JPH0548180Y2 - - Google Patents

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JPH0548180Y2
JPH0548180Y2 JP1985184658U JP18465885U JPH0548180Y2 JP H0548180 Y2 JPH0548180 Y2 JP H0548180Y2 JP 1985184658 U JP1985184658 U JP 1985184658U JP 18465885 U JP18465885 U JP 18465885U JP H0548180 Y2 JPH0548180 Y2 JP H0548180Y2
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strobe
timer
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self
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 技術分野 本考案は、ストロボ撮影装置に関し、より詳細
には、セルフタイマー撮影機能を有するストロボ
撮影装置に関するものである。
(b) 従来技術 一般に、セルフタイマー撮影機能を有するスト
ロボ撮影装置においては、ストロボを充電開始さ
せるための操作スイツチ、または、通常はカメラ
本体に沈み込んでいるストロボを突出させる、い
わゆるポツプアツプ動作に連動して充電開始され
るスイツチが設けられていて、このようなスイツ
チがオンされた後でなければセルフタイマーを用
いたストロボ撮影が出来ないようになつている。
従つて、例えば、セルフタイマーのスタート後に
上述のスイツチを作動させてもストロボ発光がな
されず、通常のAE撮影が行なわれてしまう。よ
つて、低輝度撮影の場合には、シヤツタ秒時が長
くなつてしまいシヤツタぶれを生じたりデイライ
トシンクロ撮影の場合には、補助光を発光させる
所望の撮影画を得ることができないという問題が
生じる。
また、被写体輝度が高輝度の場合には、ストロ
ボ発光を行なわずにAE撮影を自動的に行ない、
低輝度の場合には、ストロボのメインコンデンサ
に自動的に充電を行ない、ストロボ撮影をするよ
うにしたカメラもある。この場合には、セルフタ
イマーのスタート時にストロボのメインコンデン
サに充電が完了している事が必要なので、セルフ
タイマーのスタート時に未充電の場合にはセルフ
タイマースタートがなされず、一旦ストロボのメ
インコンデンサに充電が行なわれるので、撮影者
は充電完了後に再度セルフタイマーをスタートさ
せなければならず、撮影の効果が著しく低下して
しまう。
ところで、ストロボのメインコンデンサの充電
が完了しない場合で撮影したために露光不足の写
真をとつてしまうのを防止する技術としては、特
開昭52−99819号公報(以下「第1公報」という)
に開示されたものがある。
この第1公報には、シヤツタボタンの押下を阻
止するシヤツタロツク手段と、このシヤツタロツ
ク手段のロツクを解除するように作動する電磁手
段およびストロボ用コンデンサの充電完了を検知
して、充電完了時に前記電磁手段を作動せしめる
スイツチング回路からなり、ストロボ撮影時にお
いて、コンデンサの充電が完了していない時には
シヤツタボタンの押下を阻止するように構成され
たストロボ用シヤツタロツク装置が開示されてい
る。
このシヤツタロツク装置は、ストロボが充電完
了しない場合、電磁手段に励磁がなされず、シヤ
ツタロツク手段がシヤツタボタンの押下を阻止す
るという効果を奏するにとどまり、セルフタイマ
ーと関係して何らの効果も奏し得ないものであ
る。
それのみならず、上記ストロボ用シヤツタロツ
ク装置の場合、ストロボの充電が完了してもシヤ
ツタレバーの押下が許容されるのみで、ストロボ
の充電完了と同時にシヤツタレリーズが行われる
わけではないので、シヤツタがロツクされている
状態で向回か再レリーズを試行する必要があり、
その分撮影タイミングが遅れる可能性があり、即
応生の点で難点がある。
また、ストロボとセルフタイマーを備えたカメ
ラが実開昭51−117621号公報(以下「第2公報」
という)に開示されている。
この第2公報に記載されたカメラは、ストロボ
(閃光装置)の発光エネルギーを供給するコンデ
ンサの端子電圧を検出し、所定値以下の場合に
は、セルフタイマーを含むカメラの制御回路を不
作動とするものである。
より具体的には、第2公報の図面中の符号を参
照して説明すると、ストロボFの電圧検出回路
A2は、主コンデンサC10の端子間電圧がストロボ
発光に充分な電圧に達すると、充電完了信号を発
し、その充電完了信号でトランジスタTr17をオ
ンとし、励磁コイルM5を通電励磁し、スイツチ
S15をオフとし、その結果、セルフタイマーの遅
延時間を定めるコンデンサC2、および測光時間
を定めるコンデンサC3の両端の短絡状態(セル
フタイマー不作動状態)を解放状態とするように
構成されている。
つまり、この第2公報のカメラにおいては、ス
トロボが充電完了するまでは、セルフタイマース
イツチS7がオンされてもセルフタイマー作動が行
われず、充電が完了後、セルフタイマーの遅延時
間がスタートするように構成されている。
従つて、この第2公報のカメラの場合、セルフ
タイマーをスタートさせてもストロボが充電完了
していない場合は、セルフタイマーのカウントは
クリアーされて初期状態とされてしまい、上記充
電完了後にセルフタイマーのカウントを開始する
ようになるので、撮影者および被撮影者は、スト
ロボの充電時間だけ余分な時間を待機していなけ
ればならず、その間、いらいらした状態におか
れ、あるいは緊張した時間が不必要に長びく結
果、故障と誤認して被撮影者が動いてしまつた
り、撮影者がカメラの近くに戻りセルフタイマー
スイツチS7の再設定を行つたりする、という大き
な欠点を含んだカメラとなつてしまう。
(c) 目的 本考案は、上述のような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、セルフタイマーのスタート
の前または後のいずれであつてもストロボのメイ
ンコンデンサへの充電を可能とすることで、ただ
単に時間の経過を待つているセルフタイマーのカ
ウント時間を有効に利用することでき、しかも露
出不良や手ぶれ等を起こすことなくストロボ撮影
を伴つたセルフタイマー撮影を行ない得るストロ
ボ撮影装置を提供することにある。
(d) 構成 本考案は、上記の目的を達成するために、シヤ
ツタと、電源電池の電圧でストロボのメインコン
デンサに充電するDC・DCコンバータと、上記メ
インコンデンサの充電完了を検出する充電完了検
出手段と、上記シヤツタの開放動作に応答して上
記ストロボを発光開始させるトリガ手段と、セル
フタイマー秒時にカウントするタイマーを備えた
撮影装置において、上記DC・DCコンバータを作
動状態と非作動状態に制御する充電制御手段と、
上記タイマーのスタートの前または後に、上記充
電制御手段によつて上記DC・DCコンバータを作
動状態とした場合に、上記タイマーのカウント完
了までに上記充電完了検出手段によつて上記メイ
ンコンデンサの充電完了が検出されたときには、
そのカウント完了時に上記シヤツタを作動させて
ストロボ撮影を実行させ、充電未完了が検出され
たときには、再操作を伴うことなく充電完了が検
出されるまで上記充電制御手段によつて上記
DC・DCコンバータを作動状態にし、充電完了に
伴つて上記シヤツタを作動させてストロボ撮影を
実行させる制御手段とを具備し、上記タイマーの
作動中にも上記メインコンデンサの充電を併行し
て行わせ得るように構成したことを特徴としたも
のである。
以下、本考案の実施例を第1図と第2図を用い
て説明する。
第1図において、ストロボ撮影装置には、カメ
ラの各部に電源供給を行なうための、例えばリチ
ウム電池等の電源電池1が設けられていて、この
電源電池1の負極は、接地ラインGに接地され、
正極は、低圧ラインLに接続されている。そし
て、この両ラインL,Gには、電圧安定用のコン
デンサ2が接続されると共に、PNP形のトラン
ジスタ3、抵抗4、トランジスタ5、抵抗6a、
コンデンサ6b、抵抗7、トランジスタ8、抵抗
9および変換トランス10で形成されるDC・DC
コンバータが接続されている。このトランジスタ
3は、同DC・DCコンバータを動作状態と非動作
状態に制御するためのもので、エミツタは、低圧
ラインLに接続され、コレクタは、抵抗4を介し
てスイツチング制御用のNPN形のトランジスタ
8のベースに接続されている。また、低圧ライン
Lは、主スイツチング用のNPN形のトランジス
タ5のエミツタに接続され、コレクタは、変換ト
ランス10の低圧コイル10Lを介して接地ライ
ンGに接続されている。同トランジスタ5のベー
スは、上記トランジスタ8のコレクタ・エミツタ
を介して変換トランス10の制御コイル10Cの
一端と高圧コイル10Hの一端に接続されてい
る。同制御コイル10Cの他端は、スイツチング
周期を決定するための抵抗6aとコンデンサ6b
の直列回路を介して低圧ラインLに接続されてい
る。上記トランジスタ8のベース・エミツタ間に
は抵抗9が接続されている。また、高圧コイル1
0Hの一端は、抵抗7を介して接地ラインGに接
続されている。
上記トランジスタ3のベースは、抵抗11を介
してNPN形のトランジスタ12のコレクタ・エ
ミツタを介して接地ラインGに接続されている。
このトランジスタ12のベースと接地ラインGの
間には、ベースバイアス設定用の抵抗13が接続
され、同ベースは、ベース電源設定用の抵抗14
を介してマイクロコンピユータ34からの充電開
始制御信号SPCが供給されるようになつている。
上述のDC・DCコンバータの出力端、すなわ
ち、変換トランス10の高圧コイル10Hの他端
は、整流用のダイオード15を介して高圧ライン
Hに接続されている。この高圧ラインHと接地ラ
インGの間には、充電完了表示用のネオンランプ
16と同ネオンランプ16の発光電流を設定する
ための抵抗17との直列回路が接続されている。
このネオンランプ16と抵抗17の接続点は、抵
抗18とPNP形のトランジスタ23のエミツ
タ・コレクタと抵抗24との直列回路を介して接
地ラインGに接続されている。このトランジスタ
23のベースは、NPN形のトランジスタ20の
コレクタ・エミツタを介して接地ラインGに接続
されている。また、同トランジスタ23のベー
ス・エミツタ間には、抵抗19が接続され、上記
トランジスタ20のベースと接地ラインGの間に
は、ベースバイアス設定用の抵抗21が接続さ
れ、同ベース2は、ベース電流設定用の抵抗22
を介してマイクロコンピユータ34からの充電開
始制御信号SPCが供給されるようになつている。
上記トランジスタ23のコレクタは、オープン
コレクタ出力生成ようのNPN形のトランジスタ
25のベースが接続され、同トランジスタ25の
エミツタは接地ラインGに接続され、コレクタ
は、マイクロコンピユータ34の充電完了信号
ROKのラインが接続されている。
一方、高圧ラインHは、抵抗26とトリガコン
デンサ27とトリガトランス28の低圧コイル2
8Lとの直列回路を介して接地ラインGに接続さ
れ、抵抗26とトリガコンデンサ27の接続点
は、トリガサイリスタ29のアノード・カソード
を介して接地ラインGに接続されている。このト
リガサイリスタ29のゲートは、ゲートバイアス
設定用の抵抗30を介して接地ラインGに接続さ
れると共にゲート電流設定用の抵抗31を介して
シヤツタ35からのシンクロ信号SYが供給され
るようになつている。
上記トリガトランス28の高圧コイル28Hの
一端は、接地ラインGに接続され、他端は、変更
放電管32のトリガ電極に接続されている。この
閃光放電管32の両放電電極は、高圧ラインHと
接地ラインGに接続され、この両電極には、メイ
ンコンデンサ33が接続されている。
一方、上記マイクロコンピユータ34は、カメ
ラ各部の動作を複合的に制御するものでセルフタ
イマー撮影機能を達成するためのタイマー部34
aを有して形成されている。また、このマイクロ
コンピユータ34には、シヤツタ35が接続さ
れ、同シヤツタ35かのシヤツタ制御信号OEを
受けると共に、同シヤツタ35側にセルフタイマ
ー制御信号SFを送るようになつている。さらに、
ストロボ撮影スイツチ38が設けられ、同ストロ
ボ撮影スイツチ38の一端は、接地ラインGに接
続され、他端には、プルアツプ抵抗37を介して
動作電圧+Bが供給されるようになつている。同
ストロボ撮影スイツチ38の他端は、ダイオード
36のカソード・アノードを介してマイクロコン
ピユータ34に接続されている。また、セルフタ
イマースイツチ41が設けられていて、このセル
フタイマースイツチ41にも上述同様のダイオー
ド39とプルアツプ抵抗40が接続されている。
次に、このように構成された本実施例に係るス
トロボ撮影装置の動作を第2図に示すフローチヤ
ートを参照して説明する。
セルフタイマー撮影を行なうためにセルフタイ
マースイツチ41を閉じると、ダイオード39の
カソードが接地されるのでマイクロコンピユータ
34のタイマー部34aがカウント開始する。す
ると、マイクロコンピユータ34によつてストロ
ボ撮影スイツチ38の状態が検出され、同ストロ
ボ撮影スイツチ38が開かれていた場合には、ス
トロボ撮影を行なわないものと判断し、マイクロ
コンピユータ34からの充電開始制御信号SPCが
Lレベルになるので、トランジスタ12とトラン
ジスタ3が共にオフになり、これに伴つてトラン
ジスタ8がオフになるのでトランジスタ5がオフ
に保たれる。従つて、DC・DCコンバータが非作
動状態になり、メインコンデンサ33への充電動
作はなされない。そして、タイマー部34aによ
るセルフタイマー秒時のカウントが開始する。そ
して、タイマー部34aによつてカウント完了に
なると、マイクロコンピユータ34からのセルフ
タイマー制御信号SFによつてシヤツタ35が作
動して通常のAE撮影が行なわれる。
一方セルフタイマースイツチ41が閉じられて
いるとき、またはセルフタイマースイツチ41が
閉じられる前にストロボ撮影スイツチ38が閉じ
られると、ダイオード36のカソードが接地され
るのでマイクロコンピユータ34で充電開始をす
べき旨の判断を行ない、充電開始制御信号SPCを
Hレベルにする。すると、トランジスタ12がオ
ンになる。これに伴つて、トランジスタ3のベー
スがLレベルになるので同トランジスタ3がオン
する。すると、トランジスタ8のベース電位が上
昇するので同トランジスタ8がオンし、トランジ
スタ5がオンし、低圧ラインL→トランジスタ5
のエミツタ→コレクタ→変換トランス10の低圧
コイル10L→接地ラインGの経路に大電流が流
れる。この状態は、トランジスタ8がオンになる
ことによつてコンデンサ6b、抵抗6a等によつ
て設定される時定数によつてコンデンサ6bに充
電完了するまで持続する。しかる後、コンデンサ
6bの充電完了に伴つて、トランジスタ8がオフ
されるとトランジスタ5もオフされ、上述の経路
の電流が断たれる。すると、変換トランス10の
高圧コイル10Hに高圧の逆起電圧が生じ、この
逆起電圧はダイオード15によつて整流された
後、高圧ラインHを経由してメインコンデンサ3
3に充電を行なう。しかる後、コンデンサ6bの
充電電荷が抵抗7を介して放電されると、先程と
同様にしてトランジスタ8,5が再びオンされ、
以下同様に変換トランス10の高圧コイル10H
に高圧の逆起電圧が生じ、メインコンデンサ33
への充電が行なわれる。
一方、充電開始制御信号SPCがHレベルになる
ことによつてトランジスタ20がオンされるの
で、メインコンデンサ33の端子電圧が規定の充
電完了電圧に達したときにネオンランプ16が点
灯し、トランジスタ23がオンされ、これに伴つ
てトランジスタ25のベース電位が上昇するので
同トランジスタ25がオンになる。すると、充電
完了信号ROKのラインが接地されるので充電完
了信号ROKが強制的にLレベルにされ、この変
化がマイクロコンピユータ34で判定される。
ここで、充電完了信号ROKがLレベルになつ
た時点がタイマー部34aによるカウント終了時
点より早かつた場合には、カウント終了時まで経
過したときにマイクロコンピユータ34からシヤ
ツタ35にセルフタイマー制御信号SFが送出さ
れる。すると、シヤツタ35によるフイルム露光
が開始され、シヤツタ全開時にシヤツタ35かの
シンクロ信号SYがHレベルに変化される。
シンクロ信号SYがHレベルになると、トリガ
サイリスタ29がオンされ、高圧ラインH→抵抗
26→トリガコンデンサ27→トリガトランス2
8の低圧コイル28L→接地ラインGの経路です
でに充電完了状態にされているトリガコンデンサ
27の充電電荷が瞬時に放電されるのでトリガト
ランジスタ28の高圧コイル28Hに数千Vの逆
起電圧が生じ閃光放電管32のトリガ電極に印加
されるので閃光放電管32の閃光放電がなされ
る。
しかる後、シヤツタ35が閉じられ、一連のセ
ルフタイマーストロボ撮影が完了する。
一方、マイクロコンピユータ34のタイマー部
34aによるカウント完了時点で、メインコンデ
ンサ33への充電が未完であつて充電完了信号
ROKがLレベルにされていない場合には、メイ
ンコンデンサ33への充電が完了して充電完了信
号ROKがLレベルにされた時点でセルフタイマ
ー制御信号SFがシヤツタ35に送出され、先程
と同様のストロボ発光がなされ、通常のセルフタ
イマーの設定秒時より若干長い時間の経過の後に
セルフタイマーストロボ撮影が終了する。
また、セルフタイマースイツチ41をオンした
後に、ストロボ撮影スイツチ38をオンした場合
であつても充電開始制御信号SPCに基づくメイン
コンデンサ33への充電動作がなされるので従来
のようなフイルムの無駄な消費を防止できる。
尚、本考案は、上述の実施例に限定されること
なくその要旨を逸脱しない範囲内で種々変形実施
することができる。
例えば、被写体輝度に応じて自動的にストロボ
撮影スイツチを切り換える形式のストロボ撮影装
置や、カメラ本体に通常はストロボを沈み込ませ
(収納させ)ておき、ストロボ撮影を行なうとき
に同ストロボを突出させる動作に連動してストロ
ボ撮影スイツチを作動させる形式のストロボ撮影
装置においても上述実施例と同様に適用できる。
(e) 効果 このように、本考案によれば、タイマーのスタ
ートの前または後に、充電制御手段によつて
DC・DCコンバータを作動状態とした場合に、タ
イマーのカウント完了までに充電完了検出手段に
よつてメインコンデンサの充電完了が検出された
ときには、そのカウント完了時にシヤツタを作動
させてストロボ撮影を実行させ、充電未完了が検
出されたときには、再操作を伴うことなく充電完
了が検出されるまで上記充電制御手段によつて上
記DC・DCコンバータを作動状態にし、充電完了
に伴つて上記シヤツタを作動させてストロボ撮影
を実行させる制御手段と、を具備し、上記タイマ
ーのカウント中にも上記メインコンデンサの充電
を併行して行わせ得るように構成したの、ただ単
に時間を待つているだけのセルフタイマーのカウ
ント時間を有効利用してストロボ充電を行うこと
ができ、従つてセルフタイマーを用いてのストロ
ボ撮影を意図した時点から可及的速やかにストロ
ボ撮影が実現でき、従つて、従来のような撮影者
がいらいらしながらストロボの充電完了を待つと
いう心理的不満および無用に長い待機時間に不安
を抱き、被写体が動いてしまつたり、撮影者がカ
メラまで戻つてタイマーの再設定を行うなど従来
装置に生じ易かつた問題点を解消することができ
る。
また、たとえセルフタイマーのカウント時間が
経過したとしても、ストロボへの充電動作が完了
しない限りストロボ撮影を実行しないため、露出
不良や手ぶれあるいは逆光補正不足等を惹起して
無駄にフイルムが消費されることがない上、充電
動作が完了した場合、単に、シヤツタレリーズを
許容するに過ぎない従来技術のようにシヤツタが
ロツクされているか否か何回か再レリーズを試行
する必要がなく、充電完了後直ちに自動的にシヤ
ツタが起動されこれに伴つてストロボ撮影が実行
されるように構成してあるので、即応性に優れ、
使い勝手も頗る良好なストロボ撮影装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例のストロボ撮影装置
の回路図、第2図は、第1図に示すストロボ撮影
装置の動作を示すフローチヤートである。 1……電源電池、2,6b……コンデンサ、
3,5,8,12,20,23,25……トラン
ジスタ、4,6a,7,9,11,13,14,
17,18,19,21,22,24,26,3
0,31……抵抗、10……変換トランス、1
5、36,39……ダイオード、16……ネオン
ランプ、27……トリガコンデンサ、28……ト
リガトランス、29……トリガサイリスタ、32
……閃光放電管、33……メインコンデンサ、3
4……マイクロコンピユータ、34a……タイマ
ー部、35……シヤツタ、38……ストロボ撮影
スイツチ、41……セルフタイマースイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヤツタと、電源電池の電圧でストロボのメイ
    ンコンデンサに充電するDC・DCコンバータと、
    上記メインコンデンサの充電完了を検出する充電
    完了検出手段と、上記シヤツタの開放動作に応答
    して上記ストロボを発光開始させるトリガ手段
    と、セルフタイマー秒時をカウントするタイマー
    を備えた撮影装置において、上記DC・DCコンバ
    ータを作動状態と非作動状態に制御する充電制御
    手段と、上記タイマーのスタートの前または後
    に、上記充電制御手段によつて上記DC・DCコン
    バータを作動状態とした場合に、上記タイマーの
    カウント完了までに上記充電完了検出手段によつ
    て上記メインコンデンサの充電完了が検出された
    ときには、そのカウント完了時に上記シヤツタを
    作動させてストロボ撮影を実行させ、充電未完了
    が検出されたときには、再操作を伴うことなく充
    電完了が検出されるまで上記充電制御手段によつ
    て上記DC・DCコンバータを作動状態にし、充電
    完了に伴つて上記シヤツタを作動させてストロボ
    撮影を実行させる制御手段とを具備し、上記タイ
    マーの作動中にも上記メインコンデンサの充電を
    併行して行わせ得るように構成したことを特徴と
    するストロボ撮影装置。
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