JP2003195583A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003195583A
JP2003195583A JP2001400295A JP2001400295A JP2003195583A JP 2003195583 A JP2003195583 A JP 2003195583A JP 2001400295 A JP2001400295 A JP 2001400295A JP 2001400295 A JP2001400295 A JP 2001400295A JP 2003195583 A JP2003195583 A JP 2003195583A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同時に形成可能な2つの異なる画像処理パッ
チ画像を用いて各々の制御を最適に行うことによって、
より高精度に画像安定化制御を行うことができ、画像安
定化を図ることができる画像形成装置を提供すること。 【構成】 感光ドラム(像担持体)4と、該感光ドラム
4上に画像を形成する画像形成手段と、前記感光ドラム
4上の画像の画像情報を検出する光学検出手段と、画像
形成条件を調整する調整手段とを有する画像形成装置に
おいて、前記光学検出手段として特性の異なる複数の光
学濃度センサ(散乱光型光学濃度センサ40aと正反射
型光学濃度センサ40b)を同一スラスト方向に配置
し、同時に異なる画像処理の画像パターンを検出して画
像形成条件を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機、レ
ーザービームプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタ等の画像形成装
置の画像濃度安定化の方法として、次のような手法が知
られている。
【0003】先ず、画像処理特性を調整する方法(画像
制御方法)として、画像形成装置を起動してそのウォー
ムアップ動作の終了後や出力動作中に、特定パターン
(パッチ画像)を感光ドラム等の像担持体上に形成し、
その形成されたパターンの濃度を読み取り、その読み取
った濃度値に基づいてγ補正回路等の画像形成条件を決
定する回路の動作を変更することにより、形成される画
像の品質を安定させる方法がある。
【0004】更に、画像形成装置が長期に亘って使用さ
れた場合、像担持体上のパターンを読み取った濃度と実
際にプリントアウトされた画像の濃度が一致しなくなる
ケースが生じてくる。そのため、記録材上に特定パター
ンを形成し、その濃度値によって画像形成条件を補正す
る方法も知られている。
【0005】又、現像装置内のトナー濃度を調整する方
法として、現像剤からの反射光量を検知して制御する方
式(現像剤反射ATR)によりトナー補給を行うが、そ
の際、像担持体上の特定パターン(パッチ画像)の濃度
差の出力信号からパッチ画像濃度を初期濃度に戻すのに
必要なトナー過不足量を演算し、そのトナー補給量を現
像剤反射ATRに設定した目標値に加減算して補正し、
現像剤反射ATR方式によるトナー補給制御を補正され
たトナー補給量により行うことにより画像濃度を安定化
させる方法も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、通常画像形成動作中に画像処理特性の補正と
現像装置内のトナー濃度制御の補正の両方でパッチ画像
を読み込む必要がある。そして、画像処理補正をより精
度良く行うためには、パッチ形成の頻度を上げる必要が
あり、又、トナー濃度制御においても、制御系に適した
パッチ形成頻度があるため、どちらも最適な頻度になる
よう設定すると、タイミングが重なってしまう。
【0007】しかし、各制御で必要とするパッチ形成条
件が異なるため、同一スラスト方向に同時にパッチを形
成することができず、どちらかのタイミング又は頻度を
変更するために制御の精度が低下していた。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、同時に形成可能な2つの異な
る画像処理パッチ画像を用いて各々の制御を最適に行う
ことによって、より高精度に画像安定化制御を行うこと
ができ、画像安定化を図ることができる画像形成装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、像担持体と、該像担持体上
に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体上の画
像の画像情報を検出する光学検出手段と、画像形成条件
を調整する調整手段とを有する画像形成装置において、
前記光学検出手段として特性の異なる複数の光学濃度セ
ンサを同一スラスト方向に配置し、同時に異なる画像処
理の画像パターンを検出して画像形成条件を制御するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記特性の異なる複数の光学濃度センサと
して、散乱型光学濃度センサと正反射型光学濃度センサ
を用いることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記特性の異なる複数の光学濃度セ
ンサを用いて得た画像情報を、各々異なる画像形成条件
の制御に用いることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載の発明において、前記異なる画像形成条件の
制御として、現像器内のトナー濃度制御及びγLUT補
正を用いることを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項2〜4の何
れかに記載の発明において、前記散乱型光学濃度センサ
で前記現像器内のトナー濃度を制御し、前記正反射型光
学濃度センサでγLUT補正を行うことを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何
れかに記載の発明において、前記画像形成手段で形成さ
れる画像信号を、前記補正情報に応じて変換した画像信
号としたことを特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項1〜5の何
れかに記載の発明において、前記像担持体は表面に感光
層を有することを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項1〜5の何
れかに記載の発明において、前記像担持体を、感光体上
からトナー像が転写される転写体で構成したことを特徴
とする。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項1〜5の何
れかに記載の発明において、前記転写体を中間転写体で
構成したことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0019】<実施の形態1>図1に本発明に係る画像
形成装置の基本構成を示す。
【0020】以下、図1に基づいてフルカラーの画像形
成方法について説明する。
【0021】原稿台ガラス102上に置かれた原稿10
1は、光源103によって照射され、原稿画像は光学系
104を介してCCDセンサ105に結像される。CC
Dセンサ105は3列に配列されたレッド、グリーン、
ブルーのCCDラインセンサ群により、ラインセンサ毎
にレッド、グリーン、ブルーの色成分信号を生成する。
これらの読み取り光学系ユニットは、図示矢印方向に走
査することによって原稿101の画像をライン毎の電気
信号データ列に変換する。
【0022】CCDセンサ105によって得られた画像
信号は、リーダ画像処理部108にて画像処理された
後、プリンタ部Bに送られ、プリンタ制御部109で画
像処理される。
【0023】次に、画像処理部108について説明す
る。
【0024】図2はリーダ部Aの画像処理部108にお
ける画像信号の流れを示すブロック図である。同図に示
すように、CCDセンサ105より出力される画像信号
は、アナログ信号処理部201に入力され、そこでゲイ
ン調整、オフセット調整された後、A/Dコンバータ2
02で各色信号毎に8bitのデジタル画像信号R1,
G1,B1に変換される。その後、デジタル画像信号R
1,G1,B1はシェーディング補正部203に入力さ
れ、色毎に基準白色板の読み取り信号を用いた公知のシ
ェーディング補正が施される。
【0025】クロック発生部211は、1画素単位のク
ロックを発生する。又、主走査アドレスカウンタ212
では、クロック発生部211からのクロックを計数し、
1ラインの画素アドレス出力を生成する。そして、デコ
ーダ213は、主走査アドレスカウンタ212からの主
走査アドレスをデコードし、シフトパルスやリセットパ
ルス等のライン単位のCCD駆動信号やCCDセンサ1
05からの1ライン読み取り信号中の有効領域を表すV
E信号とライン同期信号HSYNCを生成する。
【0026】CCDセンサ105の各ラインセンサは、
相互に所定の距離を隔てて配置されているため、図2に
示すラインディレイ回路204において、副走査方向の
空間的ずれを補正する。具体的には、B信号に対して副
走査方向で、R,Gの各信号を副走査方向にライン遅延
させてB信号に合わせる。
【0027】入力マスキング部205は、CCDセンサ
のR,G,Bのフィルタの分光特性で決まる読み取り色
空間をNTSCの標準色空間に変換する部分であり、次
式のようなマトリックス演算を行う。
【0028】光量/濃度変換部(LOG変換部)206
は、ルックアップテーブルROMにより構成され、R
4,G4,B4の輝度信号がC0,M0,Y0の濃度信
号に変換される。ライン遅延メモリ207は、不図示の
黒文字判定部であり、R4,G4,B4信号から生成さ
れるUCR、FILTER、SEN等の判定信号までの
ライン遅延分だけC0,M0,Y0の画像信号を遅延さ
せる。
【0029】マスキング及びUCR回路208は、入力
されたY1,M1,C1の3原色信号により黒信号(B
k)を抽出し、更に、プリンタ部Bでの記録色材の色濁
りを補正する演算を施し、Y2,M2,C2,Bk2の
信号を各読み取り動作の度に順次、所定のビット幅(8
bit)で出力する。
【0030】γ補正回路209は、リーダ部Aにおい
て、プリンタ部Bの理想的な階調特性に合わせるべく濃
度補正を行う。又、空間フィルタ処理部(出力フィル
タ)210は、エッジ強調又はスムージング処理を行
う。
【0031】このように処理されたM4,C4,Y4,
Bk4の面順次の画像信号は、プリンタ制御部109に
送られ、プリンタ部BでPWMによる濃度記録が行われ
る。
【0032】尚、214はリーダ部A内の制御を行うC
PU、215はRAM、216はROMである。又、2
17は操作部であり、これは表示器218を有する。
【0033】次に、プリンタ部Bについて説明する。
【0034】図1において、感光ドラム4は、1次帯電
器8により一様に帯電される。画像データは、プリンタ
画像処理部109に含まれるレーザードライバ及びレー
ザー光源110を介してレーザー光に変換され、そのレ
ーザー光はポリゴンミラー1及びミラー2により反射さ
れ、一様に帯電された感光ドラム4上に照射され、感光
ドラム4上に潜像が形成される。
【0035】レーザー光の走査により潜像が形成された
感光ドラム4は、図示矢印方向に回転する。すると、現
像器3により各色ごとの現像が順次なされる。
【0036】本実施の形態では、現像方式として2成分
系を用いており、感光ドラム4の周りには、各色の現像
器3が上流よりブラック(Bk)、イエロー(Y)、シ
アン(C)、マゼンタ(M)の順で配置され、画像信号
に応じた現像器3がその感光ドラム4上に形成された潜
像領域を現像するタイミングで現像動作を行う。
【0037】一方、転写紙6は転写ドラム5に巻き付け
られてM,C,Y,Bkの順番に1回ずつ回転し、計4
回回転して各色のトナー画像が転写紙6上に多重に転写
される。
【0038】転写紙6へのトナー画像の転写が終了する
と、転写紙6を転写ドラム5から分離し、定着ローラ対
7によってトナー画像を転写紙6上に定着することによ
ってフルカラー画像プリントが完成する。
【0039】又、感光ドラム4の現像器3の上流側に
は、表面電位センサ12と感光ドラム4上の転写残トナ
ーをクリーニングするためのクリーナー9が配置されて
いる。
【0040】更に、図3に示すように、感光ドラム4上
に形成された後述のトナーパッチパターンの反射光量を
検出するためのLED光源10a,10bとフォトダイ
オード11a,11bを用いた光学濃度センサを同一ス
ラスト方向に2つ設けている。1つは現像器3内のトナ
ー濃度制御に用いる散乱型光学濃度センサ40aであ
り、もう1つはγLUT補正に用いる正反射型光学濃度
センサ40bである。
【0041】散乱型光学濃度センサ40aは、トナー及
び像担持体からの散乱光の光量の増減によってパッチ濃
度を検出するタイプのセンサであり、本実施の形態にお
いては、投射光に対する反射率が色トナー・感光ドラム
4・黒トナーの順に高いため、感光ドラム4上の色トナ
ー量が増加すればセンサ出力が上り、黒トナー量が増加
すればセンサ出力が下がることによって濃度を検知す
る。散乱光の増減で濃度を判断するセンサであれば、セ
ンサ受光部に正反射光が入ってくる構成であっても散乱
型光学濃度光センサとする。
【0042】正反射型光学濃度センサ40bは、像担持
体からの正反射光の光量の増減によってパッチ濃度を検
出するタイプのセンサであり、本実施の形態において
は、鏡面状の感光ドラム4に投射光を散乱させるトナー
が載ることによって、後述のようにセンサ出力が低下
し、パッチ濃度を検出する。正反射光の増減で濃度を判
断するセンサであれば、センサ受光部に散乱光が入って
くる構成であっても正反射型光学濃度センサとする。
【0043】ここで、制御のレスポンスが速いγLUT
補正に用いる正反射型光学濃度センサ40bを現像剤送
り方向の上流側に配置したことが本実施の形態の特徴で
ある。又、レスポンスの速い制御とは、制御を起動して
から出力画像に効果が現れるまでの時間が短い制御であ
り、本実施の形態において、γLUT補正はγLUTを
変更した時点で次の出力画像からγLUT補正の影響が
出ることに対し、トナーと濃度制御は現像器3内にトナ
ーを補給してから実際に現像スリーブ54上のトナー濃
度が増加するまでに撹拌・搬送経路を経るために時間が
掛かり、制御後次の出力画像に効果は現れない。
【0044】前記現像器3の一例を図4に示す。
【0045】図4に示すように、現像器3は感光ドラム
4に対向して配置されており、その内部は垂直方向に延
在する隔壁51によって第1室(現像室)52と第2室
(撹拌室)53とに区画されている。第1室52には矢
印方向に回転する非磁性の現像スリーブ54が配置され
ており、この現像スリーブ54内にマグネット55が固
定配置されている。
【0046】現像器3の上部には、図5に示すように、
補給用トナー63を収容したトナー補給槽60が取り付
けられ、このトナー補給槽60内の下部にはトナー搬送
スクリュー62が設置されている。ギヤ列71を介して
接続されたモータ70によってトナー搬送スクリュー6
2を回転駆動することにより、補給槽60内のトナー6
3が搬送されて現像器3内に供給される。搬送スクリュ
ー62によるトナーの供給は、CPU28によりモータ
駆動回路69を介してモータ70の回転を制御すること
により制御される。CPU28に接続されたRAM68
には、モータ駆動回路69に供給する制御データ等が記
憶されている。
【0047】第1室52及び第2室53には、現像剤撹
拌スクリュー58,59がそれぞれ配置されている。現
像剤撹拌スクリュー58は、第1室52中の現像剤を撹
拌搬送し、現像剤撹拌スクリュー59は、図5に示すト
ナー補給槽60から搬送スクリュー62の回転によって
供給されたトナー63と、既に現像器3内にある現像剤
とを撹拌搬送し、現像剤のトナー濃度を均一化する。隔
壁51には、図4における手前側と奥側の端部において
第1室52と第2室53とを相互に連通させる現像剤通
路(図示せず)が形成されており、前記現像剤撹拌スク
リュー58,59の搬送力により、現像によってトナー
が消費されてトナー濃度の低下した第1室52内の現像
剤が一方の通路から第2室53内へ移動し、第2室53
内でトナー濃度の回復した現像剤が他方の通路から第1
室52内へ移動するよう構成されている。
【0048】現像器3内の2成分現像剤は、マグネット
55の磁力により現像スリーブ54上に担持され、次い
でブレード56により層厚を規制され、現像スリーブ5
4の回転に伴って感光ドラム4と対向した現像領域に搬
送される。そして、現像領域において現像剤が感光ドラ
ム4上の潜像の現像に供される。現像効率(即ち、潜像
へのトナーの付与率)を向上させるために、現像スリー
ブ54には電源57から直流電圧を交流電圧に重畳した
現像バイアス電圧が印加される。
【0049】ところで、静電潜像の現像により現像器3
内の現像剤のトナー濃度が低下するため、トナー濃度制
御によりトナー補給槽60からトナー63を現像器3に
補給する補給制御を行って現像器3内の現像剤のトナー
濃度を一定に制御し、若しくは画像濃度を一定に制御す
ることが行われる。
【0050】本発明に係る画像形成装置は、濃度制御装
置として、感光ドラム4上に参照用にパッチ画像を作像
し、その画像濃度を感光ドラム4に対向設置した発光部
としてLED光源10a及び受光部としてフォトダイオ
ード11aを有する散乱型光学濃度センサ40aにより
検知して制御する方式(パッチ検ATR)と、現像器3
内に設置した発光部77a及び受光部77bを有する濃
度センサ77により現像器3内の現像剤のトナー濃度を
検知して制御する方式(現像剤反射ATR)を備えてい
る。
【0051】而して、本発明では、第1の濃度制御装置
であるパッチ検ATRによるトナー補給制御の出力信号
を、第2の濃度制御装置である現像剤反射ATRによる
トナー補給制御を補正するために使用する。
【0052】図6は本発明に係る画像形成装置の構成を
示すブロック図である。
【0053】図6に示すように、プリンタ制御部109
は、CPU28及びROM30とRAM32、テストパ
ターン記憶部31、濃度換算回路42及びLUT25よ
り構成され、リーダ部A及びプリンタエンジン部100
と通信できるようになっている。
【0054】プリンタエンジン部100においては、感
光ドラム4の周りに配置されているLED光源10a,
10bとフォトダイオード11a,11bから成る2つ
の光学読み取り装置として散乱光型光学濃度センサ40
aと正反射型光学濃度センサ40b、1次帯電器8、レ
ーザー110、表面電位センサ12、現像器3を制御し
ている。
【0055】又、画像形成装置には、機内の空気中の水
分量を測定する環境センサ213が備えられている。表
面電位センサ12は、現像器3より上流側に設けられて
おり、1次帯電器8のグリッド電位、現像器3の現像バ
イアスは後述のようにCPU28により制御される。
【0056】図7は階調画像を得る画像信号処理回路の
構成を示すブロック図である。
【0057】画像の輝度信号がCCD105で得られ、
リーダ画像処理部108において面順次の画像信号に変
換される。この画像信号は、初期設定時のプリンタのγ
特性が入力された画像信号によって表される原画像の濃
度と出力画像の濃度が一致するように、LUT25(γ
LUT)にて濃度特性が変換される。
【0058】図8に階調が再現される様子を4限チャー
トにて示す。
【0059】第I象限は原稿濃度を濃度信号に変換する
リーダ部Aの読み取り特性を示し、第II象限は濃度信号
をレーザー出力信号に変換するためのLUT25の変換
特性を示し、第III 象限はレーザー出力信号から出力濃
度に変換するプリンタ部Bの記録特性を示し、第IV象限
は原稿濃度から出力濃度の関係を示す当該画像形成装置
のトータルの階調再現特性を示している。尚、階調数は
8bitのデジタル信号で処理しているため、256階
調である。
【0060】本画像形成装置では、第IV象限の階調特性
をリニアにするために、第III 象限のプリンタ特性がリ
ニアでない分を第IV象限のLUT25によって補正して
いる。LUT25は後に述べる演算結果により生成され
る。
【0061】LUT25にて濃度変換された後、パルス
巾変調(PWM)回路26により信号がドット巾に対応
した信号に変換され、レーザーのON/OFFを制御す
るレーザードライバ27に送られる。
【0062】本実施の形態では、Y,M,C,Bkの全
色共にパルス巾変調処理による階調再現方法を用いた。
レーザー110の走査により感光ドラム4上にはドット
面積の変化により、所定の階調特性を有する潜像が形成
され、現像、転写、定着という一連の過程を経て階調画
像が再生される。
【0063】本実施の形態においては、2つの独立な制
御系において使用する各パッチ画像を同一スラスト方向
に同時に形成して読み取ることを特徴とする。以下に同
時に形成可能なパッチ画像を用いてそれぞれ精度の高い
制御を行う制御系について説明する。
【0064】(第1の制御系:γLUT補正)リーダ部
Aとプリンタ部Bの双方を含む系の画像再現特性の安定
化に関するγLUT補正制御について説明する。
【0065】先ず、リーダ部Aを用いたプリンタ部Bの
キャリブレーションについて図9のフローチャートを用
いて説明する。尚、図9に示すこのフローチャートは、
リーダ部Aを制御するCPU214とプリンタ部Bを制
御するCPU28により実行される。
【0066】操作部217上に設けられた自動階調補正
というモード設定ボタンを押すことによって本制御がス
タートする。
【0067】S51において、表示器218上にテスト
プリント1のプリントスタートボタン81が現れ(図1
0(a))、それを押すことによってで図11に示すテ
ストプリント1の画像がプリンタ部Bによりプリントア
ウトされる。
【0068】この制御で使用するプリント用紙は、後の
読み取り作業時に縦置きと横置きの間違いによるエラー
を避けるために、一般に呼ばれているラージサイズ紙を
用いている。即ち、B4、A3、11×17、LGRを
用いるように設定されている。
【0069】パターン62はY,M,C,Bkの各色の
最大濃度パッチで、濃度信号値で255レベルを用い
る。
【0070】S52では、このテストプリント1の画像
を原稿台ガラス102上に図12に示すように載せて、
図13(a)に示される読み取りスタートボタン91を
押して読み取りを開始する。得られたRGB値より光学
濃度の換算するためには、下式(2)を用いる。市販の
濃度計と同じ値にするために、補正係数(k)で調整し
ている。又、別にLUTを用いてRGBの輝度情報から
M,C,Y,Bkの濃度情報に変換しても良い。
【0071】 M=−km*log10(G/255) C=−kc*log10(R/255) …(2) Y=−ky*log10(B/255) Bk=−kbk*log10(G/255) 次に、得られた濃度情報から最大濃度を補正する方法に
ついて説明する。
【0072】図14に相対ドラム表面電位と上述の演算
により得られた画像濃度の関係を示す。
【0073】その時点で用いたコントラスト電位、即
ち、現像バイアス電位と1次帯電された後、レーザー光
を用いて最大レベルを打ったときの感光ドラムの表面電
位との差がAという設定で得られた最大濃度DAであっ
た場合、最大濃度の濃度域では、相対ドラム表面電位に
対して画像濃度が実線Lに示すように、リニアに対応す
ることが殆どである。但し、2成分現像系では、現像器
内のトナー濃度が変動して下がってしまった場合、破線
Nのように、最大濃度の濃度域で非線形特性になってし
まう場合もある。従って、ここでは、最終的な最大濃度
の目標値を1.6としているが、0.1のマージンを見
込んで1.7を最大濃度を合わせる制御の目標値に設定
して制御量を決定する。
【0074】ここでのコントラスト電位Bは、次式
(3)を用いて求める。
【0075】 B=(A+Ka)×1.7/DA …(3) ここで、Kaは補正係数であり、現像方式の種類によっ
て値を最適化するのが好ましい。実際には、電子写真方
式でのコントラスト電位Aの設定は、環境に応じて変え
ないと画像濃度が合わず、先に説明した機内の水分量を
モニターする環境センサ33の出力によって図15に示
すように設定を変えている。
【0076】次に、コントラスト電位からグリッド電位
と現像バイアス電位を求める方法について簡単に説明す
る。
【0077】図16にグリッド電位と感光ドラムの表面
電位との関係を示す。
【0078】グリッド電位を−200Vにセットして、
レーザー光のレベルを最低にして走査したときの表面電
位VLを表面電位センサ12で測定する。同様にグリッ
ド電位を−400VにしたときのVLとVHを測定す
る。−200Vのデータと−400Vのデータを補間、
外挿することによって、グリッド電位と表面電位との関
係を求めることができる。この電位データを求めるため
の制御を電位測定制御と呼ぶ。
【0079】VLから画像上にカブリトナーが付着しな
いように設定されたVbg(ここでは、100Vに設
定)の差を設けて現像バイアスVDCを設定する。コント
ラスト電位Vcontは、現像バイアスVDCとVHの差分電
圧であり、このVcontが大きい程、最大濃度を大きく取
れるのは上述した通りである。
【0080】計算で求めたコントラスト電位Bにするた
めには、図16に示す関係より、何ボルトのグリッド電
位が必要か、そして何ボルトの現像バイアス電位が必要
かは計算で求めることができる。
【0081】このコントラスト電位が得られるように、
グリッド電位及び現像バイアス電位をCPU28がセッ
トする。求めたコントラスト電位が異常なときには制御
範囲ぎりぎりの値にリミッターを掛けて修正制御し(S
55)、制御は継続させる。
【0082】以上のように、S53で求めたコントラス
ト電位となるように、CPU28によりグリッド電位と
現像バイアス電位の設定を行う。
【0083】図17に濃度変換特性図を示す。
【0084】本実施の形態での最大濃度を最終目標値よ
り高めに設定する最大濃度制御により第III 象限のプリ
ンタ特性図は実線Jのようになる。仮に、このような制
御を行わないときには、破線Hのような1.6に達しな
いプリンタ特性になる可能性もある。破線Hの特性の場
合LUT25をどのように設定しても、LUT25は最
大濃度を上げる能力は持ち合わせていないため、濃度D
Hと1.6の間の濃度は再現不可能となる。
【0085】実線Jのように最大濃度を僅かに超える設
定になっていれば、確実に第IV象限のトータル階調特性
で濃度再現域は保証することができる。
【0086】次に、図18(a)に示すように操作パネ
ル上にテストプリント2の画像のプリントスタートボタ
ン150が現れ、それを押すことによって図19に示す
テストプリント2の画像がプリントアウトされる(S5
6)。プリント中は図18(b)に示すような表示とな
る。
【0087】テストプリント2は、図19に示すよう
に、Y,M,C,Bkの各色、4列16行の全部で64
階調分のグラデーションのパッチ群により成り立ち、こ
こで、64階調分は全部で256階調あるうちの濃度の
低い領域を重点的にレーザー出力レベルを割り当ててあ
り、高濃度領域は、レーザー出力レベルを間引いてあ
る。このようにすることにより、特にハイライト部にお
ける階調特性を良好に調整することができる。
【0088】図19において、71は解像度200lp
i(lines /inch)のパッチ、72は400lpi(li
nes /inch)のパッチである。各解像度の画像を形成す
るためには、パルス幅変調回路26において、処理の対
象となっている画像データとの比較に用いられる三角波
の周期を複数用意することによって実現することができ
る。
【0089】尚、本画像形成装置は、階調画像は200
lpiの解像度で、文字等の線画像は400lpiの解
像度で作成している。この2種類の解像度で同一の階調
レベルのパターンを出力しているが、解像度の違いによ
って階調特性が大きく異なる場合には、解像度に応じて
先の階調レベルを設定するのがより好ましい。又、テス
トプリント2は、LUT25を作用させないでパターン
ジェネレータ29から発生させる。
【0090】図20はテストプリント2の出力を原稿台
ガラス102上に置いたときに上方から見た模式図であ
り、左上の楔型マークTが原稿台の原稿突き当て用のマ
ークであり、Bkのパターンが突き当てマークT側に来
るようにして、尚且つ、表裏を間違えないように操作パ
ネル上でメッセージを表示した(図18(c))。
【0091】1パッチ(図19の73)当たりの読むポ
イントは、図21に示すように、パッチの内部を読み取
りポイント(x)を16ポイント取り、得られた信号を
平均する。
【0092】各パッチ毎に16ポイントの値が平均され
たRGB信号を先に示した光学濃度への変換方法によっ
て濃度値に直し、それを出力濃度として横軸にレーザー
出力レベルをプロットしたのが図22である。
【0093】更に、右の縦軸のように、紙のベース濃度
(本例では、0.08)を0レベルに、この画像形成装
置の最大濃度として設定している1.60を255レベ
ルに正規化している。
【0094】得られたデータがC点のように特異的に濃
度が高かったり、D点のように低かったりした場合に
は、原稿台ガラス102上に汚れがあったり、テストパ
ターン上に不良があったりすることがあるため、データ
列に連続性が保存されるように傾きにリミッターを掛け
て補正を行う。
【0095】LUT25の内容は、前述したように、図
22の濃度レベルを入力レベル(図8の濃度信号軸)
に、レーザー出力レベルを出力レベル(図8のレーザー
出力信号軸)に座標を入れ換えるだけで簡単に作成する
ことができる。パッチに対応しない濃度レベルについて
は、補間演算により値を求める。このとき、入力レベル
0レベルに対して出力レベルは0レベルになるように制
限条件を設けている。そして、S58で上述のように作
成した変換内容をLUT25に設定する。
【0096】以上で読取装置を用いたコントラスト電位
制御とγ変換テーブルの作成が完了する。上述の処理中
には、図18(d)のような表示がなされ、完了すると
図18(e)のように表示される。
【0097】この制御により、画像形成装置は、濃度信
号に対してリニアな特性になるように構成され、結果と
して機械毎の濃度階調特性ばらつきを抑え込めるように
なり、標準状態の設定ができるようになった。
【0098】又、この制御を一般ユーザに解放すること
により、画像形成装置の階調特性が悪くなったと判断し
た時点で必要に応じて制御を掛けることによってリーダ
/プリンタの双方を含む系の階調特性の補正を容易に実
行することができるようになる。
【0099】次に、このリーダ/プリンタの双方を含む
系の階調特性の制御を行った後のプリンタ部B単独の画
像再現特性の安定化に関する制御について説明する。
【0100】本制御は、感光ドラム4上のパッチパター
ン濃度を検出し、前述のLUT25を補正することによ
り画像安定化を達成するものである。尚、パッチパター
ンは階調画像に用いる200lpiを用いる。
【0101】図23は感光ドラム4に相対するLED光
源10bとフォトダイオード11bから成る正反射型光
学濃度センサ40bからの信号を処理する処理回路を示
す。本制御で使用した正反射型光学濃度センサ40b
は、本実施の形態で感光ドラム対向の同一スラスト方向
位置に配置した2つの光学濃度センサのうちの正反射型
光学濃度センサ40bであり、感光ドラム4からの正反
射光のみを検出するよう構成されている。本制御はγL
UTを補正するため、パッチ形成後の次の画像形成時に
は明確に効果が現れる。そのため、現像剤送り方向上流
側の、次の画像の状態を反映し易い現像剤を用いてパッ
チを形成することによって、制御の精度を上げることが
できる。
【0102】一方、後述するパッチ検ATRはトナー補
給へのフィードバックであるため、効果は時間差を置い
て徐々に現れるため、スラスト位置の影響は比較的少な
い。これより本制御においては、現像剤送り方向上流側
にγLUT補正に用いる正反射型光学濃度センサ40b
を配置した。
【0103】正反射型光学濃度センサ40bに入射され
た感光ドラム4からの近赤外光は、正反射型光学濃度セ
ンサ40bによって電気信号に変換され、電気信号はA
/D変換回路41により0〜5Vの出力電圧を0〜25
5レベルのデジタル信号に変換され、濃度換算回路42
により濃度に変換される。
【0104】尚、本実施の形態で使用したトナーは、イ
エロー、マゼンタ、シアンの色トナーであり、これらは
スチレン系共重合樹脂をバインダーとし、各色の色剤を
分散させて構成されている。
【0105】又、感光ドラム4はOPCドラムであり、
近赤外光の反射率(960nm)は約40%であり、反
射率が同程度であれば、アモルファスシリコン系ドラム
等で構成しても良い。尚、像担持体としては、感光ドラ
ムの他、表面に感光層を有するベルト状の感光ベルトを
用いても良い。
【0106】感光ドラム4上の濃度を各色の面積階調に
より段階的に変えていったときの正反射型光学濃度セン
サ40bの出力と出力画像濃度との関係を図24に示
す。
【0107】トナーが感光ドラム4に付着していない状
態における正反射型光学濃度センサ40bの出力を5V
(即ち、255レベル)に設定した。
【0108】図24から分かるように、各トナーによる
面積被覆率が大きくなり、画像濃度が大きくなるに従っ
て感光ドラム4単体より正反射型光学濃度センサ40b
の出力が小さくなる。これらの特性から、各色専用のセ
ンサ出力信号から濃度信号に変換するテーブル42aを
持つことにより、各色とも精度良く濃度信号を読み取る
ことができる。
【0109】本制御系はリーダ/プリンタを含む制御系
により達成された色再現性の安定維持が目的であるた
め、リーダ/プリンタを含む制御系による制御の終了直
後の状態を目標値として設定する。目標値設定のフロー
を図25に示す。リーダ/プリンタ双方を含む系の制御
が終了した時点で、Y,M,C,Bkの各色毎のパッチ
パターンを感光ドラム4上に形成して正反射型光学濃度
センサ40bで検知する。
【0110】ここで、パッチのレーザー出力は、各色と
も濃度信号(図8の濃度信号軸)で128レベルを用い
る。この際、LUT25の内容とコントラスト電位の設
定は、リーダ/プリンタを含む制御系で得たものを用い
る。
【0111】感光ドラム4上にパッチを形成するシーケ
ンスは図26に示すように行った。
【0112】本実施の形態では大口径の感光ドラム4を
使用しているため、正確に、そして効率良く短時間で濃
度データを得るため、感光ドラム4の偏心を考慮して、
該感光ドラム4の180°相対する位置に同一色のパッ
チを形成して測定し、複数のサンプリングを行って平均
を求める。
【0113】そのパッチを挟むように異なる色のパッチ
を形成することによって、1周で2色分のデータを得
た。このようにして、2周で4色分のデータが得られ、
図24に示す濃度変換テーブル42aを用いて濃度値を
得る。このときの濃度値D128を本制御の目標値と
し、バックアップしておく。目標値はリーダ/プリンタ
を含む制御系による制御が行われる毎に更新される。
【0114】本制御は、通常画像形成中に非画像領域に
形成したパッチ濃度を検出し、リーダ/プリンタ双方を
含む系の制御で得たLUT25(γLUT)を随時補正
していく制御である。本実施の形態においては、転写ド
ラム5における転写シートの繋ぎ目部分に対応する感光
ドラム4上の位置が非画像領域となるため、その部分に
パッチを形成した。通常画像形成中に感光ドラム4上の
非画像領域上にパッチを形成するシーケンスは、A4用
紙を連続でフルカラー出力する場合、図27に示すよう
に行った。
【0115】パッチのレーザー出力は目標値設定時と同
様であることが重要であり、各色とも濃度信号(図8の
濃度信号軸)で128レベルを用いる。この際、LUT
25の内容とコントラスト電位の設定は、その時点での
通常画像形成時と同様とする。即ち、リーダ/プリンタ
双方を含む系の制御で得たものを、前回までのプリンタ
部B単独の階調制御により補正したものを用いる。
【0116】濃度信号128は、1.6を255に正規
化した濃度スケールでパッチ出力濃度がD128になる
ように制御されているが、プリンタの画像特性は不安定
であり、常に変化を起こす可能性を有するため、測定し
た結果がD128になる訳ではなく、ΔDだけずれてい
る場合がある。このΔDに基づき、本制御ではリーダ/
プリンタを含む制御系で作成したLUT25(γLU
T)を補正する。
【0117】図28に本実施例の場合の濃度信号128
において出力濃度がΔDxずれた場合の一般的な濃度信
号0〜255までにおける出力濃度の変化に対応するγ
LUT補正テーブルを示す。これを予め持っておき、制
御時にはγLUT補正テーブルの濃度信号128での値
がΔDになるようγ補正テーブルを規格化し、これを打
ち消すように形成したLUTをLUT25に足すことに
よってLUT25を補正する。LUT25を書き換える
タイミングは各色毎に異なり、書き換え準備ができた段
階で、その色のレーザー書き込みが行われていない間の
TOP信号により行う。
【0118】本実施の形態においては、本制御は、通常
画像形成中に非画像領域が現像可能である場合は全て起
動する。即ち、A4サイズをフルカラーで連続出力した
場合は2枚出力する度に各色1度、1枚間欠の場合は各
色1枚毎に本階調制御によるγLUT補正が行われる。
【0119】リーダ/プリンタを含む制御系は人の作業
が伴うため、頻繁に行うことは想定しにくい。そこで、
画像形成装置の設置作業にサービスマンがリーダ/プリ
ンタ双方を含む系の制御を実行し、画像に問題が生じな
ければ、プリンタ部B単独の制御で、短期間内は特性を
自動的に維持し、長期間で徐々に変化したものに対して
は、リーダ/プリンタ双方を含む系の制御でキャリブレ
ーションを行うという役割分担ができ、結果として画像
形成装置の寿命まで階調特性を維持することができるよ
うになる。
【0120】(第2の制御系:トナー濃度制御)先ず、
パッチ検ATRを所定のタイミングで作動させ、感光ド
ラム4上に濃度検知用の参照画像としてパッチ画像を形
成する。パッチ形成シーケンスは、前記プリンタ単独の
階調制御時と同じであり、通常画像形成中の非画像領域
形成する。起動頻度は、前回のパッチ形成時から紙サイ
ズに関係なく25枚出力後の非画像領域現像可能タイミ
ングとした。
【0121】第1の制御系において非画像領域が現像可
能なときは全てパッチ画像を形成しているため、必ずパ
ッチ形成タイミングが重なり、パッチ検ATR時は常に
2つ同時に打つ。同時形成を可能とするため、コントラ
スト設定は第1の制御系と同様とし、画像処理を変える
ことによってパツチ検ATRに最適なパッチ画像とす
る。パッチ画像はLUT25(γLUT)は通さず、専
用の環境LUTを通して形成する。尚、解像度は400
lpiとする。本実施の形態では、LUT25と解像度
を変更したが、パッチ画像の画像処理は各装置において
最適化するのが良く、例えば、解像度は200lpiま
までLUT25のみ変更しても良い。
【0122】即ち、図6に示すように、予め定められた
濃度に対応する信号レベルを有するパッチ画像信号を発
生するパターンジェネレータ29を設け、このパターン
ジェネレータ29からのパッチ画像信号をパルス幅変調
回路に供給し、上記の予め定められた濃度に対応するパ
ルス幅を有するレーザー駆動パルスを発生させる。この
レーザー駆動パルスを半導体レーザー110に供給し、
このレーザー110をそのパルス幅に対応する時間だけ
発光させ、感光ドラム4を走査する。これによって、上
記の予め定められた濃度に対応するパッチ静電潜像を感
光ドラム4上に形成し、このパッチ静電潜像を現像器3
により現像する。
【0123】次いで、このようにして得られたパッチ画
像(トナー像)に、パッチ検ATR用の散乱型光学濃度
センサ40aのLED光源10aから光を照射し、その
反射光を光電変換素子としてのフォトダイオード11a
で受光し、パッチ画像の実際のパッチ濃度を検知する。
この検知したパッチ濃度は、現像器3内の現像剤の実際
の濃度に対応する。散乱型光学濃度センサ40aの出力
はトナーからの散乱光を検出しているため、正反射型光
学濃度センサ40bとは逆に感光ドラム4上のトナー量
が増えると出力が上がる。但し、黒トナーにおいては照
射光を吸収してしまうため、感光ドラム4からの散乱光
をセンサ出力として検知することとなり、トナー量が増
えると出力は低下する。
【0124】前記LED光源11aからの実際のパッチ
濃度を検知した出力信号は、比較器の一方の入力に供給
される。この比較器の他方の入力には、パッチ画像の規
定濃度(初期濃度)に対応する基準信号が入力されてい
る。比較器はパッチ画像の実際の濃度と初期濃度とを比
較してその濃度差を求め、濃度差の出力信号をCPU2
8に供給する。この濃度差の出力信号は、現像剤反射A
TRによる現像器3内の現像剤へのトナー補給制御に使
用する。
【0125】イエロー、マゼンタ、シアンの色現像剤
は、色味の変化を反射光量で検知できるため、現像器3
内に設置した濃度センサ77による現像剤反射ATRを
用いて或る一定レベルのトナー濃度に保つことは可能で
ある。しかし、環境の湿度変化等に伴ってトナーの摩擦
帯電量変化があった場合、そのトナー帯電量変化による
画像濃度変動には追従できない。
【0126】そこで、色現像剤について現像剤反射AT
Rによるトナー補給制御を行うが、その際、CPU28
において前記パッチ画像(イエロー、マゼンタ、シア
ン)の濃度差の出力信号から、パッチ画像濃度を初期濃
度に戻すのに必要な色現像剤のトナー過不足量(トナー
補給量)を演算し、そのトナー補給量をトナー補正量と
して、それに相当する信号レベルに変換して各現像器3
にフィードバックする。そして、トナー補正量の信号を
現像剤反射ATRに設定した目標濃度に対するトナー補
給量の信号レベルに加減算して補正し、現像剤反射AT
R方式によるトナー補給制御を補正されたトナー補給量
により行う。
【0127】ブラック現像剤に対しては現像剤反射AT
Rの適用が不可能であるため、本発明では、パッチ画像
(ブラック)の濃度差の出力信号から、パッチ画像濃度
を初期濃度に戻すのに必要なブラック現像剤のトナー過
不足量(トナー補給量)を演算し、トナー補給を行う。
そのため、ブラックのパッチ検ATRの頻度は、通常画
像形成中に非画像領域が現像可能となる毎に第1の制御
系のパッチと交互に形成する。
【0128】本発明では、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの2成分現像剤のトナー補給制御を行うに
際して、それぞれのパッチ検ATRによるトナー補給制
御におけるトナー補給量を求め、イエロー、マゼンタ、
シアンの色現像剤については、そのトナー補給量を補正
トナー量として、現像剤反射ATRによるトナー補給制
御の補正を行い、ブラック現像剤についてはそのトナー
補給量を用いて補給を行うことによって、環境変動によ
るトナーの現像性の変化やトナー消費系のトナー消費量
等に変動に対処して現像剤のトナー濃度もトナー像に適
正な画像濃度が得られる濃度に制御することができ、各
色のトナー像の画像濃度を適正に制御した高品質なカラ
ー画像を形成することができる。
【0129】以上、2つの独立な制御系において、同一
スラスト方向に同時に形成可能な2つの異なる画像処理
パッチ画像を用い、各々の制御を最適に行うことによっ
て、より精度良く画像安定化制御を行うことができ、こ
れによって画像安定化を図ることができる。
【0130】尚、本実施の形態では、前述のようにパッ
チ形成シーケンスを2つの独立な制御系で同一にしたた
め、同一スラスト方向に2つのセンサを配置したが、正
確に同一でなくても良く、例えばスラスト方向の同一ス
テー上にスラスト方向に2つのセンサを並設した場合の
センサの形状による受発光部幅程度の位置ずれであれ
ば、パッチ画像のドラム周方向の長さを延ばす等の方法
で同一パッチ形成シーケンスを用いて本実施の形態と同
様の制御を行うことができ、同様の効果が得られる。
又、パッチ形成シーケンスをそれぞれ独立に持っても良
い。
【0131】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2について説明する。
【0132】本実施の形態は、前記実施の形態1でのプ
リンタ単独の制御系において、パッチの濃度信号を低濃
度域にした場合の形態である。尚、実施の形態1と同一
な部分は省略し、異なる部分のみ説明する。
【0133】本発明の目的は色味の安定化にあり、一般
に低濃度ほど濃度変動による色差が大きくなると言われ
ることから、制御に用いるパッチ濃度を低濃度域に設定
し、低濃度域における制御精度を上げることによって、
色味変動を更に抑える画像制御を行ったものが本実施の
形態である。
【0134】本実施の形態で用いた複写機における濃度
差と色差の関係を図29に示す。
【0135】図29と図24に示したセンサ感度及び図
28から読み取れる変動に対する感度から、本実施の形
態におけるパッチのレーザー出力は、目標値設定時及び
通常画像形成時共に同様に各色とも濃度信号(図8の濃
度信号軸)で64レベル(濃度にして0.4付近)を用
いた。
【0136】低濃度パッチを濃度センサで検出する場
合、下地となる感光ドラム表面の状態の影響を強く受け
るため、本実施の形態においては、パッチ形成前に、パ
ッチを形成する位置の感光ドラム表面上を濃度センサで
測定しておき、それに基づいてパッチ計測時のセンサ出
力に補正を掛けている。
【0137】目標値設定のシーケンスは実施の形態1に
加えて下地の測定があるため、感光ドラムの周回数が1
周増えるだけである。通常画像形成中に感光ドラム4上
の非画像領域上にパッチを形成するシーケンスは実施の
形態1と同様であるが、各JOB開始時の前回転時に下
地を測定する。
【0138】而して、本実施の形態では、パッチを形成
した濃度レベル付近では十分な安定化が達成されるた
め、低濃度域での変動が抑えられ、より色味変動を抑え
る制御を行うことができた。
【0139】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3について説明する。
【0140】本実施の形態は、前記実施の形態1での第
1の制御系において、最大濃度の調整をパルス幅変調
(PWM)により感光ドラム4上に潜像形成するレーザ
ーの最大パルス幅を変更することによって行った場合の
形態である。尚、以下、実施の形態1と同一部分につい
ての説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0141】先ず、パルス幅変調回路について説明す
る。
【0142】図30はPWM回路26の構成例を示すブ
ロック図、図31はPWM回路26における主要な信号
波形を示す図である。
【0143】画像クロックCLKに同期して入力される
ディジタル画像信号は、D/A変換器261によりアナ
ログ画像信号VDに変換される。コンパレータ264
は、アナログ画像信号VD及び三角波発生部262によ
り画像クロックCLKに同期して生成される200dp
iに対応する三角波Tri200を比較する。又、コンパ
レータ264は、アナログ画像信号VD及び三角波発生
部263に画像クロックCLKに同期しして生成される
400dpiに対する三角波Tri400を比較する。コ
ンパレータ264の出力PWM200又はPWM400
は、線数切替信号により制御されるスイッチ266を介
してアンプ267へ入力され、増幅されてレーザドライ
バ27へ送られる。
【0144】通常、図32に示すように、PWMにより
得られるパルス信号は、ディジタル画像信号の0に対応
するパルス幅P00から、ディジタル画像信号のFFh
に対応するパルス幅Pffまでの256段階を持つ。本
実施の形態でのPWM回路26は、A/D変換器261
の利得を調整することにより、ディジタル画像信号のF
Fhに対応するパルス幅Pffを可変することができ
る。つまり、図33に示すように、Pffに対するパル
ス幅をPff(50%)〜Pff(100%)の範囲で
可変することができる。
【0145】図34は最大パルス幅Pffをパラメータ
としてコントラスト電位Vcontと最大濃度との関係を示
した図である。図34に示すように、Pffを制御する
ことによって、コントラスト電位Vcontが同じでも最大
濃度を可変することができる。
【0146】次に、最大濃度調整途方法を含め、実施の
形態1におけるリーダ/プリンタ双方を含む制御をPf
f変更を用いて行った場合について説明する。
【0147】図35は本実施の形態におけるリーダ/プ
リンタ双方を含む制御手順の一例を示すフローチャート
であり、画像出力の異常を認めたオペレータにより操作
パネル217を介して介しが指示された場合に実行され
るものである。
【0148】制御部109は、パターンジェネレータ2
9に諧調パターンを生成させるとともに、PWM回路2
6のD/A変換器261の利得を制御し、図36に示す
ようなテストパターンを出力させる(ステップS1)。
図36に示すテストパターンは、色成分毎にPff(5
0%)〜Pff(100%)の濃度を持つ。このテスト
パターンを持つプリントアウトがオペレータによりリー
ダの原稿台ガラス102上に載置され、読み取りが開始
されると、テストパターンが読み込まれる(ステップS
2)。一般に、CCDを使用した光学系は、シェーディ
ング補正を行うことにより測定の再現性が良いことが知
られている。得られたテストパターンの輝度情報は、図
37に示す変換特性のテーブルを用いて濃度情報に変換
される(ステップS3)。そして、濃度情報の座標情報
に基づいてPffと濃度との関係が求められる。
【0149】このようにして得られるマゼンタのPff
と濃度との関係を図38に示すが、このデータに基づい
て各色成分の最大濃度の基準値1.7になるPffが探
索される。例えば、マゼンタがPff(70%)で、シ
アンがPff(60%)で、イエローがPff(50
%)で、ブラックがPff(80%)で濃度1.7が得
られることが分かり、この値がRAM216c等の不揮
発性部に保存され、以降の画像形成に利用される(ステ
ップS4)。尚、基準値1.7が得られるPffが10
%刻みの測定点の中間にある場合は、その間を補間する
ことによってPffが求められる。
【0150】このようにして求めた各色成分のPffに
基づいて画像を形成することによって、諧調数を減らす
ことなく、コントラスト電位を変えることなく、最大濃
度を最適な状態に制御することができる。
【0151】次に、制御部109は、パターンジェネレ
ータ29に図39に示すような諧調パターンを生成させ
るとともに、設定したPffに基づいてPWM回路26
のD/A変換器261の利得を制御し、諧調画像パター
ンを出力する(ステップS5)。図39に示す諧調パタ
ーンは、色成分毎に信号値を0〜FFhまで変化させた
濃度パターンを持つ。この諧調パターンを持つプリント
アウトがオペレータによりリーダの原稿台ガラス102
上に載置され、読み取りが開始されると、諧調パターン
が読み込まれる(ステップS6)。得られた諧調パター
ンの輝度情報は、図37に示す変換特性のテーブルを用
いて濃度情報に変換される(ステップS7)。そして、
濃度情報の座標情報に基づいてLUT25の変換カーブ
を作成する(ステップS8)。
【0152】このように、各色成分のPffが設定され
た後、設定されたPffに基づいてLUT25の変換カ
ーブを作成することによって、Pffの変化による出力
画像の諧調特性の変化を防いで、より良好な諧調特性を
有する出力画像を得ることができる。
【0153】この場合、プリンタ単独の諧調制御におい
て使用するパッチ画像を形成する場合は、この制御で設
定されたPffを用いることが最適であるが、第2の制
御系であるパッチ検ATR時のパッチは初期との比較を
行うため、Pff変化で濃度が変化しては制御が成り立
たない。そのため、パッチ検ATR時のパッチはPff
を70%固定で形成する。スラスト方向でPffを変化
させることは構造上不可能であるため、プリンタ単独の
諧調制御においてPff可変とすると、2つのパッチを
同時に形成することは不可能となる。本実施の形態で
は、マゼンタ、シアン、イエローにおいてはプリンタ単
独の諧調制御においてPffを可変とし、パッチ検AT
R時はプリンタ単独の諧調制御のパッチ形成を行わない
こととした。
【0154】しかし、ブラックにおいてはパッチ検AT
Rを常に行っているため、プリンタ単独の諧調制御にお
いてもPffを70%固定とし、パッチ検ATR時のパ
ッチと同時に形成する。プリンタ単独の諧調制御は、実
施の形態2において述べたように、予め決めた濃度域に
おける濃度変化を検知することによって、その濃度域で
最も精度が上がるようにしているが、Pffを固定する
ことによって、制御ポイントの実際の濃度が規定できな
くなるため、狙いの精度が得られないことがある。但
し、制御構成自体は変わらないため、諧調全域における
精度低下は小さく、特に色味変化に寄与しないブラック
の制御としては十分である。
【0155】以上、Pffを可変にする系において、ブ
ラックの制御として、同一スラスト方向に同時に形成可
能な2つの異なる画像処理パッチ画像を用いて各々の制
御を最適に行うことによって、より精度良く画像安定化
制御を行うことができ、これによって画像安定化を図る
ことができる。
【0156】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、像担持体と、該像担持体上に画像を形成する画
像形成手段と、前記像担持体上の画像の画像情報を検出
する光学検出手段と、画像形成条件を調整する調整手段
とを有する画像形成装置において、前記光学検出手段と
して特性の異なる複数の光学濃度センサを同一スラスト
方向に配置し、同時に異なる画像処理の画像パターンを
検出して画像形成条件を制御するようにしたため、より
高精度に画像安定化制御を行うことによって画像安定化
を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の構
成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置のリ
ーダ画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置にお
ける光学濃度検知センサ配置図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の現
像器の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置のト
ナー補給装置の構成図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の制
御系の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置のリ
ーダ部とプリンタ部の構成を示すブロック図である。
【図8】階調再現特性を示す4限チャート図である。
【図9】リーダ/プリンタ双方を含む系の制御のフロー
チャートである。
【図10】表示器の表示内容を示す図である。
【図11】テストプリントの例を示す図である。
【図12】原稿台でのテストプリント1の置き方を示す
図である。
【図13】表示器の表示内容を示す図である。
【図14】相対ドラム表面電位と画像濃度の関係を示す
図。
【図15】絶対水分量とコントラスト電位の関係を示す
図である。
【図16】グリッド電位と表面電位の関係を示す図であ
る。
【図17】濃度変換特性を示す図である。
【図18】表示器の表示内容を示す図である。
【図19】テストプリント2の例を示す図である。
【図20】原稿台でのテストプリント2の置き方を示す
図である。
【図21】パッチパターンの読み取りポイントを示す図
である。
【図22】テストプリント2の読み取り例を示す図であ
る。
【図23】フォトセンサから濃度変換までのフロー図で
ある。
【図24】フォトセンサ出力と画像濃度の関係を示す図
である。
【図25】目標値設定のフローチャートである。
【図26】プリンタ単独の階調制御による検知例を示す
図である。
【図27】非画像領域にパッチを形成するシーケンス図
である。
【図28】γLUT補正テーブルを示す図である。
【図29】濃度差と色差の関係を示す図である。
【図30】PWM回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図31】PWM回路における主要な信号波形を示す図
である。
【図32】画像信号のレベルとパルス幅との関係を示す
図である。
【図33】画像信号のレベルとパルス幅との関係を示す
図である。
【図34】最大パルス幅Pffをパラメータとしてコン
トラスト電位Vcontと最大濃度との関係を示す図であ
る。
【図35】本発明の実施の形態3における最大濃度調整
手順一例を示すフローチャートである。
【図36】最大パルス幅Pffを調整するための諧調パ
ターンの一例を示す図である。
【図37】輝度−濃度変換特性の一例を示す図である。
【図38】マゼンタの最大パルス幅Pffと濃度との関
係を示す図である。
【図39】パターンジェネレータにより生成される諧調
パターンの一例を示す図である。
【符号の説明】
3 現像器 4 感光ドラム(像担持体) 5 転写ドラム(中間転写体) 6 転写紙(記録材) 7 定着ローラ 8 1次帯電器 10a,10b LED光源 11a,11b フォトダイオード 12 表面電位センサ 25 γLUT 29 パターンジェネレータ 33 環境センサ 40a 散乱光型光学濃度センサ(光学検出手
段) 40b 正反射型光学濃度センサ(光学検出手
段) 100 プリンタエンジン部 105 CCDセンサ 108 リーダ画像処理部 109 プリンタ制御部 110 半導体レーザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA09 DA10 DE02 DE09 DE10 EA06 EA18 EB04 EC03 2H077 AD06 DA05 DA31 DA47 DA63 DA80 DB02 EA03 GA13 2H200 GA23 GA34 GA44 GA45 GA47 GA50 GB12 GB25 GB41 HA12 HA28 HB03 HB26 JA02 JA30 JB02 JB40 JB50 JC03 JC10 JC20 LA11 LA12 LA13 PB17 PB39

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、該像担持体上に画像を形成
    する画像形成手段と、前記像担持体上の画像の画像情報
    を検出する光学検出手段と、画像形成条件を調整する調
    整手段とを有する画像形成装置において、 前記光学検出手段として特性の異なる複数の光学濃度セ
    ンサをスラスト方向に並設し、同時に異なる画像処理の
    画像パターンを検出して画像形成条件を制御することを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記特性の異なる複数の光学濃度センサ
    として、散乱型光学濃度センサと正反射型光学濃度セン
    サを用いることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記特性の異なる複数の光学濃度センサ
    を用いて得た画像情報を、各々異なる画像形成条件の制
    御に用いることを特徴とする請求項1又は2記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記異なる画像形成条件の制御として、
    現像器内のトナー濃度制御及びγLUT補正を用いるこ
    とを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記散乱型光学濃度センサで前記現像器
    内のトナー濃度を制御し、前記正反射型光学濃度センサ
    でγLUT補正を行うことを特徴とする請求項2〜4の
    何れかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成手段で形成される画像信号
    を、前記補正情報に応じて変換した画像信号としたこと
    を特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体は表面に感光層を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記像担持体を、感光体上からトナー像
    が転写される転写体で構成したことを特徴とする請求項
    1〜5の何れかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記転写体を中間転写体で構成したこと
    を特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の画像形成装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007271866A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Canon Inc 画像形成装置
JP2011197346A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011242441A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Canon Inc 画像形成装置
JP2013097081A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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