JP2002288520A - 移動体による情報掲載の管理システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

移動体による情報掲載の管理システム、プログラムおよび記録媒体

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JP2002288520A
JP2002288520A JP2001086276A JP2001086276A JP2002288520A JP 2002288520 A JP2002288520 A JP 2002288520A JP 2001086276 A JP2001086276 A JP 2001086276A JP 2001086276 A JP2001086276 A JP 2001086276A JP 2002288520 A JP2002288520 A JP 2002288520A
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Hitoshi Endo
仁志 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報を掲載した移動体の移動による情報掲載
効果を適切に反映して移動体側に情報掲載料の支払いを
行うことができるようにする。 【解決手段】 システム管理装置11を備え、このシス
テム管理装置11が、移動体の外部へ向けての表示情報
を掲載する移動体との通信部21と、通信部21により
受信した移動体の移動条件を示す移動条件情報に基づい
て移動体での情報掲載料を計算する掲載ポイント計算部
23とを有する。したがって、移動条件情報に基づいて
計算された情報掲載料(掲載ポイント)は、移動体によ
る情報の掲載効果を反映したものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体を使用した
情報掲載ビジネスに適用できる移動体による情報掲載の
管理システム、プログラムおよび記録媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、移動体としてバスや路面電車
等の公共交通機関の車両を使用し、移動体の外面に掲載
した広告を宣伝媒体とする広告ビジネスが知られてい
る。この種の広告ビジネスでは、広告主と広告を掲載す
る移動体の所有者との間で契約が結ばれ、移動体の予め
指定されている運行予定、即ち走行ルート、走行予定時
間帯および走行予定距離などに基づいて広告掲載料が算
定され、この広告掲載料が広告主から移動体の所有者に
支払われる。
【0003】この場合、上記広告掲載料は、事前に予想
される広告効果のみに依存して決定される。例えば都心
ルートを走行する移動体、即ち広告がより多数の人に見
られることを期待できる移動体は、広告掲載料が高く設
定される。
【0004】しかしながら、このような手法による広告
表示では、広告表示が可能な移動体の種類や、移動体の
移動範囲が限定的であるため、広告の種類によっては広
告効果も限定的とならざるを得ない。
【0005】一方、特開平10−207413号公報に
は、表示装置を外部に向けた状態で移動体に搭載すると
ともに、送信装置から送信された情報を上記表示装置に
表示させるシステムが提案されている。
【0006】このようなシステムでは、広告表示が可能
な移動体としてバスなどの業務用車両ばかりでなく一般
の車両も使用可能であるとともに、移動体の移動範囲も
広範囲となり得る。したがって、比較的大きな広告効果
も期待できる。
【0007】上記公報に記載のシステムでは、移動体
側、例えば運転者に利益を還元するために、移動体での
情報表示量(広告表示量)に応じて情報表示料(広告掲
載料)が支払われるようになっている。上記情報表示量
は、移動体が備える記録媒体に、表示用として取り込ま
れた情報量に基づいて計算されている。上記記録媒体
は、例えばICカードやキャッシュカードからなり、そ
のカードを例えば銀行のATMに挿入することにより、
カードに記憶された上記の情報量に基づいて情報表示料
が計算される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
記載の構成では、単に、移動体に搭載した表示装置での
情報表示量に基づいて移動体側に支払う情報表示料を計
算するものであるため、この情報表示料は、予測される
情報表示効果(広告効果)を適切に反映したものとはな
り難い。
【0009】例えば、前述した公共交通機関の車両から
なる移動体の場合には、通常、予め決まったルートを決
まった時刻に走行する。したがって、移動体の走行距
離、走行ルートおよび走行時間帯などを考慮して、広告
効果の予測およびそれに基づく広告掲載料の算定が比較
的容易である。また、移動体が契約内容に従って運行さ
れたか否かについても、必要に応じて、業務日誌等によ
りある程度の裏付け調査が可能である。
【0010】しかしながら、このような移動体の場合で
あっても、例えば車両故障やストライキなどの突発的な
事情により通常の運行がなされず、臨時便が運行される
場合等もあり、これらを事前に適切に契約内容に反映さ
せることは不可能である。また、適正な広告掲載料を支
払うために、事後に各々の運行実績の調査を行い、広告
掲載料を修正することは、非常に負担が大きく、コスト
の増大を招くので実用的でない。即ち、上記従来の構成
では、広告主が当初予定していた、支払う広告掲載料に
見合った広告効果を十分に得られないという問題があ
る。
【0011】また、公共交通機関の移動体側において
も、臨時便等により予定以上に走行した場合に広告効果
は増大するものの、これを広告掲載料に反映させるに
は、やはり事後の綿密な調査が必要となり、コストアッ
プにつながり適当でない。したがって、広告を掲載した
移動体の所有者が実績に応じた十分な広告掲載料を受け
取れないといった問題もある。
【0012】一方、一般車両からなる移動体の場合に
は、公共交通機関の車両を移動体とする上記の場合と異
なり、走行ルートや時間帯等を正確に予定すること自体
が困難であるばかりか、走行予定を設定した場合であっ
ても、予定通りの走行が行われるとは限らない。したが
って、走行予定に基づいて算定された広告表示料は、広
告効果を適切に反映したものとはなり難い。
【0013】例えば、契約期間内の移動体の走行予定ル
ートを、事前に確定している通勤ルートや旅行予定に絞
って申告した場合には、移動体がそれ以外に走行したと
き、例えば知人の送迎や買い物、その他、娯楽や所用な
どで走行したときに、それにより発生する広告効果に対
して広告主から広告掲載料を受け取れないといった問題
がある。これは、広告主の側からすれば、事後に、予定
外の移動体の走行について正確に確認するのが極めて困
難であるため、安定した広告効果を見込み難いことによ
る。
【0014】また、上記従来の構成では、移動体の運転
手が広告効果を意識した走行、即ち表示している広告を
道路の通行人の多くに見てもらうことを意識した走行を
行った場合であっても、このような努力は情報表示料に
は反映されない。この結果、移動体の運転手の努力を促
して広告効果を高めるようにするという点においても不
十分である。
【0015】したがって、本発明は、情報を掲載した移
動体の移動による情報掲載効果を適切に反映して移動体
側に情報掲載料の支払いを行うことができる、移動体に
よる情報掲載の管理システム、プログラムおよび記録媒
体の提供を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の移動体による情報掲載の管理システム
は、移動体の外部へ向けての表示情報を掲載する移動体
との通信手段と、前記通信手段により受信した前記移動
体の移動条件を示す移動条件情報に基づいて移動体での
情報掲載料を計算する情報掲載料計算手段とを有するシ
ステム管理装置を備えていることを特徴としている。
【0017】上記の構成によれば、システム管理装置の
情報掲載料計算手段は、通信手段により受信された移動
体の移動条件、例えば移動体の走行速度や天気、あるい
は人の密集度を示す移動条件情報に基づいて移動体での
情報掲載料を計算する。この場合、移動体の移動条件
は、移動中の移動体に掲載されている情報についての人
による視認のし易さや、移動体が移動している場所での
人(通行人)の密集度、即ち移動体による情報の掲載効
果に影響する。したがって、前記移動条件情報に基づい
て計算された情報掲載料は、移動体による情報の掲載効
果を反映したものとなる。
【0018】また、情報掲載料の計算は、移動体の移動
予定によることなく、実際に移動体が移動しているとき
の前記移動条件に基づいて計算される。したがって、移
動体が予め設定した移動予定、例えば移動時間帯や移動
ルートを変更して移動した場合であっても、その移動に
見合った、即ち情報掲載効果を適切に反映した情報掲載
料を移動体に支払うことができる。
【0019】本発明の移動体による情報掲載の管理シス
テムは、システム管理装置、および移動体の外部へ向け
ての表示情報を掲載する移動体に搭載される移動体側搭
載装置を備え、前記移動体側搭載装置は、情報の送受信
を行う通信手段と、前記移動体の移動条件を示す移動条
件情報を検出する移動条件検出手段とを備え、前記シス
テム管理装置は、情報の送受信を行う通信手段と、この
通信手段により受信された前記移動条件情報に基づいて
移動体での情報掲載料を計算する情報掲載料計算手段と
を備えていることを特徴としている。
【0020】上記の構成によれば、移動体側搭載装置の
移動条件検出手段により移動体の移動条件情報が検出さ
れ、この情報がシステム管理装置に送信される。システ
ム管理装置の情報掲載料計算手段は、通信手段により受
信された移動体の移動条件、例えば移動体の走行速度や
天気、あるいは人の密集度を示す移動条件情報に基づい
て移動体での情報掲載料を計算する。この場合、移動体
の移動条件は、移動中の移動体に掲載されている情報に
ついての人による視認のし易さや、移動体が移動してい
る場所での人(通行人)の密集度、即ち移動体による情
報の掲載効果に影響する。したがって、前記移動条件情
報に基づいて計算された情報掲載料は、移動体による情
報の掲載効果を反映したものとなる。
【0021】また、情報掲載料の計算は、移動体の移動
予定によることなく、実際に移動体が移動しているとき
の前記移動条件に基づいて計算される。したがって、移
動体が予め設定した移動予定、例えば走行時間帯や走行
ルートを変更して移動した場合であっても、その移動に
見合った、即ち情報掲載効果を適切に反映した情報掲載
料を移動体に支払うことができる。
【0022】上記の管理システムにおいて、前記移動条
件情報は、移動体自体の移動状態を示す移動状態情報と
移動体が移動している環境を示す移動環境情報との少な
くとも一方を含んでいる構成としてもよい。
【0023】上記の構成によれば、移動条件情報は、移
動体自体の移動状態を示す移動状態情報、例えば走行速
度と移動体が走行している環境を示す移動環境情報、例
えば天気や移動体が移動している場所での人(通行人)
の密集度との少なくとも一方を含んでいる。したがっ
て、システム管理装置の情報掲載料計算手段は、移動体
の移動条件情報に基づいて、移動体による情報の掲載効
果を適切に反映した情報掲載料を計算することができ
る。
【0024】上記の管理システムにおいて、前記移動状
態情報は、移動中の移動体に掲載されている情報につい
ての人による視認のし易さに関するものである構成とし
てもよい。
【0025】上記の構成によれば、移動状態情報に基づ
いて、システム管理装置の情報掲載料計算手段は、移動
体による情報の掲載効果を適切に反映した情報掲載料を
計算することができる。
【0026】上記の管理システムにおいて、前記移動環
境情報は、移動体が移動している場所での人の密集度に
関するものである構成としてもよい。
【0027】上記の構成によれば、移動環境情報に基づ
いて、システム管理装置の情報掲載料計算手段は、移動
体による情報の掲載効果を適切に反映した情報掲載料を
計算することができる。
【0028】上記の管理システムにおいて、前記システ
ム管理装置は、前記移動体側搭載装置からの要求に応じ
て、前記情報掲載料が高くなる移動ルートを検索し、得
られた移動ルート情報を通信手段を介して移動体側搭載
装置に供給する移動案内管理手段を備え、前記移動体側
搭載装置は、内部用表示手段と、通信手段を介して受信
した前記移動ルート情報に基づき、前記内部用表示手段
に移動体の移動ルートを示す移動案内手段とを備えてい
る構成としてもよい。
【0029】上記の構成によれば、システム管理装置の
移動案内管理手段は、移動体側搭載装置からの要求に応
じて、情報掲載料が高くなる移動ルートを検索し、得ら
れた移動ルート情報を通信手段を介して移動体側搭載装
置に供給する。移動体側搭載装置の移動案内手段は、シ
ステム管理装置から供給された移動ルート情報に基づ
き、内部用表示手段に移動体の移動ルートを表示させ
る。したがって、移動体は、システム管理装置からの移
動ルート情報に基づいて、情報掲載料が高くなる移動、
即ち情報掲載効果が高くなる移動を容易に行うことがで
きる。
【0030】上記の管理システムは、前記情報掲載料計
算手段が情報掲載料を情報掲載ポイントとして算出する
ものであり、さらに、前記情報掲載料計算手段により算
出された前記情報掲載ポイントを蓄積する情報掲載ポイ
ント蓄積手段と、前記情報掲載ポイントを使用して商品
を購入可能な提携先とを含んでいる構成としてもよい。
【0031】上記の構成によれば、移動体の運転手は、
移動体での情報掲載移動により得た情報掲載ポイントを
使用して、管理システムの提携先、例えばコンビニエン
スストアやガソリンスタンドにおいて商品を購入可能と
なる。
【0032】本発明のプログラムは、移動体の外部へ向
けての表示情報を掲載する移動体と通信する通信ステッ
プと、この通信ステップにより受信した前記移動体の移
動条件を示す移動条件情報に基づいて移動体での情報掲
載料を計算する情報掲載料計算ステップとをコンピュー
タに実行させることを特徴としている。
【0033】このプログラムを実行するコンピュータで
は、情報掲載料計算ステップにおいて、通信ステップに
より受信された移動体の移動条件、例えば移動体の走行
速度や天気、あるいは人の密集度を示す移動条件情報に
基づいて移動体での情報掲載料を計算する。この場合、
移動体の移動条件は、移動中の移動体に掲載されている
情報についての人による視認のし易さや、移動体が移動
している場所での人(通行人)の密集度、即ち移動体に
よる情報の掲載効果に影響する。したがって、前記移動
条件情報に基づいて計算された情報掲載料は、移動体に
よる情報の掲載効果を反映したものとなる。
【0034】また、情報掲載料の計算は、移動体の移動
予定によることなく、実際に移動体が移動しているとき
の前記移動条件に基づいて計算される。したがって、移
動体が予め設定した移動予定、例えば移動時間帯や移動
ルートを変更して移動した場合であっても、その移動に
見合った、即ち情報掲載効果を適切に反映した情報掲載
料を移動体に支払うことができる。
【0035】本発明の記録媒体は、上記のプログラムを
記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図12に基づいて以下に説明する。本実施の形態の移
動体による情報掲載の管理システム(以下、単に情報掲
載管理システムと称する)の概略構成は図2に示すもの
となっている。同図に示すように、情報掲載管理システ
ムは、このシステムの管理会社1が使用するシステム管
理装置11、および移動体2に搭載される移動体側搭載
装置12を備えている。移動体側搭載装置12は、例え
ば、管理会社1と契約した移動体2に対して管理会社1
から貸与される。
【0037】システム管理装置11と移動体側搭載装置
12とは、例えばインターネット13を介して相互に通
信するようになっている。なお、上記インターネット1
3に代えてその他の通信手段、例えば、電話回線、無線
あるいは他のネットワークが使用されてもよい。
【0038】上記インターネット13には、その他、広
告主4が使用する広告主端末装置14、銀行5が使用す
る銀行端末装置(情報掲載ポイント蓄積手段)15、情
報掲載管理システムの提携店(提携先)6が使用する提
携店端末装置16、例えば自分が所有する移動体に広告
を掲載することを希望する者、即ち広告掲載移動体希望
者7が使用する移動体希望者端末装置17が接続されて
いる。なお、図2において、移動体2(移動体側搭載装
置12)、広告主4(広告主端末装置14)、銀行5
(銀行端末装置15)、提携店6(提携店端末装置1
6)および広告掲載移動体希望者7(移動体希望者端末
装置17)等は、それぞれ一つのみ示しているが、これ
らは一つの管理会社1(システム管理装置11)に対し
て複数存在する構成であってもよい。
【0039】管理会社1は、広告主4と移動体2との契
約仲介業務、契約管理業務、広告掲載料算定業務、広告
主4からの広告掲載料受け取り業務、移動体2への広告
掲載料の支払い業務等を行う。なお、管理会社1と広告
主4と移動体2との関係は、広告主4と移動体2とがそ
れぞれ管理会社1のみと契約する形態であってもよい。
また、移動体2側の契約者は、例えば、移動体2が個人
で運営される場合にはその個人、例えば運転者であり、
移動体2が会社で運営される場合にはその会社である。
【0040】管理会社1のシステム管理装置11は、図
1に示すように、通信部(通信手段)21、コンピュー
タからなる制御部22、運転者データベース26、広告
掲載依頼データベース27、広告掲載希望移動体データ
ベース28、提携店データベース29を備えている。上
記制御部22は、表示ポイント計算部23、ナビゲート
管理部(移動案内管理手段)24および移動体・広告主
マッチング部25を備えている。
【0041】運転者データベース26は、管理会社1と
契約している移動体2の運転者についての登録された情
報、例えば運転者の住所、氏名、年齢、使用する移動体
2の種類、例えば車種や形態、広告掲載料、即ち広告掲
載ポイントの振込先となる銀行の口座番号、広告掲載料
残高(広告掲載ポイント残高)等を記憶している。
【0042】広告掲載依頼データベース27は、広告の
依頼主(広告主)に関する情報、掲載を依頼されている
広告の種類、広告掲載期間(広告掲載時間)、あるいは
広告を掲載した移動体2についての希望走行ルートや地
域等についての情報を記憶している。これらの情報は例
えば広告主端末装置14から事前に入力される。
【0043】広告掲載希望移動体データベース28に
は、例えば、広告を掲載することを希望する移動体2に
ついての情報、例えば移動体2の走行可能エリア、希望
走行ルート、走行希望時間、曜日、期間等が登録されて
いる。さらには、移動体2の運転者や運営会社について
の情報、例えば運転者の住所、氏名(代表者名)、年
齢、電話番号、使用する移動体2の種類が登録されてい
る。これらの情報は移動体希望者端末装置17から事前
に入力される。
【0044】提携店データベース29は、広告掲載ポイ
ントによる商品購入が可能な提携店6についての情報、
例えば提携店6の所在地や店名、インターネット上のア
ドレス、取り扱い商品、およびその他の情報を記憶して
いる。これらの情報は、例えば提携店端末装置16から
入力される。
【0045】通信部21は、インターネット13を介し
て、インターネット13に接続される他の装置と情報の
送受信を行う。
【0046】掲載ポイント計算部(情報掲載料計算手
段)23は、移動体側搭載装置12から受信した移動体
2の移動条件情報としての走行条件情報(移動状態情
報、移動環境情報)に基づいて、移動体2にて行われる
広告掲載に対して支払う広告掲載料を計算する。ここで
は、広告掲載料が広告掲載ポイントとして算出される。
また、走行状態情報および走行環境情報は、これらの扱
いを容易にするため、簡易ポイントに変換された状態で
移動体側搭載装置12から送信されてくる。したがっ
て、掲載ポイント計算部23は、移動体側搭載装置12
から受信した走行状態情報および走行環境情報について
の簡易ポイントを、広告効果を考慮した所定の換算基準
に基づいて、広告掲載ポイントに換算して集計する。
【0047】広告掲載ポイントへの換算においては、移
動体2が、それに掲載されている広告をより多くの人に
見てもらえるような走行条件下で走行する場合に、高い
ポイントが与えられるようになっている。掲載ポイント
計算部23は、例えば、広告掲載ポイントを容易に計算
するために、各走行状態情報および各走行環境情報に応
じた広告掲載ポイント計算テーブルを予め備えている。
【0048】上記の走行状態情報としては、例えば移動
体2の走行距離および走行速度がある。また、走行環境
情報としては、例えば気象情報、移動体2の走行地域情
報(移動体2の走行地域が市街地、郊外あるいは山中の
いずれであるか等の情報)、通行人の密集度情報、走行
日時情報および周辺映像がある。
【0049】また、掲載ポイント計算部23にて計算さ
れた広告掲載ポイントは、運転者別(移動体2別)に運
転者データベース26に蓄積されるとともに、通信部2
1およびインターネット13を介して銀行端末装置15
に送られる。銀行端末装置15では、受信した広告掲載
ポイントを移動体2の運転者等の銀行口座に蓄積する。
移動体2の運転者は上記広告掲載ポイントを現金として
引き出し可能である。あるいは、上記銀行口座における
広告掲載ポイントの残高に応じ、情報掲載管理システム
と提携している提携店6において商品を購入可能であ
る。なお、提携店6は店舗を構えた店に限らず、ポイン
トにより商品を購入可能な対象であればよい。
【0050】移動体2の運転者等による商品の購入の際
には、例えば銀行のカードあるいはカードに割り当てら
れた暗証番号が提携店端末装置16に入力され、提携店
端末装置16がカードあるいは暗証番号を認識し、その
ときの広告掲載ポイントの使用量を銀行端末装置15に
連絡する。銀行端末装置15では、提携店6での広告掲
載ポイントの使用量に応じて、その残高を減額する。提
携店6は、例えばガソリンスタンド、コンビニエンスス
トアあるいは高速道路の料金所などである。
【0051】あるいは、移動体側搭載装置12からの操
作により、車内表示装置(内部用表示手段)33に表示
されている広告掲載ポイントの残高に応じて、移動体側
搭載装置12とインターネット13を介して接続されて
いる提携店6より各種サービスを受けられるようにする
ことも可能である。このときにも広告掲載ポイントの使
用量が提携店端末装置16から銀行端末装置15に連絡
され、以下同様の処理が行われる。なお、移動体側搭載
装置12の通信部31(図3参照)が携帯端末装置から
なる場合、この携帯端末装置のみを使用して上記処理が
可能となる構成であってもよい。
【0052】また、移動体2の例えば運転者にポイント
カードを発行し、このポイントカードに広告掲載ポイン
トの残高を書き込み、このカードを使用して提携店6か
らの商品購入を可能とする構成としてもよい。この場
合、ポイントカードの広告掲載ポイント残高は、移動体
2での走行により増加した場合や商品購入により減少し
た場合に、銀行端末装置15や提携店端末装置16にお
いて書き換えられるようにしてもよい。
【0053】ナビゲート管理部24は、地図情報や上記
広告掲載ポイントが高くなる走行ルートについての情報
を備え、これらを移動体2に供給する。この場合、ナビ
ゲート管理部24は、例えば、移動体2から送信されて
来た、移動体2が走行する際の出発地から目的地までの
情報と移動体2が掲載する広告の種類とに基づいて、そ
の移動体2の走行により高い広告効果を得る上で好まし
いあるいは最適な走行ルート、即ち広告掲載ポイントが
高くなる走行ルート、例えば市街地もしくは繁華街を通
るルートを検索し、地図情報とともに移動体2に与え
る。また、ナビゲート管理部24は、移動体側搭載装置
12からの要求に応じて、最短ルートや時短ルートの情
報も提供する。
【0054】移動体・広告主マッチング部25は、広告
掲載依頼データベース27に記憶されている広告掲載依
頼内容についての情報と、広告掲載希望移動体データベ
ース28に記憶されている移動体2(運転者を含む)に
ついての情報とを比較して、広告掲載依頼内容に最も適
した移動体2(運転者)を選び出し、その移動体2(運
転者)に対して広告の掲載を依頼する。
【0055】移動体側搭載装置12は、図3に示すよう
に、通信部(通信手段)31、入力部32、車内表示装
置33、記憶部34、コンピュータからなる制御部3
5、車外表示装置36および走行条件センサ(移動条件
検出手段)37を備えている。制御部35はナビゲート
部(移動案内手段)38およびポイント換算部39を備
え、走行条件センサ37は走行状態センサ40および走
行環境センサ41を備えている。
【0056】通信部31は、例えば携帯電話等の携帯端
末装置からなり、無線通信によりインターネット13に
接続可能となっている。入力部32は、キーボードやタ
ッチパネル等の入力装置からなる。
【0057】車内表示装置33は、移動体2の車内に設
けられた例えば液晶表示装置からなる。この車内表示装
置33には、移動体側搭載装置12がシステム管理装置
11と通信することにより移動体側搭載装置12側から
供給された情報等が表示される。
【0058】記憶部34は、システム管理装置11から
供給された情報、例えば車外表示装置36に表示するた
めの広告画像や、地図情報や走行ルート情報を記憶す
る。また、走行状態センサ40や走行環境センサ41に
て検出された情報等を記憶する。制御部35は、入力部
32からの入力等に基づいて、移動体側搭載装置12全
体の動作を制御する。
【0059】車外表示装置36は、移動体2の外面に設
けられた、例えば大画面の表示装置である。この表示装
置は、広告表示、即ち広告掲載を行うためのものであ
り、例えば液晶表示装置、PDP表示装置あるいはEL
表示装置等からなる。なお、移動体2が、例えばその車
体に広告を印刷したり、貼り付けたりすること、あるい
は看板を搭載することにより広告掲載を行う場合、上記
車外表示装置36は不要である。
【0060】走行条件センサ37は、移動体2の走行条
件を検出する。この走行条件には、移動体2の走行状態
および走行環境が含まれ、走行状態は走行状態センサ4
0にて検出され、走行環境は走行環境センサ41にて検
出される。
【0061】制御部35のナビゲート部38は、移動体
2の位置を検出するとともに、システム管理装置11の
ナビゲート管理部24から供給された移動体2の走行案
内のための地図情報や走行ルート情報を車内表示装置3
3に表示させ、移動体2の走行案内を行う。なお、ナビ
ゲート部38では、例えばGPS(Global Positionig
System)により、移動体2が走行している位置を検出可
能である。
【0062】ポイント換算部39は、前記走行条件セン
サ37からの情報収集部であり、走行状態センサ40お
よび走行環境センサ41にて検出された情報を、それら
情報の扱いを容易にするため、例えばデジタル信号への
処理により簡易ポイントに換算する。
【0063】ポイント換算部39により得られた簡易ポ
イントは、通信部31が例えば携帯電話等の携帯端末装
置からなる場合、ケーブルまたはブルートゥースなどに
より通信部31に送られ、ここからシステム管理装置1
1に送信される。
【0064】広告主端末装置14および移動体希望者端
末装置17はほぼ同様の構成であり、図4に示すよう
に、キーボード等からなる入力部41、表示装置42、
演算部43およびインターネット13に接続するための
通信部44を備えている。
【0065】銀行端末装置15は、図5に示すように、
キーボード等からなる入力部51、表示装置52、演算
部53、カード処理部54およびインターネット13に
接続するための通信部55を備えている。カード処理部
54は、例えば、移動体2の運転者により持ち込まれた
クレジットカート等の前記カードに書き込まれた情報を
読み取る。
【0066】演算部53は、カード処理部54でのカー
ドの読み取りと入力部51からの入力に基づき、例えば
広告掲載ポイントの残高に応じ、カード処理部54より
現金の払い出しを行う。また、演算部53は、例えば、
移動体2の銀行口座に新たに振り込まれた広告掲載ポイ
ント(広告掲載料)を加算して、その残高を計算すると
ともに、通信部55を通じて上記残高をシステム管理装
置11や要求に応じて提携店端末装置16に連絡する。
【0067】提携店端末装置16は、図6に示すよう
に、キーボード等からなる入力部61、表示装置62、
演算部63、カード処理部64およびインターネット1
3に接続するための通信部65を備えている。カード処
理部64は、例えば、移動体2の運転者により持ち込ま
れたカードの情報を読み取る。演算部63は、通信部6
5を介して銀行端末装置15と通信し、前記カードに対
応した銀行口座における広告掲載ポイントの残高を確認
する。また、演算部63は、提携店6にて広告掲載ポイ
ントが使用されたときに、その使用分あるいはその使用
分を差し引いた残高を通信部65を介して銀行端末装置
15に連絡する。
【0068】ここで、移動体側搭載装置12の走行条件
センサ37に検出される走行状態情報および走行環境情
報、並びにシステム管理装置11でのこれら情報に基づ
く広告掲載ポイントの計算処理についてさらに詳細に説
明する。
【0069】上記の走行状態情報としては、例えば移動
体2の走行距離、走行速度がある。したがって、図7に
示すように、走行状態センサ40として、走行距離の測
定には走行距離メーター、走行速度の測定にはスピード
メーターをそれぞれ使用可能である。また、走行環境情
報としては、例えば気象情報、移動体2の走行地域情報
(移動体2の走行地域が市街地、郊外あるいは山中のい
ずれであるか等の情報)、人、特に通行人の密集度情
報、および走行日時情報がある。したがって、走行環境
センサ41として、気象情報の検出には水滴検知センサ
あるいは気圧センサまたはこれらの両者、走行地域情報
の検出には前記ナビゲーションシステム(ナビゲート部
38)、通行人密集度情報の検出にはCCDカメラある
いは体温の検出により人の存在を検出するを温度センサ
(例えば赤外線センサ)またはこれらの両者、走行日時
情報の検出には時計(カレンダ内蔵)をそれぞれ使用可
能である。周辺画像の検出にはCCDカメラを使用可能
である。この場合、例えばCCDカメラにて撮影された
画像が、掲載ポイント換算部39にて画像認識にされ、
簡易ポイントに変換される。なお、CCDカメラおよび
温度センサは、掲載している広告を視認可能な方向での
通行人の密集度を検出する。
【0070】上記のようにして検出される走行状態情報
および走行環境情報について、掲載ポイント換算部39
は例えば次のような基準にて検出情報を簡易ポイントに
換算する。
【0071】走行距離は、広告掲載時からの走行距離で
あり、その量に応じてポイントに換算される。走行速度
は、一定時間の平均速度に応じて、ポイントに換算され
る。この場合、走行速度が遅いほど、広告を通行人に見
てもらい易くなるので、ポイントが高くなる。さらに走
行速度は一定速度であることが好ましい。
【0072】気象情報では、雨が降ればポイントが低く
なる。走行地域情報でのポイントは、広告内容によって
異なるものの、一般に、走行地域が市街地であれば最も
高く、郊外、山中となるほど、低くなる。通行人密集度
情報は、通行人の密集度が高いほど、ポイントが高くな
る。走行日時情報は、通行人が多くなる日・時刻であ
り、かつ掲載している広告を視認可能な時刻であるほど
ポイントが高くなる。なお、走行地域情報、通行人密集
度情報および走行日時情報は、これらを総合してポイン
ト化するようにしてもよい。
【0073】次に、システム管理装置11とこれにイン
ターネット13を介して接続される装置との間で送受信
される情報についてさらに説明する。図7に示したよう
に、移動体側搭載装置12からシステム管理装置11へ
は、上記のように走行状態情報および走行環境情報が送
信される。また、移動体側搭載装置12は、システム管
理装置11から、前記ナビゲーション情報、広告掲載料
情報、広告主4や管理会社1からの依頼情報を受信す
る。これらは、車内表示装置33に表示される。移動体
側搭載装置12の通信部31が携帯電話等の携帯端末装
置である場合、その携帯端末装置がシステム管理装置1
1から送信される広告掲載料の残高を記憶しており、そ
の携帯端末装置を使用し、広告掲載料の残高に応じて、
銀行5からの出金、提携店6での支払いを可能とする構
成であってもよい。
【0074】システム管理装置11は、図8に示すよう
に、移動体側搭載装置12から前記走行状態情報および
走行環境情報や、ナビゲーションの要求(ルート検索要
求)を受信する。また、広告主端末装置14より契約情
報、緊急の広告掲載依頼情報、あるいは変更情報(広告
の掲載内容や走行内容についての変更依頼)などを受信
する。これら情報を受けた場合、システム管理装置11
は、前述のようにして最適な移動体2を検索し、上記要
望に答える。また、システム管理装置11は、銀行端末
装置15および提携店端末装置16より、銀行5、提携
店6での移動体2の運転者による出金、支払い情報を受
信する。
【0075】一方、システム管理装置11は、移動体側
搭載装置12へ、広告主4や管理会社1からの要求に基
づく前記変更情報を送信する。また、移動体側搭載装置
12へ、前述のナビゲーションサービスのため情報や広
告掲載料についての情報を送信する。また、システム管
理装置11は、広告主端末装置14へ、移動体2の走行
情報、および広告掲載費用(請求金額)についての情報
を送信する。また、システム管理装置11は、銀行端末
装置15および提携店端末装置16へ、移動体2の運転
者が広告掲載料(広告掲載ポイント)を使用した場合の
広告掲載料の残高情報、並びに特記事項があればその情
報を送信する。
【0076】システム管理装置11と広告主端末装置1
4とは、契約情報、広告主4からの広告掲載についての
緊急依頼情報、前記変更情報、移動体2の走行情報、広
告掲載料(請求金額)情報についての送受信を行う。ま
た、システム管理装置11と銀行端末装置15および提
携店端末装置16とは、銀行5、提携店6での移動体2
の運転者における出金、支払い情報、広告掲載料(広告
掲載ポイント)の残高情報や特記事項についての情報の
送受信を行う。また、移動体2の運転者が所有する、移
動体側搭載装置12の通信部31としての携帯端末装置
あるいはカード(例えば銀行のクレジットカード)が銀
行端末装置15、提携店端末装置16において使用され
た場合には、出金、支払いサービスや広告掲載料(広告
掲載ポイント)残高表示などが行われる。なお、クレジ
ットカードが使用された場合の対応については、現状で
の一般的なクレジットカードの使用の場合と同様であ
る。
【0077】上記の構成において、本情報掲載管理シス
テムの動作について説明する。まず、広告掲載依頼登録
の処理について図9のフローチャートにより説明する。
広告主4は、移動体2による広告掲載を希望する場合、
広告主端末装置14によりシステム管理装置11に対し
て広告掲載依頼を行う。この際には、まず、広告主端末
装置14がシステム管理装置11と通信を行い、広告主
端末装置14からシステム管理装置11に広告掲載依頼
が送信される(S1)。
【0078】なお、この依頼は、広告主端末装置14か
ら行われるだけでなく、広告主4からの電話やファクシ
ミリにより行われるものであってもよい。この場合、広
告主4からの依頼内容は、オペレータがキーボードやマ
ウス等の入力装置を操作して、システム管理装置11に
入力される。
【0079】システム管理装置11では、広告主端末装
置14から広告掲載依頼を受信すると、移動体・広告主
マッチング部25が広告掲載希望移動体データベース2
8を検索し(S2)、上記広告掲載依頼に示された条件
に適合する移動体2の有無を調べる。上記条件とは、例
えば移動体2の走行地域、走行希望ルート、走行時間、
曜日および期間等である。
【0080】上記検索の結果、条件に適合する移動体2
が見つかった場合(S3)、システム管理装置11(管
理会社1)は、広告主4との契約処理を行う(S5)。
【0081】一方、S3において、条件に適合する移動
体2が見つからなかった場合、移動体・広告主マッチン
グ部25は、広告主4(広告掲載依頼)を広告掲載依頼
データベース27に登録し(S4)、処理を終了する。
【0082】また、移動体・広告主マッチング部25
は、例えば広告掲載希望移動体データベース28を、適
当な周期で、あるいは新たに広告掲載希望移動体が登録
される度に、広告掲載希望移動体データベース28を検
索し、広告掲載依頼データベース27に登録されている
広告掲載依頼の条件に適合する移動体2の有無を検索す
る。そして広告掲載依頼の条件に適合する移動体2が見
つかれば、前記S5の契約処理が行われる。
【0083】次に、広告掲載希望移動体の登録処理につ
いて図10のフローチャートにより説明する。例えば移
動体2の所有者は、所有する移動体2に広告を掲載する
ことを希望する場合、移動体希望者端末装置17により
システム管理装置11に対してその旨の申込みを送信す
る。この際には、まず、移動体希望者端末装置17がシ
ステム管理装置11と通信を行い、移動体希望者端末装
置17からシステム管理装置11に広告掲載移動体の申
込みが送信される(S11)。
【0084】システム管理装置11では、移動体希望者
端末装置17から広告掲載移動体の申込みを受信する
と、移動体・広告主マッチング部25が広告掲載依頼デ
ータベース27を検索し(S12)、上記広告掲載移動
体の申込みに示された条件に適合する広告掲載依頼の有
無を調べる。上記条件とは、例えば移動体2の走行地
域、走行希望ルート、走行時間、曜日および期間等であ
る。
【0085】上記検索の結果、条件に適合する広告主4
(広告掲載依頼)が見つかった場合(S13)、システ
ム管理装置11(管理会社1)は、広告掲載移動体希望
者7との契約処理を行う(S15)。
【0086】一方、S13において、条件に適合する広
告主4が見つからなかった場合、移動体・広告主マッチ
ング部25は、その移動体2(広告掲載移動体の申込
み)を広告掲載希望移動体データベース28に登録し
(S14)、処理を終了する。
【0087】また、移動体・広告主マッチング部25
は、例えば広告掲載依頼データベース27を、適当な周
期で、あるいは新たに広告掲載依頼が登録される度に検
索し、広告掲載希望移動体データベース28に登録され
ている移動体2(広告掲載移動体の申込み)の条件に適
合する広告主4の有無を検索する。そして移動体2(広
告掲載移動体の申込み)の条件に適合する広告主4が見
つかれば、前記S15の契約処理が行われる。
【0088】次に、移動体2が広告を掲載して走行する
場合の情報掲載管理システムの動作について説明する。
この動作は、管理会社1と広告主4および広告掲載移動
体希望者7との契約が成立した後に行われる。まず、移
動体側搭載装置12での動作について図11のフローチ
ャートにより説明する。
【0089】移動体2が掲載する広告は、例えば車体に
印刷され、広告を記載したシートとして車体に貼り付け
られ、看板として移動体2に搭載され、あるいは車外表
示装置36に表示される。車外表示装置36に広告を表
示する構成の場合、システム管理装置11より広告画像
が移動体側搭載装置12に送信され、移動体側搭載装置
12は、受信した広告画像を記憶部34に格納し、車外
表示装置36に表示させる。また、システム管理装置1
1より、広告表示についての広告主4からの要望事項、
例えば移動体2の走行地域等の走行内容についての要望
事項を受信している場合、それを車内表示装置33に表
示させるようにしてもよい。
【0090】移動体側搭載装置12では、移動体2の走
行に際して、車内表示装置33に、走行ルートについて
の通常/ナビの選択要求が表示される(S21)。この
選択要求は、システム管理装置11からのナビゲーショ
ンによるルートに基づいて走行(ナビ走行)するか、こ
のナビゲーションを使用せずに移動体2の運転者が選択
するルートに基づいて走行(通常走行)するかの選択を
問うものである。
【0091】このルート選択において、運転者によりナ
ビ走行が選択され(S22)、入力部32により出発地
や目的地、優先項目等が入力されると(S23)、それ
らの情報が通信部31からインターネット13を介して
システム管理装置11に送信される(S24)。上記の
優先項目としては、例えば目的地への到達時間よりも広
告掲載ポイントを優先する等の項目である。あるいは逆
に、到達時間を優先する項目、あるいは最短距離を優先
する項目などである。
【0092】移動体側搭載装置12からナビゲーション
の要求を受けたシステム管理装置11のナビゲート管理
部24では、移動体2から送信されてきた上記情報に基
づき、移動体2の走行ルートを検索し、その走行ルート
を地図情報と共に移動体側搭載装置12に送信する。
【0093】移動体側搭載装置12では、システム管理
装置11から走行ルートと地図情報を受信すると(S2
5)、それらが記憶部34に格納され、制御部35のナ
ビゲート部38が、走行ルートを地図情報と共に車内表
示装置33に表示させる(S26)。
【0094】上記表示に対して、運転者により、検索し
た走行ルート(選択ルート)について了承の入力があれ
ば(S27)、S28に移行する一方、検索した走行ル
ートが了承されず、拒否あるいは再検索の入力があれ
ば、S23に戻り、S23〜S27の処理を繰り返す。
この場合、S23において、新たに走行ルートの検索条
件が入力され、それに基づいて走行ルートを検索する
か、同じ条件(S23において先に入力されている条
件)に基づいて走行ルートの再検索を行う。
【0095】S28では、移動体2が走行を開始する
と、移動体側搭載装置12の走行条件センサ37によ
り、各走行条件が検出される(S28)。
【0096】走行条件センサ37にて検出された走行状
態情報および走行環境情報は、制御部35のポイント換
算部39に入力され、ここで逐次、簡易ポイントに換算
される(S29)。
【0097】上記のようにして得られた広告掲載ポイン
トは、例えば、一旦記憶部34に格納され、一定時間毎
に記憶部34から読み出され、システム管理装置11に
送信される(S30)。
【0098】移動体側搭載装置12からシステム管理装
置11に送信された広告掲載ポイントは、制御部22の
掲載ポイント計算部23において集計される。その結果
が、移動体側搭載装置12からシステム管理装置11に
送信される。また、掲載ポイント計算部23において集
計された広告掲載ポイントは、運転者データベース26
に格納される。ここでの広告掲載ポイントは、新たに広
告掲載ポイントが計算される度に更新される。
【0099】移動体側搭載装置12では、システム管理
装置11から広告掲載ポイントの集計結果や銀行口座で
の広告掲載ポイント残高を受信すると(S31)、それ
らを車内表示装置33に表示する(S32)。これによ
り、移動体2の運転者は、ほぼ現在の広告掲載ポイント
を確認することができる。また、システム管理装置11
の掲載ポイント計算部23において、移動体2の予想走
行ルートに基づいて広告掲載ポイントの予測値が計算さ
れている場合、その予測値を表示してもよい。さらに、
移動体2の走行中に移動体2に対して広告主4や管理会
社1からの新たに何らかの依頼事項が生じた場合、その
情報も表示してもよい。これらは、システム管理装置1
1からの受信情報に含まれる。
【0100】ここで、移動体2の運転者により通常走行
からナビ走行への変更入力が行われると(S33)、S
23に戻り、それ以下の処理を行う。ここでの上記変更
入力は、例えば、車内表示装置33における上記の広告
掲載ポイント残高や広告掲載ポイント予測値を確認した
運転者が、広告掲載ポイントをさらに高めることを希望
する場合に行われる。
【0101】その後、移動体2が走行中である場合には
(S34)、S29以下の処理が繰り替えされ、移動体
2の走行が終了すると、移動体側搭載装置12は処理を
終了する。このとき、記憶部34に格納されており、シ
ステム管理装置11へ未送信の簡易ポイントがあれば
(S35)、S30に移行し、それをシステム管理装置
11に送信する。
【0102】なお、広告掲載ポイントの計算をどの時点
にて終了するか、例えば移動体2が目的値に到達したと
きに終了する、あるいは目的地に到着した後も移動体2
が走行している限り計算するなどといったことは、管理
会社1と移動体2の運転者との契約により適宜設定され
ればよい。
【0103】次に、移動体2が広告を掲載して走行する
場合のシステム管理装置11での動作について図12の
フローチャートにより説明する。
【0104】システム管理装置11では、所定の移動体
2に広告の掲載を依頼した後、移動体側搭載装置12か
らの走行ルートについてのナビゲーションの要求、走行
条件情報についての簡易ポイント、あるいは銀行端末装
置15からの広告掲載ポイントの残高(もしくはそれに
相当する金額)についての情報を受信すると(S4
1)、それに応じた処理を行う(S42)。
【0105】即ち、システム管理装置11が移動体側搭
載装置12からナビゲーションの要求を受信すると、ナ
ビゲート管理部24は、その要求に含まれる目的地や前
記優先項目等の情報に基づいて、広告掲載ポイントが高
ポイントとなることを考慮し、最適な走行ルートを検索
する。この情報は、地図情報と共に移動体側搭載装置1
2に送信される。
【0106】また、システム管理装置11が移動体側搭
載装置12から例えば一定時間毎に送信される走行状態
情報および走行環境情報を簡易ポイントとして受信する
と、掲載ポイント計算部23は、各簡易ポイントを各移
動体2別に(複数の移動体2を管理している場合)、か
つ各項目(情報の種類)毎に集計する。さらに、この集
計した簡易ポイントを、必要に応じて各情報(項目)毎
に重み付けを行った後に合計し、広告掲載ポイントを得
る。このようにして得られた広告掲載ポイントは、運転
者データベース26に運転者別(移動体2別)に蓄積さ
れる。
【0107】また、システム管理装置11は、上記広告
掲載ポイント(あるいは広告掲載ポイントに相当する金
額)を、運転者(移動体2)が開設している所定の銀行
口座に振り込む。また、広告掲載ポイントについては、
銀行との通信により残高を管理する。
【0108】システム管理装置11は、上記処理を行っ
た後、処理結果を移動体側搭載装置12、広告主端末装
置14および銀行端末装置15等へ送信する(S44〜
S46)。
【0109】即ち、移動体側搭載装置12へは、移動体
2からの要求に応じたナビゲーション情報(走行ルー
ト、地図情報)、移動体2の走行予定に対しての広告掲
載ポイントについての予測値、および現時点での広告掲
載ポイントの残高や走行開始時点からの広告掲載ポイン
トの合計等についての情報を送信する(S44)。
【0110】広告主端末装置14へは、広告掲載を依頼
している移動体2の走行状態、例えば走行条件センサ3
7によって検出される情報の少なくとも一部、移動体2
の走行による広告効果の予測、および広告主4に請求す
る広告費用等についての情報を送信する(S45)。銀
行端末装置15には、移動体2毎の銀行口座へ入金され
る広告掲載ポイント(広告掲載料)を送信する(S4
6)。
【0111】以上のように、本実施の形態の情報掲載管
理システムでは、広告を掲載した移動体2の走行状態や
走行環境などの走行条件に応じて広告掲載ポイントが計
算されるので、移動体2の走行による広告効果を適切に
反映して移動体側に広告掲載料の支払いを行うことがで
きる。
【0112】また、移動体2の運転手が広告効果を意識
した走行、即ち表示している広告を道路の通行人の多く
に見てもらうことを意識した走行を行った場合には、そ
れに応じて広告掲載ポイント計算されるので、運転者の
努力を適切に広告掲載料に反映することができ、この結
果、運転者の努力を促して広告効果を高めるようにする
ことも可能である。
【0113】また、移動体2は、システム管理装置11
から、広告掲載ポイントが高める上で最適な走行ルート
の情報の提供を受けることができるので、広告掲載ポイ
ントの高い、即ち広告効果の高い走行ルートの選択が容
易となる。
【0114】また、移動体2の広告掲載ポイントについ
ての情報は、ほぼリアルタイムにシステム管理装置11
から移動体2および広告主4に送信されるので、移動体
2の運転者は広告掲載ポイントを確認しながらの走行が
可能である。また、広告主4はその広告掲載ポイントに
基づき、移動体2による広告掲載走行が行われているこ
とを確認し、広告効果を予測し、さらに広告掲載依頼に
ついての請求金額を予測することができる。
【0115】また、広告掲載ポイントの支払いを受けた
移動体2の運転者は、広告掲載ポイントの残高に応じて
提携店6において、商品の購入、例えばガソリンの購入
や高速料金の支払いが可能である。
【0116】また、移動体側搭載装置12から送信さる
走行条件情報に基づいて、広告主4が、広告表示を依頼
している移動体2の走行状態や走行環境を知ることがで
き、システムに対する顧客(広告主4)からの信頼性を
高めることできる。
【0117】なお、本実施の形態においては、移動体2
が広告表示を行うものとして説明しているが、移動体2
での表示は広告表示に限らず、依頼主からの依頼に基づ
く何らかの情報、例えば公共機関からの連絡などの表示
であってもよい。
【0118】また、本実施の形態においては、走行条件
センサ37にて検出された情報が、移動体側搭載装置1
2の制御部35にて広告掲載ポイントに換算される構成
としているが、この処理は、システム管理装置11の制
御部22(掲載ポイント計算部23)にて行われる構成
であってもよい。この場合、移動体側搭載装置12から
システム管理装置11へは、広告掲載ポイントではな
く、走行条件センサ37にて検出された情報が送信され
る。
【0119】また、移動体2として自動車を例にして説
明しているが、移動体としては、自動車以外のもの、例
えば、自転車、ロボット、船舶あるいはその他、移動体
側搭載装置12と搭載し、広告等の情報を掲載可能であ
り、かつ通行人等にその掲載情報を見てもらうことがで
きる移動体であればよい。
【0120】また、システム管理装置11および移動体
側搭載装置12が備える機能は、それら機能をコンピュ
ータに実現させるプログラムとして提供されてもよく、
またそのプログラムは、システム管理装置11や移動体
側搭載装置12と分離可能(可搬可能)に構成される記
録媒体、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテー
プ系、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディス
ク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DV
D等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカ
ードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスク
ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM
等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担
持する媒体に記録されていてもよい。
【0121】
【発明の効果】以上のように、本発明の移動体による情
報掲載の管理システムは、移動体の外部へ向けての表示
情報を掲載する移動体との通信手段と、前記通信手段に
より受信した前記移動体の移動条件を示す移動条件情報
に基づいて移動体での情報掲載料を計算する情報掲載料
計算手段とを有するシステム管理装置を備えている構成
である。
【0122】上記の構成によれば、システム管理装置の
情報掲載料計算手段は、通信手段により受信された移動
体の移動条件に基づいて移動体での情報掲載料を計算す
る。この場合、移動体の移動条件は、移動中の移動体に
掲載されている情報についての人による視認のし易さ
や、移動体が移動している場所での人(通行人)の密集
度、即ち移動体による情報の掲載効果に影響する。した
がって、前記移動条件情報に基づいて計算された情報掲
載料は、移動体による情報の掲載効果を反映したものと
なる。
【0123】また、情報掲載料の計算は、移動体の移動
予定によることなく、実際に移動体が移動しているとき
の前記移動条件に基づいて計算される。したがって、移
動体が予め設定した移動予定、例えば走行時間帯や走行
ルートを変更して移動した場合であっても、その移動に
見合った、即ち情報掲載効果を適切に反映した情報掲載
料を移動体に支払うことができる。
【0124】本発明の移動体による情報掲載の管理シス
テムは、システム管理装置、および移動体の外部へ向け
ての表示情報を掲載する移動体に搭載される移動体側搭
載装置を備え、前記移動体側搭載装置は、情報の送受信
を行う通信手段と、前記移動体の移動条件を示す移動条
件情報を検出する移動条件検出手段とを備え、前記シス
テム管理装置は、情報の送受信を行う通信手段と、この
通信手段により受信された前記移動条件情報に基づいて
移動体での情報掲載料を計算する情報掲載料計算手段と
を備えている構成である。
【0125】上記の構成によれば、移動体側搭載装置の
移動条件検出手段により移動体の移動条件情報が検出さ
れ、この情報がシステム管理装置に送信される。システ
ム管理装置の情報掲載料計算手段は、通信手段により受
信された移動体の移動条件に基づいて移動体での情報掲
載料を計算する。この場合、移動体の移動条件は、移動
中の移動体に掲載されている情報についての人による視
認のし易さや、移動体が移動している場所での人(通行
人)の密集度、即ち移動体による情報の掲載効果に影響
する。したがって、前記移動条件情報に基づいて計算さ
れた情報掲載料は、移動体による情報の掲載効果を反映
したものとなる。
【0126】また、情報掲載料の計算は、移動体の移動
予定によることなく、実際に移動体が移動しているとき
の前記移動条件に基づいて計算される。したがって、移
動体が予め設定した移動予定、例えば走行時間帯や走行
ルートを変更して移動した場合であっても、その移動に
見合った、即ち情報掲載効果を適切に反映した情報掲載
料を移動体に支払うことができる。
【0127】上記の管理システムにおいて、前記移動条
件情報は、移動体自体の移動状態を示す移動状態情報と
移動体が移動している環境を示す移動環境情報との少な
くとも一方を含んでいる構成としてもよい。
【0128】上記の構成によれば、移動条件情報は、移
動体自体の移動状態を示す移動状態情報、例えば走行速
度と移動体が走行している環境を示す移動環境情報、例
えば天気や移動体が移動している場所での人(通行人)
の密集度との少なくとも一方を含んでいる。したがっ
て、システム管理装置の情報掲載料計算手段は、移動体
の移動条件情報に基づいて、移動体による情報の掲載効
果を適切に反映した情報掲載料を計算することができ
る。
【0129】上記の管理システムにおいて、前記移動状
態情報は、移動中の移動体に掲載されている情報につい
ての人による視認のし易さに関するものである構成とし
てもよい。
【0130】上記の構成によれば、移動状態情報に基づ
いて、システム管理装置の情報掲載料計算手段は、移動
体による情報の掲載効果を適切に反映した情報掲載料を
計算することができる。
【0131】上記の管理システムにおいて、前記移動環
境情報は、移動体が移動している場所での人の密集度に
関するものである構成としてもよい。
【0132】上記の構成によれば、移動環境情報に基づ
いて、システム管理装置の情報掲載料計算手段は、移動
体による情報の掲載効果を適切に反映した情報掲載料を
計算することができる。
【0133】上記の管理システムにおいて、前記システ
ム管理装置は、前記移動体側搭載装置からの要求に応じ
て、前記情報掲載料が高くなる移動ルートを検索し、得
られた移動ルート情報を通信手段を介して移動体側搭載
装置に供給する移動案内管理手段を備え、前記移動体側
搭載装置は、内部用表示手段と、通信手段を介して受信
した前記移動ルート情報に基づき、前記内部用表示手段
に移動体の移動ルートを示す移動案内手段とを備えてい
る構成としてもよい。
【0134】上記の構成によれば、移動体は、システム
管理装置からの移動ルート情報に基づいて、情報掲載料
が高くなる移動、即ち情報掲載効果が高くなる移動を容
易に行うことができる。
【0135】上記の管理システムは、前記情報掲載料計
算手段が情報掲載料を情報掲載ポイントとして算出する
ものであり、さらに、前記情報掲載料計算手段により算
出された前記情報掲載ポイントを蓄積する情報掲載ポイ
ント蓄積手段と、前記情報掲載ポイントを使用して商品
を購入可能な提携先とを含んでいる構成としてもよい。
【0136】上記の構成によれば、移動体の運転手は、
移動体での情報掲載移動により得た情報掲載ポイントを
使用して、管理システムの提携先、例えばコンビニエン
スストアやガソリンスタンドにおいて商品を購入可能と
なる。
【0137】本発明のプログラムは、移動体の外部へ向
けての表示情報を掲載する移動体と通信する通信ステッ
プと、この通信ステップにより受信した前記移動体の移
動条件を示す移動条件情報に基づいて移動体での情報掲
載料を計算する情報掲載料計算ステップとをコンピュー
タに実行させる構成である。
【0138】このプログラムを実行するコンピュータで
は、情報掲載料計算ステップにおいて、通信ステップに
より受信された移動体の移動条件、例えば移動体の走行
速度や天気、あるいは人の密集度を示す移動条件情報に
基づいて移動体での情報掲載料を計算する。この場合、
移動体の移動条件は、移動中の移動体に掲載されている
情報についての人による視認のし易さや、移動体が移動
している場所での人(通行人)の密集度、即ち移動体に
よる情報の掲載効果に影響する。したがって、前記移動
条件情報に基づいて計算された情報掲載料は、移動体に
よる情報の掲載効果を反映したものとなる。
【0139】また、情報掲載料の計算は、移動体の移動
予定によることなく、実際に移動体が移動しているとき
の前記移動条件に基づいて計算される。したがって、移
動体が予め設定した移動予定、例えば移動時間帯や移動
ルートを変更して移動した場合であっても、その移動に
見合った、即ち情報掲載効果を適切に反映した情報掲載
料を移動体に支払うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の情報掲載管理システム
におけるシステム管理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施の一形態の情報掲載管理システム
における全体構成の概略説明図である。
【図3】図2に示した移動体側搭載装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】図2に示した広告主端末装置および移動体希望
者端末装置の構成を示すブロック図である。
【図5】図2に示した銀行端末装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】図2に示した提携店端末装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】図2に示した情報掲載管理システムにおいて、
移動体側搭載装置がシステム管理装置に送信する情報
と、移動体側搭載装置がシステム管理装置から受信する
情報との説明図である。
【図8】図2に示した情報掲載管理システムにおいて、
システム管理装置が他の装置に送信する情報と、システ
ム管理装置が他の装置から受信する情報との説明図であ
る。
【図9】図2に示した情報掲載管理システムにおいて、
広告主から広告掲載依頼があった場合の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】図2に示した情報掲載管理システムにおい
て、移動体の所有者から広告掲載希望があった場合の処
理を示すフローチャートである。
【図11】図2に示した情報掲載管理システムにおい
て、移動体が広告を掲載して走行する場合の移動体側搭
載装置での動作を示すフローチャートである。
【図12】図11に示した移動体側搭載装置の動作に対
応するシステム管理装置での動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 管理会社 2 移動体 4 広告主 5 銀行 6 提携店(提携先) 11 システム管理装置 12 移動体側搭載装置 13 インターネット 14 広告主端末装置 15 銀行端末装置(情報掲載ポイント蓄積手段) 16 提携店端末装置 21 通信部(通信手段) 23 掲載ポイント計算部(情報掲載料計算手段) 24 ナビゲート管理部(移動案内管理手段) 25 移動体・広告主マッチング部 31 通信部(通信手段) 33 車内表示装置(内部用表示手段) 34 記憶部 36 車外表示装置 37 走行条件センサ(移動条件検出手段) 38 ナビゲート部(移動案内手段) 39 掲載ポイント換算部 40 走行状態センサ(移動条件検出手段) 41 走行環境センサ(移動条件検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 19/00 G09F 19/00 Z

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体の外部へ向けての表示情報を掲載す
    る移動体との通信手段と、 前記通信手段により受信した前記移動体の移動条件を示
    す移動条件情報に基づいて移動体での情報掲載料を計算
    する情報掲載料計算手段とを有するシステム管理装置を
    備えていることを特徴とする移動体による情報掲載の管
    理システム。
  2. 【請求項2】システム管理装置、および移動体の外部へ
    向けての表示情報を掲載する移動体に搭載される移動体
    側搭載装置を備え、 前記移動体側搭載装置は、 情報の送受信を行う通信手段と、 前記移動体の移動条件を示す移動条件情報を検出する移
    動条件検出手段とを備え、 前記システム管理装置は、 情報の送受信を行う通信手段と、 この通信手段により受信された前記移動条件情報に基づ
    いて移動体での情報掲載料を計算する情報掲載料計算手
    段とを備えていることを特徴とする移動体による情報掲
    載の管理システム。
  3. 【請求項3】前記移動条件情報は、移動体自体の移動状
    態を示す移動状態情報と移動体が移動している環境を示
    す移動環境情報との少なくとも一方を含んでいることを
    特徴とする請求項1または2に記載の移動体による情報
    掲載の管理システム。
  4. 【請求項4】前記移動状態情報は、移動中の移動体に掲
    載されている情報についての人による視認のし易さに関
    するものであることを特徴とする請求項3に記載の移動
    体による情報掲載の管理システム。
  5. 【請求項5】前記移動環境情報は、移動体が移動してい
    る場所での人の密集度に関するものであることを特徴と
    する請求項3に記載の移動体による情報掲載の管理シス
    テム。
  6. 【請求項6】前記システム管理装置は、前記移動体側搭
    載装置からの要求に応じて、前記情報掲載料が高くなる
    移動ルートを検索し、得られた移動ルート情報を通信手
    段を介して移動体側搭載装置に供給する移動案内管理手
    段を備え、 前記移動体側搭載装置は、内部用表示手段と、通信手段
    を介して受信した前記移動ルート情報に基づき、前記内
    部用表示手段に移動体の移動ルートを示す移動案内手段
    とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の移動
    体による情報掲載の管理システム。
  7. 【請求項7】前記情報掲載料計算手段が情報掲載料を情
    報掲載ポイントとして算出するものであり、さらに、前
    記情報掲載料計算手段により算出された前記情報掲載ポ
    イントを蓄積する情報掲載ポイント蓄積手段と、前記情
    報掲載ポイントを使用して商品を購入可能な提携先とを
    含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の
    移動体による情報掲載の管理システム。
  8. 【請求項8】移動体の外部へ向けての表示情報を掲載す
    る移動体と通信する通信ステップと、 この通信ステップにより受信した前記移動体の移動条件
    を示す移動条件情報に基づいて移動体での情報掲載料を
    計算する情報掲載料計算ステップとをコンピュータに実
    行させるプログラム。
  9. 【請求項9】請求項8に記載のプログラムを記憶したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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