JP2007183593A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007183593A
JP2007183593A JP2006328868A JP2006328868A JP2007183593A JP 2007183593 A JP2007183593 A JP 2007183593A JP 2006328868 A JP2006328868 A JP 2006328868A JP 2006328868 A JP2006328868 A JP 2006328868A JP 2007183593 A JP2007183593 A JP 2007183593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image
glossiness
recording material
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006328868A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007183593A5 (ja
JP5094100B2 (ja
Inventor
Nobuhiko Zaima
暢彦 財間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006328868A priority Critical patent/JP5094100B2/ja
Publication of JP2007183593A publication Critical patent/JP2007183593A/ja
Publication of JP2007183593A5 publication Critical patent/JP2007183593A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5094100B2 publication Critical patent/JP5094100B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】所望の光沢画像を出力することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、記録材P上に有色トナー像及び透明トナー像を形成するトナー像形成手段Bと、記録材P上の有色トナー像及び透明トナー像を加熱し、記録材Pへ定着する定着手段6と、有色トナー像と透明トナー像が重ねて定着された領域の光沢度を検知する光沢度検知手段122と、検知手段122の検知結果に基づいて、透明トナーの記録材P上における単位面積当たりのトナー量を制御する制御手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば電子写真方式の複写機やプリンタ等とされる画像形成装置に関し、特に、有色トナーと透明トナーとを組み合わせてトナー画像を記録材上に形成し加熱定着するカラー画像形成装置に関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置では、記録材の有色トナーの単位面積当たりのトナー量(以降、「載り量」とする。)に応じて透明トナーの載り量を調整し、加熱定着後における記録材上の画像の光沢度は調整されている(特許文献1参照)。
また、特許文献2に記載の装置では、像担持体上に形成した後、トナー量が最大のドットと同一のトナー量となるように、他のドットに無色トナーを付着させて、全てのドットのトナーが同量とされる。そして、像担持体上のカラー像を記録紙に転写して定着し、それによって、カラー像の光沢が全ての部分で同一となるようにされている。
更に、特許文献3には、熱定着装置により定着された画像中の最大光沢度と最小光沢度との差である光沢度差が所定値以下となるように、記録材に応じて定着条件を設定し、記録材に依存せず、同一画像面内における光沢を均一とすることが記載されている。
特開平9−200551号公報 特開平6−222646号公報 特開2004−70010号公報
しかしながら、特許文献1、2、3に記載するような記録材上のトナーを加熱定着する画像形成装置では、記録材の種類、有色トナーの載り量により、加熱時における透明トナーの溶融の状態が異なる。そのために、加熱後の記録材上の画像を所望の光沢度にすることができないといった課題が生じた。
本発明の目的は、所望の光沢画像を出力することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の一態様によれば、
記録材上に有色トナー像及び透明トナー像を形成するトナー像形成手段;
前記記録材上の前記有色トナー像及び前記透明トナー像を加熱し、前記記録材へ定着する定着手段;
前記有色トナー像と前記透明トナー像が重ねて定着された領域の光沢度を検知する光沢度検知手段;
前記検知手段の検知結果に基づいて、透明トナーの前記記録材上における単位面積当たりのトナー量を制御する制御手段;
を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、
記録材上に有色トナー像と透明トナー像を形成するトナー像形成手段;
前記記録材上の前記有色トナー像及び前記透明トナー像を加熱し、前記記録材へ定着する定着手段;
前記定着手段によって前記記録材へ定着された前記有色トナー像を検知する有色トナー像検知手段;
前記有色トナー像検知手段の検知結果に基づき、前記有色トナーの前記記録材上における単位面積当りのトナー量を制御する有色トナー量制御手段;
前記有色トナー量制御手段によってトナー量が制御された前記有色トナー像と、前記透明トナー像と、が重ねて定着された領域の光沢度を検知する光沢度検知手段;
前記光沢度検知手段の検知結果に基づいて、前記透明トナーの前記記録材上における単位面積当りのトナー量を制御する透明トナー量制御手段;
を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の画像形成装置によれば、所望の光沢画像を出力することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して詳細に説明する。
実施例1
[画像形成装置の全体構成]
図1を参照して、本発明に係る実施例1の画像形成装置を説明する。図1は、本実施例の画像形成装置1001の全体構成を示す図である。
(リーダ部)
リーダ部Aの原稿台ガラス102上に置かれた原稿101は、光源103によって照され、原稿101からの反射光は、光学系104を介してCCDセンサ(有色トナー像検知手段)105に結像する。CCDセンサ105は、三列に配置されたレッド、グリーン及びブルーのCCDラインセンサ群からなり、ラインセンサ毎にレッド、グリーン及びブルーの色成分信号を生成する。これら読取光学系ユニットは、図1に示す矢印の方向に移動され、原稿101の画像をライン毎の電気信号に変換する。
原稿台ガラス102上には、原稿101の一辺を当接させて原稿101の斜め配置を防ぐ位置決め部材107、CCDセンサ105の白レベルを決定し、CCDセンサ105のスラスト方向のシェーディング補正を行うための基準白色板106が配置されている。
CCDセンサ105によって得られる画像信号は、リーダ画像処理部108によって画像処理されてプリンタ部Bに送られ、プリンタ制御部109で処理される。
図2は、リーダ画像処理部108における画像信号の流れを示すブロック図である。
図2に示すように、CCDセンサ105から出力される画像信号は、アナログ信号処理回路201に入力され、ゲイン及びオフセットが調整された後、A/D変換器202により、各色8ビットのディジタル画像信号R1、G1及びB1に変換される。画像信号R1、G1及びB1は、シェーディング補正回路203に入力され、色毎に基準白色板106の読取信号を用いた公知のシェーディング補正が施される。
クロック発生部211は、一画素単位のクロックCLKを発生する。また、アドレスカウンタ212は、CLKを計数し、1ライン毎に主走査アドレス信号を生成し出力する。デコーダ213は、主走査アドレス信号をデコードして、シフトパルスやリセットパルスなどのライン単位のCCD駆動信号、CCD105が出力する1ライン分の読取信号中の有効領域を表す信号VE及びライン同期信号HSYNCを生成する。なお、アドレスカウンタ212はHSYNCでクリアされ、次ラインの主走査アドレスの計数を開始する。
CCD105の各ラインセンサは、副走査方向に互いに所定の距離を隔てて配置されている。このためラインディレイ204により、副走査方向の空間的ずれが補正される。具体的には、B信号に対してR及びG信号を副走査方向にライン遅延させることで、RGB信号の空間的位置を合わせる。
入力マスキング回路205は、CCD105のRGBフィルタの分光特性で決まる入力画像信号の色空間(読取色空間)を、次式のマトリクス演算により、所定の色空間(例えばsRGBやNTSCの標準色空間)に変換する。
Figure 2007183593
LOG変換回路206は、ルックアップテーブルROMにより構成され、R4、G4及びB4の輝度信号をC0、M0及びY0の濃度信号に変換する。ライン遅延メモリ207は、図示しない黒文字判定部により、R4、G4及びB4画像信号からUCR、FILTER及びSENなどの判定信号が生成され出力されるまでのライン遅延分、C0、M0及びY0画像信号を遅延させる。
マスキングUCR回路208は、入力されるY1、M1及びC1の三原色信号から黒信号Bkを抽出する。さらに、プリンタ部Bの記録色材の色濁りを補正する演算を行い、各読取動作の度にY2、M2、C2またはBk2画像信号を、順次、所定のビット幅(例えば8ビット)で出力する。ガンマ補正回路209は、プリンタ部Bの理想的な階調特性に合わせるべく、画像信号を濃度補正する。また、出力フィルタ210は、画像信号にエッジ強調またはスムージング処理を施す。
これらの処理によって得られるM4、C4、Y4及びBk4の面順次の画像信号は、プリンタ制御部109に送られ、パルス幅変調されたパルス信号に変換され、プリンタ部Bによる濃度記録が行われる。
また、CPU214は、RAM215をワークメモリとして、ROM216に格納されたプログラムに従い、リーダ部Aの制御や画像処理を行う。オペレータは、操作部217によってCPU214へ指示や処理条件を入力する。表示器218は、画像形成装置の動作状態や設定された処理条件などを表示する。
図3は、リーダ画像処理部108における各信号のタイミングチャートである。
図3において、VSYNCは副走査方向の画像有効区間信号で、論理‘1’の区間において画像読取(スキャン)を行って、順次、M、C、Y及びBkの出力信号が生成される。VEは主走査方向の画像有効区間信号で、論理‘1’の区間において主走査開始位置のタイミングがとられ、主にライン遅延のライン計数制御に用いられる。CLKは画素同期信号で、‘0’→‘1’の立ち上がりタイミングで画像データが転送される。
(プリンタ部)
図1に示す、トナー像を形成するプリンタ部(トナー像形成手段)Bでは、図中矢印の方向に回転する感光体ドラム4の表面は一次帯電器7により一様に帯電される。プリンタ制御部109は、レーザドライバによって入力される画像データに応じたパルス信号を出力する。レーザ光源110は、入力されるパルス信号に応じたレーザ光を出力する。レーザ光は、ポリゴンミラー1及びミラー2に反射され、帯電された感光体ドラム4の表面を走査する。レーザ光の走査によって感光体ドラム4の表面には静電潜像が形成される。
感光体ドラム4の表面に形成された静電潜像は、現像器3によって各色毎に、各色のトナーで現像される。本実施例では、二成分系のトナーを用い、感光体ドラム4の周りに各色の現像器が上流よりブラックBk、イエローY、シアンC、マゼンタMの順に配置する。画像形成色に応じた現像器が、感光体ドラム4に接近して静電潜像を現像する。
記録材としての記録紙Pは、各色成分毎に一回転する転写ドラム5に巻き付けられ、合計4回転することで各色のトナー像が記録紙Pに転写され重畳される。転写が終了すると、記録紙Pは、転写ドラム5から分離され、定着ローラ対(定着手段)6によってトナーが定着され、フルカラーの画像プリントが完成する。
また、感光体ドラム4の周辺には、現像器3の上流側(図に示す矢印の矢頭の側が下流)に感光体ドラム4の表面電位を測る表面電位センサ60、感光体ドラム4上の転写されなかった残トナーをクリーニングするためのクリーナー8が設けられる。更に、感光体ドラム4上に形成されたトナーパッチの反射光量を検出するためのLED光源10及びフォトダイオード11が配置されている。
図4は、プリンタ部Bの構成例を示すブロック図である。
プリンタ制御部109は、CPU28、ROM30、RAM32、テストパターン記憶部31、濃度換算回路42、LUT25及びレーザドライバ26などから構成され、リーダ部A、及び、プリンタ部Bのプリンタエンジン100と通信可能である。CPU28は、プリンタ部Bの動作を制御するとともに、一次帯電器7のグリッド電位や現像器3の現像バイアスを制御する。
プリンタ部Bのプリンタエンジン100は、感光体ドラム4や、その周囲に配置された、LED10及びフォトダイオード11からなるフォトセンサ40、一次帯電器7、レーザ光源110、表面電位センサ60、現像器3などから構成される。さらに、装置内の空気中の水分量(または温湿度)を測定する環境センサ33を備えている。
(画像処理の構成)
図5は、画像形成装置1001における階調画像を得るための画像処理装置(有色トナー量制御手段)300の構成例を示すブロック図である。
CCD105によって得られた画像の輝度信号は、リーダ画像処理部108において面順次の濃度信号に変換される。変換後の濃度信号は、初期設定時のプリンタのガンマ特性に応じた信号になるように、つまり原画像の濃度と出力画像の濃度とが一致するように、LUT(γLUT)25によって特性が補正される。
図6は、階調が再現される様子を示す四限チャートである。第I象限は、原画像の濃度を濃度信号に変換するリーダ部Aの読取特性を、第II象限は濃度信号をレーザ出力信号に変換するためのLUT25の変換特性を示す。更に、第III象限はレーザ出力信号を出力画像の濃度に変換するプリンタ部Bの記録特性を、第IV象限は原画像の濃度と出力画像の濃度との関係を示す。図1に示す画像形成装置1001のトータルの階調再現特性を示す。なお、8ビットのディジタル信号で処理するとして、階調数が256階調の場合を示している。
画像処理装置(有色トナー量制御手段)300によるトータルの階調特性、つまり第IV象限の階調特性をリニアにするために、第III象限のプリンタ特性がノンリニアな分を第II象限のLUT25によって補正する。LUT25により、階調特性が変換された画像信号は、レーザドライバ26のパルス幅変調(PWM)回路26aによってドット幅に対応するパルス信号に変換され、レーザ光源110のオン/オフを制御するLDドライバ26bへ送られる。なお、本実施例では、Y、M、C及びBkの全色ともにパルス幅変調による階調再現方法を用いる。
そして、レーザ光源110から出力されるレーザ光の走査によって感光体ドラム4上には、ドット面積の変化により階調が制御された、所定の階調特性を有する静電潜像が形成され、上述した現像、転写及び定着という過程をへて階調画像が再生される。
[第一の制御系]
次に、記録紙に画像を形成する通常の画像形成とは異なるシーケンスにおける画像制御として、リーダ部A及びプリンタ部Bの双方を含む系の画像再現特性の安定化に関する第一の制御系について説明する。まず、リーダ部Aを用いてプリンタ部Bをキャリブレーションする制御系について説明する。
図7は、キャリブレーションの一例を示すフローチャートで、リーダ部Aを制御するCPU214及びプリンタ部Bを制御するCPU28の協働により実現される。
オペレータが操作部217に設けられた例えば「自動階調補正」というモード設定ボタンを押すと、図7に示すキャリブレーションがスタートする。なお、表示器218は、図8から図10に示すように、タッチセンサ付きの液晶操作パネル(タッチパネルディスプレイ)で構成されている。
まず、表示器218に、図8(a)に示すテストプリント1のスタートボタン81が現れる。オペレータが「テストプリント1」ボタンを押すと、図11に示すテストプリント1がプリンタ部Bによってプリントアウトされる(S51)。なお、プリント中の表示は図8(c)に示すようになる。その際、CPU214は、テストプリント1を形成するための記録紙の有無を判断し、無い場合は図8(b)に示すような警告を表示部218に表示する。
テストプリント1を形成する際のコントラスト電位は、環境に応じた標準状態のものを初期値として登録し、これを用いる。ここで、コントラスト電位とは、現像バイアス電位と、感光体ドラム4が一次帯電された後に、最大の信号値(8ビットならば255)で変調されたレーザ光により感光された感光体ドラム4の表面電位との差である。また、画像形成装置は、複数の記録紙カセットを備え、例えばB4、A3、A4及びB5など、複数種の記録紙サイズが選択可能である。しかし、この制御で使用する記録紙は、後の読取作業で、縦置き、横置きを間違えるエラーを避けるために、所謂ラージサイズ紙、すなわち、B4、A3、11×17又はLGRを用いるように設定されている。
図11に示すテストパターン1には、Y、M、C及びBk4色分の中間階調濃度による、帯状のパターン61が含まれる。このパターン61を目視検査することで、筋状の異常画像、濃度むら及び色むらがないことを確認する。パッチパターン62、及び、図12に示す階調パターン71及び72のサイズは、CCDセンサ105のスラスト方向の読取範囲に入るように設定されている。
目視検査で、もし異常が認められた場合は、再度テストプリント1をプリントし、再度異常が認められる場合はサービスマンコール、つまりサービスマンを呼んでメンテナンスを行う必要がある。なお、帯パターン61を、リーダ部Aで読み取り、スラスト方向の濃度情報に基づき以後の制御を行うか否かの判断を自動的に下すことも可能である。
一方、パッチパターン62はY、M、C及びBk各色の最大濃度パッチ、つまり濃度信号値255に相当するパッチパターンである。
次に、オペレータは、テストプリント1を原稿台ガラス102に、図13に示すように載置して、図9(a)に示す「読み込み」ボタン91を押す。その際、図9(a)に示すように、オペレータ用の操作ガイダンスが表示器218に表示される。
図13は、原稿台102を上部から観た図で、左上の楔型のマークTが原稿当接用のマークである。帯パターン61が当接マークT側に配置されるように、かつ、プリントの表裏を間違えないように、表示器218には操作ガイダンスのメッセージが表示される。つまり、操作ガイダンスには、テストプリント1の配置エラーによる誤った制御を防ぐ目的がある。
パッチパターン62を読み取る際は、当接マークTから徐々に走査すると、最初の濃度ギャップ点が帯状パターン61の角(図11のA点)で得られる。濃度ギャップ点Aの座標からパッチパターン62の各パッチの相対位置を割り出し、パッチパターン62の濃度を読み取る(S52)。なお、テストプリント1の読取中は、図9(b)に示すような表示を行う。テストプリント1の向きや位置が不正で、読取不能の場合は、図9(c)に示すようなメッセージを表示し、オペレータにテストプリント1の配置を修正させて「読み込み」キー91を押させることで、再びテストプリント1を読み取る。
パッチパターン62から得られたRGB値を、光学濃度に換算するためには次式を用いる。市販の濃度計と同じ値にするために補正係数kで調整する。また、別途LUTを用意して、RGBの輝度情報をMCYBkの濃度情報に変換してもよい。
Figure 2007183593
次に、得られた濃度情報から最大濃度を補正する方法を説明する。図15は感光体ドラム4の相対ドラム表面電位と、上述の演算によって得られる画像濃度との関係を示す図である。
テストプリント1をプリントした際のコントラスト電位A(現像バイアス電位と、感光体ドラム4が一次帯電された後に、最大の信号値(8ビットならば255)で変調されたレーザ光により感光された感光体ドラム4の表面電位との差)が図15に示すAである。そして、パッチパターン62から得られた濃度がDAである。
最大濃度領域では、相対ドラム表面電位に対する画像濃度が、図15に実線Lに示すように、リニアに対応することがほとんどである。ただし、二成分現像系では、現像器3内のトナー濃度が変動して下がった場合、図15に破線Nで示すように、最大濃度領域で相対ドラム表面電位に対する画像濃度がノンリニアになる場合がある。従って、図15の例では、最終的な最大濃度の目標値を1.6とするが、0.1のマージンを見込んで、最大濃度の制御目標値を1.7に設定して、制御量を決定する。ここでのコントラスト電位Bは、次式から求める。
B=(A+Ka)×1.7/DA …(3)
なお、(3)式においてKaは補正係数で、現像方式の種類によって、その値を最適化するのが好ましい。
電子写真方式のコントラスト電位は、環境に応じて設定しないと原画像と出力画像の濃度が合わない。故に、先に説明した装置内の水分量をモニタする図4の環境センサ33の出力(つまり絶対水分量)に基づき、図16に示すように、最大濃度に対応するコントラスト電位を設定する。
従って、コントラスト電位を補正するために、次式に示す補正係数Vcont.ratelをバックアップされたRAMなどに保存しておく。
Vcont.ratel=B/A
画像形成装置1001は、例えば30分毎に、環境の水分量をモニタする。そして、水分量の検知結果に基づき、Aの値を決定する度にA×Vcont.ratelを算出して、コントラスト電位Bを求める。
次に、コントラスト電位から、グリッド電位及び現像バイアス電位を求める方法を簡単に説明する。図17は、グリッド電位と感光体ドラム4の表面電位との関係を示す図である。なお、グリット電位とは、一次帯電器7として用いるコロナ帯電器のグリット電極に印加される電圧の電位である。また、現像バイアス電位とは、現像器3に印加される電圧の電位である。
グリッド電位を−200Vにセットして、最小の信号値で変調したレーザ光で感光された感光体ドラム4の表面電位VL、並びに、最大の信号値で変調したレーザ光で感光された感光体ドラム4の表面電位VHを表面電位センサ60で測定する。同様に、グリッド電位を−400VにしたときのVL及びVHを測定する。そして、−200Vのデータと−400Vのデータとを、補間、外挿することで、グリッド電位と表面電位との関係を求める。なお、この電位データを求めるための制御を電位測定制御と呼ぶ。
次に、VLから、画像にトナーかぶりが発生しないように設定されたVbg(例えば100V)の差を設けて現像バイアスVDCを設定する。コントラスト電位Vcontは、現像バイアスVDCとVHの差分電圧で、Vcontが大ほど最大濃度が大きくなるのは上述したとおりである。
計算で求めたコントラスト電位Bを得るためのグリッド電位及び現像バイアス電位は、図17に示す関係から求めることができる。従って、CPU28は、最大濃度が最終的な目標値より0.1高くなるようにコントラスト電位を求め、そのコントラスト電位が得られるようにグリッド電位及び現像バイアス電位を決定する(S53)。
次に、決定されたコントラスト電位が制御範囲内か否かを判断して(S54)、範囲外の場合は、現像器3などに異常があるものと判断し、対応する色の現像器3がチェックされるようにエラーフラグを立てる。このエラーフラグの状態は、サービスマンが所定のサービスモードで観ることができる。さらに、異常時は、制御範囲内ぎりぎりにコントラスト電位を修正して制御を継続する(S55)。
このようにして設定されたコントラスト電位が得られるように、CPU28は、グリッド電位及び現像バイアスを制御する(S56)。
本実施例では、上述の制御により、Y、M、C、Bk各色のグリット電位を−400V、現像バイアス電位−280Vに決定した。なお、本実施例では、上記の制御をY、M、C、Bk各色について実施し、各色毎にグリット電位及び現像バイアス電位を決定する。本実施例では、結果的に、Y、M、C、Bkのグリット電位、現像バイアス電位は同じ電位に決定された。
図20は、制御後の濃度変換特性を示す図である。本実施例では、最大濃度を最終目標値よりも高めに設定する制御により、第III象限のプリンタ特性は実線Jのようになる。仮に、このような制御を行わない場合は、破線Hで示すような、最大濃度が1.6に達しないプリンタ特性になる可能性がある。プリンタ特性が破線Hの場合は、LUT25によって最大濃度を上げることはできないので、LUT25をどのように設定しても濃度DHと1.6との間の濃度領域は再現不可能である。実線Jで示すように、最大濃度を僅かに超えるプリンタ特性であれば、LUT25の補正により、第IV象限のトータル階調特性に示されるように、濃度再現域が保証される。
次に、図10(a)に示すように、表示器218にテストプリント2のプリントスタートボタン150が現れる。オペレータが「テストプリント2」ボタンを押すと、図12に示すテストプリント2がプリントアウトされる(S57)。なお、プリント中の表示は図10(b)に示すようになる。
テストプリント2は、図12に示すように、Y、M、C及びBkの各色について、4×16(64階調分)パッチのグラデーションパッチ群によって構成される。この64階調は、全256階調のうち、低濃度領域に重点的に割り当て、高濃度領域は間引く。これは、とくにハイライト部における階調特性を良好に調整するためである。
図12において、パッチパターン71は解像度200lpi(ライン/インチ)のパッチ群、パッチパターン72は400lpiのパッチ群である。各解像度の画像形成は、パルス幅変調回路26aにおいて処理対象の画像信号との比較に用いる三角波などの信号の周期を複数用意することで実現される。
なお、本実施例の画像形成装置1001における画像処理装置300は、上述した黒文字判定部の出力信号に基づき、写真画像などの階調画像を200lpiで、文字や線画などを400lpiで形成する。この二種類の解像度で同一の階調レベルのパターンを出力してもよいが、解像度の違いが階調特性に大きく影響する場合は、解像度に応じた階調レベルのパターンを出力することが好ましい。
なお、テストプリント2は、LUT25を作用させず、パターンジェネレータ29から発生される画像信号に基づきプリントされる。
図14は、テストプリント2が載置された原稿台ガラス102を上方から観た図である。Bkのパッチパターンが、当接マークT側になるように、かつ、表裏を間違えないように、表示部218にメッセージを表示して(図10(c)参照)、テストプリント2の配置エラーによる制御エラーを防ぐ。
パッチパターン71及び72を読み取る際は、当接マークTから徐々に走査すると、最初の濃度ギャップ点がパッチパターン72の角(図12のB点)で得られる。濃度ギャップ点Bの座標からパッチパターン71及び72の各パッチの相対位置を割り出し、パッチパターン71及び72の濃度を読み取る(S58)。なお、テストプリント2の読取中は図10(d)に示すような表示を行う。
一つのパッチ(例えば図12に示すパッチ73)の読取値は、図18に示すように、パッチの内部に16点をとり、16点を読んで得られた値の平均にする。なお、読取点の数は読取装置及び画像形成装置によって最適化するのが好ましい。
図19は、各パッチから得られたRGB信号を、先に示した光学濃度への変換方法により濃度値に変換した出力濃度とレーザ出力レベル(画像信号の値)との関係を示す図である。そして、図19の右側の縦軸のように、記録紙の下地濃度(例えば0.08)を0レベルとし、最大濃度の目標値1.60を255レベルに正規化する。
もし、読み取られたパッチの濃度が、図19にC点で示すように、特異的に高かったり、D点に示すように、特異的に低かったりする場合は、原稿台ガラス102上の汚れやテストパターンの不良が考えられる。その場合、データ列の連続性を保つため、データ列の傾きにリミッタをかけて補正する。例えば、データ列の傾きが3を超える場合は傾きを3に固定し、傾きがマイナスになるデータは、一つ低濃度のパッチと同じ値にする。
LUT25には、図19に示される特性とは逆の変換特性を設定すればよい(S59)。つまり、濃度レベル(図19の縦軸)を入力レベル(図6の濃度信号)に、レーザ出力レベル(図19の横軸)を出力レベル(図6のレーザ出力信号)にすればよい。パッチに対応しないレベルについては補間演算により値を求める。その際、零の入力レベルに対しては零の出力レベルになるように条件を設ける。
以上で、第一の制御系によるコントラスト電位の制御及びガンマ変換テーブルの作成が完了し、表示器218は、図10(e)に示すような表示になる。
続いて、画像形成装置1001の出力画像の光沢度を制御する方法について述べる。
画像形成装置1001は、出力画像の光沢度測定を行う光沢度測定装置(光沢度検知手段)122を有する(図1参照)。そして、光沢度測定装置122の測定結果に基づき、透明トナーの載り量を制御する光沢度制御手段(透明トナー量制御手段)120を有する。画像の光沢度は、透明トナーの量によって決定される。
次に、光沢度制御手段120における透明トナー量を決める手順について説明する。
本実施例によると、光沢度制御手段120は、出力サンプルの光沢度を測定し、各単色の出力信号に対する透明トナー量を決めるフィードバック制御を行う。
透明トナー量の制御は、出力画像の光沢度を制御するためであり、本実施例では出力サンプル全面において一様な光沢を得ることを目的とする。出力画像の光沢度は、記録材である出力用紙、即ち、転写紙Pの特性にも依存するため、光沢度を制御したい画像出力に用いる出力用紙を給紙部51にセットし、光沢度制御手段120の作動を開始する。
光沢度制御手段120が起動されると前述の作像プロセスにより、光沢度制御用の画像サンプルが指定された用紙上に出力される。このときの画像サンプルの画像パターンは、各有色(淡色)トナーと透明トナーの組み合わせによる単色濃度階調パターンである。
本実施例では、図21のようなパターンとした。画像出力信号のレベルは、本実施例の画像形成装置の最大濃度を255レベルとした。従って、本実施例の画像形成装置は各トナー(透明トナーも含む)ごとに0〜255の8bit階調を持つ。
なお、図21に示すパターンの作成では、Y、M、C、Bkの各トナー像は、上述の制御方法で決定されたグリット電位、現像バイアス電位を用いる。
また、透明トナー像作成のためのグリット電位及び現像バイアス電位は、以下のように決定する。つまり、予めテーブルに記憶されている絶対水分量とコントラスト電位との関係と、環境センサ33の出力に基づいて決定する。上述の電位測定制御によって、グリット電位及び現像バイアス電位を決定する。
図21のパターンは、単色である各有色トナーの濃度階調パターン(0、64、128、192、255レベル)に、0、64、128、192、255レベルの透明トナーをそれぞれ載せた組み合わせになっている。本実施例にて、図21の左上はシアントナー画像に関する濃度階調パターンであり、右上はマゼンタトナー画像に関する濃度階調パターンである。同様に、図21の左下はイエロートナー画像に関する濃度階調パターンであり、右下はブラックトナー画像に関する濃度階調パターンである。
つまり、各単色トナー画像の濃度階調パターンにおいて、パターン1a、2a、3a、4a、5aは有色トナー(即ち、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックトナー)のみの単色濃度階調パターンである。パターン1b、2b、3b、4b、5bは、単色濃度階調パターン1a、2a、3a、4a、5aのそれぞれに64レベルずつの透明トナーを重ねたものである。パターン1c、2c、3c、4c、5cは、単色濃度階調パターン1a、2a、3a、4a、5aのそれぞれに128レベルずつの透明トナーを重ねたものである。パターン1d、2d、3d、4d、5dは、単色濃度階調パターン1a、2a、3a、4a、5aのそれぞれに192レベルずつの透明トナーを重ねたものである。パターン1e、2e、3e、4e、5eは、単色濃度階調パターン1a、2a、3a、4a、5aのそれぞれに255レベルずつの透明トナーを重ねたものである。
なお、パターン1a、1b、1c、1d、1eの有色トナーの載り量は0mg/cm2である。つまり、パターン1a、1b、1c、1d、1eには、実質的に有色トナー像が重ならない。パターン1b、1c、1d、1eは透明トナーのみのパターンである。
パターン2a、2b、2c、2d、2eの有色トナーの載り量は、0.10mg/cm2である。パターン3a、3b、3c、3d、3eの有色トナーの載り量は、0.25mg/cm2である。パターン4a、4b、4c、4d、4eの有色トナーの載り量は、0.35mg/cm2である。パターン5a、5b、5c、5d、5eの有色トナーの載り量は、0.50mg/cm2である。
また、パターン1a、2a、3a、4a、5aの透明トナーの載り量は、0mg/cm2である。つまり、パターン1a、2a、3a、4a、5aには、実質的に透明トナー像が重ならない。パターン2a、3a、4a、5aは、有色トナーのみのパターンである。
パターン1b、2b、3b、4b、5bの透明トナーの載り量は、0.10mg/cm2である。パターン1c、2c、3c、4c、5cの透明トナーの載り量は、0.25mg/cm2である。パターン1d、2d、3d、4d、5dの透明トナーの載り量は、0.35mg/cm2である。パターン1e、2e、3e、4e、5eの透明トナーの載り量は、0.50mg/cm2である。
パターン1aは、実質的に透明トナー及び有色トナーの像は形成されない。
このように、有色トナーと透明トナーを組み合わせた、単色濃度階調パターン1a〜5a及びこれに透明トナーを重ねた階調パターン(1b〜5b、1c〜5c、1d〜5d、1e〜5e)を1セットとする。そして、有色トナー4色(即ち、シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラックトナー)分を形成する。このとき透明トナー量は透明トナー出力信号にリニアな関係になるよう調整されている。
この画像の出力サンプルをリーダ部Aの原稿台101にのせ、光沢度測定を行う。勿論、光沢度測定装置は、プリンタ部Bに設けてもよく、また、画像形成装置とは別個に用意しても良い。また、出力から測定までの一連の動作は手動でも自動でもよい。光沢度測定装置を画像形成装置とは別個に用意した場合は検出した光沢度値を画像形成装置に入力する手段が必要となる。
ここで、図22を参照して、光沢度測定装置122及び測定方法の一実施例について説明する。
本実施例にて、光沢度測定装置122は、JISZ8741に規定された方法により測定を行う構成のものである。つまり、測定方法は、出力画像表面に規定された入射角で規定の開き角の光束を入射し、鏡面反射方向に反射する規定の開き角の光束を受光器で測る。
図22において、光源1221で照射された光束は、レンズ1223aを通り、記録材Pに角度θで入射する。そして、鏡面反射方向に反射した光束をレンズ1223bを通して受光器1222によって検出する。この光沢度測定装置122をリーダ部Aやプリンタ部B等に配置することにより、出力画像表面光沢が検出できる。なお、本実施例では、入射角θを60°とした表面光沢の検出を行なった。
なお、光沢度測定装置122は、図21に示すパターンの光沢度を測定する際には、パターンに対向するように移動する。
本実施例にて、出力画像の検知、即ち、定着された有色トナー像及び透明トナー像が重なる領域の検知は、例えば、次の検知が含まれる。
つまり、定着された前記有色トナー像と、透明トナー像が重なる第1領域及び、第1領域の有色トナー像の単位面積当りのトナー量と異なるトナー量の有色トナー像と、透明トナー像が重なる第2領域の検知である。このとき、第1領域の透明トナー像のトナー量と、前記第2領域の透明トナー像のトナー量が異なるようにすることもできる。勿論、実質的に有色トナー像の重ならない、透明トナー像の領域の検知をなすこともできる。これらの検知結果に基づき、透明トナーの記録材上の単位面積当たりのトナー量を可変に制御することができる。
なお、透明トナー量の変化は、次の方法にて検証することができる。
つまり、トナー量(載り量)は、一様な信号レベルで画像形成を行った感光体上、または、トナーを感光体から転写した中間転写体上、または、記録紙に転写し定着する前の記録材上のトナーを、一定面積回収して重量を測定することで得ることができる。
本実施例において透明トナー量のみを測定する場合は感光体ドラム上で可能である。具体的な方法としては、目の粗さがトナー粒径以下のフィルターをつけた吸引機を用いることで各媒体からトナーのみを回収でき、回収前後のフィルターの重量差から回収したトナー重量が得られる。
再度、本実施例による画像形成装置1001の説明に戻ると、上述のようにして得た画像サンプルの全域の階調パターンの光沢度値は、光沢度制御手段120へ送られ、そこで光沢度制御のための処理が行われる。
本実施例においては各単色(有色)の画像出力信号に対する透明トナー量(透明トナーの画像出力信号)を決定する。透明トナー量決定までのフローを図23に示す。本実施例による光沢度制御は、各有色トナーごとに独立な制御であるため、4色とも同様にこのフローを用いる。
図23のフローにおいて、先ず、透明トナーを用いていない階調パターン(図2における1a〜5a)より、光沢度が最も高い階調レベルとその光沢度を判定する(ステップA)。多くの場合、最も光沢度が高いのは0レベルか、255レベルである。従って、一般的に横軸に濃度階調、縦軸に光沢度をとると、図24(a)又は図24(b)に示すような光沢特性をもつ。
これらの違いは、紙自体の光沢度と、定着されたトナーの光沢度の関係により生まれる。光沢度の高い紙(表面の平滑度が高い紙)を用いた場合に、0レベルのところで最高光沢度を示す。光沢度の低い紙(平滑度の低い紙)を用いると、多くトナーを載せ定着装置で圧をかけたところが紙部よりも表面の平滑度が高くなる。そのため、255レベルで最高光沢度を示す。一般的に中間調部分は、トナーがまばらに載っているため平滑度が落ち光沢度が下がる。従って、この部分に光沢度を持たせるために透明トナーが多く使われる。
本発明によれば、上述のように、定着された有色トナー像及び透明トナー像が重なる領域の検知結果に基づき、透明トナーの記録材の単位面積当たりのトナー量を可変に制御し、所望の光沢濃度を出力することができる。
ただ、本実施例では、図24(a)に示すような転写紙P及びトナーを用いた。最高光沢度は255レベル(図21のパターン5a)で得られた。本実施例では、ここで得られた最大光沢度がこの色において均一化する目標光沢度であり、他の階調においてもこの光沢度を得られるように、透明トナー量を決定する。
次に、1つの単色の各階調において目標光沢度を達成するために、各階調における透明トナー量と光沢度の関係を光沢度測定値より算出する(ステップB)。
図25(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、有色トナー(例えばシアントナー)の濃度階調レベル1a、2a、3a、4a、5a、即ち、レベル0、64、128、192、255に、それぞれ、64レベルずつの透明トナーを重ねた時の光沢度を示す。
パッチ間のデータは補間により求める。本実施例では線形補間を行ったが、画像形成装置の特性や測定するパッチ数に合わせ最適な補間方法を用いればよい。
図25においては、有色トナー(例えばシアントナー)の各濃度階調において、レベルXが目標光沢度(即ち、本実施例では最大光沢度)を得られる透明トナー量となる。これより各濃度階調において目標光沢度に必要な透明トナー量が算出される。他の有色トナー、即ち、マゼンタ、イエロー、ブラックトナーに対しても同様にして透明トナー量が求められる。
次に、各画像出力信号に対応する目標光沢度に必要な透明トナー量から、画像信号全域におけるこの色に対する透明トナー量を補間により求める(ステップC)。
補間方法は上述した各階調において目標光沢度に必要な透明トナー量を算出したときと同様だが、ここではその後にスムージングをかけ補間誤差による階調における光沢度の変化を滑らかにした(図26)。図26は、有色トナー4色において同様の計算を行い、上記ステップBにおいてそれぞれ求められた透明トナー量を示す。
つまり、図26(a)〜(d)は、図25に示すような各階調パッチにおける目標光沢度に必要な透明トナー量(透明トナーの画像信号レベル)をプロットし、データ間を補間し、スムージングをかけたグラフである。図26(a)は、シアントナーに対する、シアン色(単色)の画像信号全域に対応する透明トナー画像信号である。同様に、図26(b)、(c)、(d)はそれぞれ、マゼンタトナー、イエロートナー、ブラックトナーに対する、該当色の画像信号全域に対応する透明トナー画像信号である。
ここで得られた透明トナー画像信号を用い、有色トナーと透明トナーで形成した単色濃度階調パターンの光沢度は、図27に示すように全域で均一となる。
上述のように、有色トナー4色において同様な計算を行い、それぞれの画像出力信号に対し、透明トナーの画像出力信号が決まる。以上で光沢度制御は終了する。引き続いて、画像形成工程が実施される。
画像形成作動時における画像出力時は、4色の画像出力信号に対して、それぞれ必要な透明トナー出力信号の和を透明トナー出力信号とする。
すなわち、例えば、4色の画像出力信号が、シアン40レベル、マゼンタ80レベル、イエロー20レベル、ブラック40レベルであるとする。また、シアン40レベルに対応する透明トナー量が30レベル、マゼンタ80レベルに対応する透明トナー量が20レベル、イエロー20レベルに対応する透明トナー量が10レベル、ブラック40レベルに対応する透明トナー量が20レベルであるとする。この場合、必要な透明トナーは80(=30+20+10+20)レベルとなり、シアン40レベル、マゼンタ80レベル、イエロー20レベル、ブラック40レベル、透明トナーは80レベルで画像は形成される。
これにより画像形成装置が変化しても、各階調において均一な光沢度が得られ、画像全域に一様な光沢が得られる。
つまり、本実施例によると、4色の有色トナー画像は、それぞれの色が異なる最大光沢度、即ち、目標光沢度を有している。本実施例では、図26に示すように、全ての色でトナー量255レベルが最大光沢度とされる。
各色においては、0レベルを含むどの階調レベルにおいても光沢度は同じである。従って、それぞれがどの階調レベルであろうとも4色重ねたときの光沢度は同じになる。
例えば、シアン色の255レベルの光沢度と、シアン色の32レベルの光沢度は同じであり、マゼンタ色の255レベルの光沢度と、マゼンタ色の32レベルの光沢度は同じ光沢度である。従って、例えシアン色の255レベルとマゼンタ色の255レベルの光沢度が異なっても、シアン色の255レベルとマゼンタ色の255レベルを重ねた場合も、シアン色の255レベルとマゼンタ色の32レベルを重ねた場合も光沢度は同じである。又、シアン色の32レベルとマゼンタ色の32レベルを重ねた場合も光沢度は同じ結果になる。
つまり、本発明では、各色内で均一な光沢であることが重要で、色毎の光沢度が異なっても常に総和が変わらないので、得られた画像は、全濃度領域において均一な所望の光沢度となる。
また、光沢度制御手段120による光沢度制御で得た透明トナー出力信号の設定値は、記憶手段(メモリ)121に保存される。勿論、複数の設定値を記憶でき、ユーザーは使用する用紙に合わせ適宜必要な設定を呼び出すことができる。
また、前記光沢度制御手段120による光沢度制御は、例えば、所定枚数の、例えば、1000〜5000枚の任意に設定し得る画像形成枚数毎に、或いは、所定時間、例えば1〜2ヶ月の任意に設定し得る経過時間毎に行うことができる。
実施例2
上記実施例1では、感光体ドラム4上に形成されたトナー像を、転写ドラム5上に担持された記録材Pに転写する画像形成装置について説明した。しかし、本発明は、感光体ドラム4上に複数の有色トナー像と透明トナー像とを重ねて形成し、この感光体ドラム4上の有色トナー像と透明トナー像を記録材へ転写する画像形成装置においても実施例1と同様に実施し得る。斯かる実施例2においても、実施例1で説明したと同様の作用効果を達成することができる。
図28に、斯かる画像形成装置の一例を示す。図28の画像形成装置1002も、実施例1の画像形成装置1001と同様に、リーダ部Aとリーダ部Bから構成される。なお、画像形成装置1002のリーダ部Aは実施例1の画像形成装置1001のリーダ部Aと同様の構成であるため、説明を省略する。
以下に、本実施例の画像形成装置1002のプリンタ部Bについて簡単に説明する。実施例1で説明したと画像形成装置1001のプリンタ部Bと同じ構成及び作用をなすものには同じ参照番号を付し、詳しい説明は省略する。
図28に示す画像形成装置1002は、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム4を有する。感光体ドラム4の周りには、帯電手段としての帯電器7、露光手段としてのレーザ光源110、レーザ光源から照射された光像Eを反射するポリゴンミラー1、ミラー2、クリーニング手段としてのクリーナー8、及び、現像装置30として複数の現像器31、32、33、34、35が配置されている。
各現像器31、32、33、34、35は、感光体ドラム4に対向して配置されている。本実施例では、4色分の有色トナー用現像器、即ち、イエロートナー用現像器31、マゼンタトナー用現像器32、シアントナー用現像器33、ブラックトナー用現像器34、及び、透明トナー用現像器35である。
例えば、フルカラー画像の形成時には、感光体ドラム4は、先ず、その表面が帯電器7によって帯電される。次いで、リーダ部Aで読み取られた原稿の画像信号、もしくは、画像形成装置1002に接続されたPCから送られた画像信号などに基づき、帯電された感光体ドラム4の表面にレーザ光源110から光像Eが照射される。このようにして、感光体ドラム4上に静電像(潜像)が形成される。
この潜像は、所定の現像器、例えば現像器31が作動されることで、感光体ドラム4上に現像剤像、即ち、トナー像が形成される。
以上の動作を繰り返すことで、感光体ドラム4上に、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナー、及び透明トナーが順次重ね合わせられた多重トナー像が形成される。
その後、感光体ドラム4上に形成された多重トナー像は、感光体ドラム4と転写ローラ(転写手段)51との対向部(転写部)において、転写ローラ51に印加される転写バイアスの作用により、記録材Pに転写される。記録材Pは、感光体ドラム4上の多重トナー像の先端が転写部に搬送されるタイミングに合わせて、図示しない記録材供給部から転写部に搬送されてくる。
トナー像が転写された記録材Pは、搬送ベルト52により定着手段としてのローラ定着器6へと搬送される。記録材Pは、定着器6によって加圧/加熱され、その上にトナー像が永久画像として定着される。その後、記録材Pは、機外に排出される。
又、転写工程後に感光体ドラム4上に残った転写残トナーは、クリーナー8により除去される。
本実施例の画像形成装置においても、実施例1と同様に、光沢度制御手段120、記憶手段121などを備えている。そして、実施例1で説明したと同様に、光沢度制御手段120にて画像形成時における透明トナー量を制御することにより、各階調において均一な所望の光沢度が得られ、画像全域に一様な光沢が得られる。
実施例3
上記実施例1では、感光体ドラム4上に形成されたトナー像を、転写ドラム5上に担持された記録材Pに転写する画像形成装置について説明した。また、実施例2では、感光体ドラム4上に形成された多重トナー像を、記録材Pに転写する画像形成装置について説明した。しかし、本発明は、感光体ドラム4上に形成されたトナー像を一旦、第2の像担持体としての中間転写体に転写し、中間転写体から記録材Pに転写する、所謂、中間転写方式の画像形成装置においても実施例1、2と同様に実施し得る。また、有彩色トナーの種類も、実施例1、2で説明した4色のトナーに限定されるものではない。斯かる実施例3においても、実施例1、2で説明したと同様の作用効果を達成することができる。
図29に、斯かる中間転写方式の画像形成装置の一例を示す。以下に、本実施例の画像形成装置について簡単に説明する。
図29の画像形成装置1003も、実施例1、2の画像形成装置と同様に、リーダ部Aとリーダ部Bから構成される。なお、画像形成装置1003のリーダ部Aは、実施例1の画像形成装置1001のリーダ部Aと同様の構成であるため、説明を省略する。
画像形成装置1003のプリンタ部Bは、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム4を有する。感光体ドラム4の周りには、帯電手段としての帯電器7、露光手段としてのレーザ光源110、レーザ光源から照射された光像Eを反射するポリゴンミラー1、ミラー2、クリーニング手段としてのクリーナー8、及び回転式現像装置30が配置されている。又、感光体ドラム4に対向して、ローラ55、56、57、58にて張架された第2の像担持体としての中間転写体としての中間転写ベルト50Aが配置されている。
回転式現像装置30は、感光体ドラム4に対向して配置され、回転自在に支持された回転体、即ち、現像ロータリー30Aを有する。この現像ロータリー30Aには、複数の現像手段として、本実施例では、5色分の有色トナー用現像器が搭載されている。即ち、イエロートナー用現像器31、マゼンタトナー用現像器32、シアントナー用現像器33、ブラックトナー用現像器34、ライトブラックトナー用現像器35、及び、透明トナー用現像器36である。
例えば、フルカラー画像の形成時には、感光体ドラム4は、先ず、その表面が帯電器11によって帯電される。次いで、リーダ部Aで読み取られた原稿の画像信号、もしくは、画像形成装置1003に接続されたPCから送られた画像信号などに基づき、帯電された感光体ドラム4の表面にレーザ光源110から光像Eが照射される。この様にして、感光体ドラム4上に静電像(潜像)が形成される。この潜像は、回転式現像装置30により現像される。つまり、現像ロータリー30Aが矢印方向に回転させられ、所定の現像器、例えば、現像器31が感光体ドラム4上と対向した現像部に移動させられる。そして、この現像器31が作動されることで、感光体ドラム4上に現像剤像、即ち、トナー像が形成される。
その後、感光体ドラム4上に形成されたトナー像は、感光体ドラム4と中間転写ベルト50Aとの対向部(一次転写部)において、一次転写手段としての一次転写ローラ54に印加される一次転写バイアスの作用により、中間転写ベルト50A上に転写される。
以上の動作を繰り返すことで、中間転写ベルト50A上に、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナー、ライトブラックトナー、及び透明トナーが順次重ね合わせられた多重トナー像が形成される。
中間転写ベルト50A上に形成された多重トナー像は、二次転写手段としての二次転写ローラ59と中間転写ベルト50Aとの対向部(二次転写部)において、二次転写ローラ59に印加される二次転写バイアスの作用により、記録材Pに転写される。記録材Pは、中間転写ベルト50A上の多重トナー像の先端が二次転写部に搬送されるタイミングに合わせて、図示しない記録材供給部から二次転写部に搬送されてくる。
トナー像が転写された記録材Pは、搬送ベルト52、53により定着手段としてのローラ定着器6へと搬送される。記録材Pは、ローラ定着器6によって加圧/加熱され、その上にトナー像が永久画像として定着される。その後、記録材Pは、機外に排出される。
又、一次転写工程後に感光体ドラム4上に残った一次転写残トナーは、クリーナー8により除去される。更に、二次転写工程後に中間転写ベルト50A上に残った二次転写残トナーは、図示しない転写ベルトクリーナにより除去される。
本実施例の画像形成装置においても、実施例1、2と同様に、光沢度制御手段120、記憶手段121などを備えている。そして、実施例1、2で説明したと同様に、光沢度制御手段120にて画像形成時における透明トナー量を制御することにより、Y、M、C、Bkの各階調において、所望の光沢度を得ることができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成図である。 リーダ画像処理部における画像信号の流れを示すブロック図である。 リーダ画像処理部における各信号のタイミングチャートである。 プリンタ部の構成例を示すブロック図である。 階調画像を得るための画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 階調が再現される様子を示す四限チャートである。 キャリブレーションの一例を示すフローチャートである。 表示器の表示例を示す図である。 表示器の表示例を示す図である。 表示器の表示例を示す図である。 テストプリント1の例を示す図である。 テストプリント2の例を示す図である。 テストプリント1を原稿台に載置する様子を示す図である。 テストプリント2を原稿台に載置する様子を示す図である。 感光体ドラムの相対ドラム表面電位と画像濃度との関係を示す図である。 絶対水分量とコントラスト電位との関係を示す図である。 グリッド電位と表面電位との関係を示す図である。 パッチの濃度読取点を説明する図である。 テストプリント2から読み取られた濃度とレーザ出力レベルとの関係を示す図である。 制御後の濃度変換特性を示す図である。 光沢度制御用の画像サンプルを説明する図である。 光沢度測定方法を説明するための光沢度測定装置の一実施例の概略構成図である。 透明トナー量決定までの過程を説明するフロー図である。 光沢度と濃度階調との関係を説明する図である。 透明トナー量を決定するための濃度階調レベルと光沢度との関係を示す図である。 4色の有色トナー画像信号と透明トナー量との関係を説明する図である。 光沢度制御後の光沢特性を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例の概略構成図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例の概略構成図である。
符号の説明
A リーダ部
B プリンタ部(トナー像形成手段)
3、30 現像器
4 感光体ドラム(像担持体)
6 定着ローラ対(定着手段)
105 CCDセンサ(有色トナー像検知手段)
120 光沢度制御手段(透明トナー量制御手段)
122 光沢度測定装置(光沢度検知手段)
300 画像処理装置(有色トナー量制御手段)
1001、1002、1003 画像形成装置

Claims (6)

  1. 記録材上に有色トナー像及び透明トナー像を形成するトナー像形成手段;
    前記記録材上の前記有色トナー像及び前記透明トナー像を加熱し、前記記録材へ定着する定着手段;
    前記有色トナー像と前記透明トナー像が重ねて定着された領域の光沢度を検知する光沢度検知手段;
    前記検知手段の検知結果に基づいて、透明トナーの前記記録材上における単位面積当たりのトナー量を制御する制御手段;
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記光沢度検知手段は、前記透明トナーの前記記録材上における単位面積当たりのトナー量の異なる複数のトナー像の光沢度を検知することを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 前記光沢度検知手段は、有色トナーの前記記録材上における単位面積当たりのトナー量の異なる複数のトナー像の光沢度を検知することを特徴とする請求項2の画像形成装置。
  4. 記録材上に有色トナー像と透明トナー像を形成するトナー像形成手段;
    前記記録材上の前記有色トナー像及び前記透明トナー像を加熱し、前記記録材へ定着する定着手段;
    前記定着手段によって前記記録材へ定着された前記有色トナー像を検知する有色トナー像検知手段;
    前記有色トナー像検知手段の検知結果に基づき、前記有色トナーの前記記録材上における単位面積当りのトナー量を制御する有色トナー量制御手段;
    前記有色トナー量制御手段によってトナー量が制御された前記有色トナー像と、前記透明トナー像と、が重ねて定着された領域の光沢度を検知する光沢度検知手段;
    前記光沢度検知手段の検知結果に基づいて、前記透明トナーの前記記録材上における単位面積当りのトナー量を制御する透明トナー量制御手段;
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記光沢度検知手段は、前記透明トナーの前記記録材上における単位面積当たりのトナー量の異なる複数のトナー像の光沢度を検知することを特徴とする請求項4の画像形成装置。
  6. 前記光沢度検知手段は、有色トナーの前記記録材上における単位面積当たりのトナー量の異なる複数のトナー像の光沢度を検知することを特徴とする請求項5の画像形成装置。
JP2006328868A 2005-12-06 2006-12-05 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5094100B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006328868A JP5094100B2 (ja) 2005-12-06 2006-12-05 画像形成装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005352617 2005-12-06
JP2005352617 2005-12-06
JP2006328868A JP5094100B2 (ja) 2005-12-06 2006-12-05 画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007183593A true JP2007183593A (ja) 2007-07-19
JP2007183593A5 JP2007183593A5 (ja) 2010-01-28
JP5094100B2 JP5094100B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=38339698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006328868A Expired - Fee Related JP5094100B2 (ja) 2005-12-06 2006-12-05 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5094100B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009058941A (ja) * 2007-08-03 2009-03-19 Canon Inc 画像形成システム
EP2090938A1 (en) 2008-02-15 2009-08-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming method with the use of transparent toner
JP2010102032A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Canon Inc 複写装置
CN101900969A (zh) * 2009-06-01 2010-12-01 夏普株式会社 图像形成装置
JP2011128118A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Canon Inc 計測装置及び計測方法
JP2012037732A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置および画像処理プログラム
WO2012026625A1 (ja) * 2010-08-27 2012-03-01 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2012048059A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Canon Inc 画像形成装置
JP2012053239A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Canon Inc 画像制御装置
JP2013025309A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Xerox Corp 質感の無い用紙の上でクリアトナー及びグロスマークを用いた紙の質感の模倣
JP2013024564A (ja) * 2011-07-14 2013-02-04 Ricoh Co Ltd 画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法
US20130101303A1 (en) * 2011-10-20 2013-04-25 Tadashi Kasai Image forming apparatus and method capable of improving fixing quality
JP2013205683A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Konica Minolta Inc 画像形成装置
JP2013218174A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Ricoh Co Ltd 印刷制御装置、画像形成システムおよびプログラム
US8804194B2 (en) 2012-03-29 2014-08-12 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus and image forming method
WO2015110169A1 (en) * 2014-01-24 2015-07-30 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Determining an amount of translucent printing fluid
US9291979B2 (en) 2013-03-15 2016-03-22 Ricoh Company, Limited Device, system, method, and recording medium having computer program for controlling printing

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11249375A (ja) * 1998-03-06 1999-09-17 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像形成装置
JP2003039786A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Canon Inc 画像形成システム及び画像形成装置、及びその制御方法
JP2004070010A (ja) * 2002-08-06 2004-03-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2005099611A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2005275250A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Canon Inc 画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11249375A (ja) * 1998-03-06 1999-09-17 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像形成装置
JP2003039786A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Canon Inc 画像形成システム及び画像形成装置、及びその制御方法
JP2004070010A (ja) * 2002-08-06 2004-03-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2005099611A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2005275250A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Canon Inc 画像形成装置

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009058941A (ja) * 2007-08-03 2009-03-19 Canon Inc 画像形成システム
EP2090938A1 (en) 2008-02-15 2009-08-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming method with the use of transparent toner
US8335012B2 (en) 2008-02-15 2012-12-18 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, method, and storage medium for selecting different mode to increase a degree of gloss of a print product
EP2180375A3 (en) * 2008-10-22 2015-05-27 Canon Kabushiki Kaisha Copying apparatus
JP2010102032A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Canon Inc 複写装置
CN101900969A (zh) * 2009-06-01 2010-12-01 夏普株式会社 图像形成装置
JP2011128118A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Canon Inc 計測装置及び計測方法
JP2012037732A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置および画像処理プログラム
WO2012026625A1 (ja) * 2010-08-27 2012-03-01 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2012048059A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Canon Inc 画像形成装置
JP2012053239A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Canon Inc 画像制御装置
JP2013024564A (ja) * 2011-07-14 2013-02-04 Ricoh Co Ltd 画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法
JP2013025309A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Xerox Corp 質感の無い用紙の上でクリアトナー及びグロスマークを用いた紙の質感の模倣
US9014580B2 (en) * 2011-10-20 2015-04-21 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus and method capable of improving fixing quality
US20130101303A1 (en) * 2011-10-20 2013-04-25 Tadashi Kasai Image forming apparatus and method capable of improving fixing quality
US9152104B2 (en) 2011-10-20 2015-10-06 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus and method capable of improving fixing quality
JP2013205683A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Konica Minolta Inc 画像形成装置
US8804194B2 (en) 2012-03-29 2014-08-12 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus and image forming method
JP2013218174A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Ricoh Co Ltd 印刷制御装置、画像形成システムおよびプログラム
US9291979B2 (en) 2013-03-15 2016-03-22 Ricoh Company, Limited Device, system, method, and recording medium having computer program for controlling printing
WO2015110169A1 (en) * 2014-01-24 2015-07-30 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Determining an amount of translucent printing fluid
US10201981B2 (en) 2014-01-24 2019-02-12 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Determining an amount of translucent printing fluid

Also Published As

Publication number Publication date
JP5094100B2 (ja) 2012-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5094100B2 (ja) 画像形成装置
JP3441994B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
US8086124B2 (en) Image forming apparatus
JP3542582B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法
JP5188313B2 (ja) 画像形成装置及びその濃度階調制御方法
JP4371803B2 (ja) 画像形成装置
JP2007033571A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP3854965B2 (ja) 画像形成装置
US8531745B2 (en) Image formation density correction in image forming apparatus
JP5344597B2 (ja) 画像形成装置
JP5207712B2 (ja) 画像形成装置
JP3885056B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法
US20110206395A1 (en) Image forming apparatus and control method thereof
JPH08287217A (ja) 画像記録装置およびその方法
JP3686558B2 (ja) 画像形成装置
JPH08289149A (ja) 画像記録装置およびその方法
JP2001180090A (ja) 画像形成システム、画像出力装置およびキャリブレーション方法
JP3550331B2 (ja) 画像形成装置
JP4347238B2 (ja) 画像形成装置
JP2003195583A (ja) 画像形成装置
JP2007271866A (ja) 画像形成装置
JP2005265969A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2004240204A (ja) 画像制御方法及び画像形成装置
JP2005250230A (ja) 画像形成装置
JP2004233464A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091204

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120911

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120918

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5094100

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees