JP2002043221A - リソグラフィ投影装置 - Google Patents

リソグラフィ投影装置

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JP2002043221A JP2001201548A JP2001201548A JP2002043221A JP 2002043221 A JP2002043221 A JP 2002043221A JP 2001201548 A JP2001201548 A JP 2001201548A JP 2001201548 A JP2001201548 A JP 2001201548A JP 2002043221 A JP2002043221 A JP 2002043221A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リソグラフィ投影装置でマスクパターンを基
板上に正確な結像するためには、投影放射線ビームの強
度がビーム直角断面全体に亘って均一であることが重要
であるが、その均一化のために使う種々の光学素子が楕
円性誤差のような強度分布の異常を取込むことがある。
この異常を解消することが課題である。 【解決手段】 放射線源LAから積分器17を通ってマ
スクMAに至る投影ビームPBを成形するズーム・アキ
シコン15、16の前に一つ14および後に一つ18の
六角形マイクロレンズ14bのアレイから成る回折光学
素子を配置し、積分器入射面のフィリングを向上すると
共に、回折素子14が持込んだ投影ビームの楕円性を、
回折素子18を光軸周りに回転することによって相殺す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リソグラフィ投影
装置であって: − 放射線の投影ビームを供給するための放射線シス
テムで、上記投影ビームの角エネルギー分布および空間
エネルギー分布を調整し且つその瞳に上記投影ビームの
予め選択した強度分布をもたらすための照明システムを
含む放射線システム; − 所望のパターンに従って投影ビームをパターン化
するのに役立つパターニング手段を支持するための支持
構造体; − 基板を保持するるための基板テーブルで、上記装
置に画定するX、Y座標系のXおよびY方向に沿って動
き得るテーブル;並びに − パターン化したビームを基板の目標部分上に結像
するための、そして上記強度分布をその瞳に投影するた
めの投影システムを含む投影装置の照明システムの改良
に関する。
【0002】ここで使う“パターニング”という用語
は、入射放射線ビームに、基板の目標部分に創成すべき
パターンに対応する、パターン化した断面を与えるため
に使うことができる手段を指すと広く解釈すべきであ
り;“光バルブ”という用語もこのような関係で使うこ
とができる。一般的に、上記パターンは、集積回路また
はその他のデバイス(以下参照)のような、目標部分に
創るデバイスの特別の機能層に対応するだろう。そのよ
うなパターニング手段の例には次のようなものがある; − マスク。マスクの概念は、リソグラフィでよく知
られ、二値、交互位相シフト、および減衰位相シフトの
ようなマスク型、並びに種々のハイブリッドマスク型を
含む。そのようなマスクを放射線ビーム中に置くと、こ
のマスク上のパターンに従って、マスクに入射する放射
線の選択透過(透過性マスクの場合)または選択反射
(反射性マスクの場合)を生ずる。マスクの場合、支持
構造体は、一般的にマスクテーブルであり、それがマス
クを入射放射線ビームの中の所望の位置に保持できるこ
と、およびもし望むなら、それをビームに対して動かせ
ることを保証する。 − プログラム可能ミラーアレイ。そのような装置の
例は、粘弾性制御層および反射面を有するマトリックス
アドレス可能面である。そのような装置の背後の基本原
理は、(例えば)反射面のアドレス指定された領域が入
射光を回折光として反射し、一方アドレス指定されない
領域が入射光を未回折光として反射するということであ
る。適当なフィルタを使って、上記未回折光を反射ビー
ムから濾過して取除き、回折光だけを後に残すことがで
き;この様にして、ビームがマトリックスアドレス可能
面のアドレス指定パターンに従ってパターン化されるよ
うになる。必要なアドレス指定は、適当な電子手段を使
って行える。そのようなミラーアレイについての更なる
情報は、例えば、US5,296,891およびUS
5,523,193から集めることができ、それらを参
考までにここに援用する。プログラム可能ミラーアレイ
の場合、上記支持構造体は、例えば、必要に応じて固定
または可動でもよい、フレームまたはテーブルとして具
体化してもよい。 − プログラム可能LCDアレイ。そのような構成の
例は、US5,229,872で与えられ、それを参考
までにここに援用する。上記のように、この場合、支持
構造体は、例えば、必要に応じて固定または可動でもよ
い、フレームまたはテーブルとして具体化してもよい。
簡単のために、この本文の残りは、ある場所で、マスク
およびマスクテーブルを伴う例を具体的に指向するかも
知れないが;しかし、そのような場合に議論する一般原
理は、上に示すようなパターニング手段の広い文脈で見
るべきである。
【0003】
【従来の技術】リソグラフィ投影装置は、例えば、集積
回路(IC)の製造に使うことができる。そのような場
合、パターニング手段がICの個々の層に対応する回路
パターンを創成してもよく、このパターンを、放射線感
応性材料(レジスト)の層で塗被した基板(シリコンウ
エハ)の目標部分(一つ以上のダイを含む)上に結像す
ることができる。一般的に、単一ウエハが隣接する目標
部分の全ネットワークを含み、それらを投影システムを
介して、一度に一つずつ、順次照射する。マスクテーブ
ル上のマスクによるパターニングを使う現在の装置で
は、機械の二つの異なる種類を区別することができる。
一つの種類のリソグラフィ投影装置では、全マスクパタ
ーンを目標部分上に一度に露出することによって各目標
部分を照射し;そのような装置を普通ウエハステッパと
呼ぶ。代替装置 ― 普通ステップ・アンド・スキャン装
置と呼ぶ ― では、マスクパターンを投影ビームの下で
与えられた基準方向(Y方向または“走査”方向)に順
次走査し、一方、一般的に、投影システムが倍率M(一
般的に<1)であり、基板テーブルを走査する速度V
が、倍率M掛けるマスクテーブルを走査する速度である
ので、基板テーブルをこの方向に平行または逆平行に同
期して走査することによって各目標部分を照射する。こ
こに説明したようなリソグラフィ装置に関する更なる情
報は、例えば、参考までにここに援用するUS6,04
6,792から収集することができる。
【0004】リソグラフィ投影装置を使う製造プロセス
では、(例えば、マスクの中の)パターンを、少なくと
も部分的に放射線感応材料(レジスト)の層で覆われた
基板上に結像する。この結像工程の前に、基板は、例え
ば、下塗り、レジスト塗布およびソフトベークのよう
な、種々の処理を受けるかも知れない。露出後、基板
は、例えば、露出後ベーク(PEB)、現像、ハードベ
ークおよび結像形態の測定/検査のような、他の処理を
受けるかも知れない。この一連の処理は、デバイス、例
えばICの個々の層をパターン化するための基礎として
使用する。そのようにパターン化した層は、次に、エッ
チング、イオン注入(ドーピング)、金属化処理、酸化
処理、化学・機械的研磨等のような、全て個々の層の仕
上げを意図した種々の処理を受けるかも知れない。も
し、幾つかの層が必要ならば、全処理またはその変形を
各新しい層に反復しなければならないだろう。結局、デ
バイスのアレイが基板(ウエハ)上にできる。次に、こ
れらのデバイスをダイシングまたは鋸引のような手法に
よって互いから分離し、そこから個々のデバイスをキャ
リヤに取付け、ピンに接続し等できる。そのようなプロ
セスに関する更なる情報は、例えば、参考までにここに
援用する、ピータ・バン・ザントの“マイクロチップの
製作:半導体加工の実用ガイド”、第3版、マグロウヒ
ル出版社、1997年、ISBN0-07-067250-4という本から得
ることができる。
【0005】簡単のために、投影システムを、以後“レ
ンズ”と呼ぶかも知れないが;この用語は、例えば、屈
折性光学素子、反射性光学素子、および反射屈折性光学
素子を含む、種々の型式の投影システムを包含するよう
に広く解釈すべきである。放射線システムも放射線の投
影ビームを指向し、成形しまたは制御するためにこれら
の設計形式の何れかに従って作用する部品を含んでもよ
く、そのような部品も以下で集合的または単独に“レン
ズ”と呼ぶかも知れない。やはりここで、この発明を直
交X、YおよびZ方向の基準方式を使って説明する。更
に、文脈が別の要求をするのでなければ、ここで使う
“垂直”という用語は、装置の何れかの特定の向きを意
味するのではなく、基板若しくはこのパターン(パター
ニング手段が用意する)を含む平面と直角を成す方向、
または光学系の光軸に平行な方向を指すことを意図す
る。同様に、“水平”という用語は、基板表面若しくは
パターニング手段が創成するパターンの表面に平行な、
または光軸に垂直な方向、従ってこの“垂直”方向と直
角を成す方向を指す。特に、上記走査方向に対応する水
平方向をY方向と呼ぶ。
【0006】更に、リソグラフィ装置は二つ以上の基板
テーブル(および/または二つ以上のマスクテーブル)
を有する型式でもよい。そのような“多段”装置では、
追加のテーブルを並列に使ってもよく、または準備工程
を一つ以上のテーブルで行い、一方他の一つ以上のテー
ブルを露出に使ってもよい。二段階リソグラフィ装置
は、例えば、参考までにここに援用する、US5,96
9,441およびWO98/40791に記載してあ
る。
【0007】リソグラフィ投影装置でのパターニング手
段によって創成したパターンの正確な結像は、このパタ
ーニング手段の正確な照明を要し;特に、パターニング
手段が創成したパターンに近い、またはこのパターンの
上記平面に共役の隣接平面の、照明強度が露出フィール
ドの全面に亘って均一であることが重要である。また、
一般的にパターニング手段を、解像度向上のために、例
えば、環状、四極子または双極子照明のような、多種多
様なモードの軸外し照明で照明できることが必要であ
り;そのような照明モードの使用についての更なる情報
は、例えば、参考までにここに援用する、EP1091
252参照。上記照明モードは、例えば、照明システム
の瞳に対応する予め選択した強度分布を用意することに
よって得る。上記要件を満たすために、リソグラフィ投
影システムの照明システムは、一般的にかなり複雑であ
る。典型的照明システムは:高圧水銀灯またはエキシマ
レーザであるかも知れない線源によるビーム出力の強度
を制御するためのシャッタおよびアッテネータ;例え
ば、放射線ビーム発散を低下するためにエキシマレーザ
放射線ビームに使用するビーム拡大器のような、ビーム
成形素子;照明モードおよびパラメータを設定するため
のズーム可能アキシコン対およびズームレンズ(まとめ
てズーム・アキシコンと呼ぶ);ビームの強度分布をよ
り均一にするための、石英ロッドのような、積分器;照
明領域を区切るためのマスキングブレード;並びにこの
積分器の出口の像をパターニング手段上に投影するため
の結像光学素子を含むだろう。簡単のために、この放射
線システムおよび投影システムでパターニング手段が創
成したパターンの平面、およびこの平面と共役の平面を
以後“像”面と呼ぶかも知れない。照明システムは、像
面またはその近くで照明ビームの不均一性を補正するこ
とを意図した素子も含んでよい。例えば、この照明シス
テムが積分器ロッドの入射面に近い投影ビーム断面と上
記入射面の形状の整合を改善するために回折光学素子を
含んでもよい。回折光学素子は、典型的にはマイクロレ
ンズのアレイから成り、それはフレネルレンズまたはフ
レネル・ゾーンプレートでもよい。上記整合の改善は、
パターン化した層に起るフィールド依存リソグラフィ誤
差の問題を軽減する。上記整合は、以後積分器入射面の
“フィリング”と呼ぶかも知れない。回折光学素子は、
エキシマレーザビームがもたらす放射線の角分布を、所
望の照明モードを発生するための放射線の予め選択した
角分布に変換するために、例えば、ズーム・アキシコン
のような、ビーム成形素子の前にも配置してよい。ここ
で述べたような照明システムについての更なる情報は、
例えば、参考までにここに援用する、EP074777
2およびUS5,675,401参照。
【0008】また、照明システムは、例えば、空間強度
変動を減少するために、パターンの平面の直前に、透過
率の予め選択した空間分布の、投影ビームの放射線に部
分的に透過性のフィルタを含んでもよい。
【0009】しかし、既知の照明システムは、まだ種々
の問題がある。特に、使用する種々の素子、とりわけ回
折光学素子および石英ロッド積分器は、放射線システム
または投影システムの光軸に垂直な平面で強度分布の異
常を取込むことがある。例えば、放射線システムまたは
投影システムの瞳に近い平面で、投影ビーム断面が円形
でなく楕円形であるか、または投影ビーム断面内の投影
ビーム強度分布が、例えば、円形対称でなく楕円形対称
であるかも知れない。両種の誤差を“投影ビームの楕円
性”または簡単に“楕円性誤差”と呼び、典型的には上
記パターン化した層での特定のリソグラフィ誤差に繋が
る。特に、XおよびY方向の両方に平行な方向に起るパ
ターン化した形態は、投影ビームの楕円性が存在すると
き、露出および処理すると異なるサイズを示すかも知れ
ない。そのようなリソグラフィ誤差を通常H−V差と呼
ぶ。また、積分器のフィリングを改善するために使用す
る回折光学素子は、一般的にズーム・アキシコンの一つ
の設定にしか最適でない。他の設定に対しては、積分器
入射面が、実質的フィールド依存H−V差に繋がるアン
ダフィル(投影ビーム断面が積分器入射面より小さい)
かも知れない。上記他の設定に対しては、積分器入射面
が、エネルギー浪費に繋がるオーバフィルであるかも知
れない。また、157nmエキシマレーザおよび他のエ
キシマレーザは、XおよびY方向に大きな発散差がある
傾向があり、それは、許容可能寸法内のビーム形状を保
ちながらビーム拡大器レンズを使って完全に解決するこ
とはできない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、リソ
グラフィ投影装置で使用するための改良した照明システ
ム、特に投影ビームの楕円性を制御または減少でき且つ
積分器入射面のフィリングを制御できて、H−V差の問
題を軽減する照明システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記およびその他の目的
は、発明によれば、冒頭の段落に指定したリソグラフィ
投影装置で、 − 上記強度分布の強度異常を補正するための補正手
段を有し、強度異常が、それぞれ、上記XおよびY方向
に沿って分布し且つ実質的に異なる強度を有する、二つ
の細長い部分を含み、 − 上記補正手段が上記投影装置の光軸周りに回転可
能な光学素子を含むことを特徴とする投影装置によって
達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明では、投影ビームの楕円
性を生ずる光学素子を、上記光学素子を含むシステムの
光軸周りに回転して、この投影ビームが横切る他の素子
によって生じた楕円性を打消せることを認識する。
【0013】投影ビームの楕円性は、例えば、照明シス
テムに設けた回折光学素子によって補正してもよい。照
明システムは、勿論一つ以上の回折光学素子を含んでも
よい。線源および投影ビームの楕円性の程度に依って、
この回折光学素子を適当な角度に回転して固有の楕円性
を利用し、または、例えば、各マイクロレンズを非対称
アレイにすることによって、特定の楕円度に作ってもよ
い。この回折光学素子は、楕円性を完全に除去し、また
はそれを許容レベルに減少するのが好ましい。それで、
この発明は、回折光学素子の回転位置を楕円性誤差を打
消すように向ける、リソグラフィ投影装置を提供でき
る。
【0014】本発明のもう一つの態様は、投影ビーム放
射線に部分的に透過性で、この投影ビームが横切る他の
光学素子によって生じた楕円性誤差を打消す透過率分布
を有する放射線フィルタを提供することである。典型的
に、そのような放射線フィルタは、楕円形対称の透過率
分布を有する。特に、補助の部分的に透過性の放射線フ
ィルタと直列に配列し、共に上記投影装置の光軸周りに
回転可能な、そのような部分的に透過性の放射線フィル
タは、上記他の光学素子によって生じた楕円性を補償す
るために要するような、相殺楕円性を発生し且つその量
を調整するための手段として使うことができる。
【0015】本発明は、リソグラフィ投影装置で: − 放射線の投影ビームを供給するための放射線シス
テムで、上記投影ビームの角エネルギー分布および空間
エネルギー分布を調整し且つその瞳に上記投影ビームの
予め選択した強度分布をもたらすための照明システムを
含む放射線システム; − 所望のパターンに従って投影ビームをパターン化
するのに役立つパターニング手段を支持するための支持
構造体; − 基板を保持するるための基板テーブルで、上記装
置に画定するX、Y座標系のXおよびY方向に沿って動
き得るテーブル;並びに − パターン化したビームを基板の目標部分上に結像
するための、そして上記強度分布をその瞳に投影するた
めの投影システムを含む投影装置投影装置に於いて、上
記照明システムが積分器を含み:上記積分器の前に位置
し且つマイクロレンズのアレイを含み、上記マイクロレ
ンズのアレイが上記マイクロレンズの焦点を含む焦点面
を有する回折光学素子、および上記マイクロレンズのア
レイの上記焦点面に近接して位置し且つ互いに近接する
1対の実質的に平行な板を含み、上記平行な板が上記マ
イクロレンズのアレイと実質的に同じピッチで正弦波的
に変動する屈折力を有する回折板要素に特徴がある投影
装置も提供する。
【0016】回折板要素は、上記互いに近接する平行な
板の位置を、異なるズーム・アキシコン設定に対し、照
明システムの光軸と実質的に垂直な少なくとも一つの方
向に沿って調整することによって、積分器入射面のフィ
リングを制御し、それによってアンダフィリングおよび
オーバフィリングを避けるために使ってもよい。この互
いに近接する実質的に透明な平行板は、石英で作っても
よく、正弦波的屈折力は、これらの板の対向する面に一
つ以上の直交方向の正弦波形輪郭を与えることによって
得ることができる。
【0017】この発明のもう一つの態様によれば、リソ
グラフィ投影装置で: − 放射線の投影ビームを供給するための放射線シス
テムで、上記投影ビームの角エネルギー分布および空間
エネルギー分布を調整し且つその瞳に上記投影ビームの
予め選択した強度分布をもたらすための照明システムを
含む放射線システム; − 所望のパターンに従って投影ビームをパターン化
するのに役立つパターニング手段を支持するための支持
構造体; − 基板を保持するるための基板テーブルで、上記装
置に画定するX、Y座標系のXおよびY方向に沿って動
き得るテーブル; − パターン化したビームを基板の目標部分上に結像
するための、そして上記強度分布をその瞳に投影するた
めの投影システムを含む投影装置をセットアップする方
法であって、上記強度分布の強度異常を補正するための
補正手段を用意する工程で、強度異常が、それぞれ、上
記XおよびY方向に沿って分布し且つ実質的に異なる強
度を有する、二つの細長い部分を含む工程、並びに上記
投影装置の光軸周りに回転可能であり且つ上記補正手段
に含まれる、少なくとも一つの光学素子の回転位置を、
上記異常を実質的に補償するように、調整する工程を含
む方法が提供される。
【0018】この発明の更なる態様によれば、リソグラ
フィ投影装置を使うデバイス製造方法で: − 少なくとも部分的に放射線感応性材料の層で覆わ
れた基板を用意する工程; − 放射線システムを使って放射線の投影ビームを作
る工程; − 投影ビームの断面にパターンを付けるためにパタ
ーニング手段を使う工程; − 放射線のパターン化したビームを放射線感応性材
料の層の目標部分上に投影する工程を含む方法であっ
て:上記放射線システムの瞳および上記投影システムの
瞳を含む瞳のグループから選択した瞳に近接する投影ビ
ームの断面の強度分布の強度異常を補正するための補正
手段を用意する工程で、強度異常が、それぞれ、二つの
相互に垂直な方向に沿って分布し且つ実質的に異なる強
度を有する、二つの細長い部分を含む工程、並びに上記
投影装置の光軸周りに回転可能であり且つ上記補正手段
に含まれる、少なくとも一つの光学素子の回転位置を、
上記異常を実質的に補償するような向きに、調整する工
程を特徴とする方法が提供される。
【0019】この本文では、ICの製造に於けるこの発
明による装置の使用を具体的に参照してもよいが、その
ような装置は、他の多くの可能な用途があることを明確
に理解すべきである。例えば、それを集積光学システ
ム、磁区メモリ用誘導検出パターン、液晶ディスプレイ
パネル、薄膜磁気ヘッド等の製造に使ってもよい。当業
者は、そのような代替用途の関係では、この本文で使う
“レチクル”、“ウエハ”または“ダイ”という用語の
どれも、それぞれ、より一般的な用語“マスク”、“基
板”および“目標領域”で置換えられると考えるべきで
あることが分るだろう。
【0020】本文書では、“放射線”および“ビーム”
という用語を紫外放射線(例えば、365、248、1
93、157または126nmの波長の)およびEUB
(例えば、5〜20nmの範囲の波長を有する超紫外放
射線)を含むあらゆる種類の電磁放射線を包含するため
に使用する。
【0021】さて、この発明の実施形態を、例としてだ
け、添付の概略図を参照して説明する。これらの図で、
対応する参照記号は、対応する部品を示す。
【0022】
【実施例1】図1は、この発明の特別の実施形態による
リソグラフィ投影装置を概略的に描く。この装置は: − 放射線(例えば、UV線)の投影ビームPBを供
給するための放射線システムEx、IL。この特別の場
合は、放射線システムが放射線源LAも含む; − マスクMA(例えば、レチクル)を保持するため
のマスクホルダを備え、このマスクを部材PLに関して
正確に位置決めするために第1位置決め手段に結合され
た第1物体テーブル(マスクテーブル)MT; − 基板W(例えば、レジストを塗被したシリコンウ
エハ)を保持するための基板ホルダを備え、この基板を
部材PLに関して正確に位置決めするために第2位置決
め手段に結合された第2物体テーブル(基板テーブル)
WT; − マスクMAの被照射部分を基板Wの目標部分C
(例えば、一つ以上のダイを含む)上に結像するための
投影システム(“レンズ”)PL(例えば、石英および
/またはCaF2のレンズシステム、またはそのような
材料で作ったレンズ素子を含む反射屈折システム、また
はミラーシステム)を含む。ここに描くように、この装
置は、透過型である(即ち、透過性のマスクを有す
る)。しかし、一般的に、それは、例えば、(反射性の
マスクを備える)反射型でもよい。その代りに、この装
置は、上に言及した種類のプログラム可能ミラーアレイ
のような、他の種類のパターニング手段を使ってもよ
い。
【0023】放射線源LA(例えば、水銀灯、エキシマ
レーザ、レーザまたは放電プラズマ源、または放射線の
ビームを作る貯蔵リング若しくはシンクロトロンの電子
ビームの経路の周りに設けたアンジュレータ)が放射線
のビームを作る。このビームを直接か、または、例え
ば、ビーム拡大器Exのような、状態調節手段を通して
から、照明システム(照明器)ILの中へ送る。この照
明器ILは、ビームの強度分布の外側および/または内
側半径方向範囲(普通、それぞれ、σ外側および/また
はσ内側と呼ぶ)を設定するための調整手段AMを含ん
でもよい。これらのσ外側およびσ内側の設定(“シグ
マ設定”)は、例えば、基板で、上記投影ビームが伝達
する放射線エネルギーの角分布に影響する。その上、そ
れは、一般的に、積分器INおよびコンデンサCOのよ
うな、種々の他の部品を含む。この様にして、マスクM
Aに入射するビームPBは、その断面に所望の均一性お
よび強度分布を有する。
【0024】図1に関して、放射線源LAは、(この放
射線源LAが、例えば、水銀灯である場合によくあるこ
とだが)リソグラフィ投影装置のハウジング内にあって
もよいが、このリソグラフィ投影装置から遠く離れてい
て、作った放射線ビームを装置に(例えば、適当な指向
ミラーを使って)導いてもよいことに注意すべきで;後
者のシナリオは、放射線源LAがエキシマレーザである
場合によくあることである。本発明および請求項は、こ
れらのシナリオの両方を包含する。
【0025】ビームPBは、次に、マスクテーブルMT
上にマスクホルダで保持されたマスクMAを横切る。マ
スクMAを横断してから、ビームPBは、レンズPLを
通過し、それがこのビームを基板Wの目標部分C上に集
束する。第2位置決め手段(および干渉計測定手段I
F)の助けをかりて、基板テーブルWTを、例えば、異
なる目標部分CをビームPBの経路に配置するように、
正確に動かすことができる。同様に、例えば、マスクM
Aをマスクライブラリから機械的に検索してから、また
は走査中に、第1位置決め手段を使ってマスクMAをビ
ームPBの経路に関して正確に配置することができる。
一般的に、物体テーブルMT、WTの運動は、図1には
っきりは示さないが、長ストロークモジュール(粗位置
決め)および短ストロークモジュール(微細位置決め)
の助けをかりて実現する。しかし、ウエハステッパの場
合は(ステップアンドスキャン装置と違って)、マスク
テーブルMTを短ストロークアクチュエータに結合する
だけでもよく、または固定してもよい。
【0026】図示する装置は、二つの異なるモードで使
うことができる: 1.ステップモードでは、マスクテーブルMTを本質的
に固定して保持し、全マスク像を目標部分C上に一度に
(即ち、単一“フラッシュ”で)投影する。次に基板テ
ーブルWTをXおよび/またはY方向に移動して異なる
目標部分CをビームPBで照射できるようにする; 2.走査モードでは、与えられた目標部分Cを単一“フ
ラッシュ”では露出しないことを除いて、本質的に同じ
シナリオを適用する。その代りに、マスクテーブルMT
が与えられた方向(所謂“走査方向”、例えば、Y方
向)に速度vで動き得て、それで投影ビームPBがマス
ク像の上を走査させられ;同時に、基板テーブルWTが
それと共に同じまたは反対方向に速度V=Mvで動かさ
れ、このMはレンズPLの倍率(典型的には、M=1/
4または1/5)である。この様にして、比較的大きい
目標部分Cを、解像度について妥協する必要なく、露出
できる。
【0027】照明システムILで、投影ビームPBの一
部をビームスプリッタBSによってエネルギーセンサE
Sへ方向転換する。ビームスプリッタBSは、石英上に
アルミニウムを堆積して作った反射器で、投影ビームを
都合のよい方向に折曲げるために使ってもよい。小さい
孔のパターンをアルミニウム層にエッチングし、エネル
ギーの既知の(比較的僅かの)部分、例えば1%しかエ
ネルギーセンサへ方向転換しないようにする。このエネ
ルギーセンサの出力を使って露出で伝達する線量を制御
する。
【0028】特に、波長157nm以下の放射線を使う
場合、この装置の全光路を一つ以上のケーシングCAに
収納し、それを投影ビームに使用する放射線に透明なガ
ス、例えば、乾燥N2で洗い流すことができる。この洗
浄、または浄化ガスは、ガス供給源GSから供給し、そ
の供給源は、例えば、清浄ガスの容器または空気を洗浄
し且つ乾燥するためのプラントでもよい。
【0029】図2は、放射線源LAからマスクMAまで
の投影ビームの光路を詳細に示す。この実施形態の放射
線源LAは、出力放射線を収集するための楕円反射器を
備える高圧水銀灯であるが、それはレーザでもよい。こ
の灯の出力を制御するために二つのシャッタが設けてあ
り:安全シャッタ11をコイル11aによって開けてお
き且つもし、この機械ケーシングのパネルの何れかが開
いたら、自動的に閉じるように構成してあり;回転シャ
ッタ12を各露出毎にモータ12aが駆動する。モータ
13aによって駆動され且つシャッタ開口に光減衰フィ
ルタを有する第2回転シャッタ13を低線量露出用に設
けてもよい。
【0030】ビーム成形は、それぞれのサーボシステム
15a、16aによって駆動される調整可能光学素子で
ある、アキシコン15およびズームレンズ16によって
主として行う。これらの部品をまとめてズーム・アキシ
コンと呼ぶ。アキシコン15は、凹面円錐レンズおよび
相補の凸面円錐レンズを含み、それらの離隔距離は調整
可能である。アキシコン15の二つの素子を一緒に設定
すると、従来の円形照明をもたらし、一方それらを離し
て動かすと、環状照明分布を生ずる。ズームレンズ16
は、照明ビームのサイズまたは環状照明モードの外側半
径を決める。瞳成形手段(図示せず)を、例えば、四極
子またはその他の照明モードをもたらすために、このズ
ーム・アキシコン・モジュールの射出瞳22に挿入して
もよい。
【0031】アキシコン15を均一に満たすために、第
1回折光学素子(DOE)14が設けてある。この回折
光学素子14は、拡大図に示す、ぎっしりと詰めた(例
えば、六角形)マイクロレンズ14bのアレイを含み、
それはビームを拡大し、例えば、瞳22に瞳形状を形成
するのに役立つ。DOEの代替形にはホログラフィDO
Eがあり、それは、所望の瞳形状およびビーム断面内に
所望のエネルギー分布を形成するために位相シフトを使
う。回折光学素子は、交換器14aによってこのビーム
に選択的に挿入可能な複数の素子の一つでもよい。交換
器14aは、ビームPBの中のこの回折素子の位置およ
び向きを調整するように構成してもよい。
【0032】この場合の積分器INは、直角プリズム1
7aで接合した二つの長い石英ロッド17を含み、その
プリズムの斜辺面は、ビームエネルギーの僅かな、既知
の部分をエネルギーセンサESへ通すために部分的に銀
鍍金してある。投影ビームPBは、石英ロッド17の中
で多重内部反射を受け、それでそれを通して振返って見
ると、複数の離間した仮想線源が見え、それによって投
影ビームの強度分布を均等にする。だが、これらの石英
ロッドの側面が光軸と平行であるので、環状、四極子ま
たは双極子照明モードで限られた照明角が、照明システ
ムの有効開口数のように、維持されることに注意すべき
である。
【0033】第2回折光学素子18および結合光学素子
18bを使ってこのズーム・アキシコンからの光を石英
ロッド17の中へ結合し、そのフィリングを改善する。
この第2回折光学素子18も適当な形(例えば、矩形)
にしたマイクロレンズまたはホログラムのアレイでよ
く、交換器18aの制御の下で調整可能または交換可能
でもよい。上記第2DOE18が、例えば、瞳22のよ
うな、瞳に近接して位置するのが好ましい。
【0034】積分器INの出口の後ろに近接して、レチ
クル・マスキングブレード19があり、それを使って照
明領域、即ち、レチクルを照明すべき領域を画定する。
四つの別々のレチクル・マスキングブレード19があ
り、それらは、個々にサーボシステム19aによって駆
動される。これら四つのブレードは、金属で、迷光をこ
のレチクル・マスキングオリフィスから離して導くよう
に、楔形前縁を有する。
【0035】集光光学素子COがこのレチクル・マスキ
ングオリフィスを、中間瞳23を介して、このレチクル
(マスク)上に結像するための対物レンズを形成する。
折曲げミラー20が装置の照明システムの都合のよい位
置に含めてあり、既知の強度変動を補正するために、傾
斜フィルタ21が含めてある。
【0036】照明システムの種々の光学素子が、これを
避けるためのあらゆる努力にも拘らず、投影ビームPB
に楕円性誤差を取込むことがある。上に説明したよう
に、楕円性誤差は、例えば、H−V差として知られるリ
ソグラフィ誤差を生ずるかも知れない。この発明によれ
ば、第1および/または第2回折光学素子14、18
は、光学系の他の素子が取込んだ楕円性誤差を補正する
ために、以下に説明するように、回転可能であるかおよ
び/または楕円率を制御できる。
【0037】図3Aは、六角形マイクロレンズを備える
従来の回折素子14を使うとき、瞳23の形状を定め
る、瞳23の強度分布を示す。この回折光学素子は、各
々光軸周りに、X方向に関して15°回転した、六角形
マイクロレンズの六角形アレイを含んで、楕円率ゼロの
星形瞳を提供する。原理的に、瞳23の強度分布は、二
つの実質的に均一な強度分布の和であり、各分布は、六
角形で、積分器ロッド17の中の反射のために、一つの
分布は、X方向に関して15°時計方向に回転され、他
の分布は、反時計方向に15°回転されている。その結
果、出来た強度分布のX軸およびY軸に沿う半径方向範
囲は、実質的に等しく、従ってDOE14は楕円性誤差
を取込まない。しかし、図3Bに示すように、全回折光
学素子を回転することによって、瞳23の瞳形状の楕円
率を変えることができる。図3Bで、回折光学素子のX
軸に関する回転角を上に定める従来の15°方向に関し
て5°だけ増し(X方向に関して20°回転するよう
に)、顕著な楕円率を生ずる。回折光学素子の回転の1
°の増加によって、約0.3〜0.4%の楕円率の偏り
が生ずる。
【0038】従って、照明光学系全体としておよび回折
光学素子14によって生じた楕円性誤差を測定し、この
回折光学素子を回転して補償する。回折光学素子の90
°、または90°の倍数の回転は、楕円率の大きさに何
の影響もない筈であるが、実際には楕円率に顕著な変化
があることを特に言及する。アポディゼーションとして
知られる、そのような変化は、本発明を利用できるよう
にし、従って本発明は、数度オーダの回転は勿論、90
°の倍数の回転も包含する。
【0039】この発明の実施形態1の変形で、回折光学
素子を不規則六角形マイクロレンズで作り、他の素子に
よって生じた楕円性誤差を補正するために、所定の楕円
性誤差を取入れるために一つの軸に沿って伸してもよ
い。
【0040】回折光学素子がホログラムレンズである場
合、他の素子が取込んだ楕円性誤差を補正するための楕
円性効果を故意に取込むことができる。所望の補正、お
よび必要なホログラムレンズの形をコンピュータによっ
て計算できる。このホログラムレンズは、例えば、円形
で且つ投影ビームが横切る他の素子によって生ずる楕円
性誤差を補正するために楕円性対称強度異常を有する強
度分布を発生してもよい。
【0041】原理的に、所謂双極子数を補正するだけで
屡々十分である。この双極子数は、瞳平面で、Y方向に
沿う象限の放射線エネルギーに対するX方向に沿う象限
の放射線エネルギーの割合を表す。100%という値
は、各組の象限のエネルギーが等しいことを示す。楕円
性誤差を取込む光学素子は、上記双極子数にも影響し、
従って、この発明に従って上記双極子数を補正するため
に使うことができる。
【0042】
【実施形態2】この発明の実施形態2は、以下に説明す
ることを除いて、この発明の実施形態1と同じでもよ
く、レーザ光源を使用する。図4は、この実施形態2の
照明システムの最初の幾つかの構成要素を示す。
【0043】レーザ31は、比較的狭い、平行ビームを
出し、それは、実施形態1のようにシャッタ11、1
2、13を通過する。それは次にビーム発散光学素子3
2を通過し、それがこのビームを都合のよいサイズ、例
えば、断面で30mm×30mmに拡大する。理想的に
は、ビーム拡大器32は平行ビームを出すべきである
が;しかし、このビームの縁で、X方向とY方向の間に
(ここでZ方向は、ビームの光軸である)15mrad
までの発散差があるかも知れない。この実施形態2で
は、ビーム拡大光学素子を配置して一方向、例えば、Y
方向に正しい発散をもたらして、発散誤差を他の方向、
例えば、X方向に集め、次のそれを回折光学素子33に
よって補正する。
【0044】この回折光学素子33は、例えば、図2お
よび図3Aに示すように、幅0.25mmおよび半径
2.6mmでX軸に関して15°に向いた正六角形素子
のアレイである。この基本形状を次に修正してレーザビ
ームの発散差を補正する。これを行うために必要な修正
は、この発明を使用する特定の装置、特に照明システム
の残りの特性に依存する。実施形態2の一つの例では、
X発散を次のようにX方向の六角形マイクロレンズの幅
を減らすことによって補正できる:
【0045】実施形態1同様、この発明の実施形態2で
は、双極子数を補正するだけで十分かも知れない。回折
光学素子33の素子形状の変更は、ズーム・アキシコン
15、16への入口でビーム断面の形状に影響すること
があるが、そのような変化は、大きな発散値に対してで
も非常に小さく、無視できる。
【0046】回折光学素子33は、交換器33aに取付
けて、異なる効果のためにビームに別の素子を挿入でき
るようにし、且つこの発明による補正を行うように、そ
のような素子の向きを調整できるようにしてもよい。
【0047】
【実施形態3】実施形態3では、投影ビームの経路に、
この投影ビームの放射線に部分的に透過性のフィルタを
設け、それで上記部分的に透過性のフィルタが上記楕円
性誤差を打消す透過率分布を有することによって投影ビ
ームの上記楕円性誤差を補正する。
【0048】原理的に、この投影装置の瞳平面(例え
ば、図2の平面22または23のような)に近接する単
一の部分的に透過性のフィルタが必要な打消し効果をも
たらすことができる。原理的に、楕円性誤差に特有な強
度分布Iは、次のように表すことができる: I=Io(1+Iacos(2θ)) (1) 但し、Ioは、この瞳の平均強度であり、Iacos(2θ)は、
この強度分布の強度異常である。この異常は、図5に示
すように、Y軸に関して方向を成す角度θ(ラジアン
の)に従って変動し、Iaは、変動の無次元振幅である。
一般的に、Iaは、数パーセントのオーダであり;Iaは、
例えば、0.03であってもよい。図5で、項目50
は、XおよびY方向に平行な瞳平面で、投影装置の光軸
に中心を置く投影ビームの断面である。この強度分布
は、それぞれ、実質的に異なる強度を有し、Y方向およ
びX方向に沿って分布する、二つの細長い部分52およ
び51を含み;式(1)によれば、これらの異なる強度
は、それぞれθ=0およびθ=π/2での強度に実質的に等
しく、それで部分52では、強度が、良い近似で、Io(1
+Ia)であり、部分51では、強度が、良い近似で、Io(1
-Ia)である。同様に、光軸に中心を置き、対応する複数
の角度θが成す対応する複数の方向に沿って分布する、
複数の細長い部分53の強度は、良い近似で、式(1)
によって与えられる。
【0049】上記楕円性誤差を軽減するための(従っ
て、上記H−V差を軽減するための)打消し効果をもた
らす、部分的に透過性の放射線フィルタの透過率分布
を、放射線フィルタ60に関して固定したと考える直交
U、V座標系(図6参照)に関連して定義する。透過率
分布を、例えば、次のように与えてもよい: T=To(1-Ia-Iacos(2α)) (2) 但し、Toは、U方向に沿う第1の細長い部分61の(最
大)第1透過率であり、To(1-2Ia)は、V方向に沿う第
2の細長い部分62の(最小)第2透過率である。この
透過率は、V軸に関して方向を成す角度α(ラジアン
の)に従って変動する;図6参照。透過率分布が式
(2)によって与えられる、部分的に透過性の放射線フ
ィルタは、例えば、実質的に透明なパターン化した板と
して、投影ビーム経路に設けることができる。上記パタ
ーン化した板のパターンは、例えば、空間密度を式
(2)に従って変動して表面上に分布した、灰色色調の
ディザ化した不透明ドット(この投影ビームの放射線を
阻止する)を含んでもよい。そのような放射線フィルタ
を、X、Y座標系とU、V座標系を整合して並置して、
断面50の平面に配置することができる。放射線ビーム
がこの具体化した部分的に透過性の放射線フィルタを横
切った結果としての強度分布を以後 Ir によって示す。
この実施形態では、Irが次のように与えられる: Ir=T・I =To(1-Ia-Iacos(2θ))Io(1+Iacos(2θ)) =ToIo(1-Ia-Ia2cos(2θ)-Ia2cos2(2θ)) (3) ここでIaの2次の項は、1との関係で無視でき、それで
この結果の強度分布は、角度θと実質的に独立である
(即ち、この楕円性誤差を補正する): Ir≒ToIo(1-Ia) (4)
【0050】一般的に、楕円性誤差は、例えば、光学素
子が徐々に汚染するため、または投影ビームの放射線と
例えば光学素子の材料との間の徐々の不可逆的相互作用
のために、そのうちに変動するかも知れない。典型的に
そのような相互作用は、かなりの露出回数の後にだけ、
許容差を超える楕円性誤差の増加に繋がるかも知れない
が、投影装置が上記の部分的に透過性の放射線フィルタ
の透過率分布を調整するための、楕円性誤差のドリフト
を補正できるような、手段を備えることが望ましい。上
記手段の好適実施例は、上に説明したような、第1の部
分的に透過性の放射線フィルタ、および第2の、補助の
部分的に透過性の放射線フィルタを含み、この両方の部
分的に透過性の放射線フィルタが上記投影装置の光軸周
りに回転可能であり、この両方の部分的に透過性の放射
線フィルタが投影ビームの経路に直列に配置してある。
各フィルタの透過率分布は、各々対応する部分的に透過
性の放射線フィルタに関して固定した座標系、U1、V
1座標系およびU2、V2座標系で、それぞれ、例え
ば、次のように与えられる: T1=To(1-(Ia/2)-(Ia/2)cos(2α1)) T2=To(1-(Ia/2)-(Ia/2)cos(2α2)) (5) ここでToは、第1フィルタ用にU1方向に沿う、および
第2フィルタ用にU2方向に沿う第1の細長い部分の
(最大)第1透過率であり、上に説明したフィルタに類
似して、第1および第2フィルタの透過率は、それぞ
れ、V1およびV2軸に関して方向を成す角度α1およ
びα2(ラジアンの)に従って変動する。ビーム断面5
0でのX、Y座標系に関する第1および第2フィルタの
回転方向は、それぞれ、回転角φ1およびφ2によって定
義される;図7参照。上記第1および第2フィルタの
X、Y座標系に関する結果透過率分布T1およびT2は、そ
れぞれ、次のように与えられる: T1=To(1-(Ia/2)-(Ia/2)cos(2θ-φ1)) =To(1-(Ia/2)-(Ia/2)cos(2θ)cosφ1-(Ia/2)sin(2θ)sinφ1) (6) および T2=To(1-(Ia/2)-(Ia/2)cos(2θ-φ2)) =To(1-(Ia/2)-(Ia/2)cos(2θ)cosφ2-(Ia/2)sin(2θ)sinφ2) (7) 一つ以上のモータを設けて、これらのフィルタに回転φ
1およびφ2を与えることができる。一般的に、次の式を
実質的に満足する方向に回転φ1を回転φ2に結合するの
が好ましい。 φ2=-φ1 (8) それで、第1フィルタが時計方向に回転するとき、第2
フィルタは半時計方向に回転する。そのような結合は、
伝動歯車組立体によって容易に提供できる。直列の二つ
のフィルタの透過率分布T12は、T1とT2の積によって与
えられる: T12=To2(1-Ia-Iacosφ1cos(2θ)) (9) ここで、式(6)、(7)および(8)を考慮に入れ、
Iaの2次の項は、1との関係で無視する。次の式で表す
回転位置の設定で、 φ1=-φ2=π/2 結果透過率T12は、T12=To2(1-Ia)によって与えられる。
従って、それはθと独立であり、それでこの回転位置の
設定は、楕円性誤差がなくても適切である。φ1=φ2=0
によって表す回転位置設定は、良い近似で(即ち、Ia
の2次以上の効果を無視して)、強度異常の式(1)で
表す強度分布に存在するような無次元振幅による補正を
可能にする。他の設定も、同様に、強度異常の無次元振
幅2Iacosφ1による補正を可能にし、それでφ1 の調整
が楕円性誤差の調整という結果になる。
【0051】上に説明したような、部分的に透過性の放
射線フィルタの反対方向(φ1=-φ2)の回転の他に、回
転は、例えば、同じ回転方向の回転を含んでもよい。こ
れは、共に光軸に中心を置き、T12の透過率分布が、そ
れぞれ、最大および最小透過率を有する、第1および第
2の細長い部分のX、Y平面での回転配向を変えるだろ
う。
【0052】これら二つのフィルタは、例えば、積分器
17によって生ずる楕円性誤差を打消せるように、図2
で集光光学素子COの瞳23に近接して位置するのが好
ましい。楕円性誤差は、照明設定に依存するかも知れ
ず、この依存性を測定できる。このリソグラフィ投影装
置の作動中に楕円性誤差の適切な補正を適用できるよう
に、φ1およびφ2の最適回転設定の対応する表を計算
し、記憶手段に記憶することができる。
【0053】
【実施形態4】この発明の実施形態4は、以下に説明す
ることを除いて、実施形態1、実施形態2または実施形
態3と同じでもよく、ズーム・アキシコン15、16の
異なる設定に対して積分器17の入射面の最適フィリン
グを可能にするために調整可能板要素40を導入する。
図8は、実施形態4の照明システムの一部を示し、一方
図9A、図9B、図10A、図10Bおよび図10Cを
使ってこの調整可能板要素40の効果を説明する。
【0054】図8に示すように、調整可能板要素40が
回折光学素子18とこの回折光学素子の焦点面に近い結
合光学素子18b(ズーム・アキシコン15、16の出
力を石英ロッド17に結合するために使う)の間に配置
してある。この調整可能板要素40は、図9Bに示す、
二つの実質的に透明な板41、42を含み、それらは、
例えば、石英で作ってもよい。板41および42の対向
する面41a、42aは、相補の正弦波形の輪郭を有す
る。二つの面の間の間隙43が小さく、それで第1板4
1の表面41aを離れる放射線は、この放射線の伝播方
向と垂直方向に無視できる程の変位で第2板42の第2
表面42aに入る。
【0055】これらの放射線は、表面41aおよび42
aで屈折される。これを図9Bに示し、そこで調整可能
板要素の効果が焦点を、図9Aに示す、調整可能板要素
40の無い位置に比べてシフトすることであることが分
るだろう。この調整可能板の一部だけが正レンズの効果
を有し、そのために調整可能板要素を第2回折光学素子
18の焦点面近くに配置し、それで調整可能板の負レン
ズの効果を有する部分を使わないことに気付くべきであ
る。
【0056】調整可能板要素の二つの表面での屈折が加
算するか相殺するかは、投影ビームの伝播方向に実質的
に垂直な“水平”方向に沿う二つの板41、42の相対
位置に依る。図10Aに示すように、もし、板41、4
2が整列していれば、二つの屈折が同じ向きに作用し、
組合さってこの板が最大の効果を有するようになる。図
10Bに示すように、もし、板41、42が周期の半分
だけずれていれば、屈折が相殺し、投影ビームを本質的
に影響されないままにする。図10Cは、これらの板が
周期の半分未満だけずれていて、それで集束効果がそれ
程ない中間位置を示す。図10A、図10Bおよび図1
0Cで、調整可能板要素に入射する放射線を平行である
として示し、屈折効果を明確さのために誇張してあるこ
とを注記する。
【0057】調整可能板要素40によって生ずる角度変
化の位置依存性を次のように誘導できる。それぞれ、板
41および42によって生ずる角度変化θ1(x)およ
びθ2(x)を次のように表せる:
【0058】
【数1】
【0059】上の式で、xは、投影ビームの伝播方向と
実質的に垂直な方向に沿う位置を表し、x1およびx
2は、投影ビームの伝播方向と実質的に垂直な方向に沿
う座標で、それぞれ、要素41および42の位置を定め
る。x、x1およびx2の定義は、図10Cに詳しく示
す。更に、pは、表面41a、42aの正弦波形輪郭の
周期を表し、θmは、板41および42の屈折率並びに
この正弦波形輪郭の振幅によって決る、最大角度変化で
ある。
【0060】二つの板が、間隙43で光線が無視できる
量しか変位しない程十分に近いと仮定すると、全角度変
化θT(x)は、次のように誘導できる:
【0061】
【数2】
【0062】これらの板41、42を互いに対しておよ
び回折光学素子18に対して配置するために、サーボ制
御位置決めシステム40aが設けてある。これは、二つ
の板の相対位置を正確に決められるようにするために、
それらの上に設けた位置合せマークを検出するためのセ
ンサを含んでもよい。これらの板の製作は、多重露出/
エッチング工程の波の干渉またはグレースケール・リソ
グラフィによるような既知の技術を使って行ってもよ
い。2次元でフィリングを制御するために、板41、4
2は、2方向に正弦波的に変動する輪郭を備え、これら
の2方向に可動であってもよい。その代りに、二つの1
次元の調整可能板要素を、一つは第2回折素子18の焦
点面の直前に、一つは直後に設けてもよい。
【0063】上にこの発明の特定の実施形態を説明した
が、この発明を説明したものと別の方法で実施してもよ
いことが判るだろう。説明は、この発明を制限すること
を意図しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1によるリソグラフィ投影
装置を描く。
【図2】この発明の実施形態1の照明システムの更に詳
しい図である。
【図3A】回折光学素子のマイクロレンズの回転の効果
を示す線図である。
【図3B】回折光学素子のマイクロレンズの回転の効果
を示す線図である。
【図4】この発明の実施形態2の照明システムの一部を
示す線図である。
【図5】投影ビーム断面、上記断面に関係する座標系、
および上記断面内の細長い部分を示す線図である。
【図6】実施形態3の部分的に透過性の放射線フィル
タ、上記フィルタに関係する座標系、および上記フィル
タに含まれる細長い部分を示す線図である。
【図7】投影ビームの断面に関係する、および二つの部
分的に透過性の放射線フィルタに関係する座標系を示
す。
【図8】この発明の実施形態4の照明システムの一部を
示す線図である。
【図9A】この発明の実施形態の調整可能板要素の効果
を示す線図である。
【図9B】この発明の実施形態の調整可能板要素の効果
を示す線図である。
【図10A】図9Aおよび図9Bに示すこの発明の実施
形態の調整可能板要素の調整によって達成可能な異なる
効果を示す線図である。
【図10B】図9Aおよび図9Bに示すこの発明の実施
形態の調整可能板要素の調整によって達成可能な異なる
効果を示す線図である。
【図10C】図9Aおよび図9Bに示すこの発明の実施
形態の調整可能板要素の調整によって達成可能な異なる
効果を示す線図である。
【符号の説明】
C 目標部分 Ex ビーム拡大器 IL 照明システム LA 放射線源 MA パターニング手段、マスク MT 支持構造体、マスクテーブル PB 投影ビーム PL 投影システム W 基板 WT 基板テーブル 14 回折光学素子 14b マイクロレンズ 15,16 調整可能ビーム成形素子 17 積分器 18 回折光学素子 31 レーザ 32 ビーム拡大手段 33 回折光学素子 40 回折板要素 41 平行な板 41a 板の面 42 平行な板 42a 板の面 51,52 強度分布の細長い部分 60 放射線フィルタ 61 透過率分布の第1の細長い部分 62 透過率分布の第2の細長い部分
フロントページの続き (72)発明者 ヤン ホエゲー オランダ国 アイントホーフェン、カステ レンプレイン 49 (72)発明者 パウル ファン デル フェーン オランダ国 アイントホーフェン、ガブリ エル メトスラーン 76 Fターム(参考) 5F046 BA04 BA05 CB08 CB12 CB19 CB23

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リソグラフィ投影装置で: − 放射線の投影ビーム(PB)を供給するための放
    射線システム(Ex,IL)で、上記投影ビーム(P
    B)の角エネルギー分布および空間エネルギー分布を調
    整し且つその瞳に上記投影ビーム(PB)の予め選択し
    た強度分布をもたらすための照明システム(IL)を含
    む放射線システム; − 所望のパターンに従って投影ビーム(PB)をパ
    ターン化するのに役立つパターニング手段(MA)を支
    持するための支持構造体(MT); − 基板(W)を保持するための基板テーブル(W
    T)で、上記装置に画定するX、Y座標系のXおよびY
    方向に沿って動き得るテーブル; − パターン化したビームを基板(W)の目標部分
    (C)上に結像するための、そして上記強度分布をその
    瞳に投影するための投影システム(PL)を含む投影装
    置において、 上記強度分布の強度異常を補正するための補正手段(1
    4,18;60)を有し、 − 強度異常が、それぞれ、上記XおよびY方向に沿
    って分布し且つ実質的に異なる強度を有する、二つの細
    長い部分(51,52)を含み、 − 上記補正手段(14,18;60)が投影装置の
    光軸周りに回転可能な光学素子(14,18;60)を
    含むことを特徴とする投影装置。
  2. 【請求項2】 請求項1による装置に於いて、上記光学
    素子(14,18)が透過か反射で作用する回折光学素
    子である投影装置。
  3. 【請求項3】 請求項2による装置に於いて、上記回折
    光学素子(14,18)がマイクロレンズ(14b)の
    アレイを含む投影装置。
  4. 【請求項4】 請求項3による装置に於いて、上記マイ
    クロレンズ(14b)の中心を繋ぎ合せる線が上記アレ
    イの光軸に垂直な基準方向に対して15.5°ないし2
    0°の範囲の角度で傾斜するように、上記マイクロレン
    ズ(14b)のアレイを回転する投影装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4による装置に於
    いて、上記マイクロレンズ(14b)の各々がその中心
    軸周りの回転で円形対称でない投影装置。
  6. 【請求項6】 請求項5による装置に於いて、上記マイ
    クロレンズ(14b)の各々は、上記光軸に垂直な二つ
    の直交方向(X,Y)の一つの寸法が他の直交方向の寸
    法の94ないし99%の範囲内にある投影装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6の何れか一項によ
    る装置に於いて、上記照明システム(IL)が上記予め
    選択した強度分布を形成するための調整可能ビーム成形
    素子(15,16)を含み、上記回折光学素子(14)
    が上記調整可能ビーム成形素子(15,16)の前に位
    置する投影装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7の何れか一項によ
    る装置に於いて、上記放射線システム(Ex,IL)が
    レーザ(31)によるビーム出力を拡大するためのビー
    ム拡大手段(32)を含み、上記回折光学素子(33)
    が上記ビーム拡大手段(32)の後にあり且つこのビー
    ムの異なる方向の発散角の差を修正するような寸法を有
    する投影装置。
  9. 【請求項9】 請求項1による装置に於いて、上記光学
    素子が部分的に透過性の放射線フィルタ(60)である
    投影装置。
  10. 【請求項10】 請求項9による装置に於いて、上記強
    度異常を補正するための上記手段が、上記投影装置の光
    軸周りに回転可能であり且つこの投影ビーム(PB)の
    経路に上記部分的に透過性の放射線フィルタ(60)と
    直列に配列された、補助の部分的に透過性の放射線フィ
    ルタを含む投影装置。
  11. 【請求項11】 請求項10による装置に於いて、上記
    部分的に透過性の放射線フィルタおよび上記補助の部分
    的に透過性の放射線フィルタの透過率分布が: − 第1方向(U)に沿って分布し、光軸に中心を置
    き、第1透過率を有する第1の細長い部分(61)、 − 上記第1方向(U)と実質的に直交する第2方向
    (V)に沿って分布し、光軸に中心を置き、上記第1透
    過率と実質的に異なる第2透過率を有する第2の細長い
    部分(62)、 − 光軸に中心を置き、上記直交方向(U,V)の一
    つと対応する複数の角度αで対応する複数の方向に沿っ
    て分布し、上記第1透過率と第2透過率の間で上記角度
    αに従って徐々に変動する、対応する複数の透過率を有
    する複数の細長い部分を含む投影装置。
  12. 【請求項12】 請求項11による装置に於いて、上記
    透過率の変動が上記角度αの正弦波関数である投影装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項12による装置に於いて、上記
    角度αの上記正弦波関数がcos(2α)によって与えられる
    投影装置。
  14. 【請求項14】 請求項10から請求項13の何れか一
    項による装置に於いて、上記部分的に透過性の放射線フ
    ィルタ(60)および上記補助の部分的に透過性の放射
    線フィルタの少なくとも一つの軸方向位置が、照明シス
    テム(IL)の瞳の位置、投影システム(PL)の瞳の
    位置、および上記瞳と共役の平面の軸方向位置を含む軸
    方向位置のグループから選択した位置と実質的に一致す
    る投影装置。
  15. 【請求項15】 リソグラフィ投影装置で: − 放射線の投影ビーム(PB)を供給するための放
    射線システム(Ex,IL)で、上記投影ビーム(P
    B)の角エネルギー分布および空間エネルギー分布を調
    整し且つその瞳に上記投影ビーム(PB)の予め選択し
    た強度分布をもたらすための照明システム(IL)を含
    む放射線システム; − 所望のパターンに従って投影ビーム(PB)をパ
    ターン化するのに役立つパターニング手段(MA)を支
    持するための支持構造体(MT); − 基板(W)を保持するるための基板テーブル(W
    T)で、上記装置に画定するX、Y座標系のXおよびY
    方向に沿って動き得るテーブル; − パターン化したビームを基板(W)の目標部分
    (C)上に結像するための、そして上記強度分布をその
    瞳に投影するための投影システム(PL)を含む投影装
    置投影装置に於いて、上記照明システム(IL)が積分
    器(17)を含み:上記積分器(17)の前に位置し且
    つマイクロレンズのアレイを含む回折板要素(40)を
    有し、上記マイクロレンズのアレイが上記マイクロレン
    ズの焦点を含む焦点面を有する回折光学素子(18)、
    および上記マイクロレンズのアレイの上記焦点面に近接
    して位置し且つ互いに近接する1対の実質的に平行な板
    (41,42)を含み、上記平行な板(41,42)が
    上記マイクロレンズのアレイと実質的に同じピッチで正
    弦波的に変動する屈折力を有することを特徴とする投影
    装置。
  16. 【請求項16】 請求項15による装置に於いて、上記
    対の平行な板(41,42)の上記屈折力が上記照明シ
    ステム(IL)の光軸に垂直な、二つの直交方向に正弦
    波的に変動する投影装置。
  17. 【請求項17】 請求項15による装置であって、更
    に、上記マイクロレンズのアレイの焦点面に近接して位
    置する第2回折板要素を含み、上記第2回折板要素が互
    いに近接する1対の実質的に平行な板(41,42)を
    含み、上記平行な板(41,42)が上記マイクロレン
    ズのアレイと実質的に同じピッチで正弦波的に変動する
    屈折力を有し、上記第2回折板要素の屈折力が他の回折
    板要素(40)の屈折力の変動方向と直交する方向に変
    動する投影装置。
  18. 【請求項18】 請求項15から請求項17の何れか一
    項による装置であって、更に、互いに近接する上記平行
    な板(41,42)の位置を上記照明システム(IL)
    の光軸と実質的に垂直な少なくとも一つの方向に沿って
    調整するための位置決め手段(40a)を含む投影装
    置。
  19. 【請求項19】 請求項15から請求項18の何れか一
    項による装置に於いて、上記平行な板(41,42)の
    対向する面(41a,42a)が、上記正弦波的に変動
    する屈折力をもたらすために正弦波的に変動する輪郭を
    有する投影装置。
  20. 【請求項20】 請求項1から請求項19の何れかによ
    る装置に於いて、支持構造体(MT)がマスクを保持す
    るためのマスクテーブルを含む投影装置。
  21. 【請求項21】 請求項1から請求項20の何れかによ
    る装置に於いて、放射線システム(Ex,IL)が放射
    線源(LA)を含む投影装置。
  22. 【請求項22】 リソグラフィ投影装置で: − 放射線の投影ビーム(PB)を供給するための放
    射線システム(Ex,IL)で、上記投影ビーム(P
    B)の角エネルギー分布および空間エネルギー分布を調
    整し且つその瞳に上記投影ビーム(PB)の予め選択し
    た強度分布をもたらすための照明システム(IL)を含
    む放射線システム; − 所望のパターンに従って投影ビーム(PB)をパ
    ターン化するのに役立つパターニング手段(MA)を支
    持するための支持構造体(MT); − 基板(W)を保持するるための基板テーブル(W
    T)で、上記装置に画定するX、Y座標系のXおよびY
    方向に沿って動き得るテーブル; − パターン化したビームを基板(W)の目標部分
    (C)上に結像するための、そして上記強度分布をその
    瞳に投影するための投影システム(PL)を含む投影装
    置をセットアップする方法であって、 上記強度分布の強度異常を補正するための補正手段(1
    4,18;60)を用意する工程で、強度異常が、それ
    ぞれ、上記XおよびY方向に沿って分布し且つ実質的に
    異なる強度を有する、二つの細長い部分(51,52)
    を含む工程、そして上記投影装置の光軸周りに回転可能
    であり且つ上記補正手段(14,18;60)に含まれ
    る、少なくとも一つの光学素子の回転位置を、上記異常
    を実質的に補償するように、調整する工程を含む方法。
  23. 【請求項23】 リソグラフィ投影装置を使うデバイス
    製造方法で: − 少なくとも部分的に放射線感応性材料の層で覆わ
    れた基板(W)を用意する工程; − 放射線システム(Ex,IL)を使って放射線の
    投影ビーム(PB)を作る工程; − 投影ビーム(PB)の断面にパターンを付けるた
    めにパターニング手段(MA)を使う工程; − この放射線のパターン化したビームを放射線感応
    性材料の層の目標部分(C)上に投影する工程を含む方
    法であって:上記放射線システム(Ex,IL)の瞳お
    よび上記投影システム(PL)の瞳を含む瞳のグループ
    から選択した瞳に近接する投影ビーム(PB)の断面の
    強度分布の強度異常を補正するための補正手段(14,
    18;60)を用意する工程で、強度異常が、それぞ
    れ、二つの相互に垂直な方向(X,Y)に沿って分布し
    且つ実質的に異なる強度を有する、二つの細長い部分
    (51,52)を含む工程、並びに上記投影装置の光軸
    周りに回転可能であり且つ上記補正手段(14,18;
    60)に含まれる、少なくとも一つの光学素子の回転位
    置を、上記異常を実質的に補償するような向きに、調整
    する工程を特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 請求項23の方法によって製造したデ
    バイス。
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