JP5188313B2 - 画像形成装置及びその濃度階調制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式等を利用して記録媒体に画像を形成する画像形成装置及びその濃度階調制御方法に関する。
近年、画像形成装置における高画質化、高安定化の要求がますます強まっている。高画質化の取り組みの1つとして、画像形成装置には複数の画像形成モードが備えられている。このような画像形成装置では、形成される画像のラインやドット、またそれらの精細度(線数)を異ならせることによって、文字に適したモードで画像形成する、あるいは写真に適したモードで画像形成することができる。このように、画像表現方法を豊かにすることによって、市場での様々なユーザニーズに応えている。
一方、高安定化において重要視される項目の1つとして、濃度階調安定性がある。特に、画像形成装置の出力濃度は、環境変動、経時変動等により変化するので、画像の濃度階調を常に適正な状態に保つための濃度制御シーケンスを備えることが要求される。
そのため、従来の画像形成装置では、入力画像濃度と出力画像濃度との関係が適正な状態になるように補正パラメータ(例えば、ルックアップテーブル:LUT)を設定する。入力画像データをLUTに基づいて補正することによって、入力画像濃度と出力画像濃度との関係が適正な状態になる。
上記のLUTは、例えば、記録紙などの記録媒体上に形成された画像パターンや感光体ドラムなどの像担持体上に形成された画像パターンの光学濃度を読み取ることで作成される。高画質な出力画像が求められる場合、記録媒体を用いた濃度階調制御を行うことが望ましい。また、複数の画像処理モードで高画質な画像を得るためには、複数の画像処理モード毎に濃度階調制御を行うことが望ましい。
それに対して、像担持体上に階調パターンを形成することなく階調補正を行う画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。この画像形成装置は、あらかじめ各画像処理モード間の入出力特性(γ特性)の相関関係を関数化、もしくはいくつかにパターン化しておく。そして、画像形成装置は、1つの画像処理モードで像担持体上に形成された階調パターンの濃度測定データから、一義的に他の画像処理モードの濃度階調制御を行う。
特開平08−156330号公報
上述したように、特許文献1に記載の画像形成装置は、像担持体を用いた階調制御を行う。しかしながら、この方法よりも実際に記録媒体に印刷された階調パターンの濃度と所望の濃度とを比較し、この比較結果に基づいて階調制御を行う方が、より精度の高い階調制御を行うことができる。この記録媒体を用いた濃度階調制御は、ユーザが、濃度階調制御を行う際、画像形成装置から出力された記録媒体をリーダに移動させ、それをリーダに読み込ませることによって行われる。しかしながら、ユーザが使用する可能性のある複数の画像処理モード全てに対して記録媒体を用いた濃度階調制御を行うと、記録媒体及びトナーの消費という負荷をユーザに与える。また、階調制御中に画像形成を行うことができないため、各画像処理モードで上記の階調制御を行うと、多くの時間を要する(ダウンタイム)。
そこで、本発明は、記録媒体に階調パターンを形成して階調濃度を補正する際、ユーザにとって記録媒体及びトナーの消費という負荷、及び階調補正時のダウンタイムを低減することができる画像形成装置及びその濃度階調制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、入力される画像データを処理する第1の画像処理モードと前記第1の画像処理モードとは異なる画像処理を行う第2の画像処理モードとを実行する画像処理手段と、前記画像処理手段により処理された画像データに基づいて像担持体にトナー像を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写、定着させて前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体上のトナー像の濃度を検出する第1の濃度検出手段と、前記記録媒体上の画像の濃度を検出する第2の濃度検出手段と、前記第1の画像処理モードで処理された画像データに基づいて前記像担持体に形成されるトナー像の濃度と前記第2の画像処理モードで処理された画像データに基づいて前記像担持体に形成されるトナー像の濃度との相関関係が予め記憶される記憶手段と、記第1の画像処理モードで処理された画像データに基づいて前記記録媒体に形成された画像の濃度を前記第2の濃度検出手段に検出させ、検出結果に基づいて前記第1の画像処理モードで処理される画像の濃度を補正する第1の補正パラメータを設定する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記画像形成手段に、前記第1の画像処理モードで処理され前記第1の補正パラメータで補正された画像データに基づいて前記像担持体上にトナー像を形成させ、該像担持体上に形成されたトナー像の濃度を前記第1の濃度検出手段に検出させ、検出結果と、前記相関関係とに基づいて、前記第2の画像処理モードにおける前記像担持体上の濃度制御目標値を設定し、該濃度制御目標値を用いて前記第2の画像処理モードで処理される画像の濃度を補正する第2の補正パラメータを作成することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、入力される画像データを処理する第1の画像処理モードと前記第1の画像処理モードとは異なる画像処理を行う第2の画像処理モードとを実行する画像処理手段と、前記画像処理手段により処理された画像データに基づいて像担持体にトナー像を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写、定着させて前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体上のトナー像の濃度を検出する第1の濃度検出手段と、前記記録媒体に形成された画像の濃度を検出する第2の濃度検出手段と、前記画像形成手段に、前記第1の画像処理モードに基づいて前記記録媒体に画像を形成させ、前記第2の濃度検出手段に、前記記録媒体上に形成された画像の濃度を検出させ、前記第2の濃度検出手段の検出結果に基づいて前記第1の画像処理モードで処理される画像の濃度を補正するための第1の補正パラメータを作成する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記画像形成手段に、それぞれ前記第1の補正パラメータで補正された前記第1の画像処理モードにおける画像データ及び前記第2の画像処理モードにおける画像データに基づいて前記像担持体上にトナー像を形成させ、該像担持体上に形成されたトナー像の濃度を前記第1の濃度検出手段に検出させ、前記第1の画像処理モードにおける濃度検出結果を濃度階調制御における濃度制御目標値として設定し、該濃度制御目標値を用いて前記第2の画像処理モードで処理される画像の濃度を補正する第2の補正パラメータを作成することを特徴とする。
本発明の画像形成装置の濃度階調制御方法は、第1の画像処理モードと、前記第1の画像処理モードとは異なる第2の画像処理モードとを実行する画像処理手段を有し、前記画像処理手段により処理された画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成装置の濃度階調制御方法であって、前記第1の画像処理モードで前記記録媒体に濃度階調を制御するための画像を形成する画像形成ステップと、第1の濃度検出手段により前記記録媒体上の画像の濃度を検出し、該検出結果に基づいて第1の画像処理モードに対応する第1の補正パラメータを作成する第1の作成ステップと、前記第1の画像処理モード及び前記第2の画像処理モードそれぞれで処理された画像データに基づいて像担持体にトナー像を形成するトナー像形成ステップと、前記トナー像形成ステップにおいて形成されたトナー像の濃度を第の濃度検出手段により検出し、前記第1の画像処理モードで形成された前記トナー像の検出結果を濃度階調制御における濃度制御目標値として設定し、該濃度制御目標値と、前記第2の画像処理モードで形成された前記トナー像の検出結果との相関関係を求める処理ステップと、前記第1の補正パラメータと前記相関関係とに基づいて前記第2の画像処理モードに対応する第2の補正パラメータを作成する第2の作成ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の画像形成装置の濃度階調制御方法は、第1の画像処理モードと、前記第1の画像処理モードとは異なる第2の画像処理モードとを実行する画像処理手段を有し、前記画像処理手段により処理された画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記第1の画像処理モードで処理された画像データに基づいて像担持体に形成されたトナー像の濃度と前記第2の画像処理モードで処理された画像データに基づいて前記像担持体に形成されたトナー像の濃度との相関関係が予め記憶されている前記画像形成装置の濃度階調制御方法であって、前記第1の画像処理モードで前記記録媒体に濃度階調を制御するための画像を形成する画像形成ステップと、濃度検出手段により前記記録媒体上の画像の濃度を検出し、検出結果に基づいて第1の画像処理モードに対応する第1の補正パラメータを作成する第1の作成ステップと、前記第1の画像処理モードで処理され前記第1の補正パラメータで補正された画像データに基づいて前記像担持体上に形成したトナー像の濃度を検出し、検出結果と、前記相関関係とに基づいて、前記第2の画像処理モードにおける前記像担持体上の濃度制御目標値を設定し、該濃度制御目標値と、前記第1の補正パラメータを用いて補正された前記第2の画像処理モードにおける画像データを用いて前記像担持体に形成されたトナー像の濃度とのずれ分及び前記第1の補正パラメータとに基づいて前記第2の画像処理モードに対応する第2の補正パラメータを作成する第2の作成ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、各画像処理モードで実際に記録媒体に印刷された階調パターンの濃度と所望の濃度とを比較することなく、各画像処理モードで補正パラメータを作成することができる。そのため、記録媒体に階調パターンを形成して階調濃度を補正する際、ユーザにとって記録媒体及びトナーの消費という負荷、及び階調補正時のダウンタイムを低減することができる。
本発明の画像形成装置及びその濃度階調制御方法の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
以下の実施形態では、中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写・担持されたトナー像を記録媒体に一括して転写する画像形成装置が例示されている。しかし、画像形成装置としては、これに限定されるものではなく、記録媒体担持体に担持された記録媒体に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置であってもよい。また、画像形成装置の一態様として複写機を例示しているが、これに限定されるものではなく、例えばプリンタ、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、あるいはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であってもよい。また、以下の実施形態に記載されている構成部品の形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲を以下に例示するもののみに限定されるものではない。
[画像形成装置の概略構成]
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置としてのカラー複写機の概略的構成を示す図である。図1において、カラー複写機(画像形成装置)100は、原稿を読み取るリーダ部Aと、リーダ部Aで読み取った原稿を電子写真方式により出力するプリンタ部Bとから構成されている。
[リーダ部の構成]
リーダ部Aの原稿台ガラス102上に置かれた原稿101は、光源103によって照らされ、原稿101からの反射光は光学系104を介して撮像素子(本実施形態ではCCDセンサ)105に結像する。CCDセンサ105は、例えば3列に配置されたCCDラインセンサから構成され、各ラインセンサが反射光のレッド、グリーンおよびブルーの各色成分信号を生成することで、3色の色成分信号を取得する。光源103、光学系104及びCCDセンサ105は、読取光学系ユニットとして、図1に示す矢印の方向(副走査方向)に移動し、原稿101の画像を順次ライン毎の電気信号(画像信号)に変換する。
原稿台ガラス102の周囲には、原稿101の一辺を当接させて原稿101の斜め配置を防ぐ位置決め部材107、および白レベルを決定し、CCDセンサ105のスラスト方向のシェーディング補正を行うための基準白色板106が配置されている。
CCDセンサ105によって得られるライン毎の画像信号は、リーダ画像処理部108によって画像処理された後にプリンタ部Bに送られ、後述するプリンタ制御部109で処理される。
図2は図1におけるリーダ画像処理部108の構成を示すブロック図である。CCDセンサ105から出力される画像信号R、G、Bは、アナログ信号処理回路201に入力され、ゲインおよびオフセットが調整された後、A/D変換器202により、例えば各色8ビットのディジタル画像信号R1、G1およびB1に変換される。画像信号R1、G1およびB1は、シェーディング補正回路203に入力され、色毎に基準白色板106の読取信号を用いた公知のシェーディング補正が施され、画像信号R2、G2およびB2として出力される。
クロック発生部211は、一画素単位のクロックCLKを発生する。また、アドレスカウンタ212は、クロックCLKを計数し、1ライン毎に主走査アドレス信号を生成して出力する。デコーダ213は、主走査アドレス信号をデコードし、シフトパルスやリセットパルスなどのライン単位のCCD駆動信号、CCDセンサ105が出力する1ライン分の画像信号中の有効領域を表す信号VEおよびライン同期信号HSYNCを生成する。なお、アドレスカウンタ212は、ライン同期信号HSYNCでクリアされ、次ラインの主走査アドレスの計数を開始する。
CCDセンサ105を構成する各ラインセンサは、副走査方向に互いに所定の距離を隔てて配置されている。ラインディレイ回路204により、この副走査方向の空間的ずれ(位置ずれ)が補正される。具体的には、例えばB信号に対してR信号およびG信号を副走査方向にライン遅延させることで、原稿の同じラインを読み取ったRGB信号からR3、G3およびB3信号が得られるようにする。
入力マスキング回路205は、CCDセンサ105の各ラインセンサに用いられているRGBフィルタの分光特性で決まる画像信号の色空間(読取色空間)を、マトリクス演算により、所定の色空間に変換し、画像信号R4、G4およびB4として出力する。所定の色空間として、例えば、sRGBやNTSCの標準色空間が挙げられる。
LOG変換回路206は、入力マスキング回路205からの画像信号(輝度信号)R4、G4およびB4をC0、M0およびY0の濃度信号に変換する。
ライン遅延メモリ207は、図示しない黒文字判定部により、R4、G4およびB4画像信号からUCR(下色除去)、FILTERおよびSENなどの判定信号が生成され、出力されるまでのライン遅延分、C0、M0およびY0画像信号を遅延させる。そして、ライン遅延メモリ207は、C1、M1およびY1の三原色信号を出力する。
マスキングUCR回路208は、入力されるY1、M1およびC1の三原色信号から黒信号Bkを抽出する。さらに、マスキングUCR回路208は、プリンタ部Bの記録材の色濁りを補正する演算を行い、各読取動作の度にY2、M2、C2またはBk2画像信号を、順次、所定のビット幅(例えば8ビット)で出力する。
ガンマ補正回路209は、プリンタ部Bの出力を理想的な階調特性に合わせるべく、画像信号(入力信号)の濃度補正を行う。画像信号の濃度補正は画像形成モード毎に行われる作成される。画像形成装置100は、文字モード(SCA)、印刷写真モード(SCB)、印画紙写真モード(SCC)、地図モード(SCD)の4つの画像処理モードを有する。これらの画像形成モード(画像処理モード)は、それぞれのモードにおいて最適な出力画像となるように、各画像処理モード毎に線数(lpi)、スクリーン角度、ドット成長やライン成長などが異ならせて設定されている。
出力フィルタ210は、画像信号にエッジ強調またはスムージング処理を施す。これらの処理によって得られるM4、C4、Y4およびBk4の面順次の画像信号は、プリンタ部Bのプリンタ制御部109に送られ、パルス幅変調されたパルス信号に変換され、濃度記録が行われる。
また、図2において、CPU214は、RAM215をワークメモリとして、ROM216に格納されたプログラムに従い、リーダ画像処理部108を始めとして、リーダ部A内の各構成要素の制御や画像処理を行う。また、操作部217は、例えばリーダ部Aに設けられたユーザインタフェースである。オペレータは、操作部217を介してCPU214へ指示や処理条件を入力する。表示器218は、リーダ部Aを始め、プリンタ部Bを含む画像形成装置100全体の動作状態や設定された処理条件などを表示する。
[プリンタ部の構成]
プリンタ部Bは、図1に示すように、一定速度で回転する像担持体としての電子写真感光体ドラム1を有する画像形成部と、この画像形成部に記録媒体を搬送すると共に、この画像形成部で画像が形成された後の記録媒体を搬送する搬送部を有する。以下、電子写真感光体ドラムを「感光体ドラム」と称す。
画像形成部では、感光体ドラム1の周囲に、この感光体ドラム1の除電を行う前露光ランプ6(不図示)、感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電器7(不図示)、および感光体ドラム1上(感光体上)に潜像を形成するレーザ露光光学系2が配置されている。また、感光体ドラム1上の潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する回転型現像体5、および感光体ドラム1上のトナー像の光学濃度を読み取る後述する図5のフォトセンサ40が配置されている。このフォトセンサ40は像担持体濃度検出部(第1の濃度検出手段)に相当する。このようにフォトセンサ40が画像形成装置100の内部の画像形成部に設けられることで、画像が形成された直後にその光学濃度を読み取ることができる。また、感光体ドラム1上に形成されたトナー像が順次転写され、そのトナー像を担持する中間転写体3、転写後の感光体ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリーニング器4等が配置されている。
なお、フォトセンサ40は、感光体ドラム1上に濃度階調を制御するために形成されるパッチ画像を検出する。本実施形態の画像形成装置100では、フォトセンサ40を感光体ドラム1に対向する位置に設ける。しかしながら、実施の形態はこれに限られるものではなく、フォトセンサ40を中間転写体3に対向する位置に設けて、中間転写体3上に形成されたパッチ画像を検出するようにしても良い。
回動可能な回転型現像体5は、ブラック用の現像器5K、イエロー用の現像器5Y、マゼンタ用の現像器5M、シアン用の現像器5Cの4色の現像器を有する。回転型現像体5は、この回転型現像体5の中心に設けられた円筒状の回転軸の周りを図中矢印a方向に回転し、必要時に現像器5K,5Y,5M,5Cのうち所望の色のものを感光体ドラム1と対向する現像位置へと移動させることが可能である。
画像形成に際して、感光体ドラム1を回転させ、前露光ランプ6で除電した後の感光体ドラム1を帯電器7により一様に帯電させ、レーザ露光光学系2により1色目の光像Eを照射し、感光体ドラム1上に潜像を形成する。次に、1色目の現像器により感光体ドラム1上の潜像を現像し、感光体ドラム1上に樹脂と顔料を基体としたトナーの画像を形成する。その後、感光体ドラム1上に形成されたトナー画像は転写部10により中間転写体3に1次転写される。
1色目の現像が終わると、回転型現像体5は、図中矢印a方向に90°回転し、2色目の現像器が感光体ドラム1と対向する現像位置に移動する。1色目の1次転写が終わり、クリーニング器4によりクリーニングされた感光体ドラム1では、1色目と同様、2色目、3色目、4色目に関しても潜像、現像および1次転写が繰り返し行われ、中間転写体3上には各色のトナー画像が順次重ねられていく。
一方、画像形成部に記録媒体を搬送すると共に、この画像形成部で画像が形成された後の記録媒体を搬送する搬送部は、各収納部60,60A,60B,64に収納された記録媒体を各給送ローラ70,72,73,74によって選択的に1枚ずつ給送する。そして、搬送部は、記録媒体をレジストローラ75で斜行を補正した後に、所望のタイミングで2次転写部76に搬送する。2次転写部76に搬送された記録媒体には、中間転写体3に重畳・転写されたトナー画像が一括して転写(2次転写)される。2次転写部76でトナー像が転写された記録媒体は、搬送部77を通り、定着器8でトナー像が定着され、排出ローラ79により排出トレイ65上に排出される。
また、記録媒体の両面に画像を形成する場合、記録媒体は、定着器8を通過した後、第1切換ガイド80により反転パス66に一旦導かれる。反転パス66に導かれた記録媒体は、正逆転可能な反転ローラ78の逆転により送り込まれた際の記録媒体の後端を先頭にして送り込まれた方向とは反対方向に搬送され、第2切換ガイド51を介して両面搬送パス67へと送られる。
その後、記録媒体は、両面搬送パス67を通過してレジストローラ75へと搬送されることにより、再び画像形成部に送り込まれ、もう一方の面に画像が転写される。なお、プリンタ制御部109は画像形成装置100を構成する上記各部の動作を制御する。
[画像処理動作]
プリンタ制御部109の画像処理動作についてさらに説明する。図3は図1におけるプリンタ制御部109の構成を示すブロック図である。プリンタ制御部109は、CPU28、LUT25、レーザドライバ26、ROM281、RAM282およびパターンジェネレータ29を有する。前述のCPU214はリーダ部AのCPUであり、CPU28はプリンタ部のCPUである。図中では、CPU214とCPU28は異なるCPUとして説明されているが、同一のCPUでリーダ部とプリンタ部を制御するようにしてもよい。以下、説明を簡単にするために、リーダ部とプリンタ部をCPU28で制御するものとする。
前述したように、リーダ部Aにおいて、CCDセンサ105によって得られた画像の輝度信号R、G、Bは、リーダ画像処理部108で面順次の濃度信号C4、M4、Y4、Bk4に変換される。変換後の濃度信号は、初期設定時のプリンタ部Bのガンマ特性(γ特性)に応じた信号になるように、つまり原画像の濃度と出力画像の濃度とが一致するように、LUT25(γLUT)によって補正される。このように、本実施の形態においては、予めγ特性を作成しておくので、後述する濃度階調補正の実行や変更が容易となる。
図4は四限図で表した、原画像の濃度に対する出力画像の濃度の階調再現を説明するグラフである。第I象限は原画像の濃度を濃度信号(画像信号)に変換するリーダ部Aの読取特性を示す。第II象限は濃度信号をレーザ出力信号に変換するためのLUT25の変換特性を示す。第III象限はレーザ出力信号を出力画像の濃度に変換するプリンタ部Bの記録特性(プリンタ特性)を示す。第IV象限は原画像の濃度と出力画像の濃度との関係、つまり画像形成装置100全体の階調再現特性(階調特性)を示す。なお、図4では、原稿画像濃度を8ビットのディジタル信号で処理するもの、つまり、階調数が256階調である場合を示している。
画像形成装置100全体の階調再現特性、つまり第IV象限の階調特性をリニアにするために、第III象限に示されるノンリニアなプリンタ特性を、第II象限に示されるLUT25の特性によって補正する。LUT25により階調特性が変換された画像信号(画像データ)は、レーザドライバ26のパルス幅変調(PWM)回路26aによってドット幅に対応するパルス信号に変換され、レーザ光源110のオン/オフを制御するLDドライバ26bへ送られる。なお、本実施形態では、Y、M、CおよびBkの全色でパルス幅変調による階調再現方法を用いる。
そして、レーザ光源110から出力されるレーザ光の走査によって感光体ドラム1上には、ドット面積の変化により階調が制御された、所定の階調特性を有する静電潜像が形成され、前述した現像、転写および定着の過程を経て階調画像が再生される。
[フォトセンサ]
つぎに、フォトセンサ40について説明する。図5は図1における感光体ドラム1のトナー像が形成される面に対向して配されるフォトセンサ40の概略的構成を示す図である。フォトセンサ40は、LED40aおよびフォトダイオード40bからなる。図6はフォトセンサ40及びその出力信号を処理する信号処理回路600の構成を示すブロック図である。本実施の形態において、信号処理回路600は、以下後述するA/D変換回路41、濃度換算回路42及びCPU28から構成される。フォトセンサ40では、LED40aから出射され、フォトダイオード40bに入力される感光体ドラム1からの反射光(近赤外光)は、例えば0〜5Vの範囲の電気信号に変換されて出力される。この電気信号は、A/D変換回路41により、8ビット(0〜255)のディジタル信号に変換され、このディジタル信号値を濃度値に変換するテーブル42aを有する濃度換算回路42によって、濃度情報に変換される。
なお、本実施形態では、フォトセンサ40は、感光体ドラム1からの正反射光のみを検出するように構成されているが、正反射光および乱反射光の両方を用いるものでもよい。また、画像形成装置100では、感光体ドラム1の周囲の位置に、フォトセンサ40が主走査方向に3つ並べて配置されている。これにより、感光体ドラム1上に形成された画像を3ヶ所で同時に検出できるようになり、様々な制御の時間短縮化や頻度向上が実現する。
図7は図2におけるガンマ補正回路209の有する4つの画像処理モードのうちの1つで濃度補正された画像信号に基づき感光体ドラム1に形成されたパッチ画像の濃度を段階的に変えた場合のフォトセンサ40の出力と出力画像の濃度との関係を示すグラフである。本実施形態では、トナーが感光体ドラム1に付着していない状態のフォトセンサ40の出力を5V、つまり255レベルに設定する。図7に示すように、各トナーによる面積被覆率が大きくなる、つまり画像濃度が大きくなるに従って、反射光量が減少し、フォトセンサ40の出力が小さくなる。
これらの特性から、各色専用のフォトセンサ出力から濃度信号に変換するテーブル42a(図6参照)を用意することで、各色とも精度よく濃度を読み取ることができる。但し、このフォトセンサ出力と画像濃度の関係が全ての画像処理モードに当てはまるものではない。
図8はガンマ補正回路209の有する4つの画像処理モードの夫々で画像信号を濃度補正した場合における、記録媒体上の出力画像の濃度とフォトセンサ40によって検出・換算された像担持体(感光ドラム1)上の画像濃度との関係を示すグラフである。ここで、記録媒体上の出力画像の濃度を記録媒体上濃度で表し、像担持体上の画像濃度をフォトセンサ検出濃度で表す。
4つの画像処理モードは、前述した文字モード(SCA)、印刷写真モード(SCB)、印画紙写真モード(SCC)、地図モード(SCD)である。このように、フォトセンサ40は画像処理モードにより異なる出力特性を有し、相関関係を有することがわかる。この関係は、フォトセンサ40が持つ固有の感度特性であり、プリンタ部Bの使用環境または時間経過により様々に変化するが、環境変化や経時変化があっても各画像形成モード間の相関関係は存在する。画像形成装置100では、フォトセンサ出力−濃度の変換テーブルをテーブル42aの1つに固定し、画像形成モード間の濃度−濃度の関係を関数化して、濃度換算回路42の内部に記憶させている。
なお、本実施形態では、フォトセンサ出力−濃度の変換テーブルを示したが、各画像処
理モードの像担持体(感光体ドラム)の画像の濃度の相関性関係を関数化して、濃度換算回路42の内部に記憶させてもよい。
[濃度階調制御全体]
画像形成装置100は、前述したフォトセンサ40の特性を利用し、全ての画像形成モードの画像を記録媒体上に形成することなく、全ての画像形成モードのγLUTを生成することに特徴を有する。画像形成装置100のCPU28は、以下の2つの濃度階調制御を行う。
第1の濃度階調制御は、リーダ部Aおよびプリンタ部Bの双方を含む系で行われる。この制御では、リーダ部Aを光学反射濃度計として用いる。このリーダ部Aに上記画像形成プロセスを経て記録媒体上に出力されたパッチ画像の光学濃度を読み取らせ、記録媒体上の画像の光学濃度とコントローラ部(リーダ画像処理部108)から送られる画像信号とのマッチングを行う。そして、所望の濃度階調特性が得られるように、γLUTを設定する(制御X)。その後、設定された画像信号テーブル(γLUT)を使用したパッチ画像を像担持体(感光体ドラム1)上に形成し、その後に行われる第2の濃度階調制御時の目標値(target値)としてその値を記憶させる(制御Y:像担持体上target設定)。第1の濃度階調制御は、所望の画像階調性が損なわれたと判断した際、ユーザにより任意に行われる。この記録媒体を用いた濃度階調制御は、実際に記録媒体に印刷されたパッチ画像の濃度と所定の濃度とを比較して行われる。その比較結果に基づいて、補正条件(補正パラメータ、例えばγ特性を補正するγLUT)が作成される。
この補正パラメータには、転写工程、定着工程などにおける濃度変化が加味されているため、第1の濃度階調制御は、後述する第2の濃度階調制御よりも高精度の濃度階調制御であるといえる。しかしながら、画像形成装置から出力された記録媒体をリーダに移動させ、画像形成装置に読み取りを実行させるというユーザが行わなければならない作業が必要になるため、ユーザに負荷を与える。
第2の濃度階調制御は、プリンタ部B単独で行われる画像濃度階調制御である。この制御では、制御Yと同じ画像信号で像担持体(感光体ドラム1)上にパッチ画像を形成し、その際読み取った濃度結果と制御Yで設定したtarget値との差分(ΔD)をγLUTに反映させる。そして、記録媒体上の濃度階調性を制御Xと同じになるように、新たなγLUTを生成する。第2の濃度階調制御は、プリンタ部Bの特性が変化しやすい電源投入時や定期枚数出力後に自動的に行われるように、あらかじめ設定されている。また、ユーザの希望に応じて、定期枚数の数を変更したり、第2の濃度階調制御自体を行わないようにしたりすることも可能である。
この第2の濃度階調制御は、第1の濃度階調制御よりも精度が低いが、印刷枚数、前回の濃度階調制御が行われたときからの経過時間などの所定条件を設定することによって、画像形成装置に自動で行わせることができる。そのため、ユーザに作業をさせるという負荷を与えることはない。
上述したように、制御XのTarget設定は、第1の濃度階調制御を行った直後に行われる。そのため、SCA及びSCBについて第1の濃度階調制御した場合、その後に必ずSCA及びSCBそれぞれに対応するTarget設定が行われる。本画像形成装置では、これを利用して、SCA及びSCBのTarget設定時に感光体ドラムにSCC及びSCDのパッチ画像を形成し、フォトセンサ40の出力からSCA及びSCBとSCC及びSCDとの相関関係を算出する。そして、その相関関係に基づいて、第1の濃度階調制御時に作成されたSCAあるいはSCBに対応する補正テーブルからSCC、SCDに対応する補正テーブルを作成する。つぎに、図9から図24を用いて、CPU28が行う濃度階調制御の詳細を示す。
この相関関係は上述のよう算出されるが、相関関係を工場出荷時にROM281に記憶させておいてもよい。第1の実施形態では、ROM281に相関関係を記憶させた画像形成装置100の制御フローについて説明する。後述する第2の実施形態において、第1の制御が行われるごとに相関関係を算出する画像形成装置100の制御フローについて説明する。
[第1の濃度階調制御]
オペレータが操作部217に設けられた「自動階調補正」というモード設定ボタンを押すことにより、キャリブレーション処理が開始する。図9は第1の実施形態における画像形成装置100のプリンタ制御部109内のCPU28によって実行されるキャリブレーション処理手順を示すフローチャートである。操作部217に設けられた表示器218は、タッチセンサ付きの液晶操作パネル(タッチパネルディスプレイ)で構成される。図10、図11および図12は図2における表示器218に表示される画面を示す図である。
まず、表示器218には、「テストプリント1」のスタートボタン81が表示される(図10(a)参照)。オペレータが「テストプリント1」のスタートボタンを押すと、CPU28は、スタートボタン81を反転表示し(図10(c)参照)、プリンタ部Bにテストプリント1を印刷させる(ステップS51)。これにより、図13に示すプリント形式のテストプリント1が出力される。図13は図9の処理で出力されるテストプリント1のプリント形式を示す図である。
また、スタートボタン81が押下された際、CPU28は、テストプリント1を形成するための記録紙の有無を判断する。記録紙が無い場合、図10(b)に示すような警告を表示器218に表示させる。なお、テストプリント1を形成するためのパターンデータは、パターンジェネレータ29内のテストパターン記憶部31に記憶されている。
テストプリント1を形成する際のコントラスト電位として、予め登録された初期値が用いられる。また、本実施形態の画像形成装置100は、複数の記録紙カセットを備え、例えばB4、A3、A4およびB5など、複数種類の記録紙サイズを選択可能である。本実施形態では、このキャリブレーション処理で使用する記録紙は、後の読取作業で、縦置き、横置きを間違えるエラーを避けるために、所謂ラージサイズ紙、すなわち、A3、11”×17”サイズの用紙を用いるように、設定されている。
図13に示すテストパターン1には、Y、M、CおよびBkの4色分の中間階調濃度による、帯状のパターン(帯パターン)61と、各色のパッチパターン62が含まれる。パターン61を目視検査することで、筋状の異常画像、濃度むらおよび色むらがないことを確認する。なお、パッチパターン62、および後述するテストパターン2(図19参照)に含まれる階調パターン(パッチパターン)71,72のサイズは、CCDセンサ105のスラスト方向の読取範囲に入るように設定されている。
パッチパターン62は、Y、M、CおよびBkの各色の最大濃度パッチ、つまり濃度信号値255に相当するパッチパターンである。テストパターン1の出力が終わると、CPU28は、テストプリント1をリーダ部Aに読み込ませるように、表示器218に「読み込み」ボタン91とオペレータ用の操作ガイダンスメッセージを表示する(図11(a)参照)。オペレータは、このメッセージに従い、出力されたテストプリント1を原稿台ガラス102に、例えば図14に示すように載置して、「読み込み」ボタン91を押す。
図14は図13のテストプリント1が置かれた原稿台ガラス102を上から見た状態を示す図である。図中、左上の楔型のマークTは原稿の位置合わせ用のマークである。オペレータがテストプリント1を、その帯パターン61がマークT側に配置され、かつ、テストプリント1の表裏を間違えずにセットするように、表示器218には、操作ガイダンスのメッセージが表示される(図11(a)参照)。つまり、操作ガイダンスには、テストプリント1の配置エラーによる誤った制御を防ぐ目的がある。
テストプリント1のパッチパターン62を読み取る際、マークTから徐々に走査すると、最初の濃度ギャップ点が帯パターン61の角(図13、図14のA点)で得られる。CPU28は、濃度ギャップ点であるA点の座標からパッチパターン62の各パッチの相対位置を割り出し、パッチパターン62の濃度を読み取る(ステップS52)。なお、テストプリント1の読取中、図11(b)に示すような表示を行う。一方、テストプリント1の向きや位置が正しくなく、読取不能の場合、図11(c)に示すようなメッセージを表示し、オペレータにテストプリント1の配置を修正させて「読み込み」ボタン91を押させる。これにより、CPU28は、リーダ部Aに再びテストプリント1を読み取らせる処理を行う(第2の濃度検出手段)。
ここで、パッチパターン62から得られたRGB値を光学濃度に換算するためには、数式(1)を用いる。市販の濃度計と同じ値にするために補正係数km、kc、ky、kkを調整する。なお、別途LUTを用意し、計算を行わずにRGBの輝度情報をMCYBkの濃度情報に変換してもよい。
M=−km×log10(G/255)
C=−kc×log10(R/255)
Y=−ky×log10(B/255)
Bk=−kk×log10(G/255) …… (1)
つぎに、得られた濃度情報から最大濃度を補正する方法を示す。図15は感光体ドラム1の相対ドラム表面電位と、数式(1)の演算によって得られる画像濃度との関係を示すグラフである。図中、値Aはテストプリント1をプリントした際のコントラスト電位、つまり現像バイアス電位と、感光体ドラム1が一次帯電された後に最大の信号値(8ビットならば255)で変調されたレーザ光により感光された感光体ドラム1の表面電位との差を示す。また、値DAは濃度255で印刷したパッチパターン62から得られた画像濃度を示す。
最大濃度領域では、相対ドラム表面電位に対する画像濃度は、図15の実線Lに示すように、相対ドラム表面電位に対し、リニアに対応することがほとんどである。ただし、二成分現像系では、現像器内の現像剤に占めるトナー濃度が低下した場合、図15の破線Nで示すように、最大濃度領域で相対ドラム表面電位に対する画像濃度がノンリニアになる場合がある。従って、図15の例では、最終的な最大濃度の目標値を1.6とするが、0.1のマージンを見込んで、最大濃度の制御目標値(目標制御濃度)を1.7に設定して、制御量を決定する。目標最大濃度(目標制御濃度)に対応するコントラスト電位Bは、数式(2)から求められる。
B=(A+Ka)×1.7/DA …… (2)
数式(2)において、Kaは補正係数であり、現像方式の種類によって、その値を最適化することが好ましい。
電子写真方式のコントラスト電位は、環境に応じて設定されないと、原画像と出力画像の濃度が合わない。このため、例えば先に説明した、画像形成装置100内の水分量をモニタする環境センサ33の出力(つまり絶対水分量)に基づき、図16に示すように、コントラスト電位Aの値を設定する。図16はコントラスト電位と絶対水分量との関係を示すグラフである。
そして、このコントラスト電位Aをコントラスト電位Bに補正するために、数式(3)に示す補正係数Vcont.ratelを、バックアップされたRAM(NVRAM)などに保存しておく。
Vcont.ratel=B/A …… (3)
つぎに、コントラスト電位から、グリッド電位および現像バイアス電位を求める方法を簡単に説明する。図17はグリッド電位と感光体ドラム1の表面電位との関係を示すグラフである。まず、グリッド電位−200Vにおける、最小の信号値で変調したレーザ光で感光された感光体ドラム1の表面電位V、並びに、最大の信号値で変調したレーザ光で感光された感光体ドラム1の表面電位Vを表面電位センサ(図示せず)で測定する。同様に、グリッド電位を−400Vにしたときの感光体ドラム1の表面電位VおよびVを測定する。そして、グリッド電位−200Vのデータとグリッド電位−400Vのデータとを補間・外挿することで、グリッド電位と表面電位との関係を求める。なお、この電位データを求めるための制御を電位測定制御と呼ぶ。
次に、表面電位Vから、画像にトナーかぶりが発生しないように設定されたVbg(例えば100V)の差を設けて、現像バイアスVDCを設定する。コントラスト電位Vcontは、現像バイアスVDCと、最大濃度に対応するパルス信号で感光された感光体ドラム上の電位Vとの差分電圧である。コントラスト電位Vcontが大きいほど、最大濃度が大きくなることは前述したとおりである。
計算で求めたコントラスト電位Bを得るためのグリッド電位および現像バイアスは、図17に示す関係から、求められる。従って、CPU28は、最大濃度が最終的な目標値より0.1高くなるようにコントラスト電位を求め、そのコントラスト電位が得られるようにグリッド電位および現像バイアス電位を決定する(ステップS53)。
CPU28は、決定されたコントラスト電位が制御範囲内であるか否かを判別する(ステップS54)。コントラスト電位が制御範囲外の場合、CPU28は、現像器5K,5Y,5M,5Cに異常があるものと判断し、現像器5K,5Y,5M,5Cのうち対応する色のものがチェックされるようにエラーフラグを立てる。このエラーフラグの状態は、サービスマンが所定のサービスモードで見ることができる。さらに、画像形成装置100は、異常時、制御範囲内ぎりぎりにコントラスト電位を修正し、制御を継続する(ステップS55)。
一方、ステップS54でコントラスト電位が制御範囲内である場合、あるいはステップS55でコントラス電位が修正された場合、CPU28は、設定されたコントラスト電位が得られるように、グリッド電位および現像バイアス電位を制御する(ステップS56)。
図18は四限図で表した、コントラスト電位制御前後の濃度変換特性を示すグラフである。本実施形態では、最大制御濃度「1.7」を最終目標値「1.6」よりも高めに設定する制御を行う。これにより、第III象限のプリンタ特性は実線Jに示すようになる。仮に、このような制御を行わない場合、破線Hで示すような、最大制御濃度が目標濃度「1.6」に達しないプリンタ特性になる可能性がある。プリンタ特性が破線Hの場合、LUT25によって最大濃度を上げることはできないので、LUT25をどのように設定しても、濃度DHと目標濃度1.6との間の濃度領域は再現不可能である。実線Jで示すように、最大濃度を僅かに超えるプリンタ特性であれば、LUT25の補正により、第IV象限のトータル階調特性に示されるように、濃度再現域が保証される。
ステップS56でグリッド電位と現像バイアス電位の設定が終了すると、CPU28は、図12(a)に示すように、表示器218にテストプリント2のプリントスタートボタン150と操作ガイダンスメッセージを表示させる。オペレータがテストプリント2のプリントスタートボタン(「テストプリント2」ボタン)150を押すと、CPU28は、プリンタ部Bにテストプリント2を印刷させる(ステップS57)。これにより、図19に示すプリント形式のテストプリント2が出力される。図19は図9の処理で出力されるテストプリント2のプリント形式を示す図である。なお、プリント中、表示器218の状態は図12(b)に示すようになる。
テストプリント2は、図19に示すように、Y、M、CおよびBkの各色について、4×16(64階調分)のパッチ73が配置されたグラデーションパッチ群によって構成される。この64階調は、全256階調から低濃度領域の階調を重点的に選択し、高濃度領域の階調を間引いて選択したものである。これは、特にハイライト部における階調特性を良好に調整するためである。
図19において、パッチパターン71はSCAのパッチ群、パッチパターン72はSCBのパッチ群である。なお、テストプリント2は、LUT25を作用させず、パターンジェネレータ29から発生される画像信号に基づきプリントされる。これらの階調表現手段はユーザが任意で設定した4つの階調表現手段のうちの2つである。
パッチパターン71,72を読み取る際、マークTから徐々に走査すると、最初の濃度ギャップ点がパッチパターン72の角(図19、図20のB点)で得られる。図20はテストプリント2が置かれた原稿台ガラス102を上から見た状態を示す図である。画像形成装置100は、CPU214により、この濃度ギャップ点であるB点の座標からパッチパターン71,72の各パッチの相対位置を割り出し、パッチパターン71,72の濃度を読み取る(ステップS58)。なお、テストプリント2の読取中、図12(d)に示す表示が行われる。
図21は図19におけるパッチ73の内部を示す図である。パッチ73の読取値は、図21に示すように、パッチの内部に16点をとり、この16点を読んで得られた値の平均値であるとする。なお、平均値の算出を行うための読取点の数は、リーダ部Aやプリンタ部Bに応じて最適化されることが好ましい。
図22は出力濃度とレーザ出力レベル(画像信号の値)との関係を示すグラフである。出力濃度は、各パッチから得られたRGB信号を、前述した光学濃度への変換方法により、濃度値に変換したものである。右側の縦軸は、記録紙の下地濃度(例えば0.08)を0レベルとし、最大濃度の目標値1.60を255レベルとして正規化されている。
ここで、読み取られたパッチの濃度が、図22のC点で示すように特異的に高かったり、図22のD点で示すように特異的に低かったりする場合、原稿台ガラス102の汚れやテストパターンの不良が原因として考えられる。このような場合、出力濃度とレーザ出力レベルとの関係が連続性を保つように、隣り合う出力濃度間の傾きにリミッタをかけて補正する。例えば、出力濃度間の傾きが値3を超える場合、傾きを値3に固定し、傾きがマイナスになるデータは、1つ低濃度のパッチと同じ値にする。
このようなプリンタ特性を補正し、画像形成装置100全体の階調特性をリニアにするためには、LUT25に、図22に示される特性とは逆の変換特性を設定すればよい。つまり、濃度レベル(図22の縦軸)を入力レベル(図4の濃度信号)に、レーザ出力レベル(図22の横軸)を出力レベル(図4のレーザ出力信号)にすればよい。このとき、パッチに対応しないレベルについては、補間演算により値を求める。この際、零の入力レベルに対して零の出力レベルになるように、条件を設ける。図23は水分量に応じた複数のLUTを示すグラフである。縦軸の出力データはレーザ出力レベルに相当する。横軸の入力データは濃度レベルに相当する。このグラフでは、水分量15g/m、7.5g/m、1g/mのLUTが示されている。
このようにして、CPU28は、SCA、SCBのLUT25(第1の補正パラメータ、第1の補正テーブル)を作成する(ステップS59、第1の作成工程)。
なお、本実施形態では、上述したように、記録媒体上の光学濃度をプリンタ部Bに載置されたリーダ部Aによって読み取る。これにより、別途、テストパターン1読取用に画像読取装置を設けることなく、画像形成装置100の構成を簡単化することができる。しかしながら、本発明は、本実施の形態に限定されるものでなく、プリンタ部B内部の定着器よりも下流の搬送経路に設けられた濃度読取センサ、例えばカラーセンサ等を用いてテストパターン1を読み取ってもよい。
[第2の濃度階調制御]
SCA、SCBのLUT25の作成後、CPU28は、感光体ドラム1(像担持体)上にSCA、SCBのパッチ画像を形成させる(ステップS60)。図24はSCA、SCBの2つの画像形成モードによって感光体ドラム1上に形成されたパッチ画像を示す図である。SCA、SCBのパッチ画像はLUT25に基づいて、ハイライト濃度からダーク濃度にかけて、10レベル分のパッチ画像が新たに感光体ドラム1上に形成される。
これらのパッチ画像の画像信号の生成には、それぞれ第1の濃度階調制御で決定したLUT25が用いられる。これらの感光体ドラム1上のパッチ画像の濃度はフォトセンサ40で検出される。1レベル分のパッチ画像に対し、8ポイントのサンプリングを行い、出力の上下2点ずつをカット後、残りの4点平均を行うことで、データ精度の安定化を図っている。
パッチ画像は、フォトセンサ40によって測定された後、一次転写部で通常画像形成時とは逆のバイアス電圧をかけることで、感光体ドラム1から中間転写体3上に転写されること無く、感光体ドラム1上でクリーニング器4によって回収される。
フォトセンサ40によって検出されたSCA、SCBの感光体ドラム1上のパッチ画像の濃度データは、第1の濃度階調制御で記録媒体上にパッチ画像を形成した直後に第2の濃度階調制御を行って得られたデータである。本実施形態の画像形成装置100では、この濃度データを、第2の濃度階調制御を行う際の目標値(target値)とする。
そして、SCAの基準目標値として設定されたパッチ画像の濃度値に対し、図8に示したフォトセンサ40の画像処理モード間の出力特性差から得られた関数を用いる。これにより、画像形成装置100は、CPU214により、感光体ドラム1上のSCC、SCDのパッチ画像の目標値を決定する(ステップS61)。以上の処理で、4つの画像処理モードの感光体ドラム1(像担持体)上における濃度制御目標値(target値)の設定が終了する。
ここまでの動作で、SCA、SCBのLUT25、4つの画像形成モード全ての第2の濃度階調制御を行う際の目標濃度のTarget値が設定された。
CPU28は、SCA、SCBのときと同様、SCC、SCDのパッチ画像のうち10パッチ分を感光体ドラム1上に形成する(ステップS62)。このとき、SCC、SCDに対するγLUTは存在しないので、SCC、SCDのパッチ画像の形成に使用される画像信号の生成には、SCAのγLUTが利用される。前述と同様、CPU28は、このパッチ画像をフォトセンサ40に検出させ、検出結果に基づいて濃度変換を行う。
ここで、CPU28は、S62で得られた10パッチ分のパッチ画像の濃度値と、前述したSCAのパッチ画像の濃度結果を変換して得られたSCC、SCDの10パッチ分のパッチ画像の濃度目標値とのずれ分ΔDを求める。これらのずれ分ΔDは、それぞれSCC、SCDに対して設定すべきLUT25とSCAのLUT25とのずれに相当する。
CPU28は、SCAのLUT25に対し、このずれ分の修正演算を施すことで、SCCおよびSCDのLUT25(第2の補正パラメータ、第2の補正テーブル)を作成する(ステップS63)。これにより、4つの画像形成モード全てのLUT25が生成され、濃度階調制御が終了する。つまり、これにより、濃度階調制御において、全ての画像形成モードにおいて記録媒体にパッチ画像を形成し、ユーザがリーダ部Aにその光学濃度を読み取らせるという動作を極力減らすことができる。表示器218には、図12(e)に示す表示が行われる。こうして、全てのLUT25の生成が終了する。
なお、本実施形態では、像担持体である感光体ドラム1上のパッチ画像のパッチ数を10個としたが、更なる精度向上のためにより多く設定することも可能である。また、本実施形態では、作成するLUT25の設定方法として、4つの画像形成モードのうち、2つの画像形成モードについて記録媒体上の画像を用いた濃度階調制御を行う構成を示した。しかし、記録媒体を用いた濃度階調制御を行う画像形成モードの数は、画像形成装置が有する画像形成モードの数未満であればよい。
また、第2の濃度階調制御では、(i)SCA、SCBのパッチ画像の生成、(ii)SCA、SCB、SCC、SCDの濃度目標値設定、(iii)SCC、SCDのパッチ画像の生成の順で行った。しかし、(i)、(iii)を同じタイミングで行い、後から(ii)を行ってもよい。
本実施形態の画像形成装置100は、像担持体である感光体ドラム1上のフォトセンサ40の出力の画像形成モード間の相関関係を利用する。これにより、階調濃度補正時にユーザにとって負荷が大きい記録媒体へのパッチ画像出力を極力行うことなく、高精度な濃度階調制御が可能である。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、画像形成装置100では、前述したように、電源投入時および一定枚数(基準設定:積算500枚(A4横換算))以上出力後に、プリンタ部B単独の自動濃度階調補正(第2の濃度階調制御)が実行される。この場合、感光体ドラム1に形成されるパッチ画像は、4つの画像形成モード全てについて行われる。このときの画像信号の生成には、SCA、SCBについては、第1の濃度階調制御で決定したγLUTが用いられ、SCC、SCDについては、第2の濃度階調制御で決定したγLUTが用いられる。それぞれフォトセンサ40で検出され、濃度値に変換された後、これらの濃度値は、第2の濃度階調制御で定められた目標濃度値と比較される。パッチ画像の10パッチそれぞれの濃度差分(ΔD)を各階調表現手段のLUT25に反映させる補正(更新)を行うことで、「自動階調補正」時の濃度階調性が維持される。
また、定着器8よりも記録媒体の搬送方向の下流にカラーセンサを設け、このカラーセンサによって、記録媒体に形成されたパッチ画像を読み取る構成としてもよい。この構成によれば、画像形成装置に第1の濃度階調制御を自動で行わせることができるので、ユーザの負荷を軽減することができる。
また、本実施形態では、補正パラメータがLUTである場合について説明したが、必ずしもLUTを作成する必要はなく、補正パラメータは補正関数などで代用してもよい。
また、本実施形態では、感光ドラム1上に形成されるSCA及びSCBのトナー像の濃度とSCC及びSCDのトナー像の濃度との相関関係をROM281に記憶させる例について説明したが、実施形態はこれに限られるものではない。例えば、記録媒体上に形成されるSCA及びSCBの画像の濃度とSCC及びSCDの画像の濃度との相関関係をROM281に記憶させてもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態と前記第1の実施形態とでは、図9のフローチャートのステップS60以降の処理が異なる。ステップS59までの処理は、前記第1の実施形態と同様であるので、第2の実施形態ではその説明を省略する。また、第2の実施形態の画像形成装置の構成は前記第1の実施形態と同じである。
以下、図25を用いて、CPU28が行う別の濃度階調制御について説明する。図25は第2の実施形態における画像形成装置100のプリンタ制御部109内のCPU28により実行されるキャリブレーション処理手順を示すフローチャートである。
ステップS59において、SCA、SCBのLUT25の作成後、CPU28は、感光体ドラム1(像持体)上にSCA、SCB、SCC及びSCDのパッチ画像を形成させる(ステップS60a、トナー像形成工程)。図24に示すように、感光体ドラム1上には、SCA、SCBの2つの画像形成モードによってパッチ画像(第1のパッチ画像)が形成される。さらに、SCC、SCDについても同様のパッチ画像(第2のパッチ画像)が感光体ドラム1上に形成される。SCA、SCBのパッチ画像は、LUT25に基づいて、ハイライト濃度からダーク濃度にかけて、10レベル分のパッチ画像として新たに感光体ドラム1上に形成される。また、SCC、SCDのパッチ画像のうち、10パッチ分が感光体ドラム1上に形成される。CPU28は、このパッチ画像をフォトセンサ40で検出し、濃度変換を行う。
これらのパッチ画像の画像信号の生成には、それぞれ第1の濃度階調制御で決定したLUT25が用いられる。これらの感光体ドラム1上のパッチ画像の濃度はフォトセンサ40で検出される。1レベル分のパッチに対し、8ポイントのサンプリングを行い、出力の上下2点ずつをカット後、残りの4点平均を行うことで、データ精度の安定化を図っている。
パッチ画像は、フォトセンサ40によってその濃度が測定された後、一次転写部で通常画像形成時とは逆のバイアス電圧をかけることで、感光体ドラム1から中間転写体3上に転写されること無く、感光体ドラム1上でクリーニング器4によって回収される。
フォトセンサ40によって検出され、濃度変換されたSCA、SCBの感光体ドラム1上のパッチ画像データは、第1の濃度階調制御で記録媒体上の光学濃度階調性が適切に設定された状態のものである。従って、この値を、その後に第2の濃度階調制御を行った際の目標値(target値)として保存する(ステップ61a)。
続いて、CPU28は、SCAと、SCC及びSCDそれぞれとの相関関係を算出する(ステップ62a)。この相関関係は、ステップ60aで作成されたSCA、SCC、SCDのパッチ画像をフォトセンサ40で検知した時の出力に基づいて算出される。
ここまでの動作で、SCA、SCBのLUT25が求められ、SCA、SCBの画像形成モードのTarget値が設定され、SCAとSCC及びSCDそれぞれとの相関関係が求められた。
CPU28は、SCAのLUT25と、求められた相関関係とに基づいて、SCCおよびSCDのLUT25を作成する(ステップS63a、第2の作成工程)。これにより、4つの画像形成モード全てのLUT25が生成された。
さらに、CPU28は、SCC及びSCDに対応するLUT25を用いて、感光体ドラム1上のSCC、SCDのパッチ画像を形成する(ステップS64)。
CPU28は、この形成されたパッチ画像をフォトセンサ40で検出し、パッチ画像の濃度を算出することによって、第2の濃度階調制御のための制御目標値を決定する(ステップS65)。この後、CPU28はキャリブレーション処理を終了し、濃度階調制御が終了する。これにより、濃度階調制御において、全ての画像形成モードにおいて記録媒体にパッチ画像を形成し、ユーザがリーダ部にその光学濃度を読み取らせるという動作を極力減らすことができる。表示器218には、図12(e)に示す表示が行われる。こうして、全てのLUT25の生成が終了する。
以上説明したとおり、第2の実施形態の画像形成装置は、第1の画像処理モード及び第2の画像処理モードにより感光体ドラムに形成されたパッチ画像の相関関係を算出する。さらに、画像形成装置は、記録媒体を用いて作成した第1の画像処理モードに対応するLUT及び前述の相関関係に基づいて、第2の画像処理モードに対応するLUTを作成する。これにより、第2の画像処理モードについて、第1の濃度階調制御を行わなくてもよくなるので、ユーザの負荷を軽減することができる。また、第1の濃度階調制御後にTarget値を設定する一連の制御に、相関関係を求める処理を加えるので、従来の第1の濃度階調制御に対して制御フローを大きく変更する必要がない。
また、各画像処理モード間の相関関係は、第1の濃度階調制御が実行された後に求められるので、環境変化や経時変化により、各画像処理モード間の相関関係の係数が変化した場合でも、各画像処理モードに対応するLUT25を作成することができる。
本実施形態に係る画像形成装置としてのカラー複写機の概略的構成を示す図である。 図1におけるリーダ画像処理部の構成を示すブロック図である。 図1におけるプリンタ制御部の構成を示すブロック図である。 四限図で表した、原画像の濃度に対する出力画像の濃度の階調再現を説明するグラフである。 図1における感光体ドラムのトナー像が形成される面に対向して配されるフォトセンサの概略的構成を示す図である。 フォトセンサ及びその出力信号を処理する信号処理回路の構成を示すブロック図である。 4つの画像処理モードのうちの1つで濃度補正された画像信号に基づき感光体ドラムに形成されたパッチ画像の濃度を段階的に変えた場合のフォトセンサの出力と出力画像の濃度との関係を示すグラフである。 4つの画像処理モードの夫々で画像信号を濃度補正した場合における、記録媒体上の出力画像の濃度(記録媒体上濃度)とフォトセンサによって検出・換算された像担持体上の画像濃度(フォトセンサ検出濃度)との関係を示すグラフである。 第1の実施形態における画像形成装置のプリンタ制御部内のCPUによって実行されるキャリブレーション処理手順を示すフローチャートである。 図2における表示器に表示される画面を示す図である。 表示器に表示される画面を示す図である。 表示器に表示される画面を示す図である。 図9の処理で出力されるテストプリント1のプリント形式を示す図である。 図13のテストプリント1が置かれた原稿台ガラスを上から見た状態を示す図である。 感光体ドラムの相対ドラム表面電位と、数式(1)の演算によって得られる画像濃度との関係を示すグラフである。 コントラスト電位と絶対水分量との関係を示すグラフである。 グリッド電位と感光体ドラムの表面電位との関係を示すグラフである。 四限図で表した、コントラスト電位制御前後の濃度変換特性を示すグラフである。 図9の処理で出力されるテストプリント2のプリント形式を示す図である。 テストプリント2が置かれた原稿台ガラスを上から見た状態を示す図である。 図19におけるパッチの内部を示す図である。 出力濃度とレーザ出力レベル(画像信号の値)との関係を示すグラフである。 水分量に応じた複数のLUTを示すグラフである。 SCA、SCBの2つの画像処理モードによって感光体ドラム上に形成されたパッチ画像を示す図である。 第2の実施形態における画像形成装置のプリンタ制御部内のCPUにより実行されるキャリブレーション処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 感光体ドラム
25 LUT(γLUT)
28、214 CPU
40 フォトセンサ
105 CDDセンサ
108 リーダ画像処理部
109 プリンタ制御部
A リーダ部
B プリンタ部

Claims (17)

  1. 入力される画像データを処理する第1の画像処理モードと前記第1の画像処理モードとは異なる画像処理を行う第2の画像処理モードとを実行する画像処理手段と、
    前記画像処理手段により処理された画像データに基づいて像担持体にトナー像を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写、定着させて前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
    前記像担持体上のトナー像の濃度を検出する第1の濃度検出手段と、
    前記記録媒体上の画像の濃度を検出する第2の濃度検出手段と、
    前記第1の画像処理モードで処理された画像データに基づいて前記像担持体に形成されるトナー像の濃度と前記第2の画像処理モードで処理された画像データに基づいて前記像担持体に形成されるトナー像の濃度との相関関係が予め記憶される記憶手段と、
    記第1の画像処理モードで処理された画像データに基づいて前記記録媒体に形成された画像の濃度を前記第2の濃度検出手段に検出させ、検出結果に基づいて前記第1の画像処理モードで処理される画像の濃度を補正する第1の補正パラメータを設定する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記画像形成手段に、前記第1の画像処理モードで処理され前記第1の補正パラメータで補正された画像データに基づいて前記像担持体上にトナー像を形成させ、該像担持体上に形成されたトナー像の濃度を前記第1の濃度検出手段に検出させ、検出結果と、前記相関関係とに基づいて、前記第2の画像処理モードにおける前記像担持体上の濃度制御目標値を設定し、該濃度制御目標値を用いて前記第2の画像処理モードで処理される画像の濃度を補正する第2の補正パラメータを作成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の補正パラメータは、前記第2の画像処理モードにおける前記濃度制御目標値と、前記第2の画像処理モードにおける画像データを用いて前記像担持体に形成されたトナー像濃度とのずれ分に基づいて作成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の画像処理モードにおける画像データは、前記第1の補正パラメータを用いて補正された画像データであって、
    前記第2の補正パラメータは、前記第2の画像処理モードにおける前記濃度制御目標値と、前記第2の画像処理モードにおける画像データを用いて前記像担持体に形成されたトナー像濃度とのずれ分及び前記第1の補正パラメータとに基づいて作成されることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の補正パラメータとして、前記第2の濃度検出手段の検出結果に基づいて前記第1の画像処理モードに対応するγ特性を補正するための第1の補正テーブルを作成し、前記第2の補正パラメータとして、前記第1の補正テーブルと前記相関関係に基づいて前記第2の画像処理モードに対応するγ特性を補正するための第2の補正テーブルを作成し、前記画像形成手段に、前記第1の補正テーブルまたは前記第2の補正テーブルにより補正された画像データに基づいて前記像担持体にトナー像を形成させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記画像形成手段に、前記第1の画像処理モード及び前記第2の画像処理モードそれぞれで処理された画像データに基づいて階調性を有する第1のパッチ画像及び第2のパッチ画像を前記像担持体に形成させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の濃度検出手段は、原稿を読み取るためのリーダであることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の濃度検出手段は、前記画像形成手段よりも前記記録媒体の搬送方向の下流側に設けられ、濃度階調を制御するために前記記録媒体に形成された画像に対向する位置に設けられたカラーセンサであることを特徴とする請求項1乃至請求項いずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 入力される画像データを処理する第1の画像処理モードと前記第1の画像処理モードとは異なる画像処理を行う第2の画像処理モードとを実行する画像処理手段と、
    前記画像処理手段により処理された画像データに基づいて像担持体にトナー像を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写、定着させて前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
    前記像担持体上のトナー像の濃度を検出する第1の濃度検出手段と、
    前記記録媒体に形成された画像の濃度を検出する第2の濃度検出手段と、
    前記画像形成手段に、前記第1の画像処理モードに基づいて前記記録媒体に画像を形成させ、前記第2の濃度検出手段に、前記記録媒体上に形成された画像の濃度を検出させ、前記第2の濃度検出手段の検出結果に基づいて前記第1の画像処理モードで処理される画像の濃度を補正するための第1の補正パラメータを作成する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記画像形成手段に、それぞれ前記第1の補正パラメータで補正された前記第1の画像処理モードにおける画像データ及び前記第2の画像処理モードにおける画像データに基づいて前記像担持体上にトナー像を形成させ、該像担持体上に形成されたトナー像の濃度を前記第1の濃度検出手段に検出させ、前記第1の画像処理モードにおける濃度検出結果を濃度階調制御における濃度制御目標値として設定し、該濃度制御目標値を用いて前記第2の画像処理モードで処理される画像の濃度を補正する第2の補正パラメータを作成することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記第2の補正パラメータは、前記第1の画像処理モードにおける前記濃度制御目標値と、前記第2の画像処理モードにおける画像データに基づいて前記像担持体上に形成された前記トナー像の濃度検出結果とに基づいて前記第1の画像処理モードと前記第2の画像処理モードとの前記像担持体における画像濃度の階調特性の相関関係を求め、該相関関係と前記第1の補正パラメータとに基づいて作成されることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記第1の補正パラメータとして、前記第2の濃度検出手段の検出結果に基づいて、前記第1の画像処理モードに対応するγ特性を補正するための第1の補正テーブルを作成し、前記第2の補正パラメータとして、前記第1の補正テーブルと前記相関関係に基づいて、前記第2の画像処理モードに対応するγ特性を補正するための第2の補正テーブルを作成し、前記画像形成手段に、前記第1の補正テーブルまたは前記第2の補正テーブルにより補正されたデータに基づいて前記像担持体にトナー像を形成させることを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記画像形成手段に、前記第1の画像処理モード及び前記第2の画像処理モードそれぞれで処理された画像データに基づいて、階調性を有する第1のパッチ画像及び第2のパッチ画像を前記像担持体に形成させる請求項8乃至10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記第2の濃度検出手段は、原稿を読み取るためのリーダであることを特徴とする請求項至請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記第2の濃度検出手段は、前記画像形成手段よりも前記記録媒体の搬送方向の下流に設けられ、濃度階調を制御するために前記記録媒体に形成された画像に対向する位置に設けられたカラーセンサであることを特徴とする請求項乃至請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 第1の画像処理モードと、前記第1の画像処理モードとは異なる第2の画像処理モードとを実行する画像処理手段を有し、前記画像処理手段により処理された画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成装置の濃度階調制御方法であって、
    前記第1の画像処理モードで前記記録媒体に濃度階調を制御するための画像を形成する画像形成ステップと、
    第1の濃度検出手段により前記記録媒体上の画像の濃度を検出し、該検出結果に基づいて第1の画像処理モードに対応する第1の補正パラメータを作成する第1の作成ステップと、
    前記第1の画像処理モード及び前記第2の画像処理モードそれぞれで処理された画像データに基づいて像担持体にトナー像を形成するトナー像形成ステップと、
    前記トナー像形成ステップにおいて形成されたトナー像の濃度を第の濃度検出手段により検出し、前記第1の画像処理モードで形成された前記トナー像の検出結果を濃度階調制御における濃度制御目標値として設定し、該濃度制御目標値と、前記第2の画像処理モードで形成された前記トナー像の検出結果との相関関係を求める処理ステップと、
    前記第1の補正パラメータと前記相関関係とに基づいて前記第2の画像処理モードに対応する第2の補正パラメータを作成する第2の作成ステップと、を有することを特徴とする画像形成装置の濃度階調制御方法。
  15. 前記第1の補正パラメータは、前記第1の濃度検出手段の検出結果に基づいて作成される、前記第1の画像処理モードに対応するγ特性を補正するための第1の補正テーブルであり、前記第2の補正パラメータは、前記第1の補正テーブルと前記相関関係に基づいて作成される、前記第2の画像処理モードに対応するγ特性を補正するための第2の補正テーブルであることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置の濃度階調制御方法。
  16. 第1の画像処理モードと、前記第1の画像処理モードとは異なる第2の画像処理モードとを実行する画像処理手段を有し、前記画像処理手段により処理された画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記第1の画像処理モードで処理された画像データに基づいて像担持体に形成されたトナー像の濃度と前記第2の画像処理モードで処理された画像データに基づいて前記像担持体に形成されたトナー像の濃度との相関関係が予め記憶されている前記画像形成装置の濃度階調制御方法であって、
    前記第1の画像処理モードで前記記録媒体に濃度階調を制御するための画像を形成する画像形成ステップと、
    濃度検出手段により前記記録媒体上の画像の濃度を検出し、検出結果に基づいて第1の画像処理モードに対応する第1の補正パラメータを作成する第1の作成ステップと、
    前記第1の画像処理モードで処理され前記第1の補正パラメータで補正された画像データに基づいて前記像担持体上に形成したトナー像の濃度を検出し、検出結果と、前記相関関係とに基づいて、前記第2の画像処理モードにおける前記像担持体上の濃度制御目標値を設定し、該濃度制御目標値と、前記第1の補正パラメータを用いて補正された前記第2の画像処理モードにおける画像データを用いて前記像担持体に形成されたトナー像の濃度とのずれ分及び前記第1の補正パラメータとに基づいて前記第2の画像処理モードに対応する第2の補正パラメータを作成する第2の作成ステップと、を有することを特徴とする画像形成装置の濃度階調制御方法。
  17. 前記第1の補正パラメータは、前記濃度検出手段の検出結果に基づいて作成される、前記第1の画像処理モードに対応するγ特性を補正するための第1の補正テーブルであり、前記第2の補正パラメータは、前記第1の補正テーブルと前記相関関係に基づいて作成される、前記第2の画像処理モードに対応するγ特性を補正するための第2の補正テーブルであることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置の濃度階調制御方法。
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