JP7426866B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関し、特に車両を目的地へと誘導する技術に関する。
近年、自動運転機能を備える車両の開発が進められており、運転手による手動運転の介在を必要としない自律的な車両の制御が実現しつつある。多くの車両が自動運転機能によって走行する場合、例えば、複数の車両を一定速度で協調的に走行させることが可能となり、より電力効率(或いは燃料効率)の高い走行制御の実現が期待されている。
このような環境にやさしい走行を行う場合、車両の目的地への到着時間は遅くなるかもしれない。そこで、特許文献1は、環境にやさしい運転を行ったユーザにポイントを付与することにより、環境にやさしい運転を行うことに対するインセンティブを与える技術を提案している。
特開2007-293626号公報
ユーザは、何らかの対価を支払ってでも、協調的な走行から離れて高速で走行する等の方法により移動時間を短縮したいと考えるかもしれない。特許文献1に記載の技術では、環境にやさしくない走行を行う場合、ポイントが得られないという代償を支払うことになる。しかしながら、目的地への到着時間は道路状況等の影響を受けるため、対価を支払って到着を急ごうとしても、目的地への到着があまり早くならない可能性がある。このような状況は、ユーザに不公平感を与えるかもしれない。
本発明は、対価を支払うことにより車両での移動を急ごうとするユーザに対する満足感を向上させることを目的とする。
本発明の目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る情報処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
車両を目的地へと誘導するために用いる情報処理装置であって、
前記車両の目的地と、急ぎ度合いの指定と、を取得する取得手段と、
前記急ぎ度合いの指定に基づいて前記車両が前記目的地へと走行した後で、前記急ぎ度合いを指定したことによる、前記車両が前記目的地に到着するのに実際に要した所要時間の短縮又は延長に応じて、前記急ぎ度合いの指定に対する対価を通知する通知手段と、
を備える。
対価を支払うことにより車両での移動を急ごうとするユーザに対する満足感を向上させることができる。
一実施形態に係る交通システムの一例を示す図。 一実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図。 一実施形態に係る通信装置の構成例を示すブロック図。 一実施形態に係るサーバの構成例を示すブロック図。 一実施形態において情報処理装置が行う処理のフローチャート。 一実施形態において用いられるユーザインタフェースの例を示す図。 一実施形態における交通制御について説明する図。 一実施形態に係る情報処理方法における処理のフローチャート。 一実施形態において通信装置が行う処理のフローチャート。 一実施形態における追従走行制御について説明する図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
本実施形態に係る情報処理システムは、車両を目的地へと誘導するために用いられる。本実施形態に係る情報処理システムは、図4に示すナビゲーション用の情報処理サーバであるサーバ150と、図3に示す通信装置140とを備える。情報処理装置である通信装置140は車両のユーザが用いる装置であって、サーバ150と通信することができる。もっとも、情報処理システムの構成は、図3及び図4に示すものには限定されない。例えば、通信装置140が、図4に示されるサーバ150の機能部のうち少なくとも1つを有していてもよいし、サーバ150が、図3に示される通信装置140の機能部のうち少なくとも1つを有していてもよい。また、通信装置140又はサーバ150が、例えばネットワークを介して接続された複数の情報処理装置によって構成されていてもよい。
まず、車両のユーザが用いる通信装置140の構成例について、図3を参照して説明する。図3に示す構成は、本実施形態の通信装置140の一例としてのスマートフォンを構成する機能ブロックを示している。一方で、通信装置140は車載ナビゲーション装置のようなナビゲーション機器であってもよい。なお、説明する機能ブロックの各々は、統合され又は分離されてもよく、また説明する機能が別のブロックで実現されてもよい。また、ハードウェアとして説明するものがソフトウェアで実現されてもよく、その逆であってもよい。
通信部301は、例えば通信用回路等を含み、必要なデータの送受信を行うために、例えばLTE等の移動体通信を介してインターネットに接続してもよく、Bluetooth(登録商標)通信を介して車両130と接続してもよい。
操作部303は、通信装置140の備えるボタンやタッチパネルを含み、表示部305に表示される各種操作用のGUIに対する操作を行うことができる。表示部305は、例えばLCDやOLED等の表示パネルを含み、表示制御部314の指示に応じて、各種操作用のGUIや、走行中の経路を確認可能なGUI等を表示することができる。センサ部304は、現在位置を特定するためのGPSのほか、通信装置140の使用者を特定するための生体認証用のセンサを含むことができる。
記録部306は、例えば半導体メモリ等の不揮発性メモリを含み、マップ情報、設定された急ぎ度合いの情報、又は制御部302が実行するプログラム等を記憶する。記録部306は、ユーザのアカウントに関連するポイント等の残高情報を格納してもよい。また、記録部306は、例えばブロックチェーン技術に用いられる分散型台帳のデータを保持し、仮想通貨を用いたトランザクションを分散型台帳に記録してもよい。これらの場合、記録部306は、後述するようにサーバ150から通知された対価の額に基づいて、対価の支払い又は受け取りを行うことができる。
制御部302は、CPU310のようなプロセッサ及びRAM311のようなメモリを含んでおり、制御部302内の各機能ブロックに対応する処理を行うこと、及び通信装置140内の各部の動作を制御することができる。このような処理は、例えば、記録部306に記録されたプログラムをプロセッサが実行することにより実現することができる。RAM311は、例えばDRAM等の揮発性の記憶媒体を含み、制御部302がプログラムを実行するために用いるパラメータや処理結果等を一時的に記憶することができる。
指定取得部312は、車両の目的地と、急ぎ度合いの指定と、を取得する。これらの情報は、車両のユーザが操作部303を介して入力できる。例えば、ユーザは、目的地への急ぎ度合いを、第1の設定(例えば普通モード)と、第1の設定よりも急ぐことを示す第2の設定(例えば急ぎモード)と、を含む設定から選択することができる。また、ユーザは、急ぎ度合いを、第1の設定よりも急がないことを示す第3の設定(例えばゆっくりモード)を含む設定から選択することもできる。なお、ユーザが急ぎ度合いを示す選択肢を選択する必要はなく、ユーザは急ぎ度合いを示す数値を入力してもよい。さらに、指定取得部312は、ユーザが指定した経路に対応する急ぎ度合いの指定を取得してもよい。例えば、ユーザには複数の急ぎ度合いのそれぞれに対応する目的地への経路が提示されてもよく、この場合、ユーザは所望の急ぎ度合いに対応する経路を指定することができる。
ナビゲーション情報取得部313は、急ぎ度合いの指定に基づいて車両を目的地へと誘導する指示を行う。本実施形態においてナビゲーション情報取得部313は、指定取得部312が取得した目的地への経路検索結果を、サーバ150から取得する。そして、ナビゲーション情報取得部313は、このように取得した目的地への経路に基づいて、車両を目的地へと誘導する指示を行う。例えば、ナビゲーション情報取得部313は、車両が自動運転車両である場合、目的地への経路に沿って走行するように車両を制御することができる。もっとも、車両を目的地へと誘導する指示は、サーバ315等の外部装置によって行われてもよい。また、ナビゲーション情報取得部313は、車両が手動運転車両である場合、目的地への経路に沿って走行するように表示部305に案内を表示することができる。具体的な急ぎ度合いの指定に基づく誘導方法については後述する。
表示制御部314は、各種操作用のGUI等を表示するように、表示部305の表示を制御する。例えば、表示制御部314は、図6に示す目的地設定画面161、急ぎ度合い指定画面163、及び対価表示画面164等のユーザインタフェースを表示部305に表示させることができる。
また、対価提示部316は、急ぎ度合いの指定に基づいて車両が目的地へと走行した後で、車両が目的地に到着するのに要した所要時間と、所定の時間と、の比較に基づく、急ぎ度合いの指定に対する対価を通知する。本実施形態においては、車両が目的地に到着した後に、実際の所要時間に応じて、急ぎ度合いの指定に対する対価が決定される。このような構成により、目的地への到着時間が道路状況等の影響を受けて変動する場合であっても、設定される対価に対するユーザの不公平感を減らし、満足感を高めることができる。
本実施形態では、ユーザが急ぎ度合いを高く設定すると、設定に対する対価がユーザから徴収される。この対価は、急ぎ度合いを高く設定したことによる、所要時間の短縮に応じて定めることができる。例えば、上記の第2の設定(例えば急ぎモード)に対する対価は、所定の時間と、第2の設定に従って車両が目的地に到着するのに要した所要時間と、の差分に基づいていてもよい。所定の時間とは、通常時に車両が目的地に到着するのに要する時間であってもよい。所定の時間は、上記の第1の設定(例えば通常モード)に従って車両が目的地に到着するのに要する予想時間であってもよく、例えば後述するような急ぎ度合いに基づく信号制御を行わない場合に予想される所要時間であってもよい。所定の時間は、上記の第1の設定(例えば通常モード)のように、対価の徴収又は支払いが行われない急ぎ度合いに従って走行する場合における、車両が目的地に到着するのに要する時間であってもよい。
また、ユーザが急ぎ度合いを低く設定した場合に、設定に対する対価をユーザに与えてもよい。この対価は、急ぎ度合いを低く設定したことによる、所要時間の延長に応じて定めることができる。例えば、上記の第3の設定(例えばゆっくりモード)に対する対価として、車両が目的地に到着するのに要した所要時間と、所定の時間と、の差分に基づく対価を与えてもよい。ユーザは、こうして与えられた対価を用いて、車両への後の乗車機会において急ぎ度合いを高く設定することができる。
本実施形態において、上記の対価は、サーバ150によって算出され、通信装置140へと通知される。しかしながら、対価提示部316が対価を算出してもよい。また、対価提示部316は、上記のような、ユーザから徴収する対価、又はユーザに与える対価を、ユーザに通知することができる。例えば、対価提示部316は、表示部305に表示される対価表示画面164において、これらの対価を通知してもよい。
対価の種類は特に限定されない。対価は、通貨であってもよく、仮想通貨であってもよい。また、対価は、通貨と交換可能なポイントであってもよく、通貨と交換できないポイントであってもよい。ユーザが支払う対価は、急ぎ度合いを低く設定することにより得られていてもよいし、車両のディーラー等の販売業者から購入することにより得られていてもよい。
本実施形態において、車両のユーザに対する対価の請求又は支払処理は、サーバ150によって行われる。しかしながら、対価提示部316が対価の請求又は支払処理を行ってもよい。例えば、記録部306がユーザが保有するポイントの残高情報を格納している場合、対価提示部316は、ポイントの残高から対価に相当する額を減らし、又はポイントの残高に対価に相当する額を追加することができる。
優先通行制御部315は、後述する信号制御を行う実施形態において用いられる機能部であり、説明は後述する。
図6は、表示部305に表示されるユーザインタフェースの例を示す。図6(A)に示す目的地設定画面161は、指定取得部312が目的地を示す入力をユーザから取得するために用いることができる。
図6(B)に示す急ぎ度合い指定画面163は、指定取得部312が急ぎ度合いの指定を示す入力をユーザから取得するために用いることができる。急ぎ度合い指定画面163には、ナビゲーション情報取得部313が取得した経路検索結果と、急ぎ度合いの選択肢である「急ぐ」「普通」「ゆっくり」が表示されている。ユーザが、急ぎ度合いの選択肢を選択して「選択」ボタンを押すと、車両の目的地への誘導が開始する。なお、急ぎ度合い指定画面163は、選択される急ぎ度合いに応じた、車両が目的地に到着するのに要する予想時間又は予想時刻を示す情報を表示してもよい。
急ぎ度合い指定画面163においては、上記の所定の時間を通知することもできる。図6(B)の例では、所定の時間を示す情報として、通常時に車両が目的地に到着するのに要する予想時間である通常所要時間と、通常時に車両が目的地に到着する時刻である通常到着時刻と、が通知されている。このような構成によれば、ユーザは、通常所要時間又は通常到着時刻を考慮して、急ぎ度合いを決めることができる。さらに、急ぎ度合い指定画面163は、ユーザが支払可能な対価の額(例えばユーザが有しているポイントの残高)を表示してもよい。
また、指定取得部312は、選択される急ぎ度合いに応じた、車両が目的地に到着するのに要する予想時間に基づく、目的地への到着時にユーザが支払う対価の予想額を算出し、又はサーバ150から取得してもよい。この場合、指定取得部312は、例えば急ぎ度合い指定画面163上において、目的地への到着時にユーザが支払う又は受け取る対価の予想額をユーザに通知することができる。また、このような構成において、指定取得部312は、ユーザが支払う対価の予想額が、ユーザが支払可能な対価の額よりも多い場合、ユーザによって選択された急ぎ度合いの選択を却下してもよい。このような構成によれば、ユーザが支払可能な対価の額(例えばポイントの残高)が十分に多い場合にのみ、ユーザは高い急ぎ度合いを選択できるようになる。このような構成は、ユーザに、より低い急ぎ度合いを選択するインセンティブを与えることができる。
図6(C)に示す対価表示画面164は、急ぎ度合いの指定に対する対価を通知するために用いることができる。例えば、対価表示画面164は、急ぎ度合いの指定に対してユーザが支払う又は受け取る対価の額を表示することができる。また、対価表示画面164は、対価を支払い又は受け取った後における、ユーザが支払可能な対価の額(例えばユーザが有しているポイントの残高)を表示してもよい。図6(C)の例に示すように、対価表示画面164はさらに、実際の目的地への所要時間又は到着時刻を示す情報を表示してもよく、上記の所定の時間を示す情報(例えば通常所要時間又は通常到着時刻)を表示してもよい。
次に、サーバ150の構成について、図4を参照して説明する。サーバ150は、1つ以上のサーバ装置で構成される。なお、説明する機能ブロックの各々は、統合され又は分離されてもよく、また説明する機能が別のブロックで実現されてもよい。また、ハードウェアとして説明するものがソフトウェアで実現されてもよく、その逆であってもよい。
通信部401は、ネットワークを介して通信装置140と通信する通信回路を含む。通信部401は、制御部402によって処理された情報を通信装置140等に送信したり、制御部402によって処理される情報を通信装置140等から受信したりすることができる。
制御部402は、CPU410のようなプロセッサ及びRAM411のようなメモリを含んでおり、制御部402内の各機能ブロックに対応する処理を行うこと、及びサーバ150内の各部の動作を制御することができる。このような処理は、例えば、記録部403に記録されたプログラムをプロセッサが実行することにより実現することができる。RAM411は、例えばDRAM等の揮発性の記憶媒体を含み、制御部402がプログラムを実行するために用いるパラメータや処理結果等を一時的に記憶することができる。
記録部403は、例えば半導体メモリ等の不揮発性の記録媒体を含み、サーバ150の動作に必要な設定値やプログラムを記憶することができる。
本実施形態において通信部401は、車両の目的地を示す情報を通信装置140から取得する。通信部401は、車両の現在地を示す情報を通信装置140から取得することもできる。そして、ナビゲーション情報生成部414は、目的地への経路検索結果を生成し、通信部401を介して通信装置140へと送信する。例えば、ナビゲーション情報生成部414は、車両の現在地から目的地までの経路コストが少ない経路候補を決定することができる。ナビゲーション情報生成部414は、現在の道路交通情報を考慮して、経路検索結果を生成してもよい。
また、ナビゲーション情報生成部414は、通常時の目的地までの所要時間、例えば後述するような急ぎ度合いに基づく信号制御を行わない場合に予想される所要時間を算出することができる。また、充電や燃料補給が必要となる地点の周辺で、充電や補給施設に立ち寄るように経路候補を修正してもよい。ナビゲーション情報生成部414は、図6(B)の急ぎ度合い指定画面163に示されるように、目的地への経路と、通常到着時間又は通常所要時間を示す情報と、を通信装置140に送信してもよい。なお、ナビゲーション情報生成部414は複数の経路候補を決定し、通信装置140へ送信してもよい。例えば、ナビゲーション情報生成部414は、複数の急ぎ度合いのそれぞれに応じた経路候補を決定してもよい。この際に、複数の経路候補は所要時間順にソートされていてもよい。この場合、通信装置140のユーザは、複数の経路候補から所望の候補を選択することができる。
一方で、ナビゲーション情報生成部414は、算出した経路検索結果に応じて、車両の走行を制御してもよい。このような構成は、例えば、サーバ150が自動運転車両の走行を制御する場合に用いることができる。このような構成において、ナビゲーション情報生成部414は、検索された経路に従う走行を開始することを指定するユーザ入力と、急ぎ度合いの指定と、を通信装置140から取得することができる。すると、ナビゲーション情報生成部414は、急ぎ度合いの指定に基づいて車両を前記目的地へと誘導する指示を行うことができる。この場合、ナビゲーション情報生成部414は、急ぎ度合いの指定に基づく走行を行うように、走行経路を車両130に設定することができる。こうして、車両130は設定された経路を自動運転によって走行することができる。
対価算出部415は、車両が目的地に到着するのに要した所要時間と、所定の時間と、の比較に基づいて、急ぎ度合いの指定に対する対価を算出する。対価の算出方法は上述のとおりである。
対価処理部416は、車両のユーザに対する対価の請求又は支払処理を行う。対価処理部416は、例えば、通信部401を介してユーザが保有するポイントの残高情報を格納しているサーバと通信することにより、ポイントの残高から対価に相当する額を減らし、又はポイントの残高に対価に相当する額を追加することができる。
交通情報取得部413は、後述する信号制御を行う実施形態において用いられる機能部であり、説明は後述する。
図8は、本実施形態に係る通信装置140が行う情報処理方法のフローチャートである。ステップS1110において指定取得部312は、上記のように車両の目的地と、急ぎ度合いの指定と、を取得する。ステップS1120においてナビゲーション情報取得部313は、上記のように急ぎ度合いの指定に基づいて車両を目的地へと誘導する指示を行う。ステップS1130において、車両は目的地へと到着する。ステップS1140において、対価提示部316は、上記のように、車両が目的地に到着するのに要した所要時間と、所定の時間と、の比較に基づく、急ぎ度合いの指定に対する対価を通知する。
また、本実施形態に係る情報処理システムを構成するサーバ150も、図8に示すフローチャートに従って処理を行うことができる。この場合、ステップS1110において通信部401は、上記のように車両の目的地と、急ぎ度合いの指定と、を取得する。ステップS1120においてナビゲーション情報生成部414は、上記のように急ぎ度合いの指定に基づいて車両を目的地へと誘導する指示を行う。ステップS1130において、車両は目的地へと到着する。ステップS1140において、対価算出部415は、車両が目的地に到着するのに要した所要時間と、所定の時間と、の比較に基づいて、急ぎ度合いの指定に対する対価を算出し、対価処理部416は、車両のユーザに対する対価の請求又は支払処理を行う。
なお、車両のユーザは、上記の急ぎ度合いの指定に対する対価とは別に、車両の乗車に対する対価を支払ってもよい。例えば、ユーザが自動走行車両に乗車する場合、出発地から目的地までの直線距離又は最短経路の距離に応じた料金を支払ってもよい。
以下で、ナビゲーション情報取得部313又はナビゲーション情報生成部414が、急ぎ度合いの指定に基づいて車両を目的地へと誘導する指示を行うための具体的な方法の例を説明する。方法の1つとして、急ぎ度合いの指定に基づいて車両の経路を設定することができる。例えば、電力又は燃料を節約するために、通常時に車両は目的地までの距離の短さと到着時間の短さとのバランスがとれている経路を走行するかもしれない。一方で、急ぎ度合いが高い場合、車両は、走行距離が長いが、空いている又は制限速度が高い等の理由で高速で走行でき、目的地への到着が通常時よりも速くなる経路を走行してもよい。また、急ぎ度合いが低い場合、車両は、走行距離が短いが、制限速度が遅い等の理由で走行が遅くなり、目的地への到着が通常時よりも遅くなる経路を走行してもよい。
別の方法として、急ぎ度合いの指定に基づいて車両の速度を設定することができる。例えば、電力又は燃料を節約するために、通常時に車両は燃料又は電力の消費効率と速度とのバランスがとれている速度で走行するかもしれない。一方で、急ぎ度合いが高い場合、車両は、より高速に走行することにより、燃料又は電力消費効率は低下するものの、目的地への到着を通常時よりも速くすることができる。また、急ぎ度合いが低い場合、車両は、目的地への到着が通常時よりも遅くなるが、より燃料又は電力消費効率の高い速度で走行することができる。
さらなる方法として、急ぎ度合いの指定に基づいて車両の経路上にある交通信号の動作を制御する、又は急ぎ度合いの指定に基づいて車両による追従走行を制御することができる。以下、これらの方法について詳しく説明する。
[交通信号の動作制御]
まず、図1を参照して、急ぎ度合いの指定に基づいて交通信号の動作を制御する交通システム100の構成について説明する。以下では、複数の車両をユーザがシェアする車両シェアリングシステムを用いる場合について説明する。一実施形態に係る車両シェアリングシステムにおいては、複数の車両のそれぞれについて、上記の急ぎ度合いの指定がなされている。そして、急ぎ度合いの指定に基づいて、複数の車両に含まれる1台の車両の、複数の車両に含まれる他の車両に対する通行の優先度が判定される。また、以下においては自動運転車両が車両シェアリングシステムにおいて用いられるものとして説明を行う。しかしながら、本実施形態に係る急ぎ度合いの指定に基づく車両の目的地への誘導が適用される交通システムの種類は特に限定されない。例えば、急ぎ度合いに従って、手動運転車両が通行する交差点における交通信号の動作が制御されてもよい。
車両130は、例えば、自動運転走行が可能な、電動自動車又は燃料を用いて走行可能な車両である。車両130は、車内の様々なセンサによって車両内の状態を計測し、収集したデータをサーバ150に送信可能である。このように収集されて送信されるデータは、一般にフローティングデータ、プローブデータ、又は交通情報等とも呼ばれる。このようなデータには、例えば、現在位置、車両の速度(車速)、車両の電池若しくは燃料の残量、又はカメラやLIDARによって得られた画像若しくは3次元データ等が含まれるが、他の情報を含んでいてもよい。これらのデータは、一定の間隔で又は特定のイベントが発生したことに応じてサーバ150に送信される。また、車両130は、急ぎ度合いの指定等の設定情報をサーバ150に送信することができる。以下の説明では、車両130からサーバ150に送信されるデータをまとめて車両情報という。車両情報は必要に応じて、その一部又は全部が車両130と関連付けられた通信装置140にも送信される。
サーバ150は、複数の車両130からの車両情報を順次取得して車両データベースに記録する。また、サーバ150は、(情報処理装置110からの)信号機120の情報も順次取得し、様々な経路の交通状況をほぼリアルタイムに把握することができる。サーバ150は、取得した情報を用いて、例えば、車両の通行する経路、及び通行のための所要時間を推定することができ、推定した経路や所要時間を通信装置140に送信することができる。
情報処理装置110は、信号機120の点灯を制御する。情報処理装置110は、信号機120の点灯を通常の点灯タイミングで切り替えるように制御するほか、所定の距離内の車両130と関連付けられた通信装置140と通信して、通行優先度に応じて信号機120の点灯を制御することができる。ここで、情報処理装置110は、車両130に関連付けられた、各ユーザが有する通信装置140全てと通信してもよく、親機として設定された代表の通信装置140とのみ通信してもよい。急ぎ度合いに基づく制御については後述する。なお、本実施形態の例では、信号機120と情報処理装置110が別体である場合を例に説明しているが、情報処理装置110は信号機120内に内蔵されていてもよい。
ネットワーク111は、例えばインターネットや携帯電話網等の通信網を含み、情報処理装置110やサーバ150と、車両130や通信装置140との間の情報を伝送する。但し、ネットワーク111は必須ではなく、例えば、通信装置140と情報処理装置110とが直接無線通信を確立して通信を行ってもよい。
通信装置140は、例えばBluetooth(登録商標)等の無線通信を介して車両130と通信したり、携帯通信網等のネットワーク111を介して情報処理装置110やサーバ150と通信したりすることができる。通信装置140は、例えば、予め車両130とペアリングされることにより、車両130と関連付けられている。
車両130のユーザが交通システム100を利用して目的地に到着するためには、車両130に関連付けられている通信装置140を用いて、上述のように目的地までの経路を決定する。ユーザが所望の経路を選択すると、選択された経路が車両130に設定され、車両130は当該経路を例えば自動運転によって通行する。
(情報処理装置110の構成及び処理)
次に、信号の点灯を制御する情報処理装置110の機能構成例について、図2を参照して説明する。なお、説明する機能ブロックの各々は、統合され又は分離されてもよく、また説明する機能が別のブロックで実現されてもよい。また、ハードウェアとして説明するものがソフトウェアで実現されてもよく、その逆であってもよい。
通信部201は、ネットワーク111を介して複数の通信装置140と通信する通信回路を含む。また、通信部201は、制御部202によって処理された情報を通信装置140等に送信してもよく、制御部202によって処理される情報を通信装置140等から受信してもよい。
制御部202は、中央演算装置であるCPU210とRAM211とを含む。制御部202は、記録部203に記憶されたプログラムをRAM211に展開、実行することにより、制御部202内部の各部の動作を制御したり、情報処理装置110の各部の動作を制御したりする。また、制御部202は、信号機120の点灯制御処理を実行する。この点灯制御処理については後述する。RAM211は、例えばDRAM等の揮発性の記憶媒体を含み、制御部202がプログラムを実行するためのパラメータや処理結果等を一時的に記憶する。記録部203は、例えば半導体メモリ等の不揮発性の記録媒体を含み、情報処理装置110の動作に必要な設定値やプログラムを記憶する。
制御部202は、情報取得部212、判定部213、及び通行制御部214を有し、後述する急ぎ度合いに基づいて信号の制御を行う。以下、制御部202による交差点における信号の制御が行われる例について説明する。情報取得部212は、まず、信号機120の周辺(例えば所定の距離内)を通行する車両のうち、処理対象となる車両を特定し、その車両と関連付けられている通信装置140から急ぎ度合いの情報を取得する。
判定部213は、急ぎ度合いの情報に基づいて、処理対象となる車両のうち、交通を優先させる車両を判定する。通行制御部214は、判定部213における判定結果に応じて、信号機120の点灯を制御する。
次に、情報処理装置110における点灯制御処理の一連の動作について、図5を参照して説明する。なお、本処理は、制御部202のCPU210が記録部203に記録されるプログラムを実行することにより実現される。
S501において、制御部202は、信号機120の周辺(例えば所定の距離内)を通行する車両から処理対象の車両を特定する。例えば、制御部202は、信号機120の周辺を通行する車両と関連付けられている通信装置140から車両の現在位置、移動方向、及び車速を取得して、信号機の点灯によって影響を受ける車両(すなわち処理対象の車両)であるかを判定する。制御部202は、例えば信号機の赤信号によって停止する車両や青信号で通過する車両を、点灯によって影響を受ける車両として特定する。
S502において、制御部202の情報取得部212は、処理対象の車両に関連付けら
れた通信装置140から、処理対象の車両についての急ぎ度合いの情報を取得する。
S503において、判定部213は、処理対象として特定された車両が同一方向にのみ走行するかを判定する。具合的には、図7(A)に示す例では、車両701と車両702(すなわち処理対象の車両)のみが交差点に差し掛かっており、車両701と車両702は、同一方向にのみ走行している。このように同一方向に通行する車両のみが交差点に差し掛かる場合には、信号機750を赤信号にして車両を停止させる必要はない。つまり、信号機750の点灯が赤信号になるタイミングである場合、信号機750の点灯を青信号に制御してこれらの車両を通行させれば、これらの車両は目的地へ早く到着することができる。なお、同一方向の判定において、車両701と車両702の対向車がいる場合、当該対向車も同一方向にのみ走行する車両とみなすことができる。また、処理対象の車両が1台のみである場合にも、同様に扱ってよい。
例えば、判定部213は、通信装置140からの車両の現在位置、移動方向、及び車速に基づいて、処理対象として特定された車両が同一方向に通行すると判定した場合、処理をS506に進める。そうでない場合には、処理をS504に進める。
S504において、判定部213は、急ぎ度合いが最高である車両を決定する。例えば、図7(B)に示す例では、車両701(急ぎ度合い1)、車両702(急ぎ度合い2)、車両703(急ぎ度合い1)、及び車両704(急ぎ度合い3)がそれぞれ別の方向に通行しながら交差点に差し掛かっている。このとき、信号機750は青信号、信号機751は赤信号である。この状況において、判定部213は、車両701~704の急ぎ度合いを比較して、急ぎ度合いが最高である車両を車両704(急ぎ度合いが3)として決定する。
S506において、制御部202の通行制御部214は、信号機の点灯を制御する。通行制御部214は、一方の道路の信号機120の点灯を赤信号から青信号に制御して、急ぎ度合いが最高の車両が交差点を通行できるようにする。このとき、通行制御部214は、信号機120の点灯を制御したことに応じて、優先的な通行が可能になった車両の通信装置140に、通行可能通知を送信してもよい。このとき、他の車両の優先的な通行を受け入れた車両の通信装置140に、通行不可通知を送信してもよい。
(通信装置140の構成及び処理)
通信装置140が有する指定取得部312は、ユーザによる急ぎ度合いの指定を、サーバ150又は周辺の情報処理装置110に通信部301を介して送信することができる。また、この構成において、通信装置140は優先通行制御部315を有している。優先通行制御部315は、情報処理装置110によって信号機120の点灯が制御された場合、通行可能通知(すなわち優先的な通行が可能になったことを示す通知)、或いは、通行不可通知(他の車両の優先的な通行を受け入れたことを示す通知)を情報処理装置110から受信する。優先通行制御部315は、これらの通知を受信したことに応じて、交差点を優先的に通行させる、或いは停止させるための制御信号を、車両130に送信する。
次に、通信装置140が交差点において行う通信制御処理の一連の動作について、図9を参照して説明する。なお、本処理は、制御部302のCPU310が記録部306に記録されるプログラムを実行することにより実現される。
S901において、制御部302の指定取得部312は、ユーザから取得した急ぎ度合いの情報を、記録部306に記録する。
S902において、指定取得部312は、急ぎ度合いの情報を、周辺の情報処理装置110に通信部201を介して送信する。例えば、制御部202は、周辺の情報処理装置110と通信し、特定の情報処理装置110から、信号機の点灯によって影響を受ける車両(すなわち処理対象の車両)であると判定された場合に、当該情報処理装置110に急ぎ度合いの情報を送信する。
S903において、優先通行制御部315は、情報処理装置110によって信号機120の点灯が制御された場合、通行可能通知、又は通行不可通知を情報処理装置110から受信する。ここでは、通行可能通知とは優先的な通行が可能になったことを示す通知であり、通行不可通知とは他の車両の優先的な通行を受け入れたことを示す通知である。
S904において、優先通行制御部315は、受信した通知が優先的な通行が可能になったことを示すかを判定し、優先的な通行が可能であると判定した場合、処理をS905に進め、そうでない場合、処理をS906に進める。S905において、優先通行制御部315は、通行可能通知を受信したことに応じて、交差点を優先的に通行させるための制御信号を、車両130に送信する。一方、S906において、優先通行制御部315は、通行不可通知を受信したことに応じて、他の車両の優先的な通行を受け入れて停止するための制御信号を、車両130に送信する。制御部202は、S905又はS906の後、その後、車両制御処理の一連の動作を終了する。
(サーバ150の構成)
この構成において、サーバ150は、複数の車両130からの車両情報を順次取得して車両データベースに記録する。また、サーバ150は、交通情報取得部413を有していてもよい。交通情報取得部413は、複数の車両130から上述の車両情報(すなわち、現在位置や車速の情報、目的地の情報、又は優先度の情報等)を受信して、車両データベースに記録することができる。また、交通情報取得部413は、様々な地点に置かれている信号機の情報処理装置110から、信号機120の情報(例えば信号機の点灯状態や点灯タイミングの情報)を順次取得することができる。こうして、サーバ150は、様々な経路の交通状況をほぼリアルタイムに把握することができる。サーバ150は、取得した情報を用いて、車両の通行する経路、及び通行のための所要時間を推定し、推定した経路や所要時間を通信装置140に送信してもよい。
[追従走行の制御]
次に、急ぎ度合いの指定に基づいて車両による追従走行を制御する交通システムについて、図10を参照して説明する。ここでは、追い越し可能な道路の一例としての高速道路を車両130が走行する場合を例に説明する。高速道路の通常の車線では、複数の車両1301,1302が自動運転又は手動運転によって燃費効率のよい速度(例えば時速80Km)で協調的に走行することができる。これに対し、通常よりも高い急ぎ度合い(3)が設定されている車両1303は、追い越し車線をより高速に走行(時速80Kmより早く且つ制限速度以内)することができる。また、通常よりも低い急ぎ度合い(1)が設定されている車両1302は、通常より遅い速度(例えば時速70Km)で走行している車両を発見した場合に、追従走行することにより走行時の空気抵抗を低減させ、電力又は燃料の消費効率を向上させてもよい。
[実施形態のまとめ]
上記実施形態には少なくとも以下の情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを開示している。
1.上記実施形態の情報処理装置は、
車両を目的地へと誘導するために用いる情報処理装置(140)であって、
前記車両の目的地と、急ぎ度合いの指定と、を取得する取得手段(312)と、
前記急ぎ度合いの指定に基づいて前記車両が前記目的地へと走行した後で、前記車両が前記目的地に到着するのに要した所要時間と、所定の時間と、の比較に基づく、前記急ぎ度合いの指定に対する対価を通知する通知手段(316)と、
を備える。
この実施形態によれば、対価を支払うことにより車両での移動を急ごうとするユーザに対する満足感を向上させることができる。
2.上記実施形態の情報処理装置では、
前記急ぎ度合いは、第1の設定と、前記第1の設定よりも急ぐことを示す第2の設定と、を含む設定から選択される。
この実施形態によれば、ユーザは、希望する際に急いで車両で移動することができる。
3.上記実施形態の情報処理装置では、
前記所定の時間は、前記第1の設定に従って前記車両が前記目的地に到着するのに要する予想時間である。
この実施形態によれば、他の急ぎ度合いを指定する場合における所要時間との比較に応じて、急ぎ度合いの指定に対する対価を決めることができる。
4.上記実施形態の情報処理装置では、
前記通知手段(316)は、前記第2の設定に対する対価として、前記所定の時間と、前記車両が前記目的地に到着するのに要した所要時間と、の差分に基づく対価を徴収することを通知する。
この実施形態によれば、所要時間の短縮幅に応じて、急ぎ度合いの指定に対する対価をユーザから徴収することができる。
5.上記実施形態の情報処理装置では、
前記急ぎ度合いは、前記第1の設定よりも急がないことを示す第3の設定を含む設定から選択される。
この実施形態によれば、ユーザは、希望する際にゆっくりと車両で移動することができる。
6.上記実施形態の情報処理装置では、
前記通知手段(316)は、前記第3の設定に対する対価として、前記車両が前記目的地に到着するのに要した所要時間と、前記所定の時間と、との差分に基づく対価を与えることを通知する。
この実施形態によれば、所要時間の増加幅に応じて、急ぎ度合いの指定に対する対価をユーザに与えることができるため、ユーザがゆっくりと車両で移動することを希望する可能性が上がる。
7.上記実施形態の情報処理装置では、
前記所定の時間は、通常時に前記車両が前記目的地に到着するのに要する時間であり、
前記取得手段(312)は、前記所定の時間を通知した後で、前記急ぎ度合いの指定を取得する。
この実施形態によれば、通常時と比較した所要時間の変化に応じて、対価を設定することができる。
8.上記実施形態の情報処理装置では、
前記対価は、通貨と交換可能なポイントである。
この実施形態によれば、ポイントの価値が高くなるため、高い急ぎ度合いを指定するユーザの割合を減らすことができる。
9.上記実施形態の情報処理装置では、
前記急ぎ度合いの指定に基づく前記車両の誘導は、
前記急ぎ度合いの指定に基づいて前記車両の経路を設定する、
前記急ぎ度合いの指定に基づいて前記車両の速度を制御する、
前記急ぎ度合いの指定に基づいて前記車両による追従走行を制御する、又は、
前記急ぎ度合いの指定に基づいて前記車両の経路上にある交通信号の動作を制御する、
ことを含む。
この実施形態によれば、急ぎ度合いの指定に応じて、車両で移動する際の所要時間を短縮することができる。
10.上記実施形態の情報処理システムは、
車両を目的地へと誘導するために用いる情報処理システム(150)であって、
前記車両の目的地と、急ぎ度合いの指定と、を取得する取得手段(401)と、
前記急ぎ度合いの指定に基づいて前記車両が前記目的地へと誘導する指示を行う指示手段(414)と、
前記車両が前記目的地に到着するのに要した所要時間と、所定の時間と、の比較に基づいて、前記急ぎ度合いの指定に対する対価を算出する算出手段(415)と、
前記車両のユーザに対する前記対価の請求又は支払処理を行う対価処理手段(416)と、
を備える。
この実施形態によれば、対価を支払うことにより車両での移動を急ごうとするユーザに対する満足感を向上させることができる。
11.上記実施形態のプログラムは、
コンピュータを、上記実施形態の情報処理装置の各手段として機能させる。
この実施形態によれば、対価を支払うことにより車両での移動を急ごうとするユーザに対する満足感を向上させることができる。
以上、発明の実施形態について説明したが、発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
140:通信装置、150:サーバ、312:指定取得部、313:ナビゲーション情報取得部、314:表示制御部、316:対価提示部、401:通信部、414:ナビゲーション情報生成部、415:対価算出部、416:対価処理部

Claims (12)

  1. 車両を目的地へと誘導するために用いる情報処理装置であって、
    前記車両の目的地と、急ぎ度合いの指定と、を取得する取得手段と、
    前記急ぎ度合いの指定に基づいて前記車両が前記目的地へと走行した後で、前記急ぎ度合いを指定したことによる、前記車両が前記目的地に到着するのに実際に要した所要時間の短縮又は延長に応じて、前記急ぎ度合いの指定に対する対価を通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記急ぎ度合いは、第1の設定と、前記第1の設定よりも急ぐことを示す第2の設定と、を含む設定から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通知手段は、前記車両が前記目的地に到着するのに実際に要した前記所要時間と、前記第1の設定に従って前記車両が前記目的地に到着するのに要する予想時間と、の比較に基づいて、前記急ぎ度合いの指定に対する前記対価を通知することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通知手段は、前記第2の設定に対する対価として、前記第1の設定に従って前記車両が前記目的地に到着するのに要する予想時間と、前記車両が前記目的地に到着するのに要した所要時間と、の差分に基づく対価を徴収することを通知することを特徴とする、請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記急ぎ度合いは、前記第1の設定よりも急がないことを示す第3の設定を含む設定から選択されることを特徴とする、請求項2から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記通知手段は、前記第3の設定に対する対価として、前記車両が前記目的地に到着するのに要した所要時間と、前記第1の設定に従って前記車両が前記目的地に到着するのに要する予想時間と、との差分に基づく対価を与えることを通知することを特徴とする、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 記取得手段は、通常時に前記車両が前記目的地に到着するのに要する時間を通知した後で、前記急ぎ度合いの指定を取得することを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記対価は、通貨と交換可能なポイントであることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記急ぎ度合いの指定に基づく前記車両の誘導は、
    前記急ぎ度合いの指定に基づいて前記車両の経路を設定する、
    前記急ぎ度合いの指定に基づいて前記車両の速度を制御する、
    前記急ぎ度合いの指定に基づいて前記車両による追従走行を行うか否かを制御する、又は、
    前記急ぎ度合いの指定に基づいて前記車両の経路上にある交通信号の動作を制御する、
    ことを含むことを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 車両を目的地へと誘導するために用いる情報処理システムであって、
    前記車両の目的地と、急ぎ度合いの指定と、を取得する取得手段と、
    前記急ぎ度合いの指定に基づいて前記車両を前記目的地へと誘導する指示を行う指示手段と、
    前記急ぎ度合いを指定したことによる、前記車両が前記目的地に到着するのに実際に要した所要時間の短縮又は延長に応じて、前記急ぎ度合いの指定に対する対価を算出する算出手段と、
    前記車両のユーザに対する前記対価の請求又は支払処理を行う対価処理手段と、
    を備えることを特徴とする、情報処理システム。
  11. 車両を目的地へと誘導するために用いる情報処理システムが行う情報処理方法であって、
    前記車両の目的地と、急ぎ度合いの指定と、を取得する工程と、
    前記急ぎ度合いの指定に基づいて前記車両を前記目的地へと誘導する指示を行う工程と、
    前記急ぎ度合いを指定したことによる、前記車両が前記目的地に到着するのに実際に要した所要時間の短縮又は延長に応じて、前記急ぎ度合いの指定に対する対価を算出する工程と、
    前記車両のユーザに対する前記対価の請求又は支払処理を行う工程と、
    を備えることを特徴とする、情報処理方法。
  12. コンピュータを、請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置又は請求項10に記載の情報処理システムの各手段として機能させるためのプログラム。
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