JPH1184511A - 光学データ露光回路 - Google Patents

光学データ露光回路

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JPH1184511A
JPH1184511A JP9245742A JP24574297A JPH1184511A JP H1184511 A JPH1184511 A JP H1184511A JP 9245742 A JP9245742 A JP 9245742A JP 24574297 A JP24574297 A JP 24574297A JP H1184511 A JPH1184511 A JP H1184511A
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JP
Japan
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timer
transistor
circuit
voltage
oscillation
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JP9245742A
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English (en)
Inventor
Katsumi Motomura
克美 本村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学データを十分な露光量で写真フイルムに
露光する。 【解決手段】 ストロボ回路内には、プリントモードを
識別するためのPARマークを露光するためのPARマ
ーク露光回路50が組み込まれている。シャッタ機構が
作動してトリガスイッチ29がONとなると、タイマ回
路60は時間Taだけ作動し、ラッチ用トランジスタ2
4をONとする。これにより、発振トランジスタ22と
発振トランス23が作動を開始して、メインコンデンサ
26が規定充電電圧まで充電される。一方、タイマ回路
60により、LED用トランジスタ51が時間Taだけ
ONとなり、作動中の発振トランス23に逆起電力が発
生したときのパルス電圧でPARマークを露光する光源
となる発光ダイオード14が発光する。時間Ta内で
は、逆起電力が繰り返し発生するから、発光ダイオード
14が繰り返し発光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光ダイオード等
の発光素子で光学データを写真フイルムに露光する光学
データ露光回路に関し、さらに詳しくは、ストロボ回路
を利用して発光素子を発光させる光学データ露光回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】簡単なシャッタ機構、フイルム巻き上げ
機構、撮影レンズ等の撮影機構を組み込んだユニット本
体に予めフイルムが装填されたレンズ付きフイルムユニ
ットが販売され、広く利用されている。このレンズ付き
フイルムユニットには、ストロボ装置を内蔵したタイプ
もあり、暗い場所での撮影に便利である。
【0003】また、プリント写真の魅力や楽しみをより
一層一般のユーザーに広げるために、撮影された被写体
の種類や大きさによって、アスペクト比の異なるプリン
ト写真が提供されている。このようなプリント写真とし
ては、従来の標準的なプリントサイズであるC(クラシ
ック)サイズプリント(89×127mm)や、このC
サイズプリントの長さをほぼ2倍にしたP(パノラマ)
サイズプリント(89×252mm),アスペクト比を
ハイビジョンテレビの画面サイズのアスペクト比に近似
させたHサイズプリント(89×157mm)等が一般
に知られている。
【0004】このような、アスペクト比の異なるプリン
ト写真を1本の写真フイルムから得るために、撮影時に
は写真フイルムに対して単一のサイズで全撮影コマを露
光するとともに、各撮影コマ毎に撮影者が意図したプリ
ント写真のアスペクト比を指定する光学データ(以下、
この光学データをPAR(PRINT ASPECT RATIO) マーク
という)を露光範囲外に記録しておき、プリント写真の
作成時には、そのPARマークを読み取って各撮影コマ
を指定されたアスペクト比(プリント範囲)でプリント
する方法が開示されている。
【0005】一般に、撮影日やPARマーク等の光学デ
ータを露光するカメラでは、シャッタ機構の作動に同期
させて発光素子、例えば低価格で長い寿命、安定した発
光特性,速い応答性等の特性をもっている発光ダイオー
ドを発光させることにより、光学データを写真フイルム
に露光している。
【0006】ところで、例えば発光ダイオードは、発光
に必要な電圧すなわち立ち上がり電圧が2V程度であ
り、安定して発光させるには3V以上の電圧を必要とす
るが、上記のようなストロボ内蔵型レンズ付きフイルム
ユニットや安価なカメラでは、これに内蔵されている電
池の起電力が1.5V程度であるため、この電池を電源
として発光ダイオードを直接に駆動することができない
といった問題があった。
【0007】このような問題を解決するために、ストロ
ボ回路を利用して、起電力が1.5Vの電池を電源とし
て発光ダイオードを発光することができるようにしたス
トロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニットが提案されて
いる(特開平8−248572号公報)。
【0008】この特開平8−248572号公報に記載
のストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニットでは、シ
ャッタが全開すると同時に、ストロボ発光を行うための
トリガスイッチがONとされる。そして、このトリガス
イッチがONとなっている間に、ストロボ回路の発振ト
ランジスタと発振トランスとからなる発振回路を作動さ
せ、この発振トランスの一次コイルに発生する例えばピ
ーク電圧が6V程度のパルス電圧を取り出し、これを発
光ダイオードに印加して発光させる。トリガスイッチが
ONとなっている時間は、発振回路の発振周期に比べて
長いので、トリガスイッチがONとなっている期間中に
発光ダイオードが複数回発光してPARマークが写真フ
イルムに露光される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シャッ
タ機構の作動に同期してONとなるトリガスイッチのよ
うな機械的なスイッチでは、それがONとなっている時
間にバラツキが生じるのは避けることができない。この
ため、発光ダイオードの発光回数が変動して光学データ
の露光量にバラツキが生じ、光学データの露光量に過不
足が生じる。また、トリガスイッチがONとなっている
時間は、上記のように発振回路の発振周期に比べて長い
ので発光ダイオードを複数回発光できるものの、PAR
マーク等の光学データを写真フイルムに露光するための
光量を十分に得るには短いので、一般的には光学データ
の露光量が不足する。このため、例えば光学データとし
てPARマークを露光した場合には、プリント写真の作
成時にPARマークを正しく読み取れなくなるといった
問題が生じる。
【0010】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、光学データを十分な露光量で露光でき
るようにした光学データ露光回路を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、シャッタ機構の作動に同期し
て所定の時間だけオン状態とされ、このオン状態の間
に、継続してストロボ回路の発振回路を発振させるとと
もに、この発振中に前記発振回路に生じる電圧を取り出
し、この電圧を印加して発光素子を発光させるタイマ回
路を備えたものである。これにより、タイマ回路がオン
状態となている所定の時間だけ発光素子を発光させて光
学データを露光するのに十分な露光量を得る。
【0012】請求項2記載の発明では、発振トランジス
タは、発振トランスからの正帰還作用によってベース電
流が増大されることでコレクタ・エミッタ間電流を増大
し、前記発振トランスは、互いに誘導結合された少なく
とも一次コイルと二次コイルとを有し、前記一次コイル
に前記コレクタ・エミッタ間電流が一次側電流として流
れ、この一次側電流が増大した時にメインコンデンサを
高電圧で充電するための起電力が前記二次コイル発生す
るようにされており、発光素子は、前記一次側電流が飽
和して前記一次コイルに逆起電力が発生した時に生じる
前記発振トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧によ
って発光するようにしたもでのである。
【0013】請求項3記載の発明では、ストロボ回路
は、発振トランジスタが作動することに応答してラッチ
用トランジスタがオンとなって前記発振トランジスタに
バイアス電圧を供給することにより、前記発振トランジ
スタに1回の充電信号の入力をすることで発振回路の発
振が継続するようにされ、タイマ回路は、オン状態とな
ることによって前記ラッチ用トランジスタをオンとして
前記発振回路を作動させるようにされており、前記タイ
マ回路が所定の時間だけオン状態となっている間に発光
素子が発光され、前記所定に時間の経過後にも前記発振
回路の発振を継続してメインコンデンサの充電が行われ
るようにしたものである。
【0014】請求項4記載の発明では、ストロボ回路
は、ストロボ発光を行うためにシャッタ機構の作動に同
期してオンとされてトリガコンデンサを放電するトリガ
スイッチを有し、タイマ回路は、前記トリガスイッチが
オンとなることにより、前記電池と接続されて充電され
るタイマ用コンデンサと、このタイマ用コンデンサの充
電電圧に応じてオンとなるタイマ用トランジスタとを有
しており、このタイマ用トランジスタがオンとなること
によって前記タイマ回路がオン状態となるようにしたも
のである。
【0015】請求項5記載の発明では、タイマ回路は、
タイマ用コンデンサの両端子間に直列に接続された第1
と第2の抵抗を備え、これらの第1と第2の抵抗によっ
て前記タイマ用コンデンサの充電電圧を分圧してタイマ
用トランジスタをオンとする電圧を取り出すとともに、
前記タイマ用トランジスタがオフのときにも前記タイマ
用コンデンサを放電させるようにしたものである。
【0016】請求項6記載の発明では、タイマ回路は、
発振タイマ用トランジスタの入力端子と前記タイマ用コ
ンデンサとの間に直列に接続された抵抗を備え、この抵
抗で前記タイマ用コンデンサから前記発振タイマ用トラ
ンジスタをオンとするため電圧を取り出しこの取り出し
た電圧と前記タイマ用コンデンサが充電電圧との差を小
さくし、電池の電圧の低下に応じて前記タイマ用コンデ
ンサが充電電圧を低く充電された場合にも前記タイマ用
トランジスタがオンとなるようにしたものである。ま
た、請求項7記載の発明では、タイマ回路は、タイマ用
コンデンサの両端子に接続され、タイマ用トランジスタ
がオフのときにも前記タイマ用コンデンサを放電させる
抵抗を備えたものである。
【0017】請求項8記載の発明では、タイマ用コンデ
ンサとトリガスイッチとの間に、タイマ用トランジスタ
をオンとする方向と逆方向の電圧で前記タイマ用コンデ
ンサが充電されないようにするとともに前記タイマ用ト
ランジスタの入力端子を保護するためのダイオードを設
けたものであり、請求項9記載の発明では、ダイオード
と直列に接続され、前記ダイオードに流れる電流を小さ
くしてこのダイオードの両端の電圧降下を低くすること
によって、タイマ用コンデンサの充電電圧が低下するこ
とを防止する抵抗と、前記タイマ用コンデンサの両端に
接続され、このタイマ用コンデンサの充電電圧の上限を
規定するツェナダイオードとを設け、タイマ回路がオン
状態となっている所定の時間の変動を少なくしたもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明を実施したストロボ内蔵型
のレンズ付きフイルムユニット(以下ストロボ付きフイ
ルムユニットという)を図2に示す。このストロボ付き
フイルムユニットでは、各撮影コマの露光範囲が全て同
一サイズとされるとともに、各撮影コマ毎にプリントモ
ードを選択することにより、プリント写真のプリントサ
イズ(アスペクト比)を選択することができるようにさ
れている。選択されプリントサイズを示すデータは、露
光範囲の外側にPARマークとして光学的に記録され
る。
【0019】ストロボ付きフイルムユニットは、簡単な
撮影機構を備えたユニット本体1と、このユニット本体
1に巻き付けられた外装紙2とからなる。外装紙2に
は、撮影レンズ3,ファインダ4等を露呈する開口が設
けられ、また巻上げノブ5,シャッタボタン6,ストロ
ボ発光部7,充電ボタン8等を避けるようにして巻き付
けられているので、外装紙2をユニット本体1に巻き付
けた状態で撮影操作を行うことができる。
【0020】ユニット本体1内には、シャッタ機構,フ
イルム巻き上げ機構(図示省略)、ストロボ回路とPA
Rマーク露光回路50及びこれらの電源である起電力が
1.5Vの電池20(図1参照)等が内蔵されている。
また、ユニット本体1には、カートリッジ9aとこのカ
ートリッジ9aから引き出されてロール状にされた未露
光の写真フイルム9b(図3参照)が予め内蔵されてい
る。
【0021】撮影レンズ3の右側には充電スイッチ21
(図1参照)をON−OFFさせる充電ボタン8が設け
られ、この充電ボタン8とストロボ発光部7との間に
は、プリントモード選択ツマミ10が設けられている。
【0022】プリントモード選択ツマミ10は、プリン
トモードを選択するためのものであって、これをスライ
ド操作して、ストロボ付きフイルムユニットの前面に記
された「H」,「P」,「C」の各位置に移動させるこ
とにより、H,P,Cのいずれか1つのプリントモード
を選択することができる。
【0023】プリントモード選択ツマミ10を「H」位
置にセットした時には、Hプリントモードとなり、この
プリントモードで撮影された撮影コマは、Hプリントサ
イズ(89mm×158mm)のプリント写真としてプ
リントされる。また、「P」位置にセットした時には、
P(パノラマ)プリントモードとなり、このプリントモ
ードで撮影された撮影コマは、Pプリントサイズ(89
mm×252mm)で、「C」位置にセットした時に
は、C(クラシック)プリントモードとなり、このプリ
ントモードで撮影された撮影コマは、従来の標準サイズ
であるCプリントサイズ(89mm×127mm)のプ
リント写真としてそれぞれプリントされる。
【0024】ファインダ4は、その全視野範囲がHプリ
ントモードにおける撮影範囲(プリント範囲)に対応し
た視野範囲になっている。また、図示しないが、ファイ
ンダ視野内には、Pプリントモードにおける撮影範囲を
示すパノラマ用視野線と、Cプリントモードにおける撮
影範囲を示すCプリント用視野線とが観察できるように
なっている。なお、フィンダ4は、プリントモードの切
替に応じて、各プリントモードの撮影範囲となるように
その視野範囲を規制してもよい。
【0025】図3において、撮影レンズ3を透過した撮
影光は、Hプリントサイズと同じアスペクト比で開口し
たアパーチャで規制されて写真フイルム9bに入射し、
この写真フイルム9b上で、アパーチャとほぼ同じサイ
ズ(15mm×26.7mm)の露光範囲11内に1個
の撮影コマの潜在画像を形成する。
【0026】アパーチャの下方には、PARマーク12
を記録するためのライトガイド13が設けられている。
PARマーク12は、第1ビット12a,第2ビット1
2bからなり、露光範囲11の下側に露光・記録され、
記録されたビットの個数によって選択したプリントモー
ド、すなわち作成すべきプリント写真のサイズを示す。
【0027】ライトガイド13は、写真フイルム9b側
の一端が第1ビット12a、第2ビット12bを記録す
るための記録発光面13a,13bとなっており、他端
がPARマーク12の記録用の光源となる発光ダイオー
ド14からの光が入射する入射面13cとなっている。
入射面13cから入射した発光ダイオード14の光は、
ライトガイド13の内部で光路が分けられ、各記録発光
面13a,13bに導光される。
【0028】ライトガイド13と写真フイルム9bとの
間には、プリントモード選択ツマミ10に連動してスラ
イドするマスク板15が配されている。このマスク板1
5には、マスク部15aと開口部15bとが形成されて
いる。マスク板15は、プリントモード選択ツマミ10
が「H」位置にセットされたときには、マスク部15a
がライトガイト13の各記録発光面13a,13bに対
峙する位置にセットされる。また、プリントモード選択
ツマミ10が「P」位置にセットされたときには、マス
ク部15aが一方の記録発光面13bに対峙し、開口部
15bが他方の記録発光面13aに対峙する位置にセッ
トされる。さらに、プリントモード選択ツマミ10が
「C」位置にセットされたときには、開口部15bが各
記録発光面13a,13bに対峙する位置にセットされ
る。
【0029】上記のように選択されたプリントモードに
応じてマスク板15の位置が切り換えられることによ
り、PARマーク12は、Pプリントモードでは第1ビ
ット12aだけが、Cプリントモードでは第1ビット1
2a及び第2ビット12bの両方が写真フイルム9bに
露光される。また、Hプリントモード時には、第1ビッ
ト12a及び第2ビット12bの両方が露光されない。
【0030】なお、PARマーク12を露光するための
構成は上記のものに限られない。もちろん、PARマー
ク12の第1ビット12a及び第2ビット12bのそれ
ぞれに1個ずつの発光ダイオードを用いてもよい。
【0031】上記ストロボ付きフイルムユニットの電気
回路を図1に示す。ストロボ回路は、電池20,充電ス
イッチ21,NPN型の発振トランジスタ22,発振ト
ランス23,PNP型のラッチ用トランジスタ24,ス
トロボ放電管(Xe管)25,メインコンデンサ26,
トリガコンデンサ27,トリガコイル28,トリガスイ
ッチ29,ネオン管30,整流用ダイオード31,ツェ
ナダイオード32,PNP型の停止用トランジスタ33
等から構成されている。メインコンデンサ26として
は、極性を有した電解コンデンサが用いられている。
【0032】発振トランス23は、それぞれが誘導結合
された一次コイル35,二次コイル36,三次コイル3
7から構成されている。この発振トランス23では、一
次コイル35の各端子が第1端子23a,第2端子23
bに、二次コイル36の一方の端子が第5端子23e
に、他方の端子が三次コイル37の一方の端子と共有端
子である第4端子23dに、三次コイル27の他方の端
子が第3端子23cになっている。
【0033】発振トランス23は、第1端子23aが発
振トランジスタ22のコレクタ端子に接続され、第2端
子23bが電池20のプラス端子と接続されている。第
3端子23cは、抵抗38a,充電スイッチ21を介し
て電池20のプラス電極に接続され、第4端子23d
は、発振トランジスタ22のベース端子に接続されてい
る。また、第5端子23eは、整流用ダイオード31を
介してメインコンデンサ26のマイナス側に接続されて
いる。整流用ダイオード31の接続の向きは、カソード
が第5端子23e側である。発振トランジスタ22のエ
ミッタ端子は、グランドされて、電池20のマイナス電
極に接続されている。
【0034】このようにして接続された発振トランジス
タ22と発振トランス23とは、電池20を電源として
メインコンデンサ26を高電圧で充電するために、電池
20の低電圧を高電圧に変換する周知のブロッキング発
振回路を構成している。発振トランジスタ22は、充電
スイッチ21がONとなると、充電開始信号となるベー
ス電流が電池20から充電スイッチ21,抵抗38a,
三次コイル37を介して流れるため作動を開始して、一
次コイル35に一次側電流(コレクタ電流)を流す。そ
して、発振トランジスタ22は、発振トランス23から
の正帰還作用によってベース電流が増大することで発振
し、一次側電流を増大させる。
【0035】ラッチ用トランジスタ24は、充電スイッ
チ21が1度ONとなった後にOFFとなっても、発振
トランジスタ22のベース端子にバイアス電圧を与える
ことにより、ブロッキング発振回路の発振動作を継続さ
せるものである。このラッチ用トランジスタ24は、エ
ミッタ端子が電池20のプラス電極に接続され、ベース
端子が抵抗38bを介して発振トランジスタ22のコレ
クタ端子に接続され、さらにコレクタ端子が抵抗38a
と三次コイル37を介して発振トランジスタ22のベー
ス端子に接続されている。
【0036】発振トランジスタ22は、一次コイル35
に流れる一次側電流が飽和して、発振トランス23に逆
起電力が発生した時には、発振トランス23から帰還さ
れるベース電流が減少する。このために、発振トランジ
スタ22は、コレクタ電流(一次側電流)を減少させる
が、発振トランジスタ22が一旦作動を開始すると、こ
れに応答してラッチ用トランジスタ24がONとなるた
め、充電スイッチ21がOFFとなっていても、このラ
ッチ用トランジスタ24のコレクタ電流が発振トランジ
スタ22のベース電流として供給される。したがって、
発振トランジスタ22は、逆起電力が生じなくなった後
に再び発振する。これにより、発振トランジスタ22の
発振、すなわちブロキング発振回路の発振動作が継続さ
れる。
【0037】ループ用ダイオード24aは、ブロッキン
グ発振回路の発振動作が不安定になったり、充電時間が
長くなるといった不都合をなくすためのものであり、カ
ソードが電池20のプラス電極側となるようにして、充
電スイッチ21と並列に接続されている。これにより、
充電スイッチ21のOFFの状態における三次コイル3
7の逆起電力に対しての電流ループ(電流の逃げ道)を
形成している。
【0038】二次コイル36には、発振トランジスタ2
2の発振中に、一次コイル35と二次コイル36との巻
線比に応じた高電圧、例えば350V程度の起電力が発
生する。なお、この起電力の電圧は、後述するツェナダ
イーオド32のツェナ電圧よりも高くされている。整流
用ダイオード31は、この起電力によって第5端子23
eから第4端子23d方向に流れる二次側電流だけをメ
インコンデンサ26に給電し充電する。
【0039】メインコンデンサ26は、その両端子がス
トロボ放電管25の両電極に接続されるとともに、プラ
ス端子は電池20のプラス電極に接続され、マイナス端
子は充電用ダイオード31のアノードに接続されてい
る。これにより、電池20のプラス電位を基準にして、
メインコンデンサ26のマイナス端子側の電位が下がる
ようにしてマイナス充電される。また、このストロボ回
路では、メインコンデンサ26の規定充電電圧が例えば
300Vに設定されており、メインコンデンサ26が規
定充電電圧となっている時にストロボ放電管25を設計
上の光量で発光することが可能となっている。
【0040】トリガコンデンサ27は、メインコンデン
サ26の充電時にこのメインコンデンサ26とともに二
次コイル36に流れる二次側電流によって充電される。
トリガスイッチ29は、シャッタ機構のシャッタ羽根が
全開したときにONとなる。トリガスイッチ29がON
となると、トリガコンデンサ27が放電し、この放電さ
れた電流がトリガトランス28の一次コイル28aに流
れる。これにより、トリガトランス28の二次コイル2
8bに高電圧、例えば4KVのトリガ電圧が発生する。
このトリガ電圧は、ストロボ放電管25に近接して配さ
れたたトリガ電極25aを介してストロボ放電管25に
印加される。このトリガ電圧の印加によって、メインコ
ンデンサ26に充電された電荷がストロボ放電管25内
で放電され、ストロボ放電管25が発光する。
【0041】ネオン管30は、メインコンデンサ26が
例えば260V(以下、表示用充電電圧という)まで充
電された時に点滅する。このネオン管30の光は、ライ
トガイド等を通してファインダ4の接眼部の近傍に導光
される。撮影者は、このネオン管30の点滅により、ス
トロボ発光の準備ができたことを確認することができ
る。なお、表示用充電電圧が規定充電電圧よりも低く設
定されているので、実際には、ネオン管30の点滅が開
始された直後ではなく、多少の時間を待ってネオン管3
0の点滅が早くなってから撮影を行う。
【0042】ツェナダイオード32と停止用トランジス
タ33は、メインコンデンサ26の充電が完了したとき
に、ブロッキング発振回路による充電を停止するための
ものである。ツェナダイオード32は、メインコンデン
サ26の規定充電電圧である300Vに応じてツェナ電
圧が300Vのものが用いられている。ツェナダイオー
ド32は、メインコンデンサ26が規定充電電圧まで充
電されると、その充電電圧が印加されるため、ツェナ電
流(逆方向電流)を流す。
【0043】このツェナ電流は、停止用トランジスタ3
3のベース電流として流れ、停止用トランジスタ33を
ON(エミッタ・コレクタ間が導通した状態)とする。
停止用トランジスタ33がONなると、発振トランジス
タ22は、入力端子、すなわちベース端子とエミッタ端
子が短絡されるため作動を停止し、これにともなってラ
ッチ用トランジスタ32もOFFとなる。これにより、
ブロッキング発振回路の発振が停止されてメインコンデ
ンサ26の充電が停止される。
【0044】なお、コンデンサ39a、39bは、ツェ
ナ電流が流れ始めた時点、すなわちメインコンデンサ2
6が規定充電電圧に達した時点よりもブロッキング発振
回路の停止のタイミングを遅らせるためのものである。
コンデンサ39aは、ツェナ電流が流れるとそのツェナ
電流を充電することによって、停止用トランジスタ33
のベース電圧が動作電圧に達するまでのタイミングを遅
らせ、コンデンサ39bは、停止用トランジスタ33が
ONとなった時点から発振トランジスタ22に与えられ
る電圧が動作電圧よりも低くなるタイミングを遅らせ
る。これにより、規定充電電圧よりも高くしてメインコ
ンデンサ26の充電を停止させ、充電が停止してからス
トロボ撮影が行われるまでの間に、メインコンデンサ2
6の内部放電で充電電圧が規定充電電圧よりも低くなら
ないようにしている。
【0045】光学データ露光回路としてのPARマーク
露光回路50は、上記ストロボ回路に組み込まれてお
り、電池20を電源として発光ダイオード14を発光さ
せてPARマーク12を記録するためのものである。よ
り具体的には、撮影毎にブロッキング発振回路を作動さ
せ、この作動にともなって繰り返し発生するパルス電圧
を所定の時間Taの間だけ取り出して、この取り出した
パルス電圧で発光ダイオード14を発光させる。なお、
このPARマーク露光回路50は、撮影後にメインコン
デンサ26の再充電を開始させるための回路を兼ねてい
る。
【0046】PARマーク露光回路50は、発光ダイオ
ード14,PNP型のLED用トランジスタ51,ダイ
オード52,タイマ回路60等から構成されている。タ
イマ回路60は、タイマ用コンデンサ61と、2個の抵
抗62,63と、タイマ用トランジスタ64とから構成
されている。
【0047】タイマ用コンデンサ61の一端は、ダイオ
ード52を介してトリガスイッチ29のトリガコイル2
8側に接続されることで、トリガスイッチ29を介して
電池20のプラス電極に接続されている。また、タイマ
用コンデンサ61の他端は、グランドされて電池20の
マイナス電極に接続されている。タイマ用コンデンサ6
1の両端子間には、直列に接続された抵抗62,63が
接続されており、これらの抵抗62と抵抗63との接続
点にタイマ用トランジスタ64の入力端子であるベース
端子が接続されている。タイマ用トランジスタ64の入
出力共通端子であるエミッタ端子は、グランドされてい
る。また、出力端子であるコレクタ端子は、抵抗53a
を介して、LED用トランジスタ51のベース端子に接
続されるとともに、抵抗53bを介してラッチ用トラン
ジスタ24のベース端子に接続されている。
【0048】タイマ用コンデンサ61は、撮影が行われ
てトリガスイッチ29がONとなると電池20で充電さ
れる。この充電後にタイマ用コンデンサ61の充電電圧
が抵抗62,63で分圧されてタイマ用トランジスタ6
4にベース電圧として与えられ、タイマ用トランジスタ
64がONとなる。タイマ用コンデンサ61は、ONと
なったタイマ用トランジスタ64及び抵抗62,63で
放電することにより、その充電電圧が徐々に降下し、そ
の充電電圧が所定の電圧となったときにタイマ用トラン
ジスタ64のベース電圧が動作電圧以下となり、タイマ
用トランジスタ64がOFFとされる。これより、所定
の時間Taだけタイマ用トランジスタ64がON、すな
わち、タイマ回路60がON状態となる。
【0049】タイマ用トランジスタ64は、これがON
となることでラッチ用トランジスタ24をONとし、充
電スイッチ21がOFFとなっていても、ブロッキング
発振回路を作動させる。なお、このブロッキング発振回
路の作動は、タイマ用トランジスタ64がOFFとなっ
ても、発振トランジスタ22が作動することにともなっ
て、ラッチ用トランジスタ24がONとなっている状態
を維持するため、メインコンデンサ26が規定充電電圧
に達するまで継続される。
【0050】タイマ用トランジスタ64がONとなって
いる時間Taは、写真フイルム9bのフイルム感度,発
光ダイオード14の発光強度,ブロッキング発振回路の
発振周期等を考慮して,タイマ用コンデンサ61の静電
容量と抵抗タイマ62,63の各抵抗値を調節すること
で決められている。この例では、時間Taは、約200
msecとされている。
【0051】抵抗62、63は、タイマ用トランジスタ
64にベース電圧を与える機能の他に、タイマ用トラン
ジスタ64がOFFとなった後にもタイマ用コンデンサ
61を放電させる機能を持っている。例えば、タイマ用
トランジスタ64がOFFとなった後にタイマ用コンデ
ンサ61が放電されない場合には、タイマ用コンデンサ
61は、タイマ用トランジスタ64のベース電圧(ベー
ス・エミッタ間電圧)を動作電圧よりもわずかに低くし
た状態で放電が停止される。しかし、このようにして放
電が停止されると、ブロッキング発振回路が作動してグ
ランド電位(エミッタ電位)等が変動することでベース
電圧が動作電圧以上になってしまうことがある。
【0052】したがって、PARマーク12の露光以外
のタイミング、例えばPARマーク12の露光完了後の
充電中に発光ダイオード14が発光してPARマーク1
2が露光されてしまうといった不都合が生じる。そこ
で、このような不都合を防止するために、タイマ用トラ
ンジスタ64がOFFとなった後にも抵抗62、63を
介してタイマ用コンデンサ61を完全に放電させてい
る。
【0053】ダイオード52は、トリガスイッチ29が
ONとなったときに、タイマ用トランジスタ64をON
とする方向と逆方向の電圧でタイマ用コンデンサ61が
充電されることを防止するとともに、タイマ用トランジ
スタ64の入力端子を保護するために設けられており、
その接続方向は、カソードがタイマ回路60側となって
いる。
【0054】LED用トランジスタ51のエミッタ端子
は、一次コイル35の第1端子23a(発振トランジス
タ22のコレクタ端子)に接続されている。発光ダイオ
ード14は、電流制限用抵抗14aと直列に接続された
状態で、LED用トランジスタ51のコレクタ端子とグ
ランドとの間に接続されている。この発光ダイオード1
4の接続方向は、アノードがLED用トランジスタ51
のコレクタ端子側である。この発光ダイオード14とし
ては、例えば立ち上がり電圧が2.0V程度のものが用
いられている。
【0055】発振トランス23の各コイル35〜37に
逆起電力が発生する毎に、グランド電位(電池20のマ
イナス電位)に対して第1端子23aの電位がパルス状
に上昇し、このときに発振トランジスタ22がOFF状
態となることにより、発振トランジスタ22のコレクタ
・エミッタ間電圧VCEがパルス状に上昇して、パルス電
圧が発生する。LED用トランジスタ51は、タイマ用
トランジスタ64がONとなっている期間中で、パルス
電圧が発生する毎にONとなる。なお、このパルス電圧
は、発光ダイオード14の立ち上がり電圧よりも高く、
例えばピーク電圧が約7Vとなる。
【0056】発光ダイオード14は、LED用トランジ
スタ51がONとなっている間に、上述のパルス電圧
(発振トランジスタ22のコレクタ・エミッタ間電圧V
CE)が順方向に印加され発光する。これにより、タイマ
回路60がON状態となっている時間Taの間に発生す
るパルス電圧で発光ダイオード14が繰り返し発光され
る。
【0057】次に、上記構成の作用について説明する。
撮影者は、ストロボ付きフイルムユニットの巻上げノブ
5を回動操作し、写真フイルム9bを巻き上げて、撮影
の準備をする。この巻き上げによって、シャッタチャー
ジが行われる。次に、被写体の種類や撮影者の好みによ
って、プリントモード選択ツマミ10を所望とする
「C」,「P」,「H」のいずれかのプリントモードの
位置にスライド移動させてセットする。
【0058】また、最初にストロボ撮影を行う場合や、
メインコンデンサ26が自然放電してその充電電圧が下
がってネオン管30が消灯している場合には、充電ボタ
ン8を押圧操作して充電スイッチ21をONとする。こ
の充電ボタン8の押圧は、すぐに解除してよい。
【0059】図4に示すように、充電スイッチ21がO
Nとなると、電池20から抵抗38a,三次コイル37
を介して発振トランジスタ22にベース電流が流れ込
み、発振トランジスタ22が作動を開始する。これによ
り、発振トランジスタ22と発振トランス23とで形成
するブロッキング発振回路が発振動作を開始(ON)す
る。また、発振トランジスタ22が作動を開始すること
により、そのコレクタ電流がラッチ用トランジスタ24
のベース電流として流れるため、このラッチ用トランジ
スタ24がONとなる。これにより、充電ボタン8の押
圧が解除されて充電スイッチ21がOFFとなった後に
も、発振トランジスタ22の発振が継続し、ブロッキン
グ発振回路の発振動作が継続される。
【0060】この発振動作中に二次コイル36で発生し
た高電圧の起電力による第5端子23eから第4端子2
3d方向に流れる二次側電流は、整流用ダイオード31
を介してメインコンデンサ26とトリガコンデンサ27
とを充電する。
【0061】メインコンデンサ26への充電が進み、そ
の充電電圧が表示用充電電圧に達するとネオン管30が
点滅を開始し、この後メインコンデンサ26の充電電圧
が高くなるのにしたがって点滅が早くなる。さらに充電
が進み、メインコンデンサ26の充電電圧が規定充電電
圧に達すると、ツェナダイオード32にツェナ電流が流
れ停止用トランジスタ33がONとなり、この停止用ト
ランジスタ33で発振トランジスタ22の入力端子接続
されて発振トランジスタ22の作動が停止されるが、コ
ンデンサ39a,39bの作用により、ツェナ電流が流
れ始めた時から少し遅れて発振トランジスタ22の作動
が停止される。また、この発振トランジスタ22の作動
停止にともなって、ラッチ用トランジスタ24がOFF
となる。
【0062】このようにして、ブロッキング発振回路が
停止し、メインコンデンサ26の充電電圧が規定充電電
圧よりも少し高くされた状態でメインコンデンサ26の
充電が停止される。もちろん、ツェナ電流が流れなくな
って、停止用トランジスタ33がOFFとなった後に
も、充電スイッチ21がOFFとされているのでブロッ
キング発振回路が作動を開始することはない。
【0063】撮影者は、ネオン管30の早い点滅を確認
した後に、フレーミングを行ってからシャッタボタン6
を押して撮影を行う。シャッタボタン6を押すと、シャ
ッタ機構が作動しシャッタ羽根が全開した時点でトリガ
スイッチ29がONとなる。すると、トリガコンデンサ
27に充電された電荷がトリガコイル28の一次コイル
28aに流れ、二次コイル28bで発生したトリガ電圧
がトリガ電極25aを介して、ストロボ放電管25に印
加される。このトリガ電圧の印加によってメインコンデ
ンサ26が放電し、ストロボ放電管25が発光する。も
ちろん、メインコンデンサ26が所定の電圧まで充電さ
れていなければストロボ発光は行われない。
【0064】また、シャッタ機構の作動により、アパー
チャの背後にセットされている写真フイルム9bの部分
に撮影レンズ3を透過した撮影光が入射し、選択された
プリントモードにかかわらず一定サイズの露光範囲11
に潜在画像が形成される。
【0065】一方、ストロボ発光の有無にかかわらず、
トリガスイッチ29がONとなると、電池20にタイマ
用コンデンサ61が接続された状態になるから、タイマ
用コンデンサ61は、電池20によって瞬間的にフル充
電される。そして、このタイマ用コンデンサ61の充電
電圧が抵抗62,63で分圧されてタイマ用トランジス
タ64にベース電圧として与えられる。これにより、タ
イマ用トランジスタ64がONとなる。タイマ用トラン
ジスタ64がONとなると、ラッチ用トランジスタ24
にベース電流が流れるようになるため、これがONとな
る。
【0066】ラッチ用トランジスタ24がONとなる
と、電池20からベース電流が流れて発振トランジスタ
22が作動を開始し、ブロッキング発振回路が作動し
て、メインコンデンサ26の充電が行われる。
【0067】このブロッキング発振回路の発振動作中
に、発振トランス23に起電力と逆起電力とが交互に繰
り返し発生する。そして、逆起電力が発生している期間
中では、発振トランジスタ22がOFF状態となってい
るから、そのコレクタ・エミッタ間に、図5に示すよう
になパルス状のパルス電圧(Vce)が発生する。ま
た、パルス電圧の発生とともにLED用トランジスタ5
1がONとなるから、発振トランジスタ22のコレクタ
・エミッタ間に発生したパルス電圧によって、発光ダイ
オード14は、順方向電流が流れ発光する。これによ
り、タイマ用トランジスタ64がONとなっている期間
中は、繰り返し発生するパルス電圧で発光ダイオード1
4が繰り返し発光する。
【0068】タイマ用コンデンサ61の放電が進むにつ
れて、タイマ用トランジスタ64のベース電圧が低くな
り、トリガスイッチ29がONとなった時点から時間T
aが経過した時点で、タイマ用トランジスタ64がOF
Fとなり、タイマ回路60からラッチ用トランジスタ2
4とLED用トランジスタ51へのベース電流の供給が
絶たれる。しかし、ラッチ用トランジスタ24は、発振
トランジスタ22からベース電流の供給を受けるため継
続してONとなる。したがって、タイマ用トランジスタ
64がOFFとなっても、ブロッキング発振回路はその
発振動作を継続し、メインコンデンサ26が規定充電電
圧に達するまで充電を続ける。また、タイマ用トランジ
スタ64がOFFとなった後にもタイマ用コンデンサ6
1が抵抗62、63を介して完全に放電されるから、時
間Taの経過後にタイマ用トランジスタ64がONとな
ることはない。
【0069】上述のようにブロッキング発振回路が発振
動作を継続することで発振トランジスタ22のコレクタ
・エミッタ間にパルス電圧が発生するが、LED用トラ
ンジスタ51は、タイマ回路60からのベース電流の供
給が絶たれることによりONとなることはない。したが
って、発光ダイオード14が発光しなくなる。結果とし
て、この発光ダイオード14は、時間Taの間に繰り返
し発生するパルス電圧で発光する。
【0070】このようにして発光ダイオード14が発光
すると、この発光ダイオード14からの光はライトガイ
ト13の入射面13cから各記録発光面13a,13b
に導かれる。そして、これらの記録発光面13b,13
bに導かれた光により、プリントモード切替ツマミ10
で選択したプリントモードに応じたPARマーク12が
写真フイルム9bに露光される。
【0071】選択したプリントモードがCプリントモー
ドの場合には、マスク板15の開口部15bが各記録発
光面13a,13bに対峙する位置にセットされている
から、図6の右端の撮影コマのように、写真フイルム9
bの対応する露光範囲11の下側には、第1ビット12
aと第2ビット12bとからなるCプリントサイズを示
すPARマーク12が露光される。また、Pプリントモ
ードの場合には、一方の記録発光面13bがマスク部1
5aに隠されるから、図中中央の撮影コマのように、露
光範囲11の下側には、PARマーク12として第1ビ
ット12aだけが露光される。さらに、Hプリントモー
ドの場合には、各記録発光面13a,13bがそれぞれ
マスク部15aで隠されるので、図中左端の撮影コマの
ように、露光範囲11の下側には、PARマーク12の
第1ビット12a,第2ビット12bはともに記録され
ない。
【0072】図5に示されるように、ブロッキング発振
回路の発振周期、すなわち発振トランス22に逆起電力
が発生して、発光ダイオード14が発光する周期を発光
周期Tbとしたときに、この発光周期Tbは、メインコ
ンデンサ26の充電電圧に影響を受けるが、上記のよう
にしてストロボ発光が行われたときのメインコンデンサ
26の残電圧は、約50Vである。そして、このときの
発光周期Tbは、約0.5msecである。また、1個
のパルス電圧が発生している時間、すなわち発光ダイオ
ード14が1回に発光する時間Tcは、約10μsec
である。これにより、タイマ用トランジスタ64がON
となっている約200msec(=Ta)の時間内に、
発光ダイオード14が約10μsecの1回の発光時間
で約400回発光する。
【0073】したがって、トリガスイッチ29がONと
なっている時間に発光ダイオードを繰り返し発光させる
よりも、より大きな光量でPARマーク12を露光する
ことができ、また十分な露光量となる。さらに、トリガ
スイッチ29がONといなっている時間にバラツキがあ
っても時間Taがほぼ一定なので、PARマーク12の
露光量もほぼ一定となる。
【0074】次の撮影を行う場合には、前回の撮影直後
であれば、メインコンデンサ26は、規定充電電圧まで
充電されているから、充電ボタン8を押圧操作する必要
はない。もちろん、自然放電等により、メインコンデン
サ26の充電電圧が降下している場合には、充電ボタン
8を押圧してネオン管30の点滅を確認してから撮影を
行う。そして、撮影を行う撮影毎にPARマーク12の
露光が行われる。
【0075】全撮影コマが撮影済となった写真フイルム
9bは、現像所等で現像が行われ、プリント写真が作成
される。このときに、PARマーク12は、十分な光量
で露光されているから、PARマーク12の各ビット1
2a,12bが十分な濃度になり、このPARマーク1
2の読み取りミスが発生しない。
【0076】図7は、タイマ回路がON状態となってい
る時間のバラツキを少なくして、PARマークの露光量
のバラツキをより少なくした例を示すものである。な
お、以下に説明する他の部分は、図1の回路と同様であ
り、同じ構成部材には、同一の符号を付して、その説明
を省略する。
【0077】図7に示すように、PARマーク露光回路
50のダイオード52には、直列に抵抗71が接続され
ている。また、電池20に対して、タイマ用コンデンサ
61と並列にツェナダイオード72が接続されている。
【0078】抵抗71は、ダイオード52に流れる電流
を小さくして、ダイオード52の両端に生じる電圧降下
(順方向電圧)を低くする。これにより、比較的に大き
な電流が流れたときにでもタイマ用コンデンサ61の充
電電圧が低下しないようにしている。抵抗71として
は、例えば抵抗値100Ωのものが用いられ、これによ
りダイオード52による電圧降下は、抵抗71がない場
合の約0.9Vから約0.7Vまで低減される。
【0079】ツェナダイオード72は、アノードがグラ
ンドされる向きで接続されてリミット回路を形成し、タ
イマ用コンデンサ61の充電電圧が必要以上に高くなる
ことを防止して、充電電圧の安定化を図っている。ツェ
ナダイオード72としては、その動作抵抗を考慮してツ
ェナ電圧が例えば3Vのものが用いられている。
【0080】このように構成することにより、トリガス
イッチ29がONとされたときに充電されるタイマ用コ
ンデンサ61の充電電圧がほぼ一定になり、放電開始電
圧がほぼ一定になる。そして、タイマ用トランジスタ6
4がONとなっている時間、すなわちタイマ回路60が
ON状態となている時間Taは、タイマ用コンデンサ6
1の放電開始電圧に依存するから、結果として時間Ta
がほぼ一定になる。この例では、時間Taは、200m
secに対して±10%のバラツキに抑えることができ
る。
【0081】上記各実施形態では、ツェナダイオード3
2として動作抵抗が小さいものを用いているために、コ
ンデンサ39a,39bを接続しているが、ツェナダイ
オード32として動作抵抗が大きいものを用いた場合に
は、その大きな動作抵抗により停止用トランジスタ33
のONとなるタイミングを遅らせることができるのでコ
ンデンサ39a,39bを省略できる。なお、一般的に
は、リード端子付き部品のツェナダイオードは、動作抵
抗が小さく、チップ型のツェナダイオードは、動作抵抗
が大きい。
【0082】図8に示す回路は、ツェナダイオード32
として動作抵抗が大きい例えばチップ型のものを用い
て、コンデンサ39a,39bを省略したものである。
このように、動作抵抗が大きツェナダイオードを用いれ
ば、コンデンサ39a,39bが不要になる分だけ部品
コストを低くすることができる。
【0083】図9に示す例は、低温時や電池が消耗して
電池の起電力が低下している場合にでも、タイマ用トラ
ンジスタを確実にONとできるように、図7の回路に改
良を加えたものである。図9に示すように、タイマ回路
60内の抵抗62,63の接続に変更が加えられてお
り、タイマ用コンデンサ61の充電電圧を基に抵抗62
でタイマ用トランジスタ64のベース電圧を発生させて
いる。また、抵抗63は、タイマ用トランジスタ64が
OFFの時にもタイマ用コンデンサ61を放電するため
に設けられている。なお、その他の構成は、図8の回路
と同じであるので、図8と同じ構成部材には同一の符号
を付して、説明を省略する。
【0084】このようにすると、先に説明した図1、図
7,図8の各回路と比べて、同じタイマ用コンデンサ6
1の充電電圧であればタイマ用トランジスタ64のベー
ス電圧を高くすることができる。したがって、電池20
の起電力、すなわち停止用コンデンサ61の充電電圧が
低い場合にでも、タイマ用トランジスタ64を確実にO
Nとすることできる。
【0085】図10は、ストロボ発光の要否を選択でき
るように発光選択スイッチを設けた例を示すものであ
る。なお、以下に説明する以外の部分については、図9
の回路と同様であり、これらには符号のみを付して説明
を省略する。この例では、ストロボ付きフイルムユニッ
トには、充電を開始させるための充電ボタン8に代え
て、ON位置とOFF位置に選択的に切り換えられる、
例えばスライド式の充電レバー(図示せず)が設けられ
ている。充電スイッチ21は、この充電レバーを操作す
ることにより選択的にONまたはOFFのいずれかに一
方に切り換えられる。すなわち、充電スイッチ21は、
スライド式とされ充電レバーがON位置でONとなる。
【0086】また、充電レバーの操作によりON,OF
Fされる発光選択スイッチ74が設けられている。この
発光選択スイッチ74は、充電レバーがON位置のとき
にONとなる。すなわち、充電スイッチ21と発光選択
スイッチ74とは連動してON,OFFされる。トリガ
コンデンサ27及びネオン管30は、発光選択スイッチ
74を介して電池20のプラス電極に接続されている。
【0087】ストロボ発光を行う場合には、充電レバー
をON位置にセットした状態で、メインコンデンサ26
が規定充電電圧まで充電された後に撮影を行う。充電レ
バーをON位置にすれば、充電スイッチ21がONとな
るから、図9の回路と同様に、メインコンデンサ26の
充電が開始され、規定充電電圧まで充電される。そし
て、トリガスイッチ29がONとなると、発光選択スイ
ッチ74がONとなっているから、トリガコンデンサ2
7が放電する。これによりストロボ発光が行われる。
【0088】また、ストロボ発光を行わない場合には、
操作レバーをOFF位置にして撮影を行う。このOFF
位置への操作は、メインコンデンサ26の充電途中や、
充電完了後であってもよい。操作レバーをOFF位置と
すると、トリガスイッチ29がONとなっても、発光選
択スイッチ74がOFFとなっているからトリガコンデ
ンサ27が放電しないので、ストロボ発光が行われな
い。
【0089】なお、充電途中で、充電スイッチ21をO
FFとした場合には、ラッチ用トランジスタ24の帰還
作用により、メインコンデンサ26が規定充電電圧まで
充電されるが、ストロボ発光が行われることはない。ま
た、充電レバーをOFF位置としてストロボ発光を行わ
ないようにすれば、発光選択スイッチ74がOFFとな
るので、メインコデンサ26が規定充電電圧まで充電さ
れてもネオン管30が点滅することがない。したがっ
て、メインコンデンサ26に充電された電荷がネオン管
30で無駄に放電されてしまうことがない。
【0090】さらに、ツェナダイオード32として動作
抵抗の小さなものが用いられているが、コンデンサ39
a、39bを設けていないため、充電レバーをON位置
にセットした状態にしておくと、規定充電電圧までメイ
ンコンデンサ26が充電されて発振トランジスタ22が
いったん停止すると、その直後にメインコンデンサ26
の充電電圧が下がってツェナダイオード32にツェナ電
流が流れなくなり、充電スイッチ21を介してベース電
流が流れるので、すぐに発振トランジスタ22が作動を
開始する。これにより、規定充電電圧までメインコンデ
ンサ26が充電された後でも、メインコンデンサ26を
規定充電電圧に維持するようにブロッキング発振回路の
発振動作が連続的に行われるようにされている。
【0091】発光選択スイッチ74のON,OFF、す
なわちストロボ発光の有無にかかわらず、撮影が行われ
てトリガスイッチ29がONとなれば、タイマ用トラン
ジスタ64が時間TaだけONとなるから、一次コイル
35に逆起電力が発生する毎に、発光ダイオード14が
発光してPARマーク12が写真フイルム9bに露光さ
れる。
【0092】そして、このときに、メインコンデンサ2
6を規定充電電圧まで充電した直後に、発光選択スイッ
チ74をOFFとして、ストロボ発光を行わないで撮影
を行った場合でも、すなわちメインコンデンサ26が規
定充電電圧まで充電された状態でタイマ用トランジスタ
64がONとなっても、このタイマ用トランジスタ64
がONとなっている間に連続的に充電が行われるから、
その間に発生するパルス電圧で発光ダイオード14が発
光する。したがって、PARマーク12を支障なく露光
することができる。
【0093】なお、ストロボ発光の要否を選択できるよ
うにするのと同時に、ストロボを発光させないときに
は、スイッチ等でツェナダイオード32にメインコンデ
ンサ26の充電電圧が印加されないようにしておけば、
ツェナダイオード32の動作抵抗の大小、コンデンサ3
9a、39b等の有無に影響されることなく、タイマ用
トランジスタ64がONとなっている間に連続的にブロ
ッキング発振回路を作動させることができ、発光ダイオ
ード14を発光させることができる。
【0094】図11は、メインコンデンサの充電が完了
したことを示すネオン管に代えて発光ダイオード(以
下、完了表示発光ダイオードという)を用いた例を示す
ものであり、その他の部分については、図10の回路と
同じである。完了表示発光ダイオード75は、電流制限
用抵抗75aと直列に接続された状態で、発振トランス
23の第3端子23cと第4端子23dとの間に接続さ
れている。完了表示発光ダイオード75の接続方向は、
カソードが第3端子23c側である。
【0095】この構成では、メインコンデンサ26への
充電が進み、その充電電圧高くなるのにしたがって、三
次コイル37の第3端子23cの電位が徐々に低くな
り、この第3端子23cの電位が第4端子23dの電位
よりも低くなって完了表示発光ダイオード75に順方向
に電圧がかかるようになる。しかし、メインコンデンサ
26が表示用充電電圧に達する前では、電位差が小さい
ために完了表示発光ダイオード75は発光しない。
【0096】そして、メインコンデンサ26が表示用充
電電圧まで充電されると、第3端子23cと第4端子2
3dとの電位差が大きくなって、完了表示発光ダイオー
ド75が発光する。なお、この完了表示発光ダイオード
75は、三次コイル37に逆起電力が発生している時に
は発光しない。そして、メインコンデンサ26の充電電
圧が表示用充電電圧から規定充電電圧に達するまでは、
電位差が大きくなるとともに発光する期間が短くなり、
規定充電電圧に達するとツェナダイオード32,停止用
トランジスタ33の作用により、ブロッキング発振回路
の発振周波数が高くなって、一定の明るさを維持する。
【0097】このように発光する完了表示発光ダイオー
ド75でメインコンデンサ26の充電が完了したことを
表示できる。また、発光ダイオード14は、トリガスイ
ッチ29がONとなった後に、図10の回路と同様にし
て発光するから、PARマーク12を支障なく露光する
ことができる。
【0098】図12は、メインコンデンサをプラス充電
するストロボ回路に、PARマーク露光回路を組み込ん
だ例を示すものである。なお、以下の説明では、上記の
各実施形態と実質的に同じ構成部材については同一の符
号を付して説明し、その詳細な説明は省略する。
【0099】図12に示すように、発振トランジスタ2
2と発振トランス23は、ブロッキング発振回路を形成
しており、発振トランジスタ22は、そのコレクタ端子
が第1端子23aに接続されて一次コイル35を介して
電池20のプラス電極に接続され、エミッタ端子が電池
20のマイナス電極に接続されてグランドされている。
一次コイル35の巻き方向は、プラス充電を行うために
図1,図7等の回路のものとは反対にされている。発振
トランジスタ22のベース端子は、三次コイル37の第
3端子23cとグランド間に直列に接続された抵抗80
a,80bの間に接続されるとともに、メインコンデン
サ26のマイナス端子に接続されている。第4端子23
dは、充電スイッチ21を介して電池20のプラス端子
に接続されている。
【0100】メインコンデンサ26のプラス端子は、整
流用ダイオード31を介して二次コイル36の第5端子
23eに接続されており、整流用ダイオード31の接続
方向は、アノードが第5端子23e側とされている。充
電スイッチ21は、最初の実施形態と同様に、充電ボタ
ン8が押圧されているときにONとなるものであるが、
この回路では充電スイッチ21がONとなっている間だ
け、ブロッキング発振回路が発振動作を行ってメインコ
ンデンサ26が充電される構成となっている。
【0101】このように接続されることで、充電スイッ
チ21をONとすると、電池20からの電流が抵抗80
a,80bに流れ、この時に抵抗80a,80bで分圧
された電圧が発振トランジスタ22のベース電圧として
与えられることにより、発振トランジスタ22が作動を
開始する。そして、発振トランジスタ22は、発振トラ
ンス23からの正帰還作用により発振し、一次コイル3
5に流れる第2端子23bから第1端子23a方向の一
次側電流を増大させる。この時に、二次コイル36に高
電圧の起電力が生じるが、一次コイル35の巻き方向が
上記各実施形態と反対方向であるため、二次コイル36
に生じた起電力で第4端子23dから第5端子23e方
向の二次側電流が流れる。
【0102】この二次側電流は、第5端子23e−整流
用ダイオード31−メインコンデンサ26−発振トラン
ジスタ22のベース・エミッタ間−電池20−充電スイ
ッチ21−第4端子23dの閉回路を流れて、メインコ
ンデンサ26を充電する。この充電に際して、メインコ
デンサ26は、マイナス端子が発振トランジスタ22の
ベース・エミッタ間を通してグランドされているから、
グランド電位、すなわち電池20のマイナス電位を基準
にして、そのプラス端子側の電位が上昇するようにして
プラス充電される。
【0103】ところで、カメラややレンズ付きフイルム
ユニット等の電気回路を組み込んだものでは、金属製の
シャーシや電池のケースがグランドとなっている。ま
た、メインコンデンサ26は、その金属製の外ケースが
マイナス端子(陰極)と等電位となっている。したがっ
て、マイナス充電された場合には、金属ケースの電位が
下がるようにして充電されるため、メインコンデンサの
金属ケースとカメラのシャーシや電池のケースとに直接
または水濡れ等で間接的に触れてしまって感電してしま
うといった危険性がある。しかし、上記のようにしてプ
ラス充電した場合には、メインコンデンサ26のプラス
端子がグランド電位に対して上昇するように充電され、
外ケースはグランド電位に維持されるから、上記のよう
な感電が発生し難いといった利点がある。
【0104】ツェナダイオード32は、そのカソードが
メインコデンサ26のプラス端子と接続され、アノード
が停止用トランジスタ33のベース端子に接続されてい
る。ツェナダイオード32は、メインコンデンサ26が
規定充電電圧まで充電されたときに、ツェナ電流を停止
用トランジスタ33のベース端子に向かって流すため、
停止用トランジスタ33としてはNPN型のものが用い
られている。
【0105】トリガコイル28は、一次コイル28aの
一端がトリガコンデンサ27を介してグランドされると
ともに、他端がトリガスイッチ29を介してグランドさ
れており、二次コイル28bの一端がトリガ電極25a
に、他端がストロボ放電管25の一方の端子にそれぞれ
接続されている。これにより、トリガスイッチ29がO
Nとなっときに、ストロボ発光が行われる。
【0106】PARマーク露光回路50及びタイマ回路
60は、図9の回路のものほぼ同様な構成とされている
が、タイマ用コンデンサ61がトリガスイッチ29を介
して電池20のマイナス電極に接続されて充電されるよ
うになっているため、ダイオード52は、そのカソード
がトリガスイッチ29側とるように接続されている。ま
た、これに応じて、タイマ用トランジスタ64は、PN
P型のものが用いられ、充電されたタイマ用コンデンサ
61の充電電圧で所定の時間TaだけONとされる。
【0107】LED用トランジスタ51としては、電池
20のプラス側に接続されたタイマ用トランジスタ64
によってON,OFFが制御されるためにNPN型とさ
れ、ベース端子がタイマ用トランジスタ64のコレクタ
端子に接続され、エミッタ端子がグランドにされてい
る。そして、LED用トランジスタ51のコレクタ端子
と一次コイル35の第1端子との間に、発光ダイオード
14と電流制限用抵抗14aが直列に接続されている。
LED用トランジスタ51は、タイマ用トランジスタ6
4がONとなっている間だけ常時ONとなる。
【0108】また、充電スイッチ21の両端には、スイ
ッチ用トランジスタ77のエミッタ,コレクタの各端子
がそれぞれ接続されている。このスイッチ用トランジス
タ77は、上記各実施形態のラッチ用トランジスタ24
と同様にブロッキング発振回路を作動させるためのもの
であるが、そのベース端子がLED用トランジスタ51
のコレクタ端子と接続されて、LED用トランジスタ5
1がONとなっている間、すなわちタイマ用トランジス
タ64がONとなっている間だけONとなり、発振トラ
ンジスタ22に応答してONとならない点で上記の図1
等の各回路と異なっている。
【0109】次に上記構成の作用について簡単に説明す
る。撮影が行われてトリガスイッチ29がONとなれ
ば、充電スイッチ21のON,OFFにかかわらず、タ
イマ回路60が作動して、時間Taだけタイマ用トラン
ジスタ64がONとなる。そして、これにともなって、
LED用トランジスタ51がONとなり、発光ダイオー
ド14が第1端子23aとグランドとの間に接続された
状態になるとともに、スイッチ用トランジスタ77がO
Nとなるからブロッキング発振回路が時間Taの間だけ
必ず作動する。
【0110】そして、これにより、発振トランス23に
逆起電力が生じる毎に第1端子23aとグランド間に発
生するパルス電圧で発光ダイオード14が繰り返し発光
してPARマーク12が写真フイルム9bに露光され
る。そして、タイマ用トランジスタ64がOFFになる
と、LED用トランジスタ51,スイッチ用トランジス
タ77がそれぞれOFFとなる。このときに、充電スイ
ッチ21がOFFとなっていれば、スイッチ用トランジ
スタ77がOFFとなることにともない、ブロッキング
発振回路が停止する。
【0111】上記各実施形態では、発光素子として発光
ダイオードを用いたが、この他の発光素子、例えば、エ
レクトロ・ルミネッセンス(EL)を発光させて光学デ
ータを露光することもできる。例えば、このELの場合
には、比較的に高い電圧の交流電圧で発光するから、タ
イマ回路がON状態となっている間に発振トランスの二
次コイルから必要な電圧値の交流電圧を取り出して、こ
の交流電圧をELに印加して発光させるようにすること
もできる。
【0112】また、上記各実施形態では、トリガスイッ
チがONとなることにより、タイマ回路を作動させてい
るが、もちろん専用の機械式のスイッチやフォトセンサ
等を用いた光電式のスイッチでタイマ回路を作動させる
ことも可能である。しかし、各実施形態で説明したよう
に、トリガスイッチを用いれば、部品点数を少なくする
ことができる。また、光学データとしては、PARマー
クに限らず、例えば撮影日や絞り値、シャッタ速度等の
撮影データであってもよい。さらに、レンズ付きフイル
ムユニットについて説明したが、本発明は、ストロボ回
路を内蔵したカメラにも利用できる。
【0113】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のストロボ
内蔵型レンズ付きフイルムユニットによれば、シャッタ
機構の作動に同期してタイマ回路を所定の時間だけオン
状態とし、メインコンデンサを充電するための発振回路
を発振させ、この発振中に発振回路に生じる電圧を取り
出して発光素子を発光させて、光学データを写真フイル
ムに露光するようにしたから、発光素子からがタイマ回
路がオン状態となっている間に発光する発光素子から十
分な光量を得ることができ、露光される光学データの露
光量を十分なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したストロボ回路とPARマーク
露光回路の回路図である。
【図2】ストロボ回路とPARマーク露光回路を内蔵し
たレンズ付きフイルムユニットの外観図である。
【図3】PARマークを露光するための構成を示す要部
概略図である。
【図4】メインコンデンサの充電及びPARマークの露
光に係わる信号の変化を示す波形図である。
【図5】発振トランジスタのコレクタ−エミッタ間の電
圧を示す波形図である。
【図6】各プリントモードで撮影された撮影コマの状態
を示す説明図である。
【図7】タイマ回路がON状態となる時間を安定させた
例を示す回路図である。
【図8】動作抵抗の大きいツェナダイオードを用いた例
を示す回路図である。
【図9】電池の電圧が低下しているときにもタイマ用ト
ランジスタを確実にONとすることができる例を示す回
路図である。
【図10】スライド式の充電スイッチを用いるととも
に、発光選択スイッチでストロボ発光の有無を選択でき
る例を示す回路図である。
【図11】ネオン管に代えて発光ダイオードで充電完了
を表示する例を示す回路図である。
【図12】メインコンデンサをプラス充電する例を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 ユニット本体 8 充電ボタン 10 プリントモード選択ツマミ 12 PARマーク 14 発光ダイオード 20 電池 21 充電スイッチ 22 発振トランジスタ 23 発振トランス 24 ラッチ用トランジスタ 25 ストロボ放電管 26 メインコンデンサ 29 トリガスイッチ 35〜37 コイル 50 PARマーク露光回路 51 LED用トランジスタ 52 ダイオード 60 タイマ回路 61 タイマ用コンデンサ 62,63 抵抗 64 タイマ用トランジスタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影毎に作動されるシャッタ機構と、電
    源としての電池と、発振トラジスタと発振トランスを有
    した発振回路を発振させることにより前記電池の低電圧
    を高電圧に変換してメインコンデンサを充電するストロ
    ボ回路とを備えたカメラまたはレンズ付フイルムユニッ
    トに用いられ、撮影毎に発光素子を発光させ、この発光
    素子からの光で光学データを写真フイルムに露光する光
    学データ露光回路において、 前記シャッタ機構の作動に同期して所定の時間だけオン
    状態とされ、このオン状態の間に、継続して前記発振回
    路を発振させるとともに、この発振中に前記発振回路に
    生じる電圧を取り出し、この電圧を印加して前記発光素
    子を発光させるタイマ回路を備えていることを特徴とす
    る光学データ露光回路。
  2. 【請求項2】 前記発振トランジスタは、前記発振トラ
    ンスからの正帰還作用によってベース電流が増大される
    ことでコレクタ・エミッタ間電流を増大し、前記発振ト
    ランスは、互いに誘導結合された少なくとも一次コイル
    と二次コイルとを有し、前記一次コイルに前記コレクタ
    ・エミッタ間電流が一次側電流として流れ、この一次側
    電流が増大した時にメインコンデンサを高電圧で充電す
    るための起電力が前記二次コイル発生するようにされて
    おり、前記発光素子は、前記一次側電流が飽和して前記
    一次コイルに逆起電力が発生した時に生じる前記発振ト
    ランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧によって発光す
    ることを特徴とする請求項1記載の光学データ露光回
    路。
  3. 【請求項3】 前記ストロボ回路は、前記発振トランジ
    スタが作動することに応答してラッチ用トランジスタが
    オンとなって前記発振トランジスタにバイアス電圧を供
    給することにより、前記発振トランジスタに1回の充電
    信号の入力をすることで前記発振回路の発振が継続する
    ようにされ、前記タイマ回路は、オン状態となることに
    よって前記ラッチ用トランジスタをオンとして前記発振
    回路を作動させるようにされており、前記タイマ回路が
    前記所定に時間だけオン状態となっている間に前記発光
    素子が発光され、前記所定の時間の経過後にも前記発振
    回路の発振を継続してメインコンデンサの充電が行われ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の光学データ
    露光回路。
  4. 【請求項4】 前記ストロボ回路は、ストロボ発光を行
    うためにシャッタ機構の作動に同期してオンとされてト
    リガコンデンサを放電するトリガスイッチを有し、前記
    タイマ回路は、前記トリガスイッチがオンとなることに
    より、前記電池と接続されて充電されるタイマ用コンデ
    ンサと、このタイマ用コンデンサの充電電圧に応じてオ
    ンとなるタイマ用トランジスタとを有しており、このタ
    イマ用トランジスタがオンとなることによって前記タイ
    マ回路がオン状態となることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1項に記載の光学データ露光回路。
  5. 【請求項5】 前記タイマ回路は、前記タイマ用コンデ
    ンサの両端子間に直列に接続された第1と第2の抵抗を
    備え、これらの第1と第2の抵抗によって前記タイマ用
    コンデンサの充電電圧を分圧して前記タイマ用トランジ
    スタをオンとする電圧を取り出すとともに、前記タイマ
    用トランジスタがオフのときにも前記タイマ用コンデン
    サを放電させることを特徴とする請求項4記載の光学デ
    ータ露光回路。
  6. 【請求項6】 前記タイマ回路は、前記タイマ用トラン
    ジスタの入力端子と前記タイマ用コンデンサとの間に直
    列に接続された抵抗を備え、この抵抗で前記タイマ用コ
    ンデンサから前記発振タイマ用トランジスタをオンとす
    るため電圧を取り出すことによりこの取り出した電圧と
    前記タイマ用コンデンサが充電電圧との差を小さくし、
    前記電池の電圧の低下に応じて前記タイマ用コンデンサ
    が充電電圧を低く充電された場合にも前記タイマ用トラ
    ンジスタがオンとなるようにしたことを特徴とする請求
    項4記載の光学データ露光回路。
  7. 【請求項7】 前記タイマ回路は、前記タイマ用コンデ
    ンサの両端子に接続され、前記タイマ用トランジスタが
    オフのときにも前記タイマ用コンデンサを放電させる抵
    抗を備えていることを特徴とする請求項6記載の光学デ
    ータ露光回路。
  8. 【請求項8】 前記タイマ用コンデンサと前記トリガス
    イッチとの間には、前記タイマ用トランジスタをオンと
    する方向と逆方向の電圧で前記タイマ用コンデンサが充
    電されないようにするとともに前記タイマ用トランジス
    タの入力端子を保護するためのダイオードが設けられて
    いることを特徴とする請求項4ないし7のいずれか1項
    に記載の光学データ露光回路。
  9. 【請求項9】 前記ダイオードと直列に接続され、前記
    ダイオードに流れる電流を小さくしてこのダイオードの
    両端の電圧降下を低くすることによって、前記タイマ用
    コンデンサの充電電圧が低下することを防止する抵抗
    と、前記タイマ用コンデンサの両端に接続され、このタ
    イマ用コンデンサの充電電圧の上限を規定するツェナダ
    イオードとを設け、前記タイマ回路がオン状態となって
    いる前記所定の時間の変動を少なくしたことを特徴とす
    る請求項8記載の光学データ露光回路。
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