JP5584522B2 - 画像形成装置及びその階調調整方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記録材上に画像を形成する画像形成装置及びその階調調整方法に関する。
近年、オフィスやコピーショップにおいて、カラー複合機やカラープリンタなどの画像形成装置が設置されるケースが増加している。従来のカラー画像形成装置の一例として、次のようなタンデム式の画像形成装置がある。かかるタンデム式の画像形成装置では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用のプロセスカートリッジを並べている。このプロセスカートリッジに含まれる各帯電器はそれぞれの感光ドラムの表面を一様に帯電させる。次に、入力された画像データに応じてON/OFF制御された各露光器によってレーザビームを露光走査させることで感光体上に静電潜像が形成され、現像器によって現像され可視化される。この可視化されたトナー像は、中間転写体上に一次転写され、更に給紙ユニットから給紙された記録材上に一括で二次転写される。そして、定着器による定着行程を経て機外に排出され、フルカラープリントが実現する。
しかしながら、こうした構成を持つ画像形成装置では、長期間に渡って画像形成動作を続けていくと濃度階調特性が変化してしまう。その要因としては、例えば長期間の画像形成動作による現像剤の劣化や感光ドラムの表面削れなどが挙げられる。こうした画像形成装置の濃度階調特性を長期に渡って安定に保つために、感光ドラムや中間転写体といった像担持体上に形成された画像パターンの濃度を検知することによって階調特性を調整する手法(キャリブレーション)が知られている。例えば、特定の階調テストパターンを像担持体である中間転写体上に形成する。中間転写体上に形成された階調テストパターンの濃度を同じく中間転写体上に設けられたフォトセンサによって読み取る。そして、フォトセンサが読み取った濃度がその画像形成装置の目標とする濃度のターゲットテーブルと一致するようなγルックアップテーブル(以後、γLUT)を作成する。この手法により、耐久による特性変動量や環境条件による変動量によらず出力画像品質を安定させることができる。こうした階調調整を行う際に、画像形成装置が複数の異なる画像形成速度(プロセススピード)を有する場合、画像形成速度の違いによって濃度階調特性が異なる。そのため、所望のターゲット特性に補正するためのγLUTも異なることから、階調調整を速度毎に実施する必要がある。
また、あらかじめ画像形成速度毎に基準となるγLUTを記憶しておき、キャリブレーション時には標準速度での階調調整のみを行ってγLUTを算出する。そして、得られた標準速度のγLUTとあらかじめ記憶された基準γLUTとの差分データを求めるという手法も提案されている。この手法では、あらかじめ記憶された標準速度以外の画像形成速度の基準γLUTにその差分データを加算することによって、速度の異なるモードのγLUTを算出する。そのため、複数の画像形成速度を持つ画像形成装置においても標準速度のみのキャリブレーションを行うだけで差分制御によって全ての画像形成速度のキャリブレーション結果を得ることが可能となっている(特許文献1参照)。
特開2005−331980号公報(第10頁、図6)
しかしながら、前者のような構成の場合、速度ごとに階調調整を実施するためにキャリブレーション機能としては精度良く階調補正が可能となる反面、キャリブレーションには多大なダウンタイムを必要としてしまう。このダウンタイムとしては、階調調整に要する時間だけでなく、画像形成速度を変化させるための速度切り替え時間と速度が安定化する時間も必要となる。このため、キャリブレーションのタイミングごとに長大なダウンタイムが発生してしまい、プリント出力を行っているユーザに対してストレスを与えてしまうという問題がある。
また、後者のような構成の場合、キャリブレーション時には標準速度のみの制御しか実施しないため、キャリブレーション時間の短縮という点ではメリットがあるが、階調調整自体の精度に関しては問題がある。図18に示すのは、かかる従来技術を実施して低速モードの補正γLUTを生成した場合で、左から初期、耐久中期、耐久末期の状態を示す。図18の(A)の行は、標準速度で階調調整が実施され生成された標準速度のγLUT(実線)とあらかじめ記憶している標準速度の基準γLUT(破線)を示す。図18の(B)の行は、(A)の行の標準速度のγLUTと標準速度の基準γLUTの差分テーブルである。図18の(C)の行は、あらかじめ記憶している低速モードの準γLUTに(B)行の差分テーブルを掛け合わせて得られた低速モードの補正γLUTである。参考として図18の(D)の行に低速モードで階調調整されたγLUTを示す。このように、従来技術で予測して得られた低速モードの補正γLUTは、耐久が進むに連れて実際の低速モードのγLUTに対して精度が悪化していくことがわかる。
本発明は、第1の画像形成速度で形成した階調パターンの濃度値を検知して生成した、第1の画像形成速度に対応した第1補正特性から、画像濃度特性を維持しつつ、第1の画像形成速度と異なる第2の画像形成速度に対応した第2補正特性を生成できる画像形成装置及びその階調調整方法を提供する。
上記課題は本発明に係る以下のような画像形成装置によって解決される。すなわち、補正特性を用いて画像信号を補正する補正手段と、前記補正された画像信号に基づいて像担持体に画像を形成する画像形成手段と、1の画像形成速度で、前記画像形成手段によって形成された階調パターンの濃度値を検知して、検知した階調パターンの濃度値に基づいて前記第1の画像形成速度に対応した第1補正特性を生成する第1生成手段と、前記第1補正特性を、前記第1の画像形成速度と異なる第2の画像形成速度に対応した第2補正特性に変換する変換情報を、前記画像形成手段による画像形成の累積枚数に関連付けて格納する格納手段と、前記格納手段に格納された前記変換情報、前記画像形成の累積枚数、及び、前記第1補正特性に基づいて、前記第2補正特性を生成する第2生成手段と、を有することを特徴とする。
第1の画像形成速度で形成した階調パターンの濃度値を検知して生成した、第1の画像形成速度に対応した第1補正特性から、画像濃度特性を維持しつつ、第1の画像形成速度と異なる第2の画像形成速度に対応した第2補正特性を生成できる
本実施形態の画像形成装置の構成例を示す断面図である。 本実施形態の画像処理部の構成例を示すブロック図である。 本実施形態の画像形成装置の動作手順例を示すフローチャートである。 第1の実施形態で用いる補正係数テーブルの例を示す図である。 初期と耐久後における画像形成速度の違いによる濃度階調特性を示す図である。 初期と耐久後における画像形成速度の違いによるγLUTを示す図である。 初期と耐久後における画像形成速度の違いによる現像効率を示す図である。 第1の実施形態の階調調整の手順例を示すフローチャートである。 階調テストパターンの例を示す図である。 フォトセンサから濃度変換までの構成例を示すブロック図である。 フォトセンサ出力と画像濃度との関係を示す図である。 実際の階調特性と理想の階調ターゲットとγLUTとの関係を示す図である。 第1の実施形態の階調調整を実施した場合のγLUTの精度を示す図である。 第2の実施形態で用いる補正係数テーブルの例を示す図である。 第2の実施形態の階調調整の手順例を示すフローチャートである。 第3の実施形態の画像形成装置の一部構成例を示す断面図である。 第3の実施形態の補正係数テーブルの作成手順例を示すフローチャートである。 従来技術の階調調整を実施した場合のγLUTの精度を示す図である。
以下、本発明の画像形成装置の階調調整方法の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
<本実施形態の画像形成装置の構成例> 図1は、本実施形態における画像形成装置の構成例を示す断面図であり、画像形成部100と画像読取部101とを有する多機能装置の例である。
まず、画像読取部101について説明する。原稿台ガラス102上に置かれた原稿Gは光源によって照射された光学系を介してCCDセンサ105に結像される。CCDセンサ105は3列に配置されたレッド、グリーン、ブルーのCCDラインセンサを有し、レッド、グリーン、ブルーの成分信号を生成する。これら読み取り光学系ユニットは矢印の方向に走査することにより原稿をライン毎の電気信号データ列に変換する。また、原稿台ガラス102上には、原稿を突き当てて、原稿の斜め置かれを防ぐ突き当て部材107が配置してある。また、その原稿台ガラス面にCCDセンサ105の白レベルを決定するためとCCDセンサ105のスラスト方向のシェーディングを行うための基準白色版106が配置してある。CCDセンサ105により得られた画像信号は、画像処理部108に送られ画像処理される。
次に、画像形成部100について説明する。図1において、帯電器8、現像器3、感光ドラム4、クリーニング部9からなる交換可能なプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20Kを並べたタンデム式の画像形成装置を示す。画像形成ユニットであるプロセスカートリッジ20Y〜20Kに含まれる帯電器8Y、8M、8C、8Kはローラ帯電器であり、バイアスを印加することでそれぞれの感光ドラム4Y、4M、4C、4Kの表面を一様に負極性に帯電させる。画像データは、画像処理部108からレーザドライバ及びレーザ光源を介してレーザ光に変換される。そして、そのレーザ光はポリゴンミラー1Y、1M、1C、1K及びレンズ、ミラーなどの光学系により反射され、一様に帯電された各感光ドラム4Y〜4K上に照射される。レーザ光の走査により潜像が形成された感光ドラム4Y〜4Kは、図中に示す矢印Aの方向に回転する。3Y、3M、3C、3Kは現像器であり、20Y〜20Kのプロセスカートリッジ毎にイエロートナー現像器3Y、マゼンタトナー現像器3M、シアントナー現像器3C、ブラックトナー現像器3Kから構成されている。尚、本実施形態においては、現像剤は磁性キャリアと非磁性トナーとを含む二成分現像剤を採用している。
ここで、プロセスカートリッジ20Yを例に取り、画像形成過程を具体的に説明する。プロセスカートリッジ20Yの感光ドラム4Yの表面が帯電器8Yによってそれぞれ一様に帯電される(たとえば、本実施形態では−500V)。次に、第1色目の画像データに応じてON/OFF制御された露光器による露光走査がなされ、第1色目の静電潜像(本実施形態にあっては、約−150V)がプロセスカートリッジ20Yの感光ドラム4Yに形成される。この第1色目の静電潜像は第1色目のイエロートナー(−極性)を内包したイエロートナー現像器3Yによって現像されて可視像化される。そして、この可視像化された第1のトナー像は、感光ドラム4Yに所定の押圧力を持って圧接される。そして、感光ドラム4Yの周速度と略等速の速度(本実施形態にあっては、140mm/s)をもって矢印D方向へ回転駆動される中間転写体5とのニップ部において、中間転写体5上に転写される。一次転写工程の際に中間転写体5に転写されずに感光ドラム4Y上に残ったトナーは、感光ドラム4Yに圧接されたクリーニング部9Yであるクリーニングブレードにより掻き取られ、廃トナー容器(不図示)に回収される。他のプロセスカートリッジ20M、20C、20Kにおいても上記と同様の工程が行われる。各プロセスカートリッジ毎に色の異なるトナーによるトナー像を中間転写体5上に順次転写して積層された後、給紙ユニットから給紙された記録材6に一括で転写する。そして、定着器7による定着工程を経て機外に排出され、フルカラープリントとなる。ここで、感光ドラムあるいは中間転写体が像担持体に相当し、画像は像担持体上に形成される。
また、本実施形態における画像形成装置では、中間転写体5上に形成されたトナーパッチパターンの反射光量を検出するための、LED10(約960nmに主波長をもつ)とフォトダイオード11からなるフォトセンサ40を設けている。また、第2の実施形態で使用される環境条件を検出するための温湿度センサ50を設けている。12Y、12M、12C、12Kはプロセスカートリッジ20Y〜20Kに搭載された読み出し/書き込み可能なメモリであり、プロセスカートリッジ20Y〜20Kに関する情報を記憶しておく構成となっている。本実施形態では、メモリ12Y〜12Kにはプロセスカートリッジの耐久枚数データが記憶されている。
<本実施形態の画像処理部108の構成例> 次に、図2を用いて画像処理部108の構成例について説明する。図2の(a)において、CCD301により読み込まれた原稿画像の輝度信号は、A/D変換部302に入力されデジタル信号に変換される。このデジタル輝度信号はシェーディング部303に送られ、CCD個々の素子の感度に関するバラツキによる光量ムラがシェーディング補正される。シェーディング部303で補正された輝度信号は、更にLOG変換部304によりLOG変換される。続いて、LOG変換された信号はγLUT305に送られ、プリンタ装置が理想とする濃度特性とγ特性に従って処理された出力画像濃度特性とが一致するように作成されたγLUT305によって画像信号を変換する。こうして変換された画像信号は、プリンタ部310に送信されて画像形成される。プリンタ部310には、メモリ12を有するプロセスカートリッジ20やフォトセンサ40が内包されている。また、パターンジェネレータ(PG)306は、階調調整時に、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック4色分の階調テストパターンを生成する。操作パネル307は、本画像形成装置を操作するためのパネルである。CPU308は、メモリ309に記憶された後述のプログラムに従ってメモリ309に記憶されたパラメータを使用して画像処理部108の制御を司る。なお、メモリ309には、揮発性のRAMや、不揮発性のROM、ディスクなどが含まれる。
図2の(b)は、上記メモリ309に記憶されるプログラム及びデータの例である。309aは、階調補正時に標準の画像形成速度(以下、標準速度)で階調テストパターンの検出から算出され、標準速度時にγLUT305で使用されるγLUTを記憶する領域である。309bは、標準速度のγLUT309aに、画像形成装置の速度モード、耐久枚数、環境条件などに応じた補正係数を掛けて算出され、異なる速度モードにおいてγLUT305で使用される補正γLUTを記憶する領域である。309cは、現在の画像形成装置の速度モードを記憶する領域である。309d−1は、第1の実施形態で考慮されるプロセスカートリッジ20のメモリ12から読み出された耐久枚数を記憶する領域である。309d−2は、第2の実施形態で考慮される環境条件(本例では、絶対水分量)を記憶する領域である。309eは、本実施形態の速度モードと耐久枚数に対応する階調濃度の補正係数(第1の実施形態)、速度モードと耐久枚数と環境条件に対応する階調濃度の補正係数(第2の実施形態)からなる補正係数テーブルを記憶する領域である。309fは、本画像形成装置の動作手順を示し、CPU308により実行される画像形成プログラム(図7参照)を記憶する領域である。309gは、本実施形態の特徴部分である階調調整の動作手順を示す階調調整プログラム(図8,図15,図17参照)を記憶する領域である。309hは、標準速度のγLUT309aを算出するγLUT算出ルーチンを記憶する領域である。309iは、標準速度のγLUT309aに基づいて異なる速度モードでの補正γLUTを算出する補正γLUT算出ルーチンを記憶する領域である。
<本実施形態の画像形成装置の動作例> 図3のフローチャートによれば、まず、CPU308はS301で画像読取部101により画像を読み取る。S302では、CPU308は階調調整をするタイミングであるか否かを条件に従って判定する。階調調整条件は、例えば所定の画像形成枚数や経過時間などを含む。階調調整をするタイミングであれば、CPU308は画像形成処理を中断してS303に進み、本実施形態の階調調整処理を実施する。階調調整処理が終了すると、CPU308はS304に進んで画像形成処理を再開する。一方、階調調整をするタイミングでなければ、CPU308は階調調整処理を行わずにS304で画像形成処理を継続する。S305でCPU308は画像形成処理の終了を判定し、終了でなければS302(あるいはS301)に戻って処理を繰り返す。例えば、本画像形成装置をコピー機として使用する場合はS301へ、プリンタとして使用する場合はS302に戻る。以下、本実施形態の階調調整処理の例を説明する。
[第1の実施形態]
<第1の実施形態の補正係数テーブル例> 図4に示すのは、第1の実施形態において用いられた変換テーブルとして機能する補正係数テーブルの一例である。図4の補正係数テーブル309eでは、速度モードや累積枚数(耐久枚数ともいう)による現像効率の変動を元にして、耐久枚数の範囲と標準速度以外の画像形成速度ごとに標準速度に対する補正係数を入力信号レベル(0〜255)ごとに設定してある。標準速度で実施されて作成されたγLUTに対して、速度モードと耐久枚数に対応する図3に示す補正係数テーブルの値をかけることにより、画像形成速度ごとの補正γLUTが算出される構成となっている。なお、標準速度は第1の画像形成速度として参照される。ここで、前記累積枚数としては、画像形成装置の出力枚数、像担持体の回転数、現像手段に設けられた現像ローラの回転数のいずれであってもよい。
ここで、上記補正係数テーブルの作成について、一般的な例として、標準画像形成速度(以下、標準速度)と低速画像形成速度(以下、低速モード)の2種類の画像形成速度を有する画像形成装置について説明する。図5は本発明者の実験によって得られた画像形成装置の標準速度と低速モードにおける濃度階調特性の耐久変化を示した図である。図5の(a)はプロセスカートリッジ20が交換された直後の初期状態での標準速度と低速モードの濃度階調特性、図5の(b)はプロセスカートリッジ20での画像形成動作が続いた耐久経過後の標準速度と低速モードの濃度階調特性である。この結果から標準速度と低速モードでの濃度階調特性の差分は初期から耐久経過に渡って一定ではなく、むしろ耐久条件によって差分が変動することがわかる。図5によれば、初期状態では画像形成速度に因らずほぼ濃度階調特性が一定なのに対して、耐久が進んでいくと標準速度での濃度階調特性と低速モードでの濃度階調特性の差分が大きくなっていくことがわかる。図5の(a)及び(b)のそれぞれの画像形成速度ごとの濃度階調特性から生成された濃度補正特性を有するγLUTを図6の(a)及び(b)に示す。
ここで、図4に示されたような初期と耐久後で画像形成速度に依存して濃度階調特性が変動する要因を考える。本実施形態で用いたような一般的な画像形成装置においては、低速で画像形成を行う場合には露光光量は一定のまま、ポリゴンミラーの面数飛ばしやポリゴンミラーの回転数低下を組み合わせて潜像形成を行う。たとえば、標準速度に対して1/2の速度で画像形成を行う場合には、ポリゴンミラーを1面おきにレーザ走査する構成をとる。即ち、ポリゴンミラーの1つの面でレーザ走査を行ったら、隣の面に対してはレーザを照射しないことにより、面数飛ばしを行う。また、標準速度の1/3の速度で画像形成行う場合には、ポリゴンミラーの回転速度を標準速度の2/3に低下させ、かつポリゴンミラーを1面おきにレーザ走査する構成をとる。こうした構成の場合、レーザの露光光量は一定のままであるため画像形成速度の変化は感光ドラム上に形成されるマクロ的な静電潜像には大きな影響を与えないと考えられる。しかしながら、同じ静電潜像に対して画像形成速度違いでトナー像を現像する場合、画像形成速度によって現像ローラと感光ドラムの間(以下、現像ニップ部)で起こる現像条件は大きな影響を受ける。すなわち、低速モード時は標準速度と比較して現像ニップ部を感光ドラムが通過する時間が長くなるため、相対的に同じ静電潜像に対する現像効率は上がる。現像剤の初期状態には現像効率が十分高いためこの影響はほとんど現れてくることはない。しかしながら、画像形成動作が進み現像剤が劣化してきた場合には、劣化に伴って現像効率が低下してくるため、標準速度と低速モードの現像性の差は大きく現れてくる。すなわち、初期においては現像剤は新品であるため現像効率は高い状態で維持されており、そのため画像形成速度に因らない濃度階調特性が得られる。しかしながら、耐久が進むに従って、現像剤の劣化により現像効率は低下していくため、画像形成速度が速い場合(ここでは、標準速度を指す)はその影響をより受けやすく濃度階調特性が変化してしまう。それに対して低速モードの場合は、感光ドラムが標準速度に対して低速で現像ニップを通過することにより単位時間当たりの現像性は標準速度よりも維持され、結果として現像効率は低下せずに濃度階調特性を維持することができると考えられる。
図7に、画像形成速度ごとの現像効率の変動を示す。図7において、横軸は入力信号レベル、縦軸は現像効率であり、図7の(a)は現像剤が初期の状態、図7の(b)は耐久後の状態である。本実施形態では上記の現象を鑑みて、画像形成速度に応じた現像効率の変化を元に、耐久枚数によってγLUT305を補正する補正係数を補正係数テーブルとして画像形成速度毎に持つ。
<第1の実施形態の階調調整処理S303の手順例> 図8の階調調整処理では、CPU308はS1401でパターンジェネレータ(PG)306により、図9に示すシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック4色分の階調パターンを中間転写体5上に形成する。
(フォトセンサ40による読取り) 次に、S1402では、CPU308は中間転写体5上に形成されたテスト用の階調パターンを中間転写体5に対向して配置されたフォトセンサ40で読み取り、読み取られた濃度値を階調パターンとして取り込む。ここで、図10に中間転写体5に相対するLED10とフォトダイオード11から成るフォトセンサ40からの信号を処理する処理回路を示す。フォトセンサ40に入射された中間転写体5上からの近赤外光は、フォトセンサ40により電気信号に変換され、電気信号はA/D変換回路41により0〜5Vの出力電圧を0〜255レベルのデジタル信号に変換される。そして、濃度換算回路42により濃度に変換される。本実施形態で使用したフォトセンサ40は、中間転写体5からの正反射光のみを検出するよう構成されている。中間転写体5上の濃度を各色の面積階調により段階的に変えていった時の、フォトセンサ40出力と出力画像濃度との関係を図11に示す。ここでは、トナーが中間転写体5上に付着していない状態におけるフォトセンサ40の出力を5V、すなわち、255レベルに設定した。図11からわかるように、各トナーによる面積被覆率が大きくなり画像濃度が大きくなるにしたがい、中間転写体5よりのフォトセンサ40出力が小さくなる。これらの特性から、各色専用の、センサ出力信号から濃度信号に変換するテーブル42aを持つことにより、各色とも精度良く濃度信号を読み取ることができる。このトナー画像濃度の変化は、紙上の最終画像濃度に対応するものと考えられる。そのため、本実施形態の階調調整では、同じ画像信号を入力した場合のトナー画像濃度の変化から装置の特性の変化を推測し、画像信号に対する出力画像濃度がリニアに対応するように補正を加えるものである。
(標準速度でのγLUTの算出) 次に、CPU308は、S1403で読み取り濃度とその画像形成装置の理想とするターゲット特性の関係よりγLUTを生成し、S1404でγLUTをメモリに記憶する。図12に、γLUT309aの算出について示す。フォトセンサ40で読み取った信号を濃度信号に変換された画像形成装置の測定された階調特性501と、画像形成装置があらかじめ持っている目標とするターゲット階調特性502とが既知となる。測定された階調特性501とターゲット階調特性502とから、測定された階調特性501を理想とするターゲット階調特性502に変換して画像形成濃度を調整するための濃度補正特性としてγLUT309aを算出する。
次に、CPU308は、S1405において、プロセスカートリッジ内に設けられたメモリ12に記憶されたプロセスカートリッジの耐久枚数のデータを読み出す。CPU308は、S1406で、読み出されたプロセスカートリッジの耐久枚数の範囲に応じて画像形成速度ごとに図4に示した補正係数テーブルから補正係数を選択する。そして、CPU308は、S1407では選択された補正係数をγLUTに掛けることによって補正演算を行い、画像形成速度ごとに補正γLUTを生成する。そして、CPU308は、S1408で補正γLUTをγLUT305に記憶する。
<第1の実施形態による階調調整の効果> 図13に示すのは、本第1の実施形態の構成によって低速モードの補正γLUTを生成した場合の効果である。まず、図13の(A)の行は、標準速度で階調補正が実施され生成された標準速度のγLUTを示す。次に、図13の(B)の行は、図4で示した耐久枚数の範囲に応じてあらかじめ保持された補正係数テーブルから選択された低速モードの補正係数である。さらに、図13の(C)の行は、(A)の標準速度の階調制御で生成されたγLUTに(B)の行の低速モードの補正係数を掛け合わせて得られた低速モードの補正γLUTである。参考として、(D)の行に低速モードで測定されたγLUTを示すが、本第1の実施形態に示す構成で予測して得られた低速モードのγLUTは、耐久が進んでも実際の低速モードのγLUTを精度良く予測して補正γLUTを生成可能であることがわかる。
すなわち、従来技術の構成では、図18のように、標準速度のγLUTと標準速度の基準γLUTとの差分テーブルを低速モードのγLUTを予測する場合に使用している。従って、先に示した本発明者の実験結果より実際は耐久が進んでいくと標準速度と低速モードでは実際のγLUTとあらかじめ記憶されている基準γLUTとの差分は異なる変動をする。そのため、初期状態では精度良く予測可能であるが、耐久が進むに連れて補正精度が落ちてしまう。これに対して本第1の実施形態の構成に因れば、図4に示したような耐久枚数の範囲に応じた補正係数テーブルを利用するため、初期から耐久末期までの耐久状態に応じてフレキシブルに補正することが可能となる。その結果として、高い精度で標準速度のγLUTから低速モードの補正γLUTを予測することが可能となる。
このような本第1の実施形態の構成では、階調調整はユーザが指定する任意のタイミングやあらかじめ決められた所定のタイミングに自動で動作し、そのタイミングで標準の画像形成速度のγLUTを作成して階調補正を実施する。同時に、他の標準速度以外の画像形成速度のγLUTも生成することにより、標準速度とそれ以外の画像形成速度の階調補正を同時に実施することが可能である。以上の構成により、複数の画像形成速度を有する画像形成装置においても、画像形成速度の違いによる耐久変動を現像効率の変動分を元に補正係数化することで、標準とする一種類の速度でのみ階調補正手段を実施するだけで対応することが可能となる。従って、制御時間の短縮を実現すると共に、耐久条件の変動に対して精度良く階調を予測して補正制御することが可能となる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態においては、画像形成速度ごとに耐久枚数の範囲に対して補正係数テーブルを設ける例を説明したが、濃度階調特性の変動にはもちろん環境条件も影響することがわかっている。すなわち、画像形成速度ごとの現像効率の影響は環境条件によっても左右される。そこで本第2の実施形態では、先述した第1の実施形態の構成に加えて、環境条件に対する現像効率の変動を元にして補正係数テーブルを設ける構成を示す。本第2の実施形態の場合、耐久枚数による補正係数と環境条件による補正係数で別々の補正係数テーブルを持ち、それぞれの補正係数を合成して標準速度のγLUTに対して演算する構成でも良い。あるいは、あらかじめそれぞれの補正係数を合成して1つの補正係数テーブルを有し、標準速度のγLUTに対して演算するような構成でも構わない。本第2の実施形態では、環境検知として雰囲気環境の温湿度を検知して絶対水分量を計測する場合を例に説明するが、濃度階調特性の変動に影響する他の環境条件あっても本発明を実施可能である。
<別々の補正係数テーブルを持つ例>
(環境条件による補正係数テーブル) 図14の(a)は、環境条件の一例である絶対水分量の範囲に対応する補正係数を記憶する補正係数テーブルを示す図である。
(第2の実施形態の階調調整の手順例) 図15の(a)において、S1801からS1806で耐久枚数から補正係数テーブルを選択するところまでは、第1の実施形態の図8のフローと同様であるため説明を省略する。CPU308は、S1805で耐久枚数情報を読み出すと同時に、S1807で画像形成装置に設けられた温湿度センサ50の出力から現在の環境情報、本実施形態では画像形成装置の置かれた環境の空気中の絶対水分量を計測する。CPU308は、S1808で計測された絶対水分量に対応して補正係数テーブル(図14の(a))から補正係数を選択する。その後、CPU308は、S1809で選択された補正係数同士を合成する。CPU308は、S1810で合成された補正係数を標準速度のγLUTに掛けて補正γLUTを算出して、S1811で補正γLUTがγLUT305に記憶される。なお、図15では、S1805−S1806とS1807−S1808とを並列に実行する例を図示したが、S1805〜S1808をシーケンシャルに実行してもよい。
<1つの補正係数テーブルを持つ例>
(環境条件による補正係数テーブル) 図14の(b)は、速度モードと耐久枚数の範囲と環境条件の一例である絶対水分量の範囲とに対応する補正係数を記憶する補正係数テーブルを示す図である。
(第2の実施形態の階調調整の手順例) 図15の(b)において、S1801からS1804で標準速度のγLUTを算出して記憶するところまでは、第1の実施形態の図8のフローと同様であるため説明を省略する。CPU308は、S1821でプロセスカートリッジ20のメモリ12から耐久枚数を読み出す。CPU308は、S1822で画像形成装置に設けられた環境センサ(不図示)の出力から現在の環境情報、本実施形態では画像形成装置の置かれた環境の空気中の絶対水分量を検知する。CPU308は、S1823で速度モードと耐久枚数と環境条件の一例である絶対水分量とに対応する補正係数を補正係数テーブル(図14の(b))から選択する。CPU308は、S1810に進んで選択された補正係数を標準速度のγLUTに掛けて補正γLUTを算出して、S1811で補正γLUTがγLUT305に記憶される。
<第2の実施形態による階調調整の効果>
こうした本第2の実施形態の構成は、もちろん第1の実施形態と同様に階調調整はユーザが指定する任意のタイミングやあらかじめ決められた所定のタイミングに自動で動作し、そのタイミングで標準の画像形成速度のγLUTを作成して階調調整を実施する。そして、他の標準速度以外の画像形成速度のγLUTも生成することにより、標準速度とそれ以外の画像形成速度の階調調整を同時に実施することが可能である。これにより、複数の画像形成速度を有する画像形成装置においても標準とする一種類の速度でのみ階調補正手段を実施するだけで対応することが可能となる。従って、制御時間の短縮を実現すると共に、耐久条件だけでなく環境条件の変動に対しても精度良く階調を予測して補正制御することが可能となる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態や第2の実施形態では、図4や図14に示すようにγLUTを補正する補正係数テーブルを画像形成速度ごとに耐久変動や環境変動による現像効率の変化を元にあらかじめ保持している。そして、これを利用して標準速度のγLUTに補正をかけることで標準速度以外の画像形成速度のγLUTを予測するという構成をとっていた。しかし、本第3の実施形態では、実際に現像効率を適当なタイミングで測定することによりその変化量を補正係数にフィードバックして補正係数テーブルを更新、すなわち新たな変換テーブル生成の構成と手順を示す。
<第3の実施形態の現像効率測定の構成例>
現像効率は、現像工程前の感光ドラム上の電位、すなわち帯電後に露光されて形成された静電潜像の電位と現像工程後のトナー現像された感光ドラム表面電位の比率として表すことができる。このことを利用して、本第3の実施形態では、現像工程前後の感光ドラムの表面電位を検出し現像効率を算出可能な構成をとる。上記の構成としては、例えば図16に示すように、現像工程の前後に電位センサ13a及び13bを設けることにより、現像前後の感光ドラム上の電位を直接測定する表面電位測定を行う。
<第3の実施形態の現像効率測定の手順例>
所定のタイミングにおいて、図17に図示の現像効率検出モードが実行される。CPU308は、S2001でまず画像形成速度を標準速度に設定する。次に、CPU308は、S2002で所定のトナーパターンを感光ドラム上に形成し、S2003で形成されたパターンの露光後の感光ドラム表面電位を検出する。CPU308は、さらにS2004でトナー現像後のトナー電位を検出する。次に、CPU308は、S2005でそれらの検出された電位から標準速度での現像効率を算出する。次に、CPU308は、S2006で速度切り替えの有無を選択する。速度切り替えがあれば、CPU308は、S2009で画像形成速度を低速モードに設定して同様に上記のフローを実施することで、低速モード時の現像効率を算出する。CPU308は、S2007でこうして算出された画像形成速度ごとの現像効率から標準速度と低速モードとの現像効率の比率を算出し、これを元にS2008でその制御タイミング時の補正係数テーブルをリアルタイムに作成して保存する。
その後、階調調整が実行された場合には、第1の実施形態又は2と同様に標準速度でのみ階調調整を実行して標準速度のγLUTを得る。そして、図17の手順によって実際の現像効率から生成されて保持された補正係数テーブルの補正係数を標準速度で測定されたγLUTに掛けて、補正γLUTを生成する。
ここで上記示したような現像効率の算出が実行されるタイミングは、基本的には現像効率の変動が予測されるタイミングであることが望ましい。例としては、画像形成装置の電源がONされた直後や一定時間画像形成動作がされずに放置された後が挙げられる。または、温度や湿度など環境条件が変動したタイミングや所定よりも原稿濃度が高いもしくは低い画像形成出力が所定枚数連続して実行された後などが挙げられる。すなわち、画像形成装置のメイン電源ON時でもよい。また、経過時間計測手段によって計測された経過時間が所定の時間を経過したタイミングでもよい。また、温度あるいは湿度検知手段の検知結果が所定の温度あるいは湿度よりも変化したタイミングでもよい。また、原稿濃度検知手段で検知された原稿濃度が所定の濃度よりも濃いもしくは薄い出力が所定枚数以上続いたタイミングでもよい。
なお本第3の実施形態では前述のように現像工程の前後に電位センサを設けて現像効率を測定するような構成を例に取ったが、他の構成で現像効率を算出して補正係数テーブルを生成することが可能な構成であれば本第3の実施形態と同等の効果が得られる。
<第3の実施形態の補正係数テーブル生成の効果>
以上の構成により、複数の画像形成速度を有する画像形成装置において、画像形成速度の違いによる耐久変動を現像効率の変動分を元に補正係数化することで、標準とする一種類の速度でのみ階調調整を実施するだけで対応することが可能となる。従って、制御時間の短縮を実現すると共に、実際に現像効率を求めることによって補正を行うため精度良く階調を予測して補正制御することが可能となる。
[その他の実施形態]
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。例えば、スキャナ、プリンタ、PC、複写機、複合機及びファクシミリ装置の如くである。また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (13)

  1. 補正特性を用いて画像信号を補正する補正手段と、
    前記補正された画像信号に基づいて像担持体に画像を形成する画像形成手段と、
    1の画像形成速度で、前記画像形成手段によって形成された階調パターンの濃度値を検知して、検知した階調パターンの濃度値に基づいて前記第1の画像形成速度に対応した第1補正特性を生成する第1生成手段と、
    前記第1補正特性を、前記第1の画像形成速度と異なる第2の画像形成速度に対応した第2補正特性に変換する変換情報を、前記画像形成手段による画像形成の累積枚数に関連付けて格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納された前記変換情報、前記画像形成の累積枚数、及び、前記第1補正特性に基づいて、前記第2補正特性を生成する第2生成手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 雰囲気の水分量を検知する検知手段を更に有し、
    前記格納手段は、前記変換情報を、前記画像形成手段による画像形成の累積枚数及び前記検知手段が検知する水分量との組み合わせに関連付けて格納し
    前記第2生成手段は、前記変換情報、前記画像形成の累積枚数、前記検知手段が検知した水分量、及び、前記第1補正特性に基づいて、前記第2補正特性を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記格納手段は、前記第1補正特性を前記第2補正特性に変換する、画像形成の累積枚数に関連付けられた第1の情報と、水分量に関連付けられた第2の情報とを、前記変換情報として格納し、
    前記第2生成手段は、画像形成の累積枚数及び水分量との組み合わせに対する前記第1補正特性を前記第2補正特性に変換する情報を、当該画像形成の累積枚数に関連付けられた第1の情報と、当該水分量に関連付けられた第2の情報により求めることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成手段は、前記像担持体を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像担持体を画像信号に基づき露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を現像剤で現像して前記像担持体に画像を形成する現像手段と、を含み、
    画像形成の累積枚数に関連付けて格納される前記変換情報は、当該画像形成の累積枚数に応じた、前記第1の画像形成速度及び前記第2の画像形成速度での現像効率から求められ
    前記現像効率は、前記像担持体に形成された静電潜像の電位と、前記像担持体に形成された画像の電位から求められることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成手段は、読み書きが可能な記憶手段を含み、前記記憶手段が前記画像形成手段の画像形成の累積枚数を記憶することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記累積枚数は、前記画像形成手段の出力枚数、前記像担持体の回転数、前記現像手段に設けられた現像ローラの回転数のいずれかで示されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 1の画像形成速度で、像担持体上に所定の画像信号に基づいて形成された階調パターンの濃度値を検知して、検知した階調パターンの濃度値に基づいて前記第1の画像形成速度に対応した第1補正特性を生成する第1生成手段と、
    記第1補正特性を、前記第1の画像形成速度と異なる第2の画像形成速度に対応した第2補正特性に変換する変換情報を、所定のタイミングで生成する変換情報生成手段と、
    前記変換情報に従って前記第1補正特性から前記第2補正特性を生成する第2生成手段と、を有し、
    前記所定のタイミングは、経過時間計測手段によって計測された経過時間が所定の時間を経過したタイミング、温度あるいは湿度検知手段の検知結果が所定の温度あるいは湿度よりも変化したタイミング、及び、原稿濃度検知手段で検知された原稿濃度が所定の濃度よりも濃いもしくは薄い出力が所定枚数以上続いたタイミングのいずれかを含むことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記所定のタイミングは、前記画像形成装置の電源ON時、を含むことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置は、
    前記像担持体を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を現像剤で現像して前記像担持体に画像を形成する現像手段と、を含む画像形成手段と、
    前記像担持体に形成された静電潜像の電位と、前記像担持体に形成された画像の電位を測定する測定手段と、を有し、
    前記変換情報生成手段は、前記第1の画像形成速度及び前記第2の画像形成速度のそれぞれについて、前記測定手段によって測定された前記静電潜像の電位及び前記画像の電位から現像効率を求め、前記第1の画像形成速度での現像効率と、前記第2の画像形成速度での現像効率から前記変換情報を生成することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記第2生成手段による前記第2補正特性の生成は、前記第1生成手段によ前記第1補正特性が生成されるときに行われることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第2の画像形成速度は、前記第1の画像形成速度とは異なる複数の画像形成速度を含むことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 第1生成手段が、第1の画像形成速度で、像担持体上に所定の画像信号に基づいて形成された階調パターンの濃度値を検知して、検知した階調パターンの濃度値に基づいて前記第1の画像形成速度に対応した第1補正特性を生成する第1生成工程と、
    画像形成の累積枚数に関連づけて格納手段に格納された、前記第1補正特性を、前記第1の画像形成速度と異なる第2の画像形成速度に対応した第2補正特性に変換する変換情報と、前記画像形成の累積枚数と、前記第1補正特性と、に基づいて、第2生成手段が、前記第2補正特性を生成する第2生成工程と、を有することを特徴とする画像形成装置における階調調整方法。
  13. 第1生成手段が、第1の画像形成速度で、像担持体上に所定の画像信号に基づいて形成された階調パターンの濃度値を検知して、検知した階調パターンの濃度値に基づいて前記第1の画像形成速度に対応した第1補正特性を生成する第1生成工程と、
    記第1補正特性を、前記第1の画像形成速度と異なる第2の画像形成速度に対応した第2補正特性に変換する変換情報を、変換情報生成手段が、所定のタイミングで生成する変換情報生成工程と、
    第2生成手段が、前記変換情報に従って前記第1補正特性から前記第2補正特性を生成する第2生成工程と、を有し、
    前記所定のタイミングは、経過時間計測手段によって計測された経過時間が所定の時間を経過したタイミング、温度あるいは湿度検知手段の検知結果が所定の温度あるいは湿度よりも変化したタイミング、及び、原稿濃度検知手段で検知された原稿濃度が所定の濃度よりも濃いもしくは薄い出力が所定枚数以上続いたタイミングのいずれかを含むことを特徴とする画像形成装置における階調調整方法。
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