JPH06298151A - 自動二輪車の4サイクルエンジン - Google Patents
自動二輪車の4サイクルエンジンInfo
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- JPH06298151A JPH06298151A JP5091469A JP9146993A JPH06298151A JP H06298151 A JPH06298151 A JP H06298151A JP 5091469 A JP5091469 A JP 5091469A JP 9146993 A JP9146993 A JP 9146993A JP H06298151 A JPH06298151 A JP H06298151A
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- JP
- Japan
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- cylinder assembly
- oil
- motorcycle
- engine
- body frame
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 4
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 3
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/02—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F2001/244—Arrangement of valve stems in cylinder heads
- F02F2001/245—Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated at an angle with the cylinder axis
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】車体フレームのアンダーボーン部分のラインを
下げることを可能にし、自動二輪車への乗車性を向上さ
せる。 【構成】クランクケース14からほぼ前方に延びるシリ
ンダアッセンブリ15を有し、このシリンダアッセンブ
リ15の上部にキャブレタ17が設置された自動二輪車
の4サイクルエンジン13において、シリンダアッセン
ブリ15の中心線Cを、水平線Hよりやや下方に傾斜さ
せた。
下げることを可能にし、自動二輪車への乗車性を向上さ
せる。 【構成】クランクケース14からほぼ前方に延びるシリ
ンダアッセンブリ15を有し、このシリンダアッセンブ
リ15の上部にキャブレタ17が設置された自動二輪車
の4サイクルエンジン13において、シリンダアッセン
ブリ15の中心線Cを、水平線Hよりやや下方に傾斜さ
せた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車の4サイク
ルエンジンに関する。
ルエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すようなビジネス用の自動二輪
車100は、アンダーボーンタイプの車体フレーム10
1を備えており、この車体フレーム101の前部下方に
エンジン102が搭載されている。上記エンジン102
のシリンダアッセンブリ103は、一般にクランクケー
ス104からほぼ前方に延びるレイアウトとされてお
り、これによって車体フレーム101のアンダーボーン
部分の高さが下げられている。なお、シリンダアッセン
ブリ103の上部にはキャブレタ105が設置される。
車100は、アンダーボーンタイプの車体フレーム10
1を備えており、この車体フレーム101の前部下方に
エンジン102が搭載されている。上記エンジン102
のシリンダアッセンブリ103は、一般にクランクケー
ス104からほぼ前方に延びるレイアウトとされてお
り、これによって車体フレーム101のアンダーボーン
部分の高さが下げられている。なお、シリンダアッセン
ブリ103の上部にはキャブレタ105が設置される。
【0003】ところで、エンジン102が4サイクルエ
ンジンである場合、クランクケース104の底部には図
示しないオイルパンが設けられ、このオイルパン内に溜
められたオイルが、オイルポンプによってシリンダアッ
センブリ103を始めとするエンジン102の各部分に
圧送され、各部の潤滑がなされる。
ンジンである場合、クランクケース104の底部には図
示しないオイルパンが設けられ、このオイルパン内に溜
められたオイルが、オイルポンプによってシリンダアッ
センブリ103を始めとするエンジン102の各部分に
圧送され、各部の潤滑がなされる。
【0004】図6に示すように、シリンダアッセンブリ
103の中心線Cは、水平線Hに対して角度θだけ上方
に傾斜させられており、これによってシリンダアッセン
ブリ103に供給されたオイルが自然落下によってクラ
ンクケース104に戻れるようになっている。
103の中心線Cは、水平線Hに対して角度θだけ上方
に傾斜させられており、これによってシリンダアッセン
ブリ103に供給されたオイルが自然落下によってクラ
ンクケース104に戻れるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにシリンダアッセンブリ103が上方にやや持ち上が
っているので、前記キャブレタ105が車体フレーム1
01のアンダーボーン部分101aに近づくことにな
る。したがって、上記アンダーボーン部分101aのラ
インを上方に移行させてキャブレタ105との干渉を避
ける必要が生じ、これによって自動二輪車100に乗車
する際に車体フレーム101を跨ぎにくくなる欠点が生
じていた。
うにシリンダアッセンブリ103が上方にやや持ち上が
っているので、前記キャブレタ105が車体フレーム1
01のアンダーボーン部分101aに近づくことにな
る。したがって、上記アンダーボーン部分101aのラ
インを上方に移行させてキャブレタ105との干渉を避
ける必要が生じ、これによって自動二輪車100に乗車
する際に車体フレーム101を跨ぎにくくなる欠点が生
じていた。
【0006】本発明は、この問題点を解決するためにな
されたもので、車体フレームのアンダーボーン部分のラ
インを下げることを可能にし、自動二輪車への乗車性を
向上させることのできる自動二輪車の4サイクルエンジ
ンを提供することを目的とする。
されたもので、車体フレームのアンダーボーン部分のラ
インを下げることを可能にし、自動二輪車への乗車性を
向上させることのできる自動二輪車の4サイクルエンジ
ンを提供することを目的とする。
【0007】また、本発明の別な目的は、シリンダアッ
センブリの設置角度を自由に設定可能な自動二輪車の4
サイクルエンジンを提供することにある。
センブリの設置角度を自由に設定可能な自動二輪車の4
サイクルエンジンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る自動二輪車の4サイクルエンジンは、
クランクケースからほぼ前方に延びるシリンダアッセン
ブリを有し、このシリンダアッセンブリの上部にキャブ
レタが設置された自動二輪車の4サイクルエンジンにお
いて、シリンダアッセンブリの中心線を、水平線よりや
や下方に傾斜させたことを特徴とするものである。
め、本発明に係る自動二輪車の4サイクルエンジンは、
クランクケースからほぼ前方に延びるシリンダアッセン
ブリを有し、このシリンダアッセンブリの上部にキャブ
レタが設置された自動二輪車の4サイクルエンジンにお
いて、シリンダアッセンブリの中心線を、水平線よりや
や下方に傾斜させたことを特徴とするものである。
【0009】また、シリンダヘッドの最下部と、オイル
ポンプの吸入側とを結ぶオイルリターン通路を設けたこ
とを特徴とするものである。
ポンプの吸入側とを結ぶオイルリターン通路を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記構成を持つ自動二輪車の4サイクルエンジ
ンによれば、シリンダアッセンブリが水平線よりやや下
方に傾斜したことから、キャブレタの位置が従来より下
方に下がる。したがって、車体フレームのアンダーボー
ン部分のラインを下げることが可能となり、自動二輪車
への乗車性が大きく向上する。
ンによれば、シリンダアッセンブリが水平線よりやや下
方に傾斜したことから、キャブレタの位置が従来より下
方に下がる。したがって、車体フレームのアンダーボー
ン部分のラインを下げることが可能となり、自動二輪車
への乗車性が大きく向上する。
【0011】また、シリンダアッセンブリの最下部と、
オイルポンプの吸入側とを結ぶオイルリターン通路を設
けたため、シリンダアッセンブリがどのような角度で設
置されても、シリンダアッセンブリに供給されたオイル
がオイルポンプによって強制的にオイルパンに戻され
る。したがって、シリンダアッセンブリの設置角度を自
由に設定可能となり、例えば上述したようにシリンダア
ッセンブリを水平線より下方に傾斜させることが可能と
なる。
オイルポンプの吸入側とを結ぶオイルリターン通路を設
けたため、シリンダアッセンブリがどのような角度で設
置されても、シリンダアッセンブリに供給されたオイル
がオイルポンプによって強制的にオイルパンに戻され
る。したがって、シリンダアッセンブリの設置角度を自
由に設定可能となり、例えば上述したようにシリンダア
ッセンブリを水平線より下方に傾斜させることが可能と
なる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0013】図1は、本発明が適用された自動二輪車の
左側面図である。この自動二輪車1は、アンダーボーン
タイプの車体フレーム2を備えており、この車体フレー
ム2の前頭部に、前輪3を支持するフロントフォーク4
が、ハンドルバー5とともに左右回動自在に枢着されて
いる。また、車体フレーム2の中央下部に架設されたピ
ボット軸6には、後輪7を支持するスイングアーム8が
上下回動自在に枢着され、このスイングアーム8の後部
と車体フレーム2後部との間に、ショックアブソーバ9
が連結されている。なお、11は着座シート、12は排
気マフラである。
左側面図である。この自動二輪車1は、アンダーボーン
タイプの車体フレーム2を備えており、この車体フレー
ム2の前頭部に、前輪3を支持するフロントフォーク4
が、ハンドルバー5とともに左右回動自在に枢着されて
いる。また、車体フレーム2の中央下部に架設されたピ
ボット軸6には、後輪7を支持するスイングアーム8が
上下回動自在に枢着され、このスイングアーム8の後部
と車体フレーム2後部との間に、ショックアブソーバ9
が連結されている。なお、11は着座シート、12は排
気マフラである。
【0014】車体フレーム2の前部下方には、後輪7を
駆動するエンジン13が搭載されている。このエンジン
13は4サイクルエンジンであり、そのクランクケース
14からほぼ前方に延びるシリンダアッセンブリ15を
備えている。上記シリンダアッセンブリ15の上部に
は、インテークマニホルド16を介してキャブレタ17
が接続されている。
駆動するエンジン13が搭載されている。このエンジン
13は4サイクルエンジンであり、そのクランクケース
14からほぼ前方に延びるシリンダアッセンブリ15を
備えている。上記シリンダアッセンブリ15の上部に
は、インテークマニホルド16を介してキャブレタ17
が接続されている。
【0015】図2に示すように、エンジン13は車体フ
レーム2のアンダーボーン部分2aの直下に設置されて
いる。ここで、エンジン13のシリンダアッセンブリ1
5は、その中心線Cが水平線Hに対してやや下方に、角
度θだけ傾斜している。このため、キャブレタ17の位
置が、破線で示す従来の位置105よりも下方に下がっ
ている。したがって、上記アンダーボーン部分2aのラ
インを、従来の位置101aよりも大幅に下げることが
可能となる。
レーム2のアンダーボーン部分2aの直下に設置されて
いる。ここで、エンジン13のシリンダアッセンブリ1
5は、その中心線Cが水平線Hに対してやや下方に、角
度θだけ傾斜している。このため、キャブレタ17の位
置が、破線で示す従来の位置105よりも下方に下がっ
ている。したがって、上記アンダーボーン部分2aのラ
インを、従来の位置101aよりも大幅に下げることが
可能となる。
【0016】このようにすれば、自動二輪車1に乗車す
る際にアンダーボーン部分2aを跨ぎ易くなるため、自
動二輪車1への乗車性が大きく向上する。
る際にアンダーボーン部分2aを跨ぎ易くなるため、自
動二輪車1への乗車性が大きく向上する。
【0017】図3は、シリンダアッセンブリ15の縦断
面図である。シリンダアッセンブリ15は、シリンダブ
ロック18とシリンダヘッド19とからなり、シリンダ
ブロック18内に形成されたシリンダボア21にはピス
トン22が摺動自在に挿入され、このピストン22はコ
ンロッド23によって図示しないクランクシャフトに連
結されている。
面図である。シリンダアッセンブリ15は、シリンダブ
ロック18とシリンダヘッド19とからなり、シリンダ
ブロック18内に形成されたシリンダボア21にはピス
トン22が摺動自在に挿入され、このピストン22はコ
ンロッド23によって図示しないクランクシャフトに連
結されている。
【0018】シリンダヘッド19には、上記シリンダボ
ア21に整合する燃焼室24が形成され、この燃焼室2
4に吸気ポート25と排気ポート26が連通している。
そして、シリンダヘッド19の内部には上記吸気ポート
25および排気ポート26を燃焼室24に対して開閉さ
せる吸気バルブ27と排気バルブ28が設けられるとと
もに、前記クランクシャフトにより駆動されるカムシャ
フト29が軸支されている。このカムシャフト29は、
ロッカーアーム31,32を介して上記吸気バルブ27
および排気バルブ28を、バルブスプリング33,34
の付勢力に抗して所定のタイミングで開閉させる。な
お、吸気ポート25には前記キャブレタ17のインテー
クマニホルド16が接続され、排気ポート26には前記
排気マフラ12が接続される。
ア21に整合する燃焼室24が形成され、この燃焼室2
4に吸気ポート25と排気ポート26が連通している。
そして、シリンダヘッド19の内部には上記吸気ポート
25および排気ポート26を燃焼室24に対して開閉さ
せる吸気バルブ27と排気バルブ28が設けられるとと
もに、前記クランクシャフトにより駆動されるカムシャ
フト29が軸支されている。このカムシャフト29は、
ロッカーアーム31,32を介して上記吸気バルブ27
および排気バルブ28を、バルブスプリング33,34
の付勢力に抗して所定のタイミングで開閉させる。な
お、吸気ポート25には前記キャブレタ17のインテー
クマニホルド16が接続され、排気ポート26には前記
排気マフラ12が接続される。
【0019】シリンダヘッド19の最下部には集油室3
5が設けられており、この集油室35とシリンダヘッド
19の内部空間との間にオイルストレーナ36が介装さ
れている。そして、集油室35からはパイプ状のオイル
リターン通路37が延出され、クランクケース14に接
続されている。なお、クランクケース14の底部には図
4に示すオイルパン38が設けられている。
5が設けられており、この集油室35とシリンダヘッド
19の内部空間との間にオイルストレーナ36が介装さ
れている。そして、集油室35からはパイプ状のオイル
リターン通路37が延出され、クランクケース14に接
続されている。なお、クランクケース14の底部には図
4に示すオイルパン38が設けられている。
【0020】図4は、エンジン13の潤滑系統図であ
る。この図に示されるように、上記オイルパン38には
オイル39が溜められており、このオイル39の油面上
にオイルポンプ41が設置され、オイルポンプ41の吸
入側に接続されたオイルストレーナ42が、オイル39
の油面下に没入してオイル39を吸入可能としている。
る。この図に示されるように、上記オイルパン38には
オイル39が溜められており、このオイル39の油面上
にオイルポンプ41が設置され、オイルポンプ41の吸
入側に接続されたオイルストレーナ42が、オイル39
の油面下に没入してオイル39を吸入可能としている。
【0021】一方、オイルポンプ41の吐出側はシリン
ダヘッド19および他の潤滑部に通じている。そして、
前記オイルリターン通路37が前記集油室35とオイル
ポンプ41の吸入側とを結んでいる。
ダヘッド19および他の潤滑部に通じている。そして、
前記オイルリターン通路37が前記集油室35とオイル
ポンプ41の吸入側とを結んでいる。
【0022】エンジン13が作動すると、オイルポンプ
41が駆動され、オイルパン38内のオイル39がオイ
ルストレーナ42によって濾過された後にオイルポンプ
41に吸入され、シリンダヘッド19や他の潤滑部に圧
送されて各部を潤滑する。
41が駆動され、オイルパン38内のオイル39がオイ
ルストレーナ42によって濾過された後にオイルポンプ
41に吸入され、シリンダヘッド19や他の潤滑部に圧
送されて各部を潤滑する。
【0023】シリンダヘッド19に供給されたオイル3
9は、前記吸、排気バルブ27,28、カムシャフト2
9、およびロッカーアーム31,32等の摺動部を潤滑
した後、オイルストレーナ36によって濾過され、集油
室35内に自然落下する。そして集油室35内に落下し
たオイル39は、オイルリターン通路37を通ってオイ
ルポンプ41に吸入され、再びシリンダヘッド19ある
いは他の潤滑部に圧送される。なお、シリンダヘッド1
9以外に供給されたオイル39は、直接オイルパン38
内に自然落下する。
9は、前記吸、排気バルブ27,28、カムシャフト2
9、およびロッカーアーム31,32等の摺動部を潤滑
した後、オイルストレーナ36によって濾過され、集油
室35内に自然落下する。そして集油室35内に落下し
たオイル39は、オイルリターン通路37を通ってオイ
ルポンプ41に吸入され、再びシリンダヘッド19ある
いは他の潤滑部に圧送される。なお、シリンダヘッド1
9以外に供給されたオイル39は、直接オイルパン38
内に自然落下する。
【0024】このようにエンジン13の潤滑系統を構成
した場合、シリンダアッセンブリ15がどのような角度
で設置されても、シリンダアッセンブリ15に供給され
たオイル39がオイルポンプ41によって強制的にオイ
ルパン38に戻される。このため、従来のようにシリン
ダアッセンブリ15を水平より上向きに設置し、シリン
ダアッセンブリ15に供給されたオイル39をオイルパ
ン38内に自然落下させて戻してやる必要がなくなる。
した場合、シリンダアッセンブリ15がどのような角度
で設置されても、シリンダアッセンブリ15に供給され
たオイル39がオイルポンプ41によって強制的にオイ
ルパン38に戻される。このため、従来のようにシリン
ダアッセンブリ15を水平より上向きに設置し、シリン
ダアッセンブリ15に供給されたオイル39をオイルパ
ン38内に自然落下させて戻してやる必要がなくなる。
【0025】したがって、シリンダアッセンブリ15の
設置角度を自由に設定可能となり、このエンジン13の
ように、シリンダアッセンブリ15を水平線Hより下方
に傾斜させることにより、車体フレーム2の設計自由度
を向上させ、自動二輪車1への乗車性を向上させること
等が可能となる。
設置角度を自由に設定可能となり、このエンジン13の
ように、シリンダアッセンブリ15を水平線Hより下方
に傾斜させることにより、車体フレーム2の設計自由度
を向上させ、自動二輪車1への乗車性を向上させること
等が可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車の4サイクルエンジンは、クランクケースからほ
ぼ前方に延びるシリンダアッセンブリを有し、このシリ
ンダアッセンブリの上部にキャブレタが設置された自動
二輪車の4サイクルエンジンにおいて、シリンダアッセ
ンブリの中心線を、水平線よりやや下方に傾斜させたこ
とを特徴とするものである。
二輪車の4サイクルエンジンは、クランクケースからほ
ぼ前方に延びるシリンダアッセンブリを有し、このシリ
ンダアッセンブリの上部にキャブレタが設置された自動
二輪車の4サイクルエンジンにおいて、シリンダアッセ
ンブリの中心線を、水平線よりやや下方に傾斜させたこ
とを特徴とするものである。
【0027】このため、キャブレタの位置が従来より下
方に下がる。したがって、車体フレームのアンダーボー
ン部分のラインを下げることが可能となり、自動二輪車
への乗車性が大きく向上する。
方に下がる。したがって、車体フレームのアンダーボー
ン部分のラインを下げることが可能となり、自動二輪車
への乗車性が大きく向上する。
【0028】また、本発明に係る自動二輪車の4サイク
ルエンジンは、シリンダヘッドの最下部と、オイルポン
プの吸入側とを結ぶオイルリターン通路を設けたことを
特徴とするものである。
ルエンジンは、シリンダヘッドの最下部と、オイルポン
プの吸入側とを結ぶオイルリターン通路を設けたことを
特徴とするものである。
【0029】このため、シリンダアッセンブリがどのよ
うな角度で設置されても、シリンダアッセンブリに供給
されたオイルは、オイルポンプによって強制的にオイル
パンに戻される。したがって、シリンダアッセンブリの
設置角度を自由に設定可能となり、例えば上述したよう
にシリンダアッセンブリを水平線より下方に傾斜させる
ことにより、車体フレームの設計自由度を向上させ、自
動二輪車への乗車性を向上させること等が可能となる。
うな角度で設置されても、シリンダアッセンブリに供給
されたオイルは、オイルポンプによって強制的にオイル
パンに戻される。したがって、シリンダアッセンブリの
設置角度を自由に設定可能となり、例えば上述したよう
にシリンダアッセンブリを水平線より下方に傾斜させる
ことにより、車体フレームの設計自由度を向上させ、自
動二輪車への乗車性を向上させること等が可能となる。
【図1】本発明が適用された自動二輪車の左側面図。
【図2】本発明の一実施例を示すもので、車体フレーム
のアンダーボーン部分と、エンジンおよびキャブレタと
の位置関係を示す左側面図。
のアンダーボーン部分と、エンジンおよびキャブレタと
の位置関係を示す左側面図。
【図3】シリンダアッセンブリの縦断面図。
【図4】エンジンの潤滑系統図。
【図5】従来の技術を示す、自動二輪車の左側面図。
【図6】図5に示す自動二輪車における、車体フレーム
のアンダーボーン部分と、エンジンおよびキャブレタと
の位置関係を示す左側面図。
のアンダーボーン部分と、エンジンおよびキャブレタと
の位置関係を示す左側面図。
【符号の説明】 1 自動二輪車 2 車体フレーム 2a 車体フレームのアンダーボーン部分 13 4サイクルエンジン 14 クランクケース 15 シリンダアッセンブリ 17 キャブレタ 18 シリンダブロック 19 シリンダヘッド 35 シリンダヘッドの最下部となる集油室 37 オイルリターン通路 39 オイル 41 オイルポンプ C シリンダアッセンブリの中心線 H 水平線 θ シリンダアッセンブリの傾斜角度
Claims (2)
- 【請求項1】 クランクケースからほぼ前方に延びるシ
リンダアッセンブリを有し、このシリンダアッセンブリ
の上部にキャブレタが設置された自動二輪車の4サイク
ルエンジンにおいて、シリンダアッセンブリの中心線
を、水平線よりやや下方に傾斜させたことを特徴とする
自動二輪車の4サイクルエンジン。 - 【請求項2】 シリンダヘッドの最下部と、オイルポン
プの吸入側とを結ぶオイルリターン通路を設けたことを
特徴とする、請求項1に記載の自動二輪車の4サイクル
エンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5091469A JPH06298151A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 自動二輪車の4サイクルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5091469A JPH06298151A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 自動二輪車の4サイクルエンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06298151A true JPH06298151A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14027255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5091469A Pending JPH06298151A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 自動二輪車の4サイクルエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06298151A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1993
- 1993-04-19 JP JP5091469A patent/JPH06298151A/ja active Pending
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