガ手段(3)の
入力は発光検知手段(9)の出力に接続される。発光検
知手段(9)は受光素子(13)で主ストロボの発光を
検知し、発光検知出力(P)をトリガ手段(3)に伝達
する。主ストロボの第1発目を検知するとトリガ手段
(3)は放電管(12)のトリガ電極に高電圧を印加す
る。この時、発光停止手段(4)は導通しているので、
補助ストロボの第1発目が開始される。
【0020】発光検知出力(P)はまた、第2のタイマ
(8)のリセット入力に伝達され、第2のタイマ(8)
が計時動作中であれば、その計時動作を中断し、その出
力をLレベルにする。
【0021】補助ストロボの第1発目が開始され、調光
手段(5)は受光素子(11)を使って、主ストロボと
同様に放電管(12)の発光をモニタし、所定の小光量
の発光を行うと、調光信号(K)を第1のタイマ(7)
と第2のタイマ(8)に出力する。それを受けて、それ
ぞれのタイマは計時動作を開始する。第1のタイマ
(7)は主ストロボと同じ計時時間の計時動作を行い時
間(T1)の間高レベル(Hレベル)を出力する。第2
のタイマ(8)の計時時間は、第1のタイマ(7)のそ
れより長時間(T2)に設定されていて、第2のタイマ
(8)の計時時間(T2)の間、発光停止手段(4)が
非導通になると、放電管(12)の発光は完全に停止
し、発光停止手段(4)が再導通しても再発光できない
ような長い時間に設定されている。
【0022】補助ストロボは第1の発光を終了すると発
光停止手段を非導通にしたまま次の発光を待つ。主スト
ロボの第2発目の発光を発光検知手段(9)が検知し、
第2の発光検知出力(P)が発生すると、発光検知出力
(P)は第2のタイマ(8)のリセット入力(R)に伝
達され、第2のタイマ(8)は計時動作を中断し、その
出力はLレベルとなる。従って、第2のタイマ(8)が
計時動作を中断した時点、あるいは第1のタイマ(7)
の計時動作が終了した時点のどちらか遅い時点でORゲ
ート(16)の出力はLレベルになり、補助ストロボの
発光が再開される。補助ストロボはカメラから切り放さ
れているので、ORゲート(16)のもう一つの入力
(ST)は使用されておらず、低レベル(Lレベル)に
なっている。
【0023】補助ストロボはこの動作を繰り返してい
る。図3のタイミングチャートが示すように主ストロボ
の第6発目の最後の発光を発光検知手段(9)が検知
し、発光検知出力(P)が第2のタイマ(8)をリセッ
トした後、補助ストロボが第6発目の発光を開始し、所
定の光量の発光を終えると、調光手段(5)が調光信号
(K)を出力して、第2のタイマ(8)の計時動作が再
開される。この後、主ストロボは発光動作を行わないの
で、第2のタイマは計時動作を途中でリセットされるこ
となく、所定の計時時間の間(T2)Hレベルの出力を
ORゲート(16)に入力する。従ってORゲートの出
力(STP)は(T2)の間Hレベルになるので、発光
停止手段(4)は長時間非導通を維持し、放電管(1
2)の放電を完全に停止させ、補助ストロボは発光を停
止する。
【0024】以上のように、主ストロボは所定の小光量
の発光を繰り返し、同じように補助ストロボは主ストロ
ボの発光毎に所定の小光量の発光を行う。カメラの測光
手段(21)は主ストロボと補助ストロボの発光による
被写体からの反射光を光量積分し、適正露出となる所定
の値(Vth)に至ると発光停止信号(ST)を端子
(23)に出力し、主ストロボの発光を停止させる。主
ストロボの発光停止に続き補助ストロボの発光を停止さ
せる。
【0025】(6)は発光量設定手段である。調光手段
(5)は主ストロボおよび補助ストロボの毎回の発光量
を調定する手段である。主−補助判別手段(10)は自
分がカメラに設置され、主ストロボであると判断した
ら、カメラ側から伝達された撮影情報である距離情報、
絞り情報、フィルム感度情報に基づき、発光量設定手段
(6)に対してこれら撮影情報に基づく出力を伝達し、
発光量設定手段(6)は自動的に調光手段(5)に対し
て適切な毎回の発光量を設定する。
【0026】撮影距離が近距離とか、撮影絞りが開放側
であるとか、フィルムが高感度であるとか、これらの組
み合わせ撮影情報から適正露出に至る発光量が比較的少
ないと予測される場合には、主ストロボの毎回の発光量
を少なくし、適正露出に至る発光回数が極端に少なくな
らないようにして、適正露出からの誤差をできるだけ少
なくする。
【0027】反対に、撮影距離が遠距離とか、撮影絞り
が小絞り側であるとか、フィルムが低感度であるとか、
これらの組み合わせ撮影情報から適正露出に至る発光量
が比較的多いと予測される場合には、主ストロボの毎回
の発光量を多くし、全体の繰り返し発光時間が長くなら
ないようにして、カメラのシャッター制御時間内で全て
の発光が納まるように、発光量設定手段(6)は調光手
段(5)に対して発光量を設定する。
【0028】あるいは、発光量設定手段(6)は不図示
の手動入力手段を有し、使用者が手動で毎回の発光量を
設定できる。
【0029】手動あるいは自動的に設定された毎回の発
光量は不図示の液晶パネルなどを使った表示器に表示さ
れるのは言うまでもない。表示器の設定光量数値を見
て、使用者は主ストロボと補助ストロボの光量比を設定
できる。例えば、設定光量が基準ガイドナンバーに対し
て、+2EV、+1EV、0EV、−1EV、−2EV
に設定できるようにしておけば、主ストロボがカメラか
らの撮影情報に基づき発光量が自動的に+1EVである
場合、補助ストロボ側を手動で+1EVに設定すれば主
ストロボと同光量で、0EVに設定すれば1/2倍の光
量で、−1EVに設定すれば1/4倍の光量で発光する
ようになり、2台のストロボの光量を自在に変化させる
ことが可能となり、ライテイングに変化を持たせること
が可能となる。
【0030】図4は図1のストロボに使用されている調
光手段(5)の具体的回路図、図5はその動作を示すタ
イミングチャートである。
【0031】図4において放電管(12)の発光の一部
の光は受光素子(11)に入射し、光電流(I)に変
換される、トランジスタ(Q1)と(Q2)はカレント
ミラ回路を構成し、光電流(I)は後述のように電源
(V1)と(V2)の作用でカレントミラ回路を介して
増幅(あるいは減衰)された後、出力電流(I)とな
って、積分コンデンサ(C)を充電する。積分コンデン
サ(C)の充電電圧(Vc)が電圧比較器(U1)の基
準電圧(V3)に達すると、電圧比較器(U1)の出力
(K)はHレベルを出力する。前述のごとく、電圧比較
器(5)の出力(K)は放電管(12)の発光を停止さ
せるとともに、第3のタイマ手段(17)に入力され、
第3のタイマ手段(17)は所定の時間(T3)出力を
Hレベルにし、放電トランジスタ(Q3)を導通させ、
積分コンデンサ(C)の電荷を放電する。同時に、放電
管(12)は発光を停止し、光電流(I)及び出力電
流(I)はゼロになるので次の発光まで積分コンデン
サ(C)は充電されない。以上の動作を調光手段(5)
は発光毎に繰り返している。
【0032】トランジスタ(Q1)と(Q2)はIC内
部で構成され、電気的特性が同一と近似することがで
き、電流増幅率も十分高く、コレクター電流に対してベ
ース電流が無視できると近似し、光電流(I)と出力
電流(I)の関係を求める。トランジスタ(Q1)と
(Q2)はベース電位が同電位であるから、
【数1】V1+(kT/q)1n(I/I)〓V2
+(kT/q)1n(I/I) ここで k:ボルツマン定数 T:絶対温度 q:電子の電荷量 I:ダイオードの逆方向飽和電流値 が成り立つ。これを整理すると、
【数2】(kT/q)In(I/I)〓V1−V2 となり、さらに整理すると、
【数3】G〓I/I〓EXP{(q/kT)(V1
−V2)} となる。ここで電圧(V1)と(V2)を絶対温度Tに
比例する電源にしておけば、(V1−V2)は絶対温度
Tに比例する。従って、[数3]で示される光電流(I
)に対する出力電流(I)の増幅率(減衰率)Gは
温度依存性を持たなくなる。
【0033】つまり、発光量設定手段(6)の設定は電
圧(V1)あるいは電圧(V2)を設定することで、光
電流(I)に対する出力電流(I)の増幅率(減衰
率)Gを変えることができ、放電管(12)の毎回の発
光量を小光量から大光量まで広い範囲に調定できる。
【0034】あるいは、発光量設定手段(6)の設定
で、電圧比較器(U1)の基準電圧(V3)を変えるこ
とにより同様に発光量を調定可能である。
【0035】なお、前記実施例では、被写体からの反射
光を測光して、適正露出になると発光を停止させる測光
回路をカメラ内部(TTL)に持たせたが、ストロボ自
身が測光回路を持てば同様の制御は可能である。この場
合には、カメラがTTL測光機能を持たないものであっ
ても本発明のシステムが使える。
【0036】また、本システムを主ストロボと補助スト
ロボ各1台づつで説明したが、3台以上のストロボを使
った場合にも本発明のシステムはそのまま使える。その
場合カメラに設置したストロボを主ストロボとし、その
他のストロボが全て補助ストロボに自動的に設定されて
正常に制御されることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のス
トロボをワイヤレスで互いに関連させて発光制御するワ
イヤレス増灯ストロボシステムにおいて、主ストロボが
所定の小光量の発光を繰り返し、主ストロボの発光を検
知した補助ストロボが所定の小光量発光を繰り返し、カ
メラが両ストロボで照明された被写体からの反射光を撮
影レンズ通した測光回路で測光し、適正露出を得る。し
たがって、補助ストロボは、主ストロボの発光の開始だ
けを検知すればよいので、従来の方式で問題となった補
助ストロボ自身の発光に妨害されて、主ストロボの発光
停止を検知できないといった従来の問題は発生しない。
また、補助ストロボは主ストロボの発光開始だけを検出
すればよく、検出回路が簡単なものとなる。また主スト
ロボも補助ストロボも同じような断続発光を繰り返すの
で発光を制御する回路も同一の簡単なものでよく、した
がって1つのストロボ装置で主ストロボと補助ストロボ
とに切換え使用できるものも容易に構成できる。また、
主ストロボと補助ストロボのそれぞれの発光量をそれぞ
れ独立して、正確に自由に設定することが可能であり、
撮影者の意図に沿った適格な撮影を行なうことが可能に
なる。
【0038】また、同一のユニットを主ストロボと補助
ストロボとに切換え使用できるものでは、カメラに装着
した時に、補助ストロボから主ストロボに自動的に切り
替わるので、誤設定がない。また、カメラがマスタとス
レーブの自動切り替え信号を持たない場合には、ストロ
ボに手動切り替スイッチを付ければ良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるストロボシステムの構成および使
用状態を示す説明図である。
【図2】本発明の1実施例によるストロボ装置の構成を
示す回路図である。
【図3】図2のストロボ装置の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図4】図2のストロボ装置に使用される調光手段
(5)の具体的回路図である。
【図5】図4の調光手段(5)の動作を示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1 ストロボの電源手段 2 メインコンデンサ 3 トリガ手段 4 発光停止手段 5 調光手段 6 発光量設定手段 7 第1のタイマ 8 第2のタイマ 9 発光検知手段 10 主−補助判別手段 11,13 受光素子 12 放電管 14,15 スイッチ 17 第3のタイマ 20 カメラ 21 測光手段 22 X接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 宏 東京都千代田区丸ノ内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のストロボ装置をワイヤレスで互い
    に関連させて発光制御するワイヤレス増灯ストロボシス
    テムであって、 発光開始指令に基づき所定の光量で間欠発光をくり返す
    主ストロボ装置、および、 前記主ストロボ装置の発光を検知する手段を有し、前記
    主ストロボ装置の発光を検知するたびごとに所定の光量
    で発光をくり返し、前記主ストロボ装置の間欠発光が停
    止したことに応じてその間欠発光を停止する補助ストロ
    ボ装置、 を具備することを特徴とするワイヤレス増灯ストロボシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 複数のストロボ装置をワイヤレスで互い
    に関連させて発光制御するワイヤレス増灯ストロボシス
    テムに使用可能なストロボ装置であって、 制御信号にもとづき発光の開始および停止が可能な発光
    手段、 前記ストロボ装置を主ストロボ装置として使用するかま
    たは補助ストロボ装置として使用するかを選択指定する
    ための切換手段、および前記切換手段によって主ストロ
    ボ装置が選択された場合には発光開始指令に基づき所定
    の光量で間欠発光をくり返し、かつ前記切換手段によっ
    て補助ストロボ装置が選択された場合には主ストロボ装
    置の発光を検知するたびごとに所定の光量で発光をくり
    返し、主ストロボ装置の間欠発光が停止したことに応じ
    て間欠発光を停止するよう前記発光手段の制御を行なう
    発光制御手段、 を具備することを特徴とするストロボ装置。
  3. 【請求項3】 さらに、カメラに装着されたことを検知
    する手段を有し、カメラに装着された時には、自動的に
    主ストロボ装置として、カメラに取り付けられていない
    時には自動的に補助ストロボ装置として作動することを
    特徴とする請求項2に記載のストロボ装置。
  4. 【請求項4】 さらに、発光量設定手段を有し、毎回の
    間欠発光の発光光量を手動設定可能なことを特徴とする
    請求項2または3のいずれか1項に記載のストロボ装
    置。
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