JP3667529B2 - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット Download PDF

Info

Publication number
JP3667529B2
JP3667529B2 JP18452398A JP18452398A JP3667529B2 JP 3667529 B2 JP3667529 B2 JP 3667529B2 JP 18452398 A JP18452398 A JP 18452398A JP 18452398 A JP18452398 A JP 18452398A JP 3667529 B2 JP3667529 B2 JP 3667529B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turned
switch
data
charging
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18452398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000019622A (ja
Inventor
幸次 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP18452398A priority Critical patent/JP3667529B2/ja
Priority to US09/343,260 priority patent/US6345151B1/en
Publication of JP2000019622A publication Critical patent/JP2000019622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3667529B2 publication Critical patent/JP3667529B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ付きフイルムユニットに関し、さらに詳しくは、1コマ撮影する度にデータをICメモリに書き込むレンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
誰でも簡単に写真撮影が楽しめるように、フイルム装填操作及びフイルム巻き戻し操作を不要にしたレンズ付きフイルムユニットが市販されている。このレンズ付きフイルムユニットは、シャッタチャージ機構等を含む簡易な撮影機構を備えたユニット本体に写真フイルムカートリッジのカートリッジ本体と、これから引き出された未露光の写真フイルムとが製造時に装填されており、1コマ撮影する毎に露光された写真フイルムがカートリッジ本体内に収納されてゆき、全コマ撮影終了後にはそのまま現像取扱店に提出するだけで、現像済みの写真フイルムがロール状に収納されたカートリッジ本体と、全コマを容易に確認できるインデックスプリントや同時プリント写真とが一緒に返却されるようにしたものである。
【0003】
このようなレンズ付きフイルムユニットには、ユニット本体もしくはこれに装填される写真フイルムカートリッジのカートリッジ本体にICメモリを設け、このICメモリに、撮影年月日等のデートデータやその他の撮影データ等のデータを1コマ撮影毎に書き込むようにしたものが知られている(例えば特開平9−204016号公報)。ICメモリに書き込まれたデータは、プリント処理時に読み出され、プリント写真に撮影年月日を写し込んだり、プリント写真をパノラマサイズでプリントするのに用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のようなレンズ付きフイルムユニットでは、ごく稀にではあるが、シャッタボタンを押し下げてシャッタ羽根が開閉してもシンクロスイッチがオンせずにICメモリにデータが書き込まれないという事故が発生することがある。このように撮影されたコマに対応するデータがICメモリに書き込まれず、次の撮影でデータが書き込まれた場合、この書き込まれたデータは、前に撮影されたコマに対応したものとして扱われる。すなわち、コマ番号と、これに対応するデータとがズレるため、例えばプリント写真に実際と異なる撮影年月日が印字されるというような事故につながるおそれがある。
【0005】
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、シンクロスイッチがオンしなかった場合にもICメモリへのデータ書き込みが確実に行われ、コマ番号とデータとがズレるのを防止したレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、簡単な撮影機構が設けられたユニット本体あるいはこのユニット本体に収納される写真フイルムカートリッジに組み込まれた各種のデータを記憶するICメモリと、前記撮影機構のシャッタ羽根に蹴飛ばされてオンされるシンクロスイッチを有するストロボ回路と、前記シンクロスイッチとは別に撮影機構の露光動作に応動してオンされる補助スイッチと、前記シンクロスイッチ,補助スイッチのうち少なくともどちらか一方がオンすることにより前記ICメモリにデータの書き込みを行う記録制御ICとを備えたものである。また、前記補助スイッチは、前記シャッタ羽根に蹴飛ばされてオンされるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットの構成を図2に示す。レンズ付きフイルムユニットは、本体基部11,露光ユニット12,ストロボユニット13,前カバー14,後カバー15とからなるユニット本体10と、本体基部11に装填される写真フイルムカートリッジ16とからなる。
【0008】
写真フイルムカートリッジ16は、図3に示すように、現在市販されているアドバンストフォトシステムのものであり、カートリッジ本体16a内に、写真フイルム17を巻きつけたスプール18が回転自在に収納されている。スプール18の両端は、カートリッジ本体16aの端面から露呈し、各々キー溝18aが形成されている。カートリッジ本体16aには、ポート口16bが設けられ、このポート口16bを通して写真フイルム17が出入りする。また、このポート口16bを開閉するために遮光蓋19が組み込まれ、その両端はスプール18と同様にカートリッジ本体16aの端面から露呈し、各々キー溝19aを有している。
【0009】
カートリッジ本体16a内には、フイルム送り出し機構が内蔵されており、キー溝19aを介して遮光蓋19を開いた状態でスプール18を図中時計方向に回転させることによって、写真フイルム17がポート口16bを通して頭出しされる。写真フイルム17は、背面側(乳剤面と反対側)の全面に透明な磁気記録層が設けられたものが用いられている。
【0010】
カートリッジ本体16aに貼付されたラベル20には、カートリッジ本体16aのIDナンバーを表すバーコード20aが印刷されており、カートリッジ本体16aと写真フイルム17とを一対一に対応づけている。写真フイルム17のIDナンバーは、写真フイルム17の製造時にサイドプリントにより潜像としてバーコード記録されるが、これとともに上記のように写真フイルム17の磁気記録層に磁気記録しておいてもよい。符号21は、写真フイルム17の種別や撮影可能枚数がバーコードで記録されたディスクを示す。このディスク21は、スプール18と一体に回転し、プリンタ等に設けられたバーコードリーダによってデータ内容が読み取られるが、後述するICメモリ22を内蔵するために省略してもよい。
【0011】
写真フイルムカートリッジ16のカートリッジ本体16aには、撮影年月日等のデートデータやその他の撮影データ等のデータを記録するためのICメモリ22が組み込まれている。このICメモリ22には記憶保持用に電源を要せず、また電気的にデータの書き込みと消去とが可能なEEPROMが用いられている。このICメモリ22は、周知のワイヤボンディング手法等によって、スプール18の端部を取り囲むように露呈された接点部23と電気的に接続されている。
【0012】
写真フイルムカートリッジ16は、レンズ付きフイルムユニットに装填された後に、ICメモリ22の所定のアドレス域にLF識別データ、製造年月日データ、初期化時間データ、IDナンバー等が基礎データとして書き込まれてから、レンズ付きフイルムユニットに装填される。初期化時間データは、後述する記録制御IC31によって計測される累積時間の計測開始時間を表している。
【0013】
図2において、本体基部11には、暗箱部11aの両側にカートリッジ室11bとフイルムロール室11cとが一体に形成されている。カートリッジ室11bとフイルムロール室11cには、製造段階でそれぞれ写真フイルムカートリッジ16のカートリッジ本体16aと、このカートリッジ本体16aから引き出した写真フイルム17をロール状にしたフイルムロール17aとが装填される。
【0014】
カートリッジ室11bの上部には、巻上げダイヤル24が配され、その下面に一体に設けた巻上げ軸の先端が写真フイルムカートリッジ16のスプール18のキー溝18aに係合するようになっている。巻上げダイヤル24を図中反時計方向に回動操作すると、スプール18の回転によって写真フイルム17の撮影済み部分がカートリッジ本体16aに巻き込まれる。
【0015】
露光ユニット12は、シャッタチャージ機構,フイルム巻止め機構,カウンタ送り機構,シャッタ駆動機構及びシャッタ羽根,撮影レンズ25、ファインダ26を構成する対物レンズと接眼レンズとが組み込まれており、暗箱部11aの前面に組み付けられる。
【0016】
前カバー14は、本体基部11の前面を覆うように組み付けられる。前カバー14の前面には、撮影レンズ25,ストロボ発光部13aを前面に露呈させる開口14a,14bの他、ファインダ26の視野範囲を規定する対物窓14cが形成されている。また、前カバー14の前面には、ストロボユニット13のメインコンデンサに充電を行う際に押圧される充電ボタン14dが一体に設けられている。
【0017】
前カバー14の上面には、一部を切り欠いて弾性自在に形成したシャッタボタン14eが設けられている。このシャッタボタン14eの下部には、押圧ロッド14fが設けられており、シャッタボタン14eの押下操作により露光ユニット12のシャッタ機構を作動させる。後カバー15は、本体基部11の背面及び底面を光密に覆う。
【0018】
ストロボユニット13は、ストロボ撮影用として、ストロボ発光部13aの他に、シンクロスイッチ27,ストロボ発光用のメインコンデンサ28等からなるストロボ回路29(図1参照)と、カートリッジ本体16aに内蔵されたICメモリ22に対して各種のデータの読み出しと書き込みを行うために、記録制御IC31やフレキシブル配線板32等からなるデータ記録部33(図1参照)とがプリント基板34に設けられ、この下部にはストロボ回路29とデータ記録部33の共通の電源となる電圧V1(1.5V)の電池(単3乾電池)35が組み付けられている。
【0019】
メインコンデンサ28を充電する際にオンされる充電スイッチ38は、フイルムロール室11cの外壁端部に組み込まれた弾性自在の金属片38aと、プリント基板34に形成された接点パターン38bとからなる。充電ボタン14dを押圧すると、金属片38aの他端部が弾性変形して接点パターン38bに接触し、充電スイッチ38がオンとなる。
【0020】
シンクロスイッチ27は、図4に示すように、プリント基板34に組み付けられて上下に並べて配された2枚の金属接片27a,27bからなり、これらがシャッタ羽根40が全開した瞬間に互いに接触することによりオンとなる。また、カートリッジ室11bの側面に一端部が固定され、他端部がシャッタ羽根40の下方に配置された補助スイッチ42が設けられている。この補助スイッチ42は、シンクロスイッチ27と同様に上下に並べて配された2枚の金属接片42a,42bからなり、シャッタ羽根40が全開した瞬間に互いに接触してシンクロスイッチ27と同時もしくは相前後してオンとなる。
【0021】
補助スイッチ42は、シャッタ羽根40が作動したにもかかわらず、シンクロスイッチ27が接触不良や破損等により正常にオンとならなかった場合にも、データ記録部33を正常に作動させ、ICメモリ22に書き込まれるデータとコマ番号との間にズレが生じるのを防止する。
【0022】
フレキシブル配線板32の先端には、複数の接続ピンを一列に並べたプラグ32aが設けられている。このプラグ32aは、カートリッジ室11bの上部に組み込まれたコネクタ(図示省略)に接続される。このコネクタは、カートリッジ室11bの内部に露呈された接続ピンに電気的に接続されており、この接続ピンがカートリッジ本体16aの接点部23に接続されることにより、記録制御IC31とICメモリ22とが接続される。
【0023】
レンズ付きフイルムユニットの電気的な構成を図1において、ストロボ回路29は、シンクロスイッチ27,メインコンデンサ28,充電スイッチ38の他に、NPN型の発振トランジスタ50,発振トランス51,PNP型のラッチ用トランジスタ52,ストロボ放電管(Xe管)53,トリガコンデンサ54,トリガコイル55,ネオン管56,充電用ダイオード57,ツェナダイオード58,PNP型の停止用トランジスタ59等から構成されている。
【0024】
発振トランジスタ50と発振トランス51とは、電池35の低電圧を高電圧に変換し、メインコンデンサ28を高電圧で充電するための周知のブロッキング発振回路を構成している。発振トランジスタ50は、充電スイッチ38がオンとなると、充電信号が与えられ、すなわち抵抗60,三次コイル63を介して電池35からベース電流が流れることにより作動を開始して一次コイル61に一次側電流(コレクタ電流)を流す。そして、発振トランジスタ50は、発振トランス51からの正帰還作用によってベース電流が増大することでコレクタ電流を増大して発振する。
【0025】
ラッチ用トランジスタ52は、充電スイッチ38が1度オンとなった後にオフとなっても、発振トランジスタ50のベース端子に帰還電流を与えることにより、発振トランジスタ50の発振を継続させるものである。このラッチ用トランジスタ52は、発振トランジスタ50のコレクタ電流の一部がベース電流として流れることによりオンとなる。これにより、発振トランジスタ50が一旦作動を開始すると、これに応答してラッチ用トランジスタ52がオンとなり、充電スイッチ38がオフとなっても、このラッチ用トランジスタ52のコレクタ電流が帰還電流として発振トランジスタ50のベース端子に供給される。このようなラッチ用トランジスタ52の正帰還作用で発振トランジスタ50が継続して発振する。
【0026】
なお、後述するように、充電スイッチ38がオフであっても、記録制御IC31からのビジー信号(*BUSY)が「Hレベル」となった場合には、これが充電信号として発振トランジスタ50に与えられるため、発振トランジスタ50が作動し、ラッチ制御用トランジスタ52の正帰還作用により発振を継続する。なお、ビジー信号(*BUSY)の「*BUSY」は、図面中でBUSYに上線(バー)を付したものと同じ意味とし、ビジー信号が負起電力であることを示す。以下の本明細書中に記載する*TRG1,*TRG2,*TRGも同じ意味である。
【0027】
ループ用ダイオード65は、アノードが抵抗60を介して三次コイル63に接続され、カソードが電池35のプラス端子に接続されている。これにより、充電スイッチ38がオフの状態における三次コイル63の逆起電力に対しての電流ループ(電流の逃げ道)を形成し、ブロッキング発振回路の発振動作が不安定になったり、充電時間が長くなるといった不都合をなくしている。
【0028】
発振トランス51の二次コイル62には、発振トランジスタ50の発振中に、一次コイル61と二次コイル62との巻線比に応じた高電圧、例えば300V程度の起電力が発生する。充電用ダイオード57は、この起電力によって流れる二次側電流だけをメインコンデンサ28に供給する。
【0029】
メインコンデンサ28は、その両端子がストロボ放電管53の両電極に接続されるとともに、プラス端子は電池35のプラス側に接続され、マイナス端子は充電用ダイオード57のアノードに接続されている。これにより、電池35のプラス電位を基準にして、メインコンデンサ28のマイナス端子側の電位が下がるようにして充電される。このストロボ回路29では、メインコンデンサ28の規定充電電圧Vaが例えば300Vに設定されており、メインコンデンサ28の充電電圧Vcが規定充電電圧Vaとなっている時にストロボ放電管53を設計上の光量で発光することが可能となっている。
【0030】
トリガコンデンサ54は、メインコンデンサ28の充電時には、このメインコンデンサ28とともに二次側電流によって充電される。このトリガコンデンサ54は、シャッタの作動に連動してシンクロスイッチ27がオンになると放電し、この放電された電流がトリガトランス55の一次コイル55aに電流が流れる。これにより、トリガトランス55の二次コイル55bに高電圧、例えば4KVのトリガ電圧が発生する。
【0031】
トリガ電圧は、ストロボ放電管53に近接して配されたトリガ電極53aを介してストロボ放電管53に印加される。このトリガ電圧の印加によって、ストロボ放電管53内のXeガスがイオン化して、ストロボ放電管53の両電極間の抵抗が破れ、メインコンデンサ28に充電された電荷がストロボ放電管53内で放電する。これにより、ストロボ放電管53が発光する。
【0032】
ネオン管56は、メインコンデンサ28の充電電圧が所定の電圧Vbになると点灯する。ネオン管56が点灯すると、トリガコンデンサ54に充電された電荷がこのネオン管56で放電され、ネオン管56に印加される電圧が降下して消灯する。しかし、発振トランジスタ50の作動中では継続して充電が行われ、またメインコンデンサ28がトリガコンデンサ54に接続されているため、すぐにトリガコンデンサ54の充電電圧が上昇して、再びネオン管56が点灯する。この結果、ネオン管56は、メインコンデンサ53が規定充電電圧に達する直前から点滅を開始して、メインコンデンサ28の充電電圧が上昇するのにしたがってその点滅の周期が短くなる。
【0033】
ネオン管56は、後カバー15のファインダ接眼窓に隣接して形成された確認窓を臨む位置に配されており、この確認窓を介してネオン管56の点灯を確認することで、撮影者は、ストロボ発光の準備が完了したことを知ることができる。なお、電圧Vbは、規定充電電圧Vaと同じであることが望ましいが、実際には規定充電電圧Vaとよりもわずかに低い、例えば約280Vである。したがって、撮影者は、ネオン管56の点滅周期が十分に短くなってからストロボ撮影を行う。
【0034】
ツェナダイオード58と停止用トランジスタ59は、メインコンデンサ28が規定充電電圧Vaまで充電されたときに、ストロボ回路29による充電を停止するためのものである。ツェナダイオード58は、メインコンデンサ28の規定充電電圧である300Vに応じてツェナ電圧が300Vのものが用いられている。メインコンデンサ28が規定充電電圧Vaまで充電されると、その充電電圧がツェナダイオード58に印加されるため、ツェナダイオード58にツェナ電流(逆方向電流)が流れ、このツェナ電流が停止用トランジスタ59のベース電流として流れる。ベース電流が流れて停止用トランジスタ59がオンとなると、発振トランジスタ50は、入力端子、すなわちベース端子とエミッタ端子が短絡されるため作動を停止し、これにともなってラッチ用トランジスタ52もオフとなる。これにより、ブロッキング発振回路の発振が停止されてメインコンデンサ28の充電が停止される。
【0035】
なお、ツェナダイオード58と停止用トランジスタ59を用いて充電を停止する代わりに、メインコンデンサ28の充電電圧が規定充電電圧Vaに達したことをストロボ回路29内の電位の変化や発振周期の変化から検出して、後述するビジー信号を「Lレベル」とすることでも充電を停止することが可能である。
【0036】
データ記録部33は、記録制御IC31の他に、トリガ検出回路68,水晶発振子69,NOR回路70等から構成されている。
【0037】
トリガ検出回路68は、撮影が行われたことを検出するためのものであり、NPN型のトリガ検出用トランジスタ71,ダイオード72を主部品として構成されている。ダイオード72は、トリガ検出用トランジスタ71に逆電圧が印加されて破壊されるのを防止するためのものであり、そのアノードがシンクロスイッチ27のトリガコイル55側の位置に接続され、カソードが抵抗73を介してトリガ検出用トランジスタ71のベース端子に接続されている。
【0038】
トリガ検出用トランジスタ71は、コレクタ端子が抵抗74を介して電池35のプラス端子に接続されており、シンクロスイッチ27のオン,オフに連動してオン,オフされ、そのコレクタ端子の負電位をトリガ検出信号*TRG1としてNOR回路70の一方の入力端子へ出力する。
【0039】
トリガ検出用トランジスタ71は、シンクロスイッチ27がオフの場合には、ベース電流が流れないからオフ(エミッタ−コレクタ間に電流が流れない状態)となるため、そのコレクタ端子の電位が電池35のプラス電位となりトリガ検出信号*TRG1が「Hレベル」(1.5V)となる。また、シャッタ羽根が全開してシンクロスイッチ27がオンとなると、トリガ検出用トランジスタ71は、ベース電流が流れてオン(エミッタ−コレクタ間に電流が流れる状態)になる。これにより、コレクタ端子の電位が下がってトリガ検出信号*TRG1が「Lレベル」(0V)となる。
【0040】
NOR回路70の他方の入力端子は、電池35に直列接続された2個の抵抗82,83の中間端子Pに接続され、電池35のマイナス端子と抵抗83との間に、前記補助スイッチ42が設けられている。この補助スイッチ42のオン,オフで中間端子Pの電位が変化するから、この電位をトリガ検出信号*TRG2としてNOR回路70の他方の入力端子へ出力する。なお、抵抗83とコンデンサ84は、補助スイッチ42のチャタリング防止用である。
【0041】
補助スイッチ42がオフのときには、NOR回路70の他方の入力端子が電池35のプラス端子に接続され、トリガ検出信号*TRG2が「Hレベル」(約1.5V)となっているが、補助スイッチ42がオンすると、中間端子Pの電位が下がってトリガ検出信号*TRG2が「Lレベル」(約0V)となる。そして、NOR回路70は、2個の入力端子のうちいずれか一方でも「Lレベル」になると、「Lレベル」のトリガ検出信号*TRGを書き込み制御スイッチ75を介して記録制御IC31に出力する。
【0042】
書き込み制御スイッチ75は、後述するビジー端子31aから出力されるビジー信号によって制御され、トリガ検出信号*TRGの検出後に「Lレベル」とされるビジー信号によりオン状態からオフ状態に切り換えられる。これにより、トリガ検出信号*TRG1とトリガ検出信号*TRG2とが同時に「Lレベル」とならなかった場合に、トリガ検出信号*TRG1,*TRG2のうちいずれか後に「Lレベル」となった方によってNOR回路70から出力された「Lレベル」のトリガ検出信号*TRGが記録制御IC31に入力されるのを阻止し、2度同じデータがICメモリ22に書き込まれるのが防止される。なお、ICメモリ22へのデータ書き込みが終了してビジー信号が「Hレベル」になると、書き込み制御スイッチ75はオン状態に復帰する。
【0043】
記録制御IC31は、GND端子85が電池35からのグランド(マイナス)側電源線に接続され、VCC1端子86が抵抗87を介して、またVcc2端子88が電池35からのプラス(+1.5V)側電源線にそれぞれ接続されている。この記録制御IC31は、VCC1端子86に給電される駆動電圧VCC1(例えば約1.0V)で常時作動状態とされ、累積時間の計測,ICメモリ22へのデータ書き込み制御等を行う。また、記録制御IC31は、VCC2端子88に給電される電圧VCC2(1.5V=V1)を記録制御IC31内の倍電圧回路91(図5参照)でICメモリ22用の駆動電圧VDD(3V)に昇圧し、この駆動電圧VDDをICメモリ22に給電する。
【0044】
上記のように電池35からの電圧V1を記録制御IC31に供給するプラス側電源線とグランド側電源線との間には、第1コンデンサ92と第2コンデンサ93とが接続されている。これらの第1,第2コンデンサ92,93と前述の抵抗87とは、ストロボ発光時にメインコンデンサ28の電荷がストロボ放電管53内で放電することにより電源線にのる電気的なノイズと、メインコンデンサ28の充電時に電源線にのるリップルノイズ(電圧の変動成分)を吸収し、記録制御IC31の誤作動を防止するためのフィルタ回路を構成している。
【0045】
図5において、記録制御IC31は、倍電圧回路91の他、発振回路94,累積時間計測回路95、書き込み制御回路96,パラレル/シリアル(P/S)変換回路97等を集積して小型な1個のICにチップ化したものであり、倍電圧回路91を除く各回路は、VCC1端子86に入力される駆動電圧VCC1によって作動する。また、この記録制御IC31には、図示しないがユニット本体10に装填された写真フイルムカートリッジリ16のICメモリ22に基礎データを書き込んだり、外部のコンピュータと接続して累積時間計測回路95を初期化するための回路が組み込まれている。
【0046】
発振回路94は、水晶発振子69を用いて一定周期のクロックを発生する。累積時間計測回路95は、発振回路94からのクロックに基づいて、ICメモリ22に書き込まれている計測開始時間からの累積時間を計測する。この累積時間は、累積時間データとしてP/S変換回路97に送られる。
【0047】
書き込み制御回路96は、発振回路94からのクロックに基づいたタイミングで作動する。この書き込み制御回路96には、NOR回路70からのトリガ検出信号*TRGが入力される。書き込み制御回路96は、アドレスカウンタを有しており、このアドレスカウンタの内容は、撮影データの書き込み完了毎に、次に撮影データを書き込むべきICメモリ22のアドレス(コマ番号に対応)に更新され保持される。
【0048】
P/S変換回路97は、書き込み制御回路96に制御され、トリガ検出信号*TRGの発生時点での累積時間データ等の撮影データを、シリアルデータ(SDA)に変換して、これを書き込み制御回路96からの同期クロック(SCL)に同期させてICメモリ22に送って、撮影データをICメモリ22に書き込む。この書き込みに際して、書き込み制御回路96のアドレスカウンタに示されるICメモリ22のコマ番号に対応するアドレスに撮影データが書き込まれる。
【0049】
ストロボ回路29によるメインコンデンサ28の充電が行われている間では、このストロボ回路29に大きな電流が流れて電池35の電圧降下が生じるため、ICメモリ22に給電される駆動電圧VDDが低下して、ICメモリ22に撮影データが書き込まれなかったり、書き込まれたとしてもその撮影データが誤ったものとなる場合がある。このため、記録制御IC31は、ICメモリ22に撮影データを書き込んでいる間に、ストロボ回路29による充電を禁止するための充電制御端子としてビジー端子31aが設けられている。このビジー端子31aは、書き込み制御回路96によって、その状態が制御されている。
【0050】
ビジー端子31aは、「Hレベル」及び「Lレベル」のビジー信号(*BUSY)を出力にする他に、端子をハイインピーダンス(高入力インピーダンス)の状態にすることができる周知のスリーステートの端子になっている。このビジー端子31aは、ストロボ回路29のラッチ用トランジスタ52のコレクタ端子、すなわち抵抗60及び三次コイル63を介して発振トランジスタ50のベース端子に接続されている。
【0051】
書き込み制御回路96は、トリガ検出信号*TRGの検出後に、ビジー端子31aを禁止状態とすることにより、ビジー信号を「Lレベル」にして、発振トランジスタ50にベース電流が流れることを阻止して、ストロボ回路29による充電を禁止し、その禁止している間に撮影データをICメモリ22に書き込む。また、撮影データの書き込の終了に応答して、ビジー端子31aを所定の時間だけ充電開始状態にすることにより、ビジー信号を「Hレベル」とする。これにより、この「Hレベル」のビジー信号を充電信号として発振トランジスタ50に与えてメインコンデンサ28の充電を開始させ、この後にビジー端子31aをハイインピーダンスの状態にする。ビジー端子31aがハイインピーダンスの状態になっている場合には、発振トランジスタ50の作動が許容される。
【0052】
次に、上記構成の作用について説明する。記録制御IC31は、工場での出荷時より、抵抗87を介して電池35から駆動電圧VCC1の給電を受けて、作動状態となっている。撮影者は、初めてストロボ撮影を行う場合には、充電ボタン14dを押圧操作して、充電スイッチ38をオンとする。
【0053】
充電スイッチ38がオンになると、記録制御IC31のビジー端子31aがハイインピーダンスとなっているから、この充電スイッチ38,抵抗60,三次コイル63を介して電池35から発振トランジスタ50にベース電流が流れる。これにより、発振トランジスタ50が作動を開始し、ベース電流に応じたコレクタ電流を流すようになる。このコレクタ電流は、第1端子51aから第2端子51b方向の一次側電流として一次コイル61に流れる。
【0054】
また、一次側電流が流れる始める(増加する)ことによって、二次コイル62に高電圧の起電力が発生し、第5端子51eから第4端子51d方向に二次側電流が流れる。この二次側電流は、発振トランジスタ50のベース電流として流れ込むので、一次コイル61からのコレクタ電流(一次側電流)がさらに増加する。
【0055】
ラッチ用トランジスタ52は、発振トランジスタ50がコレクタ電流を流すようになると、このコレクタ電流がラッチ用トランジスタ52のベース電流として供給される。このため、ラッチ用トランジスタ52がオンとなり、電池35から抵抗60,三次コイル63を介して発振トランジスタ50にベース電流が与えられる。
【0056】
発振トランジスタ50は、発振トランス51との正帰還作用によって、ベース電流が増大され、コレクタ電流すなわち一次側電流を増大するが、発振トランジスタ50が飽和状態に近づくと、コレクタ電流の変化が小さくなる。これにより、一次側電流の変化が小さくなり、発振トランス51の各コイル61〜63には、逆起電力が発生する。この逆起電力のために、発振トランジスタ50は、二次コイル62からのベース電流が急激に減少するので、コレクタ電流を急激に減少させる。
【0057】
しかし、発振トランジスタ50は、ラッチ用トランジスタ52からベース電流が与えれられているため、完全にオフとなることはなく、発振トランス51の逆起電力の発生が停止した後、再びコレクタ電流を増加させて、一次側電流を増加させる。このようにして、充電スイッチ38がオフとなっていても、発振トランジスタ50の発振動作が継続して行われる。
【0058】
発振動作中に二次コイル62で発生した高電圧の起電力による二次側電流は、充電用ダイオード57を介してメインコンデンサ28とトリガコンデンサ54を充電する。メインコンデンサ28への充電が進み、メインコンデンサ28の充電電圧Vcが電圧Vb(約252V)に達すると、ネオン管56が点灯と消灯とを交互に繰り返して点滅を開始する。さらに充電が進んで、メインコンデンサ28の充電電圧Vcが規定充電電圧Vaに達すると、ツェナダイオード58にツェナ電流が流れ、停止用トランジスタ59がオンとなる。
【0059】
停止用トランジスタ59がオンとなると、発振トランジスタ50のベース端子とエミッタ端子とが短絡された状態となるから、発振トランジスタ50の発振が停止し、これに伴ってラッチ用トランジスタ52もオフとなる。これにより、メインコンデンサ28への充電が停止される。そして、充電スイッチ38及びラッチ用トランジスタ52がオフとなっているから、ツェナダイオード58にツェナ電流が流れなくなって、停止用トランジスタ59がオフとなっても、発振トランジスタ50の発振が開始されることはない。このようにして、メインコンデンサ28は、その充電電圧Vcが300Vに達した時点で充電が停止される。
【0060】
撮影者は、ネオン管54の周期の短い点滅でストロボ発光の準備の完了を確認したならば、シャッタボタン14eを押圧操作して撮影を行う。シャッタボタン14eの押圧操作により、シャッタ羽根40が作動して写真フイルム16bが露光される。また、シャッタ羽根40が全開した瞬間にシンクロスイッチ27及び補助スイッチ42がほぼ同時にシャッタ羽根40で蹴飛ばされてオンとなる。
【0061】
なお、長時間に渡り撮影を行わないでいると、メインコンデンサ28が自然放電して、その充電電圧Vcが低下する。そして、ストロボ発光が不可能な状態にまで充電電圧Vcが低下したり、ストロボ発光が可能であるが所定の光量を得られないことがある。このような場合には、撮影者は、上記同様にして充電ボタン14dを押圧操作して、充電スイッチ38をオンとすることで、メインコンデンサ28が規定充電電圧Vaまで追加充電してから、シャッタボタン14eの押圧操作する。
【0062】
シンクロスイッチ27がオンとなると、上記のようにしてメインコンデンサ28が充電された状態になっていれば、トリガコンデンサ54が放電することによりトリガコイル55で発生するトリガ電圧がストロボ放電管53に印加される。これにより、メインコンデンサ28の電荷がストロボ放電管53内で放電して、ストロボ発光が行われる。もちろん、メインコンデンサ28の充電電圧Vcがストロボ発光するのに必要な電圧よりも低い場合には、ストロボ発光は行われず、この場合にはストロボ信号は「Lレベル」のままとなる。
【0063】
一方、トリガ検出用トランジスタ71は、シンクロスイッチ27がオンとなることによりオンとなって、トリガ検出信号*TRG1が「Lレベル」となる。また、シンクロスイッチ27とほぼ同時に補助スイッチ42もオンとなってトリガ検出信号*TRG2が「Lレベル」となる。このとき、なんらかの原因によりシンクロスイッチ27がオンにならなかった場合にも補助スイッチ42がオンとなるから、NOR回路70から書き込み制御回路96に出力されるトリガ検出信号*TRGが「Lレベル」となる。この瞬間に書き込み制御回路96は、ビジー信号を「Lレベル」にする。これにより、発振トランジスタ50にベース電流が供給されることを阻止して、ストロボ回路29によるメインコンデンサ28への充電が禁止される。
【0064】
これと同時に、書き込み制御スイッチ75がビジー信号によりオフ状態にされる。これにより、シンクロスイッチ27及び補助スイッチ42が両方ともにオンとなって、しかもオンとなる互いのタイミングが互いにズレた場合に、どちらか早くオンとなった方のみによってトリガ検出信号*TRGが「Lレベル」となるようにされる。
【0065】
この後に、書き込み制御回路96は、倍電圧回路91を作動状態にして、電池35からの電圧V1(VCC2)を駆動電圧VDDに昇圧し、ICメモリ22へ駆動電圧VDDの給電を開始する。また、書き込み制御回路96は、P/S変換回路97を制御して、この時点の累積時間計測回路95の累積時間データをP/S変換回路97にセットする。
【0066】
書き込み制御回路96が同期クロックの送出すると、P/S変換回路97は、同期クロックに同期させたタイミングでセットされた累積時間データがシリアルデータに変換されてICメモリ22に送られる。このようにして、ICメモリ22に送られた撮影データ(累積時間データ)は、書き込み制御回路96のアドレスカウンタに示されるICメモリ22の各コマ番号ごとのアドレスに書き込まれる。ここで、シャッタ羽根40が1回作動する毎に必ずトリガ検出信号*TRGが「Lレベル」となってICメモリ22への撮影データ書き込みが行われるから、ICメモリ22に書き込まれる撮影データとコマ番号との間にズレが生じることが防止される。
【0067】
ICメモリ22へのデータ書き込みが終了すると、書き込み制御回路96は、ビジー端子31aを「Lレベル」から「Hレベル」に変化させる。これにより、「Hレベル」のビジー信号が充電信号として発振トランジスタ50に与えられるので、発振トランジスタ50が作動を開始し、充電スイッチ38がオンとなった場合と同様にして、メインコンデンサ28の充電が開始される。また、書き込み制御スイッチ75がオフ状態からオン状態に変化され、次の撮影時のデータ書き込みに備えられる。なお、ビジー端子31aは、一定の時間だけ「Hレベル」とされた後に、ハイインピーダンスの状態にされる。
【0068】
以降、順次に撮影が行われ、撮影が完了する毎に対応するコマ番号とズレることなく撮影データがICメモリ22に書き込まれる。使用済みのレンズ付きフイルムユニットはそのまま現像取扱店に提出される。現像取扱店では、レンズ付きフイルムユニットから写真フイルムカートリッジ16を取り出し、ICメモリ22に記録されている撮影データが写真フイルム17の磁気記録層に転記される。
【0069】
写真フイルム17は、カートリッジ本体16aからいったん分離され、現像処理されてからプリント処理が施される。このプリント処理時に磁気記録層もしくはカートリッジ本体16aのICメモリ22から撮影データが各コマ番号毎に読み出され、顧客の希望に応じて撮影年月日等が対応するコマ番号のプリント写真に焼き付けられる。この後、写真フイルム17は再びカートリッジ本体16aに収納され、プリント写真とともにユーザーに返却される。
【0070】
以上説明した実施形態では、補助スイッチをシャッタ羽根の全開時に蹴飛ばされてオンされるようにしたが、撮影機構の露光動作に応動してオンされるのであれば、例えばシャッタ羽根を蹴飛ばす蹴飛ばしレバー等でオンされるようにしてもよい。
【0071】
また、上記実施形態では、写真フイルムカートリッジにICメモリを内蔵させた場合について説明したが、ユニット本体側、例えばストロボユニットの回路基板にICメモリを組み付けてもよい。もちろん、記録制御ICにICメモリを内蔵させてもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明のレンズ付きフイルムユニットによれば、シンクロスイッチの他に、撮影機構の露光動作に応動してオンされる補助スイッチを設け、シンクロスイッチ,補助スイッチのうち少なくともどちらか一方がオンすることによりICメモリにデータの書き込みを行うようにしたので、シンクロスイッチがオンしなかった場合にもICメモリへのデータ書き込みが確実に行われ、コマ番号とデータとのズレが防止できる。また、補助スイッチは、シャッタ羽根に蹴飛ばされてオンされるようにしたので、簡単な構成で上記効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットの回路図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図である。
【図3】ICメモリが内蔵された写真フイルムカートリッジを示す斜視図である。
【図4】シャッタ羽根とシンクロスイッチ,補助スイッチとの関係を示す説明図である。
【図5】記録制御ICの概略的な構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ユニット本体
16 写真フイルムカートリッッジ
22 ICメモリ
27 シンクロスイッチ
28 メインコンデンサ
29 ストロボ回路
31 記録制御IC
33 データ記録部
35 電池
38 充電スイッチ
40 シャッタ羽根
42 補助スイッチ
70 NOR回路
75 書き込み制御スイッチ
96 書き込み制御回路

Claims (2)

  1. 簡単な撮影機構が設けられたユニット本体あるいはこのユニット本体に収納される写真フイルムカートリッジに組み込まれた各種のデータを記憶するICメモリと、前記撮影機構のシャッタ羽根に蹴飛ばされてオンされるシンクロスイッチを有するストロボ回路と、前記シンクロスイッチとは別に撮影機構の露光動作に応動してオンされる補助スイッチと、前記シンクロスイッチ,補助スイッチのうち少なくともどちらか一方がオンすることにより前記ICメモリにデータの書き込みを行う記録制御ICとを備えたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 前記補助スイッチは、前記シャッタ羽根に蹴飛ばされてオンされることを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
JP18452398A 1998-06-30 1998-06-30 レンズ付きフイルムユニット Expired - Fee Related JP3667529B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18452398A JP3667529B2 (ja) 1998-06-30 1998-06-30 レンズ付きフイルムユニット
US09/343,260 US6345151B1 (en) 1998-06-30 1999-06-30 Lens-fitted film unit with IC memory and method of writing data in IC memory

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18452398A JP3667529B2 (ja) 1998-06-30 1998-06-30 レンズ付きフイルムユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000019622A JP2000019622A (ja) 2000-01-21
JP3667529B2 true JP3667529B2 (ja) 2005-07-06

Family

ID=16154701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18452398A Expired - Fee Related JP3667529B2 (ja) 1998-06-30 1998-06-30 レンズ付きフイルムユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3667529B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000019622A (ja) 2000-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3676470B2 (ja) 使い切りカメラの認可されないリサイクルを防止して認可された再使用を許容する方法と装置
US4332445A (en) Flash light discharge tube control device
JP3667529B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
EP0874267B1 (en) Lens-fitted photo film unit having IC
US6345151B1 (en) Lens-fitted film unit with IC memory and method of writing data in IC memory
US5974267A (en) Timer-controlled optical data recorder device for lens-fitted photo film unit
JPH0869091A (ja) レンズ付フィルム
JPH1165029A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3628829B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット用データ写し込み装置
JP3567040B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JPH09211792A (ja) Icメモリ付きフイルムカートリッジ及びそのデータ記録装置並びにデータ入出力装置
JP2000019586A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JPH1144933A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JPH10293343A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JPH09204019A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JPH09204018A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3513300B2 (ja) カメラ及びフィルムカートリッジ表示設定装置
JP2530218Y2 (ja) フィルム一体型カメラ
JP3553677B2 (ja) ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット
JP3412183B2 (ja) データ記録装置
JP3212724B2 (ja) プリントサイズ設定可能なカメラ
JPH09204017A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JPH09203956A (ja) データ記録機能付きのカメラ
JPH11142943A (ja) 光学データ露光装置及びレンズ付きフイルムユニット
JPS62208029A (ja) トリミング情報記録カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080415

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees