JP5207712B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体に形成した画像を用紙等の記録媒体に転写することで画像形成を行う画像形成置に関する。
従来、画像形成装置においては以下のような画像品質の安定性を維持する手法が知られている。例えば、階調パターン等の特定パターンを用紙に形成し、画像読取部で読み取った階調パターン情報をγ補正等の画像形成条件にフィードバックさせることにより、画像品質の安定性を向上させる手法が知られている。さらに長期に渡って使用された場合、感光体ドラム電位に対する現像トナーの付着特性が変化してフィードバックされたγ補正特性だけでは最適な画像が得られないため、例えば、特許文献1では、画像読取部で読み取った階調パターン情報と所定のタイミングで感光体上に形成される像(パッチ)の濃度との関係に応じて、濃度補正特性を調整することで安定性を維持する技術が開示されている。
しかし、特許文献1で提案された方法では、予め設定されたパッチレベルの濃度域ではγ補正が可能であるが、それ以外の濃度域では十分な効果が発揮できない場合がある。
また、従来の画像形成装置では、プロセスグレー(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の3色を混合して生成したグレー)を中心に画像濃度の安定性を図っていた。そのため、実際に用紙に形成された色は、通常の人間がイメージする記憶色(空色、肌色等)に対して十分な安定性を得られない場合があ
本発明の目的は、操作者が安定させたい色を精度良く安定させることができる画像形成置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置は、画像信号に基づいて光を照射する露光手段と、前記露光手段が光を照射することによって形成される静電潜像を、現像剤を用いて現像することで像担持体上に画像を担持させ、前記像担持体上の画像を記録媒体に転写することで、前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、所定の階調パターンを表す画像信号を発生する第1の信号発生手段と、前記第1の信号発生手段から発生される画像信号に基づいて前記露光手段及び前記画像形成手段により前記階調パターンを記録媒体に形成させる階調パターン画像形成手段と、前記階調パターン画像形成手段により形成される階調パターンを読み取る読取手段と、前記読取手段の読取結果と前記階調パターンを表す画像信号とに基づき、前記露光手段に供給される画像信号の濃度レベルを変換する変換テーブルを作成するテーブル作成手段と、濃度検知用画像を形成させるための所定の濃度レベルを表す画像信号を発生する第2の信号発生手段と、前記第2の信号発生手段から発生される画像信号を、前記テーブル作成手段により作成される変換テーブルで変換し、変換された画像信号に基づいて前記露光手段及び前記画像形成手段により前記濃度検知用画像を前記像担持体上に形成させる濃度検知用画像形成手段と、前記濃度検知用画像形成手段により形成される濃度検知用画像の濃度を検知する検知手段と、前記濃度検知用画像形成手段により前記所定の濃度レベルを表す画像信号に基づいてそれぞれ異なるタイミングで形成される複数の濃度検知用画像を前記検知手段により検知した結果の濃度の変動に基づいて、前記変換テーブルを補正する補正手段と、を有する画像形成装置であって、画像信号の濃度レベルを手動入力するための入力手段と、前記入力手段から入力される濃度レベルに基づいて、前記第2の信号発生手段により発生される画像信号の濃度レベルを決定する決定手段と、を有し、前記決定手段は、前記入力手段から複数の濃度レベルが入力される場合、入力された複数の濃度レベルの平均値に基づいて前記第2の信号発生手段により発生される画像信号の濃度レベルを決定することを特徴とする。
また、他の請求項に記載の画像形成装置は、画像信号に基づいて光を照射する露光手段と、前記露光手段が光を照射することによって形成される静電潜像を、現像剤を用いて現像することで像担持体上に画像を担持させ、前記像担持体上の画像を記録媒体に転写することで、前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、所定の階調パターンを表す画像信号を発生する第1の信号発生手段と、前記第1の信号発生手段から発生される画像信号に基づいて前記露光手段及び前記画像形成手段により前記階調パターンを記録媒体に形成させる階調パターン画像形成手段と、前記階調パターン画像形成手段により形成される階調パターンを読み取る読取手段と、前記読取手段の読取結果と前記階調パターンを表す画像信号とに基づき、前記露光手段に供給される画像信号の濃度レベルを変換する変換テーブルを作成するテーブル作成手段と、濃度検知用画像を形成させるための所定の濃度レベルを表す画像信号を発生する第2の信号発生手段と、前記第2の信号発生手段から発生される画像信号を、前記テーブル作成手段により作成される変換テーブルで変換し、変換された画像信号に基づいて前記露光手段及び前記画像形成手段により前記濃度検知用画像を前記像担持体上に形成させる濃度検知用画像形成手段と、前記濃度検知用画像形成手段により形成される濃度検知用画像の濃度を検知する検知手段と、前記濃度検知用画像形成手段により前記所定の濃度レベルを表す画像信号に基づいてそれぞれ異なるタイミングで形成される複数の濃度検知用画像を前記検知手段により検知した結果の濃度の変動に基づいて、前記変換テーブルを補正する補正手段と、を有する画像形成装置であって、任意の画像或いは特定の画像の少なくとも一ヵ所を指定させることにより、前記指定される部分の濃度レベルを特定する特定手段と、前記特定手段により特定された濃度に基づいて前記第2の信号発生手段により発生される画像信号の濃度レベルを決定する決定手段と、を有し、前記決定手段は、任意の画像あるいは特定の画像から複数ヵ所が指定された場合、前記特定手段により特定される前記複数ヵ所の濃度レベルの平均値に基づいて前記第2の信号発生手段により発生される画像信号の濃度レベルを決定することを特徴とする。
本発明によれば、操作者が安定させたい色を精度良く安定させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の略図である。
図1において、画像形成装置100は、原稿から画像を読み取るリーダ部100Aと、用紙に画像を形成するプリンタ部100Bとを備えたフルカラーの複写機として構成されている。リーダ部100Aは、原稿台ガラス102、光源103、CCDセンサ105、画像処理部108等を備えている。プリンタ部100Bは、現像器3、感光ドラム4、転写ドラム5、プリンタ制御部109、レーザ光源110等を備えている。
まず、リーダ部100Aの構成及び動作を説明する。原稿台ガラス102上に載置された原稿101は光源103により照射され、原稿の光学像が光学系104を介してCCDセンサ105に結像される。CCDセンサ105は、3列に配列された赤(R)、緑(G)、青(B)のCCDラインセンサ群により、CCDラインセンサ毎にR、G、Bの色成分信号を生成する。光源103、光学系104、CCDセンサ105からなる読取光学系ユニットは、原稿を矢印方向に走査することにより、原稿の光学像をライン毎の電気信号データ列に変換する。
原稿台ガラス102上には、つき当て部材107と基準白色板106が配置されている。つき当て部材107は、原稿台ガラス102上に載置される原稿の端部がつき当てられる部材であり、原稿が斜めに載置されることを防止する。基準白色板106は、原稿台ガラス面に配置されており、CCDセンサ105の白レベルを決定するためと、CCDセンサ105のスラスト方向のシェーディングを行うための基準となる。
CCDセンサ105は、原稿の光学像を光電変換し画像信号(電気信号)を画像処理部108に出力する。画像処理部108は、画像信号に画像処理を行った後、画像処理後の信号をプリンタ部100Bのプリンタ制御部109に送出する。画像処理部108の詳細は図2により後述する。
次に、プリンタ部100Bの構成及び動作を説明する。感光ドラム4は、1次帯電器8により一様に帯電される。プリンタ制御部109は、画像処理部108から送出された信号に基づく画像データを内蔵のレーザドライバ27(図4参照)によりレーザ光に変換し、レーザ光源110からレーザ光を発光する。レーザ光は、ポリゴンミラー1及びミラー2により反射され、一様に帯電された感光ドラム上に照射される。
感光ドラム4は、矢印方向に回転駆動され、レーザ光の走査によりドラム表面に潜像が形成される。現像器3は、感光ドラム4表面に形成された潜像を現像するものであり、本実施の形態では現像方式として2成分現像系を用いている。現像器3は、感光ドラム4の外周側に上流側からブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の順で各色ごとに配置されており、感光ドラム表面の潜像領域に対して所定のタイミングで順次現像動作を行う。
一方、用紙6は、不図示の用紙カセットまたは手差しトレイから給紙された後、転写ドラム5に巻き付けられる。更に、用紙6は、転写ドラム5の回転に伴い各色(M、C、Y、Bk)の順番に1回ずつ計4回回転され、各色のトナー画像が用紙6上に多重に転写される。用紙6は、トナー画像の転写が終了すると転写ドラム5から分離され定着ローラ対7へ送られる。定着ローラ対7は、用紙6上のトナー画像の定着を行う。これにより、フルカラーの画像プリントが完成する。
また、感光ドラム4の外周側で現像器3の上流側には、表面電位センサ12が配置されている。表面電位センサ12は、感光ドラム4の表面電位を検出する。また、感光ドラム4の外周側には、クリーナ9、LED光源10(約960nmに主波長をもつ)、フォトダイオード11が配置されている。クリーナ9は、感光ドラム上の転写残留トナーを清掃する。LED光源10及びフォトダイオード11からなるフォトセンサ(パッチセンサ)40(図4参照)は、感光ドラム上に形成されたトナーパッチパターンの反射光量を検出する。
図2は、リーダ部100Aの画像処理部108における画像信号の流れを示すブロック図である。
図2において、CCDセンサ105より出力されるアナログ画像信号は、アナログ信号処理回路201に入力される。アナログ信号処理回路201は、アナログ画像信号にゲイン調整及びオフセット調整を行った後、A/D変換回路202に出力する。A/D変換回路202は、アナログ画像信号を8bitのデジタル画像信号R1、G1、B1に変換した後、シェーディング補正部203に出力する。シェーディング補正部203は、色ごとに基準白色板106の読取信号を用いた公知のシェーディング補正を施す。
一方、クロック発生部211は、1画素単位のクロックを発生する。主走査アドレスカウンタ212は、クロック発生部211から発生したクロックを計数し、1ラインの画素アドレス出力を生成する。デコーダ213は、主走査アドレスカウンタ212からの1ライン画素アドレス出力の主走査アドレスをデコードし、シフトパルスやリセットパルス等のライン単位のCCD駆動信号、CCDからの主走査方向1ライン読取信号中の有効領域を表すVE信号、主走査方向のライン同期信号HSYNCを生成する。なお、主走査アドレスカウンタ212は、HSYNC信号でクリアされ、次のラインの主走査アドレスの計数を開始する。
CCDセンサ105を構成する各CCDラインセンサは、相互に所定の距離を隔てて配置されている。そのため、ラインディレイ回路204において、副走査方向の空間的ずれを補正する。具体的には、B信号に対してR信号及びG信号を副走査方向にライン遅延させることによりB信号に合わせる。
入力マスキング部205は、CCDセンサ105のR、G、Bのフィルタの分光特性で決まる読取色空間をNTSCの標準色空間に変換するものであり、下記の式(1)に示すようなマトリックス演算を行う。
Figure 0005207712
光量/濃度変換部(LOG変換部)206は、ルックアップテーブルROMにより構成され、R4、G4、B4の輝度信号をC0、M0、Y0の濃度信号に変換する。ライン遅延メモリ207は、黒文字判定部(不図示)でR4、G4、B4信号から生成されるUCR、FILTER、SEN等の判定信号までのライン遅延分だけ、C0、M0、Y0の画像信号を遅延させる。
マスキング・UCR回路208は、入力されたY1、M1、C1の3原色信号により黒信号(Bk)を抽出する。更に、マスキング・UCR回路208は、プリンタ部100Bでの記録色材(トナー)の色濁りを補正する演算を施し、Y2、M2、C2、Bk2の信号を各読み取り動作の度に順次、所定のビット幅(8bit)で出力する。γ補正回路209は、リーダ部100Aにおいて、プリンタ部100Bの理想的な階調特性に合わせるべく濃度補正を行う。空間フィルタ処理部(出力フィルタ)210は、γ補正回路209から出力される画像信号に対してエッジ強調またはスムージング処理を行う。
画像処理部108は、上記のように処理したM4、C4、Y4、Bk4の面順次の画像信号をプリンタ制御部109に送出する。プリンタ制御部109は、PWM(Pulse Width Modulation)による濃度記録を行う。
CPU214は、リーダ部100A各部の制御を司る。RAM215は、CPU214の作業領域やデータ一時記憶領域を提供する。ROM216は、CPU214で実行するプログラムを格納する。操作部217は、画像形成装置に画像形成動作を行わせる際に操作者が各種設定を行うためのものであり、表示器218、操作ペン(不図示)等を備えている。操作部217の表示器218の画面上で、原稿から読み取る画像の注目色や、表示器218に表示した画像の注目色を指定することが可能である。
図3は、画像処理部108における各制御信号のタイミングとの関係を示す図である。
図3において、CLOCK信号は本実施例における基本クロック信号であり、CLOCK信号の立ち上がりに同期して1画素単位の画像処理が行われる。(画素同期信号であり、“0”→“1”の立ち上がりタイミングで画像データを転送するのに用いられる。)HSYNC信号は主走査同期信号であり、HSYNC信号の立ち上がりで主走査の開始の同期をとる。VE信号は、主走査方向の画像有効区間信号であり、論理“1”の区間において主走査開始位置のタイミングをとり、主にライン遅延のライン計数制御に用いられる。VSYNC信号は、副走査方向の画像有効区間信号であり、論理“1”の区間において画像読み取り(スキャン)を行い、順次、(M)、(C)、(Y)、(Bk)のそれぞれの出力信号を形成する。VE信号、VSYNC信号の区間だけ画像を取り込むように制御する。
図4は、プリンタ部100Bのプリンタ制御部109及びプリンタエンジン部120の構成を示すブロック図である。
図4において、プリンタ制御部109は、CPU28、ROM30、RAM32、LUT(Look Up Table)25、パルス幅変調(PWM)回路26、レーザドライバ27、パターンジェネレータ29、テストパターン記憶部31、濃度換算回路42を備えている。プリンタ制御部109は、プリンタ部100Bのプリンタエンジン部120、リーダ部100Aの画像処理部108とそれぞれ通信を行うことが可能である。
CPU28は、各部の制御を司るものであり、プログラムに基づき後述の各フローチャートに示す処理を実行する。ROM30は、CPU28で実行するプログラムを格納する。RAM32は、CPU28の作業領域やデータ一時記憶領域を提供する。LUT25は、後述のように第1の制御で作成される。パルス幅変調回路26は、後述のように濃度信号をドット幅に対応した信号に変換する。レーザドライバ27は、レーザ光源110のON/OFFを制御する。パターンジェネレータ29は、所定の発振周波数を生成する。テストパターン記憶部31は、テストプリント用のパターンを記憶する。濃度換算回路42は、原稿読取に基づく画像信号を画像濃度に換算する。
プリンタエンジン部120は、上述した1次帯電器8、現像器3、表面電位センサ12、レーザ光源110、LED10及びフォトダイオード11からなるフォトセンサ(パッチセンサ)40、環境センサ33を備えている。プリンタエンジン部120はプリンタ制御部109により制御される。
表面電位センサ12は、現像器3より上流側に配設され、感光ドラム4の表面電位を検出する。1次帯電器8のグリッド電位と現像器3の現像バイアス電位は、表面電位センサ12による検出に基づき後述のようにCPU28により制御される。環境センサ33は、画像形成装置内部の空気中の水分量を測定する。フォトセンサ40は、上述したように感光ドラム上に形成されたトナーパッチパターンの反射光量を検出する。
図5は、リーダ部100A及びプリンタ部100Bにおける各部から構成される、階調画像を得る画像信号処理回路のブロック図である。
図5において、リーダ部100Aにおいては、前述のように、原稿から読み取った画像の輝度信号(アナログ画像信号)がCCDセンサ105により得られ、画像処理部108により面順次の画像信号に変換される。この画像信号は、初期設定時のプリンタ部100Bのγ特性が入力された画像信号により表される、原画像の濃度と出力画像の濃度が一致するように、LUT25にて濃度特性が変換される。
図6は、階調が再現される様子を4限チャートで示した図である。
図6において、第I象限は、原稿の画像濃度を濃度信号に変換するリーダ部100Aの読取特性を示す。第II象限は、濃度信号をレーザドライバ27の出力信号に変換するためのLUT25の変換特性を示す。第III象限は、レーザドライバ27の出力信号から出力濃度に変換するプリンタ部100Bの記録特性を示す。第IV象限は、原稿の画像濃度と用紙に対する画像の出力濃度の関係である階調特性を示す。これらの4限チャートにより画像形成装置のトータルの階調再現特性を示している。階調数は、8bitのデジタル信号で処理しているので256階調である。
画像形成装置では、第IV象限の階調特性をリニアにするために、第III象限のプリンタ部100Bの記録特性がリニアでない分を第II象限のLUT25の変換特性により補正する。LUT25は後述の第1の制御における演算により生成される。濃度信号はLUT25により濃度変換された後、パルス幅変調回路26によりドット幅に対応した信号に変換され、レーザ光源110のON/OFFを制御するレーザドライバ27に送られる。本実施の形態では、Y、M、C、Bkの全色ともパルス幅変調処理による階調再現方法を用いる。
レーザ光源110から出力されるレーザ光の走査により、感光ドラム上にはドット面積の変化により、所定の階調特性を有する潜像が形成される。感光ドラム上に潜像が形成された後、上述した現像、転写、定着という工程を経て階調画像が用紙上に再生(形成)される。
本実施の形態の画像形成装置は、以下で詳述するように、第1の制御系による第1の制御と、第2の制御系による第2の制御を行う。第1の制御では、画像信号に基づき用紙に形成された階調パターンの読取結果と画像信号とを比較し、画像信号の階調と用紙に記録される画像の階調とが一致するようにレーザドライバ27の出力を制御する。第2の制御では、フォトセンサ40で検出したパッチ画像の濃度が、第1の制御の直後にレーザドライバ27の出力に基づき感光ドラム上に形成されたパッチ画像の基準濃度と一致するようにレーザドライバ27の出力を制御する。
まず、画像形成装置のリーダ部100A及びプリンタ部100Bの双方を含む系の画像再現特性の安定化に関する第1の制御について詳細に説明する。
まず、リーダ部100Aを用いたプリンタ部100Bのキャリブレーション(調整)制御について図7のフローチャートに基づき説明する。
図7は、リーダ部100Aを用いたプリンタ部100Bのキャリブレーション制御に関する処理を示すフローチャートである。本処理はリーダ部100AのCPU214とプリンタ部100BのCPU28がプログラムに基づき実行する。
操作者が操作部217に装備されている自動階調補正モード設定ボタン(不図示)を押すと本処理が開始される。なお、本実施の形態では、操作部217が有する表示器218は図8〜図10に示すようなプシュセンサ付きの液晶操作パネル(タッチパネルディスプレイ)から構成されており、操作者が表示器218に対して直接操作を行うことができる。以下、図7の各ステップの処理を詳細に説明する。
<第1テストプリント画像の出力:ステップS1>
ステップS1において、リーダ部100AのCPU214は、表示器218に第1テストプリントのプリントスタートボタン81を表示する(図8(a))。操作者が第1テストプリントのプリントスタートボタン81を押すと、プリンタ部100BのCPU28は、プリンタエンジン部120により図11に示す第1テストプリントの画像である帯状パターン61をプリントアウトする。
このとき、リーダ部100AのCPU214は、用紙カセットにおける第1テストプリントを形成するための用紙の有無を判断し、用紙がない場合は表示器218に図8(b)に示すような警告表示を行う。第1テストプリントの形成時には、コントラスト電位(後述)は環境に応じた標準状態のものを初期値として登録しておき、これを用いる。
ここで、本画像形成装置は複数の用紙カセットを備えており、B4、A3、A4、B5等の複数種類のサイズの用紙を選択することが可能となっている。しかし、本制御で使用する用紙は、リーダ部100Aによる読み取り時に縦置き/横置きの間違えによるエラーを避けるために、一般で言われているラージサイズ紙を用いている。即ち、B4紙、A3紙、11×17紙、LGR紙を用いるように設定されている。
第1テストプリント画像としては、図11に示すY、M、C、Bkの4色分の中間階調濃度による帯状パターン61と、Y、M、C、Bkの各色のパッチパターン62を形成する。サービス担当者は帯状パターン61を目視で検査することにより、スジ状の異常画像、濃度ムラ、色ムラがないことを確認する。帯状パターン61は、スラスト方向に、パッチパターン62及び後述する第2テストプリント用の階調パターン71、72(図12)をカバーするようにCCDセンサ105の主走査方向のサイズが設定されている。
帯状パターン61に異常が認められる場合には、プリンタ部100Bで再度第1テストプリントのプリントを行う。帯状パターン61に再度異常が認められた場合には、サービス担当者に画像形成装置の点検を要請するサービス担当者コールがなされるものとする。なお、帯状パターン61をリーダ部100Aで読み取り、そのスラスト方向の濃度情報により、以後の制御を行うかどうかの可否判断を自動で下すことも可能である。一方、パッチパターン62は、Y、M、C、Bkの各色の最大濃度パッチのパターンであり、濃度信号値で255レベルを用いる。
<第1テストプリント画像の読み取り:ステップS2>
ステップS2において、リーダ部100AのCPU214は、表示器218に図9(a)に示す操作者用ガイダンスを表示することで、操作者が第1テストプリントの画像が形成された用紙Sを原稿台ガラス102上に図13に示すように載置し、図9(a)に示す読み込みキー91を押す
図13は原稿台ガラス102を上方から見た模式図であり、左上のくさび形状が原稿台ガラス102の原稿突き当て用マークTである。操作者が図9(a)の操作者用ガイダンスに従い、用紙Sの帯状パターン61が原稿突き当て用マークT側にくるように且つ用紙Sの表裏を間違えずに用紙Sを原稿台ガラス102上に載置するように、表示器218にメッセージを表示する(図9(a))。このようにすることで、用紙Sの置き間違えによる制御エラーを防止するようにしている。
リーダ部100Aにより用紙Sのパッチパターン62を読み取る際に、原稿突き当て用マークTの位置から徐々に走査することで、最初の濃度ギャップ点Pを帯状パターン61の角で得ることができる。これにより、リーダ部100AのCPU214は、濃度ギャップ点Pの座標ポイントから相対座標でパッチパターン62の各パッチの位置を割り出すことで、パッチパターン62の濃度値を読み取る。
リーダ部100AのCPU214は、パッチパターン62の濃度値の読み取り中は表示器218に図9(b)に示す表示を行い、第1テストプリントの向きや位置が不正確で読み取り不能のときは表示器218に図9(c)に示すメッセージを表示する。操作者が用紙Sを置きなおして読み込みキー92を押すことにより、リーダ部100Aは再度読み取りを行う。
パッチパターン62の読み取りにより得られたRGB値より光学濃度の換算を行うためには、下記の式(2)を用いる。
Figure 0005207712
式(2)では、市販の濃度計による測定値と同じ値にするために補正係数(k)で濃度情報を調整している。また、別にLUTを用いてRGBの輝度情報からMCYBkの濃度情報に変換してもよい。
<コントラスト電位の算出:ステップS3>
次に、上記ステップS2で取得した濃度情報から最大濃度を補正する方法を説明する。図15に相対ドラム表面電位(コントラスト電位)と上記演算により得られた画像濃度との関係を示す。コントラスト電位、即ち、現像バイアス電位と1次帯電後にレーザ光照射で最大レベルとなった時の感光ドラム4の表面電位との差をAに設定したときに得られた最大濃度DAであった場合、以下のようになる。最大濃度の濃度域では、相対ドラム表面電位に対して画像濃度が実線Lで示すようにリニアに対応することがほとんどである。
ただし、現像方式が2成分現像系では、現像器内のトナー濃度が変動して下がってしまった場含、破線Nで示すように最大濃度の濃度域で非線形特性になってしまう場合もある。従って、ここでは、最終的な最大濃度の目標値を1.6としているが、0.1のマージンを見込んで、最大濃度を合わせる制御の目標値を1.7に設定して制御量を決定する。この制御用目標値に対応するコントラスト電位Bは、下記の式(3)を用いて求める。
B=(A+Ka)×1.7/DA ・・・(3)
式(3)においてKaは補正係数であり、現像方式の種類により補正係数の値を最適化するのが好ましい。
実際には、電子写真方式で画像形成を行う画像形成装置では、コントラスト電位Aの設定は環境に応じて変えないと画像濃度が合わない。そのため、画像形成装置内の空気中の水分量を測定する上記環境センサ33の出力により、図16に示すようにコントラスト電位の設定を変えている。
従って、コントラスト電位を補正する方法として、プリンタ部100BのCPU28は、下記の式の補正係数Vcont.rateをバッテリーバックアップされたRAM32に保存しておく。
Vcont.rate=B/A
プリンタ部100BのCPU28は、設定時間(例えば30分)毎に環境(水分量)の推移を環境センサ33により測定し、その測定結果に基づいて図15のAの値を決定する度にA×Vcont.rateを算出し、コントラスト電位を求める。
ここで、上記コントラスト電位から1次帯電器8のグリッド電位と現像器3の現像バイアス電位を求める方法を簡単に説明する。図17に1次帯電器8のグリッド電位と感光ドラム4の表面電位との関係を示す。1次帯電器8のグリッド電位を−200Vにセットし、レーザ光のレベルを最低にして走査したときの表面電位VL並びにレーザ光のレベルを最高にしたときの表面電位VHを、表面電位センサ12により測定する。同様に、グリッド電位を−400Vにしたときの表面電位VLと表面電位VHを、表面電位センサ12により測定する。
グリッド電位が−200Vのときのデータと、グリッド電位が−400Vのときのデータを線形補間(2点間を線で結ぶ)及び外挿(2点の外側に線を延長)することで、グリッド電位と感光ドラム4の表面電位との関係を求めることができる。この電位データを求めるための制御を電位測定制御と呼ぶ。感光ドラム4の表面電位VLに基づき画像上にカブリトナー(余分なトナー)が付着しないように決定したVbgに幅を設定(ここでは100Vに設定)することで、現像バイアス電位VDCを設定する。
コントラスト電位Vcontは現像バイアス電位VDCと表面電位VHとの差分電圧であり、コントラスト電位Vcontが大きいほど最大濃度を大きくとれるのは上述した通りである。計算で求めたコントラスト電位Bにするために図17に示す関係から何ボルトのグリッド電位が必要か、何ボルトの現像バイアス電位が必要かは、計算で求めることができる。
ステップS3では、プリンタ部100BのCPU28は、最大濃度が最終的な目標値より0.1高くなるようにコントラスト電位を求め、このコントラスト電位が得られるようにグリッド電位及び現像バイアス電位をセットする。
<コントラスト電位の比較:ステップS4>
ステップS4において、プリンタ部100BのCPU28は、上記ステップS3で求めたコントラスト電位が制御範囲内にあるかどうかを判断する。
<コントラスト電位の修正:ステップS5>
プリンタ部100BのCPU28は、コントラスト電位が制御範囲から外れている場合は現像器等に異常があるものと判断し、ステップS5に進み、サービス担当者が対応する色の現像器をチェックするようにサービス担当者に分かるようにサービスエラーフラグを立てる。これにより、サービス担当者が画像形成装置の所定のサービスモードにおいて操作部217の表示器218によりサービスエラーフラグを確認することができるようにする。そして、プリンタ部100BのCPU28は、コントラスト電位が制御範囲から外れている異常時には制御範囲の限界値にリミッタをかけてコントラスト電位を修正し、制御は継続する。プリンタ部100BのCPU28は、上記ステップS3で求めたコントラスト電位となるように、グリッド電位と現像バイアス電位の設定を行う。
図20に濃度変換特性図を示す。本実施の形態による最大濃度を最終目標値より高めに設定する最大濃度制御により、第III象限のプリンタ特性は実線Jのようになる。仮に最大濃度制御を行わないときには、最大濃度の目標値が破線Hのように1.6に達しないプリンタ特性になる可能性もある。破線Hのプリンタ特性の場合、LUT25をいかように設定しても、LUT25は最大濃度を上げる能力は持ち合わせていないので、最大濃度DHが1.6以下の設定では再現不可能となる。実線Jのように最大濃度をわずかに越える設定になっていれば、確実に第IV象限のトータル階調特性で濃度再現域を保証することができる。
<第2テストプリント画像の出力:ステップS6>
次に、ステップS6において、リーダ部100AのCPU214は、表示器218に図10(a)に示すように第2テストプリントのプリントスタートボタン150を表示する。操作者がプリントスタートボタン150を押すと、プリンタ部100BのCPU28は、プリンタエンジン部120により図12に示すように第2テストプリントの画像をプリントアウトする。プリント中は表示器218は図10(b)に示すような表示となる。
第2テストプリントは、図12に示すようにY、M、C、Bkの各色、4列16行の全部で64階調分のグラデーションのパッチ群により構成されている。ここで、64階調分については、全部で256階調あるうちの濃度の低い低濃度領域に重点的にレーザ出力レベルを割り当ててあり、濃度の高い高濃度領域はレーザ出力レベルを間引いてある。このようにすることにより、特にハイライト部(低濃度領域)における階調特性を良好に調整することができる。また、第2テストプリント画像は、LUT25を作用させずにパターンジェネレータ29から発生させる。
図12に示す階調パターン(パッチ)71は解像度200lpi(lines/inch)、階調パターン(パッチ)72は解像度400lpi(lines/inch)である。各解像度の画像を形成するためには、パルス幅変調回路26において、処理の対象となっている画像データとの比較に用いられる三角波の周期を複数用意することにより実現できる。
なお、本画像形成装置は、階調画像は200lpiの解像度で作成し、文字等の線画像は400lpiの解像度で作成している。これら2種類の解像度で同一の階調レベルの階調パターンを出力しているが、解像度の相違で階調特性が大きく異なる場合には解像度に応じて階調レベルを設定するのがより望ましい。
<第2テストプリント画像の読み取り:ステップS7>
図14は第2テストプリントの出力画像を原稿台ガラス102上に置いたときに上方から見た模式図であり、左上のくさび形状が原稿台ガラス102の原稿突き当て用マークTである。用紙SのBkのパターンが原稿突き当て用マークT側にくるように且つ用紙Sの表裏を問違えないように、表示器218に操作者用ガイダンスを表示する(図10(c))。このようにすることで、用紙Sの置き間違えによる制御エラーを防止するようにしている。
リーダ部100Aにより用紙Sのパターンを読み取る際に、原稿突き当て用マークTの位置から徐々に走査することで、最初の濃度ギャップ点Qを得ることができる。これにより、リーダ部100AのCPU214は、最初の濃度ギャップ点Qの座標ポイントから相対座標でパターンの各色パッチの位置を割り出すことで、パターンを読み取る。
1パッチ(図12の73)あたりの読み取りポイントとしては、図18に示すようにパッチ内部の読み取りポイント(x)を例えば16ポイントとり、読み取りで得られた信号を平均する。ポイント数は画像形成装置において最適化するのが望ましい。
<LUT25の作成及び設定:ステップS8>
パッチ毎に16ポイントの値が平均されたRGB信号を上述した光学濃度への変換方法により濃度値に変換し、左の縦軸を出力濃度、右の縦軸を濃度レベル、横軸をレーザ出力レベルとしたものが図19である。右の縦軸に示すように、用紙のベース濃度(本例では0.08)を0の濃度レベルに、画像形成装置の最大濃度として設定している1.60を255の濃度レベルに正規化している。
図19に示すように、得られたデータがC点のように特異的に濃度が高かったり、D点のように特異的に濃度が低かったりした場合には、原稿台ガラス102上に汚れがあったり、テストパターン上に不良があったりすることがある。そこで、データ列に連続性が保存されるように図19の特性曲線の傾きにリミッタをかけ、補正を行う。具体的には傾きが3以上の時は傾きを3に固定し、傾きがマイナス値の時は図19における値の前のレベルと同じ濃度レベルにしている。
LUT25の内容は、図19の濃度レベルを入力レベル(図6の濃度信号軸)に、図19のレーザ出力レベルを出力レベル(図6のレーザ出力信号軸)に座標を入れ換えるだけで簡単に作成できる。パッチに対応しない濃度レベルについては、補間演算により値を求める。この場合、入力レベルが0レベルに対して出力レベルは0レベルになるように制限条件を設けている。そして、上記のように作成した変換内容をLUT25に設定する。
以上で、リーダ部100A及びプリンタ部100Bの双方を含む系の画像再現特性の安定化に関する第1の制御によるコントラスト電位制御とLUT25(γ変換テーブル)の作成が完了する。リーダ部100AのCPU214は、上記処理中には表示器218に図10(d)に示すような表示を行い、上記処理が完了すると表示器218に図10(e)に示すような表示を行う。
第1の制御(自動階調補正制御)では、入力した画像信号と最終的に用紙に記録される画像とを対応付けるべくレーザドライバ27の出力信号を制御する。即ち、画像信号の階調と用紙に記録される画像の階調とが一致するように画像信号に対するレーザドライバ27の出力信号を制御する。これにより、非常に正確な制御となり、高い階調精度を有する出力画像を得ることができる。しかし、第1の制御は、操作者が手作業でテストプリント用紙の読み取りを行わなければならないことから、頻繁に行うことは想定しにくい。
そこで、本実施の形態では、以下に示すような第2の制御を第1の制御の合間に複数回行うことにより画像再現特性の長期的安定化を図っている。
次に、画像形成装置において上記第1の制御で得られた画像再現特性の長期的安定化のために行う第2の制御について詳細に説明する。
図21は、LED10とフォトダイオード11からなるフォトセンサ40の出力信号を処理する信号処理系の構成を示すブロック図である。
図21において、感光ドラム4で反射されフォトセンサ40に入射された近赤外光は、フォトセンサ40により電気信号に変換される。電気信号(例えば0〜5Vの出力電圧)は、A/D変換回路41により0〜255レベルのデジタル信号に変換される。デジタル信号は、濃度換算回路42により感光ドラム4に付着したトナー画像濃度に変換される。濃度換算回路42は、フォトセンサ40の出力信号をトナー画像濃度に変換する濃度変換テーブル42aを有する。
なお、本実施の形態では、Y、M、Cの色トナーを使用しており、スチレン系共重合樹脂をバインダとし、各色の色材を分散させて形成されている。Y、M、Cの色トナーの分光特性は、それぞれ図22〜図24に示すように近赤外光(960nm)の反射率が80%以上得られる。また、これらの色トナーを用いた画像形成では、色純度、透過性に有利な2成分現像方式を採用している。一方、Bkトナーは、同じ2成分現像方式ではあるが、純粋な黒を出すために色材としてカーボンブラックを用いている。そのため、Bkトナーの分光特性は、図25に示すように近赤外光(960nm)の反射率は10%程度である。
また、感光ドラム4は、OPCドラムとして構成されており、近赤外光の反射率(960nm)は約40%である。反射率が同程度であれば、OPCドラムの代わりにアモルファスシリコン系ドラム等を用いても構わない。感光ドラム上のトナー画像濃度を各色の面積階調により段階的に変えていった時の、フォトセンサ40の出力と出力画像濃度との関係を図26に示す。
感光ドラム4にトナーが付着していないトナー非付着時におけるフォトセンサ40の出力を2.5V、即ち128レベルに設定している。図26から分かるように、Y、M、Cの色トナーは面積被覆率が大きくなり画像濃度が大きくなるに従い、感光ドラム4のトナー非付着時よりトナー付着時の方がフォトセンサ40の出力が大きくなる。一方、Bkのトナーは面積被覆率が大きくなり画像濃度が大きくなるに従い、感光ドラム4のトナー非付着時よりトナー付着時の方がフォトセンサ40の出力が小さくなる。
上記図26の特性を用いて、フォトセンサ40による各色専用の出力信号から感光ドラム上のトナー画像濃度に変換する濃度変換テーブル42aを作成することにより、各色についてのトナー画像濃度を精度良く求めることができる。トナー画像濃度は、用紙上の最終画像濃度に対応するものと考えられる。
そのため、第2の制御では、同じ画像信号を入力した場合のトナー画像濃度の変化から画像形成装置の特性の変化を推測し、画像信号に対する出力画像濃度がリニアに対応するように補正を加える。第2の制御は、後述するように、基準濃度値設定用の機能とLUT補正用の機能とを有する。
図27は、第2の制御のうちの基準濃度値設定制御を示すフローチャートである。本処理はプリンタ部100BのCPU28がプログラムに基づき実行する。
図27において、プリンタ部100BのCPU28は、上記第1の制御(自動階調補正制御)で作成されたLUTがセット(更新)されたことを確認すると(ステップS11)、以下の処理を行う。CPU28は、Y、M、C、Bkの各色毎のパッチパターンを感光ドラム上に形成し現像することで現像パッチを形成する(ステップS12)。次に、CPU28は、フォトセンサ40により現像パッチの濃度(基準濃度用)を検出し、濃度を読み込む(ステップS13)。そして、CPU28は、現像パッチの濃度を基準濃度としてバックアップされたRAM32に記憶する(ステップS14)。
ここで、感光ドラム上にパッチパターンを形成する際のレーザドライバ27の出力信号は、各色(Y、M、C、Bk)それぞれ濃度信号(画像信号)でY:96レベル、M:80レベル、C:24レベル、Bk:8レベルに設定する。濃度レベルの設定値は画像形成装置において肌色を再現するための値である。また、濃度レベルの設定値は各色ごとに変更可能である。
従って、レーザドライバ27の出力信号は上記第1の制御で作成したLUTに基づいて決められる。例えば図29に示すようなYに関するLUTの場合、レーザドライバ27の出力信号は120レベルとなる。図29ではレーザドライバ27の出力信号の120レベルには画像信号の96レベルが対応している。LUTはY、M、C、Bk各色毎に設定されているので、それぞれの色毎に出力信号が設定される。
レーザドライバ27の出力信号は、第1の制御でLUTが再度更新されるまで設定されており、後述する補正用の第2の制御で決定されるLUTに基づく出力値ではない。上記濃度変換テーブル42aで求めた感光ドラム上のトナー画像濃度値は、絶対濃度としては取り扱うことができない。その理由は、フォトセンサ40による感光ドラム上のトナー画像に対する分解能はリーダ部100AのCCDセンサ105のような分解能がなく、また、感光ドラム上のトナー画像は用紙上に定着された最終画像ではないためである。ただし、感光ドラム上のトナー画像濃度の変化量は最終画像濃度の変化量に対応すると考えることができる。
そこで、第1の制御を行った直後の第2の制御で求めた濃度値、即ち、ここではプリンタ制御部109において図29に示す画像信号の96レベルを入力した場合の感光ドラム上のトナー画像の濃度を基準濃度値とする。更に、所定のタイミングで第2の制御を行った場合に、その基準濃度値から感光ドラム上のトナー画像の濃度値がどれほど変化しているかを調べる。更に、感光ドラム上のトナー画像の濃度値の変化量から補正用テーブル(図31(c))を作成し、該補正用テーブルと第1の制御で求めたLUT25とを組み合わせて1つのテーブルを作成することでγ補正を行う。
換言すれば、第1の制御で作成したLUT25では第1の制御直後の画像信号に対する出力濃度は保証されているので、第1の制御で作成したLUT25に基づいたレーザドライバ27の出力で感光ドラム上に現像パッチを形成する。プリンタ制御部109において感光ドラム上の現像パッチの濃度値を保証された基準濃度値として記憶することで、フォトセンサ40のキャリブレーションとなる。
即ち、プリンタ制御部109では、上記のように形成した現像パッチの濃度値を基準濃度値として、現像パッチの濃度値がどのように変化したかを判断し、現像パッチの濃度値が基準濃度値をとるようにLUT25を補正する。このように、LUT25を参照した補正を行う第2の制御を所定のタイミングで実施することにより、長期使用による画像濃度特性の変化をに対して正しい画像濃度特性を維持することが可能である。
次に、本実施の形態の第1の制御及び第2の制御の関係についてより具体的に説明する。第1の制御は、上述したように画像再現特性の安定化に関する自動階調補正制御である。第2の制御は、以下で説明するように基準濃度値設定制御とLUT補正制御とから構成される制御である。
上記のように、第1の制御を実施した後、第2の制御のうちの基準濃度値設定制御を実施することで基準濃度値(図31のA)を求める。そして、それ以降の所望のタイミングで実施する第2の制御のうちのLUT補正制御で取得した濃度値(図31のB)と基準濃度値との差に基づいて、第1の制御で作成したLUTの補正を行う。第2の制御のうちのLUT補正制御は、通常、例えば図30に示すように作像を行う用紙の作像間(以後、紙間)にパッチの形成を行うように設定されている。
図28は、第2の制御のうちのLUT補正制御を示すフローチャートである。本処理はプリンタ部100BのCPU28がプログラムに基づき実行する。
図28において、プリンタ部100BのCPU28は、上記第1の制御で作成したLUT25のデータ(基準濃度確定時と同じLUTデータ)を用いて感光ドラム上に現像パッチを形成する(ステップS21)。ここでは、Y画像を例にとると、図29に示す画像信号の96レベルに対応したレーザドライバ27の出力(LUT25で求める)によりY画像の現像パッチを感光ドラム上に形成する。
次に、CPU28は、フォトセンサ40により現像パッチの濃度を検出し、濃度を読み込む(ステップS22)。次に、CPU28は、現像パッチの濃度をバッテリーバックアップされたRAM32に保存されている基準パッチ濃度と比較し、その差を求めることでLUTの補正量を決定する(ステップS23)。そして、CPU28は、補正量に基づき補正用LUTを作成する(ステップS24)。
図31は、同じ画像信号(96レベル)が入力されて現像パッチが形成された場合のフォトセンサ40の検出濃度の変化量を示す図である。
図31において、基準濃度値がAの位置の場合で、画像形成装置のメインスイッチが投入された時にフォトセンサ40により検出される現像パッチの補正用濃度がBであった場合、縦軸で示す濃度値の差分が基準濃度からの変化量である。
一方、本実施の形態では、補正特性テーブルとリニアテーブルはそれぞれ図32(a)、図32(b)に示すように設定する。
図32(a)は、補正特性テーブルを示す図、図32(b)は、リニアテーブルを示す図、図32(c)は、補正用テーブルを示す図である。
図32(a)は、本画像形成装置の基本的な特性をふまえた補正特性を有する補正特性テーブルであり、濃度変化量に応じてレーザドライバ27の出力信号を矢印方向に変化させる。本実施の形態では、画像信号が96レベルのところで補正特性がピークとなるように設定しており、この時のレーザドライバ27の出力信号は48レベルに設定している。図32(a)の補正特性テーブルを用いて、入力画像信号(横軸)に対する補正値(0〜48)(縦軸)を求める。
(補正値(0〜48))×[−(濃度変化量)/補正特性ピーク値(48)]
と計算した値が、入力画像信号の実際の補正量となる。
上記式で画像信号の256レベルそれぞれについて演算し、図32(b)のリニアテーブル(入力信号=出力信号)に加算することで、図32(c)の補正用テーブルを作成する。即ち、図32(a)の補正特性テーブルと図32(b)のリニアテーブルの合成により、図32(c)の補正用テーブルを作成する。図32(c)の補正用テーブルは、フォトセンサ40により検出されたパッチ画像の濃度が上述した基準濃度に一致するように画像信号を補正するためのテーブルである。
例えば入力画像信号が48レベルで濃度変化量が10の場合には、図32(a)の補正特性テーブルの横軸が48である場合の縦軸の値を読み取る。今、縦軸の値が40であるとすると、上式に数値をあてはめることにより、40×[−10/48]=−8.3を得る。よって、図32(c)の補正用テーブルでの値は、48−8.3=39.7=約40となる。なお、図32(a)の補正特性テーブルは、画像形成装置の仕様により任意に設定することができる。
プリンタ制御部109のCPU28は、第2の制御で作成された入力48に対して出力40となる図32(c)の補正用テーブルと、第1の制御で作成されたLUT25とを組み合わせて1つのテーブルを作成し、該テーブルを用いて画像形成を行う。
図33(a)は、補正用テーブルを示す図、図33(b)は、自動階調補正LUT(LUT25)を示す図である。
プリンタ制御部109は、第2の制御で作成した図33(a)の補正用テーブルを、第1の制御で作成した図33(b)のLUT25を参照してLUT25と置き換え、プリンタエンジン部120により実際の画像形成を行う。プリンタ制御部109は、第1の制御で作成したLUT25は補正用テーブルとは別の記憶領域に保存し、繰り返し行われる補正用の第2の制御を実施するたびに、常にLUT25を補正用テーブルで参照する。これにより、初期の階調特性を維持することが可能である。
第1の制御は、操作部217の各種操作、原稿台ガラス102に対する用紙の載置等の人間の作業が伴うので、頻繁に実施することは想定しにくい。そこで、画像形成装置の設置時にサービス担当者が第1の制御を実施し、第1の制御に基づき形成した画像に問題が生じなければ第2の制御を実施する。第2の制御において、短期間内は階調特性を自動的に維持させ、長期間で階調特性が徐々に変化したものに対しては第1の制御でキャリブレーションを行うという役割分担ができる。その結果、画像形成装置の使用寿命まで階調特性を維持することができるようになる。
上述したように、本実施の形態では、第1の制御(自動階調補正制御)を実施した後、第1の制御で作成したLUTに基づき第2の制御のうちの基準濃度値設定制御を実施し、感光ドラム上の現像パッチの読み込みを行う。読み込んだ現像パッチの濃度をフォトセンサ40で感光ドラム上のトナー画像濃度を検出する際の基準濃度とする。第1の制御以降に実施される補正用の第2の制御により取得した現像パッチの濃度値と基準濃度値との差(変化量)に応じて、第1の制御で作成したLUTを補正していく。これにより、第1の制御で得られた画像濃度特性を長期的に維持することができる。
また、本実施の形態では、Y、M、C、Bk各色毎に記憶色(空色、肌色)等に最適化された現像パッチの濃度レベルを設定することで、視覚特性的により好ましい色安定性を実現することができる。
なお、本実施の形態では、図32(a)に示した補正特性テーブルの補正特性は濃度変化量の+側/−側どちらでも対応できるような値に設定したが、これに限定されるものではない。補正特性をより最適化するために、濃度変化量の+側/−側のそれぞれに対応した補正特性を用いることも可能である。更には、複数の補正特性を有し、濃度変化量に応じて最適な補正用LUTを用いても同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、レーザにより感光ドラムに像形成を行う場合を例に挙げたが、これに限定されるものではない。レーザ以外のLED等の露光装置により感光ドラムに像形成を行う場合にも適用可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、すべての現像パッチの濃度に対して制御される値を設定したが、これに限定されるものではない。例えば空色を指定した場合など、構成色(Y、M、C、Bk)の出力値が0もしくは殆ど色変動に寄与しない濃度レベル(例えば画像濃度0.1以下等)では、その値を設定せず、プリンタエンジンのデフォルト値、或いは、前回の設定値を使用してもよい。これにより、不要なパッチレベルでの制御を行わず、標準的な状態を維持できるようにすることも可能である。
本実施の形態で示した記憶色(肌色)であれば、Bkの8レベルを使用せず、プリンタエンジンのデフォルト値(例えば48レベル)を使用することで対応することが可能である。或いは、画像濃度0.1相当である最小プリンタエンジン設定値の16レベルを使用することも可能である。更には、前回の設定値を使用することも可能である。即ち、指定された注目色のパッチ画像の濃度レベルが一定値以下の場合は、プリンタエンジンのデフォルト値、最小プリンタエンジン設定値、前回の設定値の何れかを濃度レベルとして使用すればよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1の制御の実施後、第2の制御のうちの基準濃度値設定制御により基準濃度値を求め、補正用の第2の制御で取得した濃度値と基準濃度値との差に基づき、第1の制御で作成したLUTを補正する。これにより、注目色の画像濃度をリアルタイムで補正することが可能となり、高精度の画像濃度特性を長期間に渡り安定して維持することが可能となる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、下記に示す点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上述した第1の実施の形態(図1、図2、図4、図5)の対応するものと同一なので、説明を省略する。
本実施の形態では、画像形成装置において安定化させたい(合わせたい)再現したい色を任意に指定する場合について説明する。本実施の形態は、色を指定するモジュール(機能)と、指定された色をY、M、C、Bkに色分解しパッチの濃度レベルを設定するモジュール(機能)とを設けた点が上記第1の実施の形態と相違する。
操作者がより安定化させたい色がある場合、画像形成装置のリーダ部100Aにより合わせたい色の原稿画像を読み取らせる。合わせたい色の原稿画像としては例えば写真等の自然画やカラーパッチ画像などが想定されるが、特定の画像に限定されるものではない。リーダ部100Aにより原稿から読み取った画像はCPU214により表示器218の画面上にプレビュー画像として表示される。操作者は画面上に表示されたプレビュー画像の合わせたい色の部分を操作ペンでタッチすることで、色を指定する。
指定した色(注目色)は、通常の色分解と同様にマスキング・UCR回路208によりマスキング処理され、Y、M、C、Bkの各色の濃度レベルが算出される。算出された濃度レベルを感光ドラム4に形成する現像パッチの濃度レベルに設定し、所望のタイミングで第2の制御を実行する。その他のフィードバック制御方法等は上記第1の実施の形態と同じである。
本実施の形態では、安定化させたい(合わせたい)色をリーダ部100Aの表示器218の画面上で指定可能とすることで、指定色に対するより安定化させたいという操作者の要求を満足することができる。
なお、本実施の形態では、安定化させたい色の指定を画像形成装置のリーダ部100Aで行う場合を例に挙げたが、これに限定されるものではない。安定化させたい色の指定を画像形成装置と通信可能なパーソナルコンピュータ(PC)のモニタ上で行い、指定色に関わるデータをPCから画像形成装置に通知するようにした場合も同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、Y、M、C、Bkそれぞれの設定値を自分で判断することもできる色設定に優れた操作者を考慮に入れ、Y、M、C、Bkのそれぞれの設定値を直接設定できる直接設定モードを設けた場合も同様の効果が得られる。また、色設定は操作者でなくサービス担当者等が行ってもよいことは言うまでもない。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、下記に示す点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上述した第1の実施の形態(図1、図2、図4、図5)の対応するものと同一なので、説明を省略する。
本実施の形態では、画像形成装置において安定化させたい色として例えば2色以上の複数色を指定する場合について説明する。以下では例えば2色(第1の色、第2の色)を指定する場合を例に挙げるものとする。
第1の色をY1:96レベル、M1:80レベル、C1:24レベル、Bk1:8レベルと仮定する。また、第2の色をY2:128レベル、M2:64レベル、C2:48レベル、Bk2:24レベルと仮定する。
まず、第1の色及び第2の色の各レベル値と、レベル値を平均化するための最小レベルの設定値とを比較し、平均化するレベル値かどうかを確認する。16レベルを最小レベルの設定値とした場合、Bk1は8レベルなので最小レベルの設定値以下となるため、平均化からは省く。即ち、Y設定値、M設定値、C設定値は、
Y設定値=(Y1+Y2)/2=(96+128)/2=112レベル
M設定値=(M1+M2)/2=(80+64)/2=72レベル
C設定値=(C1+C2)/2=(24+48)/2=36レベル
となる。
BkはBk1を使用しないため、Bk設定値は、
Bk設定値=(Bk2)/1=24/1=24レベル
となる。
Y、M、C、Bkのそれぞれの設定値を現像パッチの濃度レベルに設定し、所望のタイミングで第2の制御を実行する。その他のフィードバック制御方法等は上記第1の実施の形態と同じである。
本実施の形態では、安定化させたい色として2色以上の複数色が指定された場合に、複数色の濃度レベルを平均化することで2色以上の場合でも指定色を安定化させることが可能となる。
なお、本実施の形態では、安定化させたい色として2色を指定する場合の演算を例に挙げたが、これに限定されるものではない。安定化させたい色として3色以上を指定する場合の演算についても当然可能である。
また、本実施の形態では、各色の濃度レベルの単純平均をとる演算を例に挙げたが、これに限定されるものではない。視覚特性的に色味変動を認知しやすいハイライト(低濃度領域)側に重心を置く加重平均をとる演算や、プリンタエンジンデフォルト値を考慮してエンジンデフォルト値を平均値に入れる演算なども当然可能である。これにより、より効果的に色味変動を抑えることができる。
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、下記に示す点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上述した第1の実施の形態(図1、図2、図4、図5)の対応するものと同一なので、説明を省略する。
本実施の形態では、画像形成装置において安定化させたい色として複数色を指定した場合に各パッチの濃度レベルを平均化して使用するのではなく、各パッチそれぞれの濃度レベルで感光ドラム上にパッチ形成を行う。そして、各パッチの濃度レベルそれぞれについてLUTを作成し、作成された各LUTを合成する場合について説明する。以下では例えば2色を指定する場合を例に挙げるものとする。
簡単のために単色で説明する。指定した2色(注目色)のそれぞれのYのレベルが、Y1:64レベル、Y2:128レベルと仮定する。1つのパッチレベルのLUT作成方法は上記第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。
図34は、本実施の形態に係る画像形成装置においてそれぞれのパッチレベルで第2の制御を実行し演算して求めたLUTを示す図である。
図34において、Y1パッチレベルに対応するLUTの出力値をA、Y2パッチレベルに対応するLUTの出力値をBとする。LUTは、A点とB点に挟まれた区間IIと、0〜64(A点)の区間Iと、128(B点)〜255の区間IIIとに大別される。LUTの合成にあたっては、区間IはY1パッチレベルで作成したLUTを使用し、区間IIIはY2パッチレベルで作成したLUTを使用する。その理由はLUTを作成したパッチレベルに近い方を使用したほうが精度が高いためである。区間IIはA点とB点を結ぶように線形補間してLUTを結ぶ(破線C)。
本実施の形態では、上記のようにしてそれぞれY1及びY2パッチレベルで最適なLUTを作成した後にLUTを合成する。これにより、上記第3の実施の形態でパッチレベルを平均化してからLUTを作成するのに比べ、指定色の安定性を確実に維持しつつ、複数色のパッチレベルにも対応することが可能となる。
なお、本実施の形態では、A点−B点間を結ぶことで線形補間した場合を例に挙げたが、これに限定されるものではない。A点−B点間のそれぞれのLUT値の平均をとることでA点−B点間の特性曲線を作成し、その特性曲線でA点−B点間を結ぶことでより滑らかにLUTを合成するように構成してもよい。
以上説明したように、上記第1乃至第4の実施の形態によれば、高精度の画像濃度特性を長期間に渡り安定して維持することが可能となる。また、現像パッチの濃度レベルを色毎に設定することにより、記憶色等の色についてより好ましい色安定性を実現することが可能となる。また、操作者による指定色で現像パッチの濃度レベルを設定することにより、操作者が安定させたい色をより安定化させることが可能となる。
[他の実施の形態]
上記各実施の形態では、感光ドラムに形成したトナー画像を用紙に転写する方式の画像形成装置において感光ドラムにパッチを形成した場合を例に挙げたが、これに限定されるものではない。感光ドラムに形成したトナー画像を中間転写体に1次転写し、中間転写体のトナー画像を用紙に2次転写する方式の画像形成装置において中間転写体にパッチを形成してもよい。
上記各実施の形態に記載した画像形成装置の構成要素の相対配置、数式、数値等は、特に特定的な記載がない限りは、本発明の適用をそれらのみに限定するものではないことは言うまでもない。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の略図である。 画像形成装置を構成するリーダ部の画像処理部における画像信号の流れを示すブロック図である。 画像処理部における各制御信号のタイミングダイヤグラムである。 画像形成装置を構成するプリンタ部のプリンタ制御部及びプリンタエンジン部のブロック図である。 リーダ部及びプリンタ部における階調画像を得る画像信号処理回路のブロック図である。 階調が再現される様子を4限チャートで示した図である。 リーダ部を用いたプリンタ部のキャリブレーション制御に関する処理を示すフローチャートである。 (a)〜(c)は、操作部で自動階調補正モード設定を行った場合の表示器の表示例を示す図である。 (a)〜(c)は、操作部で自動階調補正モード設定を行った場合の表示器の表示例を示す図である。 (a)〜(e)は、操作部で自動階調補正モード設定を行った場合の表示器の表示例を示す図である。 第1テストプリント用の帯状パターンを示す図である。 第2テストプリント用の階調パターンを示す図である。 第1テストプリント用の原稿を原稿台ガラスに載置した状態を示す図である。 第2テストプリント用の原稿を原稿台ガラスに載置した状態を示す図である。 相対ドラム表面電位と演算により得られた画像濃度との関係を示す図である。 絶対水分量とコントラスト電位との関係を示す図である。 1次帯電器のグリッド電位と感光ドラムの表面電位との関係を示す図である。 テストプリントの1パッチあたりの読み取りポイントを示す図である。 レーザ出力レベルと出力画像濃度との関係を示す図である。 濃度変換特性を示す図である。 LEDとフォトダイオードからなるフォトセンサの出力信号を処理する信号処理系のブロック図である。 イエロートナーの分光特性を示す図である。 マゼンタトナーの分光特性を示す図である。 シアントナーの分光特性を示す図である。 ブラックトナーの分光特性を示す図である。 フォトセンサの出力と出力画像濃度との関係を示す図である。 第2の制御のうちの基準濃度値設定制御を示すフローチャートである。 第2の制御のうちのLUT補正制御を示すフローチャートである。 画像信号とレーザ出力との関係を示す図である。 紙間にパッチ形成を行う様子を示す図である。 同じ画像信号が入力されて現像パッチが形成された場合のフォトセンサの検知濃度の変化量を示す図である。 (a)は、補正特性テーブルを示す図、(b)は、リニアテーブルを示す図、(c)は、補正用テーブルを示す図である。 (a)は、補正用テーブルを示す図、(b)は、自動階調補正LUTを示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置においてそれぞれのパッチレベルで第2の制御を実行し演算して求めたLUTを示す図である。
符号の説明
3 現像器
4 感光ドラム
25 LUT
27 レーザドライバ
28 CPU
40 フォトセンサ
109 プリンタ制御部
110 レーザ光源
214 CPU
217 操作部
218 表示器

Claims (7)

  1. 画像信号に基づいて光を照射する露光手段と、
    前記露光手段が光を照射することによって形成される静電潜像を、現像剤を用いて現像することで像担持体上に画像を担持させ、前記像担持体上の画像を記録媒体に転写することで、前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
    所定の階調パターンを表す画像信号を発生する第1の信号発生手段と、
    前記第1の信号発生手段から発生される画像信号に基づいて前記露光手段及び前記画像形成手段により前記階調パターンを記録媒体に形成させる階調パターン画像形成手段と、
    前記階調パターン画像形成手段により形成される階調パターンを読み取る読取手段と、
    前記読取手段の読取結果と前記階調パターンを表す画像信号とに基づき、前記露光手段に供給される画像信号の濃度レベルを変換する変換テーブルを作成するテーブル作成手段と、
    濃度検知用画像を形成させるための所定の濃度レベルを表す画像信号を発生する第2の信号発生手段と、
    前記第2の信号発生手段から発生される画像信号を、前記テーブル作成手段により作成される変換テーブルで変換し、変換された画像信号に基づいて前記露光手段及び前記画像形成手段により前記濃度検知用画像を前記像担持体上に形成させる濃度検知用画像形成手段と、
    前記濃度検知用画像形成手段により形成される濃度検知用画像の濃度を検知する検知手段と、
    前記濃度検知用画像形成手段により前記所定の濃度レベルを表す画像信号に基づいてそれぞれ異なるタイミングで形成される複数の濃度検知用画像を前記検知手段により検知した結果の濃度の変動に基づいて、前記変換テーブルを補正する補正手段と、を有する画像形成装置であって、
    画像信号の濃度レベルを手動入力するための入力手段と、
    前記入力手段から入力される濃度レベルに基づいて、前記第2の信号発生手段により発生される画像信号の濃度レベルを決定する決定手段と、を有し、
    前記決定手段は、前記入力手段から複数の濃度レベルが入力される場合、入力された複数の濃度レベルの平均値に基づいて前記第2の信号発生手段により発生される画像信号の濃度レベルを決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像信号に基づいて光を照射する露光手段と、
    前記露光手段が光を照射することによって形成される静電潜像を、現像剤を用いて現像することで像担持体上に画像を担持させ、前記像担持体上の画像を記録媒体に転写することで、前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
    所定の階調パターンを表す画像信号を発生する第1の信号発生手段と、
    前記第1の信号発生手段から発生される画像信号に基づいて前記露光手段及び前記画像形成手段により前記階調パターンを記録媒体に形成させる階調パターン画像形成手段と、
    前記階調パターン画像形成手段により形成される階調パターンを読み取る読取手段と、
    前記読取手段の読取結果と前記階調パターンを表す画像信号とに基づき、前記露光手段に供給される画像信号の濃度レベルを変換する変換テーブルを作成するテーブル作成手段と、
    濃度検知用画像を形成させるための所定の濃度レベルを表す画像信号を発生する第2の信号発生手段と、
    前記第2の信号発生手段から発生される画像信号を、前記テーブル作成手段により作成される変換テーブルで変換し、変換された画像信号に基づいて前記露光手段及び前記画像形成手段により前記濃度検知用画像を前記像担持体上に形成させる濃度検知用画像形成手段と、
    前記濃度検知用画像形成手段により形成される濃度検知用画像の濃度を検知する検知手段と、
    前記濃度検知用画像形成手段により前記所定の濃度レベルを表す画像信号に基づいてそれぞれ異なるタイミングで形成される複数の濃度検知用画像を前記検知手段により検知した結果の濃度の変動に基づいて、前記変換テーブルを補正する補正手段と、を有する画像形成装置であって、
    任意の画像或いは特定の画像の少なくとも一ヵ所を指定させることにより、前記指定される部分の濃度レベルを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された濃度に基づいて前記第2の信号発生手段により発生される画像信号の濃度レベルを決定する決定手段と、を有し、
    前記決定手段は、任意の画像あるいは特定の画像から複数ヵ所が指定された場合、前記特定手段により特定される前記複数ヵ所の濃度レベルの平均値に基づいて前記第2の信号発生手段により発生される画像信号の濃度レベルを決定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 画像信号に基づいて光を照射する露光手段と、
    前記露光手段が光を照射することによって形成される静電潜像を、現像剤を用いて現像することで像担持体上に画像を担持させ、前記像担持体上の画像を記録媒体に転写することで、前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
    所定の階調パターンを表す画像信号を発生する第1の信号発生手段と、
    前記第1の信号発生手段から発生される画像信号に基づいて前記露光手段及び前記画像形成手段により前記階調パターンを記録媒体に形成させる階調パターン画像形成手段と、
    前記階調パターン画像形成手段により形成される階調パターンを読み取る読取手段と、
    前記読取手段の読取結果と前記階調パターンを表す画像信号とに基づき、前記露光手段に供給される画像信号の濃度レベルを変換する変換テーブルを作成するテーブル作成手段と、
    濃度検知用画像を形成させるための所定の濃度レベルを表す画像信号を発生する第2の信号発生手段と、
    前記第2の信号発生手段から発生される画像信号を、前記テーブル作成手段により作成される変換テーブルで変換し、変換された画像信号に基づいて前記露光手段及び前記画像形成手段により前記濃度検知用画像を前記像担持体上に形成させる濃度検知用画像形成手段と、
    前記濃度検知用画像形成手段により形成される濃度検知用画像の濃度を検知する検知手段と、
    前記濃度検知用画像形成手段により前記所定の濃度レベルを表す画像信号に基づいてそれぞれ異なるタイミングで形成される複数の濃度検知用画像を前記検知手段により検知した結果の濃度の変動に基づいて、前記変換テーブルを補正する補正手段と、を有する画像形成装置であって、
    画像信号の濃度レベルを手動入力するための入力手段と、
    前記入力手段から入力される濃度レベルに基づいて、前記第2の信号発生手段により発生される画像信号の濃度レベルを決定する決定手段と、を有し、
    前記決定手段は、前記入力手段から複数の濃度レベルが入力される場合、入力された複数の濃度レベルから所定値以下の濃度レベルを除いた濃度レベルの平均値に基づいて前記第2の信号発生手段により発生される画像信号の濃度レベルを決定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 画像信号に基づいて光を照射する露光手段と、
    前記露光手段が光を照射することによって形成される静電潜像を、現像剤を用いて現像することで像担持体上に画像を担持させ、前記像担持体上の画像を記録媒体に転写することで、前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
    所定の階調パターンを表す画像信号を発生する第1の信号発生手段と、
    前記第1の信号発生手段から発生される画像信号に基づいて前記露光手段及び前記画像形成手段により前記階調パターンを記録媒体に形成させる階調パターン画像形成手段と、
    前記階調パターン画像形成手段により形成される階調パターンを読み取る読取手段と、
    前記読取手段の読取結果と前記階調パターンを表す画像信号とに基づき、前記露光手段に供給される画像信号の濃度レベルを変換する変換テーブルを作成するテーブル作成手段と、
    濃度検知用画像を形成させるための所定の濃度レベルを表す画像信号を発生する第2の信号発生手段と、
    前記第2の信号発生手段から発生される画像信号を、前記テーブル作成手段により作成される変換テーブルで変換し、変換された画像信号に基づいて前記露光手段及び前記画像形成手段により前記濃度検知用画像を前記像担持体上に形成させる濃度検知用画像形成手段と、
    前記濃度検知用画像形成手段により形成される濃度検知用画像の濃度を検知する検知手段と、
    前記濃度検知用画像形成手段により前記所定の濃度レベルを表す画像信号に基づいてそれぞれ異なるタイミングで形成される複数の濃度検知用画像を前記検知手段により検知した結果の濃度の変動に基づいて、前記変換テーブルを補正する補正手段と、を有する画像形成装置であって、
    任意の画像或いは特定の画像の少なくとも一ヵ所を指定させることにより、前記指定される部分の濃度レベルを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された濃度に基づいて前記第2の信号発生手段により発生される画像信号の濃度レベルを決定する決定手段と、を有し、
    前記決定手段は、任意の画像あるいは特定の画像から複数ヵ所が指定された場合、前記特定手段により特定される前記複数ヵ所の濃度レベルから所定値以下の濃度レベルを除いた濃度レベルの平均値に基づいて前記第2の信号発生手段により発生される画像信号の濃度レベルを決定することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記特定手段は、画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示される画像を手動で指定するための指定手段とを有し、
    前記決定手段は、前記表示手段に表示される画像の少なくとも一ヵ所を前記指定手段で指定されることにより、前記指定される部分の濃度レベルを決定することを特徴とする請求項2又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記特定手段は、前記指定される部分の濃度レベルを色ごとに特定することを特徴とする請求項2、4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記補正手段は、前記決定手段により決定される前記濃度レベルが閾値以下の場合、前記変換テーブルを補正しないことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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