JPH10293343A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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JPH10293343A
JPH10293343A JP10317597A JP10317597A JPH10293343A JP H10293343 A JPH10293343 A JP H10293343A JP 10317597 A JP10317597 A JP 10317597A JP 10317597 A JP10317597 A JP 10317597A JP H10293343 A JPH10293343 A JP H10293343A
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JP
Japan
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charging
data
memory
transistor
terminal
Prior art date
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JP10317597A
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English (en)
Inventor
Koji Hata
幸次 畑
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリICにデータを正しく書き込む。 【解決手段】 ストロボ回路37,記録制御IC40,
メモリIC21は、電池43を共通の電源としている。
この電池43の電圧は、ストロボ回路37によるメイン
コデンサ36への充電が行われると、大きな電流が流れ
るために電圧降下が生じ、記録制御IC40,メモリI
C21を誤作動させる。記録制御IC40は、写真フイ
ルムカートリッジ16a内のメモリIC21にデータを
書き込んでいる間には、ビジー端子40aを「Lレベ
ル」にしてストロボ回路37によるメインコデンサ36
への充電を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ付きフイル
ムユニットに関し、さらに詳しくは、撮影に関する各種
のデータを内蔵したメモリICに書き込むとともに、ス
トロボ回路を内蔵したレンズ付きフイルムユニットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】簡単な撮影機構を内蔵したユニット本体
に未露光の写真フルイルムを収納したレンズ付きフイル
ムユニットが販売されており、広く利用されている。ま
た、このレンズ付きフイルムユニットには,ストロボ放
電管,充電回路,電池(乾電池)等からなるストロボ装
置を内蔵したタイプもあり、暗い場所での撮影に便利で
ある。
【0003】一方、フイルムカートリッジにICメモリ
(半導体メモリ)を組み込んでおき、写真撮影時にカメ
ラから得られた撮影データをこのICメモリに書き込ん
で現像所やユーザーが利用できるようにするシステムが
提案されている(例えば、特開昭56−154720号
公報,特開平2−217829号公報)。
【0004】ICメモリに書き込まれる撮影データとし
ては、一般のカメラにあってはシャッタ秒時や絞り値、
あるいはストロボ撮影を行ったか否かなどの露出データ
の他、プリント写真のアスペクト比が標準指定,パノラ
マ指定,Lプリント指定のいずれであるか、または特開
昭54−26721号公報記載のようなトリミング指示
機能をもったカメラではそのトリミング範囲を示すため
のプリントフォーマットデータ、さらに撮影年月日を表
すデートデータ、またカメラに設けられた入力手段から
ユーザーが任意に入力した文字データ(例えば撮影シー
ンに応じたタイトルやコメント)などがある。
【0005】これらの撮影データはプリント処理を行う
際に現像所で読み出され、例えば露出データはプリント
時の露光制御に用いることができ、またプリントフォー
マットデータはプリント倍率の自動設定やネガマスク,
印画紙マスクの切換え制御に用いることができる。さら
に、カメラ側で一律の画面サイズで撮影してもユーザー
が指定した形態のプリント写真を作ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レンズ付き
フイルムユニットに内蔵されるフイルムカートリッジ、
あるいはレンズ付きフイルムユニットのユニット本体に
メモリICを内蔵して、このメモリICに上記のような
撮影データを書き込むようにしたものが本出願人から提
案されている(例えば、特願平8−19061号、特願
平8−11946号等)。これらによれば、例えばスト
ロボ用に内蔵した電池を電源として、記録制御IC及び
メモリICを駆動し、撮影完了に記録制御ICでメモリ
ICに撮影データを書き込むようにしている。
【0007】しかしながら、撮影データの書き込み中に
ストロボ装置のストロボ回路が作動していると、このス
トロボ回路に比較的に大きな電流が流れるために、電池
電圧が一時的な降下して、記録制御ICやメモリICが
誤作動し、撮影データがメモリICに書き込まれなかっ
たり、正しい撮影データが書き込まれなくなるといった
問題がある。
【0008】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、メモリICにデータを正しく書き込む
ことができるストロボ回路を内蔵したレンズ付きフイル
ムユニットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、記録制御ICは、ストロ
ボ回路の作動を禁止する禁止状態に設定可能な充電制御
端子を有しており、この充電制御端子を禁止状態にして
前記ストロボ回路によるメインコンデンサの充電を禁止
している間に、メモリICに対してデータの書き込みを
行うものである。
【0010】請求項2記載の発明では、記録制御IC
を、1コマの撮影完了毎にメモリICに対してデータの
書き込みを行うようにしたものである。また請求項3記
載の発明では、記録制御ICを、データの書き込みに先
立って充電制御端子を禁止状態にし、データの書き込み
が終了後に前記充電制御端子の禁止状態の設定を解除す
るようにしたものであり、請求項4記載の発明では、記
録制御ICを、データの書き込みの際に、所定の時間だ
け充電制御端子を禁止状態にするようにしてものであ
る。
【0011】請求項5の発明では、ストロボ回路は、充
電信号の入力中に作動されてメインコンデンサを充電す
る発振トランジスタを含み、この発振トランジスタに充
電制御端子が接続されており、記録制御ICは、前記充
電制御端子を禁止状態とすることにより、前記発振トラ
ンジスタへの前記充電信号の入力を阻止することように
したものである。
【0012】請求項6記載の発明では、ストロボ回路
は、充電信号の入力により作動されてメインコンデンサ
を充電する発振トランジスタと、この発振トランジスタ
が作動することに応答して作動し、帰還電流を充電信号
として前記発振トランジスタに供給することにより、1
回の前記充電信号の入力で前記発振トランジスタの作動
を継続させるラッチ用トランジスタを含み、前記発振ト
ランジスタに充電制御端子が接続されており、記録制御
ICは、前記充電制御端子を禁止状態とすることによ
り、前記発振トランジスタへの前記充電信号の入力を阻
止するものである。
【0013】請求項7記載の発明では、充電制御端子
は、禁止状態とともに、発振トランジスタに充電信号を
与える充電開始状態に設定可能にされ、記録制御IC
は、データをメモリICに書き込んだ後に、前記充電制
御端子を充電開始状態とすることにより、前記発振トラ
ンジスタに充電信号を入力して、ストロボ回路による充
電を行うようにしたものである。
【0014】請求項8記載の発明では、充電制御端子
は、高低二値信号いずれか一方を選択的に出力する状態
と高入力インピーダンス状態とのいずれかの状態を選択
的に設定可能なスリーステートの端子であり、高入力イ
ンピーダンス状態では発振トランジスタへの充電信号の
入力が許容されるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明を実施したレンズ付きフイ
ルムユニットの構成を図2に示す。レンズ付きフイルム
ユニットは、本体基部11,露光ユニット12,ストロ
ボユニット13,前カバー14,後カバー15とからな
るユニット本体10と、本体基部11に装填される写真
フイルムカートリッジ16とからなる。
【0016】図3に写真フイルムカートリッジ16の外
観を示すように、この写真フイルムカートリッジ16
は、現在市販されているAdvanced Photo System のもの
であり、カートリッジ本体16a内に、写真フイルム1
6bを巻きつけたスプール17が回転自在に収納されて
いる。スプール17の両端は、カートリッジ本体16a
の端面から露呈し、各々キー溝17aが形成されてい
る。カートリッジ本体16aには、ポート口18が設け
られ、このポート口18を通して写真フイルム16bが
出入りする。また、このポート口18を開閉するために
遮光蓋19が組み込まれ、その両端はスプール17と同
様にカートリッジ本体16aの端面から露呈し、各々キ
ー溝19aを有している。
【0017】カートリッジ本体16a内には、フイルム
送り出し機構が内蔵されており、キー溝19aを介して
遮光蓋19を開いた状態でスプール17を図中時計方向
に回転させることによって、写真フイルム16bがポー
ト口18を通して頭出しされる。写真フイルム16b
は、背面側(乳剤面と反対側)の全面に透明な磁気記録
層が設けられたものが用いられている。この磁気記録層
は、カメラやプリンターに設けられた磁気記録装置によ
って撮影データやプリント処理に必要なラボデータ等の
記録に用いられる。また、メーカーが写真フイルムの種
別やフイルムIDナンバーの記録に利用することも可能
である。
【0018】カートリッジ本体16aに貼付されたバー
コードラベル16cは、このカートリッジ本体16aの
IDナンバーを表しており、カートリッジ本体16aと
写真フイルム16bとを一対一に対応づける。写真フイ
ルム16bのIDナンバーは、写真フイルム16bの製
造時にサイドプリントにより潜像としてバーコード記録
されるが、これとともに上記のように写真フイルム16
bの磁気記録層に磁気記録しておいてもよい。符号20
は、写真フイルム16bの種別や撮影可能枚数がバーコ
ードで記録されたディスクを示す。このディスク20
は、スプール17と一体に回転し、カメラあるいはプリ
ンタに設けられたバーコードリーダによってデータ内容
が読み取られるが、メモリIC21を内蔵するために省
略してもよい。
【0019】ところで、写真フイルム16bの磁気記録
層に撮影データの記録を行うためには、カメラやレンズ
付きフイルムユニットに磁気ヘッド及びその駆動回路を
含む磁気記録装置を内蔵させる必要があるが、この磁気
記録装置が複雑化してカメラのコストアップが避けられ
ない。したがって、特に普及型のローコストカメラ、あ
るいは製造時に予め写真フイルムを装填して販売され、
使用後には撮影機本体がメーカーに回収されるレンズ付
きフイルムユニットのような使い切り型のカメラの場合
には、上記のような磁気記録装置を組み込むことはでき
ず、Advanced Photo System の特長を活かすことができ
ない。
【0020】そこで、この写真フイルムカートリッジ1
6のカートリッジ本体16aには、撮影データ等を記録
するためのメモリIC21が組み込まれている。そし
て、メモリIC21に記録された撮影データ等を現像所
等で読み出し、これを写真フイルム16bの磁気記録層
に転記したり、プリント時の露光補正データとして使用
したりすることで、Advanced Photo System 特徴を活か
すようにしている。なお、メモリIC21にデータを記
録するためのカメラ側のデータ記録装置は、磁気記録装
置と比較してコスト負担がわずかであるから、ローコス
トなカメラあるいはレンズ付きフイルムユニットにも採
用することが可能である。
【0021】メモリIC21には記憶保持用に電源を要
せず、また電気的にデータの書き込みと消去とが可能な
EEPROMが用いられている。このメモリIC21
は、周知のワイヤボンディング手法等によって、スプー
ル17の端部を取り囲むように露呈された接点部22と
電気的に接続されている。
【0022】写真フイルムカートリッジ16は、レンズ
付きフイルムユニットだけでなく一般のカメラ用にも出
荷されることになるが、レンズ付きフイルムユニット用
に分けられたものについては、レンズ付きフイルムユニ
ットに装填された後に、メモリIC21の所定のアドレ
ス域にLF識別データ、製造年月日データ、初期化時間
データ、IDナンバー等が基礎データとして書き込まれ
てから、レンズ付きフイルムユニットに装填される。初
期化時間データは、後述する記録制御IC40によって
計測される累積時間の計測開始時間を表している。
【0023】図2において、本体基部11には、暗箱部
11aの両側にカートリッシ室11bとフイルムロール
室11cとが一体に形成されている。カートリッシ室1
1bとフイルムロール室11cには、製造段階でそれぞ
れ写真フイルムカートリッジ16のカートリッジ本体1
6aと、このカートリッジ本体16aから引き出した写
真フイルム16bをロール状にしたフイルムロールとが
装填される。
【0024】露光ユニット12は、従来のレンズ付きフ
イルムユニットと同様に、シャッタチャージ機構,フイ
ルム巻止め機構,カウンタ送り機構,シャッタ駆動機構
及びシャッタ羽根,撮影レンズ12a、ファインダ12
bを構成する対物レンズと接眼レンズとが組み込まれて
おり、暗箱部11aの前面に組み付けられる。
【0025】カートリッジ室11bの上部には、巻上げ
ダイヤル25が配され、その下面に一体に設けた巻上げ
軸の先端が写真フイルムカートリッジ16のスプール1
7のキー溝17aに係合するようになっている。巻上げ
ダイヤル25を図中反時計方向に回動操作すると、スプ
ール17の回転によって撮影済の写真フイルム16bの
部分がカートリッジ本体16aに巻き込まれる。
【0026】前カバー14は、本体基部11の前面を覆
うように組み付けられる。前カバー14の前面には、撮
影レンズ12a,ストロボ発光部13aを前面に露呈さ
せる開口14a,14bの他、ファインダ12bの視野
範囲を規定する対物窓26が形成されている。この対物
窓26のアスペクト比はハイビジョンTV画面と同じ
9:16になっており、このアスペクト比が写真フイル
ム16aにおける撮影コマの画面サイズの標準アスペク
ト比となっている。
【0027】対物窓26の背後には、マスク板27がス
ライド自在に組み込まれている。マスク板27は、つま
み27aをスライド操作することにより、対物窓26の
背後に挿入されて、ファインダ視野範囲のアスペクト比
を約1:2.8のパノラマ視野範囲に制限するパノラマ
位置と、対物窓26の背後から退避し、ファインダ視野
範囲を対物窓26で規定された標準アスペクト比の標準
視野範囲にする標準位置とに切り換えることができる。
【0028】マスク板27背面には、高反射板28aが
設けられており、この高反射板28aとストロボユニッ
ト13に設けたフォトセンサ28bとでモードセンサ2
8(図1参照)を構成している。このモードセンサ28
は、マスク板27がパノラマ位置にある場合には高反射
板28aがフォトセンサ28bに対面することにより、
「Hレベル」のモード信号(MODE)を出力し、標準
位置にある場合には高反射板28aがフォトセンサ28
bの前面から退避することにより、「Lレベル」のモー
ド信号を出力する。このモード信号に基づいて、マスク
板27を標準位置,パノラマ位置のいずれにセットして
撮影を行ったかが識別される。
【0029】なお、マスク板27に代えて他の視野範囲
切換え機構を用いれば、標準視野範囲,パノラマ視野範
囲の他に、従来のLプリントサイズのアスペクト比に対
応した視野範囲や、ファインダの視野範囲を比較的小さ
くした望遠視野範囲を加えてもよい。また、撮影時の視
野範囲を検知するには、上述のように光電的な手法の他
にも、電気的に検知して選択された視野範囲を識別する
ことが可能である。
【0030】前カバー14の上面には、シャッタボタン
30が一体に設けられている。シャッタチャージの完了
後にシャッタボタン30を押圧すると、露光ユニット1
2に組み込まれたシャッタ機構が作動して撮影が行われ
る。後カバー15は、本体基部11の背面及び底面を光
密に覆う。カートリッジ室11bの底面を覆う底蓋31
にはボス31aが突設され、このボス31aでスプール
17の下端を支持してカートリッジ本体16aをシェル
フロート方式で保持する。
【0031】ストロボユニット13は、ストロボ撮影用
として、ストロボ発光部13aの他に、トリガスイッチ
35,ストロボ発光用のメインコンデンサ36等からな
るストロボ回路37(図1参照)と、カートリッジ本体
16aに内蔵されたメモリIC21に対して各種のデー
タの読み出しと書き込みを行うために、フォトセンサ2
8b,記録制御IC40やフレキシブル配線板41等か
らなるデータ記録部42(図1参照)と、これらの共通
の電源となる電圧V1(1.5V)の電池(単3乾電
池)43が組み付けられている。
【0032】充電スイッチ45は、本体基部11の右端
部に組み込まれた金属片45aと回路基板38の一対の
接点パターン部45bとからなり、前カバー14の操作
ボタン45cの押圧によって、金属片45aが接点パタ
ーン部45bに接触するとONとなる。トリガスイッチ
35は、上下に並べて配された2枚の接片で構成され、
これらがシャッタ羽根が全開した瞬間に接触することに
よりONとなる。
【0033】フレキシブル配線板41の先端には、複数
の接続ピンを一列に並べたプラグ41aが設けられてい
る。このプラグ41aは、カートリッジ室11bの上部
に組み込まれたコネクタ(図示省略)に接続される。こ
のコネクタは、カートリッジ室22の内部に露呈された
接続ピンに電気的に接続されており、この接続ピンがカ
ートリッジ本体16aの接続部22に接続されることに
より、記録制御IC40とメモリIC21とが接続され
る。
【0034】レンズ付きフイルムユニットの電気的な構
成を図1に示す。ストロボ回路37は、トリガスイッチ
35,メインコンデンサ36,充電スイッチ45の他
に、PNP型の発振トランジスタ50,発振トランス5
1,NPN型のラッチ用トランジスタ52,ストロボ放
電管(Xe管)53,トリガコンデンサ54,トリガコ
イル55,ネオン管56,充電用ダイオード57,ツェ
ナダイオード58,NPN型の停止用トランジスタ59
等から構成されている。
【0035】発振トランス51は、それぞれが誘導結合
された一次コイル61,二次コイル62,三次コイル6
3とから構成されている。この発振トランス51では、
一次コイル61の各端子が第1端子51a,第2端子5
1bに、二次コイル62の一方の端子が第5端子51e
に、他方の端子が三次コイル63の一方の端子と共有端
子である第4端子51dに、三次コイル63の他方の端
子が第3端子51cになっている。
【0036】発振トランス51は、第1端子51aが電
池43のプラス端子と接続され、第2端子51bが発振
トランジスタ50のコレクタ端子に接続されている。第
3端子51cは、抵抗64aと充電スイッチ45を介し
て電池43のプラス端子に接続され、第4端子51d
は、発振トランジスタ50のベース端子に接続されてい
る。また、第5端子51eは、充電用ダイオード57を
介してメインコンデンサ36のマイナス端子に接続され
ている。充電用ダイオード57の接続の向きは、カソー
ドが第5端子51e側である。発振トランジスタ50の
エミッタ端子は、電池43のマイナス端子に接続されて
グランド(GND)されている。
【0037】このようにして接続された発振トランジス
タ50と発振トランス51とは、電池43の低電圧を高
電圧に変換し、メインコンデンサ36を高電圧で充電す
るための周知のブロッキング発振回路を構成している。
発振トランジスタ50は、充電スイッチ45がONとな
ると、充電信号が与えられ、すなわち抵抗64a,三次
コイル63を介して電池43からベース電流が流れるこ
とにより作動を開始して一次コイル61に一次側電流
(コレクタ電流)を流す。そして、発振トランジスタ5
0は、発振トランス51からの正帰還作用によってベー
ス電流が増大することでコレクタ電流を増大して発振す
る。
【0038】ラッチ用トランジスタ52は、充電スイッ
チ45が1度ONとなった後にOFFとなっても、発振
トランジスタ50のベース端子に帰還電流を与えること
により、発振トランジスタ50の発振を継続させるもの
である。このラッチ用トランジスタ52は、エミッタ端
子が電池43のプラス端子と接続され、ベース端子が抵
抗64bを介して発振トランジスタ50のコレクタ端子
と接続され、コレクタ端子が抵抗64a,三次コイル6
3を介して発振トランジスタ50のベース端子に接続さ
れている。これにより、発振トランジスタ50が一旦作
動を開始すると、これに応答してラッチ用トランジスタ
52がONとなり、充電スイッチ45がOFFとなって
も、このラッチ用トランジスタ52のコレクタ電流が帰
還電流として発振トランジスタ50のベース端子に供給
される。このようなラッチ用トランジスタ52の正帰還
作用で発振トランジスタ50が継続して発振する。
【0039】なお、後述するように、充電スイッチ45
がOFFであっても、記録制御IC40からのビジー信
号(BUSY)が「Hレベル」となった場合には、これ
が充電信号として発振トランジスタ50に与えられるた
め、発振トランジスタ50が作動し、ラッチ制御用トラ
ンジスタ52の正帰還作用により発振を継続する。
【0040】ループ用ダイオード65は、アノードが抵
抗64aを介して三次コイル63の第3端子51cに接
続され、カソードが電池43のプラス端子に接続されて
いる。これにより、充電スイッチ45がOFFの状態に
おける三次コイル63の逆起電力に対しての電流ループ
(電流の逃げ道)を形成し、ブロッキング発振回路の発
振動作が不安定になったり、充電時間が長くなるといっ
た不都合をなくしている。
【0041】二次コイル62には、発振トランジスタ5
0の発振中に、一次コイル61と二次コイル62との巻
線比に応じた高電圧、例えば300V程度の起電力が発
生する。充電用ダイオード57は、この起電力によって
第5端子51eから第4端子51d方向に流れる二次側
電流だけをメインコンデンサ36に供給する。
【0042】メインコンデンサ36は、その両端子がス
トロボ放電管53の両電極に接続されるとともに、プラ
ス端子は電池43のプラス側に接続され、マイナス端子
は充電用ダイオード57のアノードに接続されている。
これにより、電池43のプラス電位を基準にして、メイ
ンコンデンサ36のマイナス端子側の電位が下がるよう
にして充電される。本実施例のストロボ回路では、メイ
ンコンデンサ36の規定充電電圧Vaが例えば300V
に設定されており、メインコンデンサの充電電圧Vcが
規定充電電圧Vaとなっている時にストロボ放電管36
を設計上の光量で発光することが可能となっている。
【0043】トリガコンデンサ54は、一端が抵抗64
cを介して充電用ダイオード57のアノードに接続さ
れ、他端が電池43のプラス端子に接続されており、メ
インコンデンサ36の充電時には、このメインコンデン
サ36とともに二次側電流によって充電される。トリガ
トランス55は、その一次コイル55aの一端がトリガ
コンデンサ54の一端に、他端が二次コイル55bの他
端と共通にされて、トリガスイッチ35を介して電池4
3のプラス端子に接続されている。トリガコイル55の
二次コイル55bの一端は、ストロボ放電管36に近接
して配置されたトリガ電極53aに接続されている。
【0044】トリガコンデンサ54は、シャッタの作動
に連動してトリガスイッチ35がONになると放電し、
この放電された電流がトリガトランス55の一次コイル
55aに電流が流れる。これにより、二次コイル55b
に高電圧、例えば4KVのトリガ電圧が発生する。この
トリガ電圧は、トリガ電極53aを介してストロボ放電
管53に印加される。このトリガ電圧の印加によって、
ストロボ放電管53内のXeガスがイオン化して、スト
ロボ放電管53の両電極間の抵抗が破れ、メインコンデ
ンサ36に充電された電荷がストロボ放電管53内で放
電する。これにより、ストロボ放電管53が発光する。
【0045】ネオン管56は、一端が抵抗64d,64
cを介してメインコンデンサ36のマイナス端子に接続
されており、他端がメインコンデンサ36のプラス端子
に接続されている。このネオン管56は、メインコンデ
ンサ36の充電電圧が所定の電圧Vbになると点灯す
る。ネオン管56が点灯すると、トリガコンデンサ54
に充電された電荷がこのネオン管56で放電され、ネオ
ン管56に印加される電圧が降下して消灯する。
【0046】しかし、発振トランジスタ50の作動中で
は継続して充電が行われ、またメインコンデンサ36が
トリガコンデンサ54に接続されているため、すぐにト
リガコンデンサ54の充電電圧が上昇して、再びネオン
管56が点灯する。この結果、ネオン管56は、メイン
コンデンサ53が規定充電電圧に達する直前から点滅を
開始して、メインコンデンサ36の充電電圧が上昇する
のにしたがってその点滅の周期が短くなる。
【0047】ネオン管56は、前カバー14の上面に形
成された確認窓14c(図2参照)を臨む位置に配され
ており、この確認窓14cを介してネオン管56の点灯
を確認することで、撮影者は、ストロボ発光の準備が完
了したことを知ることができる。なお、電圧Vbは、規
定充電電圧Vaと同じであることが望ましいが、実際に
は規定充電電圧Vaとよりもわずかに低い、例えば約2
65Vである。したがって、撮影者は、ネオン管56の
点滅周期が十分に短くなってからストロボ撮影を行う。
【0048】ツェナダイオード58と停止用トランジス
タ59は、メインコンデサ36が規定充電電圧Vaまで
充電されたときに、ストロボ回路37による充電を停止
するためのものである。ツェナダイオード58は、メイ
ンコンデンサ36の規定充電電圧である300Vに応じ
てツェナ電圧が300Vのものが用いられており、その
アノードがメインコンデンサ36のマイナス端子に、カ
ソードが停止用トランジスタ59のベース端子に接続さ
れている。停止用トランジスタ59は、そのエミッタ端
子とコレクタ端子が発振トランジスタ50のベース端子
とエミッタ端子に接続されている。
【0049】メインコンデンサ36が規定充電電圧Va
まで充電されると、その充電電圧がツェナダイオード5
8に印加されるため、ツェナダイオード58にツェナ電
流(逆方向電流)が流れ、停止用トランジスタ59がO
Nとなる。停止用トランジスタ59がONとなると、発
振トランジスタ50は、入力端子、すなわちベース端子
とエミッタ端子が短絡されるため作動を停止し、これに
ともなってラッチ用トランジスタ52もOFFとなる。
これにより、ブロッキング発振回路の発振が停止されて
メインコンデンサ36の充電が停止される。
【0050】なお、ツェナダイオード58と停止用トラ
ンジスタ59を用いて充電を停止する代わりに、メイン
コンデンサ36の充電電圧が規定充電電圧Va達したこ
とをストロボ回路37内の電位の変化や発振周期の変化
から検出して、後述するビジー信号を「Lレベル」とす
ることでも充電を停止することが可能である。
【0051】データ記録部42は、記録制御IC40や
モードセンサ28の他に、発光検出回路70,トリガ検
出回路71,水晶発振子73等から構成されている。
【0052】発光検出回路70は、メインコンデンサ3
6がストロボ放電管53を介して放電した時の電流を検
出することにより、ストロボ発光が行われたか否かを示
すストロボ信号(STB)を発生する。例えば、ストロ
ボ信号は、ストロボ発光が行われた時には、ストロボ発
光後に一定の時間だけ「Hレベル」となる。
【0053】トリガ検出回路71は、半導体スイッチン
グ素子としてのPNP型のトリガ検出用トランジスタ7
1a,ダイオード71bを主部品として構成されてい
る。ダイオード71bは、トリガ検出用トランジスタ7
1aに逆電圧が印加されて破壊されるのを防止するため
のものであり、そのアノードがトリガスイッチ35のト
リガコイル55側の位置に接続され、カソードが抵抗6
4eを介してトリガ検出用トランジスタ71aのベース
端子に接続されている。トリガ検出用トランジスタ71
aのコレクタ端子は、抵抗64fを介して電池43のプ
ラス端子に接続され、エミッタ端子が電池43のマイナ
ス端子に接続されており、コレクタ端子の電位をトリガ
検出信号(TRG)として出力する。
【0054】トリガ検出用トランジスタ71aは、トリ
ガスイッチ35がOFFの場合には、ベース電流が流れ
ないからOFF(エミッタ−コレクタ間に電流が流れな
い状態)となるため、そのコレクタ端子の電位が電池4
3のプラス電位となりトリガ検出信号が「Hレベル」
(1.5V)となる。また、トリガスイッチ35がON
となると、トリガ検出用トランジスタ71aは、ベース
電流が流れてON(エミッタ−コレクタ間に電流が流れ
る状態)になる。これにより、コレクタ端子の電位が下
がってトリガ検出信号が「Lレベル」(0V)となる。
なお、符号71cは、ノイズによるトリガ検出用トラン
ジスタ71aの誤作動を防止するために設けられてい
る。
【0055】記録制御IC40は、電池43から抵抗6
4jを介して例えば約1Vの駆動電圧V2がVCC1端子
に給電され、また電池43の電圧V1がVcc2端子に直
接に給電される。記録制御IC40は、VCC1端子を介
して給電される駆動電圧V2によって常時作動状態とさ
れて、メモリIC21へのデータ書き込み制御等を行
う。また、VCC2端子に給電される電圧V1は、記録制
御IC40内の倍電圧回路85(図4参照)でメモリI
C21用の駆動電圧VDD(3V)に昇圧され、この駆動
電圧VDDが記録制御IC40からメモリIC21に給電
される。
【0056】なお、符号75、76は、記録制御IC4
0の近くの電池43からの電源線(プラス側とマイナス
側)に接続されたコンデンサであり、電源線にのる電気
的なノイズを吸収し、記録制御IC40の動作を安定さ
せるためのものである。
【0057】図4に記録制御IC40の構成を概略的に
示す。記録制御IC40は、発振回路80,累積時間計
測回路81、書き込み制御回路82,パラレル/シリア
ル(P/S)変換回路83,倍電圧回路85等を集積し
て小型な1個のICにチップ化したものであり、充電時
の電池43の電圧降下を考慮して、電池43の電圧V1
が例えば0.8V以上であれば正常に作動するようにさ
れている。また、この記録制御IC40には、図示しな
いがユニット本体10に装填された写真フイルムカート
リッジリ16のメモリIC21に基礎データを書き込ん
だり、外部のコンピュータと接続して累積時間計測回路
81を初期化するための回路が組み込まれている。
【0058】発振回路80は、水晶発振子73を用いて
一定周期のクロックを発生する。累積時間計測回路81
は、発振回路80からのクロックに基づいて、メモリI
C21に書き込まれている計測開始時間からの累積時間
を計測する。この累積時間は、累積時間データとしてP
/S変換回路83に送られる。
【0059】書き込み制御回路82は、発振回路80か
らのクロックに基づいたタイミングで作動する。この書
き込み制御回路82には、モードセンサ28,発光検出
回路70,トリガ検出回路71からのモード信号,スト
ロボ信号,トリガ検出信号が入力される。書き込み制御
回路82は、トリガ検出信号の入力後にモード信号とス
トロボ信号とに基づいて、撮影時のファインダの視野範
囲と、ストロボの発光の有無とを表した識別データを作
成して、パラレル/シリアル変換回路83に送る。
【0060】パラレル/シリアル変換回路83は、書き
込み制御回路82に制御され、トリガ検出信号の発生時
点での累積時間データと、書き込み制御回路82からの
識別データとからなる撮影データを、シリアルデータ
(SDA)に変換して、これを書き込み制御回路82か
らの同期クロック(SCL)に同期させてメモリIC2
1に送って、撮影データをメモリIC21に書き込む。
【0061】メモリIC21に撮影データを書き込んで
いる間に、ブロッキング発振回路すなわちストロボ回路
37によるメインコンデンサ36の充電が行われている
と、このストロボ回路37に大きな電流が流れて電池4
3の電圧降下が生じるため、メモリIC21に給電され
る駆動電圧VDDが低下して、メモリIC21に撮影デー
タが書き込まれなかったり、書き込まれたとしてもその
撮影データが誤ったものとなる場合がある。このため、
記録制御IC40は、メモリIC21に撮影データを書
き込んでいる間に、ストロボ回路37による充電を禁止
するための充電制御端子としてビジー端子40aが設け
られている。このビジー端子40aは、書き込み制御回
路82によって、その状態が制御されている。
【0062】ビジー端子40aは、「Hレベル」及び
「Lレベル」のビジー信号(BUSY)を出力にする他
に、端子をハイインピーダンス(高入力インピーダン
ス)の状態にすることができる周知のスリーステートの
端子になっている。このビジー端子40aは、ストロボ
回路37のラッチ用トランジスタ52のコレクタ端子、
すなわち抵抗64a及び三次コイル63を介して発振ト
ランジスタ50のベース端子に接続されている。
【0063】書き込み制御回路82は、トリガ検出信号
の検出後に、ビジー端子40aを禁止状態とすることに
より、ビジー信号を「Lレベル」にして、発振トランジ
スタ50にベース電流が流れることを阻止して、ストロ
ボ回路37による充電を禁止し、その禁止している間に
撮影データをメモリIC21に書き込む。また、撮影デ
ータの書き込の終了に応答して、ビジー端子40aを所
定の時間だけ充電開始状態にすることにより、ビジー信
号を「Hレベル」とする。これにより、この「Hレベ
ル」のビジー信号を充電信号として発振トランジスタ5
0に与えメインコンデンサ36の充電を開始させ、この
後にビジー端子40aをハイインピーダンスの状態にす
る。ビジー端子40aがハイインピーダンスの状態にな
っている場合には、発振トランジスタ50の作動が許容
される。
【0064】次に、上記構成の作用について図5を参照
しながら説明する。撮影では、撮影者は、所望とするプ
リント写真のアスペクト比に応じて、つまみ27aを操
作してマスク板27を標準位置またはパノラマ位置のい
ずれかに切り換える。また、撮影者は、初めてストロボ
撮影を行う場合には、操作ボタン45cを押圧操作し
て、充電スイッチ45をONとする。この直後、撮影者
は、操作ボタン45cの押圧を解除して充電スイッチ4
5をOFFとしてかまわない。次に、つまみ27aを操
作してマスク板27を標準位置またはパノラマ位置のい
ずれかに切り換える。
【0065】充電スイッチ45がONになると、記録制
御IC40のビジー端子40aがハイインピーダンスと
なっているから、この充電スイッチ45,抵抗64a,
三次コイル63を介して電池43から発振トランジスタ
50にベース電流が流れる。これにより、発振トランジ
スタ50が作動を開始し、ベース電流に応じたコレクタ
電流を流すようになる。このコレクタ電流は、第1端子
51aから第2端子51b方向の一次側電流として一次
コイル61に流れる。
【0066】また、一次側電流が流れる始める(増加す
る)ことによって、二次コイル62に高電圧の起電力が
発生し、第5端子51eから第4端子51d方向に二次
側電流が流れる。この二次側電流は、発振トランジスタ
50のベース電流として流れ込むので、一次コイル61
からのコレクタ電流(一次側電流)がさらに増加する。
【0067】ラッチ用トランジスタ52は、発振トラン
ジスタ50がコレクタ電流を流すようになると、このコ
レクタ電流がラッチ用トランジスタ52のベース電流と
して供給される。このため、ラッチ用トランジスタ52
がONとなり、電池43から抵抗64a,三次コイル6
3を介して発振トランジスタ50にベース電流が与えら
れる。
【0068】発振トランジスタ50は、発振トランス5
1との正帰還作用によって、ベース電流が増大され、コ
レクタ電流すなわち一次側電流を増大するが、発振トラ
ンジスタ50が飽和状態に近づくと、コレクタ電流の変
化が小さくなる。これにより、一次側電流の変化が小さ
くなり、発振トランス51の各コイル61〜63には、
逆起電力が発生する。この逆起電力のために、発振トラ
ンジスタ50は、二次コイル51からのベース電流が急
激に減少するので、コレクタ電流を急激に減少させる。
【0069】しかし、発振トランジスタ50は、ラッチ
用トランジスタ52からベース電流が与えれられている
ため、完全にOFFとなることはなく、発振トランス5
1の逆起電力の発生が停止した後、再びコレクタ電流を
増加させて、一次側電流を増加させる。このようにし
て、充電スイッチ45がOFFとなっていても、発振ト
ランジスタ50の発振動作が継続して行われる。
【0070】発振動作中に二次コイル62で発生した高
電圧の起電力による第5端子51eから第4端子51d
方向に流れる二次側電流は、充電用ダイオード57を介
してメインコンデンサ36とトリガコンデンサ54を充
電する。この充電中では、ストロボ回路37に大きな電
流が流れることにより、電池43の電圧V1が低下し、
充電開始直後では電圧V1は、0.8V程度に降下す
る。
【0071】メインコンデンサ36への充電が進み、メ
インコンデンサ36の充電電圧Vcが電圧Vb(約26
5V)に達すると、ネオン管56が点灯と消灯とを交互
に繰り返して点滅を開始する。さらに充電が進んで、メ
インコンデンサ36の充電電圧Vcが規定充電電圧Va
に達すると、ツェナダイオード58にツェナ電流が流
れ、停止用トランジスタ59がONとなる。
【0072】停止用トランジスタ59がONとなると、
発振トランジスタ50のベース端子とエミッタ端子とが
短絡された状態となるから、発振トランジスタ50の発
振が停止し、これに伴ってラッチ用トランジスタ52も
OFFとなる。これにより、メインコンデンサ36への
充電が停止される。そして、充電スイッチ45及びラッ
チ用トランジスタ52がOFFとなっているから、ツェ
ナダイオード58にツェナ電流が流れなくなって、停止
用トランジスタ59がOFFとなっても、発振トランジ
スタ50の発振が開始されることはない。このようにし
て、メインコンデンサ36は、その充電電圧Vcが30
0Vに達した時点で充電が停止される。
【0073】ところで、上記のようにして、メインコン
デンサ36の充電が停止した後に、長時間に渡り撮影を
行わないでいると、メインコンデンサ36が自然放電し
て、その充電電圧Vcが低下する。そして、ストロボ発
光が不可能な状態にまで充電電圧Vcが低下したり、ス
トロボ発光が可能であるが所定の光量を得られないこと
がある。このような場合には、撮影者は、上記同様にし
て操作ボタン45cを押圧操作して、充電スイッチ45
をONとすれば、メインコンデンサ36が規定充電電圧
Vaまで追加充電される。
【0074】なお、充電電圧Vcが低下しているか否か
は、ネオン管56が点灯しているか消灯しているか、ま
たは点滅周期により知ることができる。もちろん、充電
電圧Vcの低下の有無にかかわらず、ストロボ撮影を行
う直前に操作ボタン45cを押圧操作してもよい。ま
た、ビジー信号を「Hレベル」とすることによっても、
充電を開始させることができるから、記録制御IC40
により充電停止から一定の時間毎、例えば5分後毎にビ
ジー信号を「Hレベル」として、放電分を補うための追
加充電を行うようにしてもよい。追加充電を行う時間間
隔は、メインコンデンサ36の電圧降下を考慮し、スト
ロボ発光が不可能になる前後で行うようにするのがよ
く、また不要な電力消費を抑えるために自動的な追加充
電を禁止するスイッチ等を設けてもよい。
【0075】撮影者は、ネオン管54の周期の短い点滅
でストロボ発光の準備を完了を確認してから、レリーズ
ボタン30を押圧操作して撮影を行う。レリーズボタン
30の押圧操作により、シャッタ羽根が作動して写真フ
イルム16bが露光される。また、シャッタ羽根が全開
した瞬間に、ストロボ発光の有無にかかわらずトリガス
イッチ35がONとなる。
【0076】トリガスイッチ35がONとなると、上記
のようにしてメインコンデンサ36が充電された状態に
なっていれば、トリガコンデンサ54が放電することに
よりトリガコイル55で発生するトリガ電圧がストロボ
放電管53に印加される。これにより、メインコンデン
サ36の電荷がストロボ放電管36内で放電して、スト
ロボ発光が行われる。そして、ストロボ発光が行われる
と、発光検出回路70がストロボ信号を一定の時間だけ
「Hレベル」にする。もちろん、メインコンデンサ36
の充電電圧Vcがストロボ発光するのに必要な電圧以下
の場合には、ストロボ発光は行われず、この場合にはス
トロボ信号は「Lレベル」のままとなる。
【0077】また、トリガスイッチ35がONとなる
と、トリガ検出用トランジスタ71aがONとなって、
トリガ検出信号が「Lレベル」となる。ストロボ発光の
直後には、ストロボ回路37ではストロボ放電管53で
メインコンデンサ36の電荷が瞬間的に放電したときに
発生する電気的なパルスがストロボ回路37内の回路線
を通して発振トランジスタ50に伝わるために、このパ
ルスによって発振トランジスタ50が作動を開始し、上
記と同様な手順によってストロボ回路37によるメイン
コンデンサ36への充電が行われ、電池43の電圧V1
が図5中に一点鎖線で示すように大きく降下し、0.8
V程度まで下がってしまう。
【0078】しかし、書き込み制御回路82は、トリガ
検出信号が「Lレベル」となった瞬間に、ビジー信号を
「Lレベル」にする。これにより、ストロボ発光にとも
なう電気的なパルスが発振トランジスタ50に与えられ
ても、発振トランジスタ50のベース端子が抵抗64
a,三次コイル63を介して「Lレベル」になっている
ため、発振トランジスタ50は作動しない。そのため、
ストロボ回路37による充電が開始されない。また、発
振トランジスタ50が作動を開始した後にビジー信号が
「Lレベル」となっても、ビジー信号が「Lレベル」と
なることにより、ラッチ用トランジスタ52から発振ト
ランジスタへの帰還電流の供給が阻止され、さらに発振
トランジスタ50のベース端子が「Lレベル」になるた
め、発振トランジスタ50はすぐに作動を停止する。
【0079】このようにして、ビジー信号を「Lレベ
ル」とすることにより、ストロボ回路37によるメイン
コンデンサ37への充電を禁止してから、書き込み制御
回路82は、倍電圧回路85を作動状態にして、電池4
3からの電圧V1を駆動電圧VDDに昇圧し、メモリIC
21へ駆動電圧VDDの給電を開始する。
【0080】次に、書き込み制御回路82は、ストロボ
信号の信号レベルからストロボ発光の有無を調べる。ま
た、モードセンサ28のフォトセンサ28bを作動させ
て、モード信号の信号レベルからマスク板27の位置を
調べる。そして、ストロボ発光の有無とマスク板27の
位置に基づいた識別データをその内部にラッチする。な
お、この識別データのラッチはトリガ検出信号の入力か
ら短時間で行われる。
【0081】さらに、書き込み制御回路82は、P/S
変換回路83を制御して、この時点の累積時間計測回路
83の累積時間データをP/S変換回路83にセットす
る。この後に、書き込み制御回路82が同期クロックの
送出すると、P/S変換回路83は、同期クロックに同
期させたタイミングでセットされた累積時間データをシ
リアルデータに変換して、メモリIC21に送出する。
【0082】P/S変換回路83が累積時間データの送
出を完了すると、書き込み制御回路82は、ラッチした
識別データをP/S変換回路83にセットし、再び同期
クロックを送出する。これにより、P/S変換回路83
から識別データのシリアルデータがメモリIC21に送
られる。このようにして、メモリIC21に送られた撮
影データ(累積時間データ及び識別データ)は、それぞ
れメモリIC21の所定のアドレス書き込まれる。
【0083】このようにして、撮影データをメモリIC
21に書き込んでいる間では、ストロボ回路37による
充電が行われていないから、電圧降下をほとんど生じて
いない電池43の1.5Vの電圧V1が倍電圧回路85
を所定の駆動電圧VDDに昇圧されて、メモリIC21に
給電される。このれにより、メモリIC21は、正常に
作動し、記録制御IC40からの撮影データが正しく書
き込まれる。もちろん、ビジー信号が「Lレベル」とな
っているので、この撮影データの書き込み中に、充電ス
イッチ45をONにしても、発振トランジスタ50が作
動を開始することはないから、撮影データがメモリIC
21に正しく書き込まれる。
【0084】メモリIC21への全ての撮影データの書
き込みが終了すると、書き込み制御回路82は、ビジー
端子40aを「Lレベル」から「Hレベル」に変化させ
る。これにより、「Hレベル」のビジー信号が充電信号
として発振トランジスタ50に与えられるので、発振ト
ランジスタ50が作動を開始し、充電スイッチ45がO
Nとなった場合と同様にして、メインコンデンサ36の
充電が開始される。ビジー端子40aは、一定の時間だ
け「Hレベル」とされた後に、ハイインピーダンスの状
態にされる。
【0085】以降、上記同様にして順次に撮影が行わ
れ、撮影が完了する毎に撮影データをメモリIC21に
送って書き込む。また、撮影データを書き込んでいる間
には、ビジー信号が「Lレベル」とされることにより、
ストロボ回路37による充電が禁止される。
【0086】図6,図7は、充電スイッチにスライド操
作により、ONとOFFとが切り換えられるスライド式
スイッチを使用したストロボ回路の例を示すものであ
る。この図6に示されるストロボ回路90では、スライ
ド式の充電スイッチ91と、この充電スイッチ91に連
動したストロボ発光の有無を選択するスライド式の選択
スイッチ92が設けられている。そして、その他の構成
は、図1のストロボ回路37からラッチ用トランジタ5
2,ループ用ダイーオド65、及び抵抗64bを省略し
た構成となっている。なお、上記実施形態と同じ構成部
材には、同じ符号を付してある。
【0087】選択スイッチ92は、トリガコンデンサ5
4と直列に接続されている。この選択スイッチ92は、
充電スイッチ91がONのときにON、充電スイッチ9
1がOFFのときにOFFとなる。充電スイッチ91が
OFFとなっているときには、トリガスイッチ35がO
Nとなっても、トリガコンデンサ54が放電しないため
に、メインコンデンサ36が充電されていてもストロボ
発光が行われない。そして、ストロボ撮影を行う場合に
は、充電スイッチ91をONにした状態で撮影を行う。
【0088】図7に示すように、トリガ検出信号が発生
したならば、ビジー信号を「Lレベル」とすることによ
り、ストロボ回路90によるメインコデンサ36の充電
が禁止されてから、撮影データがメモリIC21に書き
込まれる。これにより、ストロボ撮影の直後で充電スイ
ッチ91がONになっていても、また撮影データの書き
込み中に充電スイッチ91がONとされても、撮影デー
タの書き込み中にはメインコデンサ36の充電が行われ
ないから、正しく撮影データをメモリIC21に書き込
むことができる。
【0089】また、このストロボ回路90の場合には、
データの書き込み後にビジー端子40aをハイインピー
ダンスにする。これにより、充電スイッチ91がONと
なっていれば、データの書き込み後に充電が開始され、
OFFとなっていれば充電は開始されない。そして、充
電スイッチ91がONとなっていれば、ビジー端子40
aをハイインピーダンスにしておくことにより、メイン
コデンサ36を規定充電電圧Vaまで充電された後に
は、充電と充電停止が交互に繰り返し行われるため、常
にメインコデンサ36を規定充電電圧Vaまで充電して
おくことができる。なお、スライド式のスイッチの代わ
りに、押圧操作する毎にONとOFFが切り換わるプッ
シュ式のスイッチを用いてもよい。
【0090】図8は、押圧操作している間だけONとな
る充電スイッチ96用いて、充電スイッチ96をONと
している間だけ、メインコンデンサ36の充電が行われ
ようにしたストロボ回路95の例を示すものである。な
お、図1のストロボ回路37と機能的に同じ部材には同
符号を付して、その説明を省略する。このストロボ回路
95の場合でも、撮影データの書き込み中にビジー信号
を「Lレベル」としておくことで、この撮影データの書
き込み中に充電スイッチ96がONとされても、メイン
コデンサ36の充電が行われないから、正しく撮影デー
タをメモリIC21に書き込むことができる。なお、図
6の例と同様に、撮影データの書き込み後には、ビジー
端子40aをハイインピーダンスにする。
【0091】上記各実施形態では、写真フイルムカート
リッジにメモリICを内蔵させた場合について説明した
が、ユニット本体側、例えばストロボユニットの回路基
板にメモリICを組み付けてもよい。もちろん、記録制
御ICにメモリICを内蔵させてもよい。
【0092】また、上記各実施形態では、メモリICに
撮影データを書き込む直前からビジー信号を「Lレベ
ル」として、ストロボ回路による充電を禁止し、撮影デ
ータの書き込みが終了したことに応答してビジー信号を
「Hレベル」またはハイインピーダンスにして、充電の
禁止を解除しているが、トリガ検出信号の発生時点や撮
影データの書き込み開始時点からの時間を記録制御IC
内の発振回路からのクロックを基にして計測し、所定の
時間が経過した時点で充電の禁止解除してもよい。1回
の撮影毎に書き込まれる撮影データの大きさはどれも同
じであり、書き込みに要する時間も同じであるから、こ
のように時間でビジー信号(ビジー端子の状態)を制御
することも可能である。
【0093】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のレンズ付
きフイルムユニットによれば、ユニット本体あるいはフ
イルムカートリッジに組み込まれたメモリICに対して
データの書き込みを行う記録制御ICの充電制御端子を
禁止状態にしてストロボ回路によるメインコンデンサの
充電を禁止している間に、メモリICに対してデータの
書き込みを行うようにしたから、データの書き込み中
に、メモリIC,記録制御IC,ストロボ回路に共通な
電源としての電池の電圧がストロボ回路の作動にともな
う電圧降下を生じないので、データをメモリICに正し
く書き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の回路図である。
【図2】ストロボ回路を内蔵したレンズ付きフイルムユ
ニットの分解斜視図である。
【図3】メモリICが内蔵された写真フイルムカートリ
ッジを示す斜視図である。
【図4】記録制御ICの概略的な構成を示すブロック図
である。
【図5】充電開始から充電停止までの各信号の変化を示
す波形図である。
【図6】スライド式スイッチを用いたストロボ回路の例
を示す回路図である。
【図7】図6の例における充電開始から充電停止までの
各信号の変化を示す波形図である。
【図8】押圧操作により、充電スイッチがONとなって
いる時に充電が行われるストロボ回路の例を示す回路図
である。
【符号の説明】
10 ユニット本体 16 写真フイルムカートリッッジ 21 メモリIC 36 メインコンデンサ 37 ストロボ回路 40 記録制御IC 40a ビジー端子 43 電池 50 発振トランジスタ 52 ラッチ用トランジスタ 53 ストロボ放電管 56 ネオン管

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 簡単な撮影機構を内蔵したユニット本体
    あるいはこのユニット本体に収納されるフイルムカート
    リッジに組み込まれ、各種のデータを記憶するメモリI
    Cと、このメモリICに対してデータの書き込みを行う
    記録制御ICと、ストロボ用のメインコンデンサを充電
    するストロボ回路と、前記メモリICと記録制御IC及
    びストロボ回路の共通な電源となる電池とを備えたレン
    ズ付きフイルムユニットにおいて、 前記記録制御ICは、前記ストロボ回路の作動を禁止す
    る禁止状態に設定可能な充電制御端子を有しており、こ
    の充電制御端子を禁止状態にして前記ストロボ回路によ
    るメインコンデンサの充電を禁止している間に、前記メ
    モリICに対してデータの書き込みを行うことを特徴と
    するレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記記録制御ICは、1コマの撮影完了
    毎に前記メモリICに対してデータの書き込みを行うこ
    とを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニ
    ット。
  3. 【請求項3】 前記記録制御ICは、データの書き込み
    に先立って前記充電制御端子を禁止状態にし、データの
    書き込みが終了後に前記充電制御端子の禁止状態の設定
    を解除することを特徴とする請求項1または2記載のレ
    ンズ付きフイルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記記録制御ICは、データの書き込み
    の際に、所定の時間だけ前記充電制御端子を禁止状態に
    することを特徴とする請求項1または2記載のレンズ付
    きフイルムユニット。
  5. 【請求項5】 前記ストロボ回路は、充電信号の入力中
    に作動されて前記メインコンデンサを充電する発振トラ
    ンジスタを含み、この発振トランジスタに前記充電制御
    端子が接続されており、前記記録制御ICは、前記充電
    制御端子を禁止状態とすることにより、前記発振トラン
    ジスタへの前記充電信号の入力を阻止することを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のレンズ付
    きフイルムユニット。
  6. 【請求項6】 前記ストロボ回路は、充電信号の入力に
    より作動されて前記メインコンデンサを充電する発振ト
    ランジスタと、この発振トランジスタが作動することに
    応答して作動し、帰還電流を充電信号として前記発振ト
    ランジスタに供給することにより、1回の前記充電信号
    の入力で前記発振トランジスタの作動を継続させるラッ
    チ用トランジスタを含み、前記発振トランジスタに前記
    充電制御端子が接続されており、前記記録制御ICは、
    前記充電制御端子を禁止状態とすることにより、前記発
    振トランジスタへの前記充電信号の入力を阻止すること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の
    レンズ付きフイルムユニット。
  7. 【請求項7】 前記充電制御端子は、前記禁止状態とと
    もに、前記発振トランジスタに充電信号を与える充電開
    始状態に設定可能にされ、前記記録制御ICは、データ
    を前記メモリICに書き込んだ後に、前記充電制御端子
    を充電開始状態とすることにより、前記発振トランジス
    タに充電信号を入力して、前記ストロボ回路による充電
    を行うことを特徴とする請求項6記載のレンズ付きフイ
    ルムユニット。
  8. 【請求項8】 前記充電制御端子は、高低二値信号いず
    れか一方を選択的に出力する状態と高入力インピーダン
    ス状態とのいずれかの状態を選択的に設定可能なスリー
    ステートの端子であり、高入力インピーダンス状態では
    前記発振トランジスタへの前記充電信号の入力が許容さ
    れることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項
    に記載のレンズ付きフイルムユニット。
JP10317597A 1997-04-21 1997-04-21 レンズ付きフイルムユニット Pending JPH10293343A (ja)

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