JP6475384B1 - 広告効果評価システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車を含む風景が撮像された画像に基づいて、当該自動車に掲示された広告物による広告効果を評価する。【解決手段】管理サーバは、ドライブレコーダにより撮像された画像を含む撮像データを、ネットワークを介して取得する。ドライブレコーダは、自動車の車室内から自動車の窓を通して車外の風景を撮像し、その撮像された画像を記録するように構成されたものである。管理サーバは、取得された撮像データに含まれる画像の中から、自動車の当該画像内に写っている部位に掲示されている特定の広告物の設置状況を認識する。そして、管理サーバは、認識された広告物の設置状況に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定する。【選択図】図1

Description

本開示は、自動車を含む風景が撮像された画像に基づいて、当該自動車に掲示された広告物による広告効果を評価する技術に関する。
従来、道路を走行する自動車に搭載されたカメラを用いて、走行中の自動車の周辺の動画像や静止画像を撮影し、その撮影された画像に基づく画像データを記憶装置に記録する、映像記録型のドライブレコーダが知られている。この種のドライブレコーダは、危険性の高いインシデント等の発生時における証拠資料の確保や、防犯、交通安全教育等に有効な手段として、近年、普及が進んでいる。
ドライブレコーダの活用の事例として、例えば、特許文献1には、車両の走行中に記録された動画データに基づいて、車両に発生した特定の挙動の要因を判定する技術が記載されている。
特開2016−103142号公報
ところで、従来、道路を走行する自動車の外側に広告物を掲示して、商品やサービス等の広告を行うことが行われている。この種の広告の手法としては、搬送業務を行うトラックや、旅客輸送を行うバスやタクシー等の事業用自動車の荷台や車体等に広告物が掲示されていることが一般的である。また、近年、トラックの荷台に相当する箇所に大型のディスプレイを備え、広告を行うことを主たる目的として運用される、いわゆる広告宣伝車も普及している。
その一方で、上述のような事業用自動車以外の、一般的な用途に使用される自家用自動車において、商業的な行為に関する広告が掲示されることは稀であった。しかしながら、道路には数多くの自家用自動車が走行しており、それが多くの人々の見られていることを鑑みれば、自家用自動車にも商業的な行為に関する広告が掲示されれば、高い広告効果が得られ、商業活動の活性化に大いに寄与することが期待される。
そこで、本開示の発明者らは、自家用自動車を利用した広告に関する新規のビジネスモデルを提供することを検討している。そのビジネスモデルは、広告物を掲示する自動車のユーザに対して、その広告の出稿者(すなわち、広告主)であるスポンサー企業から提供される報酬を付与する仕組みを備える。
当該ビジネスモデルにおいては、自動車に掲示される広告物によって得られる広告効果的確に評価することが肝要である。ここでいう広告効果とは、広告物を掲示することを契約したユーザの自動車に実際に広告物が掲示されているかどうかや、自動車に掲示された広告物が実際にどの程度の人々に露出したかといった概念を含む。自動車に掲示された広告物による広告効果を適切に評価することは、当該ビジネスモデルが健全に運用されるために不可欠な要素となり得る。
例えば、自動車に掲示された広告物による広告効果が適切に評価されることで、スポンサー企業から募る広告料金やユーザに付与する報酬を、得られる広告効果に応じて適切に設定するといった運用を行うことができる。そのような堅実な運用が行われることで、スポンサー企業及びユーザにおける当該ビジネスモデルに対する信頼や評価が高まり、当該ビジネスモデルの積極的な利用が促進されることが期待される。
しかしながら、自動車のような移動体に掲示された広告物による広告効果を人為的に評価することは困難である。そこで、本開示の一局面は、自動車を含む風景が撮像された画像に基づいて、当該自動車に掲示された広告物による広告効果を評価するための技術を提供することが好ましい。
本開示の一態様に係る広告効果評価システムは、取得部と、画像認識部と、評価決定部とを備える。取得部は、画像を撮像する記録装置によって自動車の少なくとも一部を含む風景が撮像された少なくとも1つの画像を含む撮像データを、通信ネットワークを介して取得するように構成されている。画像認識部は、取得部により取得された撮像データに含まれる画像の中から、自動車の当該画像内に写っている部位に掲示されている特定の広告物の設置状況を認識するように構成されている。評価決定部は、画像認識部により認識された広告物の設置状況に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている。
本開示によれば、自動車を含む風景が撮像された画像から、当該自動車に掲示された広告物の設置状況を認識し、その認識された設置状況に基づいて当該広告物の広告効果を評価することができる。このようにすることで、自動車に実際に広告物が掲示されているかどうかや、自動車に掲示された広告物が実際にどの程度の人々に露出したか等の広告効果を適切に評価することができる。そして、適切に評価された広告効果の評価に基づき、自動車広告に関するビジネスモデルを健全に運用することができるようになる。
また、本開示の広告効果評価システムにおいて、更に次のように構成されていてもよい。すなわち、自動車に掲示されている広告物の記録装置に対面する側には、当該広告物の属性を表す情報である属性情報に対応付けられた記号が表示されている。そして、画像認識部は、広告物の設置状況の少なくとも1つとして、広告物に表示されている記号を認識して、当該記号に対応する属性情報を特定するように構成されている。評価決定部は、画像認識部により特定された属性情報に基づいて、当該属性情報に対応する広告物による広告効果に関する評価を決定する。
このような構成によれば、撮像された画像に写っている広告物から、例えば、広告出稿者や広告される商品やサービスの内容といった属性を特定し、その属性に対応する広告効果を的確に評価することができる。
また、本開示の広告効果評価システムにおいて、更に次のように構成されていてもよい。すなわち、画像認識部は、広告物の設置状況の少なくとも1つとして、画像に写っている広告物の大きさを認識するように構成されている。そして、評価決定部は、画像認識部により認識された広告物の大きさに基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている。
自動車に掲示されている広告物の大きさは、視認性やその広告物を見た人物に与える印象の度合に影響し、延いては、その広告物による広告効果の度合にも影響すると考えられる。具体的には、自動車に掲示されている広告物が大きいほど、広告効果が向上するといった具合である。そこで、記録装置により撮像された画像から認識された広告物の大きさに基づいて、その広告物による広告効果を評価することで、広告物の視認性や印象の強さを反映した態様にて広告効果を的確に評価することができる。
また、本開示の広告効果評価システムにおいて、更に次のように構成されていてもよい。すなわち、記録装置は、自動車の車室内から自動車の窓を通して車外の風景を撮像し、その撮像された画像を記録するように構成されている。また、画像認識部は、更に、画像に写っている他の交通移動体及び人物の少なくとも何れかの対象物に関する状況を認識するように構成されている。そして、評価決定部は、画像認識部により認識された対象物に関する状況に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている。
自動車の車室内から撮像された画像に、自動車に掲示された広告物と共に他の自動車等の歩行者等が写っている場合、その自動車に乗っている人物や歩行者が当該広告物を見た可能性が高いと考えられる。つまり、自動車の車室内から撮像された画像に他の交通移動体や歩行者等の対象物が写っている機会が多いほど、当該広告物による広告効果が発揮されていると考えられる。そこで、広告物と共に画像に写っている他の交通移動体や人物等の対象物の状況に基づいて、その広告物による広告効果を評価することで、広告物が実際にどの程度の人々に露出したかを反映した態様にて広告効果を的確に評価することができる。
また、他の交通移動体や人物の状況に基づいて広告効果を評価する構成において、更に次のように構成されていてもよい。すなわち、画像認識部は、対象物に関する状況の少なくとも1つとして、対象物と自動車との遠近の度合を認識するように構成されている。そして、評価決定部は、対象物と自動車との遠近の度合に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている。
自動車に掲示された広告物を見る人物の当該広告物からの遠近の度合は、広告物の視認性やその広告物を見た人物に与える印象の度合に影響し、延いては、その広告物による広告効果の度合にも影響すると考えられる。具体的には、自動車に掲示されている広告物が近くから見られる機会が多いほど、広告効果が向上するといった具合である。そこで、自動車に搭載された記録装置により撮像された画像に写る対象物の遠近の度合に応じて広告効果を評価することで、広告物からの遠近の度合に起因する視認性や印象の強さを反映した態様にて広告効果を的確に評価することができる。
また、本開示の広告効果評価システムにおいて、更に次のように構成されていてもよい。すなわち、記録装置は、自動車の車室内から自動車の窓を通して車外の風景を撮像し、その撮像された画像を記録するように構成されている。また、取得部が取得する撮像データには、画像が撮像されたときの自動車の速度を表す情報である速度情報が更に含まれている。そして、評価決定部は、画像認識部により認識された広告物について、当該広告物が認識された画像に対応する速度情報に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている。
広告物が掲示されている自動車の速度は、その広告物の視認性やその広告物を見た人物に与える印象の度合に影響し、延いては、その広告物による広告効果の度合にも影響すると考えられる。具体的には、自動車の速度が低いほど、広告効果が向上するといった具合である。そこで、自動車に搭載された記録装置により画像が撮像されたときの自動車の速度に基づいて広告効果を評価することで、自動車の速度に起因する広告物の視認性や印象の強さを反映した態様にて広告効果を的確に評価することができる。
また、本開示の広告効果評価システムにおいて、更に次のように構成されていてもよい。すなわち、記録装置は、自動車の車室内から自動車の窓を通して車外の風景を撮像し、その撮像された画像を記録するように構成されている。また、取得部が取得する撮像データには、画像が撮像されたときの自動車の位置を表す情報である位置情報が更に含まれている。そして、評価決定部は、画像認識部により認識された広告物について、当該広告物が認識された画像に対応する位置情報に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている。
広告物が掲示されている自動車が走行する地域は、その広告物が人々に見られる機会の多寡や、広告のターゲットに対する訴求性に影響し、延いては、その広告物による広告効果の度合にも影響すると考えられる。具体的には、広告物が掲示されている自動車が、交通量や人通りの多い地域、特に広告のターゲットとなる特定の属性に該当する人物が多く集まる場所を走行した場合、広告効果が向上するといった具合である。そこで、広告物を含む画像が撮像されたときの自動車の位置に基づいて、その広告物による広告効果を評価することで、地域性を反映した態様にて広告効果を的確に評価することができる。
また、本開示の広告効果評価システムにおいて、更に次のように構成されていてもよい。すなわち、取得部は、更に、自動車に広告物が掲示されているときの自動車の走行距離を表す距離情報を取得するように構成されている。そして、評価決定部は、画像認識部により認識された広告物について、当該広告物が掲示されているときの距離情報に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている。
自動車が広告物を掲示しているときに走行した距離は、その広告物が人々に見られる機会の多寡に影響し、延いては、その広告物による広告効果の度合にも影響すると考えられる。具体的には、広告物が掲示されている自動車が長い距離を走行するほど、その広告物が人々に見られる機会が増加し、広告効果が向上するといった具合である。そこで、自動車に広告物が掲示されているときの走行距離に基づいて、その広告物による広告効果を評価することで、走行距離に応じた広告物の露出度合を反映した態様にて広告効果を的確に評価することができる。
また、本開示の広告効果評価システムにおいて、更に次のように構成されていてもよい。すなわち、取得部は、自動車のユーザを識別する識別情報と対応付けて撮像データを取得するように構成されている。また、ユーザ別集計部は、識別情報に基づいて、評価決定部において決定された評価を、当該広告物が掲示された自動車に対応するユーザごとに集計するように構成されている。
このような構成によれば、ユーザごとに集計された評価結果に基づき、例えば、得られた広告効果への当該ユーザの寄与の度合に見合った報酬を当該ユーザに付与するといった具合に、ユーザライクなビジネスモデルを実現することができる。
また、本開示の広告効果評価システムにおいて、更に次のように構成されていてもよい。すなわち、画像認識部は、属性情報に基づいて当該広告物を出稿した広告出稿者を特定するように構成されている。また、出稿者別集計部は、評価決定部において決定された評価を、当該広告物に対応する広告出稿者ごとに集計するように構成されている。
このような構成によれば、広告出稿者ごとに集計された評価結果に基づき、例えば、広告出稿者の広告物によってどの程度の広告効果が得られたかを、広告出稿者であるスポンサー企業に対してフィードバックするといった運用を行うことが可能になる。そのようにすることで、広告出稿者であるスポンサー企業にとって有益なビジネスモデルを実現できる。
また、本開示の広告効果評価システムにおいて、更に次のように構成されていてもよい。すなわち、登録部は、自動車のユーザが使用する情報処理端末から、当該自動車に掲示すべき広告物を指定する情報を通信ネットワークを介して受付け、指定された広告物を当該ユーザに対応付けて登録するように構成されている。また、取得部は、自動車のユーザを識別する識別情報と対応付けて撮像データを取得するように構成されている。そして、評価決定部は、画像認識部により認識された広告物の設置状況と、当該広告物が掲示された自動車に対応するユーザについて登録されている、指定された広告物との整合性に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定する。
このような構成によれば、ユーザは、自身が操作する情報処理端末から、自身の自動車に掲示すべき広告物を指定することができるので便利である。また、ユーザが自ら指定した広告物の登録内容と、当該ユーザの自動車において実際に撮像された画像に写っている広告物との整合性に基づいて広告効果を評価することで、例えば、登録内容のとおりに広告物が自動車に掲示されているかどうかを検証することができる。このようにすることで、自動車を利用した広告に関するビジネスモデルを健全に運用することが可能となる。
上記構成において、更に次のように構成されていてもよい。すなわち、登録部は、グラフィカルユーザインタフェース画面を、情報処理端末の表示部に表示させ、グラフィカルユーザインタフェース画面を通じて、当該ユーザの自動車の窓に掲示される広告物を指定する情報を受付けるように構成されている。このグラフィカルユーザインタフェース画面は、複数種類の広告物の形状を表す複数の画像の中から、ユーザの操作により任意の画像を自動車の窓の形状を表す画像の上に配置することにより、自動車の窓に広告物が掲示された状態を仮想的に模擬する機能を有するものである。
このような構成によれば、ユーザは、グラフィカルユーザインタフェース画面において、自動車に広告物が掲示された状態を模擬的に検証しながら、自身の自動車に掲示すべき広告物を指定することができるので、便利である。
広告効果評価システムの全体構成を表す図である。 ドライブレコーダにより撮像された画像の一例を表す図である。 ユーザ及び広告出稿者に提供されるサービスの機能の一覧を表す図である。 ユーザ情報の一例を表す図である。 広告プランのシミュレーション機能における画面表示例を表す図である。 データ取得処理の手順を表すシーケンス図である。 評価処理の手順を表すフローチャートである。
以下、本開示の例示的な実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本開示は下記の実施形態に限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[広告効果評価システムの構成の説明]
実施形態の広告効果評価システムの構成について、図1を参照しながら説明する。図1に例示されるとおり、広告効果評価システムは、広域ネットワークであるインターネット100に接続された管理サーバ1を備える。
管理サーバ1は、自動車のユーザと、その自動車に掲示される広告の出稿者であるスポンサー企業とを仲介するサービス(以下、自動車広告サービスという)を運営する運営者によって管理されるコンピュータシステムである。この自動車広告サービスは、広告物を掲示する自動車のユーザに対して、その広告の出稿者であるスポンサー企業から提供される報酬を付与する仕組みを備える。
管理サーバ1は、機能的構成として、通信部11と、制御部12と、記憶部13とを備える。通信部11は、インターネット100を介して外部装置との間で情報をやり取りする通信装置である。管理サーバ1は、通信部11を介して、インターネット100に接続されたユーザPC端末2、ユーザ携帯端末3、及び広告出稿者端末4との間で、自動車広告サービスに関する各種情報をやり取りする機能を有する。
制御部12は、図示しないCPU、RAM、ROM、外部記憶装置、及び入出力インタフェース等を中心に構成された情報処理装置である。制御部12は、自動車広告サービスに関する各種情報処理を実行する機能を有する。制御部12が有するこれらの機能は、CPUがROMや、外部記憶装置等の実体的な記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。
記憶部13は、各種情報を保存するための記憶装置である。記憶部13には、自動車広告サービスを利用する権限を有するユーザに関する各種情報を含むユーザ情報や、ユーザからアップロードされた撮像データ、スポンサー企業からアップロードされた広告物に関する各種情報を含むデータ、ユーザの自動車に掲示された広告物による広告効果を集計した集計データ等を蓄積及び管理するためのデータベースが設けられる。
ユーザPC端末2及びユーザ携帯端末3は、自動車広告サービスを利用するユーザが使用するコンピュータ端末である。このうち、ユーザPC端末2は、いわゆるパーソナルコンピュータに分類される汎用的なコンピュータである。一方、ユーザ携帯端末3は、自動車広告サービスを利用するユーザが使用する、いわゆるスマートフォンやタブレットコンピュータ等に分類されるモバイルコンピュータである。ユーザPC端末2及びユーザ携帯端末3は、インターネット接続機能、及びウェブサイトの閲覧を行うためのウェブブラウザを備える。ユーザPC端末2及びユーザ携帯端末3は、管理サーバ1が提供するユーザ向けのウェブサイトにアクセスすることにより、管理サーバ1との間で自動車広告サービスに関する各種情報のやり取りを行う。
自動車5は、自動車広告サービスを利用するユーザが所有又は使用する自家用自動車であり、自動車広告サービスにおける広告媒体として利用される。自動車5は、事業用自動車及び自家用自動車を含む。自動車5の車室内には、ドライブレコーダ6が設置されている。
本実施形態では、自動車5の後部窓を構成するリアガラス7に、広告メッセージが印刷されたステッカー等のシート状の広告物8を貼り付けて、自動車5の後方の外部に向けて広告メッセージを掲示するといった運用を想定している。この広告物8は、自動車広告サービスを利用して広告を出稿するスポンサー企業から自動車5のユーザに提供され、ユーザによって自動車5のリアガラス7に貼付けされるものである。
ドライブレコーダ6は、自動車5の運転時において、リアガラス7を通して後方の様子を動画像として撮像して、その画像をメモリカード等の記憶媒体に記録するように構成された、周知の映像記録型ドライブレコーダである。本実施形態では、自動車5の運転時に連続的に動画像を撮像する機能を有することを前提とする。また、ドライブレコーダ6は、撮像された画像と共に、その撮像時における自動車5の速度、時刻、及び衛星測位による位置情報等を含む各種情報を、撮像された画像に対応付けて撮像データとして記録するように構成されている。
ドライブレコーダ6により撮像される画像は、従来どおり、危険性の高いインシデント発生時の証拠資料として利用され得る。それだけでなく、本実施形態では、自動車5における広告物8による広告効果を評価するための材料として利用される。具体的には、図1に例示されるとおり、ドライブレコーダ6は、リアガラス7を通して後方の様子を撮像可能に設置されている。そのため、ドライブレコーダ6により撮像される画像には、自動車5の後方の風景と共に、リアガラス7に貼付けされている広告物8が必然的に写り込むことになる。よって、ドライブレコーダ6により撮像された画像を分析することで、自動車5における広告物8の掲示の状況やその周辺環境を把握することができる。
ドライブレコーダ6により撮像された画像の具体例について、図2を参照しながら説明する。図2において、ドライブレコーダ6により撮像された画像60には、自動車5の車室内からリアガラス7を通した後方の風景が写っている。符号62は、リアガラス7の画像を示している。
符号64は、リアガラス7に貼り付けられている広告物8の画像を示している。この符号64の画像は、広告物8の裏側から撮像されたものである。符号64の画像に対応する広告物8には、自動車5の後方に向けて広告メッセージが印刷されている。
また、符号64の画像に対応する広告物8には、自動車5の車室内側、すなわちドライブレコーダ6のカメラに対面する方向に向けて掲示される、広告識別子が印刷されている。符号66は、ドライブレコーダ6によって撮像された広告識別子の画像を示している。符号64の画像に対応する広告識別子は、ドライブレコーダ6によって正面側から撮像されたものである。
広告物8に設けられる広告識別子は、対応する広告物8の属性に関する情報を、適宜な符号化アルゴリズムを用いて図形や模様、文字列等からなる記号として符号化したコードである。この広告識別子は、例えば、多角形や円、楕円、直線等の単純な図形を組合せて配列してなる幾何学的な模様によって具現化される。あるいは、バーコード等の1次元コードや、QRコード(登録商標)等の2次元コードといった、周知の表示形式のコードを用いてもよい。あるいは、数字等の文字を配列してなる文字列で表されるコードを用いてもよい。広告識別子に対応付けられる属性としては、例えば、広告出稿者や、広告の種類・内容、広告の有効期間等を表す情報が含まれ得る。
ドライブレコーダ6によって撮像された画像60の中から、適宜な画像処理能力を有するコンピュータにより広告識別子の画像66を抽出し、それを画像認識処理によって解読することにより、対応する広告物8の属性を特定することができるようになっている。
符号68は、自動車5の後方を走行している他の自動車の画像を示している。符号70は、自動車の後方に存在する歩行者(人物)の画像を示している。画像60に自動車や歩行者が写っている場合、自動車に乗っている人物や歩行者によって、自動車5に掲示されている広告物8が見られた可能性がある。また、自動車や歩行者に限らず、二輪車や軽車両といった自動車以外の交通移動体が画像60に写っている場合においても、それらの交通移動体に乗っている人物によって、自動車5に掲示されている広告物8が見られている可能性がある。このように、ドライブレコーダ6によって撮像された画像60には、自動車5に広告物8が掲示されている状況と共に、その広告物8がどの程度人に見られているかを類推し得る情報が含まれている。
図1の説明に戻る。ドライブレコーダ6に記録された撮像データは、ユーザPC端末2に転送され、ユーザPC端末2からインターネット100を介して管理サーバ1にアップロードされる。なお、ドライブレコーダ6からユーザPC端末2への撮像データの転送は、ドライブレコーダ6に備えられたメモリカードをユーザPC端末2に差し替えることによって行われたり、適宜な有線通信や無線通信によって行われることを想定している。
広告出稿者端末4は、自動車広告サービスを利用して広告物8を出稿する広告出稿者であるスポンサー企業によって運用されるコンピュータ端末である。広告出稿者端末4は、インターネット接続機能、及びウェブサイトの閲覧を行うためのウェブブラウザを備える。広告出稿者端末4は、管理サーバ1が提供するスポンサー企業向けのウェブサイトにアクセスすることにより、管理サーバ1との間で自動車広告サービスに関する各種情報のやり取りを行う。
[管理サーバ1が提供する機能の説明]
管理サーバ1が公開するユーザ向けのウェブサイト及びスポンサー企業向けのウェブサイトを通じて、ユーザ及びスポンサー企業に対して提供される主な機能の具体例について、図3を参照しながら説明する。
ユーザPC端末2又はユーザ携帯端末3からアクセスされるユーザ向けのウェブサイトによって提供される機能には、図3の左欄に例示されるとおり、(1)「ユーザを登録する」、(2)「広告プランを選ぶ」、(3)「撮像データのアップロード」、(4)「マイページの閲覧」等の機能が含まれる。
上述の(1)〜(4)の各機能の概要は次のとおりである。
(1)「ユーザを登録する」機能は、ユーザが自動車広告サービスを利用する初期の段階において、ユーザをシステムに登録するための仕組みである。具体的には、この機能は、ユーザに関する各種情報の入力を受付け、入力された情報をユーザ情報として管理サーバ1の記憶部13に設けられたデータベースに登録する処理を行う。管理サーバ1は、ユーザ向けのウェブサイトを通じて受信したユーザ情報に、当該ユーザを識別するための固有のIDを対応付けて、記憶部13のデータベースに登録する。
ここで登録されるユーザ情報には、一例として、ID、氏名、性別、生年月日、住所、電子メールアドレス、及び報酬の授受に使用する金融機関の預金口座の情報等が含まれる。その他にも、ユーザが利用しているソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下、SNS)のアカウントに関する情報、趣味・嗜好、好きなスポーツ、好きな食べ物、よく行く飲食店、SNSの利用状況、及び自己紹介メッセージ等の情報がユーザ情報として登録されてもよい。
(2)「広告プランを選ぶ」機能は、システムに登録済みのユーザが、自身の所有又は使用する自動車5に掲示すべき広告物8を選択するための仕組みである。この機能においてユーザによって広告が選択されることで、データベースのユーザ情報に、登録された広告プランが記録されると共に、選択された広告物8の情報が管理サーバ1から広告出稿者に通知される。そして、通知を受けた広告出稿者からユーザに対して広告物8の現物が支給される。この機能では、自動車5に掲示すべき広告物8を選択する手順について、下記(a)〜(e)に例示される複数種類のバリエーションが含まれる。
(a)スポンサー企業から予め登録されている広告物8の一覧をユーザに提示し、提示された広告物8の中からユーザが所望する広告物を個別に指定する。その際、ユーザが選択可能な広告物8を表すアイコンを、ユーザPC端末2及びユーザ携帯端末3の画面全体に多数表示させ、ユーザが押下したアイコンに対応する広告に関する詳細な情報が表示されるように構成してもよい。ここで表示される情報には、例えば、スポンサー企業の企業情報、報酬金額、広告物の大きさ、その広告物を含む広告プラン等が含まれる。
(b)複数のスポンサー企業から予め登録されている多数の広告物8の中から、ユーザが所望するスポンサー企業に該当する広告物8の一覧をユーザに提示し、その中からユーザが所望する広告物8を個別に指定する。
(c)複数の広告物8のセットが設定された複数種類のセットプランの中から、ユーザが所望するセットプランを指定する。このセットプランは、広告物8の出稿者であるスポンサー企業から予め登録されているものである。
(d)広告物の一覧と、その広告物ごとに得られる報酬の金額をユーザに提示し、提示された広告物の中からユーザが所望する広告物を指定する。
(e)スポンサー企業から発信されるキャンペーンに応募する。ここでいうキャンペーンとは、例えば、期間や参加者数を限定する条件下おいて開催され、参加者に選ばれたユーザに対して、当該ユーザの自動車へ広告物を掲載することを条件に、通常よりも豊富な特典が付与される催しである。
なお、上述の(a)及び(b)の手順では、ユーザPC端末2やユーザ携帯端末3の画面上で自動車の窓に広告物が掲示された状態を仮想的に模擬するグラフィカルユーザインタフェース(以下、GUI)を用いたシミュレーション機能を実行してもよい。このシミュレーション機能の詳細な説明については後述する。
(3)「撮像データのアップロード」機能は、広告物が掲示された自動車5の走行中にドライブレコーダ6によって撮像された画像が含まれる撮像データを、管理サーバ1にアップロードするための仕組みである。なお、撮像データをアップロードする機能は、その端末がインターネット100に接続するための通信経路における通信速度及び通信容量の制約や、ユーザが負担する通信費用を軽減する観点から、ユーザPC端末2に限って実行可能にするように構成されていてもよい。
(4)「マイページの閲覧」機能は、システムに登録済みのユーザが、自身に関するユーザ情報を閲覧したり編集するための仕組みである。具体的には、この機能は、ログイン中のユーザに対応するユーザ情報を管理サーバ1のデータベースから取得し、そのユーザ情報で表される内容を画面に表示する処理を行う。また、「マイページの閲覧」機能は、ユーザPC端末2又はユーザ携帯端末3の画面に表示されたユーザ情報に基づいて、管理サーバ1に登録されているユーザ情報の内容を編集する機能を含む。
この「マイページの閲覧」機能によって閲覧可能なユーザ情報の一例を図4に示す。図4に例示されるように、閲覧可能なユーザ情報には、「ユーザを登録する」機能においてユーザが入力した情報の他に、ユーザが現在登録中の広告プランを表す情報や、当該広告プランによって獲得が見込まれる報酬額を表す情報が含まれる。
図3の説明に戻る。一方、広告出稿者端末4からアクセスされるスポンサー企業向けのウェブサイトによって提供される機能には、図3の右欄に例示されるとおり、(5)「広告プラン・キャンペーンを登録する」、(6)「ユーザ情報を取得する」、(7)「ユーザと情報交換する」等の機能が含まれる。
上述の(5)〜(7)の各機能の概要は次のとおりである。
(5)「広告プラン・キャンペーンを登録する」機能は、スポンサー企業が、自動車広告サービスに対して出稿する広告物に関する情報を、管理サーバ1に登録するための仕組みである。具体的には、この機能は、広告出稿者端末4から管理サーバ1に対して広告の出稿内容に関する情報をアップロードし、その情報を管理サーバ1の記憶部13に設けられたデータベースに登録する処理を行う。管理サーバ1に登録された広告の出稿内容に関する情報は、ユーザ向けのウェブサイトを通じてユーザに開示され、その情報に基づいてユーザによる広告プランの登録やキャンペーンに対する応募がなされる。
広告出稿者端末4から管理サーバ1にアップロードされる情報には、例えば、出稿される広告物の種類や内容、姿、大きさ、有効期間等を表す情報や、複数の広告物のセットからなるセットプランに関する情報、参加者を募集して開催するキャンペーンの要項を表す情報等が含まれる。また、広告物に関する情報として、広告物の詳細な姿や図柄を表す画像情報が含まれていてもよい。
(6)「ユーザ情報を取得する」機能は、管理サーバ1が管理するユーザ情報を、広告出稿者端末4において取得及び閲覧させるための仕組みである。具体的には、この機能は、自動車に掲示する広告物の登録やキャンペーンへの応募を通じてスポンサー企業に対応付けされたユーザに関するユーザ情報の少なくとも一部を、当該スポンサー企業の広告出稿者端末4に送信し、これを表示させる処理を行う。なお、自動車広告サービスの運営者とスポンサー企業との契約内容に応じて、スポンサー企業が閲覧することが許されるユーザ情報の範囲を制限するような運用方法を適用してもよい。
(7)「ユーザと情報交換する」機能は、スポンサー企業と、当該スポンサー企業に対応付けされたユーザとの間で、電子メールやSNSを通じてメッセージのやり取りを行うための機能である。
[シミュレーション機能の説明]
上述の「広告プランを選ぶ」機能の一例として実行されるシミュレーション機能の詳細について、図5の画面表示例を参照しながら説明する。なお、図5は、ユーザ携帯端末3の一例であるスマートフォンにおいてシミュレーション機能が実行されているときに表示されるGUI画面の一例を表している。また、このGUI画面は、スマートフォンのディスプレイ上でのタッチ操作に対応している。
図5に例示されるGUI画面において、符号72は、自動車のリアガラスの形状を表す画像を示している。符号72の画像は、例えば、ユーザ自身が所有又は使用する自動車の車種等を指定することにより、複数種類の車種ごとに予め用意されているリアガラスの画像の中から、指定された車種に対応した画像が表示されるようになっている。
符号74は、ユーザが選択可能な広告物の候補の一覧を表す画像を示している。この符号74の広告物の候補の一覧における個々の画像は、実際の広告物の形状や図柄を模擬したアイコンとして描画されるようになっている。なお、符号74の広告物の候補の一覧において、画面に表示されていない他の広告物の候補がある場合、広告物のアイコンが表示されている領域の付近を左右方向にスワイプする操作を行うことで、表示されている広告物を切替えることができるようになっている。
符号74の広告物の候補の一覧における各広告物のアイコンは、ユーザによるドラッグ・アンド・ドロップ操作により、画像72のリアガラス上の任意の位置に配置することができるようになっている。符号76は、ユーザの操作によって画像72のリアガラス上に配置された広告物のアイコンを示している。
符号78は、ユーザが登録を申し込む広告物を決定する指示を与えるアイコンを示している。画像72のリアガラス上に広告物のアイコンが配置された状態で符号78のアイコンがタッチされると、リアガラス上に配置されたアイコンに該当する広告物が登録の対象に決定され、その決定内容が管理サーバ1に通知されるようになっている。
[データ取得処理の説明]
管理サーバ1とユーザPC端末2との間で行われるデータ取得処理の手順について、図6のシーケンス図を参照しながら説明する。このデータ取得処理は、ユーザPC端末2で機能するユーザ向けのウェブサイトにおける「撮像データのアップロード」機能に連動して実行される処理である。
前提として、ドライブレコーダ6によって記録された撮像データが、ユーザPC端末2に転送される。ドライブレコーダ6から転送される撮像データには、自動車5の運転開始から運転終了までの期間に撮像された一連の動画像のデータに加えて、その撮像期間における自動車5の速度、時刻、及び衛星測位による位置情報を表すデータが含まれる。
S100では、ユーザPC端末2は、ドライブレコーダ6から転送された撮像データを、ユーザ向けのウェブサイトを通じて管理サーバ1にアップロードする。このとき、ユーザPC端末2は、ドライブレコーダ6から転送された撮像データにシステムにログイン中のユーザのIDを対応付けてアップロードする。
なお、ドライブレコーダ6によって記録された撮像データが動画像を含む場合、次のようにしてもよい。ユーザPC端末2は、一連の動画像を構成する全フレームの中から、その動画像のフレーム間隔時間よりも十分に大きい所定の時間間隔ごとの画像フレームを抽出する。そして、ユーザPC端末2は、抽出された画像フレームと、その画像フレームに対応する速度、時刻、及び位置情報とを含む撮像データを管理サーバ1にアップロードする。このようにすることで、1回のアップロードにおいて転送される撮像データのデータ量を大幅に低減することができる。
S102では、管理サーバ1の制御部12は、ユーザ向けのウェブサイトを通じてアップロードされた撮像データを受信する。S104では、管理サーバ1の制御部12は、S102で受信された撮像データを、送信元のユーザのIDに対応付けて、記憶部13のデータベースに保存する。なお、管理サーバ1のデータベースに保存されている撮像データについては、保存期間を有限(例えば、1カ月間)とし、保存期間を経過した撮像データについては、制御部12がデータベースから消去するように構成されていてもよい。
[評価処理の説明]
管理サーバ1の制御部12が実行する評価処理の手順について、図7のフローチャートに基づいて説明する。この評価処理は、自動車5に掲示されている広告物8による広告効果の評価を算出し、集計する処理である。本実施形態では、この評価処理によって集計された広告効果に基づいて、管理サーバ1が、スポンサー企業が支払う広告料金や、自動車5のユーザに対して付与する報酬の金額を算定するといった運用を想定している。
S200では、制御部12は、記憶部13のデータベースから処理対象の撮像データを読出す。具体的には、制御部12は、データベースに蓄積されている各ユーザに対応する撮像データ群から、対象となる1のユーザによりアップロードされた未処理の撮像データを、処理対象の撮像データとして読出す。
S202では、制御部12は、S200で読出された撮像データに含まれる複数の画像について、各画像に写っている特定の対象物を認識して検出する画像認識処理を行う。具体的には、制御部12は、周知のパターン認識技術等を用いて、画像の中から、自動車5のリアガラス7に貼り付けられている広告物8(広告識別子を含む)や、特定の対象物を認識・分類する。ここでいう対象物とは、自動車や二輪車、軽車両等の人が乗っていると推定される交通移動体、並びに歩行者等の人物を含む。
例えば、図2に例示される画像60を対象とする画像認識処理では、制御部12は、広告物の画像64、広告識別子の画像66、後方の自動車の画像68、及び歩行者の画像70を認識・分類する。また、制御部12は、広告識別子66の画像を抽出し、それを画像認識処理によって解読することにより、対応する広告物の属性を特定する。制御部12は、広告識別子から、例えば、広告出稿者、広告の種類・内容、及び広告の有効期間の少なくとも何れか含む属性を特定する。
S204では、制御部12は、S202の画像認識処理において認識された広告物8及び当該広告物8の属性に基づく広告効果の評価(1)を算出する。具体的には、制御部12は、画像から認識された広告物8について、その種類・内容、広告出稿者、及び有効期間等の属性が、当該ユーザが現在登録している広告プランの内容と整合しているか否かを判定する。認識された広告物8と登録されている広告プランとが整合する場合、制御部12は、その広告プランに応じた評価値を計上する。一方、認識された広告物8と登録されている広告プランとが整合しない場合、不整合の程度に応じた低評価値を計上する。
あるいは、画像から認識された広告物8の大きさに応じて可変の評価値を計上するように構成されていてもよい。具体的には、画像から認識された広告物の面積が大きいほど、高い評価値を計上するといった具合である。なお、処理対象の撮像データに含まれる全ての画像から広告物8が認識されなかった場合、当該ユーザの自動車には広告物8が掲示されていないと見做し、以降の処理において広告効果の評価を無効としてもよい。
S206では、制御部12は、S202の画像認識処理において認識された対象物に基づく広告効果の評価(2)を算出する。具体的には、制御部12は、画像から自動車や人物等の対象物が認識された場合、認識された対象物に応じた評価値を計上する。その際、複数の画像において交通移動体や人物が写っている頻度が高いほど、高い評価値を計上するようにしてもよい。
また、画像に写っている対象物の遠近度合に応じて、評価値を可変にしてもよい。具体的には、対象物が近くにあるほど、高い評価値を計上するといった具合である。その場合、画像に写っている対象物の遠近度合は、例えば、画像における人物の顔の大きさや、自動車の車幅、ナンバープレートの大きさ等を基準にして推測する。
S208では、制御部12は、撮像時における自動車5の速度に基づく広告効果の評価(3)を算出する。具体的には、制御部12は、撮像データに含まれる速度情報に基づき、広告物8が含まれる画像が撮像されたときの自動車5の速度の高低度合に応じて、可変の評価値を計上する。例えば、自動車5の速度が低い方が広告物8の視認性か向上するとの観点から、速度が低いほど高い評価値を計上するといった具合である。
S210では、制御部12は、撮像時における自動車5の位置に基づく広告効果の評価(4)を算出する。具体的には、制御部12は、撮像データに含まれるGPSの位置情報に基づき、広告物8が含まれる画像が撮像されたときの自動車の位置に応じて、可変の評価値を計上する。例えば、市街地や住宅地等の人口が集中している地域に該当する場所を走行している場合、その地域に応じた高い評価値を計上するといった具合である。また、特定の広告物8について、広告のターゲットとなる特定の地域が広告出稿者により指定されている場合、当該広告物8が含まれる画像が当該特定の地域において撮像されたことを条件に、より高い評価値を計上するようにしてもよい。
S212では、制御部12は、S204〜S2010において算出された上記(1)〜(4)の評価値を集計することにより、処理対象の撮像データに対応するユーザに関する広告効果の総合評価値(5)を算出する。また、S214では、制御部12は、S204〜S2010において算出された上記(1)〜(4)の評価値を、画像から認識された広告物から特定された広告出稿者であるスポンサー企業ごとに集計することにより、スポンサー企業ごとの広告効果の総合評価値(6)を算出する。
S216では、制御部12は、S212及びS214において算出された広告効果の総合評価値(5),(6)を、対応するユーザごとの統計値及び対応する企業スポンサーごとの統計データにそれぞれ合算する。ユーザごとの統計値及び企業スポンサーごとの統計データは、ユーザ及びスポンサー企業ごとに算出された広告効果の総合評価値を、所定の集計期間ごとに記憶部13のデータベースに集計したものである。制御部12は、ユーザごとの統計データに基づいて、当該集計期間においてユーザに付与される報酬金額を算出する。また、制御部12は、スポンサー企業ごとの統計データに基づいて、当該集計期間においてポンサー企業に募る広告料金を算出する。また、管理サーバ1が、スポンサー企業ごとの統計データを各スポンサー企業に通知するように構成されていてもよい。
[効果]
実施形態の広告効果評価システムによれば、以下の効果を奏する。
管理サーバ1は、自動車5に搭載されたドライブレコーダ6により撮像された画像から、自動車5のリアガラス7に掲示された広告物8の設置状況を認識し、その認識された設置状況に基づいて広告物8の広告効果を評価することができる。このようにすることで、自動車5に実際に広告物8が掲示されているかどうかや、掲示された広告物8が実際にどの程度の人々に露出したか等を反映した態様にて、広告効果を適切に評価することができる。そして、適切に評価された広告効果の評価に基づき、自動車広告サービスを健全に運用することができるようになる。
また、ドライブレコーダ6によって撮像される側の広告物8の面に、当該広告物8の属性を表す情報が対応付けられた広告識別子を設けることで、管理サーバ1は、撮像された広告物の画像から広告出稿者や広告の内容等を含む属性を特定することができる。このようにすることで、特定された広告物8の属性に対応する広告効果を的確に評価することができる。
また、管理サーバ1は、撮像された画像に写っている自動車や歩行者等の対象物を認識し、認識された対象物の状況に基づいて広告効果を評価することができる。このようにすることで、自動車5に掲示された広告物8が実際にどの程度の人々に露出したかを反映した態様にて広告効果を的確に評価することができる。
また、管理サーバ1は、撮像データに含まれる自動車5の速度の情報に基づいて、画像に写っている広告物8の広告効果を評価することができる。このようにすることで、自動車5の速度に起因する広告物8の視認性や印象の強さを反映した態様にて広告効果を的確に評価することができる。
また、管理サーバ1は、撮像データに含まれる自動車5の位置情報に基づいて、画像に写っている広告物8の広告効果を評価することができる。このようにすることで、広告物8が掲示されている自動車5が走行した地域の特性を反映した態様にて広告効果を的確に評価することができる。
また、管理サーバ1は、撮像データに基づいて算出した広告効果を、その広告物8に対応するスポンサー企業ごとに集計することができる。このようにすることで、例えば、広告出稿者の広告物8によってどの程度の広告効果が得られたかを、広告出稿者であるスポンサー企業に対してフィードバックするといった運用を行うことが可能になる。そのようにすることで、広告出稿者であるスポンサー企業にとって利便性の高いビジネスモデルを実現できる。
管理サーバ1は、図5に例示されるように、ユーザPC端末2やユーザ携帯端末3に対して、仮想的なリアガラスに広告物のアイコンを配置するシミュレーション機能を提供することができる。これにより、このシミュレーション機能を介して、自動車5に掲示すべき広告物8を登録することができる。このようにすることで、ユーザは、シミュレーション機能おいて表示されるGUI画面において、自動車5に広告物8が掲示された状態を模擬的に検証しながら、自動車5に掲示すべき広告物8を指定することができるので、便利である。
[特許請求の範囲に記載の構成との対応]
実施形態の各構成と、特許請求の範囲に記載の構成との対応は次のとおりである。
ドライブレコーダ6が記録装置の一例に相当する。管理サーバ1の制御部12が実行するS102及びS104の処理が、取得部としての処理の一例に相当する。管理サーバ1の制御部12が実行するS202の処理が、画像認識部としての処理の一例に相当する。管理サーバ1の制御部12が実行するSS204〜S210の処理が、評価決定部としての処理の一例に相当する。管理サーバ1の制御部12が実行するS212及びS216の処理が、ユーザ別集計部としての処理の一例に相当する。管理サーバ1の制御部12が実行するS214及びS216の処理が、出稿者別集計部としての処理の一例に相当する。図3に例示される「広告プランを選ぶ」機能が、登録部としての機能の一例に相当する。
[変形例]
上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が、本開示の実施形態である。
上述の実施形態では、自動車5に搭載されたドライブレコーダ6によって撮像された画像を含む撮像データに基づいて広告効果を評価する事例について説明した。これに限らず、例えば、自動車の自動運転支援制御のためのセンサとして用いられる車載カメラや、家電機器としてのデジタル撮像機器、撮像機能を有するスマートフォン等により撮像された画像を含む撮像データに基づいて広告効果を評価する構成であってもよい。また、撮像データに含まれる画像は、一連の動画像に限らず、非連続的な単独の静止画像であってもよい。
また、上述の実施形態では、シート状のステッカーからなる広告物8を自動車5のリアガラスに貼り付ける事例について説明した。これに限らず、マグネット等で自動車5の車体に装着される態様の広告物や、立体構造を有する広告物を自動車5に掲示する構成であってもよい。また、自動車5において広告物8が掲示される場所は、法令等で許容される範囲内であって、掲示された広告物8が自動車に搭載された記録装置から撮像可能な場所であれば、リアガラス7に限らない。
また、上述の実施形態では、ドライブレコーダ6に記録されている撮像データを、ユーザPC端末2に一端転送し、ユーザPC端末2からインターネット100を介して管理サーバ1にアップロードする事例に付いて説明した。これに限らず、例えば、ドライブレコーダ6から適宜な通信ネットワークを介して、管理サーバ1に直接撮像データをアップロードする構成であってもよい。
また、上述の実施形態では、ユーザPC端末2が、ウェブブラウザ上で機能するユーザ向けのウェブサイトを通じて撮像データをアップロードする構成について説明した。これに限らず、自動車広告サービスのための専用アプリケーションをユーザPC端末2実装し、その専用アプリケーションの機能を通じて撮像データを管理サーバ1にアップロードする構成であってもよい。また、そのような専用アプリケーションが、ドライブレコーダ6に実装され、その専用アプリケーションによって撮像データをドライブレコーダ6から直接管理サーバ1にアップロードできるように構成してもよい。
また、上述の実施形態に適用可能な更なる工夫として次のようなものがある。例えば、管理サーバ1が、データベースに登録されているユーザ情報に基づき、ユーザ個人の趣味や嗜好、地域、検索履歴等に適合する広告物を抽出し、その一覧をお勧めの広告プランとして、当該ユーザに提案するように構成してもよい。
また、管理サーバ1が、自動車5に広告物8が掲示されているときの走行距離を表す距離情報を取得し、その距離情報に関する広告効果の評価を算出ように構成してもよい。具体的には、管理サーバ1の制御部12は、広告効果の集計期間における複数のタイミングで自動車5のメータパネルに設けられた走行距離計が撮像された画像を含む距離情報を、ユーザPC端末2からインターネット100を介して取得する。制御部12は、取得した距離情報を、送信元のユーザのIDに対応付けてデータベースに保存する。なお、走行距離計を写す画像は、ドライブレコーダ6とは異なる記録装置で撮像されたものであってもよい。
そして、制御部12は、上述の評価処理の説明(図7参照)において、更に、処理対象の撮像データと対応する期間に取得された距離情報に含まれる複数の画像から、当該期間における自動車5の走行距離を推定する。制御部12は、推定された走行距離の長短の度合に応じて、自動車5の走行距離に関する広告効果の評価を算出する。例えば、走行距離が長いほど、高い評価値が計上される。制御部12は、他の評価値(1)〜(4)に加え、更に走行距離に関する広告効果の評価値を広告効果の総合評価値に算入する。
上述した管理サーバ1を構成要件とするシステム、管理サーバ1としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の実体的な記録媒体、広告効果評価方法等の種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…管理サーバ、11…通信部、12…制御部、13…記憶部、2…ユーザPC端末、3…ユーザ携帯端末、4…広告出稿者端末、5…自動車、6…ドライブレコーダ、7…リアガラス、8…広告物、100…インターネット。

Claims (11)

  1. 画像を撮像し、その撮像された画像を記録するように構成された記録装置によって自動車の少なくとも一部を含む風景が撮像された少なくとも1つの画像を含む撮像データを、通信ネットワークを介して取得するように構成された取得部と、
    前記取得部により取得された撮像データに含まれる画像の中から、前記自動車の当該画像内に写っている部位に掲示されている特定の広告物の設置状況を認識するように構成された画像認識部と、
    前記画像認識部により認識された広告物の設置状況に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成された評価決定部とを備え、
    前記記録装置は、前記自動車の車室内から当該自動車の窓を通して車外の風景を撮像し、その撮像された画像を記録するように構成されており、
    前記画像認識部は、更に、前記画像に写っている他の交通移動体及び人物の少なくとも何れかの対象物に関する状況を認識するように構成されており、
    前記評価決定部は、前記画像認識部により認識された対象物に関する状況に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている、
    広告効果評価システム。
  2. 画像を撮像し、その撮像された画像を記録するように構成された記録装置によって自動車の少なくとも一部を含む風景が撮像された少なくとも1つの画像を含む撮像データを、通信ネットワークを介して取得するように構成された取得部と、
    前記取得部により取得された撮像データに含まれる画像の中から、前記自動車の当該画像内に写っている部位に掲示されている特定の広告物の設置状況を認識するように構成された画像認識部と、
    前記画像認識部により認識された広告物の設置状況に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成された評価決定部とを備え、
    前記記録装置は、前記自動車の車室内から当該自動車の窓を通して車外の風景を撮像し、その撮像された画像を記録するように構成されており、
    前記画像認識部は、更に、前記画像に写っている他の交通移動体及び人物の少なくとも何れかの対象物に関する状況の少なくとも1つとして、前記対象物と前記自動車との遠近の度合を認識するように構成されており、
    前記評価決定部は、前記画像認識部により認識された対象物と前記自動車との遠近の度合に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている、
    広告効果評価システム。
  3. 画像を撮像し、その撮像された画像を記録するように構成された記録装置によって自動車の少なくとも一部を含む風景が撮像された少なくとも1つの画像を含む撮像データを、通信ネットワークを介して取得するように構成された取得部と、
    前記取得部により取得された撮像データに含まれる画像の中から、前記自動車の当該画像内に写っている部位に掲示されている特定の広告物の設置状況を認識するように構成された画像認識部と、
    前記画像認識部により認識された広告物の設置状況に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成された評価決定部とを備え、
    前記記録装置は、前記自動車の車室内から当該自動車の窓を通して車外の風景を撮像し、その撮像された画像を記録するように構成されており、
    前記取得部が取得する撮像データには、前記画像が撮像されたときの前記自動車の速度を表す情報である速度情報が更に含まれており、
    前記評価決定部は、前記画像認識部により認識された広告物について、当該広告物が認識された画像に対応する前記速度情報に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている、
    広告効果評価システム。
  4. 画像を撮像し、その撮像された画像を記録するように構成された記録装置によって自動車の少なくとも一部を含む風景が撮像された少なくとも1つの画像を含む撮像データを、通信ネットワークを介して取得するように構成された取得部と、
    前記取得部により取得された撮像データに含まれる画像の中から、前記自動車の当該画像内に写っている部位に掲示されている特定の広告物の設置状況を認識するように構成された画像認識部と、
    前記画像認識部により認識された広告物の設置状況に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成された評価決定部とを備え、
    前記記録装置は、前記自動車の車室内から当該自動車の窓を通して車外の風景を撮像し、その撮像された画像を記録するように構成されており、
    前記取得部が取得する撮像データには、前記画像が撮像されたときの前記自動車の位置を表す情報である位置情報が更に含まれており、
    前記評価決定部は、前記画像認識部により認識された広告物について、当該広告物が認識された画像に対応する前記位置情報に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている、
    広告効果評価システム。
  5. 前記自動車に掲示されている広告物の前記記録装置に対面する側には、当該広告物の属性を表す情報である属性情報に対応付けられた記号が表示されており、
    前記画像認識部は、前記広告物の設置状況の少なくとも1つとして、前記広告物に表示されている記号を認識して、当該記号に対応する属性情報を特定するように構成されており、
    前記評価決定部は、前記画像認識部により特定された属性情報に基づいて、当該属性情報に対応する広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている、
    請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の広告効果評価システム。
  6. 前記画像認識部は、前記広告物の設置状況の少なくとも1つとして、前記画像に写っている広告物の大きさを認識するように構成されており、
    前記評価決定部は、前記画像認識部により認識された広告物の大きさに基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている、
    請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の広告効果評価システム。
  7. 前記取得部は、更に、前記自動車に前記広告物が掲示されているときの前記自動車の走行距離を表す距離情報を取得するように構成されており、
    前記評価決定部は、前記画像認識部により認識された広告物について、当該広告物が掲示されているときの前記距離情報に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている、
    請求項1ないし請求項の何れか1項に記載の広告効果評価システム。
  8. 前記取得部は、前記自動車のユーザを識別する識別情報と対応付けて前記撮像データを取得するように構成されており、
    前記識別情報に基づいて、前記評価決定部において決定された評価を、当該撮像データに対応するユーザごとに集計するように構成されたユーザ別集計部を更に備える、
    請求項1ないし請求項の何れか1項に記載の広告効果評価システム。
  9. 前記画像認識部は、前記属性情報に基づいて当該広告物を出稿した広告出稿者を特定するように構成されており、
    前記評価決定部において決定された評価を、当該広告物に対応する広告出稿者ごとに集計するように構成された出稿者別集計部を更に備える、
    請求項又は請求項5を引用する請求項ないし請求項の何れか1項に記載の広告効果評価システム。
  10. 自動車のユーザが使用する情報処理端末から、当該自動車に掲示すべき広告物を指定する情報を通信ネットワークを介して受付け、指定された広告物を当該ユーザに対応付けて登録するように構成された登録部を更に備え、
    前記取得部は、前記自動車のユーザを識別する識別情報と対応付けて前記撮像データを取得するように構成されており、
    前記評価決定部は、前記画像認識部により認識された広告物の設置状況と、当該広告物が掲示された自動車に対応するユーザについて登録されている、前記指定された広告物との整合性に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定するように構成されている、
    請求項1ないし請求項の何れか1項に記載の広告効果評価システム。
  11. 前記登録部は、複数種類の広告物の形状を表す複数の画像の中から、ユーザの操作により任意の画像を自動車の窓の形状を表す画像の上に配置することにより、自動車の窓に広告物が掲示された状態を仮想的に模擬する機能を有するグラフィカルユーザインタフェース画面を、前記情報処理端末の表示部に表示させ、前記グラフィカルユーザインタフェース画面を通じて、当該ユーザの自動車の窓に掲示すべき広告物を指定する情報を受付けるように構成されている、
    請求項10に記載の広告効果評価システム。
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