JP2016128782A - 経路提示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】有料道路の料金決済で付与されるポイントも考慮してユーザが経路の適否を判断できる経路提示装置を提供する。
【解決手段】出発地と目的地を取得する地点取得部11と、地点取得部11が取得した出発地から目的地まで車両で走行する経路を計算する経路計算部12と、経路計算部12が計算した経路を走行した場合に発生する通行料金を決定する料金決定部13と、通行料金をクレジットカードで決済した場合に発生するポイントを決定するポイント決定部14と、料金決定部13が決定した通行料金とポイント決定部14が決定したポイントとに基づいて定まる実質節約料金や実質時間単価を表示器に表示する表示制御部22とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、経路提示装置に関し、特に、クレジットカードを有効に活用することができる経路をユーザに提示する経路提示装置に関する。
有料道路を走行する際、通行料金を低額に抑えたいというニーズがある。このニーズに応えるため、特許文献1では、到着時刻をずらして走行経路を走行した場合の料金を算出する。時間帯に応じて有料道路の通行料金が変動する場合があることから、有料道路を走行する経路では、到着時刻をずらすことで通行料金を低くできる可能性がある。
特開2013−096871号公報
有料道路の通行料金は、電子料金収受システム用の車載機に挿入したクレジットカードで決済する場合が多くなっている。車載機に挿入して決済ができるクレジットカードは多数の会社から発行されており、有料道路の通行料金に応じたポイントが付与されるものが多い。このポイントは、一定のルールに基づいて、後日、通行料金の支払いに充当できたる。また、通行料金に充当できることに加えて、買い物に利用できる場合もある。したがって、ポイントも考慮して通行料金を計算できることが望まれる。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、有料道路の料金決済で付与されるポイントも考慮してユーザが経路の適否を判断できる経路提示装置を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、発明の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための本発明は、出発地と目的地を取得する地点取得部(11)と、地点取得部が取得した出発地から目的地まで車両で走行する経路を計算する経路計算部(12)と、経路計算部が計算した経路を走行した場合に発生する通行料金を決定する料金決定部(13)と、通行料金をクレジットカードで決済した場合に発生するポイントを決定するポイント決定部(14)と、料金決定部が決定した通行料金とポイント決定部が決定したポイントとに基づいて定まる料金関連値を表示器(5)に表示する表示制御部(22)とを備えていることを特徴とする経路提示装置である。
この発明によれば、表示器には料金関連値が表示される。この料金関連値は、経路計算部が計算した経路を走行した場合に発生する通行料金およびポイント決定部が決定したポイントの両方に基づいて定まる値である。したがって、料金関連値を見たユーザは、ポイントも考慮して、経路の適否を判断することができる。
本発明の経路提示装置の実施形態となる車載器7を含む車載ナビゲーションシステム1の構成図である。 図1の制御部8の機能を示す機能ブロック図である。 経路計算条件のうち基本条件を設定する基本条件設定画像30を例示する図である。 オプション条件ホーム画像70を例示する図である。 計算条件設定画像80を例示する図である。 オプション条件設定画像90を例示する図である。 記憶データ読み出し画像100を例示する図である。 経路計算条件読み出し画像110を例示する図である。 条件追加編集画像120を例示する図である。 通行料金条件設定画像130を例示する図である。 選択確認画像140を例示する図である。 制御部8が行う処理のうち、案内開始までの流れを説明するフローチャートである。 ユーザ嗜好の経路計算処理の一例を示す図である。 一般優先で経路計算した計算結果の表示例である。 有料道路を含む経路を再計算した結果の表示例である。 図15の推奨経路を地図表示した表示例である。 推奨経路と類似経路を比較するための比較データの表示例である。
<全体構成>
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に構成図を示す車載ナビゲーションシステム1は、通信器2を備えており、この通信器2を用いて、公衆通信回線網201に接続することで、同じく公衆通信回線網201に接続されているセンタサーバ200と通信する。
車載ナビゲーションシステム1は、図1に示すように、通信器2、位置計測部3、カードリーダ4、表示器5、入力器6、車載器7を備えている。
通信器2は、無線通信により車両外部と通信する装置であり、本実施形態では、公衆通信回線網201を介してセンタサーバ200と通信する。センタサーバ200には、地図データベースが記憶されており、通信器2は、センタサーバ200から、この地図データベースに基づいて作成される更新地図データやクレジットカードに付与されるポイントに関する情報などを取得する。
位置計測部3は、たとえば、GPS受信器を備えた構成であり、この車載ナビゲーションシステム1が搭載されている車両(以下、自車両)の現在位置を逐次計測する。
カードリーダ4は、自動料金収受システム用のカードリーダであり、クレジットカードが挿入され、自動料金収受システムが備える路側通信器との間で通信を行なって、クレジットカード情報を送信する。
表示器5は、車室内において自車両の運転者が視認可能な位置に設置されており、表示画面を備える。この表示画面には、経路計算をするための種々の条件を設定する画面、計算された経路などが表示される。
入力器6は、表示器5の表示画面に重畳されたタッチパネルや、運転席から操作可能な位置に配置されたメカニカルキーなどの手操作により指示を入力する入力器を備える。また、音声により指示を入力するマイクも備える。この入力器6は、経路計算をするための種々の条件を入力する際に、運転者等のユーザが操作する。また、複数の候補経路が表示器5に表示された後、一つの経路を選択したり、案内開始を指示する際などにも、ユーザは入力器6を操作する。
車載器7は、経路提示装置に相当しており、制御部8、通信インターフェース9、記憶部10を備えている。通信インターフェース9は、入力器6、位置計測部3、カードリーダ4と、制御部8との間で通信を行うための装置である。
記憶部10は、経路計算のための種々の情報を記憶している。たとえば、道路地図データベース、駆動源情報、燃費情報、回生能力を示す情報、クレジットカードに関する情報、ユーザの運転嗜好、ユーザが設定したオプション条件であるユーザ設定条件などが記憶されている。また、制御部8が実行するプログラムが記憶部10に記憶されていてもよい。
道路地図データベースは、道路地図を表示器5に表示できる形式のデータベースであるとともに、経路計算を行うために、リンクごとに、時間コスト、距離コストなど種々のコストを記憶している。
駆動源情報は、自車両の駆動源の種類を表す情報である。よって、駆動源情報は、ガソリンエンジンであるか、ディーゼルエンジンであるか、ハイブリッド車両であるかなどを表す情報である。燃費情報は、自車両の平均燃費を表す情報である。回生能力を表す情報は、回生能力の有無、回生により発生させることができるエネルギーを計算する計算式を含んでいる。クレジットカードに関する情報は、カードリーダ4で使用されるクレジットカードの種類、ポイント還元率を表す情報を含んでいる。ユーザの運転嗜好は、時間優先の経路を選択する傾向にあるか、山道を好む程度、景観のよい道路を好む程度、好きな食べ物などである。記憶部10に記憶されている情報は、通信器2を介して、センタサーバ200から新しい情報を取得して更新してもよい。また、ユーザの入力操作により更新してもよい。また、学習により更新してもよい。
制御部8は、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータであり、CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMあるいは記憶部10に記憶されているプログラムを実行することで、制御部8は、図2に示す種々の機能を実行する。なお、制御部8が実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
<制御部8の機能>
次に、図2を用いて制御部8の機能を説明する。地点取得部11は、経路計算のために必要となる出発地と目的地を取得する。これら出発地、目的地を取得するために、経路条件入力操作がユーザにより行われた場合、図3に示す基本条件設定画像30を表示器5に表示する。この基本条件設定画像30は、地点入力部40、時間設定部50、その他設定部60、完了入力部31、オプション条件遷移部32、キャンセル入力部33を備えている。
地点入力部40は、出発地入力部41、目的地入力部42、経由地入力部43を備える。ユーザは、これら出発地入力部41、目的地入力部42、経由地入力部43を選択して地点を入力することで、経路計算の出発地、目的地、経由地を設定する。なお、経由地は空欄とすることもできる。また、出発地を入力しない場合には、現在地が出発地となる。地点取得部11は、このようにして定まる出発地、目的地、経由地を取得する。
時間設定部50は、出発時刻設定部51、到着時刻設定部52、余裕時間設定部53を備えている。出発時刻設定部51は空欄とすることもできる。その場合には現在時刻が出発時刻となる。到着時刻を特に指定する必要がない場合には、到着時刻設定部52を空欄にできる。余裕時間設定部53は、到着時刻に対する余裕時間を設定する欄である。余裕時間は、到着時刻設定部52に入力した時刻から、必ず目的地に到着したい時刻までの時間である。余裕時間を設定した場合、目的地に到着する予定時刻が到着時刻設定部52に入力された時刻を超過している候補経路でも、超過時間が余裕時間以内であれば、経路計算条件を満たすことになる。
その他設定部60は、図3の例では、料金条件入力欄61、希望割引率入力欄62、運転嗜好入力欄63、追加条件欄64を備えている。料金条件入力欄61は、有料道路の使用を許可するかどうかを入力する欄である。図3において料金条件入力欄61に表示されている「一般優先」は、一般道路のみで目的地に到着する経路を探索するという条件である。
希望割引率入力欄62は、有料道路を使用する場合に、その有料道路の通行料金の割引率として、ユーザが希望する割引率を入力する欄である。有料道路の割引率は、通行する有料道路により異なり、また、目的地に到着できる経路として、異なる有料道路を通る複数の経路を計算できる場合がある。この希望割引率入力欄62に入力された希望割引率を満たす有料道路は経路計算の際のコストを、希望割引率を満たさない場合よりも低くする。
運転嗜好入力欄63は、記憶部10の説明で示した種々の運転嗜好を入力する欄である。この運転嗜好に合う道路は、経路計算の際のコストを、運転嗜好入力欄63が空欄であった場合よりも低くする。たとえば、山道を好むことが入力された場合には、道路の山道度が高いほど、経路計算の際のコストを低くする。なお、山道度は、具体的には、経路計算の単位となるリンクにおける起伏の数と、そのリンクにおけるカーブ数から決定する。
追加条件欄64を選択すると、追加可能な経路計算条件がリスト表示され、表示されたリストから条件を選択することで、経路計算条件を追加することができる。
ユーザは、基本条件の入力が完了したら完了入力部31を選択操作し、基本条件の入力を取りやめる場合には、キャンセル入力部33を選択操作する。
経路計算部12は、道路地図データベースに記憶されている種々のコストから、上記基本条件設定画像30を表示して入力された経路計算条件に基づいて定まるコストを選択して用いて、出発地から目的地までの経路を、少なくとも1つ計算する。ただし、有料道路を含む経路については、出口ICおよび入口ICの少なくとも一方を異ならせることで有料道路区間を異ならせた複数の候補経路を計算する。
経路計算の際には、図3に例示した基本条件設定画像30を用いて設定できる条件に加えて、オプションとして、種々の経路計算条件を設定できる。このオプションの経路計算条件を次に説明する。
所定のオプション条件設定操作をユーザが行うと、経路計算部12の指示により、表示制御部22が、図4のオプション条件ホーム画像70を表示器5に表示する。オプション条件設定操作には、図3のオプション条件遷移部32を選択操作することが含まれる。図4〜図11の画面遷移も表示制御部22が実行する。
図4のオプション条件ホーム画像70は、階層表示部71、操作案内部72、経路計算指示部73、基本条件設定指示部74、計算条件設定指示部75、記憶データ読み出し指示部76、その他処理指示部77を備えている。
階層表示部71は、オプション条件設定画像の階層を示している。なお、オプション条件設定画像は、図4〜図11の画像の総称である。操作案内部72は、番号を発話することで、音声入力が可能であることを示す画像である。番号は、使用頻度が高い操作内容に1が付与される。経路計算指示部73は、その時点で設定された経路計算条件で経路計算を実行することを指示する場合にユーザが選択操作する画像である。
基本条件設定指示部74は、基本条件設定画像30を表示させる場合にユーザが選択操作する画像である。計算条件設定指示部75は、オプション計算条件を設定する際にユーザが選択操作する画像である。記憶データ読み出し指示部76は、記憶部10に記憶されている経路計算に関するデータを読み出す際にユーザが選択操作する画像である。その他処理指示部77は、オプション条件ホーム画像70から行うことができるその他の操作を示す画像を表示させる場合にユーザが選択操作する画像である。
計算条件設定指示部75をユーザが選択操作すると、図5に示す計算条件設定画像80が表示器5に表示される。記憶データ読み出し指示部76をユーザが選択操作すると、図7に示す記憶データ読み出し画像100が表示器5に表示される。
図5に示す計算条件設定画像80は、階層表示部81、操作案内部82、標準経路計算部83、ユーザ嗜好の経路計算部84、経路計算条件読み出し部85、ホーム画像遷移部86を備える。
階層表示部81はオプション条件設定画像の階層を示している。操作案内部82は、操作案内部72と同じ意味である。標準経路計算部83は、標準の経路計算オプションを設定する場合にユーザが選択操作する画像である。標準の経路計算オプションとは、時間優先、距離優先、渋滞考慮など、周知の経路計算条件において設定されるオプション条件である。
ユーザ嗜好の経路計算部84は、ユーザの嗜好を表すオプション条件を設定して経路計算することを指示する場合にユーザが選択操作する画像である。経路計算条件読み出し部85は、ユーザがすでに設定しているオプション条件を読み出す場合に、ユーザが選択操作する画像である。ホーム画像遷移部86は、オプション条件ホーム画像70を表示器5に表示させることを指示する場合にユーザが選択操作する画像である。
ユーザ嗜好の経路計算部84をユーザが選択操作すると、図6に示すオプション条件設定画像90が表示器5に表示される。オプション条件設定画像90は、階層表示部91、操作案内部92、ユーザ標準条件読み出し部93、ユーザ設定条件読み出し部94、条件追加編集部95、ホーム画面遷移部96を備える。階層表示部91、操作案内部92、ホーム画面遷移部96は、それぞれ、図5の階層表示部81、操作案内部82、ホーム画像遷移部86と同じ機能である。
ユーザ標準条件読み出し部93は、ユーザが標準のオプション条件として設定した条件を読み出すことを指示する場合にユーザが選択操作する画像である。ユーザ設定条件読み出し部94は、ユーザ標準条件以外で、ユーザがオプション条件として設定した条件を読み出すことを指示する場合にユーザが選択操作する画像である。条件追加編集部95は、記憶しておくオプション条件を追加する場合、あるいは、記憶してあるオプション条件を編集する場合にユーザが選択操作する画像である。
ユーザ標準条件読み出し部93、あるいは、ユーザ設定条件読み出し部94をユーザが選択操作すると、図8に示す経路計算条件読み出し画像110が表示器5に表示される。条件追加編集部95をユーザが選択操作すると、図9に示す条件追加編集画像120が表示器5に表示される。
次に、図7に示す記憶データ読み出し画像100を説明する。この記憶データ読み出し画像100は、前述したように、オプション条件ホーム画像70において、記憶データ読み出し指示部76をユーザが選択操作することで表示器5に表示される。
記憶データ読み出し画像100は、階層表示部101、操作案内部102、経路計算条件読み出し部103、地点読み出し部104、その他読み出し部105、ホーム画面遷移部106を備える。階層表示部101、操作案内部102、ホーム画面遷移部106は、それぞれ、図5の階層表示部81、操作案内部82、ホーム画像遷移部86と同じ機能である。
経路計算条件読み出し部103は、記憶してあるオプション条件を読み出す場合にユーザが選択操作する画像である。地点読み出し部104は、記憶してある地点を読み出す場合にユーザが選択操作する画像である。その他読み出し部105は、オプション条件、地点以外に、記憶してある情報を読み出す場合にユーザが選択操作する画像である。経路計算条件読み出し部103をユーザが選択操作すると、図8に示す経路計算条件読み出し画像110が表示器5に表示される。
図8に示す経路計算条件読み出し画像110は、図5の経路計算条件読み出し部85、図6のユーザ標準条件読み出し部93、ユーザ設定条件読み出し部94、図7の経路計算条件読み出し部103のいずれかが選択操作された場合に表示器5に表示される。
この経路計算条件読み出し画像110は、階層表示部111、操作案内部112、ユーザ標準条件読み出し部113、ユーザ設定条件読み出し部114、ホーム画面遷移部115を備える。階層表示部111、操作案内部112、ホーム画面遷移部115は、それぞれ、図5の階層表示部81、操作案内部82、ホーム画像遷移部86と同じ機能である。
ユーザ標準条件読み出し部113は、ユーザにとっての標準のオプション条件として登録してあるオプション条件を読み出す際にユーザが選択操作する画像である。ユーザ設定条件読み出し部114は、標準のオプション条件以外に記憶してあるオプション条件を読み出す際にユーザが選択操作する画像である。ユーザ設定条件読み出し部114は、図8の例では4つ表示されているが、ユーザ設定条件読み出し部114の数は、ユーザがオプション条件を登録する操作、あるいは、登録してあるオプション条件を削除する操作をすることにより変動する。ユーザ標準条件読み出し部113、ユーザ設定条件読み出し部114をユーザが選択操作すると選択確認画像が表示される。図11は、ユーザ標準条件読み出し部113をユーザが選択操作した場合に表示される選択確認画像140の例である。
次に、図9に示す条件追加編集画像120を説明する。条件追加編集画像120は、階層表示部121、操作案内部122、オプション条件選択部123、ホーム画面遷移部124を備える。階層表示部121、操作案内部122、ホーム画面遷移部124は、それぞれ、図5の階層表示部81、操作案内部82、ホーム画像遷移部86と同じ機能である。
オプション条件選択部123は、設定するオプション条件の項目を選択する際にユーザが選択操作する画像であり、設定できるオプション条件の項目に対応して、通行料金選択部123a、時間選択部123b、渋滞回避選択部123c、食優先選択部123d、景色選択部123e、安全選択部123f、ドライビング選択部123gを備えている。
通行料金選択部123aは、通行料金に関するオプション条件を設定する際にユーザが選択する画像である。この通行料金選択部123aをユーザが選択操作すると、図10に示す通行料金条件設定画像130が表示器5に表示される。
時間選択部123bは時間に関するオプション条件、たとえば、余裕時間の初期値などを設定する際にユーザが選択する画像である。渋滞回避選択部123cは、渋滞を回避した経路を計算するか否かを設定する際にユーザが選択する画像である。食優先選択部123dは、ユーザが好みとしている食事ができる店舗が経路沿いにある経路を選択しやすくする経路計算条件とするか否かを設定する際にユーザが選択する画像である。景色選択部123eは、景色のよい経路を選択しやすくする経路計算条件とするか否かを設定する際にユーザが選択する画像である。安全選択部123fは、安全性の高い経路を選択しやすくする経路計算条件とするか否かを設定する際にユーザが選択する画像である。経路の安全性は、道幅、交差点における信号の有無などに基づいて、安全性に対するコストをリンク別に計算してもよいし、地図データベースにリンク別に安全性に関するコストが記憶されていてもよい。ドライビング選択部123gは、ハンドル操作が多い経路、あるいは、ハンドル操作と加減速操作が多い経路を選択しやすくする経路計算条件とするか否かを設定する際にユーザが選択する画像である。
次に図10に示す通行料金条件設定画像130を説明する。この通行料金条件設定画像130で設定された条件は、たとえば「有料優先」など、有料道路を通る経路を計算する経路計算において用いられる。
通行料金条件設定画像130は、階層表示部131、ホーム画面遷移部132、ポイント優先選択部133、道路会社選択部134、選択カード表示部135、優先選択部136、入力完了選択部137を備える。階層表示部131、ホーム画面遷移部132は、それぞれ、図5の階層表示部81、ホーム画像遷移部86と同じ機能である。
ポイント優先選択部133は、有料道路の使用を許可する経路を計算する経路計算条件において、通行料金を優先するか、ポイントを優先するかを選択する部分である。ポイント優先ありを選択すると、経路計算のためのコスト計算において、ポイントに1よりも大きい所定の重みを乗じた値を通行料金から減じて料金のコストを算出する。なお、この重みは、後述する優先選択部136により定まる。ポイント優先なしを選択すると、ポイントをそのまま通行料金から減じて料金のコストを算出する。したがって、ポイント優先ありを選択すると、ポイント優先なしを選択した場合よりも料金のコストが低くなる。
道路会社選択部134は、どの道路会社を優先するかを選択する部分である。出発地から目的地までの経路として、複数の経路が設定でき、かつ、それら複数の経路が異なる道路会社が管理する有料道路を通る経路になっている場合がある。その際に優先して選択する道路会社を、この道路会社選択部134で選択する。ここで選択されている道路会社の道路は、コスト計算において、選択されていない場合よりも低いコストとして経路計算を行う。ユーザが道路会社を選択する理由は、道路会社別にクレジットカードでの通行料金支払いに対してポイントを付与するマイレージサービスを行っているからである。ある道路会社から付与されたポイントは、その道路会社が管理する有料道路の通行料金の支払いに用いることができるが、他の道路会社が管理する有料道路の通行料金の支払いには、通常、用いることができない。そのため、ユーザは、ポイントを使いやすくするため、よく利用する道路会社を選択したいと考える場合があるので、この道路会社選択部134が備えられているのである。
選択カード表示部135は、経路計算を行うクレジットカードとして選択されているクレジットカードを表示する部分である。ここに表示されるクレジットカードは、ユーザが入力するが、カードリーダ4が、そのカードリーダ4に挿入されているクレジットカードから情報を読み取ってもよい。
優先選択部136は、道路優先とするか、買物優先とするかを選択する部分である。買物優先とすると、有料道路の通行により、カード会社から付与されるポイントが貯まりやすい経路が選択されやすい条件で経路計算を行う。具体的には、カード会社から付与されるポイント還元率が高いほど、リンクのコストを下げて経路計算を行う。一方、道路優先とすると、道路会社から付与されるポイントが貯まりやすい経路が選択されやすい条件で経路計算を行う。具体的には、道路会社から付与されるポイント還元率が高いほど、リンクのコストを下げて経路計算を行う。なお、ポイント還元率は、ユーザが入力してもよいし、センタサーバ200から取得してもよい。
入力完了選択部137は、通行料金条件に関する入力が完了した場合に選択操作する「OK」と、通行料金に関する入力を取りやめる場合に選択操作する「キャンセル」を備える。ユーザがOKを選択操作した場合にも選択確認画像140が表示される。
図11に示す選択確認画像140は、ホーム画面遷移部141、条件確認部142、入力完了選択部143を備える。ホーム画面遷移部141は、図5のホーム画像遷移部86と同じ機能である。
条件確認部142は、現時点で選択されているオプション条件を表示する部分である。入力完了選択部143は、オプション条件の入力が完了した場合に選択操作する「OK」と、オプション条件に関する入力を取りやめる場合に選択操作する「キャンセル」を備える。
説明を図2に戻す。料金決定部13は、経路計算部12が計算した経路を走行する場合に発生する通行料金を決定する。前述したように、経路計算部12は、有料道路を走行する経路については複数の候補経路を計算することから、料金決定部13は、それら複数の候補経路についてそれぞれ通行料金を決定する。通行料金の決定は、経路計算部12が計算した経路における有料道路の入口と出口をもとにして、自車両のみで行ってもよいし、有料道路の入口と出口をセンタサーバ200に送信して、センタサーバ200で決定した通行料金を取得してもよい。
ポイント決定部14は、料金決定部13が決定した通行料金を、選択中のクレジットカードで決済した場合に発生するポイントを決定する。この決定には、クレジットカードのポイント還元率と、道路会社が設定しているポイント還元率を用いる。これらの還元率は、ユーザが設定してもよいし、センタサーバ200から取得してもよい。なお、道路会社が設定しているポイントを考慮するか否かを設定できるようにしてもよい。この設定は、たとえば、図10の通行料金条件設定画像130で行えるようにすればよい。
節約料金算出部15は、料金決定部13が決定した複数の通行料金のうち最も高い通行料金を最高料金として、各候補経路を走行した場合に節約できる節約料金を算出する。この節約料金は、最高料金と、料金決定部13が決定した各通行料金との差額である。
係数設定部16は、次に説明する合計点数算出部17において、節約料金から料金側点数を算出する際に用いる係数、および、ポイントからポイント側点数を算出する際に用いる係数の少なくとも一方をユーザ操作に基づいて設定する。
合計点数算出部17は、経路計算部12が設定した複数の候補経路のそれぞれに対して、節約料金算出部15が算出した節約料金から定まる料金側点数と、ポイント決定部14が決定したポイントから定まるポイント側点数とを合計した合計点数を算出する。
料金側点数は、たとえば、節約料金そのものとすることができる。また、通行料金を節約する場合、走行時間は長くなる。そこで、節約料金を、通行料金を節約したことで増加する走行時間(以下、増加時間)で割って算出する節約料金の時間単価を、料金側点数としてもよい。さらに、それら節約料金そのものや、節約料金の時間単価に所定の係数を乗じて料金側点数を算出してもよい。この係数をユーザが設定できるようにすることで、節約料金をポイントに対して重視する程度をユーザが調整できる。ポイント側点数は、ポイント決定部14が決定したポイントそのものとすることができる。また、このポイントに係数を乗じてポイント側点数を算出してもよい。また、合計点数算出部17は、合計点数を増加時間で割った値も算出する。合計点数を増加時間で割った値は、たとえば、図17に示す実質時間単価である。
カード種類設定部18は、選択カード表示部135に表示するクレジットカードの種類を設定する。前述したように、選択カード表示部135に表示するクレジットカードの種類は、ユーザが入力することができる。
還元率決定部19は、カード種類設定部18が決定したクレジットカードのポイント還元率を決定する。また、還元率決定部19は、ここで決定するポイント還元率を、カード会社から付与されるポイントの還元率に限定するか、道路会社から付与されるポイントを含めるかも設定できる。
道路会社設定部20は、通行料金条件設定画像130が備えている道路会社選択部134により選択された道路会社を、経路計算において優先する道路会社に設定する。
ユーザ嗜好設定部21は、経路に関するユーザの嗜好のうち、通行料金以外の嗜好を設定する。通行料金以外の嗜好は、具体的には、図9に表示されているオプション条件選択部123のうち通行料金選択部123a以外の選択部により設定できる嗜好である。
表示制御部22は、経路計算条件を設定するための図3〜図11に示した画像、経路計算して得られた候補経路、候補経路から案内を行う経路を決定するための比較データなどを表示器5に表示する。候補経路の表示例、比較データの表示例は後述する。
経路案内部23は、案内開始指示がユーザからされた場合に、経路計算部12が計算した経路からユーザが選択した経路を自車両が走行するように経路案内を行う。
ポイント報知制御部24は、経路案内中に、自車両が有料道路の通行料金をクレジットカードで決済したことで付与されることが確定したポイントを、逐次、報知部から報知する。ポイントが確定するのは、通行料金が確定したときである。したがって、前払い方式の有料道路では、有料道路の入口料金ゲートを通過したときであり、後払い方式の有料道路では、有料道路の出口料金ゲートを通過したときである。報知部としては、表示器5を用いることができるが、スピーカを報知部として用いてもよい。
制御部8が備える各機能は以上の通りである。次に、制御部8が行う処理のうち、案内開始までの流れを図12を用いて説明する。図12に示す処理は、図3〜図11の画像が表示可能な状態で逐次実行する。
<制御部8が行う処理の流れ>
ステップS2では、ユーザから入力操作があったか否かを判断する。この判断がNOであればステップS2を繰り返す。ステップS2の判断がYESになればステップS4に進む。
ステップS4では、ユーザ入力が、経路計算条件の入力完了であるか否かを判断する。この判断は、ユーザが図3の完了入力部31を選択操作したか否かを判断するものである。ステップS4の判断がNOであればステップS6に進む。
ステップS6では、ユーザが入力した内容に応じた処理を実行する。このステップS6の具体的処理は、たとえば、図3〜図11の画像が表示器5に表示されている状態で行う処理である。ステップS6を実行後はステップS2に戻る。
ステップS4の判断がYESであればステップS8に進む。ステップS8では、今回のオプション条件を記憶するか否かを判断する。この判断は、具体的には、オプション条件を記憶するか否かを問い合わせる画像を表示器5に表示し、その後のユーザの入力操作に基づいて行う。この判断がYESであればステップS10に進み、NOであればステップS10を実行することなくステップS12に進む。
ステップS10では、今回の経路計算に用いたオプション条件を、ユーザ設定条件nとして設定する。「n」は、設定されているユーザ設定条件のうち、最も数字が大きいものに1を加えた数字とする。ステップS10を実行後はステップS12に進む。
ステップS12では、ユーザ嗜好の経路計算を行うか否かを判断する。この判断は、この時点で設定されている経路計算条件に、ユーザ嗜好が反映された項目が含まれているか否かで判断する。具体的には、その他設定部60やオプション条件に条件が入力されているか否かを判断する。なお、このステップS12において、経路計算条件を表示して、標準経路計算を行うか、ユーザが設定した経路計算条件で経路計算を行うかを問い合わせてもよい。
ステップS12の判断がNOであればステップS14に進む。ステップS14では標準経路計算を行う。標準経路計算は、時間優先、距離優先、渋滞考慮など、ユーザが出発地、目的地を設定するだけでも経路計算できる従来の経路計算アルゴリズムを用いた経路計算である。
ステップS16では、ステップS14で計算した所定数の経路を表示器5に表示する。ステップS18では、表示した経路からユーザが1つの経路を選択したか否かを判断する。この判断がNOであればステップS18を繰り返し、YESであればステップS26に進む。
ステップS12の判断がYESになった場合にはステップS20に進む。ステップS20では、ユーザ嗜好の経路計算を行う。
ユーザ嗜好の経路計算は、ユーザが設定した経路計算条件で経路計算するものである。この処理の一例を図13に示す。図13に示す処理は、図3に示している具体的条件で経路計算した場合の処理例である。
図13において、ステップS30では、ユーザが入力した経路計算条件を読み出す。料金条件に「一般優先」が設定されているので、まず、ステップS32において、目的地まで一般道を走行する経路を複数計算する。
ステップS34では、ステップS32で計算した経路が、設定された到着時刻+余裕時間以内に目的地に到着するか否かを判断する。この判断がYESであれば図12のステップS22に進む。ステップS34の判断がNOであればステップS36に進む。
ステップS36では、計算結果を表示器5に表示する。図14の表示例は、ステップS36における表示例である。図14の表示例では、候補経路が経路一覧に2つ表示されている。2つの経路は、いずれも、走行時間が4時間30分を超えていることから、到着時刻+余裕時間以内に目的地に到着することができない。図14の表示例には、そのことを示す警告メッセージ150が表示されている。また、この後の操作を案内する案内メッセージ151、152も表示されている。なお、この図14の例では、候補経路が文字により示されているが、地図上に候補経路を線で表示してもよい。
ステップS38では、ユーザの選択操作の種類を判断する。ユーザの選択操作が案内メッセージ151に従った操作であり、経路を選択した操作である場合には、図12のステップS26に進む。ユーザの選択操作が、案内メッセージ152に従った操作であり、有料道路を利用する経路を再計算することを指示する操作である場合には、ステップS40に進む。なお、ユーザの選択操作がない場合には、ステップS38の判断を繰り返す。
ステップS40では、有料道路を利用する経路を再計算する。なお、一般優先から料金条件を変更した場合、設定された到着時刻+余裕時間以内に目的地に到着する経路のうち、最も実質時間単価が高くなる経路が推奨経路となる。実質時間単価の説明は、図17を用いて後に行う。なお、実質時間単価を優先する経路計算条件を当初から設定することもできる。この設定は、料金条件入力欄61から行う。
ステップS42では、再計算した経路のうち、設定された到着時刻+余裕時間以内に目的地に到着する経路があるか否かを判断する。この判断がNOであればステップS44に進む。
ステップS44では、ユーザに、経路計算条件を再入力することを依頼するメッセージを表示し、ステップS2に戻る。ステップS42の判断がYESであれば図12のステップS22に進む。
図12のステップS22では、経路計算条件に適合している候補経路を表示する。図15にステップS22の表示例を示す。図15の表示例において、推奨経路は、経路計算条件に最も適合した経路である。類似経路は、推奨経路に対して、有料道路の入口あるいは出口ICを異ならせた経路である。その他経路は、推奨経路とは、利用する有料道路が一致しない経路である。なお、この図15の例では、推奨経路等が文字により示されているが、地図上に推奨経路等を線で表示してもよい。
地図表示選択部160を選択すると、図16に例示するように、推奨経路が地図表示される。図16においては破線が推奨経路の一部である。図16の例は、高速道路を出るインターチェンジを中心とした拡大地図である。地図縮尺は変更可能であり、地図縮尺を変更すると、出発地から目的地までの全体が含まれる地図も表示可能である。
ランキング表示選択部161を選択操作すると、推奨経路と類似経路を比較するための比較データがランキングとともに表示される。図17は、比較データの表示例である。
図17において、節約料金欄は、節約料金算出部15が算出した節約料金を示している。ポイントは、ポイント決定部14が決定したポイントを円換算した値である。実質節約金額は、節約料金にポイントを加算した値であり、請求項の合計点数および料金関連値に相当する。増加時間は、最も目的地に近い白川郷インターチェンジまで高速道路を利用した場合に対して増加する走行時間を表している。時間単価は、節約金額を増加時間で割った値である。時間単価が高いほど、単位時間当たりの節約金額が大きいことになる。実質時間単価は、実質節約金額を増加時間で割った値である。実質時間単価が高いほど、単位時間当たりに節約できる、ポイントまで含めた節約金額が大きいことになる。実質節約金額が請求項の料金関連値に相当することから、この実質時間単価も料金関連値に相当する。
ランキングは、時間単価が高い順に3位まで順位を示しており、実質ランキングは、実質時間単価が高い順に3位まで順位を示している。もちろん3位までは一例であり、それよりも多くの順位を示してもよい。
図17において、ランキングと実質ランキングを比較すると、1位と2位が入れ替わっていることが分かる。したがって、ポイントも考慮すると、実質ランキングにおいて1位になっている経路である、荘川ICで高速道路を出る経路が最も走行時間を増加させるメリットがあることになる。そこで、この経路を推奨経路としているのである。
なお、この図17を表示している画面からも、経路案内に用いる経路を選択することができる。これにより、ポイントは考慮したくないとユーザが考えた場合には白鳥ICで高速道路を出る経路が最もよいと判断して、この経路を選択することもできる。また、実質時間単価よりも実質節約金額を優先させて、美濃ICで高速道路を出る経路を選択することもできる。
ステップS24では、表示した候補経路からユーザが1つの経路を選択したか否かを判断する。この判断がNOであればステップS24を繰り返し、YESであればステップS26に進む。
ステップS26では、案内開始操作があったか否かを判断する。この判断がNOであればステップS26を繰り返し、YESであれば案内を開始する。
以上、説明した本実施形態では、表示器5に、候補経路が有料道路を含む場合、その有料道路の通行料金と、その通行料金をクレジットカードで決済した場合に発生するポイントとから計算できる実質節約料金、実質時間単価が表示される。これら実質節約料金、実質時間単価から、ユーザは、ポイントも考慮して、経路の適否を判断することができる。
また、本実施形態では、有料道路の出口ICが異なる複数の候補経路に対して、実質節約料金、実質時間単価などが示された比較データが表示される。複数の候補経路に対して実質節約料金が示されることにより、ユーザは、どの経路を通ると、ポイントまで考慮していくら節約できるかを判断できる。また、複数の候補経路に対して実質時間単価が示されることにより、ユーザは、どの経路を通るのが、ポイントまで考慮して最も時間当たりの節約金額を高いかを判断できる。
加えて、本実施形態では、実質節約金額の比較に基づいてランキングを候補経路のランキングも表示しているので、このランキングを見ることで、ユーザは容易に最もよい経路を知ることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
<変形例1>
たとえば、通行料金からポイント分を引いた実質通行料金を料金関連値として表示器5に表示してもよい。
<変形例2>
ステップS40の経路計算において、最も実質節約金額が多くなる経路を推奨経路とするようにしてもよい。
<変形例3、4>
図17では、実質時間単価でランキングを決定していたが、実質節約金額など、他の項目でランキングを決定してもよい(変形例3)。また、ランキングを決定するための項目をユーザが指定できるようにしてもよい(変形例4)。
<変形例5−9>
図17以外の項目を比較データとして表示してもよい。たとえば、前述した山道度も、比較データとして表示してもよい(変形例5)。また、時間単価とポイントを合計した値を合計点数として表示してもよい(変形例6)。また、時間単価に係数(たとえば0.5)を乗じた値とポイントを合計した合計点数を表示してもよい(変形例7)。なお、比較データに示されている項目は、経路計算におけるコストになっている項目に限ってもよいが、経路計算におけるコストになっていない項目でもよい(変形例8)。通行料金、ポイントに加えて、燃料費まで考慮した実質通行料金を比較データに表示したり、経路計算に用いたりしてもよい(変形例9)。燃料費は、ユーザが入力してもよいし、通信で取得してもよい。燃料費の計算には、道路の起伏や、回生能力を考慮する。
1:車載ナビゲーションシステム 2:通信器 3:位置計測部 4:カードリーダ 5:表示器 6:入力器 7:車載器 8:制御部 9:通信インターフェース 10:記憶部 11:地点取得部 12:経路計算部 13:料金決定部 14:ポイント決定部 15:節約料金算出部 16:係数設定部 17:合計点数算出部 18:カード種類設定部 19:還元率決定部 20:道路会社設定部 21:ユーザ嗜好設定部 22:表示制御部 23:経路案内部 24:ポイント報知制御部 30:基本条件設定画像 40:地点入力部 50:時間設定部 60:他設定部 70:オプション条件ホーム画像 80:計算条件設定画像 90:オプション条件設定画像 100:記憶データ読み出し画像 110:経路計算条件読み出し画像 120:条件追加編集画像 130:通行料金条件設定画像 140:選択確認画像 200:センタサーバ 201:公衆通信回線網

Claims (12)

  1. 出発地と目的地を取得する地点取得部(11)と、
    前記地点取得部が取得した前記出発地から前記目的地まで車両で走行する経路を計算する経路計算部(12)と、
    前記経路計算部が計算した経路を走行した場合に発生する通行料金を決定する料金決定部(13)と、
    前記通行料金をクレジットカードで決済した場合に発生するポイントを決定するポイント決定部(14)と、
    前記料金決定部が決定した前記通行料金と前記ポイント決定部が決定した前記ポイントとに基づいて定まる料金関連値を表示器(5)に表示する表示制御部(22)と
    を備えていることを特徴とする経路提示装置。
  2. 請求項1において、
    前記経路計算部は、前記出発地から前記目的地まで車両で走行する経路として、有料道路区間が互いに異なる複数の経路を設定できる場合、前記有料道路区間が互いに異なる複数の経路を候補経路に設定し、
    前記料金決定部は、前記経路計算部が設定した複数の前記候補経路に対して、それぞれ前記通行料金を決定し、
    前記ポイント決定部は、前記料金決定部が決定した複数の前記通行料金に対して、それぞれ前記ポイントを決定し、
    前記料金決定部が決定した複数の通行料金のうち最も高い通行料金を最高料金とし、前記最高料金と、前記料金決定部が決定した複数の通行料金との差額である節約料金を算出する節約料金算出部(15)を備え、
    前記表示制御部は、前記料金関連値として、複数の前記候補経路に対して、前記ポイント決定部が決定した前記ポイントと、前記節約料金算出部が算出した前記節約料金とに基づいて定まる値を表示することを特徴とする経路提示装置。
  3. 請求項2において、
    前記経路計算部が設定した複数の前記候補経路のそれぞれに対して、前記節約料金算出部が算出した前記節約料金から定まる料金側点数と、前記ポイント決定部が決定した前記ポイントから定まるポイント側点数とを合計した合計点数を算出する合計点数算出部(17)を備え、
    前記表示制御部は、前記料金関連値として、前記合計点数算出部が算出した前記合計点数に基づいて定まる値を表示することを特徴とする経路提示装置。
  4. 請求項3において、
    前記合計点数算出部は、前記合計点数を、有料道路を最も長い距離走行した場合に比較して増加する走行時間である増加時間で割ることで実質時間単価も算出し、
    前記表示制御部は、前記料金関連値として、前記合計点数算出部が算出した実質時間単価を表示することを特徴とする経路提示装置。
  5. 請求項3または4において、
    前記節約料金から前記料金側点数を算出する際に用いる係数、および、前記ポイントから前記ポイント側点数を算出する際に用いる係数の少なくとも一方を、ユーザ操作に基づいて設定する係数設定部(16)を備えることを特徴とする経路提示装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記クレジットカードの種類をユーザ操作に基づいて設定するカード種類設定部(18)と、
    前記カード種類設定部で設定したクレジットカードのポイント還元率を決定する還元率決定部(19)とを備え、
    前記ポイント決定部は、前記還元率決定部が決定した前記ポイント還元率を用いて前記ポイントを算出することを特徴とする経路提示装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記経路計算部は、
    前記ポイントを含めたコスト計算により前記経路を計算し、
    かつ、前記ポイントを優先する経路計算をユーザが指示した場合、前記ポイントが同じである場合に対するコストを、前記ポイントを優先する経路計算をユーザが指示していない場合よりも低くして前記経路を計算することを特徴とする経路提示装置。
  8. 請求項7において、
    前記クレジットカードの種類をユーザ操作に基づいて設定するカード種類設定部(18)と、
    前記カード種類設定部で設定したクレジットカードのポイント還元率を決定する還元率決定部(19)とを備え、
    前記経路計算部は、前記還元率決定部が決定した前記ポイント還元率に基づいて、前記ポイントに関するコストを決定することを特徴とする経路提示装置。
  9. 請求項7または8において、
    経路計算において優先する道路会社をユーザ操作に基づいて設定する道路会社設定部(20)を備え、
    前記経路計算部は、有料道路を通行することにより道路会社から付与されるポイントもコストに含めて前記経路を計算し、
    かつ、前記道路会社設定部が設定した前記道路会社のポイントに対するコストを、前記道路会社が、優先する道路会社に設定されていない場合よりも低くして前記経路を計算することを特徴とする経路提示装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項において、
    経路に関するユーザの嗜好を設定するユーザ嗜好設定部(21)を備え、
    前記経路計算部は、ユーザ嗜好設定部が設定した嗜好に基づいて定まるコストも含めて前記経路を計算することを特徴とする経路提示装置。
  11. 請求項10において、
    前記ユーザ嗜好設定部で設定できるユーザの嗜好に、道路の起伏の多さ、およびカーブの多さから定まる山道度が含まれていることを特徴とする経路提示装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の経路提示装置であって、
    車両で用いられ、
    前記車両が、前記経路計算部が計算した経路を走行している際、有料道路の通行料金を前記クレジットカードで決済したことで付与されることが確定した前記ポイントを、逐次、ユーザに報知部から報知するポイント報知制御部(24)を備えることを特徴とする経路提示装置。
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