JP2018501547A - サイネージ装置の閲覧者に報酬を提供するための工程 - Google Patents

Abstract

本発明は、サイネージ装置（１）の閲覧者に報酬を提供する工程に関する。該工程は、人物（２）と前記サイネージ装置との間の興味に基づく相互作用を検出するステップと、前記人物についての少なくとも１つの情報を取得するステップと、前記情報に基づいて、前記人物に帰属させる報酬を選択するステップと、前記報酬を前記人物に提供するステップとを含む。

Description

発明の詳細な説明

本発明は、サイネージ装置の閲覧者に報酬を提供する工程、および、該工程を実現するためのシステムに関する。

サイネージ装置は、従来のサイネージの設備を備え得る。このような設備とは、ディスプレイ、ポスター、または、フラットスクリーンまたは広告掲示板などの電子サイネージの設備などである。このような設備において、広告メッセージが、前記サイネージ装置の周辺を巡回している人々の目に留まるように表示され得る。さらには、前記サイネージ装置は、店舗、ブティック、代理店、ラウンジ、レストラン、モールまたは交通機関の中心地などのような公共の場に配置され得る。そこで、該サイネージ装置は、多くの人々、すなわち、多くの潜在的顧客によって見出され得る。

マーケティングの分野において、潜在的顧客によく適合した気が進まない報酬を該潜在的顧客に提供するためには、潜在的顧客およびその傾向を正確に見極めることが重要である。報酬とは、とりわけ、特典、値引き、および／または、カードのポイントなどであり得る。これらの報酬は、とりわけ、紙のクーポン、人々によって携帯されている例えば携帯電話などの電子デバイスに対して送信される販促メッセージ、または、カードのポイントを該カードのアカウントに帰属させて、該カードによって利用可能にすること、等の形態で提供され得る。

このようにするために、サイネージ装置の周辺を巡回している閲覧者を観察するためのいくつかの解決策が存在する。とりわけ、映像解析による解決策がある。該解決策には、閲覧者について、サイズ、人口統計上の一般的なプロファイル、および／または、該サイネージ装置に対する全体的な関心、などのような情報を得るために、該閲覧者の画像をキャプチャし、解析することが含まれる。こうして取得された情報を、閲覧者に合った広告メッセージを供給するために利用することができる。例えば、そのような適合したメッセージをサイネージ装置に表示させることによって、該広告メッセージが供給される。

例えば、顔検出または顔認証アルゴリズムによって、人物の属性についての情報を簡単に取得することができる。このような情報は、年齢、性別、人種、ライフスタイルおよび／またはその人物の身なりなどに関連するものである。このような情報は、広告メッセージに興味を持っている閲覧者の平均的なプロファイルを特定するために非常に有用である。また、設備の前に立っている閲覧者に応じて、該設備内の表示部に表示させるべき広告メッセージを精度よく選択するためにも非常に有用である。

前記人々によって携帯されている電子デバイスとの間で無線通信手段を用いることにより、人々を匿名で検出することを可能にする解決策もいくつか存在する。例えば、そのようなデバイスに実装されているＷｉ−ＦｉまたはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ(登録商標）機器を検出することにより、登録された顧客を正確に認証したり、該顧客に報酬を提供したりすることができる。とりわけ、例えば、マーケティングストアから供給されたアプリケーションなどをある人物が事前にアプリケーションを電子デバイスにダウンロードしている場合、前記人物が前記マーケティングストアにアプローチするように、該マーケティングストアも、報酬を前記電子デバイスに直接送信することができる。

しかしながら、これらのような解決策は、いくつかの問題に直面する。一般的に、人々は、匿名であっても、観察されることに対して当惑する。特に、商業施設の場所を散策しているときに、人々がそのような販売に関するやりとりについて、常に関心を持っているわけではないにしても、警告および／または自分宛てのメッセージを機械的に自分の電子デバイスで受け取ることを不愉快に思う人々もいる。

本発明の目的は、サイネージ装置の閲覧者に対してより精度よく報酬を提供するための解決策を提案することによって、従来の技術を改善することにある。

この目的のために、第１の態様によれば、本発明は、サイネージ装置の閲覧者に報酬を提供するための工程に関する。該工程は、：
−人物と前記サイネージ装置との間の興味に基づく相互作用を検出するステップと、
−前記人物についての少なくとも１つの情報を取得するステップと、
−前記情報に基づいて、前記人物に帰属させる報酬を選択するステップと、
−前記報酬を前記人物に提供するステップとを含む。

第２の態様によれば、本発明は、サイネージ装置の閲覧者に報酬を提供するためのシステムに関する。該システムは、：
−人物と前記サイネージ装置との間の興味に基づく相互作用を検出する手段を備えている検出モジュールと、
−前記人物についての少なくとも１つの情報を取得する手段を備えている特徴付けモジュールと、
−前記情報に基づいて、前記人物に帰属させる報酬を選択する手段、および、前記報酬を前記人物に提供する手段を備えている報酬モジュールと、を含んでいる。

本発明のその他の態様および有利な点は、添付の図面を参照してなされる以下の説明において明らかになるであろう。該説明とは、本発明の実施形態にしたがって、閲覧者に報酬を提供するためのシステムを提示するものである。

前記図面に関連して、サイネージ装置１の閲覧者に報酬を提供するための工程を実現するためのシステムなどを用いて、該工程を以下で説明する。

とりわけ、サイネージ装置１は、公共の場に設置され、閲覧され得る。公共の場とは、たくさんの人々、すなわち、たくさんの潜在的顧客がいる店舗などである。さらには、サイネージ装置１は、従来のサイネージの設備を備えていてもよい。従来のサイネージの設備とは、例えば、表示部またはポスター、もしくは、フラットスクリーンや掲示板などの電子サイネージの設備などである。これらの設備においては、広告メッセージが、前記サイネージ装置の周辺を巡回している人々によって閲覧されるべく、表示されてもよい。

サイネージ装置１は、とりわけ、任意のサイズの電子サイネージの設備であってもよい。特に、例えば、タブレットなどのように極小サイズであってもよい。あるいは、例えば、２〜１０メートルの距離で見える、販売店舗にて一般に設置されているようなフラットスクリーンなどのように、中くらいのサイズであってもよい。

前記工程によって、サイネージ装置１と人物２との間の、興味に基づく相互作用を検出する。このようにするために、前記システムは、検出モジュール３を備えている。検出モジュール３は、興味に基づく相互作用を検出する手段を備えている。

実際、サイネージ装置１の周辺を巡回している人々は、前記サイネージ装置（より正確には、該サイネージ装置に表示されているメッセージ）に興味を持っているとは限らない。したがって、サイネージ装置１に興味がない人々は、実のところ、サイネージ装置の適切な閲覧者としては、考慮できない。よって、そのような人々に報酬を帰属させることは適切ではない。

これに対して、サイネージ装置１との間で興味に基づく相互作用を確立している人物２は、確実に、適切な閲覧者としてみなすことができ、該人物に報酬を提供することは、販促の観点から特に有益となり得る。興味に基づく相互作用を確立している人物２とは、具体的には、例えば、サイネージ装置に近づいていくことにより、サイネージ装置を触ることにより、サイネージ装置を注視することにより、サイネージ装置を注視している間、笑顔になったり、あるいは、何らかの感情を表したりすることにより、および／または、一定の期間サイネージ装置の前に立ち続けていることにより、サイネージ装置１について明らかに興味を持っているサインを出している人物２のことである。

こうして、サイネージ装置１と人物２との間の興味に基づく相互作用を検出することは、とりわけ、前記人物の前記サイネージ装置に対する行動と結び付いた少なくとも１つの特別なサインを検出することに関連している。該サインとは、人物２が前記サイネージ装置に興味を持っているということを示すサインである。

とりわけ、興味に基づく相互作用の検出は、サイネージ装置１の周辺に設置されている相互作用デバイスを用いた、人物２との物理的な接触によって果たされる。

このようにするために、前記システムは、サイネージ装置１の周辺に設置される相互作用デバイスを含んでいてもよい。そして、検出モジュール３は、人物２の前記相互作用デバイスとの間の物理的な接触に基づいて、前記人物の興味に基づく相互作用を検出する手段を備えていてもよい。

とりわけ、サイネージ装置１がデジタルサイネージの設備を備えている場合、該デジタルサイネージの設備は、人物２の物理的な接触に反応することに適合した、例えば触知性スクリーンなどのような相互作用感知手段を備えていてもよい。そして、検出モジュール３は、前記相互作用感知手段の反応に基づいて人物２の興味に基づく相互作用を検出することに適合していてもよい。

また、相互作用の検出は、人物２の少なくとも１つの画像をキャプチャして解析することに基づいて達成されてもよい。

このようにするために、前記システムは、人物２の少なくとも１つの画像をキャプチャするための手段、特に、サイネージ装置１の周辺に設置されているカメラおよび／またはビデオカメラなどの手段を備えていてもよい。そして、検出モジュール３は、該画像を解析することに基づいて、人物２の興味に基づく相互作用を検出する手段を備えていてもよい。

とりわけ、検出モジュール３は、キャプチャされた画像において、人物２の画像を検出するために、該キャプチャされた画像を事前に処理する手段を備えていてもよい。そのような手段とは、例えば、サイネージ装置１と前記人物との間の興味に基づく相互作用を検出するために、該人物の、前記検出された画像をさらに解析する手段などである。

さらに、検出モジュール３は、サイネージ装置１に対して人物２が興味を持っているという明らかなサイン（特に、前記サイネージ装置に対する前記人物の行動に関連したサイン）を特定するために前記画像を解析することに適合していてもよい。検出モジュール３は、例えば、人物２のサイネージ装置１に対する視線の位置、および／または、その視線がサイネージ装置１に固定されている時間の長さにしたがって、人物２のサイネージ装置１についての興味を評価し、それから、該興味が十分に重要である場合に、前記サイネージ装置と人物２との間の興味に基づく相互作用を検出することに適合していてもよい。

また、相互作用の検出は、人物２によって携帯されている電子デバイス５（例えば、スマートフォンやタブレットなどのようなモバイル通信端末）との通信に基づいて果たされてもよい。

このようにするために、前記システムは、人物２によって携帯されている電子デバイス５と通信するための手段、特に、ＷｉＦｉデバイスやＢｌｕｅｔｏｏｔｈ(登録商標）デバイスなどのような無線通信手段を備えていてもよい。そして、検出モジュール３は、このような通信に基づいて、サイネージ装置１と人物２との間の相互作用を検出する手段を備えていてもよい。

具体的には、人物２がサイネージ装置１の前に立っている場合、該人物によって携帯されている電子デバイス５は、前記無線通信手段と継続的に通信することができる。そして、検出デバイスは、上述の通信の時間の長さを解析することに適合していてもよい。これにより、前記時間の長さが十分に長い場合に、人物２とサイネージ装置１との間の興味に基づく相互作用を検出することができる。

人物２とサイネージ装置１との間の興味に基づく相互作用が検出されると、前記工程は、さらに、前記人物についての少なくとも１つの情報を取得するステップを実現する。このようにするために、前記システムは、特徴付けモジュール４を備えている。特徴付けモジュール４は、上述のような情報を取得する手段を備えている。

人物２について取得された情報は、該人物のサイネージ装置１に対する行動についての情報を含み得る。例えば、該人物の前記サイネージ装置に対する視線の方向、該視線が前記サイネージ装置に固定されている時間の長さ、視線が前記サイネージ装置に向けられているときの前記人物の表情、および／または、前記人物が前記サイネージ装置の前に立っている時間の長さ、もしくは、その他、サイネージ装置１に対する人物２の興味が表れている、行動に関する反応の任意のタイプの情報などが含まれ得る。

また、人物２について取得された情報は、該人物の少なくとも１つの属性についての情報を含み得る。例えば、年齢、性別、人種、ライフスタイル、身長、肥満体型、髪型、および／または、服装などの属性についての情報が含まれ得る。さらに、前記情報は、例えば、家族および／または夫婦のステータスなどの、前記人物の少なくとも１つの社会的情報を含み得る。特に、前記ステータスは、サイネージ装置１の近くにいる人物２とその他の人々との間で起きた関係性を評価することによって推定され得る。

実際、マーケティングの分野では、閲覧者についてこのような情報を得ることは、とりわけ有利である。結果として、該閲覧者の主なプロファイルをよりよく特定することができ、販促メッセージを該プロファイルに合わせることができるからである。このような情報を、サイネージ装置１の閲覧者に適切な報酬を提供するために用いることは、特に有利である。

また、人物２について取得された情報は、該人物に携帯されている電子デバイス５についての情報（例えば、該電子デバイスの公開識別子（ＩＤ）など）を含んでいてもよい。

こうして、人物２について取得される情報のタイプにしたがって、前記工程は、人物２の画像をキャプチャして解析すること、および／または、人物２によって携帯されている電子デバイス５との通信に基づく、サイネージ装置１の周辺に設置されている相互作用デバイスに対する人物２の物理的な接触に基づいて、上述の情報を取得することを実現する。

このようにするために、特徴付けモジュール４は、人物２の画像をキャプチャして解析すること、および／または、人物２によって携帯されている電子デバイス５との通信に基づく、サイネージ装置１の周辺に設置されている相互作用デバイスに対する人物２の物理的な接触に基づいて、人物２についての情報を取得する手段を備えていてもよい。

例えば、サイネージ装置１の周辺に設置されているカメラまたはビデオカメラが人物２の少なくとも１つの画像をキャプチャする場合には、特徴付けモジュール４は、人物２の視線の方向についての情報を測定する手段、および／または、該人物と、ビデオカメラによって画像がキャプチャされているその他の人々との間で起きた関係性についての情報を、特に、前記人物と前記他の人々との間の距離および／または共通の相互作用を評価することによって、測定する手段を備えていてもよい。

例えば、特徴付けモジュール４は、人物２、および、サイネージ装置１の近くに居合わせたその他の人々の動きのパターンを解析することに適合した画像処理アルゴリズムを実現してもよい。結果として、視線の方向、および／または、相互の関係性を評価することが可能となる。また、前記人物の表情を評価することが可能となる。そして、前記モジュールは、サイネージ装置１に対する人物２の行動について情報、および／または、前記人物の、特に社会的関係性に係る少なくとも１つの属性についての情報を取得することができる。

さらに、サイネージ装置１の周辺に設置されている相互作用デバイスに対して、人物２が（例えば、前記サイネージ装置に取り付けられた触知性スクリーンに対して指で接触することによって、）物理的な接触を行う場合、特徴付けモジュール４は、該物理的な接触についてさらなる情報を取得する手段を備えていてもよい。該手段は、例えば、前記物理的な接触が起こった時点における、前記物理的な接触の領域および該領域に表示されているメッセージの要素などを前記情報として取得する。そして、特徴付けモジュール４は、前記物理的な接触についての前記さらなる情報に基づいて、前記人物についての正確な情報、および、前記サイネージ装置１に対する前記人物の興味を推定する手段を備えていてもよい。

これに加えて、人物２が電子デバイス５を携帯しており、サイネージ装置１の前に立っている場合には、該サイネージ装置の近くに設置された通信手段が、前記電子デバイス５との間で無線通信を確立してもよい。そして、特徴付けモジュール４は、上述の通信を通じて、人物２についての情報を取得する手段を備えていてもよい。人物２について情報とは、例えば、電子デバイス５の識別子、人物２の停留時間の長さ、および／または、該停留中にサイネージ装置１に表示されたメッセージなどである。結果として、人物２のサイネージ装置１に対する興味に関連する情報を正確に推定することができる。

また、前記システムは、例えば、磁気メータ、圧力センサマット、または、赤外線センサなどのその他のタイプのデバイスを備えていてもよい。これらのタイプのデバイスもまた、例えば、身長および／または肥満体型、ならびに／もしくは、人物２の行動などのような、属性についてのデータをキャプチャすることができる。さらに、検出モジュール３は、人物２の相互作用を検出する手段を備えていてもよいし、および／または、特徴付けモジュール４は、そのようなデータを用いて前記人物についての情報を取得する手段を備えていてもよい。

有利なことには、前記工程は、特に、人物２についてのプロファイルを生成することにより、該人物について取得された情報を登録するステップをさらに含んでいてもよい。このようにするために、図と関連して、前記システムは、閲覧者データベース６を備えている。閲覧者データベース６には、人物２について取得された情報が、特に、前記人物の個々のプロファイルの形式にて、登録されている。

とりわけ、前記工程は、人物２とサイネージ装置１との間の興味に基づく相互作用が検出されたことに基づいて、該人物についての予備情報を登録するステップを含んでいてもよい。このようにするために、前記図と関連して、検出モジュール３は、前記人物とサイネージ装置１との間の相互作用が検出されたことに基づいて、人物２についての少なくとも１つの登録情報を閲覧者データベース６において生成する手段を備えている。そして、特徴付けモジュール４は、前記人物について取得された情報を、前記登録情報に登録する手段を備えている。結果として、前記人物のプロファイルが生成される。

また、取得された情報は、例えば、前記情報が取得された日時、および、サイネージ装置１の地理的な設置場所などのような、文脈に基づく情報によって補完され得る。実際には、例えば、文脈は、人々の典型的なカテゴリと、特殊な地理的位置および時間帯との間の関係性を確立することを可能にするので、情報に基づくこのような文脈は、特に、潜在的閲覧者を特定することに適している。結果として、与えられたカテゴリの人々が巡回していそうな地理的位置および時間帯を特定することができる。

このようにするために、特徴付けモジュール４に、サイネージ装置１の地理的位置についての、例えば、状況、都市または通りなどのような地理的な情報を供給することに適合した、地理的データデバイスなどのように、前記システムは、特徴付けモジュール４に、現在の日時についての時間の情報を供給することに適合した計時デバイスを備えていてもよい。サイネージ装置１が公共の場に設定されている場合、前記地理的な情報は、前記公共の場のタイプに関する情報であってもよい。該タイプとは、例えば、食料品店、衣料品店、または、鉄道の駅、もしくは、これらの場所内の前記サイネージ装置の特定の位置（例えば、店舗への通路、または、交通機関のチケットカウンターなど）などである。

さらに、特徴付けモジュール４は、人物２について取得された情報を、上述のような地理的な情報、および、前記時間の情報に関連付ける手段を備えていてもよい。結果として、前記取得された情報が、前記関連付けられた地理的な情報および時間の情報に沿って、閲覧者データベース６に登録される。

こうして、人物２によってプロファイルが生成されると、該人物は、潜在的な顧客として特定され得る。そして、該人物について取得された情報は、後で利用可能なように（例えば、販促の研究目的のために）登録される。

とりわけ、人物２について取得された情報は、以下のケースにおいて利用されてもよい。前記人物と前記サイネージ装置との間の興味に基づく前回の相互作用の後の期間に、該人物がサイネージ装置１の周辺を巡回しているケースにおいて、特に、事前に取得された情報にしたがって、前記人物の興味に関連して、前記人物に宛てて前記サイネージ装置に表示させるように、メッセージを合わせるために、前記取得された情報は利用される。さらに、人物２が、特に、前記人物に宛てて前記サイネージ装置上に表示された適切なメッセージに応答して、サイネージ装置１との間の興味に基づく新しい相互作用をはたした場合には、前記人物についてすでに取得された情報は、前記興味に基づく新しい相互作用を考慮するために用いられてもよい。

このようにするために、前記工程は、人物２について、該人物とサイネージ装置１との間の興味に基づく先の相互作用の間に取得された情報を、サイネージ装置１に関連して、興味に基づく前記人物の先の動作についての登録情報として、とりわけ閲覧者データベース６に登録するために供給してもよい。こうすれば、人物２がサイネージ装置１の近くを再び巡回するケースにおいて、前記工程は、人物２の興味に基づくさらなる相互作用を検出すること、および／または、前記サイネージ装置に関連して前記人物の興味に基づく先の動作に係る登録情報を、閲覧者データベース６からチェックすることに基づいて、前記人物についての情報を取得することを達成することができる。

さらに一般的には、人物２がサイネージ装置１の近くを巡回する場合、前記工程は、前記人物と前記サイネージ装置との間の、興味に基づく相互作用を検出するステップ、および／または、該人物についての情報を取得するステップを含んでいてもよい。情報の取得は、閲覧者データベース６における、サイネージ装置に対する、該人物の興味に基づく先の動作に係る登録情報の存在をチェックすることに基づいて実施される。例えば、情報の取得は、前記人物がすでにサイネージ装置との間で興味に基づく相互作用を示したかどうか、および／または、前記人物についての情報がすでに取得されているかどうかをチェックすることに基づいて実施される。

このようにするために、検出モジュール３は、人物２とサイネージ装置１との間の、興味に基づく相互作用を検出する手段を備えていてもよい。および／または、特徴付けモジュール４は、閲覧者データベース６における、前記サイネージ装置に対する、前記人物の興味に基づく先の動作に係る登録情報の存在をチェックすることに基づいて、前記人物についての情報を取得する手段を備えていてもよい。

このようにすれば、興味に基づくサイネージ装置１との間の相互作用を有している人物２のプロファイルがすでに登録されている場合に、検出モジュール３は、より簡単に、前記人物を検出することができ、特徴付けモジュール４は、前記人物のプロファイルを充実させるために、該人物について新しい情報を取得することができる。

例えば、登録されたプロファイルが存在することによって、人物２が携帯している電子デバイス５を介して該人物を検出したり、該電子デバイスについての情報を先に取得しておくことを実現したり、人物２とサイネージ装置１との間の、興味に基づく先の相互作用の間に、人物２を登録したりすることが、早くかつ簡単にできる。

前記工程は、さらに、人物２について取得された情報にしたがって、人物２に帰属させる報酬を選択するステップと、前記報酬を該人物に対して提供するステップとを含む。このようにするために、前記システムは、報酬モジュール７を備えている。報酬モジュール７は、人物２について取得された情報にしたがって、該人物に帰属させる報酬を選択する手段、および、該報酬を該人物に提供する手段を備えている。

とりわけ、前記システムは、報酬データベース８を備えている。報酬データベース８において、見込み報酬が、該見込み報酬から利益を得ることができる人物２の、要求されたプロファイル情報に沿って登録されていてもよい。報酬モジュール７は、人物２について取得された情報にしたがって、該人物に帰属させる報酬を選択するために、前記データベースと相互にやりとりすることに適合している。

一般的に、商標、小売店、および／または、店舗は、希望に応じて（特に、潜在的顧客の主なプロファイルに応じて）報酬帰属方針を詳細に定義することによって、報酬データベース８を採用することができる。例えば、育児製品に特化した商標は、子供連れの人物２を優先的にターゲットにすることができる。さらに、報酬付与方針は、潜在的顧客の買い物習慣にしたがって明確に定義されてもよい。特に、顧客に報酬を提供するために、該顧客が、商標、小売店、または、店舗に対して示す興味の重要性にしたがって、比例的に、定義されてもよい。

前記図と関連して、報酬モジュール７は、特徴付けモジュール４と相互作用して、人物２について得られた情報を取得するととともに、報酬データベース８と相互作用して、前記得られた情報にしたがって、前記人物に帰属させる報酬を選択する。

前記報酬は、マーケティングの分野において公知のいくつかの形態をとることができる。とりわけ、前記報酬は、すぐにまたは今後の購入期間において適用される値引き、販売促進の提案、カードのアカウントに付与される該カードのポイント、または、人物２に対して贈るその他の任意のタイプのプレゼントである。贈り先の人物２とは、自身の興味を、特に、サイネージ装置１に表示されている広告メッセージに注意を払うことによって、特定の商標、店舗または商店に対して示す人物のことである。

前記工程は、特に、電子的な形態によって、例えば電子メッセージを介して、人物２に前記報酬を提供してもよい。とりわけ、前記報酬は、人物２によって携帯されている電子デバイス５に送信されてもよい。

このようにするために、報酬モジュール７は、電子的な形態によって、人物２に前記報酬を提供する手段を備えている。特に、該手段は、電子的な報酬を人物２によって携帯されている電子デバイス５に送信する手段である。とりわけ、報酬モジュール７は、前記システムの通信手段と相互作用して、前記報酬を、人物２の電子デバイス５に送信してもよい。

変形例によれば、特に、人物２が、前記システムと通信するための電子デバイス５を携帯していない場合に、前記工程は、前記報酬を、物理的な形態にて（例えば、紙のクーポンやカードピースなどのような物理的媒体に、前記報酬を印刷することによって）人物２に提供してもよい。該印刷された物理的媒体は人物２に送出される。例えば、前記報酬は、バーコードの形態で印刷されてもよいし、英数字のコードの形態で印刷されてもよいし、簡素なテキストメッセージの形態で印刷されてもよい。

このようにするために、報酬モジュール７は、物理的な形態にて人物２に報酬を提供する手段を備えている。特に、該手段は、上述したような物理的な媒体に前記報酬を印刷する手段である。報酬モジュール７は、また、前記印刷された媒体を人物２に送出する手段を備えている。とりわけ、印刷する手段および送出する手段は、サイネージ装置１の周辺に設けられていてもよい。これにより、前記サイネージ装置１との間で興味に基づく相互作用を有している人物２が、簡単にすばやく、前記報酬を手に入れることができる。

上述した具体例において、前記報酬は、すぐに前記人物に提供されてもよい。変形例によれば、前記工程は、報酬を、特に人物２に電子的形態または物理的形態にて送信することによって、間接的に提供するステップを含んでいてもよい。前記工程は、前記報酬を収集する手段を備えていてもよい。これにより、前記人物が前記収集する手段を用いた場合に、前記報酬は、効率的に前記人物に提供される。

このようにするために、報酬モジュール７は、上述の収集する手段を人物２に送信する手段を備えていてもよい。そして、前記報酬モジュールの提供する手段は、さらに、前記人物が前記収集手段を用いた場合に、前記報酬を前記人物に提供してもよい。

例えば、報酬モジュール７は、ハイパーテキストリンクを含む電子メッセージを、人物２に送信してもよい。そして、人物２は、前記ハイパーテキストリンクをクリックして、特に、前記報酬モジュールによる、有効な報酬を含む他の電子メッセージの送信を通じて、報酬の受け取りを行うことになる。同様に、報酬モジュール７は、物理的な媒体を人物２に送出する。該媒体においては、指示が印刷されており、人物２は、それらの指示にしたがって、報酬を効率的に収集することになる。

サイネージ装置１の閲覧者に向けて、より精度の高い報酬の提供を実現するために、前記工程は、人物２の了承にのみ基づいて、該人物に報酬を提供してもよい。こうして、前記工程は、サイネージ装置１に本当に興味がある人々に対してのみ報酬を提供することができる。これにより、特に、前記他の人々が望まないメッセージまたは通知のために、他の人々の電子デバイスが不意に振動すること回避することによって、該他の人々に迷惑をかけないで済む。

このようにするために、報酬モジュール７は、人物２が報酬の提供を了承することを可能にする手段を備えている。例えば、該手段は、前述の了承に基づいて、前記人物に報酬を与える手段などである。

とりわけ、人物２による、該人物によって携帯されている電子デバイス５の登録に基づいて、該人物の了承が達成されてもよい。報酬モジュール７は、人物２が携帯している電子デバイス５を、自身への報酬の提供を了承するために、人物２が登録することを可能にする手段を備えていてもよい。

さらに、人物２が電子デバイス５を登録することによって、報酬の提供が了承されると、前記工程は、電子デバイス５に報酬を直接送信するステップを含んでいてもよい。これは、比較的単純で直観的な実施形態を構成する。このようにするために、報酬モジュール７は、電子デバイス５が、人物２によって登録されていることに基づいて、前記によって携帯されている前記電子デバイスに、報酬を送信する手段を備えていてもよい。

前記工程は、特に、人物２の了承に基づいて、報酬の提供が可能になったことを該人物に対して警告するステップを含んでいてもよい。警告するステップでは、例えば、前記人物に対する警告メッセージを、サイネージ装置１の手段または該サイネージ装置の近くに実装されているその他の手段を用いて、発出することにより、該人物に対して警告する。

このようにするために、報酬モジュール７は、人物２の了承に基づいて報酬が利用可能に提供されたことを、例えば、該人物向けの警告メッセージをサイネージ装置１にて表示することにより、および／または、そのような警告メッセージを、サイネージ装置の近くに設けられている、特定の表示手段および／または音声手段などのようなその他の手段を介して発することにより、該人物に警告する手段を備えている。

とりわけ、報酬モジュール７は、警告メッセージを人物２に対して示すために発してもよい。特に、電子デバイス５にて前記報酬を受け取るために、前記人物が前記電子デバイスを登録した場合に、報酬は、該人物に提供されてもよい。例えば、報酬モジュール７は、指示、あるいは、相互作用を伴うサイン（例えば、バーコードまたはＱＲ（Ｑｕｉｃｋ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）コードなど）を伴うメッセージを、サイネージ装置１に表示してもよい。人物２は、電子デバイス５の専用の手段を用いて、該電子デバイスを登録するために、キャプチャすることができる。これにより、前記電子デバイスに対する報酬の送信を開始させる。

変形例によれば、報酬モジュール７は、例えば、前記サイネージ装置の触知性のスクリーンなどのサイネージ装置１に設けられている相互作用手段、または、前記サイネージ装置の近くに設置されている相互作用手段を介して、警告メッセージを発してもよい。該メッセージは、例えば、相互作用シンボルまたは相互作用ボタンを含んでいる。これらのシンボルまたはボタンは、人物２が、報酬を提供することを了承するために、相互作用手段を用いて、物理的接触を行うことによってアクティブ化され得る。例えば、そのような相互作用ボタンが人物２によってアクティブ化されたことに基づいて、報酬モジュール７は、報酬を物理的な媒体に印刷し、そして、該印刷された物理的な媒体を、サイネージ装置１の近くで、直接前記人物に送出してもよい。これは、比較的単純で直観的な実施形態で構成されている。

有利なことに、人物２が、報酬を収集する手段を受け取るために登録された電子デバイス５を所持している場合には、前記システムは、その後、サイネージ装置１の近くに前記人物が立ち寄った場合に、特に、前記人物と前記サイネージ装置との間の、興味に基づく相互作用があった場合に、前記電子デバイス５に対して、さらなる報酬を直接送信することができる。こうして、人物２は、報酬を受け取るために、電子デバイス５を再び操作する必要がなくなり、さらに買い物をするときに、煩わしい思いをしなくて済む。

さらに、前記工程は、人物２に対して、報酬収集手段を送信したことを、サイネージ装置１および／またはサイネージ装置１の周辺に設置されている警告手段を介して警告するステップを含んでいる。とりわけ、報酬モジュール７は、報酬が電子デバイス５に今送信されたということを人物２に対して警告するための特定のメッセージを、サイネージ装置１に表示させてもよい。こうして、人物２は、報酬の受領確認のために、電子デバイス５を操作する必要がなくなり、買い物をするときに、煩わしい思いをしなくて済む。

前記工程は、さらに、人物２に提供される報酬を、特に、前記人物による、前記帰属の了承に基づいて、登録するステップを含んでいてもよい。このようにするために、報酬モジュール７は、人物２に提供された報酬を報酬データベース８に登録する手段を備えていてもよい。なお、前記報酬は、前記人物によって了承された報酬である。こうして、前記工程は、人物２について、購入情報（例えば、その人物の買い物習慣についてなど）に基づいて、充実したプロファイルを生成することができる。

とりわけ、前記工程は、人物２に提供された報酬を、サイネージ装置１に関連して前記人物が行った興味に基づく先の動作についての入力として、報酬データベース８に登録するステップを含んでいてもよい。続いて、前記工程は、その後人物２がサイネージ装置１の近くを巡回した場合に、前記サイネージ装置に表示させるメッセージを、前記提供された報酬に応じて編集するステップを含んでいてもよい。

より一般的には、報酬データベース８は、市場の研究目的で使用されてもよい。例えば、サイネージ装置１の近くを巡回していた人々の総数に対する、報酬が提供された人々の人数の割合を評価するために用いられてもよい。そして、サイネージ装置１（特に、該サイネージ装置に表示されたメッセージ）に対して有効な興味を示した人々の人数を評価するために用いられてもよい。

さらに、前記工程は、人物２の興味に基づく相互作用を検出するステップ、および／または、過去に前記人物に対して提供された報酬に関連する登録が報酬データベース８において存在することを確認したことに基づいて、該人物についての情報を取得するステップを含んでいてもよい。実際、人物２が報酬を受け取ることに了承するという事実は、該人物がサイネージ装置１（さらにとりわけ、該サイネージ装置に表示されているメッセージ）に対して興味を示しているという明らかなサインである。

このようにするために、検出モジュール３は、人物２の興味に基づく相互作用を検出する手段を備えていてもよい。および／または、特徴付けモジュール４は、過去に前記人物に対して提供された報酬についてのエントリーが報酬データベース８において存在することを確認したことに基づいて、該人物についての情報を取得する手段を備えていてもよい。該取得する手段は、例えば、前記報酬データベースとの直接的な相互作用を介して、または、報酬モジュール７を介して、前記情報を取得する。

とりわけ、特徴付けモジュール４は、特徴付けモジュール４は、人物２について報酬データベース８に登録された内容を、該人物のプロファイルを、すでに提供された（特に、該人物によって了承がなされた）報酬に応じて充実させるために、用いてもよい。こうして、さらに、報酬モジュール７は、充実したプロファイルに合った報酬を選択できる。特に、過去に多くの報酬の受け取りを了承して、サイネージ装置１に関して多くの興味を示した人物２に対しては、さらに有利な報酬を選択できる。

前記工程は、前記人物が前記提供された報酬を利用すると、該報酬を回収するステップを含んでいてもよい。このようにするために、前記システムは、回収モジュール９を備えていてもよい。回収モジュール９は、人物２が前記提供された報酬を使用すると、該報酬を回収する手段を備えている。

とりわけ、サイネージ装置１が店舗内に設置されている場合、回収モジュール９は、前記店舗内に実装されてもよい。例えば、当該店舗のキャッシュレジスタを管理するネットワーク内に設けられてもよい。こうして、人物２が前記店舗で買い物をして、自身が所有する報酬に基づく利益（例えば、購入商品に対する値引き、または、前記人物が所有するカードのアカウントに付与されたポイントなど）を得たい場合には、その人物は、当該報酬を、キャッシュレジスタに提示することができる。そして、回収モジュール９は、当該報酬を回収することにより、当該報酬が使用されたことを登録してもよい。

変形例によれば、回収モジュール９は、他の環境下で実装されてもよい。例えば、商標、該商標の小売店または販売店のウェブページに実装されてもよい。こうして、人物２は、そのようなウェブページ上のオンライン購入を介して、例えば上記購入の検証が行われている期間にコードを入力するなどによって、報酬が使用された場合、回収モジュール９は、該購入の検証に基づいて、該報酬を回収してもよい。

報酬の回収を行うために、回収モジュール９は、過去に前記人物に提供された報酬に関連するエントリーを変更するために、報酬データベース８との間で相互作用してもよい。例えば、回収モジュール９は、前記使用された報酬に関するエントリーを削除することにより、前記エントリーを変更する。

さらに有利なことには、前記工程は、人物２のサイネージ装置１に対する過去の興味に基づく動作に関連するエントリーとして、前記報酬を回収したことを登録するステップを含んでいてもよい。このようにするために、
回収モジュール９は、登録する手段を備えている。該登録する手段は、報酬データベース８および／または閲覧者データベース６において、人物２のサイネージ装置１に対する過去の興味に基づく動作に関連するエントリーとして、報酬が回収されたことを登録する。

こうして、人物２が今後さらにサイネージ装置１の近くに立ち寄った場合には、該サイネージ装置に表示させるメッセージを、該人物によって効果的に使用された報酬にしたがって、該人物により適合したものとすることができる。

とりわけ、前記工程は、人物２の興味に基づく相互作用を検出するステップ、および／または、該人物によって過去に使用された報酬に関するエントリーが存在することを、報酬データベース８および／または閲覧者データベース６において確認したことに基づいて、該人物についての情報を取得するステップを含んでいてもよい。実際、人物２が報酬を有効に利用したという事実は、該人物がサイネージ装置１（とりわけ、該サイネージ装置に表示されたメッセージ）に対して興味を持っているという明らかなサインである。

このようにするために、検出モジュール３は、人物２の興味に基づく相互作用を検出する手段を備えていてもよい。および／または、特徴付けモジュール４は、該人物によって過去に使用された報酬についてエントリーが存在することを、報酬データベース８および／または閲覧者データベース６において確認したことに基づいて、該人物についての情報を取得する手段を備えていてもよい。該取得する手段は、前記情報を、例えば、上述の各データベースと直接やりとりすることにより、または、報酬モジュール７を介して取得する。

とりわけ、特徴付けモジュール４は、人物２によって有効に利用された報酬に応じて、該人物のプロファイルを充実させるために、報酬データベース８および／または閲覧者データベース６において、該人物について登録された内容を使用してもよい。こうして、報酬モジュール７は、充実したプロファイルに適合した報酬をさらに選択できる。特に、過去に多くの報酬を利用し、そうすることでサイネージ装置１に対する興味を多く示した人物２に対してさらに有利な報酬を選択できる。

Claims (36)

1. サイネージ装置（１）の閲覧者に報酬を提供するための工程であって、該工程は、
   人物（２）の、興味に基づく、前記サイネージ装置との間の相互作用を検出するステップと、
   前記人物についての少なくとも１つの情報を取得するステップと、
   前記情報に応じて、前記人物に帰属させる報酬を選択するステップと、
   前記報酬を前記人物に提供するステップとを含む、工程。
2. 取得された前記情報は、前記サイネージ装置（２）に対する前記人物（２）の行動についての情報を含むことを特徴とする請求項１に記載の工程。
3. 取得された前記情報は、前記人物（２）の少なくとも１つの属性についての情報を含むことを特徴とする請求項１または２に記載の工程。
4. 前記興味に基づく相互作用を検出するステップ、および、前記情報を取得するステップの少なくともいずれか一方は、前記サイネージ装置（１）の周辺に設置されている相互作用デバイスを用いた、前記人物（２）の物理的な接触により実現されることを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載の工程。
5. 前記興味に基づく相互作用を検出するステップ、および、前記情報を取得するステップの少なくともいずれか一方は、前記人物（２）の少なくとも１つの画像をキャプチャすること、および、解析することにより実現されることを特徴とする請求項１から４のいずれか１項に記載の工程。
6. 前記興味に基づく相互作用を検出するステップ、および、前記情報を取得するステップの少なくともいずれか一方は、前記人物（２）によって携帯されている電子デバイス（５）との通信により実現されることを特徴とする請求項１から５のいずれか１項に記載の工程。
7. 前記興味に基づく相互作用を検出するステップ、および、前記情報を取得するステップの少なくともいずれか一方は、前記サイネージ装置（１）に対する前記人物（２）による過去の興味に基づく動作に関連するエントリーが、少なくとも１つのデータベース（６、８）に存在することが確認されることにより、実現されることを特徴とする請求項１から６のいずれか１項に記載の工程。
8. 前記報酬は、電子的な形態にて、前記人物（２）に提供されることを特徴とする請求項１から７のいずれか１項に記載の工程。
9. 前記報酬は、前記人物（２）によって携帯されている電子デバイス（５）に送信されることを特徴とする請求項８に記載の工程。
10. 前記報酬は、物理的な形態にて、前記人物（２）に提供されることを特徴とする請求項１から７のいずれか１項に記載の工程。
11. 前記報酬は、前記人物（２）に送出される物理的な媒体に印刷されることを特徴とする請求項１０に記載の工程。
12. 前記工程は、前記報酬を収集する手段を前記人物（２）に送信するステップを含み、
    該報酬は、前記人物が前記収集する手段を利用した場合に、該人物に対して提供されることを特徴とする請求項１から１１のいずれか１項に記載の工程。
13. 前記報酬は、前記人物（２）の了承に基づいて、該人物に対して提供されることを特徴とする請求項１から１２のいずれか１項に記載の工程。
14. 前記人物（２）の了承は、該人物によって携帯されている電子デバイス（５）が前記人物によって登録されることにより実現されることを特徴とする請求項１３に記載の工程。
15. 前記報酬は、登録された前記電子デバイス（５）に送信されることを特徴とする請求項１４に記載の工程。
16. 前記工程は、前記人物（２）の了承に基づいて報酬が利用可能に提供されたことを、該人物に警告するステップを含むことを特徴とする請求項１３から１５のいずれか１項に記載の工程。
17. 前記工程は、前記人物（２）が提供された前記報酬を利用すると、該報酬を回収するステップを含むことを特徴とする請求項１から１６のいずれか１項に記載の工程。
18. 報酬が回収されたことを、前記サイネージ装置（１）に対する前記人物（２）による過去の興味に基づく動作に関連するエントリーとして、前記データベース（６、８）に登録するステップを含むことを特徴とする請求項７および１７に記載の工程。
19. サイネージ装置（１）の閲覧者に報酬を提供するためのシステムであって、該システムは、
    人物（２）の、興味に基づく、前記サイネージ装置との間の相互作用を検出する手段を備えている検出モジュール（３）と、
    前記人物についての少なくとも１つの情報を取得する手段を備えている特徴付けモジュール（４）と、
    前記情報に応じて、前記人物に帰属させる報酬を選択する手段、および、前記報酬を前記人物に提供する手段を備えている報酬モジュール（７）とを備えているシステム。
20. 前記特徴付けモジュール（４）は、前記サイネージ装置（１）に対する前記人物（２）の行動についての情報を取得する手段を備えていることを特徴とする請求項１９に記載のシステム。
21. 前記特徴付けモジュール（４）は、前記人物（２）の少なくとも１つの属性についての情報を取得する手段を備えていることを特徴とする請求項１９または２０に記載のシステム。
22. 前記システムは、さらに、前記サイネージ装置（１）の周辺に設置されている相互作用デバイスを備え、
    前記検出モジュール（３）は、前記人物の前記相互作用デバイスに対する物理的な接触に基づいて、前記人物（２）の前記興味に基づく相互作用を検出する手段を備えていること、および、前記特徴付けモジュール（４）は、前記人物の前記相互作用デバイスに対する物理的な接触に基づいて、前記人物についての情報を取得する手段を備えていること、の少なくともいずれか一方を特徴とする請求項１９から２１のいずれか１項に記載のシステム。
23. 前記システムは、前記人物（２）の少なくとも１つの画像をキャプチャする手段を備え、
    前記検出モジュール（３）は、前記画像を解析することにより、前記人物（２）の前記興味に基づく相互作用を検出する手段を備えていること、および、前記特徴付けモジュール（４）は、前記画像を解析することにより、前記人物についての情報を取得する手段を備えていること、の少なくともいずれか一方を特徴とする請求項１９から２２のいずれか１項に記載のシステム。
24. 前記システムは、前記人物（２）によって携帯されている電子デバイス（５）と通信する手段を備え、
    前記検出モジュール（３）は、前記通信により、前記人物（３）の前記興味に基づく相互作用を検出する手段を備えていること、および、前記特徴付けモジュール（４）は、前記通信により、前記人物についての情報を取得する手段を備えていること、の少なくともいずれか一方を特徴とする請求項１９から２３のいずれか１項に記載のシステム。
25. 前記システムは、前記サイネージ装置（１）に対する閲覧者による過去の興味に基づく動作についてのエントリーを含む、少なくとも１つのデータベース（６、８）を備え、
    前記検出モジュール（３）は、前記人物についての前記エントリーが前記データベースに存在すると確認することに基づいて、前記人物（２）の前記興味に基づく相互作用を検出する手段を備えていること、および、前記特徴付けモジュール（４）は、前記人物についての前記登録が前記データベースに存在すると確認することに基づいて、前記人物（２）についての情報を取得する手段を備えていること、の少なくともいずれか一方を特徴とする請求項１９から２４のいずれか１項に記載のシステム。
26. 前記報酬モジュール（７）は、前記報酬を、電子的な形態にて、前記人物（２）に提供する手段を備えていることを特徴とする請求項１９から２５のいずれか１項に記載のシステム。
27. 前記報酬モジュール（７）は、前記報酬を、前記人物（２）によって携帯されている電子デバイス（５）に送信する手段を備えていることを特徴とする請求項２６に記載のシステム。
28. 前記報酬モジュール（７）は、前記報酬を、物理的な形態にて、前記人物（２）に提供する手段を備えていることを特徴とする請求項１９から２５のいずれか１項に記載のシステム。
29. 前記報酬モジュール（７）は、前記報酬を物理的な媒体に印刷する手段、および、印刷された該物理的な媒体を、前記人物（２）に送出する手段を備えていることを特徴とする請求項２８に記載のシステム。
30. 前記報酬モジュール（７）は、前記報酬を収集する手段を前記人物（２）に送信する手段を備え、
    前記報酬モジュールの前記提供する手段は、さらに、前記人物が前記収集する手段を利用した場合に、該人物に対して前記報酬を提供することを特徴とする請求項１９から２９のいずれか１項に記載のシステム。
31. 前記報酬モジュール（７）は、前記人物（２）が前記報酬の提供を了承することを可能にする手段を備え、
    該手段は、前記了承に基づいて前記報酬を提供する手段であることを特徴とする請求項１９から３０のいずれか１項に記載のシステム。
32. 前記報酬モジュール（７）は、前記人物（２）によって携帯されている電子デバイス（５）を、前記人物が登録することを可能にする手段を備え、
    前記人物の前記了承は、前記登録により実現されることを特徴とする請求項３１に記載のシステム。
33. 前記報酬モジュール（７）は、前記報酬を、登録された前記電子デバイス（５）に送信する手段を備えていることを特徴とする請求項３２に記載のシステム。
34. 前記報酬モジュール（７）は、前記人物（２）の了承に基づいて報酬が利用可能に提供されたことを、該人物に警告する手段を備えていることを特徴とする請求項３１から３３のいずれか１項に記載のシステム。
35. 前記システムは、回収モジュール（９）をさらに備え、
    該回収モジュール（９）は、前記人物（２）が提供された前記報酬を利用すると、該報酬を回収する手段を備えていることを特徴とする請求項１９から３４のいずれか１項に記載のシステム。
36. 前記回収モジュール（９）は、報酬が回収されたことを、前記サイネージ装置（１）に対する前記人物（２）による過去の興味に基づく動作に関連するエントリーとして、前記データベース（６、８）に登録する手段を備えていることを特徴とする請求項２５および３５に記載のシステム。

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