JP2007316154A - カラー画像形成装置、カラー画像形成方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各色画像に対して画素単位の色ずれを補正する座標変換手段41と、エッジ部又は細線パターン部の画像データに対して画素単位未満の色ずれを補正する階調補正手段44と、エッジ部及び細線パターン部以外の画像データに対してハーフトーン処理を行うハーフトーン処理手段410と、階調補正手段44による補正処理後の画像データに対して前記ハーフトーン処理とは異なる例外処理を行う例外処理手段409と、ハーフトーン処理手段410及び例外処理手段409により得られた画像データに基づいてレーザー12から感光体ドラム14上に光ビームを照射して露光を行う露光ユニット51を具備するようにする。
【選択図】図4
Description
図1(a)に示す入力画像101は、一定の濃度値を持つ画像である。また、図1(b)は、入力画像101に対してある色ずれ補正処理を行った後の画像(色ずれ補正処理後の画像)102である。この画像102を実際に印刷すると、図1(c)に示すように画像濃度値と当該画像濃度値に対するトナー濃度との関係がリニアでないために、入力画像101が一定の濃度値の画像であるのにも拘らず、濃度値が一定でない画像が印刷される。このような不均一な濃度値が周期的に繰り返された場合、モアレが顕在化してしまい、良好なカラー画像が得られないという問題点がある。
また、本発明によれば、各色画像の細線パターン部を検出し、当該細線パターン部を画素単位及び画素単位未満で色ずれ補正を行うようにしているため、細線の再現性を高め、より良好なカラー画像を取得することができる。
また、本発明によれば、各画像形成部の機械的な配置のずれ等に起因するレジストレーションずれを相殺する位置に前記各画像形成部が各色画像を出力することができる。これにより、主走査方向における最小座標単位よりも小さい値でもって配置のずれ等による色ずれを修正することができ、色ずれのないカラー画像を品質を劣化させることなく高速に出力することができる。
図2は、第1の実施形態に係るカラー画像形成装置の主として機械的な構成を示す概略断面図である。例えば、第1の実施形態に係るカラー画像形成装置1は、4ドラム方式のカラーレーザビームプリンタの場合に対応する。
図3の301は、理想的な主走査線を示したイメージであり、感光体ドラム14の回転方向に対して垂直に走査が行われる。図3の302は、感光体ドラム14の位置精度や径のずれ、各色の露光ユニット51における光学系の位置精度ずれに起因した右上がりの傾き、及び湾曲が発生している実際の主走査線を示したイメージである。このような主走査線の傾きや湾曲が、何れかの色の画像形成部11において存在する場合、転写材に複数色のトナー像を一括転写した際に、色ずれが発生することになる。
領域2:Δy2 = m1 * 23.622 + ( x − L1 * 23.622 ) * ( (m2 − m1 ) / (L2 − L1 ) )
領域3:Δy3 = m2 * 23.622 + ( x − L2 * 23.622 ) * ( (m3 − m2 ) / (L3 − L2 ) )
ここで、L1、L2、L3は、印刷開始位置から、それぞれ、領域1、領域2、領域3の左端までの主走査方向の距離(単位mm)である。また、m1、m2、m3は、それぞれ、領域1、領域2、領域3の左端における理想的な主走査線301と、実際の主走査線302とのずれ量である。
図8は、色ずれ補正手段408の内部構成を示すブロック図である。
図8に示すように、色ずれ補正手段408は、座標カウンタ45、座標変換手段(第1の補正手段)41、ラインバッファ42、エッジ/パターン記憶部46、エッジ/パターン検出手段43、階調補正手段(第2の補正手段)44によって構成される。また、ラインバッファ42は、ウィンドウデータ42aを有している。
座標変換手段41は、図6(a)のように、直線で近似された主走査線のずれ量に係る情報から求められる色ずれ補正量Δyの整数部分の値に応じて、ビットマップメモリ406に蓄積された画像データの副走査方向(y方向)の座標をオフセットする。
α=Δy−k
β=1−α
により計算される。
本実施形態において、コントローラ15には、各色ずれ補正手段408−C、408−M、408−Y、408−Kに対応して、例外処理手段409−C、409−M、409−Y及び409−Kが設けられている。同様に、各色ずれ補正手段408−C、408−M、408−Y、408−Kに対応して、ハーフトーン処理手段410−C、410−M、410−Y及び410−Kが設けられている。以下には、入力画像に対してハーフトーン処理→色ずれ補正処理の順で処理を行った場合と、入力画像に対して色ずれ補正処理→ハーフトーン処理の順で処理を行った場合における一例について説明する。
まず、図12のステップS121において、座標変換手段41は、座標変換を行って画素以上の色ずれに対する補正処理を行う。
図13は、図12のステップS123〜S126の具体的な処理を示すフローチャートである。図13は、細線パターンにおいて、出力のブレンディングのMAX値を120%としたときの処理におけるフローチャートを示している。
第2の実施形態に係るカラー画像形成装置の構成は、図2、図4及び図8に示すものと同様である。
第1の実施形態では、図13のステップS136に示すように、選択できる例外処理が通常行うブレンディング処理のMAX値の120%のみの処理であったが、第2の実施形態では、例外処理の際に、複数(2種類)の処理を選択できる形態である。
10 転写材搬送ベルト
11 画像形成部
12 レーザー
14 感光体ドラム
15 コントローラ
41 座標変換手段(第1の補正手段)
42 ラインバッファ
42a ウィンドウデータ
43 エッジ/パターン検出手段
44 階調補正手段(第2の補正手段)
45 座標カウンタ
46 エッジ/パターン記憶部
51 露光ユニット
52 現像ユニット
53 転写材カセット
54 給紙ローラ
55−a、55−b 搬送ローラ
56、58 回転ローラ
57 転写部材
59−a、59−b 排紙ローラ
403 色ずれ量記憶手段
404 画像生成手段
405 色変換手段
406 ビットマップメモリ
407 色ずれ補正量演算手段
408 色ずれ補正手段
409 例外処理手段
410 ハーフトーン処理手段
411 パルス幅変調手段
Claims (5)
- 感光体と、前記感光体に各色信号で変調された光ビームを照射して静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により前記感光体上に形成された静電潜像を顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化された色画像を転写材に転写する転写手段とを有する画像形成部を複数具備し、前記各画像形成部で形成された各色画像を搬送手段により順次搬送される前記転写材に転写してカラー画像を形成するカラー画像形成装置であって、
前記各画像形成部に係る色ずれ量を記憶する色ずれ量記憶手段と、
前記色ずれ量記憶手段から得られる色ずれ量に基づいて、色ずれ補正量を演算する色ずれ補正量演算手段と、
前記色ずれ補正量演算手段の演算結果に基づいて、前記各色画像に対して画素単位の色ずれを補正する第1の補正手段と、
前記各色画像の少なくともエッジ部又は細線パターン部を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出されたエッジ部又は細線パターン部における第1の画像データに対して、画素単位未満の色ずれを補正する第2の補正手段と、
前記エッジ部及び前記細線パターン部以外の前記各色画像における第2の画像データに対して、ハーフトーン処理を行うハーフトーン処理手段と、
前記第2の補正手段による補正処理後の前記第1の画像データに対して、前記ハーフトーン処理とは異なる例外処理を行う例外処理手段とを有し、
前記露光手段は、前記ハーフトーン処理手段及び前記例外処理手段により得られた画像データに基づいて、前記光ビームを前記感光体上に照射して露光を行うことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 感光体と、前記感光体に各色信号で変調された光ビームを照射して静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により前記感光体上に形成された静電潜像を顕像化した色画像を転写材に転写する転写手段とを有する画像形成部を複数具備し、前記各画像形成部で形成された各色画像を転送手段により順次転送される前記転写材に転写してカラー画像を形成するカラー画像形成装置であって、
前記各画像形成部に係る色ずれ量を記憶する色ずれ量記憶手段と、
前記色ずれ量記憶手段から得られる色ずれ量を基づいて、色ずれ補正量を演算する色ずれ補正量演算手段と、
前記色ずれ補正量演算手段の演算結果に基づいて、前記各色画像に対して画素単位の色ずれを補正する第1の補正手段と、
前記各色画像の少なくともエッジ部又は細線パターン部を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出されたエッジ部又は細線パターン部における第1の画像データに対して、画素単位未満の色ずれを補正する第2の補正手段と、
前記エッジ部及び前記細線パターン部以外の前記各色画像における第2の画像データに対して、ハーフトーン処理を行うハーフトーン処理手段と、
前記第2の補正手段による補正処理後の前記第1の画像データに対して、前記ハーフトーン処理とは異なる例外処理を行う例外処理手段と、
前記ハーフトーン処理手段及び前記例外処理手段により得られた画像データに基づいて、前記光ビームのパルス幅の変調を行うパルス幅変調手段とを有し、
前記露光手段は、前記パルス幅変調手段によりパルス幅が変調された前記光ビームを前記感光体上に照射して露光を行うことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 前記第1の画像データは、前記第1の補正手段による補正処理、前記第2の補正手段による補正処理、前記例外処理手段による例外処理の順で処理が行われ、
前記第2の画像データは、前記第1の補正手段による補正処理及び前記ハーフトーン処理手段によるハーフトーン処理が行われることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置。 - 感光体と、前記感光体に各色信号で変調された光ビームを照射して静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により前記感光体上に形成された静電潜像を顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化された色画像を転写材に転写する転写手段とを有する画像形成部を複数具備し、前記各画像形成部で形成された各色画像を搬送手段により順次搬送される前記転写材に転写してカラー画像を形成するカラー画像形成装置におけるカラー画像形成方法であって、
前記各画像形成部に係る色ずれ量を色ずれ量記憶手段に記憶する記憶ステップと、
前記色ずれ量記憶手段から得られる色ずれ量に基づいて、色ずれ補正量を演算する演算ステップと、
前記演算ステップの演算結果に基づいて、前記各色画像に対して画素単位の色ずれを補正する第1の補正ステップと、
前記各色画像の少なくともエッジ部又は細線パターン部を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出されたエッジ部又は細線パターン部における第1の画像データに対して、画素単位未満の色ずれを補正する第2の補正ステップと、
前記エッジ部及び前記細線パターン部以外の前記各色画像における第2の画像データに対して、ハーフトーン処理を行うハーフトーン処理ステップと、
前記第2の補正ステップによる補正処理後の前記第1の画像データに対して、前記ハーフトーン処理とは異なる例外処理を行う例外処理ステップと、
前記ハーフトーン処理ステップ及び前記例外処理ステップにより得られた画像データに基づいて、前記光ビームを前記感光体上に照射して露光を行う露光ステップと
を有することを特徴とするカラー画像形成方法。 - 感光体と、前記感光体に各色信号で変調された光ビームを照射して静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により前記感光体上に形成された静電潜像を顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化された色画像を転写材に転写する転写手段とを有する画像形成部を複数具備し、前記各画像形成部で形成された各色画像を搬送手段により順次搬送される前記転写材に転写してカラー画像を形成するカラー画像形成装置におけるカラー画像形成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記各画像形成部に係る色ずれ量を色ずれ量記憶手段に記憶する記憶ステップと、
前記色ずれ量記憶手段から得られる色ずれ量に基づいて、色ずれ補正量を演算する演算ステップと、
前記演算ステップの演算結果に基づいて、前記各色画像に対して画素単位の色ずれを補正する第1の補正ステップと、
前記各色画像の少なくともエッジ部又は細線パターン部を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出されたエッジ部又は細線パターン部における第1の画像データに対して、画素単位未満の色ずれを補正する第2の補正ステップと、
前記エッジ部及び前記細線パターン部以外の前記各色画像における第2の画像データに対して、ハーフトーン処理を行うハーフトーン処理ステップと、
前記第2の補正ステップによる補正処理後の前記第1の画像データに対して、前記ハーフトーン処理とは異なる例外処理を行う例外処理ステップと、
前記ハーフトーン処理ステップ及び前記例外処理ステップにより得られた画像データに基づいて、前記光ビームを前記感光体上に照射して露光を行う露光ステップと
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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