JP2002056283A - 移動体特典情報提供システム - Google Patents

移動体特典情報提供システム

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JP2002056283A
JP2002056283A JP2000242693A JP2000242693A JP2002056283A JP 2002056283 A JP2002056283 A JP 2002056283A JP 2000242693 A JP2000242693 A JP 2000242693A JP 2000242693 A JP2000242693 A JP 2000242693A JP 2002056283 A JP2002056283 A JP 2002056283A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品・サービス提供者の集客力を向上するこ
とができる移動体特典情報提供システムを提供する。 【解決手段】ネットワークナビセンタ10は、自動車1
1に搭載された移動体通信機器12から受信した現在位
置情報APIに基づき、商品・サービス提供者(広告依
頼主/商品・サービス提供者2)までの移動体通信機器
12による案内に従った移動に基づくポイント情報を利
用者(広告情報利用者/カード会員1)に報知する。セ
ンタ10は、この案内に従った移動完了を確認する。ク
レジットカード会社3は、商品・サービス提供者でのク
レジットカードの利用を検出する。確認された商品・サ
ービス提供者の位置までの移動完了と、検出された商品
・サービス提供者でのクレジットカードの利用との関連
性に応じて報知したポイント情報を利用者に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現在位置の発信可
能な移動体通信機器の利用者に対して特典情報を報知す
る特典情報提供システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、商店などの商品・サービス提
供者は、例えば道路に沿って看板を設置するなどの広告
を行うことで、歩行者若しくは走行中のドライバーを顧
客として招き入れようとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな広告を行ったとしても、例えば当該広告の示す所在
地(商品・サービス提供者の位置)までが比較的遠い場
合には、その広告の効果は薄れ、集客力が低下すること
となる。
【0004】本発明の目的は、商品・サービス提供者の
集客力を向上することができる移動体特典情報提供シス
テムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、移動体通信機器から商
品・サービス提供者の特典情報を利用者に報知する特典
情報報知手段と、前記商品・サービス提供者の位置まで
の前記移動体通信機器の案内による移動完了を確認する
移動完了確認手段と、前記商品・サービス提供者での前
記利用者の精算を検出する精算検出手段と、前記確認さ
れた商品・サービス提供者の位置までの移動完了と、前
記検出された商品・サービス提供者での前記利用者の精
算との関連性を検出する関連性検出手段と、前記検出さ
れた関連性に応じて前記報知した特典情報を特典として
前記利用者に提供する特典提供手段とを備えたことを要
旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の移動体特典情報提供システムにおいて、前記特典情報
は、報知の時点での環境条件に応じて異なることを要旨
とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の移動体特典情報提供システムにおいて、前記環境条件
は、前記報知の時点から前記商品・サービス提供者の位
置までの移動距離又は該報知の時点での時間帯であるこ
とを要旨とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の移動体特典情報提供システムにおいて、前記報
知の時点は、前記移動体通信機器による前記商品・サー
ビス提供者の位置までの経路探索が行われた時点である
ことを要旨とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の移動体特典情報提供システムにおいて、前記商
品・サービス提供者の広告情報を前記移動体通信機器に
配信する広告情報配信手段を備え、前記報知の時点は、
前記商品・サービス提供者の広告情報が前記移動体通信
機器に配信された時点であることを要旨とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれかに記載の移動体特典情報提供システムにおい
て、前記確認された商品・サービス提供者の位置までの
移動完了と、前記検出された商品・サービス提供者での
前記利用者の精算との関連性は、該商品・サービス提供
者の位置までの移動完了の時刻と、該商品・サービス提
供者での該利用者の精算時刻との差に基づき検出される
ことを要旨とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれかに記載の移動体特典情報提供システムにおい
て、前記報知される特典情報は、前記商品・サービス提
供者でのクレジットカードの利用に係る割引又はポイン
トサービスであることを要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。図1は、移動体特典情報
提供システムのしくみの概略構成図を示す。同図に示さ
れるように、このシステムは、大きくは利用者としての
広告情報利用者/カード会員1と、広告依頼主/商品・
サービス提供者2と、クレジットカード会社3と、ネッ
トワークナビセンタ10とからなる。
【0013】広告情報利用者/カード会員1は、上記ネ
ットワークナビセンタ10に対して後述の現在位置情報
APIを発信するとともに、発信された現在位置情報A
PIに基づき同ネットワークナビセンタ10から後述の
広告情報ADIを配信してもらう契約を同ネットワーク
ナビセンタ10と結んでいる。
【0014】又、この広告情報利用者/カード会員1
は、上記ネットワークナビセンタ10との契約に併せて
同ネットワークナビセンタ10と所定の契約関係にある
クレジットカード会社3とクレジットカードの利用契約
を結んでいる。従って、この広告情報利用者/カード会
員1がクレジットカードを利用して商品・サービスの提
供を受けると、同広告情報利用者/カード会員1に対し
て、上記クレジットカード会社3から例えば、郵送にて
その利用代金が請求されるとともに、併せてクレジット
カードの利用状況(例えば、利用金額)等に基づくサー
ビスポイントが付与・連絡される。そして、広告情報利
用者/カード会員1は、上記クレジットカード会社3と
の間で予め決めておいた銀行口座から提供された商品・
サービスに応じた金額を引き落としてもらうなどしてそ
の利用代金を精算する。尚、広告情報利用者/カード会
員1は、上記付与されたサービスポイントを所定の条件
で蓄積し、その累計が所定数に達した場合には、例えば
クレジットカード会社3から同ポイント数に見合った商
品と引き替えてもらうことができる。広告情報利用者/
カード会員1がクレジットカード会社3との間でポイン
ト数に見合った商品と引き替えてもらうと、その分のサ
ービスポイントが消費される。
【0015】上記広告依頼主/商品・サービス提供者2
は、上記ネットワークナビセンタ10から案内される入
力案内情報GAIに従って同ネットワークナビセンタ1
0から広告情報利用者/カード会員1に発信してもらう
広告情報ADIを入力するとともに、同広告情報ADI
の発信依頼の契約を同ネットワークナビセンタ10と結
んでいる。又、この広告依頼主/商品・サービス提供者
2は、上記クレジットカード会社3と加盟店契約を結ん
でいる。従って、上記広告情報利用者/カード会員1か
らクレジットカードの提示を受けると、例えば同広告情
報利用者/カード会員1の信用を照会した上で同広告情
報利用者/カード会員1に対して商品・サービスを提供
する。そして、この広告依頼主/商品・サービス提供者
2は、上記広告情報利用者/カード会員1のクレジット
カードの利用により商品・サービスを提供すると、上記
クレジットカード会社3に対して例えば、郵送にてその
利用代金を請求する。そして、クレジットカード会社3
は、上記広告依頼主/商品・サービス提供者2との間で
予め決めておいた銀行口座に手数料を除いた金額を振り
込むなどしてその利用代金を精算する。
【0016】上記ネットワークナビセンタ10は、広告
情報利用者/カード会員1から発信された現在位置情報
APIに応じて上記広告依頼主/商品・サービス提供者
2から提供された広告情報ADIを配信する。
【0017】又、このネットワークナビセンタ10は、
上記クレジットカード会社3と所定の契約関係にあり、
広告情報利用者(広告情報利用者/カード会員1)を特
定する後述の情報(広告情報利用者認証データのIDコ
ード)を同クレジットカード会社3との間で共有してい
る。さらに、ネットワークナビセンタ10は、広告依頼
主(広告依頼主/商品・サービス提供者2)を特定する
後述の情報(広告依頼主認証データのIDコード)を同
クレジットカード会社3との間で共有している。そし
て、ネットワークナビセンタ10は、上記広告情報利用
者/カード会員1への広告情報ADIの配信により同広
告情報利用者/カード会員1が当該広告依頼主/商品・
サービス提供者2の位置まで移動したことを後述の態様
で確認すると、当該広告情報利用者/カード会員1を特
定する情報(広告情報利用者認証データのIDコー
ド)、当該広告依頼主/商品・サービス提供者2を特定
する情報(広告依頼主認証データのIDコード)及びそ
のときの移動距離に応じた後述のポイント情報を同クレ
ジットカード会社3に送信する。従って、クレジットカ
ード会社3は、これら広告情報利用者認証データのID
コード及び広告依頼主認証データのIDコードと、広告
依頼主/商品・サービス提供者2からの利用代金請求書
の内容、すなわち利用されたクレジットカードの番号に
対応するカード会員(広告情報利用者/カード会員1)
のIDコード及び当該カード利用に係る加盟店(広告依
頼主/商品・サービス提供者2)のIDコードとをそれ
ぞれ照合する。そして、後述する所定の条件での関連性
が確認されると上記ポイント情報を加算したものをサー
ビスポイントとして、同広告情報利用者/カード会員1
に対して付与する。
【0018】次に、この移動体特典情報提供システムに
より構築される情報ネットワークについて図2を参照し
て説明する。図2において、コンピュータシステムを備
えたネットワークナビセンタ10は、広告情報利用者
(広告情報利用者/カード会員1)の自動車11に搭載
された移動体通信機器12との間で、利用者が取得した
い広告情報ADIや、センタ10に知らせる自身(自
車)の現在位置情報API等を含む各種情報の授受を行
うようになっている。詳述すると、移動体通信機器12
からの各種情報は、同通信機器12のアンテナ13から
電波信号となって発信される。この電波信号は携帯電話
基地局14の基地局アンテナ15で受信され一般電話回
線網16を介してネットワークナビセンタ10に送信さ
れる。反対に、ネットワークナビセンタ10からの各種
情報は、一般電話回線網16を介して携帯電話基地局1
4の基地局アンテナ15から電波信号となって発信され
る。このセンタ側の電波信号は移動体通信機器12のア
ンテナ13にて受信され同移動体通信機器12に送信さ
れる。つまり、ネットワークナビセンタ10は、自動車
11に搭載された移動体通信機器12とはいわゆる無線
インターネットで接続されている。又、自動車11等の
移動体通信機器12とネットワークナビセンタ10との
間に一般電話回線網16を介さずに、移動体通信機器側
に無線送受信機とTA(ターミナルアダプタ;Terminal
Adapter)とDSU(デジタルサービスユニット;Digi
tal Service Unit)を備えて、移動体通信機器12とネ
ットワークナビセンタ10とを直接無線インターネット
にて接続する手法でもよい。
【0019】又、ネットワークナビセンタ10はインタ
ーネット17を介して各広告依頼主(広告依頼主/商品
・サービス提供者2)のパソコン18と接続されるよう
になっている。そして、ネットワークナビセンタ10
は、パソコン18との間で、各広告依頼主(広告依頼主
/商品・サービス提供者2)が選択した広告提供位置に
広告を提供するための広告情報ADI及びこの広告情報
ADIの入力の仕方を各広告依頼主(広告依頼主/商品
・サービス提供者2)に対して案内する入力案内情報G
AI等を含む各種情報の授受を行うようになっている。
尚、各広告依頼主(広告依頼主/商品・サービス提供者
2)のパソコン18に無線通信機能を備えているもので
あれば無線インターネットを介してパソコン18とネッ
トワークナビセンタ10とを接続してもよい。勿論、広
告依頼主(広告依頼主/商品・サービス提供者2)は、
携帯電話機を使用してネットワークナビセンタ10と各
種情報の授受を行うようにしてもよい。
【0020】さらに、ネットワークナビセンタ10は、
上記クレジットカード会社3との間でインターネット1
7を介して各種情報の授受を行うようになっている。詳
述すると、ネットワークナビセンタ10は、広告情報利
用者/カード会員1への広告情報ADIの配信により同
広告情報利用者/カード会員1が当該広告依頼主/商品
・サービス提供者2の位置まで移動完了したことを確認
した各案件について、当該広告情報利用者/カード会員
1を特定する情報(広告情報利用者認証データのIDコ
ード)、当該広告依頼主/商品・サービス提供者2を特
定する情報(広告依頼主認証データのIDコード)及び
そのときの移動距離に応じたポイント情報をインターネ
ット17を介して上記クレジットカード会社3に送信す
る。尚、ネットワークナビセンタ10は上記に準じた無
線インターネットを介して上記クレジットカード会社3
との間で各種情報の授受を行うようにしてもよい。
【0021】ネットワークナビセンタ10は、図3に示
すように、広告情報配信手段を構成するサーバ群21及
びデータ変換装置22を備えている。サーバ群21は、
マップサーバ23、広告依頼主・広告情報利用者サーバ
24、広告提供位置・広告情報サーバ25、課金サーバ
26、認証サーバ27、ポイント情報サーバ28、管理
サーバ29を備えている。
【0022】マップサーバ23は、地図データ(道路地
図、住宅地図、建物形状地図等)、交差点データ、住所
データ等を記憶管理している。広告依頼主・広告情報利
用者サーバ24は、道路沿線上の所定の広告提供位置に
おいて広告情報利用者(広告情報利用者/カード会員
1)に広告を提供する広告依頼主(広告依頼主/商品・
サービス提供者2)の広告依頼主データや、その広告を
利用する広告情報利用者の広告情報利用者データを記憶
管理している。広告依頼主データは名前データ、住所デ
ータ、業務内容データ(広告が提供する業種、例えば飲
食業、自動車販売、コンビニ、内科、ホテルといったデ
ータ)からなる。広告情報利用者データは、名前デー
タ、住所データ、年齢データ、性別データ、職業デー
タ、携帯電話番号、自動車11のメーカデータ、車種
(セダン、RV車等)データ、車名データからなる。
【0023】広告提供位置・広告情報サーバ25は、広
告提供位置データと、その広告提供位置で提供する広告
内容の広告データ、その広告が示す所在地の誘導位置デ
ータ、広告提供位置からその広告が示す所在地までの距
離データ、及び、同距離データに応じて予め設定された
ポイント情報データを記憶管理している。広告提供位置
データは、本実施形態ではマップサーバ23に記憶され
た地図データ上で特定される位置であって、緯度と経度
で表現される。広告データは、本実施形態では商号、愛
称、業務内容、商品名又は案内図の広告を描画するため
の広告画像データと広告情報利用者(広告情報利用者/
カード会員1)に広告を声で知らせるための広告音声デ
ータから構成されている。誘導位置データは、本実施形
態では広告提供位置データと同様に、マップサーバ23
に記憶された地図データ上で特定される位置であって、
緯度と経度で表現される。距離データは、例えば幹線道
路に沿った広告提供位置からその広告が示す所在地まで
の概略距離である。ポイント情報データは、距離データ
に応じて、例えば1km当たり1ポイントとなるように
設定されている。
【0024】又、広告提供位置・広告情報サーバ25
は、広告提供位置をどちらの方向から走行し通過する広
告情報利用者(広告情報利用者/カード会員1)に対し
て広告を提供するか選択するための走行方向データを記
憶管理している。そして、本実施形態では、この走行方
向データ、広告提供位置データ、広告データ(広告画像
データ、広告音声データ)、誘導位置データ、距離デー
タ及びポイント情報データを広告情報としている。
【0025】さらに、広告提供位置・広告情報サーバ2
5は前記広告を提供する際の配信条件である配信条件デ
ータを記憶管理している。配信条件データは、本実施形
態では提供期間データ、提供時間帯データ、年齢層デー
タ、性別データ、自動車メーカ別データ、車種別データ
及び車名データとから構成されている。
【0026】提供期間データは、広告を提供する提供期
間、例えば8月1日〜12月31日といったデータであ
る。提供時間帯データは広告を提供する提供時間帯、例
えば午前10時00分から午後9時30分といったデー
タである。年齢層データは広告を提供する広告情報利用
者の年齢層、例えば18歳〜55歳といったデータであ
る。性別データは広告を提供する利用者の性別、例えば
男性といったデータである。自動車メーカ別データは、
広告を提供する広告情報利用者の所有している自動車1
1のメーカのデータである。車種別データは、広告を提
供する広告情報利用者の所有している自動車11の車種
であって、例えばセダン、RV車といったデータであ
る。車名データは、広告を提供する広告情報利用者の所
有している自動車11の車名である。
【0027】課金サーバ26は、広告情報利用者に提供
する広告の配信価格の価格データを記憶管理している。
価格データは、本実施形態では提供位置価格データ、提
供期間価格データ及び提供時間帯価格データとから構成
されている。提供位置価格データは広告提供位置の価格
であって、前記マップサーバ23に記憶された地図デー
タ上の各位置、例えば道路沿線上の全ての位置について
それぞれ予め決定されている。提供期間価格データは広
告を提供する提供期間の価格であってそれぞれ期間によ
って予め決定されている。提供時間帯価格データは広告
を提供する提供期間帯の価格であってそれぞれ時間帯に
よって予め決定されている。
【0028】又、課金サーバ26は各広告毎にその広告
が各広告情報利用者に配信された配信回数の配信回数デ
ータ、広告依頼主に対して請求する広告配信料の広告配
信料データ及び各広告毎にその広告の提供を受けた広告
情報利用者の利用者リストデータを記憶管理している。
【0029】認証サーバ27は、広告依頼主のIDコー
ド、パスワード及び広告配信料を引き落とすための銀行
口座番号からなる広告依頼主認証データ及び広告情報利
用者のIDコード及びパスワードからなる広告情報利用
者認証データを記憶管理している。
【0030】ポイント情報サーバ28は、広告情報利用
者が提供された広告情報に従ってその広告が示す所在地
まで移動完了したことを各広告情報利用者ごと、当該広
告情報に基づく各移動ごとに表す広告情報利用データ及
び各広告情報利用データごとの当該広告情報に設定され
たポイント情報データを記憶管理している。
【0031】管理サーバ29は各サーバ23〜28を統
括管理するサーバであって、インターネット17を介し
て各広告依頼主のパソコン18及びクレジットカード会
社3と接続されているとともに、データ変換装置22、
一般電話回線網16及び携帯電話基地局14を介して移
動体通信機器12と接続されている。管理サーバ29は
記憶部を備え、同記憶部には広告情報登録プログラム、
広告情報配信プログラム、広告情報課金プログラム及び
ポイント情報プログラムを記憶している。
【0032】そして、管理サーバ29は、この広告情報
登録プログラム、広告情報配信プログラム、広告情報課
金プログラム及びポイント情報プログラムに従って各種
演算処理動作を実行する。広告情報登録プログラムは、
移動体通信機器12を所有する広告情報利用者に提供す
る広告を、各パソコン18を使用してネットワークナビ
センタ10に登録するためのプログラムである。広告情
報配信プログラムは、パソコン18にて登録した広告を
ネットワークナビセンタ10から広告情報利用者が所有
する移動体通信機器12に配信するためのプログラムで
ある。広告情報課金プログラムは、広告情報利用者に広
告を配信したことによって生ずる広告配信料を演算しそ
の広告配信料を広告依頼主に請求するためのプログラム
である。ポイント情報プログラムは、広告情報利用者が
提供された広告情報に従ってその広告が示す所在地まで
移動したことを後述の態様で確認し、この確認を条件と
して上記ポイント情報サーバ28に当該広告情報利用デ
ータ及びそのときのポイント情報データを記憶するため
のプログラムである。
【0033】ここで、広告情報登録プログラムに基づく
広告の登録手順を説明する。まず、インターネット17
を介してパソコン18からネットワークナビセンタ10
に対してアクセスがあると、管理サーバ29は広告情報
登録プログラムに基づいて広告依頼者のパソコン18に
対して広告申し込みのための処理を実行する。
【0034】管理サーバ29は、広告情報登録プログラ
ムに基づいてマップサーバ23から前記地図データ、交
差点データ、住所データ等を読み出してパソコン18に
出力するとともに、広告提供位置の選択を指示するため
の表示データをパソコン18に出力する。パソコン18
はその地図データ等に基づいてパソコン18の表示画面
に地図を表示するとともに広告提供位置を選択する旨の
表示をして、広告依頼主に対して広告提供位置を選択さ
せる。このとき、広告依頼主が案内ルートを指定したい
場合は、パソコン18の画面において案内ルートを設定
可能とする。
【0035】具体的には、管理サーバ29は、車載用ナ
ビゲーション装置の地図表示と同様に、パソコン18の
キー操作又はマウス操作に基づいて広域地図から詳細地
図へと拡大表示させるとともにスクロールさせながら目
的の広告提供位置が示されている地図をパソコン18の
表示画面に表示させる。
【0036】例えば、図9に示すように、パソコン18
の表示画面18aに目的の広告提供位置が示された地図
30が表示されると、管理サーバ29はパソコン18の
キー操作又はマウス操作に基づいて広告提供位置に矢印
形状のカーソル31にて指定する旨を表示する。広告依
頼主は、パソコン18のキー又はマウスを操作して地図
30に示された道路上の広告提供位置にカーソル31を
あわせて選択する。このとき、矢印形状のカーソル31
の向きも道路に沿ってあわせて選択する。これは走行方
向の選択であって、広告提供位置をどちらの方向から走
行して来る利用者に対して広告を提供するかを選択する
ためである。又、表示画面18a上に建造物の外形を表
示した住宅地図を表示し、少なくとも1つの外形領域を
選択することにより、広告提供位置を選択するようにし
てもよい。
【0037】又、広告提供位置を両方向から通過する利
用者に対して広告を提供する場合には、パソコン18の
キー又はマウスにて両方向とも選択する旨の選択操作す
る。さらに、十字路等の交差点の各コーナを選択する場
合は、交差点内にカーソル31をあわせることによって
選択されるようになっている。
【0038】パソコン18にて広告提供位置を選択する
と、管理サーバ29はパソコン18の表示画面18aに
広告を利用者に提供する範囲を示す表示を行う。本実施
形態では、図10に示すように、カーソル31を囲む四
角枠32を表示し四角枠32の範囲内で広告が提供され
る旨を知らせる。従って、広告依頼者は広告を利用者に
提供する範囲が確認できることになる。尚、図11は、
十字路の各コーナを選択した場合の四角枠32の表示状
態を示す。
【0039】広告提供位置を選択しその位置を決定する
ためにキー又はマウスにて決定操作すると、管理サーバ
29は同管理サーバ29内の記憶装置に広告提供位置の
広告提供位置データと走行方向の走行方向データを一時
記憶する。
【0040】続いて、管理サーバ29は、広告依頼主の
パソコン18に対して広告提供位置からその広告内容の
所在地まで誘導する案内経路を提供するかどうかを選択
させるための表示を出す。そして、パソコン18をキー
操作又はマウス操作して案内経路の提供を選択すると、
管理サーバ29は前記広告提供位置の選択と同様に地図
データ等をパソコン18に出力しパソコン18の表示部
に地図を表示させる。
【0041】広告依頼主は、パソコン18のキー又はマ
ウスを操作して地図30に示された道路上の誘導する所
在地(誘導位置)にカーソル31をあわせて前記と同様
に選択し決定操作する。管理サーバ29は、同管理サー
バ29内の記憶装置に誘導位置の誘導位置データを一時
記憶する。
【0042】続いて、管理サーバ29は上記選択・記憶
された広告提供位置データ及び誘導位置データに基づ
き、これら位置データ間の経路探索を実行し、その移動
距離を距離データとして演算する。又、管理サーバ29
は上記距離データに基づきポイント情報データを演算す
る。例えば、管理サーバ29は距離データが1km当た
り1ポイントとなるようにポイント情報データを演算す
る。そして、管理サーバ29は、この演算された距離デ
ータ及びポイント情報データを同管理サーバ29の記憶
装置に一時記憶する。
【0043】誘導位置を選択するキー又はマウスを操作
すると、又は、誘導位置を選択しないキー又はマウスを
操作すると、管理サーバ29は広告依頼主のパソコン1
8に対して広告提供位置で提供する広告の広告画像デー
タを要求する表示を出す。このとき、管理サーバ29は
広告提供位置で提供する音声による広告の音声メッセー
ジもあわせて要求する表示を出す。
【0044】尚、誘導位置を選択するキー又はマウスが
操作されている場合、これら広告画像データ及び広告音
声データを要求する表示には、上記距離データに基づく
ポイント情報データでのポイント付与を行うかどうかの
選択を促す表示も含まれている。
【0045】広告依頼者はこれに応答してパソコン18
から提供する広告の広告画像データ及び音声による広告
音声データを管理サーバ29に出力する。いうまでのも
なく、これら広告画像データ及び広告音声データは、誘
導位置を選択するキー又はマウスが操作されている場
合、上記距離データに基づくポイント情報データでのポ
イント付与を行うかどうかの選択結果に応じたものとな
っている。管理サーバ29は、広告画像データ及び広告
音声データを同管理サーバ29の記憶装置に前記広告提
供位置データ、走行方向データ及び誘導位置データとと
もに一時記憶する。
【0046】続いて、管理サーバ29は、次に広告依頼
主のパソコン18の表示画面18aに提供する広告の提
供期間、提供時間帯、広告を提供する利用者の年齢層、
広告を提供する利用者の性別、広告を提供する利用者が
所有する自動車メーカ、その車種及び車名等、配信条件
を選択させるための表示を出す。
【0047】広告依頼主は、パソコン18のキー又はマ
ウスを操作して広告を提供する提供期間、提供時間帯、
広告を提供する利用者の年齢層、広告を提供する利用者
の性別、広告を提供する利用者が所有する自動車メー
カ、その車種及び車名を設定する。例えば、提供期間を
「20××年4月1日〜20××年10月14日」、提
供時間帯を「午前10時00分〜午後9時30分」と設
定する。又、年齢層を「20才〜55才」、性別を「男
女共」と設定する。さらに、自動車メーカを「○△□自
動車工業」、車種を「RV車」、車名を「○△□」と設
定する。そして、配信条件の設定が完了すると、管理サ
ーバ29は、同管理サーバ29内の記憶装置にその設定
した提供期間データ、提供時間帯データ、年齢層デー
タ、性別データ、自動車メーカ別データ、車種別データ
及び車名データを一時記憶する。
【0048】続いて、管理サーバ29は広告依頼主が選
択した広告提供位置、提供期間、提供時間帯から広告配
信価格を演算する。詳述すると、管理サーバ29は課金
サーバ26に記憶した価格データを読み出し、提供位置
価格データから選択した広告提供位置の価格(広告提供
位置価格)、提供期間価格データから選択した提供期間
の価格(提供期間価格)及び提供時間帯価格データから
選択した提供時間帯の価格(提供時間帯価格)を演算す
る。
【0049】広告配信価格(=広告提供位置価格+提供
期間価格+提供時間帯価格)が演算されると、管理サー
バ29は広告依頼主のパソコン18に広告配信価格とそ
の明細を表示するとともに、広告依頼主に対してこの配
信価格で登録するかどうか選択させるための表示をす
る。
【0050】登録は、広告依頼主の名前(名称)、住
所、IDコード、パスワード及び銀行口座番号を選定す
ることによって行われる。広告依頼主がパソコン18の
キー又はマウスを操作して名前(名称)、住所、業務内
容、IDコード、パスワード及び銀行口座番号を登録す
ると、管理サーバ29は一時記憶していた各データを対
応するサーバ24〜27に記憶する。詳述すると、広告
依頼主の名前(名称)、業務内容及び住所等の広告依頼
主データは広告依頼主・広告情報利用者サーバ24に記
憶される。広告提供位置データ、走行方向データ、誘導
位置データ、距離データ、ポイント情報データ、広告デ
ータ(広告画像データ、広告音声データ)、提供期間デ
ータ、提供時間帯データ、年齢層データ、性別データ、
自動車メーカ別データ、車種別データ及び車名データは
広告提供位置・広告情報サーバ25に記憶される。ID
コード、パスワード及び銀行口座番号の依頼主認証デー
タは認証サーバ27に記憶される。
【0051】パスワードの登録が完了すると、広告依頼
主によるネットワークナビセンタ10への広告の登録が
全て終了する。つまり、広告情報登録プログラムの処理
動作が終了する。そして、管理サーバ29は、移動体通
信機器12からの現在位置情報APIに応答して広告情
報配信プログラムを実行し、広告提供位置・広告情報サ
ーバ25から広告情報ADI(本実施形態では広告提供
位置データ、走行方向データ、誘導位置データ、距離デ
ータ、ポイント情報データ、広告画像データ、広告音声
データ)を読み出して移動体通信機器12に配信する。
【0052】この時、管理サーバ29は、読み出した配
信のための広告情報ADIをデータ変換装置22にてデ
ータ変換して一般電話回線網16を介して携帯電話基地
局14に出力する。そして、広告情報ADIは携帯電話
基地局14から移動体通信機器12に配信される。尚、
データ変換装置22は、管理サーバ29から読み出され
た広告情報ADIを一般電話回線網16を介して携帯電
話基地局14に出力されることを可能にするための信号
処理回路である。又、データ変換装置22は、一般電話
回線網16から管理サーバ29に出力される情報を管理
サーバ29が受信可能にする信号処理回路でもある。
【0053】尚、広告依頼主は、広告情報ADI等を変
更したいときには、ネットワークナビセンタ10にアク
セスし、IDコード及びパスワードを入力した後、所望
のデータを変更することができる。
【0054】又、広告依頼主・広告情報利用者サーバ2
4において記憶管理される広告情報利用者(広告情報利
用者/カード会員1)の広告情報利用者データは、本実
施形態では、広告情報利用者がネットワークナビセンタ
10に対して申請書を提出することによって行われる。
つまり、申請書に従ってネットワークナビセンタ10に
おいてパソコンを操作して、名前、住所、年齢、性別、
職業、携帯電話番号、自動車11のメーカ、車種及び車
名からなる広告情報利用者データが広告依頼主・広告情
報利用者サーバ24に記憶される。この時、IDコード
及びパスワードからなる利用者認証データもあわせて入
力されて、認証サーバ27に記憶される。従って、広告
情報利用者は、以後住所や携帯電話番号等を変更したい
ときには、インターネット17を介してパソコン又は携
帯電話機を使用して変更することができる。尚、広告情
報利用者は、広告情報利用者データの申請を申請書を提
出しないでオンライン申請で行うことも勿論可能であ
る。
【0055】次に、ネットワークナビセンタ10に登録
された広告が配信される自動車11に搭載された移動体
通信機器12について説明する。移動体通信機器12は
車両用ナビゲーション装置41にて構成され、その車両
用ナビゲーション装置41は、図4に示すように入出力
装置42、現在位置検出装置43、情報記憶装置44及
び主制御装置45を備えている。
【0056】入出力装置42は、目的地を入力したり、
ドライバーが必要なときに案内情報を音声や画面から出
力できるようにドライバーの意志によりナビゲーション
処理を主制御装置45に指示する装置である。又、入出
力装置42は、ネットワークナビセンタ10に登録され
た広告情報ADIを利用し、ドライバーが必要なときに
広告を音声や画面から出力できるように主制御装置45
に指示する装置である。
【0057】入出力装置42は、タッチスイッチ51、
キースイッチ(ジョグキー及び電源スイッチ)52、デ
ィスプレイ53、スピーカ54、プリンタ55を備えて
いる。タッチスイッチ51は、ディスプレイ53の画面
53a上に設けられ、目的地や電話番号や地図上の現在
位置等や、経路案内(広告内容の所在地まで誘導する案
内経路も含む)をリクエストする。キースイッチ52
は、ディスプレイ53の周辺に設けられ、前記タッチス
イッチ51と同様に目的地や電話番号や地図上の現在位
置等や、経路案内をリクエストする。
【0058】ディスプレイ53は、カラー液晶ディスプ
レイであって、地図データや描画データに基づいて画面
53aに図6〜図8に示すように地図53bや広告53
cを表示したり、ドライバーのリクエストに応じて自動
的に経路案内を画面53aで表示する。スピーカ54
は、経路案内を音声で出力するとともに、広告音声デー
タに基づいて広告メッセージを音声で出力する。プリン
タ55は、主制御装置45で処理したデータを記録紙に
記録する。
【0059】現在位置検出装置43は、車両の現在位置
に関する情報を検出、或いは、受信する装置である。現
在位置検出装置43は、GPS受信装置56、絶対方位
センサ57、相対方位センサ58、距離センサ59、V
ICS(道路交通情報通信システム;Vehicle Informat
ion and Communication System)受信装置60、ATI
S送受信装置61及び携帯電話機62を備えている。
【0060】GPS受信装置56は、衛星航法システム
(GPS;Global Positioning System )を利用して車
両の現在位置や、車両方位、車両速度等を検出する。絶
対方位センサ57は、地磁気センサなどで構成されてい
る。相対方位センサ58は、ステアリングセンサ、ジャ
イロなどで構成されている。距離センサ59は、車輪の
回転数から走行距離を算出する。
【0061】VICS受信装置60は、FM多重、電波
ビーコン、光ビーコンによって道路情報を受信する受信
装置である。ATIS送受信装置61は、ドライバーの
要求により、交通情報センタ(ATIS;Advanced Tra
ffic Information Service)との間でのナビゲーション
に必要な情報のやりとりを行う送受信装置である。
【0062】携帯電話機62は、一般電話回線網16を
介して携帯電話基地局14のアンテナ15から発信され
るネットワークナビセンタ10からの広告情報(広告提
供位置データ等)を受信する。又、携帯電話機62は、
車両用ナビゲーション装置41が検出した自動車11の
現在位置の現在位置情報APIを携帯電話基地局14に
発信し、一般電話回線網16を介してその現在位置情報
APIをネットワークナビセンタ10に送信するように
なっている。更に、携帯電話機62は、広告情報利用者
/カード会員1であるドライバーがネットワークナビセ
ンタ10から提供された広告が示す所在地(誘導位置デ
ータ)までの案内表示を後述の態様で選択し、同案内に
従って当該広告が示す所在地までの移動を完了すると、
当該広告に対する広告情報利用データを同様にしてネッ
トワークナビセンタ10に送信するようになっている。
【0063】情報記憶装置44は、ナビゲーションプロ
グラム及びデータを記憶する。ナビゲーションプログラ
ムは、地図描画部、経路探索部、経路案内部、現在位置
計算部、目的位置設定操作制御部等からなり、ナビゲー
ションの信号処理を行うアプリケーション部及びOS部
で構成されている。つまり、経路探索などの処理を行う
ためのプログラムや、経路案内に必要な表示制御、音声
案内に必要な音声出力制御を行うためのプログラム及び
それに必要なデータ、さらに、経路案内及び地図表示に
必要な表示情報が格納されている。
【0064】具体的には、現在位置検出装置43からの
現在位置、タッチスイッチ51又はキースイッチ52か
らの入力信号に基づき目的地の設定、通過点を設定し、
探索道路データを用いて経路探索を実行するプログラ
ム、VICS受信装置60やATIS送受信装置61か
ら取得した交通情報に基づき探索道路データを変換し再
度経路探索を実行させるプログラム、地図描画やマップ
マッチング、経路に沿って音声出力タイミングや音声フ
レーズを決定するためのプログラムである。
【0065】一方、データは、地図データ(道路地図、
住宅地図、建物形状地図等)、交差点データ、ノードデ
ータ、道路データ、写真データ、登録地点データ、目的
地点データ、目的地読みデータ、電話番号データ、住所
データ、その他のナビゲーション装置に必要な全てのデ
ータである。尚、本実施形態では、このデータは、前記
ネットワークナビセンタ10のマップサーバ23に記憶
したデータと同じ内容のものであり、例えば道路デー
タ、交差点データについては、マップサーバ23内の道
路データや交差点データの管理ナンバーを同一にしてい
る。
【0066】又、情報記憶装置44は、広告提供プログ
ラムを記憶する。広告提供プログラムは、入出力装置4
2のディスプレイ53及びスピーカ54に広告を出力す
るためのプログラムである。
【0067】具体的には、自動車11の現在位置情報A
PIを携帯電話機62からネットワークナビセンタ10
に発信するためのプログラム、ネットワークナビセンタ
10からの広告情報ADI(広告提供位置データ等)を
携帯電話機62にて受信させ、その受信した広告情報A
DIを主制御装置45に転送させるためのプログラム、
自動車11がネットワークナビセンタ10に登録された
走行方向から広告提供位置に到達した時、同ネットワー
クナビセンタ10に登録された広告をディスプレイ53
及びスピーカ54から出力するためのプログラム、ディ
スプレイ53及びスピーカ54に出力された広告に基づ
いてドライバーが広告提供位置からその広告内容の所在
地(誘導位置)まで誘導する案内経路を選択させ且つ選
択した時にその経路探索を実行するプログラム、案内に
従って当該広告が示す所在地までの移動を完了すると、
当該広告に対する広告情報利用データを携帯電話機62
からネットワークナビセンタ10に発信するためのプロ
グラムである。
【0068】主制御装置45は、中央処理装置(CP
U)65、フラッシュメモリ66、ROM67、RAM
68、画像メモリ69、画像プロセッサ70、音声プロ
セッサ71、通信インタフェース72、センサ入力イン
タフェース73、時計74を備えている。
【0069】CPU65は、種々の演算処理を実行す
る。フラッシュメモリ66は、情報記憶装置44から読
み出したナビゲーションプログラム及び広告提供プログ
ラムを格納する。ROM67は、フラッシュメモリ66
に格納したプログラムのプログラムチェック、更新処理
を行うプログラムを格納している。
【0070】RAM68は、設定された目的地の地点座
標、道路コードナンバー等、探索された経路案内情報や
演算処理中のデータを一時格納する。又、RAM68
は、前記携帯電話機62が受信したネットワークナビセ
ンタ10から配信された広告情報ADI(広告提供位置
データ等)を一時記憶するようになっている。
【0071】画像メモリ69は、ディスプレイ53の画
面53aに表示する地図53bの画像データが記憶され
る。又、画像メモリ69は、ディスプレイ53の画面5
3aに表示する広告53cの広告画像データが一時記憶
される。画像プロセッサ70は、CPU65からの表示
制御信号に基づいて、画像メモリ69から画像データを
取り出し、画像処理を施してディスプレイ53に地図5
3bを表示する。又、画像プロセッサ70は、CPU6
5からの表示制御信号に基づいて、ネットワークナビセ
ンタ10からRAM68に取り込んだ広告情報ADI
(広告画像データ)を取り出し画像メモリ69に一時記
憶し画像処理を施してディスプレイ53に広告53cを
表示する。
【0072】音声プロセッサ71は、CPU65からの
音声出力制御信号に基づいて情報記憶装置44から読み
出した走行案内のための音声、フレーズ、1つにまとま
った文章、音等を合成してアナログ信号に変換させてス
ピーカ54に出力する。又、音声プロセッサ71は、C
PU65からの音声出力制御信号に基づいてネットワー
クナビセンタ10からRAM68に取り込んだ広告情報
ADI(広告音声データ)をアナログ信号に変換させて
スピーカ54から広告を音声で流す。
【0073】通信インタフェース72は、現在位置検出
装置43のGPS受信装置56、VICS受信装置6
0、ATIS送受信装置61及び携帯電話機62と主制
御装置45との間でのデータの授受を行う。センサ入力
インタフェース73は、現在位置検出装置43の絶対方
位センサ57、相対方位センサ58及び距離センサ59
からのセンサ信号を取り込む。時計74は、内部ダイア
グ情報に日付や時間を記入する。
【0074】そして、主制御装置45のCPU65は、
情報記憶装置44から読み出されフラッシュメモリ66
に格納されたナビゲーションプログラムに基づいて車両
用ナビゲーション装置41本来の動作する。つまり、C
PU65は、現在位置検出装置43にて取得された各デ
ータに基づき一定時間毎に現在位置を算出し、一時的に
RAM68に書き込む。この算出した現在位置は、各種
データの検出誤差を考慮してマップマッチング処理を行
ったものである。ここで、案内経路については、ドライ
バーの選択、即ち、タッチスイッチ51又はキースイッ
チ52の選択操作によって、CPU65は画面表示、音
声出力のいずれでも選択できるように処理動作するよう
になっている。
【0075】次に、車両用ナビゲーション装置41の作
用について説明する。尚、車両用ナビゲーション装置4
1本来の機能である現在位置検出、地図表示、経路探
索、経路案内表示等は従来と同様であるので、説明の便
宜上、車両用ナビゲーション装置41とネットワークナ
ビセンタ10との間の動作について説明する。
【0076】今、ネットワークナビセンタ10のサーバ
群21には各広告依頼主による広告情報ADI等が登録
されている。一方、走行中の自動車11に搭載されてい
る車両用ナビゲーション装置41は、一定時間毎に自車
の現在位置を算出してディスプレイ53の画面53aに
表示された地図53b上に現在位置をカーソル53dで
示している。さらに、車両用ナビゲーション装置41は
タッチスイッチ51又はキースイッチ52の操作によっ
て広告の提供を受けるモードに設定されている。
【0077】この状態において、車両用ナビゲーション
装置41のCPU65は、広告提供プログラムに従って
一定時間毎に算出した現在位置の現在位置情報APIと
走行方向の走行方向情報を、通信インタフェース72を
介して携帯電話機62に出力する。携帯電話機62は入
力した現在位置情報APIに応答して携帯電話基地局1
4に発信し、一般電話回線網16を介してネットワーク
ナビセンタ10との交信を可能にする。そして、携帯電
話機62は入力した現在位置情報API及び走行方向情
報をネットワークナビセンタ10に送信する。この時、
ネットワークナビセンタ10には現在位置情報API及
び走行方向情報とともに携帯電話機62の携帯電話番号
やIP(Internet Protocol )アドレスも送信される。
【0078】ネットワークナビセンタ10の管理サーバ
29は、データ変換装置22を介して現在位置情報AP
I、走行方向情報、携帯電話番号及びIPアドレスを入
力すると、広告情報配信プログラムに従ってまず入力し
た携帯電話番号及びIPアドレスに基づいてネットワー
クナビセンタ10に登録されている広告情報利用者かど
うか判断する。具体的には、広告依頼主・広告情報利用
者サーバ24に記憶された広告情報利用者データの携帯
電話番号及びIPアドレスと一致する番号かどうかで判
断される。
【0079】そして、一致する番号及びIPアドレスが
ない時には、管理サーバ29はネットワークナビセンタ
10に登録されていない者と判断し、新たな現在位置情
報API等を待つ。一方、一致する番号及びIPアドレ
スがある時には、管理サーバ29はネットワークナビセ
ンタ10に登録されている広告情報利用者と判断し、入
力した現在位置情報APIと走行方向情報に基づいて自
動車11が以後走行して行くと思われる1つ又は複数の
走行経路を割り出す。
【0080】次に、管理サーバ29は、その割り出した
走行経路であって自動車11の現在位置から予め定めた
離間した位置の一定の範囲において登録した広告提供位
置があるかどうか検索する。つまり、広告提供位置・広
告情報サーバ25に記憶された広告提供位置データから
検索する。そして、その予め定めた一定の距離の間にお
いて広告提供位置データが1つも存在しない場合は、管
理サーバ29は広告情報配信プログラムの配信処理動作
を終了して次の新たな現在位置情報API等を待つ。
【0081】反対に、予め定めた一定の距離の間におい
て広告提供位置データが1つ又は複数検索されると、管
理サーバ29は、それら広告提供位置における広告デー
タ(広告画像データ及び広告音声データ)、誘導位置デ
ータ、距離データ、ポイント情報データ及び配信条件デ
ータ(提供期間データ、提供時間帯データ、年齢層デー
タ、性別データ、自動車メーカ別データ、車種別データ
及び車名データ)を広告提供位置・広告情報サーバ25
から読み出す。管理サーバ29は、配信条件データ(提
供期間データ、提供時間帯データ、年齢層データ、性別
データ、自動車メーカ別データ、車種別データ及び車名
データ)の条件を満たしているかどうか判断する。そし
て、検索された全ての広告提供位置に対する広告データ
が条件を満たしていない場合は、管理サーバ29は広告
情報配信プログラムの配信処理動作を終了して次の新た
な現在位置情報API等を待つ。
【0082】反対に、条件を満たした広告提供位置に対
する広告データが1つでも存在すると、管理サーバ29
は条件を満たしている全ての広告提供位置における広告
情報ADI(広告提供位置データ、走行方向データ、広
告画像データ、広告音声データ、誘導位置データ、距離
データ及びポイント情報データ)をデータ変換装置22
及び一般電話回線網16を介して携帯電話基地局14に
出力する。そして、携帯電話基地局14に出力された1
つ又は複数の広告情報ADIは、携帯電話基地局14の
アンテナ15から車両用ナビゲーション装置41の携帯
電話機62に送信される。
【0083】携帯電話機62への広告情報ADIの送信
が完了(広告情報配信プログラムの処理動作が終了)す
ると、管理サーバ29は、広告情報課金プログラムに従
って配信された広告の配信回数及びその広告の広告依頼
主に対して請求する広告配信料(=配信価格×配信回
数)を演算し、その配信回数、広告配信料及び広告の配
信を受ける広告情報利用者の名前を課金サーバ26に記
憶して広告情報課金プログラムの処理動作を一時終了し
て次の新たな現在位置情報APIと走行方向情報を待
つ。
【0084】尚、ネットワークナビセンタ10の管理サ
ーバ29は、予め設定した支払い決済日になると、広告
情報課課金プログラムに従って各広告依頼主毎に、先の
支払い決済日の翌日から今回の支払い決済日までの配信
した広告情報ADIの配信回数と広告配信料を課金サー
バ26から読み込み、例えば明細書を作成して当該広告
依頼主に対して請求するようになっている。
【0085】一方、携帯電話機62が1つ又は複数の広
告情報ADIを受信すると、CPU65は広告提供プロ
グラムに基づいて各広告情報ADIをRAM68に一時
記憶する。
【0086】CPU65はRAM68に記憶された1つ
又は複数の広告情報ADIと同CPU65が一定時間毎
に算出する現在位置情報API及び走行方向情報とを比
較処理する。即ち、現在位置と一致する広告提供位置が
あるかどうか検索する。そして、現在位置と一致する広
告提供位置が存在しない場合には、CPU65は同CP
U65が新たな現在位置情報API及び走行方向情報を
算出するまで比較処理を中止し次の新たな現在位置情報
APIと走行方向情報を待つ。
【0087】現在位置と一致する広告提供位置が存在す
る場合には、CPU65は検索した広告提供位置データ
に付加した走行方向データと走行方向情報とが一致する
かどうか判断する。この判断は、従来行われているマッ
プマッチングの手法を利用し、マップサーバ23に記憶
された道路データを参照して現在自動車11が走行して
いる道路とその道路上での進行方向を特定し、前記走行
方向データと比較して判断する。そして、走行方向が一
致しない場合は、CPU65は前記と同様に比較処理を
中止し次の新たな現在位置情報APIと走行方向情報を
待つ。
【0088】つまり、自動車11が広告提供位置に到達
すると、ディスプレイ53の画面53aは、地図表示か
ら広告表示に切り替わる。詳述すると、図6に示す画面
53a全体が地図53bの表示から、図7に示す画面5
3aの右半分が地図53b、左半分が広告画像データに
基づく広告53cの表示に切り替わる。特に、当該広告
情報ADIにおいて距離データに基づくポイント情報デ
ータでのポイント付与を行うように設定されている場合
には、例えば図7に示す画面53aの右半分の上段に
「レストラン△○、今こちらに来た方は、1kmにつき
1ポイントサービス」と表示する。この時、画像プロセ
ッサ70は、CPU65からの広告提供プログラムに基
づく表示制御信号に基づいて広告53c上にあわせて
「GO」と記されたボタン53eを表示する。
【0089】又、CPU65はRAM68からその一致
した広告提供位置データに対する広告音声データを音声
プロセッサ71に出力する。音声プロセッサ71は、C
PU65からの音声制御信号に基づいて広告音声データ
を音声合成処理してスピーカ54から音声で広告内容を
流す。例えば、図7に示す広告53cの表示とともに、
「レストラン△○、今こちらに来た方には、1kmにつ
き1ポイントのサービスをします。」といった内容をス
ピーカ54から流す。
【0090】続いて、ドライバーが広告53cとともに
画面53aに表示された「GO」と記されたボタン53
eをタッチすると、ボタン53e位置に対応するタッチ
スイッチ51がオンする。このタッチスイッチ51のオ
ン信号に応答して、CPU65は、RAM68に記憶し
たその一致した広告提供位置データに対する誘導位置デ
ータに基づいて現在位置から広告対象の所在地(誘導位
置)までの経路探索を実行し、案内経路を演算する。案
内経路を演算すると、CPU65は画像プロセッサ70
を介して画面53aに地図53bを表示し、図8に示す
ようにその地図53b上に所在地(誘導位置)までの案
内経路を示す指標53fを表示する。
【0091】又、CPU65は画像プロセッサ70を介
して画面53aの左半分に「店舗まで11kmです。来
られた方には11ポイント分サービスします」と表示す
る。さらに、CPU65は音声プロセッサ71を介して
「店舗まで11kmです。来られた方には11ポイント
分サービスします」といった内容をスピーカ54から流
す。
【0092】ドライバーが案内経路を示す指標53fに
従って当該広告の所在地(誘導位置)に到達すると、C
PU65は前記現在位置検出装置43の検出結果と比較
することで誘導位置までの案内(広告情報ADI)に基
づく移動を完了したものと認識する。そして、CPU6
5は、広告提供プログラムに従ってドライバーが広告情
報ADIに基づく移動を完了したことを示す当該広告に
対する広告情報利用データを前記通信インタフェース7
2を介して携帯電話機62に出力する。携帯電話機62
は、入力した広告情報利用データに応答して携帯電話基
地局14に発信し、一般電話回線網16を介してネット
ワークナビセンタ10との交信を可能にする。そして、
携帯電話機62は入力した広告情報利用データをネット
ワークナビセンタ10に送信する。その後、CPU65
は広告提供プログラムの処理動作を終了する。
【0093】ネットワークナビセンタ10において広告
情報利用データが受信されると、前記管理サーバ29は
ポイント情報プログラムに従って前記ポイント情報サー
バ28に当該広告情報利用データ及びそのときのポイン
ト情報データをポイント情報サーバ28に記憶する。
【0094】尚、このようにしてポイント情報サーバ2
8に記憶された各広告情報利用者(広告情報利用者/カ
ード会員1)ごとの各広告情報利用データ及び対応する
ポイントデータは、同広告情報利用者(広告情報利用者
認証データ)のIDコード及び広告依頼主(広告依頼主
認証データ)のIDコードとともにインターネット17
を介してクレジットカード会社3との間で授受されるよ
うになっている。
【0095】クレジットカード会社3は、図5に示すよ
うに、カード利用検出手段、関連性検出手段及び特典提
供手段を構成するサーバ群81、入力装置82及び出力
装置83を備えている。サーバ群81は、カード会員サ
ーバ84、加盟店サーバ85、カード取引管理サーバ8
6、サービスポイント管理サーバ87及び管理サーバ8
8を備えている。
【0096】カード会員サーバ84は、クレジットカー
ドを利用するカード会員(広告情報利用者/カード会員
1)のカード会員データを記憶管理している。カード会
員データは、名前データ、住所データ、電話番号、年齢
データ、生年月日データ、性別データ、職業データ、家
族データ、携帯電話番号、IDコード、クレジットカー
ド番号、取引金融機関データ及び口座番号からなる。
尚、このIDコードは、広告情報利用者認証データのI
Dコードであって、前記ネットワークナビセンタ10と
の間で共有されるものである。従って、クレジットカー
ド会社3とネットワークナビセンタ10との間でのカー
ド会員(広告情報利用者/カード会員1)に係る各種情
報(ポイント情報データなど)の授受においては、この
IDコードを対応させることで当該カード会員が特定さ
れるようになっている。
【0097】加盟店サーバ85は、クレジットカードの
加盟店(広告依頼主/商品・サービス提供者2)の加盟
店データを記憶管理している。加盟店データは会社名・
商店名データ、住所データ、電話番号、業種データ(例
えば飲食業、自動車販売、コンビニ、内科、ホテルとい
ったデータ)、代表者データ、IDコード、取引金融機
関データ及び口座番号からなる。尚、このIDコード
は、広告依頼主認証データのIDコードであって、前記
ネットワークナビセンタ10との間で共有されるもので
ある。従って、クレジットカード会社3とネットワーク
ナビセンタ10との間での加盟店(広告依頼主/商品・
サービス提供者2)に係る各種情報(広告情報利用者が
配信された広告情報(案内)に従ってその広告の所在地
まで移動を完了したことを示す広告情報利用データな
ど)の授受においては、このIDコードを対応させるこ
とで当該加盟店が特定されるようになっている。
【0098】カード取引管理サーバ86は各カード会員
(広告情報利用者/カード会員1)毎に当該カード会員
がクレジットカードを利用した都度の加盟店(IDコー
ド)、利用金額データ、支払方法データ及び同カード会
員に対して請求する請求金額データからなるカード利用
データを記憶管理している。
【0099】又、カード取引管理サーバ86は、各加盟
店(広告依頼主/商品・サービス提供者2)毎に、各加
盟店に対して精算する精算金額データを記憶管理してい
る。これらカード利用データ及び精算金額データは、各
加盟店(広告依頼主/商品・サービス提供者2)から郵
送された各カード利用代金の請求に基づき当該請求に係
るカード会員のクレジットカード番号、加盟店(IDコ
ード)、利用金額データ及び支払方法データが入力装置
82を介して入力されることでカード取引管理サーバ8
6に記憶される。
【0100】サービスポイント管理サーバ87は、各カ
ード会員(広告情報利用者/カード会員1)毎に当該カ
ード会員のクレジットカードの利用状況(例えば、利用
金額)に応じて同カード会員に付与される各カード会員
毎のポイントデータを記憶管理している。又、サービス
ポイント管理サーバ87は、ネットワークナビセンタ1
0からインターネット17を介して送信された広告情報
利用データ及び各広告情報利用データごとの当該広告に
設定されたポイント情報データを記憶管理している。
【0101】管理サーバ88は各サーバ84〜87を統
括管理するサーバであって、インターネット17を介し
てネットワークナビセンタ10と接続されている。管理
サーバ88は記録媒体としての記憶部を備え、同記憶部
にはカード利用料請求プログラム、カード利用料精算プ
ログラム及びサービスポイント提供プログラムを記憶し
ている。そして、管理サーバ88は、このカード利用料
請求プログラム、カード利用料精算プログラム及びサー
ビスポポイント提供プログラムに従って各種演算処理動
作を実行する。
【0102】カード利用料請求プログラムは、前記カー
ド取引管理サーバ86に記憶された請求金額データを各
カード会員毎に読み込み、出力装置83を介して各カー
ド会員毎に請求書として印字するためのプログラムであ
る。カード利用料精算プログラムは、前記カード取引管
理サーバ86に記憶された精算金額データを各加盟店毎
に読み込み、出力装置83を介して各加盟店毎に精算書
として印字するためのプログラムである。
【0103】サービスポイント提供プログラムは、各カ
ード会員毎にサービスポイント管理サーバ87に記憶さ
れたポイントデータ及びポイント情報データを各カード
会員毎に読み込み、各カード会員毎に後述の態様で加算
したものをサービスポイントデータとして同サービスポ
イント管理サーバ87に記憶するためのプログラムであ
る。又、このサービスポイント提供プログラムは、上記
サービスポイントデータを出力装置83を介して各カー
ド会員毎にサービスポイントとして印字するためのプロ
グラムでもある。
【0104】上記管理サーバ88により印字された請求
書及びサービスポイントは、例えばカード会員に郵送さ
れる。そして、カード会員は、上記クレジットカード会
社3との間で予め決めておいた銀行口座から当該請求書
の金額を引き落としてもらうなどしてその利用代金を精
算する。又、カード会員は、上記付与されたサービスポ
イントを所定の条件で蓄積し、その累計が所定数に達し
た場合には、例えばクレジットカード会社3から同ポイ
ント数に見合った商品と引き替えてもらう。
【0105】一方、上記管理サーバ88により印字され
た精算書は、例えば加盟店に郵送される。そして、クレ
ジットカード会社3は、加盟店との間で予め決めておい
た銀行口座に手数料を除いた金額を振り込むなどしてそ
の利用代金を精算する。
【0106】次に、上記サービスポイント提供プログラ
ムによる各カード会員毎のサービスポイントデータの演
算態様について説明する。クレジットカード会社3の管
理サーバ88は、予め設定した支払い決済日になると、
サービスポイント提供プログラムに従って各カード会員
毎に、先の支払い決済日の翌日から今回の支払い決済日
までのポイントデータ、広告情報利用データ及び対応す
るポイント情報データをサービスポイント管理サーバ8
7から読み込む。又、管理サーバ88は、各カード会員
毎にカード利用データをカード取引管理サーバ86から
読み込む。尚、上記ポイントデータは、上記カード利用
データに基づき定期的に更新されるものであるが、その
扱いは従来の一般的なポイントデータと同様であるた
め、その詳細は省略する。
【0107】続いて、管理サーバ88は、上記広告情報
利用データ及びカード利用データを比較する。具体的に
は、管理サーバ88は各カード会員毎、各広告情報利用
データに基づきそれぞれ当該広告の広告依頼主(広告依
頼主/商品・サービス提供者2)のIDコード及び広告
情報利用者(広告情報利用者/カード会員1)が当該広
告の所在位置に移動を完了した時刻を読み込む。又、管
理サーバ88は各カード会員毎、当該カード会員(広告
情報利用者/カード会員1)がクレジットカードを利用
した加盟店(広告依頼主/商品・サービス提供者2)の
IDコード及びクレジットカードを利用した時刻を読み
込む。そして、管理サーバ88は、互いに同一のIDコ
ードを有する広告依頼主及び加盟店(広告依頼主/商品
・サービス提供者2)に対して、広告情報利用者(広告
情報利用者/カード会員1)が当該広告の所在位置に移
動を完了した時刻とカード会員(広告情報利用者/カー
ド会員1)がクレジットカードを利用した時刻とを比較
する。そして管理サーバ88は、これら時刻の差(期
間)が、例えば2時間未満である場合には、広告情報利
用者/カード会員1が広告情報に基づき当該広告の所在
位置まで移動完了し、同位置においてクレジットカード
を利用したものと判断する。すなわち、管理サーバ88
は、広告情報利用者(広告情報利用者/カード会員1)
が当該広告の所在位置に移動を完了したことと同位置に
おいてのクレジットカードの利用に関連性があるものと
判断する。そして、管理サーバ88はこのときの広告情
報利用データに対応するポイント情報データをポイント
データに加算したものをサービスポイントデータとして
記憶更新する。
【0108】一方、管理サーバ88は、これら時刻の差
(期間)が、例えば2時間以上である場合には、広告情
報利用者(広告情報利用者/カード会員1)が当該広告
の所在位置に移動を完了したことと同位置においてのク
レジットカードの利用に関連性がないものと判断する。
【0109】このようにして管理サーバ88は、各カー
ド会員毎に全ての広告情報利用データ及びカード利用デ
ータを比較し、上述のように関連性があるものと判断さ
れた場合の全てのポイント情報データをポイントデータ
に加算したものをサービスポイントデータとして記憶更
新する。そして管理サーバ88は、該当する全ポイント
情報データの加算されたサービスポイントデータを出力
装置83を介してサービスポイントとして印字する。
【0110】尚、この印字されたサービスポイントは請
求書とともに、例えばカード会員に郵送されることは既
述のとおりである。そしてカード会員は、このサービス
ポイントを所定の条件で蓄積し、その累計が所定数に達
した場合には、例えばクレジットカード会社3から数に
見合った商品と引き替えてもらう。
【0111】次に上記のように構成した実施形態の特徴
を以下に記載する。 (1)本実施形態によれば、ネットワークナビセンタ1
0は車両用ナビゲーション装置41の現在位置に基づい
て同車両用ナビゲーション装置41に広告情報ADIを
配信し、これにより車両用ナビゲーション装置41はデ
ィスプレイ53及びスピーカ54から広告を流すように
した。この際、当該広告の示す所在位置までの移動距離
に応じてカード利用に係るポイントサービスを行う了承
を広告依頼主(広告依頼主/商品・サービス提供者2)
との間で得ている場合には、当該広告の示す所在位置ま
での移動距離に応じてカード利用のポイントをサービス
する旨(ポイント情報)を流すようにした。従って、広
告依頼主(広告依頼主/商品・サービス提供者2)は、
比較的遠くに位置する利用者(広告情報利用者/カード
会員1)に対してもその移動距離に応じたカード利用に
係るポイントサービスを提供することを伝えることがで
き、集客力を向上することができる。
【0112】特に、広告情報利用者/カード会員1に伝
えられた広告とポイント情報との相乗効果により、広告
依頼主/商品・サービス提供者2の集客力を向上するこ
とができる。
【0113】又、利用者(広告情報利用者/カード会員
1)に伝えられるポイント情報は、クレジットカードの
利用を前提としているため、当該広告依頼主/商品・サ
ービス提供者2でのクレジットカードの利用を促進する
ことができる。
【0114】(2)本実施形態によれば、案内に従った
広告依頼主/商品・サービス提供者2の位置までの移動
完了と、同広告依頼主/商品・サービス提供者2でのク
レジットカードの利用との関連性を、同広告依頼主/商
品・サービス提供者2の位置までの移動完了の時刻と、
同広告依頼主/商品・サービス提供者2でのクレジット
カードの利用時刻との差に基づき極めて簡易に検出する
ことができる。
【0115】(3)本実施形態によれば、利用者(広告
情報利用者/カード会員1)に伝えられるポイント情報
は、クレジットカードの利用を前提としているため、利
用者のクレジットカードの利用代金の請求に併せて極め
て簡易にサービス(特典)を提供することができる。
【0116】(4)本実施形態によれば、ネットワーク
ナビセンタ10への登録に併せてクレジットカード会社
3への登録を行った利用者(広告情報利用者/カード会
員1)にのみ、ポイント情報を含む広告情報ADIを配
信するようにしたので、ネットワークナビセンタ10に
かかる負荷を低減することができる。
【0117】(5)本実施形態によれば、広告53cと
ともに画面53aに表示された「GO」と記されたボタ
ン53eをタッチすると、現在位置から広告対象の所在
地(誘導位置)までの案内経路を示す指標53fが画面
53aの地図53b上に表示されるようにした。従っ
て、ドライバーは、比較的遠くに位置する広告の所在位
置に対してもこの指標53fに従って走行すれば道を間
違えることなく到達することができる。
【0118】(6)本実施形態によれば、管理サーバ8
8は予め設定した支払い決済日になると各カード会員毎
に全ての広告情報利用データ及びカード利用データを比
較し、広告情報利用者(広告情報利用者/カード会員
1)が当該広告の所在位置に移動を完了したことと同位
置においてのクレジットカードの利用との関連性を判断
する。そして、管理サーバ88は、関連性のある全ての
広告情報利用データに対応するポイント情報データをポ
イントデータに加算してサービスポイントデータとして
記憶更新するようにした。そして管理サーバ88は、サ
ービスポイントデータを出力装置83を介してサービス
ポイントとして印字することで、この印字されたサービ
スポイントを請求書とともに速やかにカード会員に通知
・付与することができる。
【0119】(7)本実施形態によれば、ネットワーク
ナビセンタ10は車両用ナビゲーション装置41の現在
位置に基づいて同車両用ナビゲーション装置41に広告
情報ADIを配信し、これを車両用ナビゲーション装置
41がディスプレイ53及びスピーカ54から広告を流
すようにしたので、広告依頼主は希望する場所に広告用
看板を設置することなく車両用ナビゲーション装置41
を搭載した自動車11のドライバー(利用者)に対して
広告を提供することができる。又、ドライバーは、走行
中に希望する広告を画面53a及び音声で知ることがで
き、特に初めての道路を走行しているときは探しながら
走行するといった不便さはなくなる。
【0120】(8)本実施形態によれば、広告提供位置
での広告の表示等は、自動車11の走行方向が広告対象
の所在地(誘導位置)に向かう方向の時に行うことがで
きるようにしたので、広告依頼主は無駄な広告をしなく
て済むとともに、ドライバーはすでに過ぎ去った所在地
(誘導位置)の広告を見たり聞いたりする煩わしさはな
い。
【0121】(9)本実施形態によれば、自動車11の
現在位置から予め定めた離間した位置の一定の範囲にお
いて広告提供位置が存在する時に、即ち、自動車11の
現在位置が広告提供位置に近づいた時にネットワークナ
ビセンタ10から事前に広告情報を配信するようにし
た。従って、車両用ナビゲーション装置41とネットワ
ークナビセンタ10との間の回線を接続したままデータ
の授受を常時する必要がなく、ネットワークナビセンタ
10にかかる各車両用ナビゲーション装置41に対する
負荷を低減することができる。
【0122】(10)本実施形態によれば、インターネ
ット17を使って各広告依頼主がパソコン18を操作す
るだけで、管理サーバ29を介して広告提供位置・広告
情報サーバ25に広告提供位置、走行方向、広告画像、
広告音声、誘導位置、提供期間、提供時間帯、ポイント
サービスの有無等を設定できるようにした。従って、各
広告依頼主はパソコン18を操作するだけで、簡単に広
告提供位置、広告内容等を設定できる。しかも、広告提
供位置・広告情報サーバ25に記憶した広告提供位置、
走行方向、広告画像、広告音声、誘導位置、提供期間、
提供時間帯及びポイントサービスの有無を簡単に変更す
ることができる。
【0123】尚、発明の実施の形態は、上記実施形態に
限定されるものではなく、以下のように実施してもよ
い。 ・前記実施形態では、ディスプレイ53とスピーカ54
の両方から広告及びポイント情報を出力したが、ディス
プレイ53又はスピーカ54のいずれか一方からのみ広
告及びポイント情報を出力するようにしてもよい。
【0124】・前記実施形態では、1つの広告提供位置
に対して1つの広告及びポイント情報を提供する場合に
ついて説明したが、1つの広告提供位置に対して複数個
の異なる広告及びポイント情報を提供できるようにして
もよい。
【0125】・前記実施形態では、広告表示の後、現在
位置から所在地までの案内経路を表示するための経路探
索の演算は車両用ナビゲーション装置41側で行った
が、ネットワークナビセンタ10の管理サーバ29で経
路探索しその経路情報を車両用ナビゲーション装置41
に送信するようにしてもよい。
【0126】・前記実施形態では、車両用ナビゲーショ
ン装置41は、現在位置情報APIと走行方向の走行方
向情報を送信したが、現在位置情報APIのみだけで走
行方向を考慮しないで実施してもよい。
【0127】・前記実施形態では、特典情報として移動
距離に応じたサービス(ポイントサービス)の提供をす
る旨(ポイント情報)を伝えたが、例えば移動距離に応
じたクレジットカードの利用に係る割引を伝えるように
してもよい。尚、クレジットカードの利用に係る割引を
行う場合には、例えば広告依頼主/商品・サービス提供
者2に対するクレジットカード会社3の精算において、
その分、手数料を割り増すようにしてもよい。
【0128】・前記実施形態では、特典情報として移動
距離に比例したサービス(ポイントサービス)の提供、
すなわち1km当たり1ポイントとしたが、例えば移動
距離に応じて加重されるようなサービス(ポイントサー
ビス)の提供であってもよい。又、移動距離に関わらず
一律なサービス(ポイントサービス)の提供であっても
よい。
【0129】・前記実施形態では、案内に従った広告依
頼主/商品・サービス提供者2の位置までの移動完了
と、同広告依頼主/商品・サービス提供者2でのクレジ
ットカードの利用との関連性を、同広告依頼主/商品・
サービス提供者2の位置までの移動完了の時刻と、同広
告依頼主/商品・サービス提供者2でのクレジットカー
ドの利用時刻との差が2時間未満であることを条件に検
出したが、この時刻差の設定は一例であり、広告依頼主
/商品・サービス提供者2の業務内容・サービス内容に
よって適宜変更してもよい。又、例えば案内に従った広
告依頼主/商品・サービス提供者2の位置までの移動完
了と、同広告依頼主/商品・サービス提供者2でのクレ
ジットカードの利用との関連性を、これら広告依頼主/
商品・サービス提供者2の位置までの移動完了の日付
と、同広告依頼主/商品・サービス提供者2でのクレジ
ットカードの利用の日付に基づき検出してもよい。
【0130】・前記実施形態では、ネットワークナビセ
ンタ10は車両用ナビゲーション装置41の現在位置に
基づいて同車両用ナビゲーション装置41に広告情報A
DIを配信し、これにより車両用ナビゲーション装置4
1はディスプレイ53及びスピーカ54から広告及びポ
イント情報を流すようにした。これに対して、このよう
な車両用ナビゲーション装置41の現在位置に基づく広
告情報ADIの配信によらず、例えば車両用ナビゲーシ
ョン装置41のROM67に移動距離に応じたサービス
(ポイントサービス)を提供することを了承する商品・
サービス提供者の店名などを予め記憶しておく。そし
て、ドライバーが、例えば店名を手がかりに車両用ナビ
ゲーション装置41により経路検索を行い、当該店まで
の経路案内を選択した場合に、当該店の所在位置までの
移動距離とその移動距離に応じたサービス(ポイントサ
ービス)の提供をする旨を流すようにしてもよい。この
場合、上記現在位置検出装置43により検出された経路
検索が行われた時点での現在位置に基づき、当該店まで
の移動距離及び同移動距離に応じたポイント情報が演算
される。車両用ナビゲーション装置41による経路検索
に併せてサービスの提供が伝えられるため、利用者の移
動意欲が促進され、広告依頼主/商品・サービス提供者
2の集客力を向上することができる。尚、経路検索が行
われた時点での当該店までの移動距離がある程度以上
(例えば、20km以上)大きくなる場合には、このよ
うなサービスの提供を行わないように設定しておいても
よい。又、サービスの提供できる回数を1人、月に1度
のみに限定してもよい。これは、過剰なサービスの提供
を防止するためである。
【0131】・前記実施形態では、特典情報として移動
距離に応じたサービス(ポイントサービス)の提供をす
る旨(ポイント情報)を伝えたが、例えば広告依頼主/
商品・サービス提供者2の位置までの車両用ナビゲーシ
ョン装置41による案内が行われた時間帯に応じて異な
るようなポイント情報を伝えてもよい。例えば、広告依
頼主/商品・サービス提供者2の位置までの車両用ナビ
ゲーション装置41による案内が行われた時間帯が閑散
時間帯であるときには割得感のあるようなポイント情報
を伝えることで、閑散時間帯における集客力を向上する
ことができる。
【0132】・前記実施形態では、クレジットカード会
社3とネットワークナビセンタ10との間をインターネ
ット17を介して接続したが、例えば専用線を介して接
続してもよい。
【0133】・前記実施形態では、広告依頼主/商品・
サービス提供者2はクレジットカード会社3に対してク
レジットカードの利用代金を郵送にて請求した。これに
対して、これら広告依頼主/商品・サービス提供者2及
びクレジットカード会社3間を専用線で接続し、この専
用線を介してクレジットカードの利用代金を請求するよ
うにしてもよい。
【0134】・前記実施形態では、広告情報利用者/カ
ード会員1のクレジットカードでの精算を前提としたシ
ステムを採用したが、例えばデビッドカード(キャッシ
ュカード)などでの精算(電子精算)が可能なシステム
を採用してもよい。尚、この場合には、利用者及び商品
・サービス提供者の口座がある各銀行がクレジットカー
ド会社3に相当する機能(サービス提供)を行う。
【0135】・前記実施形態では、移動体通信機器12
を携帯電話機62を備えた車両用ナビゲーション装置4
1であったが、携帯電話機62に代えて現在位置情報A
PI、走行方向情報が発信でき、広告情報ADIが受信
できる送受信装置(無線装置)を備えた車両用ナビゲー
ション装置41に応用してもよい。
【0136】・前記実施形態では、移動体通信機器12
を車両用ナビゲーション装置41に具体化したが、GP
S装置等の現在位置検出手段を備えた携帯電話機や小型
携帯情報端末(PDA;Personal Digital Assitants)
に具体化してもよい。この場合、携帯電話機を携帯して
いる歩行者に対しても広告及びポイント情報を提供する
ことができる。
【0137】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明では、商品・サービス提供者の位置までの移動体通
信機器の案内による移動完了と当該商品・サービス提供
者での利用者の精算とを前提とする特典情報が、移動体
通信機器から利用者に報知される。従って、商品・サー
ビス提供者は、この特典情報により集客力を向上するこ
とができる。
【0138】請求項2に記載の発明では、上記特典情報
は、報知の時点での環境条件に応じて異なる。従って、
例えば上記環境条件が厳しくなるほど割得感のある特典
情報を報知するようにすることで、商品・サービス提供
者は比較的厳しい環境条件下にある利用者も顧客として
取り込むことができ、集客力を更に向上することができ
る。
【0139】請求項3に記載の発明では、上記環境条件
は、前記報知の時点から前記商品・サービス提供者の位
置までの移動距離又は該報知の時点での時間帯とされ
る。従って、例えば報知の時点から前記商品・サービス
提供者の位置までの移動距離が長くなるほど割得感のあ
る特典情報を報知するようにすることで、商品・サービ
ス提供者は比較的遠くに位置する利用者も顧客として取
り込むことができ、集客力を向上することができる。
又、例えば報知の時点での時間帯が閑散時間帯であると
きに割得感のある特典情報を報知するようにすること
で、商品・サービス提供者は閑散時間帯においても利用
者を顧客として取り込むことができ、集客力を向上する
ことができる。
【0140】請求項4に記載の発明では、特典情報の報
知の時点は、移動体通信機器による商品・サービス提供
者の位置までの経路探索が行われた時点とされる。従っ
て、移動体通信機器による商品・サービス提供者の位置
までの経路探索に併せて特典情報が報知されることで、
利用者の移動意欲が促進され、商品・サービス提供者の
集客力を更に向上することができる。
【0141】請求項5に記載の発明では、商品・サービ
ス提供者の広告情報を移動体通信機器に配信する広告情
報配信手段を備えており、特典情報の報知の時点は、同
商品・サービス提供者の広告情報が移動体通信機器に配
信された時点とされる。従って、配信された広告情報と
報知された特典情報の相乗効果により商品・サービス提
供者の集客力を更に向上することができる。
【0142】請求項6に記載の発明では、確認された商
品・サービス提供者の位置までの移動完了と、検出され
た商品・サービス提供者での利用者の精算との関連性
を、同商品・サービス提供者の位置までの移動完了の時
刻と、同商品・サービス提供者での利用者の精算時刻と
の差に基づき極めて簡易に検出することができる。
【0143】請求項7に記載の発明では、報知される特
典情報は、前記商品・サービス提供者でのクレジットカ
ードの利用に係る割引又はポイントサービスとされる。
このように、クレジットカードの利用を前提とした特典
情報を利用者に提供することで、当該商品・サービス提
供者の位置でのクレジットカードの利用を促進すること
ができる。又、利用者のクレジットカードの利用代金の
請求に併せて極めて簡易に特典として割引又はポイント
サービスを利用者に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の移動体特典情報提供システムのし
くみの概略構成図。
【図2】本実施形態の移動体特典情報提供システムのシ
ステム構成ブロック図。
【図3】ネットワークナビセンタの構成を示すブロック
図。
【図4】車両用ナビゲーション装置の構成を示すブロッ
ク回路図。
【図5】クレジットカード会社の構成を示すブロック
図。
【図6】ディスプレイの画面上の地図表示を示す図。
【図7】ディスプレイの画面上の広告及びポイント情報
の表示を示す図。
【図8】ディスプレイの画面の地図上に示された所在地
(誘導位置)までの案内経路を示す図。
【図9】広告提供位置を選択した場合の表示状態を示す
図。
【図10】広告提供位置を範囲を選択した場合の表示状
態を示す図。
【図11】十字路の各コーナを選択した場合の四角枠の
表示状態を示す図。
【符号の説明】
ADI…広告情報、API…現在位置情報、10…ネッ
トワークナビセンタ、11…自動車、12…移動体通信
機器、14…携帯電話基地局、16…一般電話回線網、
17…インターネット、21…サーバ群、23…マップ
サーバ、24…広告主・利用者サーバ、25…広告提供
位置・広告情報サーバ、26…課金サーバ、27…認証
サーバ、28…ポイント情報サーバ、29…管理サー
バ、41…車両用ナビゲーション装置、42…入出力装
置、43…現在位置検出装置、44…情報記憶装置、4
5…主制御装置、53…ディスプレイ、53a…画面、
53c…広告、54…スピーカ、56…GPS受信装
置、57…絶対方位センサ、58…相対方位センサ、5
9…距離センサ、62…携帯電話機、65…中央処理装
置(CPU)、66…フラッシュメモリ、67…RO
M、68…RAM、69…画像メモリ、70…画像プロ
セッサ、71…音声プロセッサ、72…通信インタフェ
ース、81…サーバ群、84…カード会員サーバ、85
…加盟店サーバ、86…カード取引管理サーバ、87…
サービスポイント管理サーバ、88…管理サーバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01C 21/00 G08G 1/0969 G08G 1/09 H04B 7/26 106B 1/0969 109M Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AB09 AC02 AC04 AC13 AC14 AC18 5B049 BB49 CC00 FF04 GG02 GG03 GG06 5H180 AA01 BB02 BB04 BB05 BB15 EE10 FF04 FF05 FF12 FF13 FF22 FF25 FF27 FF33 5K067 AA21 BB03 BB04 BB36 EE02 EE10 EE16 FF03 FF23 HH05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体通信機器から商品・サービス提
    供者の特典情報を利用者に報知する特典情報報知手段
    と、 前記商品・サービス提供者の位置までの前記移動体通信
    機器の案内による移動完了を確認する移動完了確認手段
    と、 前記商品・サービス提供者での前記利用者の精算を検出
    する精算検出手段と、 前記確認された商品・サービス提供者の位置までの移動
    完了と、前記検出された商品・サービス提供者での前記
    利用者の精算との関連性を検出する関連性検出手段と、 前記検出された関連性に応じて前記報知した特典情報を
    特典として前記利用者に提供する特典提供手段とを備え
    たことを特徴とする移動体特典情報提供システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の移動体特典情報提供
    システムにおいて、 前記特典情報は、報知の時点での環境条件に応じて異な
    ることを特徴とする移動体特典情報提供システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の移動体特典情報提供
    システムにおいて、 前記環境条件は、前記報知の時点から前記商品・サービ
    ス提供者の位置までの移動距離又は該報知の時点での時
    間帯であることを特徴とする移動体特典情報提供システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の移動体特典情
    報提供システムにおいて、 前記報知の時点は、前記移動体通信機器による前記商品
    ・サービス提供者の位置までの経路探索が行われた時点
    であることを特徴とする移動体特典情報提供システム。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3に記載の移動体特典情
    報提供システムにおいて、 前記商品・サービス提供者の広告情報を前記移動体通信
    機器に配信する広告情報配信手段を備え、 前記報知の時点は、前記商品・サービス提供者の広告情
    報が前記移動体通信機器に配信された時点であることを
    特徴とする移動体特典情報提供システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の移動
    体特典情報提供システムにおいて、 前記確認された商品・サービス提供者の位置までの移動
    完了と、前記検出された商品・サービス提供者での前記
    利用者の精算との関連性は、該商品・サービス提供者の
    位置までの移動完了の時刻と、該商品・サービス提供者
    での該利用者の精算時刻との差に基づき検出されること
    を特徴とする移動体特典情報提供システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の移動
    体特典情報提供システムにおいて、 前記報知される特典情報は、前記商品・サービス提供者
    でのクレジットカードの利用に係る割引又はポイントサ
    ービスであることを特徴とする移動体特典情報提供シス
    テム。
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