JPH11194576A - 濃度制御用パッチ作成方法及びそれを利用した画像形成装置 - Google Patents

濃度制御用パッチ作成方法及びそれを利用した画像形成装置

Info

Publication number
JPH11194576A
JPH11194576A JP10001864A JP186498A JPH11194576A JP H11194576 A JPH11194576 A JP H11194576A JP 10001864 A JP10001864 A JP 10001864A JP 186498 A JP186498 A JP 186498A JP H11194576 A JPH11194576 A JP H11194576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patch
density
image
toner
image carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10001864A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichiro Shishikura
俊一郎 宍倉
Naoko Odajima
尚子 小田島
Naoya Yamazaki
直哉 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP10001864A priority Critical patent/JPH11194576A/ja
Publication of JPH11194576A publication Critical patent/JPH11194576A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色トナーの濃度検出において、画像担持体
(被濃度検出体)の各種の特性の影響を受けず、より正
確な濃度を検出することができる濃度制御パッチの作成
方法、濃度検出方法、それらの方法を利用した画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 画像担持体上に黒トナーによるベース層
を形成する工程と、そのベース層上に色トナーによるパ
ッチ層を形成して濃度制御用パッチを作成する工程とを
含むパッチの作成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
レーザープリンタ等の電子写真方式を用いた画像形成装
置の濃度検出に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置において、環境変化
や記録材および現像材の特性変化等があっても長時間に
わたって出力画像の画質低下を防止するために、画像濃
度を所定の濃度に制御する方法として、例えばADC
(Auto Develoability Contr
ol)方式がある。この方式は、感光体等の画像担持体
を帯電器により所定電位に一様帯電させ、露光装置によ
り非画像領域に基準となる所定電位の濃度制御トナーパ
ッチ(以下単に「パッチ」という)を作成し、このパッ
チを現像器によって顕像化した後、濃度センサによって
その顕像化したパッチの濃度を検出し、検出結果に応じ
て現像剤中のトナー濃度、現像バイアス電位、露光量、
帯電量等の画像濃度に影響を与えるパラメータの制御を
行うものである。
【0003】この濃度センサは、発光素子と受光素子と
からなる光学的濃度センサであり、発光素子からの光を
パッチに照射し、その反射光を受光素子で検出して電気
信号に変換して増幅するように構成されている。画像担
持体上に色トナーのパッチを作成する場合のパッチの反
射光量Vpatch (以下単に「Vpatch 」とする)は、色
トナーの反射光量Vcolor (以下単に「Vcolor 」とす
る)、画像担持体表面における反射光量VP/R (以下単
に「VP/R 」とする)によって決定される。例えば、色
トナーの画面面積率Cin30%のVpatch (Cin30
%)は、Vpatch(Cin30%)=Vcolor (Cin10
0%)×0.3+VP/R ×0.7となる。そしてV
patch とVP/R との比、すなわち反射率R’=Vpatch
/VP/R がトナー濃度Dに対して略正比例の関係にある
ことから、この濃度Dを濃度センサの出力によって検出
し、検出結果に応じて画像濃度を決定するパラメータの
制御を行なうものがある。
【0004】図13(a)は、画像担持体上に形成され
たトナー濃度に応じた数種類のパッチを示したものであ
る。また図14(a)は、画像担持体、色トナー、黒ト
ナーのそれぞれの反射光量Vを示したものである。な
お、トナーの反射光量はそれぞれCin100%のもので
ある。ここで正確な濃度検出を行なうための条件とし
て、Vcolor (Cin100%)、VP/R がそれぞれ安定
していること、VP/R とV color (Cin100%)との
差(図14(a)の矢印参照)が大きいこと、濃度
検出信号の濃度以外の要因によるノイズ信号成分が少な
いこと等が挙げられる。なお、図14の反射光量は画像
担持体、色トナー、黒トナーの拡散反射光量を示してい
るが、正反射光量の場合でも正確な濃度検出を行なうた
めの条件は同様である。
【0005】ところが、理想的には安定した一定値であ
るべきVP/R が実際には種々の事情により変動してしま
うことがある。すなわち、画像担持体のきずや磨耗等の
経時的変化、画像担持体毎の製品ばらつき、画像担持体
中のある部分毎にも反射光の強さはそれぞれ異なる。そ
の結果、VP/R がばらついてしまい、反射率R’の正確
性を欠くこととなる。また、VP/R とVcolor (Cin
00%)との差は大きいほどVpatch に含まれる誤差は
相対的に小さくなり好ましいが、実際にはトナーと画像
担持体との反射光量が近くなる場合もあり得る。特に、
色トナーと画像担持体との反射光量が近似したものとな
る場合もある。
【0006】これらの場合には何れもトナー濃度を正確
に把握することが困難となり、その結果、画像濃度を決
定するパラメータの制御が適切に行なうことができず、
かぶりや白抜けなどの画像欠陥が生じてしまうこともあ
り得る。特に、所謂フルカラーの画像形成においては僅
かな濃度欠陥によって全く異なる色彩となる場合もある
ため、正確なトナー濃度を検出し、濃度制御を行なうこ
とは非常に重要である。
【0007】そこで、特開平4−110866号公報に
は画像担持体上にパッチを作成する際に、まず色トナー
層とその上の黒トナー層を形成してパッチを作成し、そ
のパッチ表面の黒トナーの反射光量を濃度センサで計測
し、その計測された値と予め設定された値とを比較し、
その比較に基づいて黒トナーの濃度を制御する技術が開
示されている。図13(b)は、その技術にかかるトナ
ー濃度に応じた数種類のパッチを示したものである。ま
た図14(b)は、画像担持体、色トナー、黒トナーの
それぞれの反射光量Vを示したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この技術によれば、V
patch とVcolor とを検出し、反射率R”=Vpatch
color を一定に保つように濃度制御を行なうことがで
きるため、画像担持体表面の各種のばらつきによるV
P/R の変動の影響を受けることを防止できる。しかし、
これはVpatch が黒トナーによるパッチの反射光量であ
る場合に有効であって(図14(b)矢印参照)、色
トナーによるパッチの反射光量の場合に適用することは
困難である。すなわち、ベースとなる色トナー層の色と
濃度を検出する色トナー層との色が同一である場合、例
えば色トナー層がイエローで、濃度を検出する色トナー
層がイエローの場合、Vpatch (Vyellow)とVcolor
(Vye llow)とが常に等しくなり、表面の色トナー層の
濃度を検出することができない。
【0009】また、ベースとなる色トナー層の色と濃度
を検出する色トナー層との色が異なる場合であっても正
確にその濃度検出を行なうことは難しい(図14(b)
矢印参照)。例えば、ベースとなる色トナー層とし
てイエロー、その上にマゼンタの色トナー層を形成し、
マゼンタの濃度を検出する場合を考えると、マゼンタの
patch (Vmazenta )とVcolor (Vyellow)とは比
較的近似するものであるため(図14(b)矢印参
照)、例えば、Cin30%のマゼンタのパッチの反射光
量Vpatch (Cin30%)=Vmazenta (Cin30%)
=Vmazenta (C in100%)×0.3+Vyellow(C
in100%)×0.7となり、Vmazenta(Cin100
%)とVyellow(Cin100%)とは比較的近似するも
のであるため(図14(b)矢印参照)、Vmazenta
(Cin30%)、反射率R”に含まれる誤差の影響が大
きくなり、正確に濃度を検出することが難しい。
【0010】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、色トナーの
濃度検出において、画像担持体(被濃度検出体)の各種
の特性の影響を受けず、より正確な濃度を検出すること
ができる濃度制御パッチの作成方法、濃度検出方法、そ
れらの方法を利用した画像形成装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像担持体上
に黒トナーによるベース層を形成する工程と、 そのベ
ース層上に色トナーによるパッチ層を形成して濃度制御
用パッチを作成する工程とを含むパッチの作成方法であ
る。
【0012】また本発明は、画像担持体上に色トナーに
よる濃度制御用パッチを作成する工程と、その濃度制御
用パッチの色トナーがのっていない部分を黒トナーで現
像する工程とを含むパッチの作成方法である。
【0013】また本発明は、これらの方法によって濃度
制御用パッチを作成する工程と、画像担持体上に上記色
トナーによる最高濃度の基準パッチを作成する工程と、
上記濃度制御用パッチと基準パッチとの濃度を比較して
濃度を検出する工程とを含む濃度検出方法である。
【0014】また本発明は、画像担持体上に濃度制御用
パッチを作成するパッチ作成手段と、そのパッチの濃度
を検出する検出手段と、画像濃度に影響を与えるパラメ
ータを変更する変更手段と、所定のタイミングで濃度制
御用パッチを作成させその濃度制御用パッチの濃度を検
出し検出した濃度と別途有する基準濃度とを比較し適切
な画像濃度となるように前記パラメータを変更するよう
にパッチ作成手段、検出手段、変更手段を制御する主制
御手段とを有する画像形成装置において、当該主制御手
段が、画像担持体上に黒トナーによるベース層上に色ト
ナーによるパッチ層を形成してなる濃度制御用パッチを
作成させるようにパッチ作成手段を制御する画像形成装
置である。
【0015】また本発明は、画像担持体上に濃度制御用
パッチを作成するパッチ作成手段と、そのパッチの濃度
を検出する検出手段と、画像濃度に影響を与えるパラメ
ータを変更する変更手段と、所定のタイミングで濃度制
御用パッチを作成させその濃度制御用パッチの濃度を検
出し検出した濃度と別途有する基準濃度とを比較し適切
な画像濃度となるように前記パラメータを変更するよう
にパッチ作成手段、検出手段、変更手段を制御する主制
御手段とを有する画像形成装置において、当該主制御手
段が、画像担持体上に色トナーによる濃度制御用パッチ
を作成し、その濃度制御用パッチの当該色トナーがのっ
ていない部分を黒トナーで現像するようにパッチ作成手
段を制御する画像形成装置である。なお、通常濃度検出
用パッチは100〜400線/inch程度の比較的荒
いスクリーンによって形成され、その濃度もそれ程高く
ない。したがって、100〜200ドット/inch毎
にトナーの載らない隙間ができ、一方画像形成用装置は
この2倍〜数倍の密度の現像が可能なため、この隙間を
埋めるように黒トナーで現像することは可能である。
【0016】また本発明は、上記主制御装置が画像担持
体上に上記色トナーによる最高濃度の基準パッチを作成
させるようにパッチ作成手段を制御し、その基準パッチ
の濃度を上記基準濃度とする画像形成装置である。な
お、画像担持体は感光体であっても、中間転写体であっ
てもよいし、それらはドラム状のものであっても、ベル
ト状のものであってもよい。
【0017】図1(a)は、このように作成されたトナ
ー濃度に応じた数種類のパッチを示したものである。ま
た図1(b)は、画像担持体、色トナー、黒トナーのそ
れぞれの反射光量Vを示したものである。ここで、黒ト
ナーの反射光量Vblack は画像担持体の経時劣化等によ
って影響を受けず比較的安定した値である。これは、パ
ッチに照射された光のうち、色トナー部に照射されたも
のについてはそのトナーの特性に応じてある程度の光が
反射するが、黒トナーに照射された光の殆どが吸収さ
れ、画像担持体に達しないし、僅かに画像担持体に達し
た光の反射光も黒トナーに吸収されるためである。その
結果、パッチの反射光としては純粋に色トナーからの反
射光を検出することができる。また、黒トナーと色トナ
ーとの反射光量差、つまりVblack (Cin100%)−
color (Cin100%)差が大きく、Vpatch 、反射
率Rに含まれる誤差が相対的に小さくなる。これは、黒
トナーにおける光の吸収性が色トナーに比べれば非常に
高いためである。これらの作用によって、本発明によれ
ば色トナーの濃度検出をより正確に行なうことができ
る。
【0018】
【発明の実施による形態】以下、添付図面に基づいて本
発明の実施形態を詳細に説明する。図2はこの発明が適
用されるカラー複写機を示すものである。同図におい
て、符号20は感光ドラム、21は感光ドラム20の表
面を予め帯電する帯電コロトロン、22は原稿222の
画像情報を読み取るスキャナー部、228は帯電コロト
ロン21により帯電された感光ドラム20上に静電潜像
を書込むラスタ走査装置(以下、ROSと記す)、23
はブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イ
エロー(Y)の各トナーを収容する四つの現像器23
K,23C,23M,23Yが回転自在に配設され、適
宜切換選択されるロータリ現像ユニット、25は感光ド
ラム20上の残留トナーを除去するクリーナ、26は感
光ドラム20上の残留電荷を除去するイレーズランプで
ある。
【0019】この実施例において、スキャナー部22
は、プラテン221上にセットされた原稿222に光ビ
ームを照射する露光ランプ223と、この露光ランプ2
23を原稿222領域に亘って移動させるキャリッジ2
24と、露光ランプ223による原稿222面からのビ
ームを所定の経路に沿って導く反射ミラー225と、原
稿222面からのビームを各色成分毎のデジタル信号に
変換するCCDセンサ226と、原稿222面からのビ
ームをCCDセンサ226部位に結像させる結像レンズ
227とから構成されている。また、上記ROS228
は、上記CCDセンサ226で取り込んだ各色成分の画
像データに基づいてレーザビームを照射する半導体レー
ザ228a、半導体レーザ228aからのビームを感光
体ドラム20の主走査方向に亘つて振り分け偏向するポ
リゴンミラー228b、半導体レーザ228aからのビ
ームを感光体ドラム20の主走査方向ラインに沿って結
像させる結像レンズ228c及びビーム経路を規制する
反射ミラー228dにて構成されている。
【0020】また、感光体ドラム20に対する静電潜像
の書き込み位置と現像位置との間には感光体ドラム20
の帯電電位を測定する電位計27が配設される一方、現
像位置と転写位置との間には感光体ドラム20上に形成
されたパッチの濃度を測定する濃度検出センサ28が配
設されている。この濃度検出センサ28はLEDによっ
て感光体ドラムを照射し、その反射光量をフォトダイオ
ードで測定する反射型光センサである。
【0021】更に、符号31は周面に記録シート30が
巻付け保持され、この記録シート30に感光体ドラム2
0上の各色成分トナー像を順次多重転写する転写ドラム
である。この転写ドラム31には、記録シート30保持
時にドラムシート35を帯電する吸着コロトロン41
と、感光体ドラム20上のトナー像を記録シート30側
へ転写させる転写コロトロン42と、最終色の転写工程
が終了した記録シート30を除電する除電コロトロン4
3と、最終色の転写工程が終了したドラムシート35上
の電荷を除去するクリーニング除電コロトロン44と、
最終色の転写工程が終了したドラムシート35に付着し
た紙粉等を清掃するクリーニングブラシ45と、記録シ
ート30を剥離する時にドラムシート35を内側から押
し上げる内押しロール46と、記録シート30を剥離す
る剥離フィンガ47とが設けられている。尚、符号48
は図示外のシート給送カセットから供給された記録シー
ト30を各モードに応じた所定のタイミングで吸着コロ
トロン41部位へ搬送するシート搬送系である。
【0022】更に、符号50は転写工程の終了した記録
シート30を挿通させ、記録シート30上に未定着トナ
ー像を定着させる定着器であり、この実施例では、内部
にヒータが内蔵された加熱ロール51とこの加熱ロール
51に圧接配置される加圧ロール52とで構成され、上
記転写ドラム31からの記録シート30が案内プレート
53を介して定着器50へ搬送されるようになってい
る。また、符号54は定着器50を通過した記録シート
30を搬送するフューザ出口ロール、55は定着器50
を通過した記録シート30の後端検出用のフューザ出口
スイッチ、56は定着された記録シート30が収容され
る排出トレイ、57は排出トレイ56へ記録シート30
を送出するための出口ロールである。
【0023】図3はこのカラー複写機の制御系を示すブ
ロック図である。先ず、スキャナー部22において、C
CDセンサ226で読み取られた画像データは増幅器6
0で適当なレベルまで増幅された後、A/D変換器61
で8ビットのデジタル信号に変換される。そして、シェ
ーディング補正、ギャップ補正の後に濃度変換器62で
反射率データから濃度データに変換され、画像処理部に
送られる。
【0024】画像処理部に送られた画像データは、先ず
色変換部63でカラー複写機としての基本的な画像処
理、すなわち色信号変換、墨再生(UCR)、MTF処
理等が行われ、ブラック、イエロー、シアン及びマゼン
タの画像データに変換される。次に、各色の画像データ
は第1ガンマ補正64に送られ、各複写機のROS22
8及び画像形成部に固有の階調特性に合わせて色階調の
補正がなされる。
【0025】次に、画像データは第2ガンマ補正65
(変更手段)に送られるが、ここでは環境要因の変化に
よって画像濃度が変動するのを避けるため、画像データ
の入出力比の補正がなされる。補正に必要なデータは感
光体ドラム20上に形成されたパッチの濃度を濃度検出
センサ28(検出手段)で検出することによって作成さ
れるが、その具体的な作成方法については後に詳述す
る。
【0026】このようにして第2ガンマ補正65が終了
した画像データは、D/A変換器68でアナログデータ
に変換された後、比較器69で三角波発生器70から送
出される所定周期の信号と比較され、パルス幅変調によ
る二値の画像データに変換される。具体的には、図4に
示すように、入力されたアナログ画像データを三角波と
比較し、アナログ画像データが三角波より大きい部分を
「0」、小さい部分を「1」として画像データの二値化
を行っている。そして、この二値画像データは光学部の
レーザドライバ71に送られ、画像データが「0」の時
にROS228の半導体レーザ228aがオフ操作さ
れ、画像データが「1」の時にオン操作される。
【0027】また、画像処理部には、感光体ドラム20
上にパッチを形成する際にその画像信号を発生するパッ
チ信号発生手段72(パッチ作成手段)が設けられてお
り、コントローラ74(主制御手段)の制御信号に応じ
て画像面積率の異なる数種類のパッチデータを生成す
る。前述のアナログ画像データ及びパッチデータはコン
トローラ74によって制御されるセレクタ73に入力さ
れ、いずれか一方のデータのみが上記比較器69で三角
波と比較されて二値化される。
【0028】一方、画像形成部には、電位計27及び濃
度検出センサ28の検出信号に基づいて感光体ドラム上
20に形成されるトナー像の濃度を一定に制御するため
のコントローラ74、このコントローラ74の制御信号
に応じて帯電器21のグリッド電圧VGを変更する帯電
器制御部75(変更手段)、やはりコントローラ74の
制御信号に応じてロータリー現像ユニット23の各現像
器に印加する現像バイアス電圧VBを変更する現像バイ
アス制御部76(変更手段)が設けられている。また、
ロータリー現像ユニット23の各現像器に対してはトナ
ー供給装置77(変更手段)が接続されており、コント
ローラ74の制御信号に応じてトナー補給が行われるよ
うになっている。更に、上記コントローラ74は光学部
のレーザ光量制御部78(変更手段)に対しても制御信
号を送出しており、レーザドライバ71を介して半導体
レーザ228aの発光量が調整されるようになってい
る。
【0029】図5は、このカラー複写機の濃度制御に関
する動作をフローチャートによって示したものである。
まず、濃度制御が必要が否かかを判断し(S101)、
必要なければ通常の画像形成を行なう(S102)。濃
度制御が必要な場合には濃度制御用パッチ1を作成し
(S103)、そのパッチ1を検出し(S104)、濃
度制御を施し(S105)、S101のステップへ戻
る。以下、各ステップについて説明する。
【0030】まず、S101においては濃度制御が必要
か否か判断するものであるが、画像濃度の制御は大きく
分けて、複写機の電源投入時あるいは既に電源が投入さ
れていてもコピージョブが所定時間以上行われなかった
時に行われる初期設定制御と、コピージョブ開始後に所
定のコピー枚数毎(例えば、20コピー)に行われる再
設定制御とに分類される。前者の初期設定制御は長時間
複写機を放置した際の温度・湿度等の環境変化によって
画像濃度が目標とする濃度から大きく外れるのを防止す
ることを目的としており、係る制御が必要か否かは定着
器50の温度等に基づいて判断される。一方、後者の再
設定制御はコピージョブの開始に伴う現像器23内のト
ナーの帯電率の変化によって画像濃度が変動するのを防
止することを目的として行われる。
【0031】S102では通常の画像形成を行なう。ユ
ーザーがコピーのスタートスイッチを操作すると、原稿
222の走査がなされ、感光体ドラム20上にはブラッ
クKに対応した静電潜像の書き込みが行われる。一方、
ロータリー現像ユニット23ではブラック現像器23K
が感光体ドラム20との対向位置に設定され、上記静電
潜像はブラック現像器23Kによってその書き込みタイ
ミングから少し遅れて現像される。そして、このように
して形成されたブラックKのトナー像は、転写ドラム3
1に保持された記録シート30に転写される。また、ブ
ラック現像器23Kによる現像工程が終了すると、転写
ドラム31が1回転サイクルを終了する迄の間に現像器
の交換が行われ、ロータリ現像ユニット23の90°回
転によってイエロー現像器23Yが感光体ドラム20と
の対向位置に設定される。
【0032】以降は転写ドラム31の1回転サイクル毎
にこれら動作が繰り返され、その度毎にイエローY、マ
ゼンタM及びシアンCのトナー像が感光体ドラム20か
ら転写ドラム31に保持された記録シート30に転写さ
れ、記録シート30上には4色のトナー像による重ね合
わせトナー像が形成される。そして、シアンCのトナー
像の転写が終了した記録シート30はそのまま転写ドラ
ム31から剥離され、定着器50を経て排出トレイ56
に排出され、画像形成が終了する。
【0033】S103ではパッチ1の作成を行なう。コ
ントローラ74はパッチ信号発生手段72に対してパッ
チデータの発生を要求し、第2セレクタ73に対しては
パッチデータの選択を要求する。これにより、パッチデ
ータは二値化されてレーザドライバ71に供給され、既
に説明した通常の画像形成プロセスと同様にして感光体
ドラム20上にパッチ1が形成される。このとき、コン
トローラ74はまず、画像面積率(Cin)100%の黒
トナーによるベース層を形成するためのデータをパッチ
信号発生手段に要求し、感光体上に形成された静電潜像
はブラック現像器23Kによって現像される。次に、コ
ントローラ74はCIN0%、5%、、10%、15%、
30%及び50%のパッチデータの発生を順次要求し、
感光体ドラム20上に形成されたこれらの静電潜像をカ
ラー現像器、例えばイエロー現像器23Yによって現像
される。ここで、画像面積率の低いパッチ1を画像面積
率の高いパッチ1よりも多く形成したのは、記録画像の
再現性には低濃度部(ハイライト部)の再現性が重要で
あり、低濃度部の画像濃度制御に重点を置く必要性が高
いからである。
【0034】このようにして形成したパッチ1が図1
(a)に示したものである。それらのうち、色トナー1
2CIN50%のパッチ1を拡大したものが図6(a)で
ある。本実施例においては、CIN100%の黒トナー1
1によるベース層の上に色トナー12CIN50%、10
0〜400[線/inch]、つまり254〜63.5
[μm]の万線、又はドットスクーンの色トナー12に
よる表面層を形成してなるものであるが、例えば図6
(b)に示すように、色トナー12CIN50%、100
〜400[線/inch]の万線、又はドットスクーン
の間に、黒トナー11CIN50%、100〜400[線
/inch]の万線、又はドットスクーンを形成するも
のであってもよい。なお、図6(b)のようなパッチ1
を作成する場合には、黒トナー11が色トナー12を被
い正確な濃度検出ができなくなることを避けるため、実
際には黒トナー11のCINを50%よりも少なめに設定
することが望ましい。
【0035】S104ではパッチ1の濃度検出を行な
う。図7は濃度検出センサ28の構成とパッチ1との関
係を示すものである。この濃度検出センサ28は、発光
素子と受光素子とからなる光学的濃度センサであり、発
光素子からの光をパッチ1に照射し、その反射光を受光
素子で検出して電気信号に変換して増幅するように構成
されている。ここで、発光素子としてはLED、受光素
子としてはフォトダイオード、フォトトランジスタ等を
使用することができる。なお、濃度検出センサ28から
パッチ1までの距離は3〜10mm、検出サイズである
アパーチャサイズはφ2〜8mmとして検出を行なって
いる。
【0036】このような濃度検出センサでパッチの濃度
を検出する際、本実施例ではバッチが図5(a)又は
(b)のように構成されているため、黒トナー11が発
光素子からの照射光を殆ど吸収するとともに画像担持体
からの僅かな反射光も殆ど吸収してしまうため、画像担
持体の反射率に影響されず、純粋な色トナー12からの
拡散光を受光素子が受光することができ、正確なトナー
濃度検出を行なうことができる。例えば、図5に示した
色トナー12CIN50%のパッチ1の反射光量V patch
(CIN50%)を検出する場合を説明する。V
patch (CIN50%)=V color (Cin100%)×
0.5+Vblack (Cin100%)×0.5となる。こ
れら、Vcolor (Cin100%)、Vblack (Cin10
0%)は共に画像担持体の影響を受けず、安定してい
る。一方、図13(a)に示したような従来のV patch
50%は、Vpatch (CIN50%)=Vcolor (Cin
00%)×0.5+VP/R ×0.5となる。これは、V
patch (CIN50%)が画像担持体の経時的変化、ロッ
ト間格差、表面精度むら等によって変動する画像担持体
の反射光量VP/R に影響されることを示している。
【0037】また、本実施例ではVcolor (Cin100
%)とVblack (Cin100%)との差が大きいため、
patch 、反射率R(=Vpatch /Vcolor (Cin10
0%))に含まれる誤差が相対的に小さくなる。図8
は、実験により濃度検出面におけるトナー量を変化させ
た場合の反射率の変化を示すグラフである。本発明実施
例による反射率R(Vpatch /Vcolor (Cin100
%))は従来の反射率R’(=Vpatch /VP/R )に比
べてYMCのいずれの色においても高いことが分かる。
これは、Vblack (Cin100%)とVcolor (Cin
00%)とは常に異なるものであるのに対し、画像担持
体の種類等によってはVP/R とVcolor (C in100
%)とは近似するためである。
【0038】これらのように、本実施例では濃度検出を
正確に行なうことができるため、後述の濃度制御(S1
05)もより効果的に行なうことができる。
【0039】S105ではS104において検出したパ
ッチ1の濃度に基づいて濃度制御を行なう。濃度制御は
トナー濃度を決定する各種のパラメータを制御するもの
であればどのようなものであってもよく、例えば潜像形
成帯電量、現像バイアス電圧、潜像形成光量、現像トナ
ー濃度、電子データ補正量等を制御するもの等が挙げら
れる。本実施例では、濃度制御の例として以下の二例に
ついて説明するが、無論本発明の適用がこれらの制御に
限定されるものではない。
【0040】濃度制御例1 コントローラ74は濃度検出センサ28の検出信号から
各パッチ1の出力濃度を読み取り、この値を予め定めて
おいた各Cinにおける基準濃度と比較する。そして、各
パッチ1の出力濃度と上記基準濃度との濃度差を算出
し、この濃度差に基づいて以下に示すテーブル(表1)
からCinの補正データを作成する。
【0041】
【表1】
【0042】表1中において、各Cinについて掲げられ
ている数値は補正後の画像面積率を示す階調数である。
すなわち、この複写機では画像信号が8ビットのデジタ
ル信号として第2ガンマ補正65に入力されるので、画
像濃度に関するその階調数は0〜255までの256階
調であり、画像面積率50%の画像信号が第2ガンマ補
正65に入力される場合にその階調数は128、画像面
積率100%の画像信号が入力される場合にその階調数
は255である。
【0043】この表1はCinに応じた階調数で第2ガン
マ補正65に入力される画像信号の補正階調数を示して
おり、濃度差3〜−3の場合は入力階調数と補正階調数
が同一となる。また、負の値の濃度差はパッチ1の濃度
が基準濃度よりも薄かったことを示しており、その値が
大きくなるにつれて補正階調数は大きくなる。一方、正
の値の濃度差はパッチ1の濃度が基準濃度よりも濃かっ
たことを示しており、その値が大きくなるにつれて補正
階調数は小さくなる。
【0044】従って、Cin=0%のパッチ1の濃度差が
4であったとすれば、コントローラ74は補正階調数−
5を選択し、Cin=30%のパッチ1の濃度差が−6で
あったとすれば、コントローラ74は補正階調数69を
選択する。但し、前述のように階調数は0〜255なの
で、選択された補正階調数が0未満の場合は0へ、25
6以上の場合は255へ変換される。そして、このよう
な手順により、コントローラ74は各パッチ1の画像面
積率における補正値を選択する。
【0045】尚、本実施例ではCin=100%のパッチ
1を形成しなかったが、係るパッチ1は濃度検出センサ
で正確に濃度を検出することができず、また、高濃度部
の濃度差は中濃度部の濃度差と略比例関係にあることが
実験的に把握されているので、ここではCin=50%の
パッチ1の濃度差をCin=100%のパッチ1の濃度差
として用いた。
【0046】パッチ1の各画像面積率について補正値の
選択が終了したならば、コントローラ74は係る数点の
補正値を用い、パッチ1を形成しなかった画像面積率
(入力階調数)についての補間値を決定する。ここで、
コントローラ74が各パッチ1の画像面積率について以
下の表2に示すような補正値を選択していると仮定す
る。
【0047】
【表2】
【0048】すなわち、上段の画像面積率を有する画像
信号が第2ガンマ補正65に入力されると、その出力階
調数は下段に示す階調数に補正されるのであるが、図9
はこの関係をプロットしたグラフである。補間値の決定
に当たっては、コントローラ74がグラフ上に示された
補正値から破線で示す正規曲線をスプライン補間等によ
って演算し、これによって補間値を決定するのが理想的
である。しかし、係る演算は複雑であり長時間を要する
ことから、図10のグラフ(実線)に示すがように、互
いに隣接する補正値の間の補間値を一次近似により演算
することとした。
【0049】そして、以上の手順によって補正値及び補
間値からなる補正データの作成が終了すると、コントロ
ーラ74は係る補正データを第2ガンマ補正65にセッ
トする。尚、このような補正データの作成はY,M,C
の全ての色について繰り返し行われ、その度毎に感光体
ドラム20上には画像面積率の異なる複数のパッチ1が
繰り返し形成される。
【0050】これにより、初期設定モードが終了して実
際にコピージョブがスタートすると、第2ガンマ補正に
入力された画像信号の階調数は図10のグラフ(実線)
のように補正されることとなり、長時間複写機を放置し
たことによる環境変動に拘わらず、所望する出力濃度の
記録画像をファーストコピーから得ることができる。
【0051】濃度制御例2 次に、画像濃度制御の第二の例について説明する。この
実施例では算出した濃度差に基づいて画像信号の階調数
を補正するのではなく、感光体ドラム20上における静
電潜像のコントラスト電位を補正するようにした。この
ため、先ずは算出した各パッチ1の濃度差の平均値を求
め、以下の表4から感光体ドラム上における目標暗電位
HS、目標露光部電位VLS、現像バイアス電位VBを決
定する。例えば、各パッチ1の濃度差の平均値が4であ
れば、目標暗電位VHS=600V、目標露光部電位VLS
=200V、現像バイアス電位VB=450Vとなる。
【0052】
【表3】
【0053】次に、コントローラ74は図11に示すフ
ローチャートに従い、選択した目標暗電位VHSと目標露
光部電位VLSを実現するための帯電器21のグリッド電
位V GS、ROS228のレーザ光量LDSを決定する。
【0054】フローチャートに沿って説明すると、先
ず、コントローラ74は帯電器制御部75に制御信号を
送出し、異なるグリッド電圧VG1、VG2で感光体ドラム
20を帯電させる。そして、電位計27を用いてその時
の暗電位VH1、VH2を測定し(ST1)、目標暗電位V
HSを得るのに必要なグリッド電位VGSを以下の式で計算
する(ST2)。
【0055】
【数1】
【0056】次に、ST2で求めたグリッド電位VGS
用いて感光体ドラム20を帯電させる一方、コントロー
ラ74はパッチ信号発生手段72に対してパッチデータ
の発生を要求する。これにより、パッチデータは二値化
されてレーザドライバ71に供給され、感光体ドラム2
0上にはパッチデータに対応した静電潜像が形成され
る。このとき、コントローラ74はレーザ光量制御部7
8に対して制御信号を送出し、二通りのレーザ光量
D1、LD2を用いてROS22に感光体ドラム20を露
光させる。そして、電位計27を用いて各々のパッチ1
について露光部電位V L1、VL2を測定し(ST3)、目
標露光部電位VLSを得るのに必要なレーザ光量LDSを以
下の式で計算する(ST4)。
【0057】
【数2】
【0058】そして、このようにして算出されたグリッ
ド電位VGSを帯電器制御部75へ、レーザ光量LDSをレ
ーザ光量制御部78へ、現像バイアス電位VBを現像バ
イアス制御部76へ夫々設定し(ST5)、初期設定モ
ードは終了する。尚、このようなグリッド電位VGS、レ
ーザ光量LDS、現像バイアス電位VBの決定はY,M,
C,Kの全ての色について繰り返し行われ、後にコピー
ジョブがスタートしたならば、Y,M,C,Kの各色ト
ナー12像を作成する度毎にVGS、LDS、VBが切り替
えられる。また、いずれか一色についてのみVGS
DS、VBを決定し、その値を全ての色について適用し
ても構わない。
【0059】以上、このようにして濃度制御に関する動
作が行なわれる
【0060】なお、本実施例では本発明を適用すること
ができる画像形成装置としてカラー複写機を例に挙げて
説明したが、例えば図12に示すようなネットワークを
介してパーソナルコンピュータ(PC)のプリンタとし
ても機能する画像形成装置にも適用することができる。
また、PCからページ記述言語により画像形成信号が送
られる場合には、ネットワークの通信量負荷を低減する
ことができ、その場合には画像形成装置側にページ記述
言語をビットマップ・データに展開するイメージャ装置
を設ければよい。
【0061】また、本実施例では拡散反射光量を検出し
て制御を行なう例について説明したが、本発明はこれに
限定されず、正反射光量を検出するものにも適用するこ
とができる。一般に、正反射光を検出するためにはレン
ズ、絞り等によって光軸を絞り、発光、受光の指向性を
強めると共に、受光位置決めにも正確性を要する。一
方、拡散光を検出する場合には受光位置は正反射光をし
ない位置に決定すればよい。したがって、拡散反射光量
を検出するか正反射光量を検出するかは、これらの特徴
とパッチなどの被検出体の正反射光量、拡散反射光量の
大きさ等を考慮して適宜選択することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明ではパ
ッチを黒トナーによるベース層とそのベース層上に色ト
ナーによるパッチ層を形成して作成するため、又は色ト
ナーによる濃度制御用パッチを作成し、その濃度制御用
パッチの色トナーがのっていない部分を黒トナーで現像
するため、パッチに照射された光のうち、色トナー部に
照射されたものについてはそのトナーの特性に応じて光
が反射するが、黒トナーに照射された光の殆どが黒トナ
ーに吸収され、画像担持体に達しないし、僅かに画像担
持体に達した光の反射光も黒トナーに吸収され、結果と
して黒トナーからの反射光はほとんどない。したがっ
て、パッチ全体の反射光としては純粋に色トナーからの
反射光のみを検出することができる。
【0063】また、得られたパッチからの反射光は画像
担持体の経時劣化等によって影響を受けず比較的安定し
た値となる。さらに、黒トナーにおける光の吸収性が色
トナーに比べれば非常に高いため、黒トナーと色トナー
との反射光量差、つまりVbl ack (Cin100%)−V
color (Cin100%)差が大きく、Vpatch 、反射率
Rに含まれる誤差が相対的に小さくなる。これらの作用
によって、本発明によれば色トナーの濃度検出をより正
確に行なうことができる。
【0064】また本発明では、画像担持体上に上記色ト
ナーによる最高濃度の基準パッチを作成し、上記パッチ
とその基準パッチとの濃度を比較して濃度を検出するた
め、画像担持体の経時劣化等によって影響を受けず一層
正確に色トナーの濃度検出を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかるパッチとその反射光量
との説明図である。
【図2】図2は、本発明を適用することが可能な画像形
成装置の一例の概略構成図である。
【図3】図3は、図2の画像形成装置の制御系を示すブ
ロック図である。
【図4】図4は、実施例における比較器の作用を示す説
明図である。
【図5】図5は、実施例における濃度制御動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】図6は、実施例におけるCIN50%のパッチを
拡大した説明図である。
【図7】図7は、濃度検出センサとその動作を示す説明
図である。
【図8】図8は、各検出面上のトナー量と反射率比を示
すグラフである。
【図9】図9は、濃度制御例1において決定された入力
階調数の補正値を示すグラフである。
【図10】図10は、濃度制御例1において決定された
入力階調数の補正データを示すグラフである。
【図11】図11は、濃度制御例2において、帯電器の
グリッド電位、ROSのレーザー光量を決定するための
手順を示すフローチャートである。
【図12】図12は、本発明を適用することが可能な複
合機の概略構成図である。
【図13】図13は、従来のパッチを示す説明図であ
る。
【図14】図14は、従来のパッチを使用した場合の各
種の反射率の示した説明図である。
【符号の説明】
1…濃度制御用パッチ、11…黒トナー、12…色トナ
ー、2…画像担持体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像担持体上に黒トナーによるベース層
    を形成する工程と、 そのベース層上に色トナーによるパッチ層を形成して濃
    度制御用パッチを作成する工程とを含むことを特徴とす
    るパッチの作成方法。
  2. 【請求項2】 画像担持体上に色トナーによる濃度制御
    用パッチを作成する工程と、その濃度制御用パッチの色
    トナーがのっていない部分を黒トナーで現像する工程と
    を含むことを特徴とするパッチの作成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の方法によ
    って濃度制御用パッチを作成する工程と、画像担持体上
    に上記色トナーによる最高濃度の基準パッチを作成する
    工程と、上記濃度制御用パッチと基準パッチとの濃度を
    比較して濃度を検出する工程とを含むことを特徴とする
    濃度検出方法。
  4. 【請求項4】 画像担持体上に濃度制御用パッチを作成
    するパッチ作成手段と、そのパッチの濃度を検出する検
    出手段と、画像濃度に影響を与えるパラメータを変更す
    る変更手段と、所定のタイミングで濃度制御用パッチを
    作成させその濃度制御用パッチの濃度を検出し検出した
    濃度と別途有する基準濃度とを比較し適切な画像濃度と
    なるように前記パラメータを変更するようにパッチ作成
    手段、検出手段、変更手段を制御する主制御手段とを有
    する画像形成装置において、 当該主制御手段が、画像担持体上に黒トナーによるベー
    ス層上に色トナーによるパッチ層を形成してなる濃度制
    御用パッチを作成させるようにパッチ作成手段を制御す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像担持体上に濃度制御用パッチを作成
    するパッチ作成手段と、そのパッチの濃度を検出する検
    出手段と、画像濃度に影響を与えるパラメータを変更す
    る変更手段と、所定のタイミングで濃度制御用パッチを
    作成させその濃度制御用パッチの濃度を検出し検出した
    濃度と別途有する基準濃度とを比較し適切な画像濃度と
    なるように前記パラメータを変更するようにパッチ作成
    手段、検出手段、変更手段を制御する主制御手段とを有
    する画像形成装置において、 当該主制御手段が、画像担持体上に色トナーによる濃度
    制御用パッチを作成し、その濃度制御用パッチの当該色
    トナーがのっていない部分を黒トナーで現像するように
    パッチ作成手段を制御することを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 上記主制御装置が画像担持体上に上記色
    トナーによる最高濃度の基準パッチを作成させるように
    パッチ作成手段を制御し、その基準パッチの濃度を上記
    基準濃度とすることを特徴とする請求項4又は請求項5
    に記載の画像形成装置。
JP10001864A 1998-01-07 1998-01-07 濃度制御用パッチ作成方法及びそれを利用した画像形成装置 Pending JPH11194576A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10001864A JPH11194576A (ja) 1998-01-07 1998-01-07 濃度制御用パッチ作成方法及びそれを利用した画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10001864A JPH11194576A (ja) 1998-01-07 1998-01-07 濃度制御用パッチ作成方法及びそれを利用した画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11194576A true JPH11194576A (ja) 1999-07-21

Family

ID=11513424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10001864A Pending JPH11194576A (ja) 1998-01-07 1998-01-07 濃度制御用パッチ作成方法及びそれを利用した画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11194576A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003050493A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Canon Inc 画像形成装置
US7398041B2 (en) * 2004-09-08 2008-07-08 Sharp Kabushiki Kaisha Color image forming apparatus using base-layer
EP1267215A3 (en) * 2001-06-07 2010-01-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus for controlling the image density of a toner image

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1267215A3 (en) * 2001-06-07 2010-01-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus for controlling the image density of a toner image
JP2003050493A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Canon Inc 画像形成装置
US7398041B2 (en) * 2004-09-08 2008-07-08 Sharp Kabushiki Kaisha Color image forming apparatus using base-layer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11592773B2 (en) Image forming apparatus that corrects density uneveness in a main scanning direction
US7538918B2 (en) Toner image forming apparatus including gradation control
JP2011048366A (ja) 静電電圧計に基づく検知を用いたバンディング補正のための方法およびシステム
US8194299B2 (en) Image forming apparatus and image quality adjustment method of image forming apparatus
US20180129154A1 (en) Image forming apparatus
JP2004220030A (ja) トナー濃度センサの較正方法及び較正システム
JP3430702B2 (ja) 画像濃度制御方法及びその装置
JPH11112810A (ja) 画像形成装置及びその制御方法及び記憶媒体
JP3372881B2 (ja) 画像形成装置
JP3479447B2 (ja) 画像形成装置の画質補償装置
JPH11194576A (ja) 濃度制御用パッチ作成方法及びそれを利用した画像形成装置
JP3360449B2 (ja) 画像濃度制御装置
JPH05153397A (ja) 画像形成装置
JP2001066837A (ja) 画像形成装置
JPH0514729A (ja) デジタル画像形成装置
JP3561395B2 (ja) 画像形成装置
JPH08171242A (ja) 画像形成装置
JP2000172027A (ja) 画像形成装置
JP2001034019A (ja) 画像形成装置
JPH096191A (ja) 画像形成装置
JP2005017514A (ja) 画像形成装置
JP2007088920A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2006201556A (ja) 画像形成装置
JPH06266223A (ja) 現像剤ライフ判定法およびカブリ補正法
JPH09172545A (ja) 画像形成方法とその画像形成装置