JP2002043173A - 可変コンデンサ - Google Patents

可変コンデンサ

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JP2002043173A
JP2002043173A JP2000221571A JP2000221571A JP2002043173A JP 2002043173 A JP2002043173 A JP 2002043173A JP 2000221571 A JP2000221571 A JP 2000221571A JP 2000221571 A JP2000221571 A JP 2000221571A JP 2002043173 A JP2002043173 A JP 2002043173A
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    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
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    • H01G5/04Capacitors in which the capacitance is varied by mechanical means, e.g. by turning a shaft; Processes of their manufacture using variation of effective area of electrode
    • H01G5/06Capacitors in which the capacitance is varied by mechanical means, e.g. by turning a shaft; Processes of their manufacture using variation of effective area of electrode due to rotation of flat or substantially flat electrodes
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カバーの形状を工夫することにより、半田がカ
バーの内部まで浸入するのを確実に防止できる可変コン
デンサを提供する。 【解決手段】ステータ電極5,6およびこのステータ電
極に電気的に接続されるステータ端子7,8を有するス
テータ2と、ステータ2の上部に配置され、ステータ電
極5,6に対して誘電体を介して対向するロータ電極1
1を有するロータ3と、ロータ電極11に電気的に接続
され、ロータ3をステータ2に対して回転可能に保持す
るべくステータ2に固定され、ステータ2の側面に沿っ
てその下面位置近傍まで延びる外部接続用のカバー端子
18を有する導電性のカバー4とを備えた可変コンデン
サである。カバー端子18の途中に溜まり用膨出部18
aが形成され、リフロー半田付け時の半田やフラックス
Sがカバー4の内部に浸入するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変コンデンサ、特
に、ロータをステータに対して回転させることにより、
静電容量を可変としたチップ型の可変コンデンサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の可変コンデンサとして、例えば
特開平11−260666号公報に記載のものが知られ
ている。図1〜図3はこの公報に記載された可変コンデ
ンサ1を示している。
【0003】可変コンデンサ1は、大略、ステータ2、
ロータ3およびカバー4を備える。ステータ2はその主
要部がセラミック誘電体で構成されたものであり、全体
として長方形板状に形成されている。ステータ2の表層
部近傍の内部にはステータ電極5,6が左右対称形状に
形成されている。これらステータ電極5,6にそれぞれ
電気的に接続されるように、ステータ2の長さ方向の両
端部外側面には、導電膜よりなるステータ端子7,8が
形成されている。なお、2つのステータ電極5,6およ
び2つのステータ端子7,8を形成したのは、ステータ
2を左右対称形状とし、可変コンデンサ1の組立におい
てステータ2の方向性を無くすためである。したがっ
て、このような必要性がない場合であれば、ステータ電
極5,6のいずれか一方およびステータ端子7,8のい
ずれか一方を省略してもよい。
【0004】ステータ2の下面には、その対向する両側
縁から内方へ向かって延びる凹部9,10が形成されて
いる。ロータ3はステータ2の上面に配置されるもので
あって、黄銅のような金属材料で構成される。ロータ3
の下面には、突出する段部をもって略半円状のロータ電
極11が形成されている。また、ロータ3の下面には、
ロータ電極11の高さと等しい高さを有する凸部12が
形成され、ロータ3の傾きを規制している。
【0005】ロータ3の上面には、これを回転操作する
ためのドライバ等の工具を受け入れるドライバ溝13が
形成されている。カバー4は、ロータ3の上面を覆うと
ともにステータ2に固定されるもので、ステンレス鋼な
どのばね弾性のある金属で構成される。このカバー4に
よって、ロータ3は、ステータ2に対して回転可能に保
持される。カバー4には、ロータ3のドライバ溝13を
露出させる窓穴14が形成されている。
【0006】窓穴14の周囲には、導電性のワッシャ1
9を介してロータ3の上面を押圧し、ロータ3をステー
タ2に向かって圧接させるためのばね作用部15が設け
られている。ばね作用部15は、窓穴14の周囲におい
て、中心に向かって下方へ傾斜するテーパ形状となって
いる。カバー4の両側部には下方へ延びる一対の係合爪
16,17が一体に形成され、これら係合爪16,17
は、ステータ2の長辺側の両側面に沿って下方へ延び、
ステータ2の下面に形成された凹部9,10に係合する
ように、後で折り曲げられる。
【0007】カバー4には、係合片16,17が設けら
れた位置とは異なる位置から下方へ、ステータ2の側面
に沿って延びるカバー端子18が一体に設けられてい
る。カバー端子18は、ステータ2に設けられたステー
タ端子8と対向する位置に延びており、これらカバー端
子18とステータ端子8との間に半田(図示せず)を付
与することで、カバー4とステータ2とを強固に固定す
るとともに、ステータ端子8をカバー端子18として機
能させることができる。
【0008】可変コンデンサ1の組立状態において、図
2に示されているように、ロータ電極11は、ステータ
電極5に対して、ステータ2を構成するセラミック誘電
体の表層部を介して対向し、静電容量を形成している。
ロータ3を回転操作すると、ロータ電極11のステータ
電極5に対する有効対向面積が変化し、静電容量を変化
させることができる。この静電容量は、ステータ電極5
に電気的に接続されたステータ端子7と、ロータ電極1
1を有するロータ3に対してばねワッシャ19を介して
電気的に接続されるカバー4に設けられたカバー端子1
8との間で出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、カバー4はス
テンレス鋼のようなばね弾性を有する金属で形成され
る。ステンレス鋼は、接触抵抗が大きくかつ不安定であ
るため、カバー4のばね作用部15の下面とワッシャ1
9との間での電気的導通の信頼性に欠けるという問題が
ある。また、ステンレス鋼は半田付け性の悪い金属でも
あるため、カバー4に一体に形成されたカバー端子18
での半田付け性も劣る。そのため、この可変コンデンサ
1を配線基板PCB上に実装するとき、半田がカバー端
子18になじみにくく、実装の信頼性に劣るという問題
もある。
【0010】そのため、前記公報では、カバー4の表面
の一部に、接触抵抗が小さく、半田付け性を良好にする
ための表面処理(例えば、金,銀,スズなどのメッキ)
を施したものが開示されている。好ましくは、ばね作用
部15の底面やカバー端子18の外側面に表面処理が施
される。もし、カバー4の全面に表面処理を施すと、図
2に示すように、リフロー半田付け時にカバー4のカバ
ー端子18とステータ2との接触部を介して毛細管現象
により半田Sがカバー4の内部まではい上がり、ロータ
3が半田Sによって固着されたり、フラックスがカバー
4とワッシャ19との接触部分や、ワッシャ19とロー
タ3との接触部分に浸入して、電気的接続に支障をきた
す可能性があるからである。
【0011】しかしながら、このようにカバー4の表面
の一部にのみ表面処理を施すことは、非常に加工コスト
がかかり、可変コンデンサとしてコスト上昇を招く欠点
があった。また、表面処理の有無だけで、カバー4内部
への半田Sの浸入を確実に防止できるとは限らない。
【0012】そこで、本発明の目的は、カバーの形状を
工夫することにより、半田がカバーの内部まで浸入する
のを確実に防止できる可変コンデンサを提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ステータ電極およびこのス
テータ電極に電気的に接続されるステータ端子を有する
ステータと、前記ステータの上部に配置され、前記ステ
ータ電極に対して誘電体を介して対向するロータ電極を
有するロータと、前記ロータ電極に電気的に接続され、
前記ロータを前記ステータに対して回転可能に保持する
べく前記ステータに固定され、前記ステータの側面に沿
ってその下面位置近傍まで延びる外部接続用のカバー端
子を有する導電性のカバーと、を備えた可変コンデンサ
において、前記カバーのカバー端子の途中に、半田およ
びフラックスの溜まり用膨出部が形成されていることを
特徴とする可変コンデンサを提供する。また、請求項2
に係る発明は、ステータ電極およびこのステータ電極に
電気的に接続されるステータ端子を有するステータと、
前記ステータの上部に配置され、前記ステータ電極に対
して誘電体を介して対向するロータ電極を有するロータ
と、前記ロータ電極に電気的に接続され、前記ロータを
前記ステータに対して回転可能に保持するべく前記ステ
ータに固定され、前記ステータの側面に沿ってその下面
位置近傍まで延びる外部接続用のカバー端子を有する導
電性のカバーと、を備えた可変コンデンサにおいて、前
記カバー端子の前記ステータの側面と対向する内側面
に、凹凸部または溝が形成されていることを特徴とする
可変コンデンサを提供する。さらに、請求項3に係る発
明は、ステータ電極およびこのステータ電極に電気的に
接続されるステータ端子を有するステータと、前記ステ
ータの上部に配置され、前記ステータ電極に対して誘電
体を介して対向するロータ電極を有するロータと、前記
ロータ電極に電気的に接続され、前記ロータを前記ステ
ータに対して回転可能に保持するべく前記ステータに固
定され、前記ステータの側面に沿ってその下面位置近傍
まで延びる外部接続用のカバー端子を有する導電性のカ
バーと、を備えた可変コンデンサにおいて、前記カバー
端子の前記ステータの側面と対向する内側面に、レジス
ト膜が形成されていることを特徴とする可変コンデンサ
を提供する。
【0014】カバーにはステータの側面に沿ってその下
面位置近傍まで延びる外部接続用のカバー端子が一体に
形成されているが、カバー端子とステータとがほぼ接触
状態にある。そのため、可変コンデンサを配線基板など
にリフロー半田付けを行う場合に、半田やフラックスが
毛細管現象によりカバー端子とステータとの間を伝って
カバーの内側まではい上がることがある。そこで、請求
項1の発明では、カバー端子の途中に半田およびフラッ
クスの溜まり用膨出部を形成することで、この膨出部で
半田やフラックスがはい上がるのを食い止め、ロータが
半田によって固着されたり、フラックスがカバーとワッ
シャとの接触部分、ワッシャとロータとの接触部分など
に浸入して、電気的接続に支障をきたす問題を解消でき
る。膨出部としては、ステータとの間に半田やフラック
スの液溜まりを形成できるものであればよく、カバー端
子を曲げ加工することにより、簡単に形成できる。
【0015】請求項2では、請求項1のような溜まり用
膨出部に代えて、カバー端子のステータの側面と対向す
る内側面に、凹凸部または溝を形成したものである。凹
凸部または溝によって空隙が形成され、毛細管現象によ
ってはい上がってくる半田またはフラックスを抑制でき
る。
【0016】請求項3では、毛細管現象による半田また
はフラックスの浸入を防止するため、カバー端子のステ
ータの側面と対向する内側面に、レジスト膜を形成した
ものである。この場合も、レジスト膜によって半田また
はフラックスのはい上がりを抑制し、カバー内側への浸
入を防止できる。
【0017】請求項1ないし3に係る発明において、請
求項4のように、カバーは半田付け性の悪い金属で構成
され、前記カバーの全面に半田付け性を良好にするため
の表面処理が施されているのが望ましい。すなわち、本
発明ではカバーの表面の一部にのみ表面処理を行う必要
はなく、全面に表面処理を行うことができる。カバーの
全面に表面処理を施しても、半田やフラックスの毛細管
現象による浸入を膨出部、凹凸部、レジスト膜などで規
制できるからである。そのため、部分的な表面処理を行
う場合に比べて加工コストを削減でき、安価な可変コン
デンサを得ることができる。
【0018】請求項5のように、カバーにステータの側
面を介して下面側へ折り曲げられて係合される係合爪が
設けられた場合に、この係合爪の内側面に、ステータの
側面との間に空隙を形成するための突起を形成してもよ
い。すなわち、カバーに固定用の係合爪を形成した場
合、係合爪の内側面とステータの側面とがほぼ接触状態
となリ、リフロー時の半田やフラックスは、係合爪とス
テータとの間を介しても吸い上げられ、カバーの内部に
浸入する可能性がある。そこで、係合爪とステータとの
間に毛細管現象を抑制できる程度の空隙を形成すること
で、半田やフラックスが浸入するのを抑制している。
【0019】
【発明の実施の形態】図4,図5は本発明にかかる可変
コンデンサ1’の一実施形態を示す。この実施形態は、
その基本的構成において、図1および図2を参照して説
明した可変コンデンサ1と同様であり、可変コンデンサ
1と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略す
る。
【0020】カバー4は、例えばステンレス鋼やりん青
銅などのばね弾性を有する導電性金属で構成されてい
る。カバー4の表面全面に、接触抵抗が小さく、半田付
け性を良好にするための表面処理(例えば、金,銀,ス
ズなどのめっき)が施されている。好ましくは、スズめ
っきが全面に施されている。
【0021】カバー4に一体に形成されたカバー端子1
8の途中には、外側へ膨らんだ膨出部18aが形成され
ており、この膨出部18aとステータ2との間に、液溜
まり部20が形成されている。この例の膨出部18a
は、カバー端子18のステータ2の上面に沿って延びる
水平部と、ステータ2の側面に沿って延びる垂直部との
間に形成されている。膨出部18aをこの位置に形成し
た場合、可変コンデンサの小型化の妨げにならず、非常
に有効であるが、可変コンデンサの小型化が問題となら
ないのであれば、膨出部18aを垂直部の途中に設けて
もよい。液溜まり部20の左右および上下の寸法L,H
は、2mmサイズの可変コンデンサの場合、L=0.1
5mm以上、H=0.20mm以上あるのが望ましい。
【0022】また、カバー4の両側部には、ステータ2
の長辺側の両側面に沿って下方へ延び、ステータ2の下
面側へ折り曲げられる係合爪16,17が設けられてい
るが、これら係合爪16,17の内側面に、ステータ2
の側面との間に空隙を形成するための突起16a,17
aが形成されている(図4の右側面図参照)。突起16
a,17aの高さは、0.07mm以上あることが望ま
しい。
【0023】上記のようにカバー4の全面に表面処理が
施されているので、カバー4のばね作用部15の下面と
ワッシャ19との間での電気的導通の信頼性が向上す
る。また、この可変コンデンサ1’を配線基板PCBに
リフロー半田付けを行う際、半田がカバー端子18にな
じみ易く、実装の信頼性が向上する。但し、クリーム半
田の塗布量が多過ぎる場合には、図2に示すように半田
やフラックスが毛細管現象によりカバー端子18とステ
ータ2との間をはい上がり、カバー4の内部にまで浸入
する可能性がある。しかし、カバー端子18の途中に膨
出部18aが形成され、膨出部18aとステータ2との
間に液溜まり部20が形成されているので、図5に示す
ように液溜まり部20で半田Rやフラックスが溜めら
れ、それ以上カバー4の内部に浸入することがない。同
様に、リフロー時の半田やフラックスは、毛細管現象に
よって係合爪16,17とステータ2の側面との間をは
い上がる可能性があるが、係合爪16,17の内側面に
空隙を形成するための突起16a,17aが形成されて
いるので、半田やフラックスのはい上がりを防止でき
る。
【0024】図6,図7は本発明にかかる第2の実施形
態を示す。この実施形態では、カバー4のカバー端子1
8の、ステータ2の側面と対向する内側面に、図7に示
すような複数本の溝18bを幅方向に加工したものであ
る。ここでは、溝18bのピッチを0.1mm程度と
し、溝18bの深さを0.02〜0.05mmとした。
カバー端子18の内側面に溝18bを形成することで、
リフロー半田付け時に毛細管現象によりはい上がろうと
する半田やフラックスを、複数の溝18bでせき止め、
カバー4の内部への浸入を抑制することができる。
【0025】図8は、第2の実施形態における変形例を
示す。図7では、幅方向に延びる溝18bを形成したも
のであるが、これに代えて、図8の(a)のように網目
状の凹凸部18cを形成したり、図8の(b)のように
なし地状の凹凸部18dを形成しても、同様の効果を得
ることができる。この場合も、網目ないしなし地のピッ
チを0.1mm程度、凹凸部18c,18dの深さを
0.02〜0.05mmとするのがよい。
【0026】図9は本発明にかかる第3の実施形態を示
す。この実施形態では、カバー4のカバー端子18の、
ステータ2の側面と対向する内側面に、フッ素系樹脂よ
りなるレジスト膜21を形成したものである。さらに望
ましくは、レジスト膜21を、ステータ2の側面と対向
する部分だけでなく、ステータ2の上面に対向する部分
まで連続的に形成するのがよい。この場合も、カバー端
子18の内側面にレジスト膜21を形成することで、リ
フロー半田付け時に毛細管現象によりはい上がろうとす
る半田やフラックスを、レジスト膜21でせき止め、カ
バー4の内部への浸入を抑制することができる。なお、
レジスト膜21はカバー端子18の内側面にのみ形成さ
れているので、カバー端子18の外側面は半田となじみ
易く、実装の信頼性を低下させない。この場合も、カバ
ー4の全面に表面処理が施されていることは勿論であ
る。
【0027】本発明は、前述のような実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々の変形例が可能である。例えば、図6〜図9
に示す実施形態では、カバー端子18に図4,図5に示
すような膨出部18aが形成されていない例を示した
が、膨出部18aを形成してもよいことは勿論である。
図示の実施形態では、ロータ3を導電性金属で構成した
が、ロータをアルミナなどの電気絶縁体で構成し、必要
な部分にのみ導体を形成したもので置き換えてもよい。
また、図示の実施形態では、ステータ2は誘電体からな
り、その内部にステータ電極5および6を形成し、かつ
その外表面上に導電膜をもってステータ端子7および8
を形成した構造を有していたが、これに代えて、ステー
タ電極をステータの外表面上に形成し、誘電体をステー
タとは別の部材で形成したり、ステータ端子を金属板等
によって構成してもよい。さらに、図示の実施形態で
は、カバー4のばね作用部15が導電性のワッシャ20
を介してロータ3の上面に接触し、電気的に接続される
ようにしたが、ワッシャ20を省略して、ばね作用部1
5がロータ3の上面に直接接触するようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に係る発明によれば、カバーのカバー端子の途中に半田
およびフラックスの溜まり用膨出部を形成したので、リ
フロー半田付け時に、毛細管現象により半田やフラック
スがはい上がろうとしても、膨出部で食い止めることが
できる。そのため、ロータが半田によって固着された
り、フラックスがカバーとワッシャとの接触部分、ワッ
シャとロータとの接触部分などに浸入して、電気的接続
に支障をきたす問題を解消できる。また、請求項2に係
る発明によれば、カバー端子のステータの側面と対向す
る内側面に凹凸部または溝を形成したので、請求項1と
同様に、凹凸部または溝によって半田やフラックスのは
い上がりを規制し、カバー内部への浸入を阻止すること
ができる。さらに、請求項3に係る発明では、カバー端
子のステータの側面と対向する内側面にレジスト膜を形
成したので、半田やフラックスがカバー内部へ浸入する
のを阻止できる。また、カバー端子の外側面にはレジス
ト膜が形成されないので、カバー端子の半田付け性を阻
害することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の可変コンデンサの一例の平面図,正面
図,底面図および右側面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】図1に示す可変コンデンサの一部を破断した斜
視図である。
【図4】本発明にかかる可変コンデンサの一例の平面
図,正面図,底面図および右側面図である。
【図5】図4に示す可変コンデンサの一部の拡大図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施形態の一部の正面図であ
る。
【図7】図6のVII −VII 線断面図である。
【図8】図6に示す可変コンデンサの変形例のカバー端
子を内側から見た側面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態の一部の正面図であ
る。
【符号の説明】
1’ 可変コンデンサ 2 ステータ 3 ロータ 4 カバー 5,6 ステータ電極 7,8 ステータ端子 11 ロータ電極 16a,17a 突起 18 カバー端子 18a 膨出部 20 液溜まり部 18b 溝 18c,18d 凹凸部 21 レジスト膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータ電極およびこのステータ電極に電
    気的に接続されるステータ端子を有するステータと、前
    記ステータの上部に配置され、前記ステータ電極に対し
    て誘電体を介して対向するロータ電極を有するロータ
    と、前記ロータ電極に電気的に接続され、前記ロータを
    前記ステータに対して回転可能に保持するべく前記ステ
    ータに固定され、前記ステータの側面に沿ってその下面
    位置近傍まで延びる外部接続用のカバー端子を有する導
    電性のカバーと、を備えた可変コンデンサにおいて、前
    記カバーのカバー端子の途中に、半田およびフラックス
    の溜まり用膨出部が形成されていることを特徴とする可
    変コンデンサ。
  2. 【請求項2】ステータ電極およびこのステータ電極に電
    気的に接続されるステータ端子を有するステータと、前
    記ステータの上部に配置され、前記ステータ電極に対し
    て誘電体を介して対向するロータ電極を有するロータ
    と、前記ロータ電極に電気的に接続され、前記ロータを
    前記ステータに対して回転可能に保持するべく前記ステ
    ータに固定され、前記ステータの側面に沿ってその下面
    位置近傍まで延びる外部接続用のカバー端子を有する導
    電性のカバーと、を備えた可変コンデンサにおいて、前
    記カバー端子の前記ステータの側面と対向する内側面
    に、凹凸部または溝が形成されていることを特徴とする
    可変コンデンサ。
  3. 【請求項3】ステータ電極およびこのステータ電極に電
    気的に接続されるステータ端子を有するステータと、前
    記ステータの上部に配置され、前記ステータ電極に対し
    て誘電体を介して対向するロータ電極を有するロータ
    と、前記ロータ電極に電気的に接続され、前記ロータを
    前記ステータに対して回転可能に保持するべく前記ステ
    ータに固定され、前記ステータの側面に沿ってその下面
    位置近傍まで延びる外部接続用のカバー端子を有する導
    電性のカバーと、を備えた可変コンデンサにおいて、前
    記カバー端子の前記ステータの側面と対向する内側面
    に、レジスト膜が形成されていることを特徴とする可変
    コンデンサ。
  4. 【請求項4】前記カバーは半田付け性の悪い金属で構成
    され、前記カバーの全面に半田付け性を良好にするため
    の表面処理が施されていることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の可変コンデンサ。
  5. 【請求項5】前記カバーには、前記ステータの側面を介
    して下面側へ折り曲げられて係合される係合爪が設けら
    れ、この係合爪の内側面に、前記ステータの側面との間
    に空隙を形成するための突起が形成されていることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の可変コン
    デンサ。
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