JP2002040744A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002040744A JP2000222582A JP2000222582A JP2002040744A JP 2002040744 A JP2002040744 A JP 2002040744A JP 2000222582 A JP2000222582 A JP 2000222582A JP 2000222582 A JP2000222582 A JP 2000222582A JP 2002040744 A JP2002040744 A JP 2002040744A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】記録用紙上のパターンの傾きや各色の画像を記
録する各画像形成手段の動作ムラの影響を受けずに、各
色ズレ量を測定して、各色の画像のレジストを補正する
ことが可能であり、更には処理時間の短縮や測定精度の
向上を実現する。 【解決手段】記録用紙上に記録されたセットパターン画
像Q1 においては、各主パターンK1 ,K1'の中心を結
ぶ基準直線Hから各副パターンC1 ,M1 ,Y1 の中心
が副走査方向にズレている。このセットパターン画像Q
1 を読み取らせ、基準直線Hからの各副パターンC1 ,
M1 ,Y1 の副走査方向のズレ量ΔC1 ,ΔM1 ,ΔY
1 を測定し、各ズレ量ΔC1 ,ΔM1 ,ΔY1 が0とな
る様に副走査方向の書き込みタイミングを調整する。こ
の結果、記録用紙P上に記録されたカラー画像の品質が
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各色の画像を記録媒体
に重ね合わせて記録する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像形成装置では、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラック等のそれぞれのトナー
像を各感光体ドラム上に形成し、これらのトナー像を記
録用紙に転写して重ね合わせ定着することにより、カラ
ー画像を記録用紙上に形成している。従って、各色のト
ナー像の重ね合わせが良好に行われないと、カラー画像
に色ズレが発生してしまい、所望の色を再現することが
できず、非常に見苦しいカラー画像となった。
【0003】そこで、色のズレ量を測定するための色ズ
レ量判定パターンを記録用紙又は記録用紙の担持体に形
成し、その形成された色ずれ量判定パターンの画像を検
査して色ズレ量を測定している。この検査は、最も古く
は記録用紙に記録された画像をスケール付きの高倍率ル
ーペ等により目視で検査するというものであった。ある
いは、特別な測定装置を用いて機械的に色ズレ量を測定
していた。しかしながら、検査専用の設備を必要とした
り、測定に長い時間を要するため、色ズレ調整のための
コストが高くなるという問題があった。
【0004】また、画像形成装置内に色ズレの検査手段
を設けることもある。しかしながら、この場合は、記録
用紙上の色ズレ量判定パターンを読み取る画像読取手段
を必要とする。この検査のためにのみ画像読取手段を格
別に設けるならば、画像形成装置自体のコストが高くな
ってしまうので、画像形成装置に原稿を読み取る画像読
取手段がもともと備えられていることが前提条件とな
る。この画像読取手段を利用して色ズレ量判定パターン
を読み取り、色ズレ量を測定し、この色ズレ量に応じて
各色の画像のレジストを調整する。
【0005】例えば、特開平3 ‐139961号公報において
は、複数の画像形成ヘッドによりテストチャートを記録
用紙上に形成し、このテストチャートを画像読取手段に
て読み取り、この読み取られたテストチャートに基づい
て色ズレ量を測定し、この色ズレ量に応じて各画像形成
ヘッドの記録タイミングを補正し、これにより目視検査
の不正確さや作業の煩雑さをなくしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術の様に記録用紙上に形成されたテストチャートを画
像読取手段で読み取る場合は、作業者が記録用紙を読取
手段にセットするので、記録用紙の置き方により測定結
果が左右される。従って、画像読取手段での記録用紙の
位置を慎重に調整する必要がある。しかしながら、記録
用紙の位置が適正であるか否かの判断そのものが難しく
かつ適正な位置に修正することが非常に困難であった。
更に、記録用紙を適正な位置に置いたとしても、記録用
紙の押さえを操作しているうちに記録用紙が傾いてしま
うことがあり、あるいは記録用紙上でテストチャートが
もともと傾いていることもあり、テストチャートを適正
な位置に配置して画像読取手段で読み取らせることは至
難の業であった。
【0007】このため、特開平6 ‐95474 号公報におい
ては、記録用紙の搬送方向と平行もしくは垂直となる線
素の少なくとも一方を複数用いた互いに交差するパター
ンを発生させ、この発生させたパターンを記録用紙に記
録した後、画像読取手段によりこのパターンを読み取る
ことで、各色のズレ量を測定して、各色の画像のレジス
トを補正している。この様なパターンを用いた演算処理
によって、上下又は左右のぶれ等を原因として、パター
ンを斜めに読み取ったり、パターンの位置を不正に読み
取るという問題を解決している。
【0008】しかしながら、この様な従来の技術を利用
したとしても、各色の画像を記録するそれぞれの画像形
成手段毎に動作ムラが有るために、記録用紙上のパター
ンの形成位置によって各色ズレ量の測定結果が左右さ
れ、各色の画像のレジストの補正を正しく行えず、測定
並びに補正を何度もやり直すことがあった。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記従来の問題
に鑑みなされたものであり、色ズレ量を判定するための
パターンを記録用紙に記録し、この記録用紙上のパター
ンを画像読取手段により読み取って、この読み取られた
パターンに基づいて各色ズレ量を求め、これらの色ズレ
量に応じて各色の画像のレジストを補正する上で、記録
用紙上のパターンの傾きや各色の画像を記録する各画像
形成手段の動作ムラの影響を受けずに、各色ズレ量を測
定して、各色の画像のレジストを補正することが可能で
あり、更には処理時間の短縮や測定精度の向上を実現す
ることが可能な画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、 記録媒体を搬送経路に沿って搬送しつ
つ、複数の画像形成手段によって各色の画像を該記録媒
体に重ね合わせて記録する画像形成装置において、各画
像形成手段のいずれかによる基準となる主パターンの記
録媒体への記録、及び他の画像形成手段による副パター
ンの該記録媒体への記録を行わせるパターン記録手段
と、予め定められた第1マスクの範囲内で記録媒体上の
基準となる主パターンを読み取ると共に、この主パター
ンに対して予め定められた位置にある第2マスクの範囲
内で記録媒体上の副パターンを読み取る読取手段と、記
録媒体上での主パターンに対する副パターンのズレ量に
基づいて各画像形成手段によって重ね合わせられる各画
像のズレを調整する調整手段とを備えており、第1マス
クのサイズを第2マスクのサイズよりも大きくしてい
る。
【0011】また、本発明は、記録媒体を搬送経路に沿
って搬送しつつ、複数の画像形成手段によって各色の画
像を該記録媒体に重ね合わせて記録する画像形成装置に
おいて、各画像形成手段のいずれかによる少なくとも2
つの基準となる主パターンの記録媒体への記録、及び他
の画像形成手段による副パターンの該記録媒体への記録
を行わせるパターン記録手段と、予め定められた各第1
マスクの範囲内で記録媒体上の基準となる各主パターン
を読み取ると共に、これらの主パターンに対して予め定
められた位置にある第2マスクの範囲内で記録媒体上の
副パターンを読み取る読取手段と、記録媒体上の各主パ
ターンを結ぶ直線に対する副パターンのズレ量に基づい
て各画像形成手段によって重ね合わせられる各画像のズ
レを調整する調整手段とを備えており、各第1マスクの
サイズを第2マスクのサイズよりも大きくしている。
【0012】この様な構成の本発明によれば、第1マス
クのサイズを第2マスクのサイズよりも大きくしてい
る。記録媒体のずれや傾きを考慮すると、主パターンを
確実に読み取るには、この主パターンの読み取り範囲を
決める第1マスクのサイズを十分に大きくする必要があ
る。また、この記録媒体のずれや傾きを原因とする主パ
ターンのズレ量と副パターンのズレ量は一致するので、
主パターンを読み取って、その位置が分かれば、副パタ
ーンの位置もほぼ分かり、この副パターンにほぼ重なる
様に第2マスクを位置決めすることができる。このた
め、副パターンの読み取り範囲を決める第2マスクのサ
イズを必要最小限に抑えることができる。この様に第2
マスクのサイズを必要最小限に抑えれば、第2マスクの
範囲内で読み取られる画像が小さくなり、画像データの
処理時間を短縮することができる。
【0013】更に、2つの主パターンを読み取る場合
は、第2マスクの位置決めだけでなく、第2マスクの傾
きを調整することができる。すなわち、記録媒体のずれ
や傾きを原因とする各主パターンを結ぶ直線の傾きと副
パターンの傾きが一致することから、各主パターンを結
ぶ直線の角度を求めて、副パターンにほぼ重なる様に第
2マスクを該角度だけ傾けることができる。
【0014】なお、本発明は、第1及び第2マスクに限
定されるものでなく、他の大きさのマスクを適用して、
この他のマスクの範囲内でパターンの画像を読み取って
も構わない。要するに、第1マスクについては、記録媒
体のずれや傾きを考慮して、主パターンを確実に読み取
るために十分な大きさとしたが、他のマスクについて
は、必要最小限のそれぞれの大きさに抑えることによ
り、データの処理時間を短縮する。
【0015】また、その全体を読み取る必要がない主パ
ターンがある場合は、第1マスクではなく、第2マスク
(又は第1マスクよりも小さな他のマスク)の範囲内で
該主パターンを読み取る。
【0016】こうして主パターンに対する副パターンの
ズレ量、もしくは各主パターンを結ぶ直線に対する副パ
ターンのズレ量を正確に測定し、この測定されたズレ量
に応じて、各画像形成手段によって重ね合わせられる各
色の画像のズレを高精度で調整する。
【0017】次に、本発明は、記録媒体を搬送経路に沿
って搬送しつつ、複数の画像形成手段によって各色の画
像を該記録媒体に重ね合わせて記録する画像形成装置に
おいて、各画像形成手段のいずれかによる主パターンの
記録媒体への記録、及び他の画像形成手段による副パタ
ーンの該記録媒体への記録を行わせるパターン記録手段
と、記録媒体上の主パターン及び副パターンを読み取る
読取手段と、記録媒体上での主パターンに対する副パタ
ーンのズレ量に基づいて各画像形成手段によって重ね合
わせられる各画像のズレを調整する調整手段とを備えて
おり、主パターンを記録する画像形成手段は、各画像の
ズレの調整のときに副パターンを記録する他の画像形成
手段に対して基準となる。
【0018】また、本発明は、記録媒体を搬送経路に沿
って搬送しつつ、複数の画像形成手段によって各色の画
像を該記録媒体に重ね合わせて記録する画像形成装置に
おいて、各画像形成手段のいずれかによる少なくとも2
つの主パターンの記録媒体への記録、及び他の画像形成
手段による副パターンの該記録媒体への記録を行わせる
パターン記録手段と、記録媒体上の各主パターン及び副
パターンを読み取る読取手段と、記録媒体上の各主パタ
ーンを結ぶ直線に対する副パターンのズレ量に基づいて
各画像形成手段によって重ね合わせられる各画像のズレ
を調整する調整手段とを備えており、各主パターンを記
録する画像形成手段は、各画像の重ね合わせの調整のと
きに副パターンを記録する他の画像形成手段に対して基
準となる。
【0019】この様な構成の本発明によれば、主パター
ンを基準の画像形成装置により記録している。この基準
の画像形成手段の書き込み開始位置や画像の拡大縮小倍
率を予め調整して決定しておき、各色の画像のズレの調
整に際しては、この基準の画像形成手段による記録動作
に対して他の画像形成手段による記録動作を調整する。
また、この基準の画像形成手段の書き込み開始位置や画
像の拡大縮小倍率を予め調整して決定することによっ
て、記録用紙上での主パターンの記録位置のバラツキを
小さく抑えることができる。このため、先に述べた第1
マスクを用いる場合には、この第1マスクのサイズを縮
小することができる。この結果、第1マスクの範囲内の
画像が小さくなり、画像データの処理時間を短縮するこ
とができる。
【0020】次に、本発明は、記録媒体を搬送経路に沿
って搬送しつつ、複数の画像形成手段によって各色の画
像を該記録媒体に重ね合わせて記録する画像形成装置に
おいて、各画像形成手段のいずれかによる主パターンの
記録媒体への記録、及び他の画像形成手段による副パタ
ーンの該記録媒体への記録を行わせるパターン記録手段
と、記録媒体上の主パターン及び副パターンを読み取る
読取手段と、記録媒体上での主パターンに対する副パタ
ーンのズレ量に基づいて各画像形成手段によって重ね合
わせられる各画像のズレを調整する調整手段とを備えて
おり、主パターンは、搬送方向に直交する主走査方向で
の記録開始側に記録される。
【0021】また、本発明は、記録媒体を搬送経路に沿
って搬送しつつ、複数の画像形成手段によって各色の画
像を該記録媒体に重ね合わせて記録する画像形成装置に
おいて、各画像形成手段のいずれかによる少なくとも2
つの主パターンの記録媒体への記録、及び他の画像形成
手段による副パターンの該記録媒体への記録を行わせる
パターン記録手段と、記録媒体上の各主パターン及び副
パターンを読み取る読取手段と、記録媒体上の各主パタ
ーンを結ぶ直線に対する副パターンのズレ量に基づいて
各画像形成手段によって重ね合わせられる各画像のズレ
を調整する調整手段とを備えており、各主パターンは、
搬送方向に直交する主走査方向での記録開始側に記録さ
れる。
【0022】この様な本発明によれば、主パターンを搬
送方向に直交する主走査方向での記録開始側に記録して
いるので、この主パターンを記録する画像形成手段のレ
ーザビームスキャナによる拡大縮小倍率の誤差による影
響を回避することができ、記録媒体上の主パターンの位
置精度を向上させることができる。また、主パターンの
位置精度が向上すれば、先に述べた第1マスクを用いる
場合に、この第1マスクのサイズを縮小することができ
る。この結果、第1マスクの範囲内の画像が小さくな
り、画像データの処理時間を短縮することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0024】図1、図2及び図3は本発明のカラー画像
形成装置の一実施形態を示している。図1は本実施形態
のカラー画像形成装置の概略機構を示す側面図であり、
図2はこのカラー画像形成装置における画像処理部の概
略構成を示すブロック図であり、図3はこのカラー画像
形成装置における動作制御部の概略構成を示すブロック
図である。
【0025】まず、本実施形態のカラー画像形成装置の
概略を図1、図2及び図3を参照して説明する。
【0026】本実施形態のカラー画像形成装置は、原稿
の画像を読み取り、これと同じ画像を記録用紙に記録す
るという所謂複写を行うものである。図1に示す様に本
実施形態のカラー画像形成装置においては、装置本体1
の上側に原稿台111を設けている。また、原稿台11
1近くに後述する操作パネルを設けている。装置本体1
の内部には、画像読取部110及び画像形成部210を
設けている。原稿台111上には、該原稿台111に対
して開閉可能に支持された両面自動原稿送り装置(RAD
F;Recirculating Automatic Document Feeder)112
を設けている。
【0027】両面自動原稿送り装置112は、原稿台1
11の所定位置に原稿を搬送して該原稿を画像読取部1
10に対向させ、画像読取部110による該原稿の一面
の画像読み取りが終了した後に、この原稿の表裏を反転
してから、この原稿を原稿台111の所定位置に再び搬
送して、画像読取部110による該原稿の他面の画像読
み取りを可能にする。そして、両面自動原稿送り装置1
12は、原稿の両面の画像読み取りが終了すると、この
原稿を排出し、次の他の原稿の搬送並びに反転を行う。
この様な原稿の搬送並びに反転動作は、このカラー画像
形成装置全体の動作に関連して制御される。勿論、原稿
の一面の画像を読み取るだけで、他面の読み取りを行わ
ずに、この原稿を排出することも可能である。
【0028】画像読取部110は、両面自動原稿送り装
置112により原稿台111上に搬送されてきた原稿の
画像を読み取る。この画像読取部110は、原稿台11
1の下面に沿って平行に往復移動する第1及び第2原稿
走査体113,114、光学レンズ115、及び光電変
換素子であるCCDラインセンサ116を備えている。
【0029】第1原稿走査体113は、原稿台111の
下面に対して一定の距離を保ちながら所定の走査速度で
平行に往復移動するものであり、原稿表面を露光する露
光ランプ、及び原稿からの反射光を所定の方向に偏向す
る第1ミラーを有している。また、第2原稿走査体11
4は、第1原稿走査体113と一定の速度関係を保ちつ
つ平行に往復移動するものであり、原稿からの反射光を
第1原稿走査体113の第1ミラーを介して受け、この
反射光を更に所定の方向に偏向する第2及び第3ミラー
を備えている。
【0030】光学レンズ115は、第2原稿走査体11
3の第2及び第3ミラーにより偏向された原稿の反射光
を受け、この反射光を集光して、光像をCCDラインセ
ンサ116上に映すものである。
【0031】CCDラインセンサ116は、光像を順次
光電変換し、これにより白黒画像あるいはカラー画像を
読み取り、画像を示す画像信号を出力する。このCCD
ラインセンサ116は、R(赤),G(緑),B(青)
の各色成分に色分解したラインデータを画像信号として
出力する3ラインのカラーCCDである。
【0032】ここで、第1及び第2原稿走査体113,
114による走査を副走査とし、CCDラインセンサ1
16による走査を主走査とすると、1回の副走査の間に
複数回の主走査が繰り返され、これにより原稿上の画像
が読み取られる。この読み取りの間に、CCDラインセ
ンサ116からは主走査のライン上の各画素に対応する
ラインデータが繰り返し出力され、これらのラインデー
タ(画像信号)が連続的に得られる。この画像信号は、
後述する画像処理部に転送されて処理される。
【0033】一方、画像形成部210の下方には、記録
用紙(記録媒体)Pを1枚ずつ分離して画像形成部21
0に供給する給紙機構211が設けられている。この記
録用紙Pは、カットシート状の紙であり、用紙トレイ内
に積載収容され、給紙機構211により1枚ずつ分離さ
れて画像形成部210に供給される。この記録用紙Pは
画像形成部210の手前に配置された一対のレジストロ
ーラ212へと導かれ、図示されないセンサーによって
記録用紙Pの先端が検出されると、このセンサの検出信
号に応答して記録用紙Pが各レジストローラ212によ
って一旦停止され、この後に各レジストローラ212に
より搬送タイミングを制御されつつ記録用紙Pが画像形
成部210に搬送される。この画像形成部210は、記
録用紙Pの一面に画像を記録する。この後に記録用紙P
は表裏を反転されてから各レジストローラ212に再び
導かれ、画像形成部210により記録用紙Pの他面に画
像が記録され、この後に記録用紙Pが排出される。勿
論、記録用紙Pの一面に画像を記録するだけで他面に画
像を記録せずに、記録用紙Pを排出するとも可能であ
る。
【0034】画像形成部210の下方には、転写搬送ベ
ルト機構213が配置されている。この転写搬送ベルト
機構213は、駆動ローラ214、従動ローラ215、
及び該各ローラ214,215間に張架された転写搬送
ベルト216を備え、転写搬送ベルト216上に記録用
紙Pを静電吸着しつつ矢印Z方向へ搬送する。この転写
搬送ベルト機構213による搬送途中で、後述する様に
記録用紙P上にトナー像が転写形成される。
【0035】用紙吸着用(ブラシ)帯電器228は、各
レジストローラ212直後に配置されており、転写搬送
ベルト216を帯電させ、記録用紙Pを転写搬送ベルト
216上に確実に吸着させた状態で画像形成部210内
で搬送する。
【0036】画像形成部210と定着装置217間に
は、除電器229が設けられている。この除電器229
には、転写搬送ベルト216に静電吸着されている記録
用紙Pを転写搬送ベルト216から剥離するための交流
電流が印加されている。
【0037】転写搬送ベルト機構213の下流側には、
定着装置217が配置されている。この定着装置217
は、一対の定着ローラを備えており、転写搬送ベルト機
構213からの記録用紙Pを受け取り、記録用紙P上に
転写形成されたトナー像を記録用紙P上に定着させる。
この後、記録用紙Pは、搬送切り換えゲート218を経
て、排出ローラ219により装置本体1の外壁に取り付
けられている排紙トレイ220に排出される。
【0038】切り換えゲート218は、定着後の記録用
紙Pを排紙トレイ220に排出する経路と、定着後の記
録用紙Pを画像形成部210へと再び供給する経路を選
択的に切り換えるものである。切り換えゲート218に
より記録用紙Pが画像形成部210へと再び供給される
場合、記録用紙Pはスイッチバック搬送経路221を介
して表裏反転されてから画像形成装置210へと導かれ
る。
【0039】画像形成部210における転写搬送ベルト
216上方に近接して、記録用紙Pの搬送経路上流側か
ら、第1画像形成ステーションPa、第2画像形成ステ
ーションPb、第3画像ステーションPc及び第4画像
ステーションPdが並設されている。先に述べた様に転
写搬送ベルト216上の記録用紙Pは矢印Z方向に搬送
される。これにより、記録用紙Pが第1、第2、第3及
び第4画像形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdを
同順序で通過する。第1乃至第4画像形成ステーション
Pa〜Pdは、実質的に同様の構成を有しており、矢印
F方向に回転駆動されるそれぞれの感光体ドラム222
a,222b,222c,222dを含む。
【0040】各感光体ドラム222a〜222d近傍に
は、各感光体ドラム222a〜222dを一様に帯電さ
せる各帯電器223a,223b,223c,223
d、各感光体ドラム222a〜222d上にそれぞれの
静電潜像を形成する各レーザースキャナユニット227
a,227b,227c,227d、各感光体ドラム2
22a〜222d上の各静電潜像を現像して各トナー像
を形成する各現像装置224a,224b,224c,
224d、各感光体ドラム222a〜222d上の各ト
ナー像を記録用紙Pに転写する各転写用放電器225
a,225b,225c,225d、各感光体ドラム2
22a〜222d上に残留した各トナーを除去するため
の各クリーニング装置226a,226b,226c,
226dが配置されている。
【0041】各レーザースキャナユニット227a〜2
27dは、画像信号に応じて変調されたレーザビームを
発する半導体レーザ素子(図示せず)、半導体レーザ素
子からのレーザビームを主走査方向に偏向させるための
ポリゴンミラー(偏向装置)240、ポリゴンミラー2
40により偏向されたレーザビームを各感光体ドラム2
22a〜222d上に集光して結像させるfθレンズ2
41、及び各ミラー242,243等を備えている。
【0042】レーザビームスキャナ227aは、カラー
画像の黒色成分画像に対応する画像信号を入力し、この
画像信号に応じてレーザビームを変調し、黒色成分画像
に対応するレーザビームを感光体ドラム222aに照射
する。レーザビームスキャナ227bは、カラー画像の
シアン色成分画像に対応する画像信号を入力し、この画
像信号に応じてレーザビームを変調し、シアン色成分画
像に対応するレーザビームを感光体ドラム222bに照
射する。レーザビームスキャナ227cは、カラー画像
のマゼンタ色成分画像に対応する画像信号を入力し、こ
の画像信号に応じてレーザビームを変調し、マゼンタ色
成分画像に対応するレーザビームを感光体ドラム222
cに照射する。レーザビームスキャナ227dは、カラ
ー画像のイエロー色成分画像に対応する画像信号を入力
し、この画像信号に応じてレーザビームを変調し、イエ
ロー色成分画像に対応するレーザビームを感光体ドラム
222dに照射する。こうしてレーザービームによって
感光体ドラムが露光されることにより、各感光体ドラム
222a〜222d上に、黒色成分画像の静電潜像、シ
アン色成分画像の静電潜像、マゼンタ色成分画像の静電
潜像、イエロー色成分画像の静電潜像が形成される。
【0043】現像装置227aには黒色のトナーが収容
されており、この黒色のトナーが感光体ドラム222a
上の黒色成分画像の静電潜像に付着し、これにより黒色
のトナー像が現像される。現像装置227bにはシアン
色のトナーが収容されており、このシアン色のトナーが
感光体ドラム222b上のシアン色成分画像の静電潜像
に付着し、これによりシアン色のトナー像が現像され
る。現像装置227cにはマゼンタ色のトナーが収容さ
れており、このマゼンタ色のトナーがマゼンタ色成分画
像の静電潜像に付着し、これによりマゼンタ色のトナー
像が現像される。現像装置227dにはイエロー色のト
ナーが収容されており、このイエロー色のトナーがイエ
ロー色成分画像の静電潜像に付着し、これによりイエロ
ー色のトナー像が現像される。
【0044】各感光体ドラム222a〜222dの回転
に伴い、各感光体ドラム222a〜222dが転写搬送
ベルト216上の記録用紙Pに順次押し付けられ、各感
光体ドラム222a〜222d上の各トナー像が記録用
紙P上に順次重ね合わせられ転写される。この後、記録
用紙Pは、除電用放電器229まで搬送され、除電用放
電器229により静電気を除電され転写搬送ベルト21
6から剥離されてから、定着装置217へと導かれる。
定着装置217は、一対の定着ローラを備えており、転
写搬送ベルト機構213からの記録用紙Pを受け取り、
これらの定着ローラ間のニップ部に記録用紙Pを通過さ
せ、これにより記録用紙P上に転写形成されたトナー像
を記録用紙P上に定着させる。この記録用紙Pは、搬送
切り換えゲート218を経て、排出ローラ219により
排紙トレイ220に排出されるか、切り換えゲート21
8からスイッチバック搬送経路221を介して表裏反転
されてから画像形成装置210へと再び導かれる。
【0045】なお、ここでは、各レーザースキャナユニ
ット227a〜227dによって各感光体ドラム222
a〜222dへの画像の書き込みを行っているが、各レ
ーザースキャナユニット227a〜227dの代わり
に、発光ダイオードアレイと結像レンズアレイからなる
書き込み光学系(LEDヘッド)を用いても良い。この
LEDヘッドは、レーザースキャナユニットに比べ、サ
イズが小さく、また可動部分がなくて動作音もない。こ
のため、複数個の書き込みユニットを必要とするタンデ
ム方式のデジタルカラー複写機等の画像形成装置ではL
EDヘッドが好適である。
【0046】次に、図2を参照しつつ、本実施形態のカ
ラー画像形成装置における画像処理部の構成及び機能を
説明する。なお、図2において図1と同様の作用を果た
す部位には同じ符号を付している。
【0047】この画像処理部は、画像データ入力部4
0、演算処理部41、ハードディスク装置もしくはRA
M(ランダムアクセスメモリ)等から構成される画像メ
モリ43、画像データ出力部42、CPU(中央処理装
置)44、画像編集部45、及び各外部インターフェイ
ス部46,47を備えている。
【0048】画像データ入力部40は、原稿上の白黒画
像あるいはカラー画像を読み取り、R,G,B(赤色成
分、緑色成分、青色成分)に色分解したラインデータを
画像信号として出力する3ラインのCCD116と、C
CD116から出力された画像信号のレベルを補正する
シェーディング補正回路40b、3ラインのCCD11
6によって読み取られた各色のラインデータのずれを補
正するラインバッファ等からなるライン合わせ部40
c、各色のラインデータに対して色補正を施すセンサ色
補正部40d、各画素の変化にめりはりがある様に各色
のラインデータを補正するMTF補正部40e、画像の
明暗を補正して視感度補正を行うγ補正部40f等から
なる。
【0049】演算処理部41は、画像データ入力部40
からの各色のラインデータ(R,G,Bの各画像信号)
よりモノクロ画像(白黒画像)を示す画像信号を生成す
るモノクロデータ生成部41a、R,G,Bの画像信号
を画像形成部210の第2、第3及び第4画像形成ステ
ーションPb,Pc,Pdに対応するC,M,Y(シア
ン色成分、マゼンタ色成分、イエロー色成分)の各画像
信号に変換し、かつクロック変換する入力処理部41
b、画像信号によって示される画像を文字領域、網点写
真領域及び印画紙写真領域に区別して分ける領域分離部
41c、入力処理部41aからのC,M,Yの各画像信
号に基づいて下色除去処理を行ってK(黒色成分)の画
像信号を生成する黒生成部41d、各色変換テーブルに
基づいてC,M,Yの画像信号によって示される各色を
補正する各色補正回路41e、指定された倍率に応じて
画像が拡大縮小される様に画像信号を処理する各ズーム
処理回路41f、各空間フィルター41g、各プリント
データ入力部41i、多値誤差拡散や多値ディザなどの
階調性を表現するための各中間調処理部41h、及び追
跡パターン出力部41jを備えている。
【0050】演算処理部41の各中間調処理部41hに
よって処理されたC,M,Y,Kの画像信号は、画像メ
モリ43に一旦記憶される。C,M,Y,Kの各画像信
号は、1画素毎にシリアル出力される8ビット(C,
M,Y,Kの4色で32ビット)のものであり、この様
なC,M,Y,Kの各画像信号が各色の画像データとし
て各ハードディスク43a,43b,43c,43dに
記憶される。
【0051】画像形成部210の第1、第2、第3及び
第4画像形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdを相
互に離間して配置しているので、これらの画像形成ステ
ーションによるそれぞれの画像の形成タイミングが異な
る。このため、各ハードディスク43a,43b,43
c,43d内の各色の画像データは、それぞれの遅延バ
ッファメモリ43eに一旦記憶され、それぞれの遅延時
間を与えられた後に、各色の画像信号としてそれぞれの
画像形成ステーションに送出される。これにより、各画
像形成ステーションにおいてそれぞれの画像が同一の記
録用紙P上にずれることなく重ね合わせられる。
【0052】画像データ出力部42は、各レーザースキ
ャナユニット227a〜227d、及び画像メモリ43
からの各色の画像信号に応じて各レーザースキャナユニ
ットの駆動信号をパルス幅変調するレーザコントロール
ユニット42aを備えている。各レーザースキャナユニ
ット227a〜227dは、パルス幅変調されたそれぞ
れの駆動信号を入力し、これらの駆動信号に応じてレー
ザビームの出力レベルを制御している。
【0053】CPU44は、この画像処理部を統括的に
制御するものであって、画像データ入力部40、演算処
理部41、画像メモリ43、画像データ出力部42、画
像編集部45、及び各外部インターフェース46,47
を所定のシーケンスに基づいて制御している。
【0054】画像編集部45は、画像メモリ43内の画
像データに対して所定の画像編集処理を施すためのもの
であり、この編集処理を画像メモリ43内で行う。この
画像メモリ43内の画像データは、画像データ入力部4
0あるいは後述する外部インターフェイス46(又は4
7)から入力され、演算処理部41により処理を施され
たものである。
【0055】外部インターフェース46は、外部端末
(通信携帯端末、デジタルカメラ、デジタルビデオカメ
ラ等)から画像データを受け入れるための通信インター
フェースである。なお、この外部インターフェース46
から入力される画像データも、画像処理部41に一旦入
力されて色空間補正などを施されることにより画像形成
装置210で取り扱うことのできるデータに変換され、
画像メモリ43に記憶される。
【0056】外部インターフェース47は、パーソナル
コンピュータにより作成された画像データ、あるいはF
AX受信による画像データを入力するためのものであ
り、白黒又はカラーのいずれの画像データであっても入
力することができる。このインターフェース47を通じ
て入力される画像データは、既にC,M,Y,Kの画像
信号であり、中間調処理部41hによる処理を施されて
から画像メモリ43に記憶管理されることになる。
【0057】次に、図3を参照しつつ、本実施形態のカ
ラー画像形成装置における動作制御部の構成及び機能を
説明する。なお、図3において図1及び図2と同様の作
用を果たす部位には同じ符号を付している。
【0058】この動作制御部は、図2に示した画像デー
タ入力部40、演算処理部41、画像メモリ43、画像
データ出力部42及びCPU44を備えるだけでなく、
操作基板ユニット50、ADF駆動部51、ディスク駆
動部52、FCU駆動部53、スキャナー駆動部54及
びプリンター駆動部55を備えている。
【0059】CPU44は、各駆動部51〜55に対し
て制御信号を送出し、これらの駆動部51〜55をシー
ケンス制御して管理している。
【0060】また、CPU44は、操作基板ユニット5
0と相互通信可能に接続されている。この操作基板ユニ
ット50の操作ユニットが操作者によって操作される
と、この操作に応じて操作基板ユニット50は、複写モ
ードを示す制御信号を形成し、この制御信号をCPU4
4に伝送する。この制御信号に応答してCPU44は、
図2に示す画像処理部及び図3に示す動作制御部を統括
的に制御し、該複写モードの複写を行う。
【0061】更に、CPU44は、このカラー画像形成
装置が現在どの様な動作状態にあるかを示す制御信号を
操作基板ユニット50に伝送する。これに応答して操作
基板ユニット50は、現在の動作状態を該操作基板ユニ
ット50の表示部に表示して操作者に知らせる。
【0062】さて、この様な構成のカラー画像形成装置
においては、第1、第2、第3及び第4画像形成ステー
ションPa,Pb,Pc,Pdにより形成されて定着装
置217により記録用紙Pに定着されるK,C,M,Y
(黒色成分、シアン色成分、マゼンタ色成分、イエロー
色成分)の各画像が記録用紙P上でずれると、カラー画
像が不鮮明となり、その品質が劣化する。
【0063】そこで、本実施形態においては、次に説明
する様な手順によって記録用紙P上にセットパターン画
像を形成し、このセットパターン画像に基づいて各色の
画像のズレ量を測定し、これらのズレ量を調整してキャ
ンセルしている。
【0064】まず、図4(a)に示す様なセットパター
ン画像Qo を記録用紙P上に記録する。このセットパタ
ーン画像Qo は、黒色の2つの基準となる主パターンK
1 ,K1'と、これらの主パターンK1 ,K1'間に配置さ
れたマゼンタ色の副パターンM1 、シアン色の副パター
ンC1 及びイエロー色の副パターンY1 を含んでいる。
このセットパターン画像Qo の特徴は、基準となる各主
パターンK1 ,K1'の中心を結ぶ基準直線Hを仮定する
と、この基準直線H上に各副パターンC1 ,M1 ,Y1
の中心が並ぶことにある。
【0065】このセットパターン画像Q0 を記録させる
ためには、操作基板ユニット50を操作して、テストモ
ードをCPU44に指示する。これに応答してCPU4
4は、給紙機構211、転写搬送ベルト機構213及び
搬送切り換えゲート218等を制御し、記録用紙Pの供
給、搬送及び排出等を行う。同時に、CPU44は、画
像メモリ43に予め記憶されているセットパターン画像
Q0 を読み出し、このセットパターン画像Q0 を示す画
像信号を画像データ出力部42に与える。画像データ出
力部42は、この画像信号に応じて第1乃至第4画像形
成ステーションPa〜Pdの各レーザースキャナユニッ
ト227a〜227dを駆動制御する。これにより、第
1乃至第4画像形成ステーションPa〜Pdにおいて
は、各レーザースキャナユニット227a〜227dに
よる各感光体ドラム222a〜222dへのそれぞれの
静電潜像の書き込みが行われ、これらの静電潜像が各現
像装置224a,224b,224c,224dによっ
て現像され、現像された各感光体ドラム222a〜22
2d上のそれぞれのトナー像が搬送中の記録用紙Pに順
次重ね合わせて転写され記録される。
【0066】この様なセットパターン画像Q0 の記録に
際し、図4(a) に示すセットパターン画像Qo が記録用
紙P上に全く正確に記録されたならば、何等問題がな
く、各色の画像のズレを調整する必要がない。ところ
が、実際には画像形成ステーションの動作ムラ等を原因
として、図4(a) に示すセットパターン画像Qo が記録
用紙P上に正確に記録されず、例えば図4(b) に示す様
なセットパターン画像Q1となる。このセットパターン
画像Q1 においては、各主パターンK1 ,K1'の中心を
結ぶ基準直線Hから各副パターンC1 ,M1 ,Y1 の中
心が副走査方向にズレている。
【0067】この場合は、記録用紙Pを原稿台111に
配置して、記録用紙P上のセットパターン画像Q1 を画
像読取部110により読み取らせ、基準直線Hからの各
副パターンC1 ,M1 ,Y1 のズレ量ΔC1 ,ΔM1 ,
ΔY1 を測定し、各ズレ量ΔC1 ,ΔM1 ,ΔY1 を補
正する。
【0068】このためには、記録用紙Pを原稿台111
に配置した後に、操作基板ユニット50を操作して、記
録用紙P上のセットパターン画像Q1 の読み取りをCP
U44に指示する。これに応答してCPU44は、画像
読取部110及び画像データ入力部40を制御して画像
の読み取りを行う。画像データ入力部40においては、
CCDラインセンサ116から各色(R,G,B)のラ
インデータが出力され、各色のラインデータに対して明
暗補正、γ補正等が施される。この後、演算処理部41
においては、各色のラインデータからC,M,Y,Kの
各画像信号が形成され、これらの画像信号に各種の処理
が施される。そして、これらの画像信号が画像メモリ4
3に一旦記憶される。
【0069】CPU44は、画像メモリ43内のC,
M,Y,Kの各画像信号を読み出して、次の様な画像処
理を行う。すなわち、画像読取部110によって読み取
られた画像全体(図4(b)のセットパターン画像Q1
を含む)において、予め位置決めされた各第1マスクa
の範囲内の各画像を切り出し、各第1マスクaの範囲内
の各画像に基づいて各主パターンK1 ,K1'の中心位置
を求める。そして、CPU44は、画像全体における各
第1マスクaの位置、及び各第1マスクaにおける各主
パターンK1 ,K1'の中心位置に基づいて、画像全体に
おける各主パターンK1 ,K1'の中心位置(X0 ,Y0
),(X1 ,Y1 )を求める。更に、CPU44は、
各主パターンK1 ,K1'の中心位置(X0 ,Y0 ),
(X1 ,Y1 )を結ぶ直線を求め、この直線上の予め定
められたそれぞれの位置に各第2マスクbを配置する。
引き続いて、CPU44は、主走査ラインに対する該直
線の傾き角度θを求め、この角度θだけ各第2マスクb
を傾ける。これによって、各第2マスクbが直線に沿っ
て並ぶことになる。更に、CPU44は、各第2マスク
bの範囲内の各画像を切り出し、各第2マスクbの範囲
内の各画像に基づいて各副パターンC1 ,M1 ,Y1 の
中心位置を求める。この後に、画像全体における各第2
マスクbの位置、及び各第2マスクbにおける各副パタ
ーンC1 ,M1 ,Y1 の中心位置に基づいて、画像全体
における各副パターンC1 ,M1 ,Y1 の中心位置を求
める。最後に、各主パターンK1 ,K1'を結ぶ基準直線
Hからの各副パターンC1 ,M1 ,Y1 のズレ量ΔC1
,ΔM1 ,ΔY1 を測定し、これらのズレ量を記憶す
る。
【0070】図4(b)から明らかな様に第1マスクa
が第2マスクbよりも大きくなっている。これは、第1
マスクaがセットパターン画像Q1 の基準となる主パタ
ーンを切り出すものであって、記録用紙Pの傾きやズレ
等を考慮した上で、この基準となる主パターン全体を誤
りなく確実に検出するには、この第1マスクaのサイズ
を十分に大きくすることが必要となるためである。これ
に対して副パターンは、この副パターンにほぼ重なる様
に、記録用紙Pと同様にずらされて傾けられた第2マス
クbの範囲内で読み取られるので、この第2マスクbの
サイズを必要最小限に抑えることができる。この第2マ
スクbのサイズを必要最小限に抑えれば、第2マスクb
の範囲内の画像が小さくなるので、画像データの処理時
間を短縮することができる。
【0071】なお、主パターン及び副パターンの中心位
置を求めるには、例えば第1及び第2マスクa,b内の
それぞれの画像別に、パターンの濃淡についてヒストグ
ラムを求め、濃度のピーク位置をパターンの中心位置と
して求めれば良い(例えば特開平6-95474 号公報を参
照)。この場合、パターンが十文字型であることが好ま
しい。
【0072】こうして各ズレ量ΔC1 ,ΔM1 ,ΔY1
の測定が終了した後には、任意のカラー画像を記録用紙
P上に記録するときに、CPU44は、各ズレ量ΔC1
,ΔM1 ,ΔY1 が0となる様に第2乃至第4画像形
成ステーションPb〜Pdの副走査方向の書き込みタイ
ミングを調整する。例えば、画像メモリ43に一旦記憶
された任意のカラー画像を示すC,M,Yの各画像信号
を読み出す際に、各ズレ量ΔC1 ,ΔM1 ,ΔY1 に応
じてC,M,Yの各画像信号の読み出しタイミングをず
らし、これにより各色の画像のズレを補正する。この結
果、記録用紙P上に記録されたカラー画像の品質が向上
する。
【0073】このとき、各主パターンK1 ,K1'を結ぶ
基準直線Hを基準として各ズレ量ΔC1 ,ΔM1 ,ΔY
1 を求めたので、黒色の各主パターンK1 ,K1'を記録
する第1画像形成ステーションPaの副走査方向の書き
込みタイミングを基準として、他の第2乃至第4画像形
成ステーションPb〜Pdの副走査方向の書き込みタイ
ミングを調整することになる。ただし、第1画像形成ス
テーションPaの書き込み開始位置や画像の拡大縮小率
等を高精度で予め調整して決定しておく必要がある。
【0074】また、この様に第1画像形成ステーション
Paの書き込み開始位置や画像の拡大縮小率等を高精度
で予め調整して決定しておく場合は、第1画像形成ステ
ーションPaの動作誤差による主パターンの記録位置の
ズレを考慮して第1マスクaのサイズを定める必要がな
く、この分だけ第1マスクaのサイズを小さく設定する
ことができ、画像データの処理時間の短縮を図れる。
【0075】本実施形態においては、各ズレ量ΔC1 ,
ΔM1 ,ΔY1 は、各主パターンK1 ,K1'の中心を結
ぶ基準直線Hからのズレ量である。このため、記録用紙
P上のセットパターン画像Q1 を読み取るときに、例え
ば図4(c)に示す様に記録用紙Pが原稿台111に傾
いて配置されても、各ズレ量ΔC1 ,ΔM1 ,ΔY1を
正確に求めることができる。つまり、原稿台111上で
記録用紙Pが傾いて配置されたり、所定位置から外れて
配置されたとしても、記録用紙P上では各主パターンK
1 ,K1'の中心を結ぶ基準直線Hに対する各ズレ量ΔC
1 ,ΔM1 ,ΔY1 が変化することはない。従って、本
実施形態においては、従来の様に記録用紙の不適切な配
置位置を原因として、測定されるズレ量が左右されるこ
とはない。
【0076】具体的には、図5に示す様に各主パターン
K1 ,K1'の中心位置を(Xk1,Yk1),(Xk2,Yk
2)とし、シアン色の副パターンC1 の中心位置を(Xc
1,Yc1)とすると、各主パターンK1 ,K1'の中心位
置(Xk1,Yk1),(Xk2,Yk2)を結ぶ基準直線Hの
傾きθを次式(4)に基づいて求めることができ、シア
ン色の副パターンC1 のズレ量ΔC1 を次式(5)に基
づいて求めることができる。
【0077】 θ=arctan((Yk2−Yk1)/(Xk2−Xk1)) …(4) ΔC1 =(Xc1−Xk1)sin (−θ)+(Yc1−Yk1)cos (−θ)…(5) 同様にイエロー色及びマゼンタ色の各副パターンY1 ,
M1 のズレ量ΔY1 ,ΔM1 を求めることができる。
【0078】ところで、感光体ドラムの偏芯等がある
と、感光体ドラム周囲のいずれの位置で副パターンを記
録したかにより、この副パターンのズレ量の測定結果に
バラツキが発生する。この場合、1つの副パターンのみ
のズレ量を求めたとしても、副走査方向のズレ量を正確
に求めることはできない。
【0079】そこで、図6(a)に示す様な複数のセッ
トパターン画像Q0 を副走査方向に並べたものを作成し
ておき、これを記録用紙P上に記録する。この結果とし
て、記録用紙P上に例えば図6(b)に示す様な各セッ
トパターン画像Q1 が得られれば、まず各第1マスクa
の範囲内の各画像を切り出して基準となる各主パターン
K1 ,K4 の中心位置を求める。そして、先頭のセット
パターン画像Q1 においては、各主パターンK1 ,K4
の中心位置を基準にして位置決めされた第2マスクbの
範囲内の画像を切り出すことにより主パターンK1'の中
心位置を求めて、各主パターンK1 ,K1'を結ぶ基準直
線Hを求め、更に同様に位置決めされた各第2マスクb
の範囲内の画像を切り出すことにより各副パターンC1
,M1 ,Y1 の中心位置を求める。他の各セットパタ
ーン画像Q1 においても、各主パターンK1 ,K4 の中
心位置を基準にして位置決めされた各第2マスクbの範
囲内の画像を切り出すことにより各主パターンK2 ,K
2',K3 ,K3',K4'の中心位置を求めて、各主パター
ンK2 ,K2'を結ぶ基準直線H、各主パターンK3 ,K
3'を結ぶ基準直線H及び各主パターンK4 ,K4'を結ぶ
基準直線Hをそれぞれ求め、更に同様に位置決めされた
各第2マスクbの範囲内の画像を切り出すことにより各
副パターンの中心位置を求める。
【0080】この後、それぞれの基準直線Hに対するイ
エロー色の各副パターンY1 ,Y2,Y3 ,Y4 のズレ
量ΔY1 ,ΔY2 ,ΔY3 ,ΔY4 を求め、これらのズ
レ量の平均値を求める。同様に、シアン色及びマゼンタ
色についても、それぞれの直線に対する各副パターンの
ズレ量を求め、これらのズレ量の平均値を求める。
【0081】こうして各色のズレ量の平均値を求めた後
には、任意のカラー画像を記録用紙P上に記録するとき
に、各色のズレ量の平均値が0となる様に第2乃至第4
画像形成ステーションPb〜Pdの副走査方向の書き込
みタイミングを調整し、副走査方向での各色の画像のズ
レを調整する。
【0082】要するに、副走査方向に並んだ同一色の各
副パターンのズレ量の平均値を求めて、この平均値に応
じて副走査方向での該色の画像のズレを調整しており、
これにより感光体ドラムの偏芯等を原因とするズレ量の
バラツキの影響を最小限にして、副走査方向のいずれの
位置においても色ズレを良好に抑制している。
【0083】ここでは、先に述べた様に各主パターンK
1 ,K4 の中心位置を各第1マスクaの範囲内の画像か
ら求め、他の各主パターンの中心位置を各第2マスクb
の範囲内の画像から求めている。これは、図6(b)に
示す各セットパターン画像全体からみて、各主パターン
K1 ,K4 を基準として設定したことから、これらの主
パターンK1 ,K4 全体をそれぞれの第1マスクaの範
囲内に収めて、これらの主パターンK1 ,K4 を確実に
検出するためである。これに対して他の各主パターン及
び各副パターンには、各主パターンK1 ,K4 の中心位
置を基準にして位置決めされた各第2マスクbが適用さ
れる。
【0084】この様に先頭のセットパターン画像Q0 の
各主パターンK1 ,K4 を基準にする場合は、各主パタ
ーンK1 ,K4 が主走査方向での書き出し開始側(レー
ザースキャナユニットによる書き出し開始側)に位置決
めされる。この主走査方向での書き出し開始側では、レ
ーザースキャナユニットのVCO(Voltage Contorol
led Ocsillators )による主走査方向での縮小拡大倍
率誤差の影響を受け難いので、各主パターンK1 ,K4
の記録位置精度が向上し、この分だけ第1マスクaのサ
イズを小さく設定することができ、画像データの処理時
間を短縮することができる。
【0085】更に、ここでも、第1画像形成ステーショ
ンPaを基準とし、その書き込み開始位置や画像の拡大
縮小率等を高精度で予め調整して決定しているため、第
1画像形成ステーションPaによる主パターンの記録位
置のズレを考慮して第1マスクaのサイズを定める必要
がなく、この分だけ第1マスクaのサイズを小さく設定
することができる。
【0086】これまでの説明では、副走査方向での各色
の画像のズレを調整しているが、主走査方向のズレを調
整することも可能である。すなわち、副走査方向に沿っ
てセットパターン画像を記録用紙上に記録し形成してお
き、基準となる各主パターンを結ぶ基準直線を求め、各
色別に、基準直線に対する主走査方向での副パターンの
ズレ量を求め、主走査方向での各色の画像のズレを調整
する。更に、同様のセットパターン画像を複数個主走査
方向に並べて、各セットパターン画像について求められ
たそれぞれのズレ量に基づいてそのバラツキを抑えても
構わない。
【0087】また、2つの基準となる主パターンの中心
位置を結んで基準直線Hを求めているが、記録用紙Pの
傾きを無視することができるという前提のもとでは、1
つの主パターンの中心位置を基準にして副パターンのズ
レ量を求めることができる。すなわち、1つの主パター
ンを基準とする場合は、基準となる該主パターンを含む
画像を大きなサイズの第1マスクaによって切り出し
て、画像全体における主パターンの中心位置(X0 ,Y
0 )を求め、この中心位置(X0 ,Y0 )に対して予め
定められたそれぞれの位置に各第2マスクbを配置し
て、これらの第2マスクbによってそれぞれの副パター
ンを含む各画像を切り出し、画像全体における各副パタ
ーンの中心位置を求め、主パターンの中心位置(X0 ,
Y0 )に対する各副パターンのズレ量を求める。更に、
基準となる該主パターンを含む画像を基準となる画像形
成ステーションによって形成すれば、第1マスクaのサ
イズを小さくしたり、調整手順を簡単化することができ
る。また、基準となる該主パターンを記録用紙Pの書き
出し開始側に位置決めすれば、第1マスクaのサイズを
小さくすることができる。
【0088】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものでなく、多様に変形することができる。例えば、
主パターンや副パターンの形状を変更しても良いし、マ
スクの形状を変更しても構わない。また、第1及び第2
マスクに限定されるものでなく、他の大きさのマスクを
適用して、この他のマスクの範囲内の画像を読み取って
も構わない。要するに、第1マスクについては、基準と
なる主パターン全体を読み取るために十分な大きさとし
たが、他のマスクについては、必要最小限のそれぞれの
大きさに抑えることにより、データの処理時間を短縮す
る。更に、副走査方向及び主走査方向での各色のズレ量
を調整するために、画像メモリからの各画像信号の読み
出しタイミングを変更するだけでなく、ポリゴンミラー
の回転速度を変更したり、これらの方法を組み合わせて
各色のズレ量を調整しても構わない。
【0089】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、基
準となる主パターンに対する副パターンのズレ量、もし
くは基準となる各主パターンを結ぶ直線に対する副パタ
ーンのズレ量を測定している。この場合、記録媒体を読
み取る際に、記録媒体が傾いていたり所定位置から外れ
ていても、主パターンに対する副パターンのズレ量、も
しくは各主パターンを結ぶ直線に対する副パターンのズ
レ量が変化することはないので、副パターンのズレ量を
正確に測定することができる。従って、この測定された
ズレ量に応じて、各画像形成手段によって重ね合わせら
れる各色の画像のズレを高精度で調整することができ
る。また、測定のやり直しをする必要がなく、調整作業
の簡単化と作業時間の短縮を図ることができる。
【0090】更に、本発明によれば、第1マスクのサイ
ズを第2マスクのサイズよりも大きくしている。記録媒
体のずれや傾きを考慮すると、主パターンを確実に読み
取るには、この主パターンの読み取り範囲を決める第1
マスクのサイズを十分に大きくする必要がある。また、
この記録媒体のずれや傾きを原因とする主パターンのズ
レ量と副パターンのズレ量は一致するので、主パターン
を読み取って、その位置が分かれば、副パターンの位置
もほぼ分かり、この副パターンにほぼ重なる様に第2マ
スクを位置決めすることができる。このため、副パター
ンの読み取り範囲を決める第2マスクのサイズを必要最
小限に抑えることができる。この様に第2マスクのサイ
ズを必要最小限に抑えれば、第2マスクの範囲内で読み
取られる画像が小さくなり、画像データの処理時間を短
縮することができる。
【0091】また、本発明によれば、主パターンを基準
の画像形成装置により記録している。この基準の画像形
成手段の書き込み開始位置や画像の拡大縮小倍率を予め
調整して決定しておき、各色の画像のズレの調整に際し
ては、この基準の画像形成手段による記録動作に対して
他の画像形成手段による記録動作を調整する。また、こ
の基準の画像形成手段の書き込み開始位置や画像の拡大
縮小倍率を予め調整して決定することによって、記録用
紙上での主パターンの記録位置のバラツキを小さく抑え
ることができる。このため、先に述べた第1マスクを用
いる場合には、この第1マスクのサイズを縮小すること
ができる。この結果、第1マスクの範囲内で画像が小さ
くなり、画像データの処理時間を短縮することができ
る。
【0092】更に、本発明によれば、主パターンを主走
査方向での記録開始側に記録しているので、この主パタ
ーンを記録する画像形成手段のレーザビームスキャナに
よる拡大縮小倍率の誤差よる影響を回避することがで
き、記録媒体上の主パターンの位置精度を向上させるこ
とができる。また、主パターンの位置精度が向上すれ
ば、先に述べた第1マスクを用いる場合に、この第1マ
スクのサイズを縮小することができる。この結果、第1
マスクの範囲内の画像が小さくなり、画像データの処理
時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカラー画像形成装置の概
略機構を示す側面図である。
【図2】本実施形態のカラー画像形成装置における画像
処理部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態のカラー画像形成装置における動作
制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図4】(a)は本実施形態におけるセットパターン画
像の原型を示す図であり、(b)はこのセットパターン
画像を記録用紙上に記録した状態を示す図であり、
(c)はこのセットパターン画像を記録した記録用紙を
傾けて配置した状態を示す図である。
【図5】各主パターンを結ぶ基準直線に対する副パター
ンのズレ量を求めるための計算手順を説明するために用
いた図である。
【図6】(a)は副走査方向に並べた複数のセットパタ
ーン画像を示す図であり、(b)はこのセットパターン
画像を記録用紙上に記録した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 装置本体 40 画像データ入力部 41 演算処理部 42 画像データ出力部 43 画像メモリ 44 中央処理装置 45 画像編集部 46,47 外部インターフェイス部 50 操作基板ユニット 51 ADF駆動部 52 ディスク駆動部 53 FCU駆動部 54 スキャナー駆動部 55 プリンター駆動部 110 画像読取部 112 両面自動原稿送り装置 116 CCDラインセンサ 210 画像形成部 211 給紙機構 220 排出トレイ 222a〜222d 感光体ドラム H 基準直線 P 記録用紙 Pa 第1画像形成ステーション Pb 第2画像形成ステーション Pc 第3画像形成ステーション Pd 第4画像形成ステーション Qo セットパターン画像 K1 ,K1' 主パターン C1 ,M1 ,Y1 副パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高 京介 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 福留 正一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 堀内 孝郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 岡橋 義孝 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 EB04 EC03 EC19 ED06 EE02 EE06 FD08 ZA07 2H030 AA01 AA07 AB02 AD17 BB02 BB16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を搬送経路に沿って搬送しつ
    つ、複数の画像形成手段によって各色の画像を該記録媒
    体に重ね合わせて記録する画像形成装置において、 各画像形成手段のいずれかによる基準となる主パターン
    の記録媒体への記録、及び他の画像形成手段による副パ
    ターンの該記録媒体への記録を行わせるパターン記録手
    段と、 予め定められた第1マスクの範囲内で記録媒体上の基準
    となる主パターンを読み取ると共に、この主パターンに
    対して予め定められた位置にある第2マスクの範囲内で
    記録媒体上の副パターンを読み取る読取手段と、 記録媒体上での主パターンに対する副パターンのズレ量
    に基づいて各画像形成手段によって重ね合わせられる各
    画像のズレを調整する調整手段とを備えており、 第1マスクのサイズを第2マスクのサイズよりも大きく
    したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体を搬送経路に沿って搬送しつ
    つ、複数の画像形成手段によって各色の画像を該記録媒
    体に重ね合わせて記録する画像形成装置において、 各画像形成手段のいずれかによる少なくとも2つの基準
    となる主パターンの記録媒体への記録、及び他の画像形
    成手段による副パターンの該記録媒体への記録を行わせ
    るパターン記録手段と、 予め定められた各第1マスクの範囲内で記録媒体上の基
    準となる各主パターンを読み取ると共に、これらの主パ
    ターンに対して予め定められた位置にある第2マスクの
    範囲内で記録媒体上の副パターンを読み取る読取手段
    と、 記録媒体上の各主パターンを結ぶ直線に対する副パター
    ンのズレ量に基づいて各画像形成手段によって重ね合わ
    せられる各画像のズレを調整する調整手段とを備えてお
    り、 各第1マスクのサイズを第2マスクのサイズよりも大き
    くしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体を搬送経路に沿って搬送しつ
    つ、複数の画像形成手段によって各色の画像を該記録媒
    体に重ね合わせて記録する画像形成装置において、 各画像形成手段のいずれかによる主パターンの記録媒体
    への記録、及び他の画像形成手段による副パターンの該
    記録媒体への記録を行わせるパターン記録手段と、 記録媒体上の主パターン及び副パターンを読み取る読取
    手段と、 記録媒体上での主パターンに対する副パターンのズレ量
    に基づいて各画像形成手段によって重ね合わせられる各
    画像のズレを調整する調整手段とを備えており、 主パターンを記録する画像形成手段は、各画像のズレの
    調整のときに副パターンを記録する他の画像形成手段に
    対して基準となることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体を搬送経路に沿って搬送しつ
    つ、複数の画像形成手段によって各色の画像を該記録媒
    体に重ね合わせて記録する画像形成装置において、 各画像形成手段のいずれかによる少なくとも2つの主パ
    ターンの記録媒体への記録、及び他の画像形成手段によ
    る副パターンの該記録媒体への記録を行わせるパターン
    記録手段と、 記録媒体上の各主パターン及び副パターンを読み取る読
    取手段と、 記録媒体上の各主パターンを結ぶ直線に対する副パター
    ンのズレ量に基づいて各画像形成手段によって重ね合わ
    せられる各画像のズレを調整する調整手段とを備えてお
    り、 各主パターンを記録する画像形成手段は、各画像のズレ
    の調整のときに副パターンを記録する他の画像形成手段
    に対して基準となることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体を搬送経路に沿って搬送しつ
    つ、複数の画像形成手段によって各色の画像を該記録媒
    体に重ね合わせて記録する画像形成装置において、 各画像形成手段のいずれかによる主パターンの記録媒体
    への記録、及び他の画像形成手段による副パターンの該
    記録媒体への記録を行わせるパターン記録手段と、 記録媒体上の主パターン及び副パターンを読み取る読取
    手段と、 記録媒体上での主パターンに対する副パターンのズレ量
    に基づいて各画像形成手段によって重ね合わせられる各
    画像のズレを調整する調整手段とを備えており、 主パターンは、搬送方向に直交する主走査方向での記録
    開始側に記録されることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体を搬送経路に沿って搬送しつ
    つ、複数の画像形成手段によって各色の画像を該記録媒
    体に重ね合わせて記録する画像形成装置において、 各画像形成手段のいずれかによる少なくとも2つの主パ
    ターンの記録媒体への記録、及び他の画像形成手段によ
    る副パターンの該記録媒体への記録を行わせるパターン
    記録手段と、 記録媒体上の各主パターン及び副パターンを読み取る読
    取手段と、 記録媒体上の各主パターンを結ぶ直線に対する副パター
    ンのズレ量に基づいて各画像形成手段によって重ね合わ
    せられる各画像のズレを調整する調整手段とを備えてお
    り、 各主パターンは、搬送方向に直交する主走査方向での記
    録開始側に記録されることを特徴とする画像形成装置。
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