JP2002046682A - 自動二輪車のエンジンユニット - Google Patents
自動二輪車のエンジンユニットInfo
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Abstract
加工を容易にしてエンジンユニットの製造コストダウン
と精度向上を図る。 【解決手段】本発明に係るエンジンユニットは、シリン
ダーヘッド46とシリンダーブロック47とクランクケ
ース48とリヤーケース49とを順次組み合わせ、シリ
ンダーブロック47とクランクケース48間の合面Aに
クランク軸61を軸支し、クランクケース48とリヤー
ケース49間の合面Bに上記クランク軸61に連動回転
するカウンター軸72を軸支するとともに、上記2つの
合面A,Bの面方向を互いに平行させかつシリンダーブ
ロック47の内部に形成されるシリンダーボア62の中
心軸線Dに対し略直角にしたことを特徴とする。
Description
等の自動二輪車に搭載されるエンジンユニットに関する
ものである。
ニットは、エンジンの後部にベルト式の変速装置が一体
に連設されて変速装置の最後部に後輪が直接軸支される
構成となっており、その前部が車体フレームに軸支さ
れ、後部がショックアブソーバーによって車体フレーム
に懸架されることにより、エンジンユニット全体が後輪
と共に上下に揺動して後輪のスイングアームの役割を果
たすようになっている。
に設置される物品収納室の容量を大きく確保したり、エ
ンジン振動を車体フレーム側に伝達しにくくして乗り心
地を向上できるといったメリットが得られる。しかしそ
の反面、エンジンの排気量を大きくした場合にはエンジ
ンユニット全体の重量が重くなることから後輪の分担荷
重が増大し、前後輪の荷重配分が不適切になるとともに
後輪の支持剛性が不足し、操舵性や走行安定性が損なわ
れるといった問題点がある。
や、特開平11−129969号公報に示されるよう
に、エンジンと変速装置を車体フレーム側に固定し、変
速装置から後方に延ばしたシャフトドライブ装置のみを
上下揺動可能にして後輪を駆動するようにしたスクータ
ー型車両が開発されている。これにより、通常の自動二
輪車と同じく重量物であるエンジンを車体フレームの前
寄りに搭載して前後輪の荷重配分を適正化することがで
きる。
−324287号公報および特開平11−129969
号公報に記載されているエンジンユニットでは、クラン
ク軸や、クランク軸に連動回転するカウンター軸が軸支
されるエンジンケース(クランクケース)が車幅方向に
分割される構造となっている。また、他の自動二輪車の
エンジンユニットにおいてエンジンケースを上下方向に
分割する構造としたものもある。
が車幅方向あるいは上下方向に分割される構造である
と、その各合面(分割面)の面方向が、シリンダーアッ
センブリーとエンジンケース間の合面の面方向に対して
異なるため、エンジンケースに面方向の異なる複数の合
面を機械加工しなければならず、加工に多大な手間が掛
かるばかりか、精度面でも非常に不利である。
ための締結部材と、シリンダーアッセンブリーをエンジ
ンケースに締結するための締結部材とが個別に必要にな
るため、締結部材の数量が非常に多くなって部品点数の
増大や組立工数の増大を余儀無くされ、エンジンケース
の加工が困難であることと相俟ってエンジンユニットの
製造コストを高める原因となっていた。
トは、上記問題点を解決するべく発明されたものであ
り、シリンダーブロックやクランクケース等の機械加工
の容易化および部品点数の削減によりエンジンユニット
の製造コストダウンと組立性向上ならびに精度向上を図
るとともに、ユニット内部に軸支されるクランク軸やカ
ウンター軸の支持剛性を向上させることを目的とする。
ーボアの中心軸線が車体前後方向に概ね沿うものにおい
て、シリンダーヘッド下方の地上高を高くして排気マフ
ラーのレイアウト性を向上させるとともに、シリンダー
ヘッドのオイル戻り性を良くし、かつオイル貯溜量を多
くし、さらにオイルフィルターの着脱性を良くすること
にある。
め、本発明に係る自動二輪車のエンジンユニットは、請
求項1に記載したように、シリンダーヘッドとシリンダ
ーブロックとクランクケースとリヤーケースとを順次組
み合わせ、シリンダーブロックとクランクケース間の合
面にクランク軸を軸支し、クランクケースとリヤーケー
ス間の合面に上記クランク軸に連動回転するカウンター
軸を軸支するとともに、上記2つの合面の面方向を互い
に平行させかつシリンダーブロック内部に形成されるシ
リンダーボアの中心軸線に対し略直角にしたことを特徴
とする。
ンダーブロックの合面の平面加工が容易になり、各合面
間の平行精度が良くなる。しかも、各合面の面方向とシ
リンダーボアの中心軸線との相対角度を直角にする場合
には、シリンダーブロックの合面の平面加工とシリンダ
ーボアの穴加工を連続的に行えるため、加工が一段と容
易になる上に、合面に対するシリンダーボア中心軸線の
直角精度を飛躍的に向上させることができる。よって、
エンジンユニットのコストダウンと精度向上を図ること
ができる。
発明に係る自動二輪車のエンジンユニットは、請求項2
に記載したように、請求項1の構成において、前記リヤ
ーケース側から挿入した締結部材を、前記クランクケー
スに貫通させて前記シリンダーブロックに締結し、上記
締結部材によりリヤーケースとクランクケースをシリン
ダーブロックに共締めした。
クケースを共通の締結部材によりシリンダーブロックに
締結できるため、締結部材の数量を減らしてコストダウ
ンと組立性の向上に貢献することができる。しかも、長
い締結部材がクランクケース全体を貫通してシリンダー
ブロックに締結されるため、シリンダーブロックに対す
るクランクケースの取付剛性が格段に高められる。
ンユニットは、請求項3に記載したように、請求項2の
構成において、前記締結部材の中心軸線を前記シリンダ
ーボアの中心軸線に平行させた。こうすれば、シリンダ
ーブロックにシリンダーボアを穴加工すると同時に締結
部材の挿通孔を加工できるため、加工が極めて容易にな
る。
ンユニットは、請求項4に記載したように、請求項2ま
たは請求項3の構成において、前記締結部材を前記クラ
ンク軸およびカウンター軸を挟むように、かつクランク
軸およびカウンター軸の近傍に複数配置した。これによ
り、クランク軸とカウンター軸の支持剛性が向上する。
ユニットは、請求項5に記載したように、請求項1の構
成において、車両側面視で前記シリンダーボアの中心軸
線を車体前後方向に概ね沿わせるとともに、前記シリン
ダーブロックとクランクケースとリヤーケースの少なく
とも1つの下部を前記シリンダーヘッドの下面よりも引
き下げ、この引き下げた部分の内部をオイル貯溜部とし
た。この構成により、従来クランクケース等の下部に別
部品として設けられていたオイルパンを省くことがで
き、部品点数が削減される上、クランクケース等にオイ
ルパン合面を形成しなくてもよくなるので加工が容易に
なる。
ンユニットは、請求項6に記載したように、請求項5の
構成において、車両側面視で前記シリンダーボアの中心
軸線をやや前上りに傾斜させる一方、前記オイル貯溜部
の底部を平坦に形成して走行路面に略平行させた。こう
すれば、シリンダーヘッド下方の地上高が高くなるので
排気マフラーのレイアウト性が向上し、かつシリンダー
ヘッド内部に供給されたオイルが容易にオイル貯溜部に
戻ることができ、しかもオイル貯溜量を多くすることが
できる。
ンユニットは、請求項6に記載したように、請求項6の
構成において、前記オイル貯溜部の前部であって、車両
側面視で前記シリンダーボアよりも下方、かつオイル貯
溜部の底部よりも上方にオイルフィルターを設置した。
これにより、オイルフィルターの着脱性を向上させるこ
とができる。
図面を参照しながら説明する。
含むパワーユニットが搭載されたスクーター型の自動二
輪車の一例を示す左側面図であり、図2はこの自動二輪
車の内部構造を示す左側面透視図、図3は同平面図であ
る。
ム2を備えている。車体フレーム2は、その前端に位置
するヘッドパイプ3と、このヘッドパイプ3から後方に
延びる左右一対のダウンパイプ4およびアッパーパイプ
5ならびにミドルパイプ6と、ダウンパイプ4の後端付
近に連設されるリヤーパイプ7およびリヤーステー8
と、左右一対のシートパイプ9と、略中央部に位置する
左右一対のピボットプレート10とを備えて略アンダー
ボーン型に構成されている。なお、左右一対のパイプ部
材(4,5,6)等の間は車幅方向に延びる複数のブリ
ッジパイプ11,12…(他は非図示)により連結され
ている。
ロントフォーク15がハンドルバー16等と共に軸支さ
れる一方、左右のピボットプレート10の間にはピボッ
ト軸17が架設され、このピボット軸17には後輪18
を支持するスイング伝導ユニット19が軸支されてサス
ペンション機構20により緩衝懸架されている。また、
ダウンパイプ4とミドルパイプ6とピボットプレート1
0によりパワーユニット21が懸架支持され、その動力
がスイング伝導ユニット19を経て後輪18に伝達され
るようになっている。
プ4の間隔よりも狭くされ、ミドルパイプ6がパワーユ
ニット21の上方を通り、ダウンパイプ4がパワーユニ
ット21の両側方を通る。そして、ミドルパイプ6の屈
曲点付近に架設されたブリッジパイプ11から上方に延
びるシートステー24の上端にシートヒンジ25が設け
られ、このシートヒンジ25に着座シート26の前端が
支持されている。着座シート26はシートヒンジ25を
軸に開閉し、着座シート26の下方には燃料タンク27
と、ヘルメット28,29等を収納可能な物品収納室3
0とが形成されている。
グ32およびフレームカバー33により覆われ、自動二
輪車1の外観が整えられると同時に内部機器類の保護が
図られている。さらに、フレームカバー33にはダウン
パイプ4の上方に位置する左右一対のステップボード3
4(図1参照)が一体的に形成され、その間に形成され
たセンターコンソール35の内部にミドルパイプ6とパ
ワーユニット21が収容され、センターコンソール35
の上部空間はライダーが着座シート26に跨がる時の足
通し空間36となっている。
にダウンパイプ4には後述するエンジンユニット41冷
却用のラジエーター37が設けられ、後輪18の右方に
はエンジンユニット41のシリンダーヘッド46に繋が
る排気マフラー38が設けられている。
ット41)の左側面図、図5はパワーユニット21の平
面略図、図6は同平面図、図7は図4のVII−VII
線に沿うパワーユニット21の横断面図である。図5〜
図7に示すように、パワーユニット21は、本発明に係
るエンジンユニット41と、変速ユニット42と、ベベ
ルユニット43が組み合わされた複合体である。
は、ヘッドカバー45、シリンダーヘッド46、シリン
ダーブロック47、クランクケース48、リヤーケース
49が前方から順に組み合わされて構成されており、リ
ヤーケース49の後部には後方に延びる縦板状のブラケ
ット部51が一体形成され、このブラケット部51には
車幅方向に貫通する嵌合穴52が穿設されている。
ヘッド46は6本の長い固定ボルト54と1本の短い固
定ボルト55によりシリンダーブロック47に締結固定
される一方、クランクケース48とリヤーケース49は
4本の通しボルト56と複数の固定ボルト57によりシ
リンダーブロック47に締結固定される。
求項2に記載した『締結部材』に該当し、リヤーケース
49側から挿入されてリヤーケース49とクランクケー
ス48を貫通してシリンダーブロック47に締結され
る。このため、リヤーケース49とクランクケース48
が通しボルト56によってシリンダーブロック47に共
締めされる。なお、固定ボルト57は通しボルト56よ
りも短く、クランクケース48のみに挿通されてシリン
ダーブロック47に締結される。また、リヤーケース4
9の周囲が多数の短い固定ボルト58によりクランクケ
ース48に締結固定される。
ト56)によってクランクケース48とリヤーケース4
9をシリンダーブロック47に共締めする構造としたた
め、締結部材の数量を減らしてコストダウンと組立性の
向上に多大な貢献を果たすことができる。しかも、長い
通しボルト56がクランクケース48全体を貫通してシ
リンダーブロック47に締結されるため、シリンダーブ
ロック47に対するクランクケース48の取付剛性を格
段に高めることができ、次に述べるクランク軸61や後
述するカウンター軸72の支持剛性を向上させることが
できる。
48間の合面A(図4参照)には車幅方向に沿うクラン
ク軸61が軸支され、シリンダーブロック47の内部に
は左右2本のシリンダーボア62が形成されている。こ
のシリンダーボア62は車両側面視でその中心軸線Dが
車体前後方向に概ね沿い、やや前上りに傾斜するように
設けられている。したがって、ヘッドカバー45とシリ
ンダーヘッド46もやや前上りに傾斜している。これに
よりシリンダーヘッド46下方の地上高が高くなり、排
気マフラー38(図2参照)の延出部におけるレイアウ
ト性が向上する。
挿入され、そのピストンピン64とクランク軸61のク
ランクピン65との間がコンロッド66で連結され、シ
リンダーボア62内におけるピストン63の摺動がクラ
ンク軸61の回転に変換されてエンジンユニット41の
出力となる。なお、クランク軸61の上方にはエンジン
振動を打ち消すためのバランサー軸67が軸支されてい
るが、このバランサー軸67も合面Aに軸支され、等速
ギヤ68a,68bを介してクランク軸61に回転駆動
される。
本のカム軸69と動弁装置70が収容されている。各カ
ム軸69はタイミングチェーン71を介してクランク軸
61に駆動され、動弁装置70を所定のタイミングで作
動させてシリンダーボア62(燃焼室)内の吸、排気作
用を行う。
49間の合面Bには、クランク軸61に平行するカウン
ター軸72が軸支されている。このカウンター軸72の
軸長はクランク軸61よりも大幅に短く、平面視(図7
参照)でカウンター軸72の収容部であるクランクケー
ス48の後部とリヤーケース49は車体中心線Cに対し
一側寄り(例えば左側寄り)にオフセット配置され、そ
の後部に位置するブラケット部51と共に、エンジンユ
ニット41の平面形状が略L字形に造形されている。
衝機構73を介して軸装されたカウンタードリブンギヤ
74が、クランク軸61左端部のクランクウェブに形成
されたカウンタードライブギヤ75に噛み合うため、前
転するクランク軸61に連動回転してカウンター軸72
が後転し、クランク軸61の回転トルク変動等に伴うシ
ョックが緩衝機構73に吸収される。
バー44aに覆われており、その内側に、図4に示すエ
ンジン始動用のスターターモーター76からの動力を受
けるワンウェイクラッチ機構77が設けられている。一
方、クランク軸61の左端部はケースカバー44bに覆
われており、その内側にフライホイール78が、外側に
ベルトプーリー79が、それぞれクランク軸61と回転
一体に設けられ、ベルトプーリー79によりパワーユニ
ット21の上方に設置された発電用のオルターネーター
80(図2参照)がベルト81を介して駆動される。
ーケース49の左側部には冷却水循環用のウォーターポ
ンプ82が設けられ、カウンター軸72の右端部かつリ
ヤーケース49の内部にはエンジンオイル供給用のオイ
ルポンプ83が設けられ、これらのポンプ類82,83
がカウンター軸72に直接駆動されるようになってい
る。
ニット41において、図4および図7に示すように、シ
リンダーブロック47とクランクケース48間の合面A
と、クランクケース48とリヤーケース49間の合面B
は、その面方向が互いに平行し、かつシリンダーボア6
2の中心軸線Dに対し略直角に設定されている。この実
施形態では合面Aおよび合面Bと中心軸線Dの角度は直
角(90゜)にされている。
は合面A側の平面加工と合面B側の平面加工を連続的に
実行可能にして加工を容易にするとともに、両合面A,
B間の平行精度を向上させることができる。また、シリ
ンダーブロック47においては合面A側の平面加工とシ
リンダーボア62の穴加工を連続的に行えるので、この
点でも加工が容易になる上に、合面Aに対するシリンダ
ーボア62の中心軸線Dの直角精度を飛躍的に向上させ
ることができる。よって、エンジンユニット41の製造
コストダウンと精度向上を両立させることができる。
ド46とシリンダーブロック47間の合面Eや、ヘッド
カバー45とシリンダーヘッド46間の合面Fも、前記
合面A,Bに平行であることから、シリンダーブロック
47については合面E側の平面加工を合面A側の平面加
工に連続して実行でき、シリンダーヘッド46について
は合面F側の平面加工を合面E側の平面加工に連続して
実行できる。このため、各合面E,Fの平面加工が容易
であるとともに、各合面E,Fと合面A(B)との間の
平行精度を向上させることができる。
48をシリンダーブロック47に締結固定している4本
の通しボルト56と、右側のシリンダーボア62に近い
2本の固定ボルト57は、その中心軸線がシリンダーボ
ア62の中心軸線Dに平行にされており、これら6本の
ボルト56,57が2つのシリンダーボア62の周囲を
取り囲むとともに、クランク軸61およびカウンター軸
72を上下から挟むようにクランク軸61およびカウン
ター軸72の近傍に配置されている。
ロック47に締結固定している他の固定ボルト57や、
リヤーケース49をクランクケース48に締結固定して
いる複数の固定ボルト58等の中心軸線も全てシリンダ
ーボア62の中心軸線Dに平行にされている。
57の中心軸線をシリンダーボア62の中心軸線Dに平
行させれば、シリンダーブロック47にシリンダーボア
62を穴加工する際に通しボルト56と固定ボルト57
の挿通孔を同時に加工できるため、シリンダーブロック
47の加工が極めて容易になる。また、通しボルト56
と固定ボルト57をクランク軸61とカウンター軸72
の近傍に、かつ両軸61,72を上下から挟むように配
置したことにより、クランク軸61とカウンター軸72
の支持剛性を向上させることができる。
ブロック47の後半部分の下部とクランクケース48と
リヤーケース49の下部は、シリンダーヘッド46の下
面やシリンダーブロック47の前半部分よりも下方に引
き下げられており、この引き下げられた部分がオイル貯
溜部130とされ、その内部にオイルレベルOLの高さ
までオイルが貯溜される。このオイル貯溜部130の底
部131は平坦に形成されており、シリンダーボア62
の中心軸線Dがやや前上りであるのに対し、底部131
の面方向は走行路面と略平行にされている。
下方に延びるオイルストレーナー132がオイル貯溜部
130の底部131付近に達する一方、オイル貯溜部1
30の前面であって、車両側面視でシリンダーボア62
よりも下方、かつオイル貯溜部130の底部131より
も上方にオイルフィルター133が交換可能に設置され
ている。この位置にオイルフィルター133を設けるこ
とにより、オイルフィルター133の着脱性を向上させ
るとともに、その着脱時にこぼれ落ちるオイルがエンジ
ンユニット41回りを汚損することを防止できる。
ンター軸72にオイルポンプが駆動されてオイルストレ
ーナー132からオイルが吸入され、吸入されたオイル
はオイルフィルター133に濾過された後にエンジンユ
ニット41の各潤滑部に供給され、再びオイル貯溜部1
30に回帰する。なお、シリンダーボア62の中心軸線
Dがやや前上りであるため、シリンダーヘッド46内に
供給されたオイルが容易にオイル貯溜部130に戻るこ
とができる。
ランクケース48とリヤーケース49の下部にオイル貯
溜部130を一体的に設けたことにより、従来別部品と
して設けられていたオイルパンを省略でき、部品点数が
削減される上に、各部材47,48,49にオイルパン
合面を形成しなくてもよくなるので製造が非常に容易に
なる。しかも、シリンダーボア62の中心軸線Dがやや
前上りであるのに対し、オイル貯溜部130の底部は走
行路面と略平行であるため、オイル貯溜量を多くすると
ともに、オイルフィルター133を着脱作業性の良い位
置に設けることができる。
ット41とは別体のケーシング84の内部にベルト式変
速装置(例えばCVT)85が設置されたものである。
ケーシング84は車幅方向内側に位置するインナーケー
ス86と、その外側に液密に被装されるアウターケース
87と、さらにその外側に被装されるケースカバー88
とからなる3ピース構造である。
内の前方と後方にてクランク軸61と平行に軸支された
変速入力軸89および変速出力軸90と、これらの軸8
9,90にそれぞれ回転一体に軸装された入力Vプーリ
ー91および出力Vプーリー92と、これら両Vプーリ
ー91,92の間に巻装されたVベルト(あるいは金属
ベルト)93と、入力Vプーリー91に対し同軸的に設
けられたフェーシング駆動機構94とを備えて構成され
ている。
一体形成された固定フェーシング95と、軸方向に移動
可能に設けられた可動フェーシング96とを有し、可動
フェーシング96はフェーシング駆動機構94によりそ
の位置を決定される。また、出力Vプーリー92も固定
フェーシング97と可動フェーシング98を有し、可動
フェーシング98はスプリング99により常に固定フェ
ーシング97側に押圧されている。
89の左端寄りに配置され、出力Vプーリー92は変速
出力軸90の右端寄りに配置され、かつ入力Vプーリー
91と出力Vプーリー92は前後方向に整列するように
配置され、フェーシング駆動機構94は入力Vプーリー
91の右側に配置され、このフェーシング駆動機構94
の後方かつ出力Vプーリー92の右側にケースカバー8
8による送風装置が設けられている。
プーリー92が前後に並び、かつフェーシング駆動機構
94と送風装置もまた前後に整列しており、さらに出力
Vプーリー92から車幅方向内側に突出して変速出力軸
90が配置されることから、変速ユニット42の平面形
状が略L字形に造形されている。
ケース48とリヤーケース49の結合部の右側面に、変
速ユニット42(インナーケース86)の前部左側面に
設けられた軸受ボス101が密に嵌合固定され、この軸
受ボス101を貫く変速入力軸89と、エンジンユニッ
ト41のカウンター軸72とがスプライン結合等により
回転一体に結合されている。一方、変速ユニット42
(86)の後部左側面がエンジンユニット41のブラケ
ット部51右側面(車体中心線C側)に隣接され、変速
出力軸90の軸受ボス102がブラケット部51の嵌合
穴52に密に嵌合されている。
速ユニット42は、その平面形状が略L字形に造形され
ているが、その略L字形状同士が互いに組み合わされて
略長方形になっている。
ーシング104の内部に、車幅方向に沿うベベル入力軸
105と車長方向に沿うベベル出力軸106が軸支さ
れ、ベベル入力軸105には入力ベベルギヤ107が、
ベベル出力軸106には上記入力ベベルギヤ107に噛
み合う出力ベベルギヤ108が、それぞれ回転一体に設
けられた構成である。
ユニット41のブラケット部51左側面(反車体中心線
C側)に配置されてブラケット部51に隣接し、ベベル
入力軸105の軸受ボス109がブラケット部51の嵌
合穴52に密に嵌合固定され、変速出力軸90とベベル
入力軸105とがスプライン結合等により回転一体に結
合されている。
11等の締結部材がベベルユニット43とブラケット部
51を貫通して変速ユニット42に締結され、この通し
ボルト111によってベベルユニット43とブラケット
部51が変速ユニット42に共締めされる構造になって
いる。なお、通しボルト111は全部で4本あり、各通
しボルト111は図4に示すようにブラケット部51の
嵌合穴52周囲に等間隔で形成された貫通孔112を貫
通する。
えば3点のフレーム固定部113が設けられており、こ
れらのフレーム固定部113と、図4に示すようにシリ
ンダーブロック47に1点設けられたフレーム固定部1
14と、シリンダーヘッド46に2点設けられたフレー
ム固定部115が、それぞれ車体フレーム2のダウンパ
イプ4とミドルパイプ6とピボットプレート10に設け
られた締結部に固定ボルト116(図7参照)で締結さ
れ、これによりパワーユニット21全体が車体フレーム
2に固定される。
1において、エンジンユニット41のクランク軸61の
回転はカウンター軸72と変速ユニット42の変速入力
軸89および入力Vプーリー91に伝達され、入力Vプ
ーリー91の回転がVベルト93により出力Vプーリー
92と変速出力軸90に伝達される。そして、変速出力
軸90の回転がベベルユニット43のベベル入力軸10
5と入力ベベルギヤ107と出力ベベルギヤ108を経
てベベル出力軸106に伝達され、ベベル出力軸106
からエンジン出力が後方に取り出される。
がカウンタードリブンギヤ74の歯数よりも小さいた
め、クランク軸61の回転はカウンター軸72に伝わる
際に一次減速される。また、入力ベベルギヤ107の歯
数が出力ベベルギヤ108の歯数よりも小さいため、こ
こで二次減速がなされる。
バーサルジョイント117(図3,5,6参照)を介し
てスイング伝導ユニット19内に軸支されたドライブシ
ャフト118に伝達され、ドライブシャフト118の回
転がリヤベベルギヤ機構119を経て後輪18に伝達さ
れる。なお、ドライブシャフト118の中間部には例え
ば電磁式の発進クラッチ120が設けられており、この
発進クラッチ120のON,OFF操作によりエンジン
ユニット41の動力が後輪18に対して断続される。
ト式変速装置85のフェーシング駆動機構94は、図示
しない制御手段に制御されるアクチュエーターの動力を
受けて、自動二輪車1の走行速度、スロットル開度、エ
ンジン負荷等の諸条件に応じて入力Vプーリー91の可
動フェーシング96を軸方向に移動させる。
は、フェーシング駆動機構94が可動フェーシング96
を固定フェーシング95から遠ざけ、入力Vプーリー9
1のベルト巻付有効径を最小にする。これに伴い、出力
Vプーリー92側ではスプリング99の付勢力により可
動フェーシング98が固定フェーシング97側に押圧さ
れてベルト巻付有効径が最大になるため、変速比が高く
なり、発進が容易になる。
フェーシング駆動機構94が入力Vプーリー91の可動
フェーシング96を固定フェーシング95側に徐々に近
付け、入力Vプーリー91のベルト巻付有効径を拡大さ
せる。すると出力Vプーリー92側ではスプリング99
の付勢力に抗して可動フェーシング98が固定フェーシ
ング97から遠ざかり、ベルト巻付有効径が縮小されて
いくため、変速比が低くなって車速が高まる。
構造かつ密閉構造とされたエンジンユニット41と変速
ユニット42とベベルユニット43が一体に組み合わさ
れたものであるため、各ユニット41,42,43をそ
れぞれ別な生産拠点で製造することができ、極めて高い
生産性を確保することができる。
の仕様変更や、特定の部分の修理を行うような場合に
は、3つのユニット41,42,43のうちの1つのみ
を分解、あるいは交換すればよいため、メンテナンス性
が良く、多車種への対応も容易である。
ト部51の嵌合穴52に、変速ユニット42の軸受ボス
102とベベルユニット43の軸受ボス109が同軸的
に嵌合固定される構造なので、多数の嵌合部や固定部等
を加工形成する必要がなく、したがって加工精度の向上
と加工工数の削減を実現できるとともに、パワーユニッ
ト21全体の組立剛性を高めることができる。
ジンユニット41と変速ユニット42とが互いに組み合
わされて平面視で略長方形をなすことから、エンジンユ
ニット41と変速ユニット42の間にデッドスペースが
発生しない。しかも、車体中心線Cに対し一側寄り(こ
こでは左側寄り)にオフセット配置されたブラケット部
51の車体中心線C側(右側)に変速ユニット42が配
置され、ブラケット部51の反車体中心線C側(左側)
に変速ユニット42よりも横幅の小さいベベルユニット
43が配置されたため、変速ユニット42とベベルユニ
ット43のいずれかがエンジンユニット41の横幅より
も大きく側方に突出することがない。したがって、パワ
ーユニット21の前後方向および幅方向の寸法をコンパ
クト化することができる。
ンジンユニット41のブラケット部51と変速ユニット
42とベベルユニット43とが、車幅方向に沿う通しボ
ルト111により共締めにされているため、変速ユニッ
ト42とベベルユニット43をそれぞれ専用の締結部材
を用いてブラケット部51に締結した場合に比べ、締結
部材(通しボルト111)の数量を格段に減少させ、同
時に組立工数も減少させてパワーユニット21の生産性
を飛躍的に高めることができる。
2に固定するためのフレーム固定部113をエンジンユ
ニット41のブラケット部51に設けたことから、パワ
ーユニット21を構成する3つのユニット41,42,
43の連結部(即ちブラケット部51)が車体フレーム
2に堅固に固定されることになり、これによってパワー
ユニット21全体の車体フレーム2への支持剛性が高め
られる。
スクーター型の自動二輪車に限らず、他の形式の自動二
輪車や他種の車両のエンジンユニットとしても適用する
ことができる。
のエンジンユニットは、シリンダーヘッドとシリンダー
ブロックとクランクケースとリヤーケースとを順次組み
合わせ、シリンダーブロックとクランクケース間の合面
にクランク軸を軸支し、クランクケースとリヤーケース
間の合面に上記クランク軸に連動回転するカウンター軸
を軸支するとともに、上記2つの合面の面方向を互いに
平行させかつシリンダーブロック内部に形成されるシリ
ンダーボアの中心軸線に対し略直角にしたので、クラン
クケースやシリンダーブロックの合面の平面加工を容易
にすると同時に各合面間の平行精度を良くし、しかも各
合面とシリンダーボアの中心軸線との相対角度を直角に
する場合には、シリンダーブロックの合面の平面加工と
シリンダーボアの穴加工を連続加工可能にして加工を容
易にするとともに合面に対するシリンダーボア中心軸線
の直角精度を飛躍的に向上させ、これらによってエンジ
ンユニットのコストダウンと精度向上を図ることができ
る。
ニットが搭載されたスクーター型の自動二輪車の一例を
示す左側面図。
ジンユニット)の左側面図。
の横断面図。
Claims (7)
- 【請求項1】 シリンダーヘッドとシリンダーブロック
とクランクケースとリヤーケースとを順次組み合わせ、
シリンダーブロックとクランクケース間の合面にクラン
ク軸を軸支し、クランクケースとリヤーケース間の合面
に上記クランク軸に連動回転するカウンター軸を軸支す
るとともに、上記2つの合面の面方向を互いに平行させ
かつシリンダーブロック内部に形成されるシリンダーボ
アの中心軸線に対し略直角にしたことを特徴とする自動
二輪車のエンジンユニット。 - 【請求項2】 前記リヤーケース側から挿入した締結部
材を、前記クランクケースに貫通させて前記シリンダー
ブロックに締結し、上記締結部材によりリヤーケースと
クランクケースをシリンダーブロックに共締めした請求
項1に記載の自動二輪車のエンジンユニット。 - 【請求項3】 前記締結部材の中心軸線を前記シリンダ
ーボアの中心軸線に平行させた請求項2に記載の自動二
輪車のエンジンユニット。 - 【請求項4】 前記締結部材を前記クランク軸およびカ
ウンター軸を挟むように、かつクランク軸およびカウン
ター軸の近傍に複数配置した請求項2または請求項3に
記載の自動二輪車のエンジンユニット。 - 【請求項5】 車両側面視で前記シリンダーボアの中心
軸線を車体前後方向に概ね沿わせるとともに、前記シリ
ンダーブロックとクランクケースとリヤーケースの少な
くとも1つの下部を前記シリンダーヘッドの下面よりも
引き下げ、この引き下げた部分の内部をオイル貯溜部と
した請求項1に記載の自動二輪車のエンジンユニット。 - 【請求項6】 車両側面視で前記シリンダーボアの中心
軸線をやや前上りに傾斜させる一方、前記オイル貯溜部
の底部を平坦に形成して走行路面に略平行させた請求項
5に記載の自動二輪車のエンジンユニット。 - 【請求項7】 前記オイル貯溜部の前部であって、車両
側面視で前記シリンダーボアよりも下方、かつオイル貯
溜部の底部よりも上方にオイルフィルターを設置した請
求項6に記載の自動二輪車のエンジンユニット。
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